JP5389305B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車両の前照灯として用いられるメタルハライドランプ等の放電灯、ならびに屋内外施設および工場等における照明灯および街灯等として用いられる放電灯の点灯を制御する放電灯点灯装置に関するものである。
放電灯の点灯電力は規格化されており、放電灯点灯装置は規定の電力を出力するために、一般的には出力電力フィードバック(以下、F/B)方式または出力電流F/B方式を採用してDC/DCコンバータの駆動をDuty制御している。この際、放電灯の点灯前、または立ち消え時には電流が流れないため、出力電力または出力電流のF/BではDutyが増加し、昇圧する。昇圧は放電灯の電極間を絶縁破壊するために必要ではあるが、際限なく昇圧するとDC/DCコンバータ、DC/ACインバータ等を構成している部品の定格電圧を超えてしまい、放電灯装置の故障に繋がる。
そこで、放電灯が点灯する前の無負荷時出力電圧(OCV;Open Circuit Voltage)を、放電灯を点灯可能で、かつ、部品の定格電圧に収まる任意の電圧(以下、OCV制限値)に制限する必要がある。一般的には出力電圧がOCV制限値を超えたらDutyを低下し、Duty低下によりOCV制限値を下回ったら前記F/Bにより再昇圧し、以下その繰り返しでOCV制限値に保つという制御方式が採られていた。
また、DC/DCコンバータへの入力電圧が低いときに定格出力電力を出力しようとした場合、入力電流が増加することになる。例えば車載用の放電灯点灯装置において、車載バッテリの電流容量、車両側にヒューズが装備されている場合を考慮すると、入力電流にも制限値がある。従って、低入力電圧時に出力電力が定格より低くなったとしても、入力電流を制限値に保つ方が望ましい。この場合にも、前記のOCV制限と同様の方法で、入力電流が入力電流制限値を超えたらDutyを低下して出力電力を低下し、Duty低下により入力電流制限値を下回ったら前記F/Bにより出力電力を増加し、以下その繰り返しで入力電流制限値に保つという制御方式が採られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−8087号公報
従来の放電灯点灯装置は以上のように構成されているので、Dutyの低下と増加を繰り返すことによりDutyが発振し、それに伴い出力電力も発振し、ノイズに悪影響を及ぼすという課題があった。特に安価な制御回路にするためにF/B周期を遅くするほど、F/Bの遅れも大きくなり、発振のPeak−to−Peakも増加して、安定した制御が困難になる。
また、制限値を超えるまではDutyを低下しないという制御方式の性質上、目標値に対する出力値のオーバーシュートが発生するという課題もあった。オーバーシュートが大きいと、部品の定格を上回り、部品を破壊する可能性がある。そのため、オーバーシュートを見越して部品の定格を高めに設定しておく必要があり、部品のコストが増額する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、出力電流F/Bまたは出力電力F/BによりDuty制御を行いつつ、OCV制限値または入力電流制限値に制限する機能を併せ持つ場合に、制限中のDutyの発振を防止して出力値の発振を防ぐと共に出力値のオーバーシュートを抑制し、安定した制御を行う放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
この発明に係る放電灯点灯装置は、DC電源から供給される電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの出力を交流矩形波に変換し放電灯に供給するDC/ACインバータと、放電灯に印加する出力電圧を検出する出力電圧検出部と、放電灯に流れる出力電流を検出する出力電流検出部と、出力電圧検出部の検出する出力電圧または出力電流検出部の出力する出力電流をフィードバックしてDuty制御を行い、放電灯へ適正な電力が供給されるようにDC/DCコンバータを駆動する制御部とを備え、制御部は、出力電圧>出力電圧フィードバック切替判定値となる第1判定条件を満たさない場合、出力電流をフィードバックして所定の目標電流を維持するようDuty制御を行い、当該第1判定条件を満たす場合、出力電圧をフィードバックして所定のOCV制限値を維持するようDuty制御を行い、出力電圧がDC/DCコンバータの駆動開始から出力電圧フィードバック切替判定値を超えるまで、出力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、出力電圧が出力電圧フィードバック切替判定値を超えると、出力電圧のフィードバックによるDuty制御に切り替え、放電灯の点灯により出力電圧が低下して出力電圧フィードバック切替判定値以下になると、出力電流のフィードバックによるDuty制御に戻すようにしたものである。
この発明によれば、出力電圧>出力電圧フィードバック切替判定値となる第1判定条件を境界にして、出力電流をフィードバックして目標電流を維持するDuty制御と、出力電圧をフィードバックしてOCV制限値を維持するDuty制御とを切り替えるようにしたので、放電灯点灯前の昇圧時に出力電流のフィードバックから出力電圧のフィードバックに切り替えて、出力電圧を無負荷時出力電圧制限値に維持することができる。よって、Dutyと出力電圧の発振を抑制すると共に出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。発振を抑制できるので、フィードバック周期の遅い安価な回路構成でも安定した制御が可能な放電灯点灯装置を提供することができる。さらに、オーバーシュートを抑制できるので、部品の破壊を防止し、かつ、部品の定格を高めに設定する必要がないのでコストダウンを図ることができる。
この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 図3のフローチャートに従って制御部が動作した場合のグラフであり、図4(a)に出力電圧、図4(b)にDutyの経時変化を示す。 従来の出力電流F/BによるDuty制御のグラフであり、図5(a)に出力電圧の経時変化を、図5(b)にDutyの経時変化を示す。 この発明の実施の形態2にかかる放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 図8のフローチャートに従って制御部が動作した場合のグラフであり、図9(a)に入力電流、図9(b)に出力電流、図9(c)にDutyの経時変化を示す。 図9の入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わる部分を拡大したグラフであり、図10(a)に入力電流、図10(b)に出力電流、図10(c)にDutyの経時変化を示す。 第2判定条件を入力電流≧入力電流制限値に設定した場合のグラフであり、図11(a)に入力電流、図11(b)にDutyの経時変化を示す。 第2判定条件を入力電流≧入力電流制限値より小さい入力電流F/B切替判定値に設定した場合のグラフであり、図12(a)に入力電流、図12(b)にDutyの経時変化を示す。 実施の形態2に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 図13のフローチャートに従って制御部が動作した場合のグラフであり、図14(a)に入力電流、図14(b)に出力電流、図14(c)にDutyの経時変化を示す。 図14の入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わる部分を拡大したグラフであり、図15(a)に入力電流、図15(b)に出力電流、図15(c)にDutyの経時変化を示す。 この発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態7に係る放電灯点灯装置の制御部の動作例を示すフローチャートである。 第2判定条件を入力電流≧入力電流制限値に設定した場合の入力電流の経時変化を示すグラフである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示すように、実施の形態1に係る放電灯点灯装置1は、DC電源11から供給される電圧を利用して放電灯14を点灯する装置であり、DC/DCコンバータ2、出力電圧検出部3、出力電流検出部4、DC/ACインバータ5、制御部6およびPWM出力部7を備える。図示例では放電灯点灯装置1が外部のイグナイタ13と接続しているが、放電灯点灯装置1の内部にイグナイタ13を備える構成であってもよい。また、DC電源11は、放電灯点灯装置1に直流電圧を供給する電源であり、ライティングスイッチ(以下、ライティングSW)12によって放電灯点灯装置1への直流電圧が供給または遮断される。例えば放電灯14が車両の前照灯である場合、放電灯点灯装置1はDC電源11として車載バッテリを使用する。
DC/DCコンバータ2は、PWM出力部7から入力される矩形波状のPWM(Pulse Width Modulation)信号に応じてスイッチング素子をオンオフ駆動し、DC電源11から供給される電圧をトランスで昇圧し、整流し平滑して出力する。PWM出力部7は、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子をオンオフ駆動するためのドライブ回路である。
DC/ACインバータ5は、4個のスイッチング素子をH形に配置したHブリッジ回路であり、DC/DCコンバータ2の出力を交流矩形波に変換する。DC/ACインバータ5で直流−交流変換した電力は、イグナイタ13を介して放電灯14へ供給される。
イグナイタ13は、放電灯14を点灯始動するための始動回路であり、DC/ACインバータ5の出力する交流電圧に高電圧パルスを重畳して、放電灯14に供給する。これにより、放電灯14の電極間が絶縁破壊されて放電が始まり、突入電流が流れ、発光する。
出力電圧検出部3は、DC/DCコンバータ2の出力する電圧を検出し、制御部6へ入力する。出力電流検出部4は、放電灯14に流れた電流を検出し、制御部6へ入力する。
制御部6は、出力電圧検出部3の検出する出力電圧をF/Bするか、または出力電流検出部4の検出する出力電流をF/Bするかして、DC/DCコンバータ2のスイッチング動作を制御するDutyを求める。そして、PWM出力部7が三角波をDuty値でスライスした矩形波にして、PWM信号としてDC/DCコンバータ2へ出力する。
ここで、制御部6の動作を説明する。
図2は制御部6の基本的な動作を示すフローチャートであり、制御部6はF/B周期毎に動作を繰り返す。この動作例では、任意の第1判定条件を境界にして、目標電流を維持するように出力電流をF/BするDuty制御と、OCV制限値を維持するように出力電圧をF/BするDuty制御とを切り替える。
OCV制限値は、先立って説明したように、放電灯14を点灯する前に放電灯14に供給されるべきOCV(無負荷時出力電圧)の制限値である。目標電流は、放電灯14のバルブ電圧と定格電力とから求められる電流値である。放電灯14に供給される適正な電力は、点灯始動時は放電灯14の定格電力より大きい点灯電力であり、その後、定格電力まで徐々に減少され、定格電力に至ると定電力で安定点灯する。従って、目標電流は時間と共に変化し、点灯初期は高い値から始まり、バルブ電圧の増加に伴い低下し、低い値で一定となる。
ステップST1において、制御部6は、出力電圧検出部3の検出する出力電圧が第1判定条件を満たすか否か判定する。
第1判定条件を満たさない場合(ステップST1“NO”)、制御部6は目標電流を維持するように出力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST2〜ST4)。出力電流F/Bにおいて、制御部6は、出力電流検出部4の検出する出力電流が目標電流より大きい場合(ステップST2“YES”)、Dutyを低下し(ステップST3)、DC/DCコンバータ2の出力電流を低下させて目標電流に近づける。一方、出力電流が目標電流以下の場合(ステップST2“NO”)、Dutyを上昇し(ステップST4)、DC/DCコンバータ2の出力電流を上昇させて目標電流に近づける。
他方、第1判定条件を満たす場合(ステップST1“YES”)、制御部6はOCV制限値を維持するように出力電圧F/BによるDuty制御を行う(ステップST5〜ST7)。出力電圧F/Bにおいて、制御部6は、出力電圧検出部3の検出する出力電圧がOCV制限値より大きい場合(ステップST5“YES”)、Dutyを低下し(ステップST6)、DC/DCコンバータ2の出力電圧を低下させてOCV制限値に近づける。一方、出力電圧がOCV制限値以下の場合(ステップST5“NO”)、Dutyを上昇し(ステップST7)、DC/DCコンバータ2の出力電圧を上昇させてOCV制限値に近づける。
以下、第1判定条件の例を挙げて、制御部6の具体的な動作を説明する。
(1)第1判定条件として出力電圧F/B切替判定値を用いる場合
図3は、制御部6の動作を示すフローチャートである。この動作例の場合、制御部6には、出力電圧F/B切替判定値として、バルブ電圧の動作範囲上限値より大きく、かつ、OCV制限値より小さい任意の電圧値が設定されている。そして、第1判定条件として、「出力電圧>出力電圧F/B切替判定値」が設定されている。
ステップST1aにおいて、制御部6は、出力電圧検出部3の検出する出力電圧を出力電圧F/B切替判定値と比較し、出力電圧が出力電圧F/B切替判定値以下の場合(ステップST1a“NO”)、出力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST2〜ST4)。他方、出力電圧が出力電圧F/B切替判定値より大きい場合(ステップST1a“YES”)、出力電圧F/BによるDuty制御を行う(ステップST5〜ST7)。
図3に示すフローチャートに従って制御部6が動作した場合の、出力電圧の経時変化のグラフを図4(a)に示し、Dutyの経時変化のグラフを図4(b)に示す。
DC/DCコンバータ2の駆動開始時は出力電圧が低いので、制御部6は出力電流F/BによるDuty制御を行う。放電灯14の点灯前は、電極間に放電が生じておらず電流が流れないため、出力電流F/BによるDuty上昇に伴い出力電圧が昇圧し、出力電圧F/B切替判定値を超えると出力電圧F/Bに切り替わる。よって、点灯前は出力電圧をフィードバックしてOCV制限値に保つことができる。また、点灯中に放電灯14が立ち消えた場合も、放電灯14に電流が流れなくなるので昇圧し、出力電圧F/B切替判定値を超えて出力電圧F/Bに切り替わるので、出力電圧をOCV制限値に保つことができる。
また、出力電圧F/BによりOCV制限値を維持し続けたとして、点灯すれば放電灯14に電流が流れて、出力電圧がバルブ電圧相当に低下するので、点灯後に出力電圧が出力電圧F/B切替判定値を下回って出力電流F/Bに切り替わる。よって、点灯後は出力電流をフィードバックして目標電流に保つことができる。
このように、DC/DCコンバータ2を駆動してからの昇圧時および点灯時の出力電圧の変化によってF/Bモードの切り替えを判定するようにしたことで、放電灯14がいかなる状態の場合にもF/Bモードを適切に切り替えることができる。そして、出力電圧F/Bにより出力電圧をOCV制限値に保つことができるので、発振することなく安定してDutyと出力電圧を制御することが可能になる。そのため、制御部6を、特にF/B周期の遅い安価な構成にしても、安定した制御ができ、コストダウンを図ることができる。
なお、出力電圧検出部3は、放電灯14の電力制御を行う上で必要な回路であり、従来一般の放電灯点灯装置が備えているものである。本実施の形態1ではそれを流用してF/Bモードの切り替えを判定するので、判定のために新たな回路を設ける必要がなく、そのためのコストアップが無いこともメリットの一つである。
これに対し、従来の、出力電流F/BのDuty制御による出力電圧の経時変化のグラフを図5(a)に示し、Dutyの経時変化のグラフを図5(b)に示す。従来は、出力電圧がOCV制限値を超えたらDutyを一定量低下し、このDuty低下によりOCV制限値を下回ったら出力電流F/BによりDutyを増加して再昇圧し、以下その繰り返しでOCV制限値に保つように制御していた。そのため、Dutyが発振し、出力電圧もOCV制限値付近で発振し、ノイズに悪影響を及ぼす等の問題が生じてしまう。また、安価な制御回路にするためにF/B周期を遅くするほど、F/Bの遅れも大きくなり、発振のPeak−to−Peakも増加して、安定した制御が困難となる。
また、下記(2)、(3)の構成にした場合も、F/Bモードを適切に切り替えてDuty制御することが困難である。
(2)参考例:第1判定条件として、DC/DCコンバータ2を駆動してからの時間を用いる場合
F/Bモードを切り替える判定基準として仮にDC/DCコンバータ2を駆動してからの時間を用いた場合、昇圧してから点灯するまでの時間は、入力電圧およびDC/DCコンバータ2の効率、放電灯14の電極間のブレイク電圧のばらつき等により不定になるので、昇圧時間に達したか否かで出力電流F/Bと出力電圧F/Bとを切り替えることは困難である。
(3)参考例:第1判定条件として、放電灯14の状態を検出する場合
何らかの検出手段を用いて放電灯14の点灯前の昇圧状態か放電灯14の点灯状態かを判定して、昇圧状態では出力電圧F/B、点灯状態では出力電流F/Bといったように状態に応じてF/Bモードを切り替える場合、点灯中に放電灯14が立ち消えると、電極間に電流が流れないので昇圧するが、状態変化は検出されず出力電流F/Bが継続されるので、出力電圧をOCV制限値に保つことができない。
なお、上記(1)の説明では、出力電圧F/B切替判定値を、バルブ電圧の動作範囲上限値より大きく、かつ、OCV制限値より小さい電圧値に設定したが、これに限定されるものではなく任意の電圧値に設定してもよい。
ただし、「バルブ電圧の動作範囲上限値<出力電圧F/B切替判定値」にすることで、バルブ電圧の上昇による誤動作を防止することができる。
例えば、出力電圧F/B切替判定値が低すぎるとバルブ電圧範囲と競合し、バルブ電圧で安定点灯中に出力電流F/Bから出力電圧F/Bに誤切替し、OCV制限値まで昇圧しようとDutyを増加してしまう場合がある。また、放電灯14が点灯して出力電圧が低下したとき、出力電圧F/Bから出力電流F/Bへの切り替えが遅れることとなり、切り替えまでの間Dutyが増加し点灯時の突入電流が増加する場合がある。電流増加は、DC/DCコンバータ2およびDC/ACインバータ5等の部品への過負荷になる。
また、バルブ電圧の動作範囲上限値とするのは、バルブ電圧が初期の個体差、メーカによる差、経年劣化等によりばらつくためである。そこで、それらばらつきを考慮してバルブ電圧の動作範囲を推測し、出力電圧F/B切替判定値を推測した動作範囲より高く設定しておくことが好ましい。これにより、誤判定することなくF/Bモードを切り替えることが可能になる。
また、「出力電圧F/B切替判定値<OCV制限値」にすることで、出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。
例えば、「出力電圧F/B切替判定値=OCV制限値」に設定した場合、F/Bに遅れがあるので、出力電流F/Bにより昇圧しOCV制限値を超えてから出力電圧F/Bに切り替わる。そして、出力電圧をOCV制限値に合わせようとDutyを低下する。従って、遅れの分だけオーバーシュートしてしまい(図4(a)に一点鎖線で示す)、DC/DCコンバータ2およびDC/ACインバータ5等の部品への過負担になる。
そこで、F/Bの遅れを見越して、出力電圧F/B切替判定値をOCV制限値より充分に低い値に設定することにより、オーバーシュートを抑制し、部品への負担を減らして破壊を防止すると共に、部品の定格を下げてコストダウンが可能になる。
以上より、実施の形態1によれば、放電灯点灯装置1は、DC電源11から供給される電圧を昇圧するDC/DCコンバータ2と、DC/DCコンバータ2の出力を交流矩形波に変換し放電灯14に供給するDC/ACインバータ5と、放電灯14に印加する出力電圧を検出する出力電圧検出部3と、放電灯14に流れる出力電流を検出する出力電流検出部4と、出力電圧検出部3の検出する出力電圧または出力電流検出部4の検出する出力電流をF/BしてDuty制御を行い放電灯14へ適正な電力が供給されるようにDC/DCコンバータ2を駆動する制御部6とを備え、制御部6は、第1判定条件を満たさない場合、出力電流F/Bにより目標電流を維持するようDuty制御を行い、この第1判定条件を満たす場合、出力電圧F/BによりOCV制限値を維持するようDuty制御を行う構成にした。これにより、放電灯14を点灯する昇圧時に出力電流F/Bから出力電圧F/Bに切り替えて、出力電圧をOCV制限値に維持することができる。よって、発振することなく安定してDutyと出力電圧を制御することが可能な放電灯点灯装置1を提供することができる。そのため、制御部6をF/B周期の遅い安価な回路構成にしても、安定した制御が可能となり、コストダウンできる。また、発振しないためにノイズも軽減できる。
また、実施の形態1によれば、第1判定条件として「出力電圧>出力電圧F/B切替判定値」が設定され、制御部6は、出力電圧がDC/DCコンバータ2の駆動開始から出力電圧F/B切替判定値を超えるまで、出力電流F/BによるDuty制御を行い、出力電圧が出力電圧F/B切替判定値を超えると、出力電圧F/BによるDuty制御に切り替え、放電灯14の点灯により出力電圧が低下して出力電圧F/B切替判定値以下になると、出力電流F/BによるDuty制御に戻すように構成した。このため、昇圧時および点灯時の出力電圧の変化に基づいてF/Bモードの切り替えを判定することで、昇圧時および点灯時、さらに点灯後のそれぞれの場合に適したF/Bモードに切り替えることができる。また、出力電圧検出部3は電力制御を行う上で必ず必要な回路であり、その回路を流用してF/Bモードの切替判定を行うのでコストアップする必要がない。
また、実施の形態1によれば、第1判定条件の出力電圧F/B切替判定値を、放電灯14のバルブ電圧の動作範囲の上限値より大きい値に設定したので、バルブ電圧の上昇に起因してバルブ電圧範囲と出力電圧F/B切替判定値が競合することを防ぎ、誤判定および誤切替を防止することができる。
また、実施の形態1によれば、第1判定条件の出力電圧F/B切替判定値を、出力電圧F/Bの目標値であるOCV制限値より小さい値に設定したので、オーバーシュートを抑制することができる。従って、部品の破壊を防止でき、さらに、部品の定格を高めに設定する必要がないのでコストダウンを図ることもできる。
実施の形態2.
図6は、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置1aの構成を示すブロック図である。この放電灯点灯装置1aは、図1に示す上記実施の形態1の放電灯点灯装置1に対して、新たに入力電流検出部20を追加した構成である。なお、図6において図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
入力電流検出部20は、DC電源11から供給される入力電圧を検出し、制御部6aへ入力する。
制御部6aは、出力電圧検出部3の検出する出力電圧をF/Bするか、出力電流検出部4の検出する出力電流をF/Bするか、あるいは入力電流検出部20の検出した入力電流をF/Bするかして、DC/DCコンバータ2のスイッチング動作を制御するDutyを求め、PWM出力部7へ出力する。このDutyでDC/DCコンバータ2が駆動して、放電灯14へ供給する適切な電力を生成する。
ここで、制御部6aの動作を説明する。
図7は制御部6aの基本的な動作を示すフローチャートであり、制御部6aはF/B周期毎に動作を繰り返す。この動作例では、出力電流F/Bから入力電流F/Bへの切り替えを任意の第2判定条件で行い、入力電流F/Bから出力電流F/Bへの切り替えを任意の第3判定条件で行う。
第1判定条件は、上記実施の形態1で説明した通りである。また、図7のステップST1〜ST7は、図2の各ステップと同様のため説明は省略する。
ステップST11において、制御部6aは、入力電流検出部20の検出する入力電流が第2判定条件を満たすか否かを判定する。
第2判定条件を満たさない場合(ステップST11“NO”)、制御部6aは続くステップST12においてF/Bモードが入力電流F/Bに設定されているか否かを確認する。入力電流F/B中でない場合(ステップST12“NO”)、制御部6aは出力電流F/Bまたは出力電圧F/BによりDuty制御を行う(ステップST1〜ST7)。
他方、第2判定条件を満たす場合(ステップST11“YES”)、または、第2判定条件は満たさないが入力電流F/BによるDuty制御を行っている場合(ステップST12“YES”)、制御部6aは続くステップST13において入力電流検出部20の検出する入力電流が第3判定条件を満たすか否かを判定する。
第3判定条件を満たさない場合(ステップST13“NO”)、制御部6aは、F/Bモードを入力電流F/Bに設定して(ステップST15)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST16〜ST18)。入力電流F/Bにおいて、制御部6aは、入力電流検出部20の検出する入力電流が入力電流制限値より大きい場合(ステップST16“YES”)、Dutyを低下し(ステップST17)、DC電源11からDC/DCコンバータ2へ供給される入力電流を低下させて入力電流制限値に近づける。一方、入力電流が入力電流制限値以下の場合(ステップST16“NO”)、Dutyを上昇し(ステップST18)、DC電源11からDC/DCコンバータ2へ供給される入力電流を上昇させて入力電流制限値に近づける。
他方、第3判定条件を満たす場合(ステップST13“YES”)、制御部6aは、F/Bモードの入力電流F/Bの設定を解除して(ステップST14)、ステップST1〜ST7を行い出力電流F/Bまたは出力電圧F/BによりDuty制御を行う。
なお、入力電流制限値は、先立って説明した通り、DC電源11の電流容量等を考慮して決定した任意の電流値である。
以下、第2,第3判定条件の例を挙げて、制御部6aの具体的な動作を説明する。
(4)第2判定条件として入力電流制限値(=入力電流F/B切替判定値)を、第3判定条件として目標電流を用いる場合
図8は、制御部6aの動作を示すフローチャートである。この動作例の場合、制御部6aには、入力電流F/Bに切り替えるか否かを判定するための判定値として、入力電流制限値と等しい値が設定されている。そして、第2判定条件として、「入力電流≧入力電流制限値」が設定されている(「入力電流>入力電流制限値」でも良い)。また、第3判定条件として、「出力電流≧目標電流」が設定されている。
ステップST11aにおいて、制御部6aは、入力電流検出部20の検出する入力電流を入力電流制限値と比較し、入力電流が入力電流制限値より小さい場合(ステップST11a“NO”)、かつ、入力電流F/B中でない場合(ステップST12“NO”)、出力電流F/B(または出力電圧F/B)によるDuty制御を行う(ステップST1〜ST7)。
他方、入力電流が入力電流制限値以上の場合(ステップST11a“YES”)、かつ、出力電流検出部4の検出する出力電流が目標電流より小さい場合(ステップST13a“NO”)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST15〜ST18)。一方、出力電流が目標電流以上の場合(ステップST13a“YES”)、制御部6aは、F/Bモードの入力電流F/Bの設定を解除して(ステップST14)、出力電流F/B(または出力電圧F/B)によるDuty制御を行う(ステップST1〜ST7)。
上記実施の形態1ではDutyと出力電圧の発振を防止するために出力電流F/Bと出力電圧F/Bを第1判定条件で切り替えていた。DC/DCコンバータ2を駆動開始して昇圧するときならば、出力電圧F/BによりOCV制限値を維持するようDuty制御していても、点灯して電流が流れれば自動的に出力電圧が下がって出力電流F/Bに切り替わる。よって、一つの判定条件で事足りた。
これに対し、本実施の形態2では、Dutyと出力電圧の発振を防止するために出力電流F/B(場合によっては出力電圧F/B)と入力電流F/Bを切り替えるという方法は同じであるが、出力電流F/Bから入力電流F/Bへの切り替えと、入力電流F/Bから出力電流F/Bへの切り替えに異なる判定条件が必要となる。例えば入力電流を判定基準に用いて、出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替えて入力電流制限値に維持するようDuty制御した場合、点灯時の電圧変化のように入力電流が低下することはなく、よって、入力電流F/Bから出力電流F/Bに戻すことができない。そこで、入力電流F/Bに切り替える判定条件と、出力電流F/B(場合によっては出力電圧F/B)に切り替える判定条件とを別々に設定することにより、点灯後にF/Bモードを切り替え可能とする。
図8に示すフローチャートに従って制御部6aが動作した場合の、入力電流の経時変化のグラフを図9(a)に示し、出力電流の経時変化のグラフを図9(b)に示し、Dutyの経時変化のグラフを図9(c)に示す。
DC電源11が正常動作していれば入力電流は入力電流制限値以下なので、制御部6aは出力電流F/BによるDuty制御を行う。このとき、例えばDC電源11の電源電圧が低下するなどして入力電流が増加し、入力電流制限値を超えた場合、第2判定条件を満たし、出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替わって入力電流が入力電流制限値に保たれる。
また、入力電流F/Bにより入力電流制限値を維持し続けたとして、放電灯14が点灯しても入力電流が低下することはないが、一方で目標電流は点灯後のバルブ電圧増加に伴い低下する(図9(b)に一点鎖線で示す)。そのため、出力電流は、いずれ目標電流を上回ることになり、第2判定条件を満たす。よって、点灯後は、入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わって、出力電流を目標電流に保つことができる。
図10は、図9の入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わる部分を拡大したグラフであり、図10(a)は入力電流の経時変化、図10(b)は出力電流の経時変化、図10(c)はDutyの経時変化を示す。
図10(b)のように、出力電流と目標電流が略等しい状態で入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わると、切り替わった直後は発振するが、すぐに収束する。この間、出力電流≧目標電流(第3判定条件)を満たさない場合が生じるが、入力電流≧入力電流制限値(第2判定条件)を満たすこともないため、制御部6aは図8のフローチャートに従ってステップST11a“NO”と判定して出力電流F/Bを維持することになる。
このように、上記(4)の第2判定条件により、入力電流制限値に達するまで出力電流F/BによるDuty制御を行うことができるので、効率良く制御することが可能になる。また、入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わるときに発振の心配がなく(すぐに収束するため)、安定した制御が可能になる。
ただし、制御部6の構成が安価でF/Bの遅れが大きい場合、遅れの分だけオーバーシュートが発生することになる。この一例を図11に示す。
図8に示すフローチャートに従って制御部6aが動作した場合の、入力電流の経時変化のグラフを図11(a)に示し、Dutyの経時変化のグラフを図11(b)に示す。6aは第2判定条件に従い、入力電流が一旦入力電流制限値を超えるまで出力電流F/BによるDuty制御を保つため、出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替わるときに入力電流がオーバーシュートする。
そこで、オーバーシュートを抑制するために、下記(5)の第2判定条件を用いるようにしてもよい。
(5)第2判定条件として入力電流制限値より低い入力電流F/B切替判定値を用いる場合
図12に、入力電流F/B切替判定値の一例を示す。図12(a)は入力電流の経時変化のグラフであり、図12(b)はDutyの経時変化のグラフである。図示するように、入力電流制限値より低い電流値を入力電流F/B切替判定値に設定し、第2判定条件として「入力電流>入力電流F/B切替判定値」を設定する。この場合、入力電流が入力電流制限値を超える前であって、入力電流F/B切替判定値に達したときに出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替わる。その後は入力電流F/BによるDuty制御で、入力電流が入力電流制限値に維持される。
よって、F/Bの遅れ分を見越して、入力電流F/B切替判定値を入力電流制限値より低い値に設定することにより、オーバーシュートを抑制することが可能になる。
さらに、上記(5)の第2判定条件に、上記(4)の第3判定条件(出力電流≧目標電流)を組み合わせてもよい。
図13は、制御部6aの動作を示すフローチャートであり、第2判定条件として「入力電流>入力電流F/B切替判定値」を用い、第3判定条件として「出力電流≧目標電流」を用いる場合を示す。この動作例の場合、ステップST11bにおいて、制御部6aは、入力電流検出部20の検出する入力電流を入力電流F/B切替判定値と比較し、入力電流が入力電流F/B切替判定値以下の場合(ステップST11b“NO”)、かつ、入力電流F/Bでない場合(ステップST12“NO”)、出力電流F/B(または出力電圧F/B)によるDuty制御を行う(ステップST1〜ST7)。
他方、入力電流が入力電流F/B切替判定値より大きい場合(ステップST11b“YES”)、かつ、出力電流検出部4の検出する出力電流が目標電流より小さい場合(ステップST13a“NO”)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST15〜ST18)。
図13に示すフローチャートに従って制御部6aが動作した場合の、入力電流の経時変化のグラフを図14(a)に示し、出力電流の経時変化のグラフを図14(b)に示し、Dutyの経時変化のグラフを図14(c)に示す。
DC/DCコンバータ2の駆動を開始して出力電流F/BによるDuty制御を行い、例えばDC電源11の電源電圧が低下するなどして入力電流が増加しても、図12で説明したように入力電流制限値を超える前に入力電流F/Bに切り替わって、以降は入力電流制限値を保つようにDuty制御が行われる。
また、図8で説明したように、点灯後には出力電流が目標電流を上回り、入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わって、以降は目標電流を保つようにDuty制御が行われる。
なお、図13のフローチャートのように、「入力電流>入力電流F/B切替判定値」と「出力電流≧目標電流」を組み合わせて用いた場合には、出力電流≒目標電流、かつ、入力電流F/B切替判定値<入力電流<入力電流制限値の状態になると発振する。一例を図15に示す。
図15は、図14の入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わる部分を拡大したグラフであり、図15(a)は入力電流の経時変化、図15(b)は出力電流の経時変化、図15(c)はDutyの経時変化を示す。
図15(b)のように、出力電流と目標電流が略等しい状態で入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替わると、切り替わった直後は発振が生じる。このとき、出力電流≧目標電流(第3判定条件)を満たさない場合があり、さらに入力電流>入力電流F/B切替判定値Th1(第2判定条件)を満たしている間は、図13のフローチャートに従ってステップST13a“YES”と“NO”の判定をF/B周期毎に交互に繰り返して、入力電流F/Bと出力電流F/Bの切替が繰り返されることになる。そして、入力電流F/Bの間は入力電流制限値に近づけようと、出力電流F/Bの際よりも大きくDutyを増加するため、収束せずに発振する。
そこで、発振が許容可能な範囲に収まるような入力電流F/B切替値を設定しておくことが好ましい。例えば、図15(a)に示す入力電流F/B切替判定値Th2のように、入力電流F/B切替判定値を入力電流制限値に近づける。
以上より、実施の形態2によれば、放電灯点灯装置1aは、DC電源11から供給される入力電流を検出する入力電流検出部20を備え、制御部6aは、第2判定条件を満たさない場合、出力電流F/Bまたは出力電圧F/Bを行い、第2判定条件を満たす場合、入力電流制限値を維持するよう入力電流をF/BしてDuty制御を行うように構成した。このため、DC電源11の電源電圧が低下するなどして入力電流が増加した場合に入力電流制限値に維持するようDuty制御を切り替えることができ、ひいては発振を防止することができる。
また、実施の形態2によれば、制御部6aは、第2判定条件を満たす場合、かつ、第3判定条件を満たす場合、入力電流F/BによるDuty制御から、出力電流F/Bまたは出力電圧F/BによるDuty制御に戻すように構成した。このため、点灯時の電圧降下のような変化がない入力電流に基づいてF/Bモードを切り替える構成にしても、第3判定条件を設定することにより点灯後に入力電流F/Bから出力電流F/Bへ戻すことができる。
また、実施の形態2によれば、第2判定条件として「入力電流>入力電流制限値」を設定し、制御部6aは、入力電流がDC/DCコンバータ2の駆動開始から入力電流制限値を超えるまで出力電流F/BによるDuty制御を行い、入力電流が入力電流制限値を超えると入力電流F/BによるDuty制御に切り替えるように構成した。このため、DC電源11の電源電圧が低下するなどして入力電流が増加した場合に、入力電流制限値に達するまで出力電流F/Bを保つことにより、効率よく制御することが可能になる。また、出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替えた際に発振する心配がなく、安定した制御が可能になる。
また、実施の形態2によれば、第2判定条件として「入力電流>入力電流制限値より低い入力電流F/B切替判定値」を設定し、制御部6aは、入力電流がDC/DCコンバータ2の駆動開始から入力電流F/B切替判定値を超えるまで出力電流F/BによるDuty制御を行い、入力電流が入力電流F/B切替判定値を超えると、入力電流F/BによるDuty制御に切り替えるように構成した。このため、入力電流が入力電流制限値を超える前に、入力電流F/BによるDuty制御に切り替えることができるので、オーバーシュートを抑制することができる。
また、実施の形態2によれば、第3判定条件として「出力電流≧目標電流」を設定し、この目標電流は放電灯14の点灯前より点灯後に値が小さくなる傾向であって、制御部6aは、出力電流が目標電流未満の間は入力電流F/BによるDuty制御を行い、放電灯14の点灯後に目標電流が低下して出力電流より小さくなると、出力電流F/BによるDuty制御に戻すように構成した。このため、点灯時の大電力出力中にDC電源11の電源電圧が低下するなどして出力電流が目標電流に届かない状態で出力電流F/Bに戻すことがなく、入力電流F/Bを維持できる。この状態で出力電流F/Bに戻すと、出力電流<目標電流の間はDutyが増加して、入力電流が増加してしまうが、入力電流F/Bが維持されるので入力電流制限値を保つことができる。一方で目標電流は点灯後のバルブ電圧増加に伴い低下するため、いずれ出力電流≧目標電流になり、その状態になれば出力電流F/Bに戻しても目標電流に合わせようとDutyを低下するので発振する可能性がない。これにより、発振することなく、出力電流F/Bに戻すことが可能になる。
実施の形態3.
図16は、本実施の形態3に係る放電灯点灯装置1bの構成を示すブロック図である。この放電灯点灯装置1bは、図6に示す上記実施の形態2の放電灯点灯装置1aに新たに入力電圧検出部30を追加すると共に、制御部6aに代えてタイマ回路(第1タイマ回路)31を有する制御部6bを備えた構成である。なお、図16において図1および図6と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
入力電圧検出部30は、DC電源11から供給される入力電圧を検出し、制御部6bへ入力する。
タイマ回路31は、制御部6bの制御によって経過時間をカウントする。
制御部6bは、入力電圧検出部30の検出する入力電圧が所定の電圧未満の状態を一定時間以上継続した場合、入力電圧に比例して目標電流を低下する。この目標電流は出力電流F/BによるDuty制御の目標値として用いる値であり、また、第3判定条件の判定基準として用いる値でもある。
入力電圧が低下状態にあることを判定するための電圧閾値は、入力電流≧入力電流制限値になる入力電圧を見越した電圧値、または、入力電流>入力電流F/B切替判定値になる入力電圧を見越した電圧値に設定する。
ここで、制御部6bの動作を説明する。
図17は制御部6bの動作を示すフローチャートであり、制御部6bはF/B周期毎に動作を繰り返す。第1〜第3判定条件は上記実施の形態1,2で説明した通りである。また、図17のステップST1〜ST7,ST11〜ST18は、図7の各ステップと同様のため説明は省略する。
なお、ステップST13aでは、第3判定条件として出力電流≧目標電流を用いる。
ステップST21において、制御部6bは、入力電圧検出部30の検出する入力電圧を電圧閾値と比較する。
入力電圧が電圧閾値以下に低下している場合(ステップST21“NO”)、かつ、タイマ回路31のカウントする入力低下期間が所定期間より長い場合(ステップST22“YES”)、制御部6bは目標電流の設定値を低くする(ステップST23)。図17の例では、目標電流を入力電圧に応じた分だけ低下させている。
一方、タイマ回路31のカウントする入力低下期間が所定期間以下の場合(ステップST22“NO”)、制御部6bはタイマ回路31の入力低下期間カウントを継続させる(ステップST24)。
他方、入力電圧が電圧閾値より大きい場合(ステップST21“YES”)、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする入力低下期間をクリアする(ステップST25)。次いで制御部6bは、目標電流の設定値を任意の値まで増加することにより(ステップST26)、ステップST23で低下させた目標電流を元に戻す。
これにより、DC電源11の電源電圧が低下するなどして入力電圧が低下した場合に、目標電流を低下することで、ステップST13aの第3判定条件(出力電流≧目標電流)を満たし易くし、より積極的に入力電流F/Bから出力電流F/Bに切り替える。よって、入力電流過負荷状態から早く脱することができ、発熱および部品への過負荷を防止することができる。
以上より、実施の形態3によれば、放電灯点灯装置1bは、DC電源11から供給される入力電圧を検出する入力電圧検出部30と、入力電圧検出部30の検出する入力電圧が、所定の電圧閾値未満の状態になっている時間をカウントするタイマ回路31とを備え、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする時間が一定時間以上になると、入力電圧に比例して目標電流の設定を低くするように構成した。このため、入力電圧が電圧閾値未満になったら目標電流を低く設定することで、第3判定条件「出力電流≧目標電流」を満たし易くし、より積極的に出力電流F/Bに戻すと同時に入力電流過負荷状態から早く脱することで、発熱および部品への過負荷を防止することができる。
実施の形態4.
上記実施の形態2,3では、入力電流F/BによるDuty制御中に放電灯14が立ち消えるなどして出力電流が0になると、いつまでたっても第3判定条件(出力電流≧目標電流)を満たさず、入力電流F/Bを続けてDutyが増加し、OCV制限値を超えてしまう可能性がある。そこで、本実施の形態4では、第3判定条件として、「出力電流≧目標電流」に加えて「出力電圧≧OCV制限値」を用い、入力電流F/B制御中に立ち消え等で昇圧した場合に出力電圧F/Bに切り替える構成にする。
本実施の形態4に係る放電灯点灯装置は、図16に示す放電灯点灯装置1bと図面上では同様の構成であるため、以下では図16を援用して説明する。
図18は、本実施の形態4の制御部6bの動作を示すフローチャートであり、制御部6bはF/B周期毎に動作を繰り返す。第1,第2判定条件は上記実施の形態1〜3で説明した通りである。また、図18のステップST1〜ST7,ST11〜18,ST21〜ST26は、図17の各ステップと同様のため説明は省略する。
また、第3判定条件として、ステップST31の「出力電圧≧OCV制限値」と、ステップST13aの「出力電流≧目標電流」とが設定されている。
ステップST31において、制御部6bは、出力電圧検出部3の検出する出力電圧をOCV制限値と比較する。
出力電圧がOCV制限値より小さい場合(ステップST31“NO”)、制御部6bは続いて出力電流検出部4の検出する出力電流を目標電流と比較し(ステップST13a)、出力電流が目標電流より小さい場合(ステップST13a“NO”)、F/Bモードを入力電流F/Bに設定して(ステップST15)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST16〜ST18)。
他方、出力電圧がOCV制限値以上の場合(ステップST31“YES”)、または、出力電流が目標電流以上の場合(ステップST13a“YES”)、制御部6bは、入力電流F/Bの設定を解除して(ステップST14)、第1判定条件を判定する(ステップST1)。なお、出力電圧がOCV制限値より大きいとき、この出力電圧は第1判定条件の出力電圧F/B切替判定値よりも大きくなっているため(ステップST1“YES”)、出力電圧F/Bに切り替わり(ステップST5,ST6)、出力電圧をOCV制限値に維持するようにDuty制御することになる。
これにより、入力電流F/BによるDuty制御中に放電灯14が立ち消えるなどして昇圧して出力電圧がOCV制限値を超えた場合に、出力電圧F/Bに切り替えることができる。よって、入力電流F/B制御中の昇圧に対しOCV制限値を維持することができる。
以上より、実施の形態4によれば、第3判定条件として「出力電圧≧OCV制限値」を設定し、制御部6bは、出力電圧がOCV制限値未満の間は入力電流F/BによるDuty制御を行い、出力電圧がOCV制限値を超えると、出力電圧F/BによるDuty制御に戻すように構成した。このため、入力電流F/BによるDuty制御中に放電灯14が立ち消えるなどして昇圧した場合に、出力電圧F/Bに切り替えてOCV制限値を維持することができる。
なお、上記説明では、実施の形態4の構成を上記実施の形態3に組み合わせた構成としたが、これに限定されるものではなく、上記実施の形態2に組み合わせる構成にしてもよい。
実施の形態5.
上記実施の形態2〜4では、Duty制御を入力電流F/Bから出力電流F/Bへ切り替える第3判定条件として出力電流および出力電圧を用いるため、出力電圧検出部3および出力電流検出部4にノイズが混入した場合に誤切替して発振する可能性がある。また、第2判定条件と第3判定条件を組み合わせた場合も入力電流F/B切替判定値の設定の仕方によっては発振しやすくなる(図15)。
そこで、本実施の形態5では、第3判定条件として、「入力電流F/BによるDuty制御を行っている期間≧強制移行時間」を用い、一定期間以上入力電流F/Bが継続した場合に強制的に出力電流F/Bに切り替える構成にしてノイズの影響を受けにくくする。
本実施の形態5に係る放電灯点灯装置は、図16に示す放電灯点灯装置1bと図面上では同様の構成であるため、以下では図16を援用して説明する。なお、タイマ回路(第2タイマ回路)31は、制御部6bの制御によって入力電流F/Bによる制御の経過時間(以下、入力電流F/B期間)をカウントする。
図19は、本実施の形態5の制御部6bの動作を示すフローチャートであり、制御部6bはF/B周期毎に動作を繰り返す。第1,第2判定条件は上記実施の形態1〜3で説明した通りである。また、図19のステップST1〜ST7,ST11,ST16〜ST18は、図17の各ステップと同様のため説明は省略する。
また、第3判定条件として、ステップST41の「入力電流F/B期間≧強制移行時間」が設定されている。
ステップS11において入力電流検出部20の検出する入力電流が第2判定条件を満たす場合(ステップST11“YES”)、続くステップST41において、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする入力電流F/B期間と所定の強制移行時間を比較する。
入力電流F/B期間が強制移行時間より短い場合(ステップST41“NO”)、制御部6bはタイマ回路31の入力電流F/B期間カウントを継続させ(ステップST42)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST16〜ST18)。
一方、入力電流F/B期間が強制移行時間以上の場合(ステップST41“YES”)、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする入力電流F/B期間をクリアして(ステップST43)、ステップST1〜ST7を行い出力電流F/B(または出力電圧F/B)によりDuty制御を行う。
他方、入力電流が第2判定条件を満たさない場合(ステップST11“NO”)、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする入力電流F/B期間が0ならば(ステップST44“NO”)、ステップST1〜ST7を行い出力電流F/B(または出力電圧F/B)によりDuty制御を行う。一方、入力電流F/B期間が0でなければ(ステップST44“YES”)、ステップST41へ進む。
これにより、入力電流F/BによるDuty制御が一定期間継続した場合に強制的に出力電流F/Bに切り替える。よって、ノイズ混入しやすい検出部および環境での使用に適している。また、入力電流過負荷状態を時間で切り上げることができ、発熱および部品への過負荷を防止することができる。
以上より、実施の形態5によれば、放電灯点灯装置1bは、入力電流F/BによるDuty制御を行っている時間をカウントするタイマ回路31を備え、第3判定条件として「入力電流F/B期間≧強制移行時間」を設定し、制御部6bは、タイマ回路31のカウントする入力電流F/B期間が強制移行時間以上になると、入力電流F/BによるDuty制御から出力電流F/BによるDuty制御に戻すように構成した。このため、出力電圧検出部3、出力電流検出部4、入力電流検出部20および入力電圧検出部30にノイズ混入し易い場合、およびノイズ混入し易い環境で放電灯点灯装置1bを使用する場合に、時間で判定して切り替えるので誤判定および誤切替を防止できる。
実施の形態6.
図20は、本実施の形態6に係る放電灯点灯装置1cの構成を示すブロック図である。この放電灯点灯装置1cは、図16に示す上記実施の形態3〜5の放電灯点灯装置1bの制御部6bに代えて、通信部40および記憶部41を有する制御部6cを備えた構成である。なお、図20において図1、図6および図16と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
通信部40は、放電灯点灯装置1cの端子50に接続された外部装置(不図示)との間で通信を行い、第1〜第3判定条件の出力電圧F/B切替判定値、入力電流F/B切替判定値、OCV制限値、入力電流制限値、バルブ電圧動作範囲上限値、目標電流、強制移行時間などの情報を取得する。
記憶部41は不揮発性の記憶素子であり、通信部40が取得した第1〜第3判定条件等の情報を記憶する。
制御部6cは、記憶部41の記憶している第1〜第3判定条件等の情報を用いてDuty制御およびF/Bモードの切替判定を行い、DC/DCコンバータ2の駆動を制御する。
DC/DCコンバータ2の性能、放電灯14の特性等によって、各種の切替判定値および制限値を変える必要がある。そこで、通信によりこれらの設定を変更可能にすることで、一つの放電灯点灯装置1cで複数の異なる特性の放電灯14を適正に点灯することができる。
また、上記実施の形態5に係る放電灯点灯装置1bに通信部40、記憶部41を追加することにより、外部で効率の良い強制移行時間を判断して、その都度変更することも可能になる。
また、図示は省略するが、上記実施の形態1に係る放電灯点灯装置1に通信部40、記憶部41を追加して、第1判定条件の出力電圧F/B切替判定値、OCV制限値、バルブ電圧動作範囲上限値、目標電流などの設定を変更可能にしてもよい。
以上より、実施の形態6によれば、放電灯点灯装置1cは、外部と通信してDuty制御に用いる情報およびF/B方式の切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を取得する通信部40と、通信部40が取得した情報を記憶する記憶部41とを備え、制御部6cは、記憶部41から読み出した情報を用いてDuty制御およびF/B方式の切替判定を行うように構成した。このため、様々な特性の放電灯14に対して、一つの放電灯点灯装置1cで対応することができる。
実施の形態7.
上記実施の形態5では、ノイズ混入による誤切替を防止するために、強制移行時間によってDuty制御を入力電流F/Bから出力電流F/Bへ切り替えたが、入力電流F/BによるDuty制御を必要とする時間は出力電力および入力電圧によって変化するため、効率的な制御には向いていない。
そこで、本実施の形態7では、上記実施の形態5とは異なる方法でノイズ混入による誤切替を防止しつつ効率的な制御を行う構成例を説明する。なお、本実施の形態7に係る放電灯点灯装置は、図20に示す放電灯点灯装置1cと図面上では同様の構成であるため、以下では図20を援用して説明する。
本実施の形態7の制御部6cの動作具体例としては、F/Bモードが切り替わった回数により、第1〜第3判定条件の出力電圧F/B切替判定値、入力電流F/B切替判定値、OCV制限値、入力電流制限値、バルブ電圧動作範囲上限値、目標電流、強制移行時間などを、F/Bモードが切り替わり難くなる値に変更する。
図21は、本実施の形態7の制御部6cの動作を示すフローチャートであり、制御部6cはF/B周期毎に動作を繰り返す。第1〜第3判定条件は上記実施の形態1〜6で説明した通りであり、制御部6cは記憶部41からこれら判定条件を読み出して動作を行う。また、図21のステップST1〜ST7,ST11〜ST18は、図7の各ステップと同様のため説明は省略する。
制御部6cは、第2判定条件を満たす場合、F/Bモードを入力電流F/Bに設定し(ステップST53)、入力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST16〜ST18)。この状態で第3判定条件も満たすと、制御部6cはF/Bモードを出力電流F/Bに設定し(ステップST51)、出力電流F/BによるDuty制御を行う(ステップST2〜ST4)。さらに第1判定条件を満たす場合には、F/Bモードを出力電圧F/Bに設定し(ステップST52)、出力電圧F/BによるDuty制御を行う(ステップST5〜ST7)。
続くステップST54において、制御部6cは、今回F/B周期のステップST51,ST52,ST53のいずれかで設定したF/Bモードと前回モードを比較し、同じであれば(ステップST54“YES”)、そのF/Bモードの継続期間が所定期間になったか否かを判定する(ステップST55)。F/Bモードの継続期間が所定期間より長ければ(ステップST55“YES”)、F/B切替回数のカウントをクリアし(ステップST56)、今回F/B周期のF/Bモードを前回モードに設定する(ステップST57)。F/Bモードの継続期間が所定期間以下なら(ステップST55“NO”)、継続期間のカウントを続行し(ステップST58)、ステップST57へ進む。
他方、今回F/B周期のF/Bモードと前回モードが異なる場合(ステップST54“NO”)、制御部6cはF/Bモードの継続期間をクリアし(ステップST59)、F/B切替回数をカウントアップして(ステップST60)、続くステップST61においてF/B切替回数が所定回数に達したか否かを判定する(ステップST61)。F/B切替回数が所定回数以下なら(ステップST61“NO”)、ステップST57へ進み、一方、F/B切替回数が所定回数より大きければ(ステップST61“YES”)、制御部6cは各種の判定値をF/Bモードが切り替わり難くなるよう変更して、記憶部41に上書きし(ステップST62)、F/B切替回数のカウントをクリアして(ステップST63)、ステップST57へ進む。
そして、制御部6cは、次回以降駆動した際に記憶部41から読み出した値で判定する。
先立って説明した図15のグラフの場合、放電灯14の点灯後に入力電流F/Bから出力電流F/Bへ切り替わってF/B切替回数が1、出力電流F/Bに切り替わってもすぐには収束しないため再び入力電流F/Bに切り替わってF/B切替回数が2,3,4,・・・,9というようにカウントアップしていき、また、この切替に伴って発振も起こる。そこで、ステップST62の各判定値変更処理として、例えば、入力電流F/Bと出力電流F/Bの切替回数がN回以上で、入力電流F/B切替判定値を入力電流制限値に近づけるように変更したり、強制移行時間を短く変更したりして、F/Bモードが切り替わり難くなるようにして発振し難くする。F/Bモードが切替わり難くなるように各種の判定値を変更したら、切替回数をクリアし、再度N回以上になれば更に切替わり難くなるよう変更する。
実測値に基づいて、切替回数と変更対象判定値および変更量との対応関係を規定したテーブルを作成して、制御部6cの記憶部41等に設定しておき、ステップST62において制御部6cがそのテーブルを参照して変更処理を行う等すればよい。
これ以外にも、上記実施の形態2〜4のように電流または電圧を基準にF/Bモードを切り替える場合にノイズ混入による誤切替が発生した場合、上記実施の形態5のように入力電流F/Bから出力電流F/Bに戻す強制移行時間の設定が短く、戻すタイミングが早くて発振した場合などにF/Bモードの切り替わる回数が増加する。そのような場合にも、F/B切替回数が所定回数以上の場合は判定値が適値ではないと判断して、切り替わり難くなる値に増減させることで、自己学習により発振を抑制することができる。
ここで、本実施の形態7の制御部6cの動作具体例を、もう一つ説明する。ここでは、出力電圧および入力電流のオーバーシュート量により、第1〜第3判定条件の出力電圧F/B切替判定値、入力電流F/B切替判定値、OCV制限値、入力電流制限値、バルブ電圧動作範囲上限値、目標電流、強制移行時間などを、F/Bモードが切り替わり易くなる値に変更する。
図22は、本実施の形態7の制御部6cの別の動作を示すフローチャートであり、制御部6cはF/B周期毎に動作を繰り返す。ここでは新たにステップST71〜ST73を行って、出力電圧のピーク値および入力電流のピーク値がオーバーシュートの許容値以内に収まっているか否か判定する。
ステップST71において、制御部6cは、入力電流検出部20の検出する入力電流と入力電流制限値との差分が、入力電流のオーバーシュート許容値に収まっているか判定する。差分が許容値以下の場合(ステップST71“NO”)、続くステップST72において、出力電圧検出部3の検出する出力電圧とOCV制限値との差分が、出力電圧のオーバーシュート許容値に収まっているか判定する。差分が許容値以下の場合(ステップST72“NO”)、今回F/B周期の処理を終了する。
他方、入力電流の差分が許容値より大きい場合(ステップST71“YES”)、または、出力電圧の差分が許容値より大きい場合(ステップST72“YES”)、制御部6cは各種の判定値をF/Bモードが切り替わり易くなるよう変更して、記憶部41に上書きする(ステップST73)。
そして、制御部6cは、次回以降駆動した際に記憶部41から読み出した値で判定する。
図23は、図11に示した入力電流の経時変化のグラフと同じである。第2判定条件(入力電流≧入力電流制限値に等しい入力電流F/B切替判定値)に従い、入力電流が一旦入力電流制限値を超えるまで出力電流F/BによるDuty制御を保つため、出力電流F/Bから入力電流F/Bに切り替わるときに入力電流がオーバーシュートしている。そこで、ステップST71において入力電流と入力電流制限値との差分がオーバーシュート許容値を超えた場合(図23に示す斜線領域)、ステップST73の各判定値変更処理として、例えば、入力電流F/B切替判定値を入力電流制限値より小さい値に変更して、オーバーシュートを抑制する。
初期に設定した第1〜第3判定条件の各種判定値が適値でない場合、またはステップST51〜ST62において各種判定値が変更された場合、F/Bモードの切り替わるタイミングが遅れてオーバーシュートする可能性がある。そのような場合に、オーバーシュート量を測定して所定の許容値以上の場合は判定値が適値ではないと判断して、切り替わり易くなる値に増減させることで、自己学習によりオーバーシュートを抑制することができる。
なお、図22においてステップST51〜ST62を省略してもよい。
以上より、実施の形態7によれば、制御部6cは、F/Bモードを切り替えた回数をカウントし、カウント数が一定数以上の場合、Duty制御に用いる情報およびF/Bモードの切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を変更して記憶部41に記憶し、次回以降駆動した際に記憶部41から読み出した情報を用いてDuty制御およびF/Bモードの切替判定を行うように構成した。このため、F/B切替回数に基づいて各種判定値の適正を判断して変更することで、発振を抑制することができる。
また、実施の形態7によれば、制御部6cは、出力電圧および入力電流の一方、または両方がオーバーシュートした際のピーク値を測定し、ピーク値が許容値より大きい場合、Duty制御に用いる情報およびF/Bモードの切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を変更して記憶部41に記憶し、次回以降駆動した際に記憶部41から読み出した情報を用いてDuty制御およびF/Bモードの切替判定を行うように構成した。このため、出力電圧のオーバーシュート量、および入力電流のオーバーシュート量の一方、または両方に基づいて各種判定値の適正を判断して変更することで、オーバーシュートを抑制することができる。
なお、上記実施の形態1〜7では出力電流F/BによるDuty制御を行う構成を説明したが、出力電力F/BによるDuty制御を行う構成にしてもよい。その場合、制御部6〜6cは、出力電圧検出部3が検出する出力電圧と出力電流検出部4が検出する出力電流を積算して出力電力を求め、この出力電力が目標電力を維持するように出力電力F/BによるDuty制御を行う。目標電力は、時間と共に変化し、放電灯14の点灯始動時は定格電力より大きい電力であり、その後、定格電力まで徐々に減少し、定格電力に至ると一定となる。
上記の説明以外にも、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1a,1b,1c 放電灯点灯装置、2 DC/DCコンバータ、3 出力電圧検出部、4 出力電流検出部、5 DC/ACインバータ、6,6a,6b,6c 制御部、7 PWM出力部、11 DC電源、12 ライティングSW、13 イグナイタ、14 放電灯、20 入力電流検出部、30 入力電圧検出部、31 タイマ回路、40 通信部、41 記憶部、50 端子。

Claims (15)

  1. DC電源から供給される電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの出力を交流矩形波に変換し放電灯に供給するDC/ACインバータと、
    前記放電灯に印加する出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記放電灯に流れる出力電流を検出する出力電流検出部と、
    前記出力電圧検出部の検出する出力電圧または前記出力電流検出部の出力する出力電流をフィードバックしてDuty制御を行い、前記放電灯へ適正な電力が供給されるように前記DC/DCコンバータを駆動する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記出力電圧>出力電圧フィードバック切替判定値となる第1判定条件を満たさない場合、前記出力電流をフィードバックして所定の目標電流を維持するようDuty制御を行い、当該第1判定条件を満たす場合、前記出力電圧をフィードバックして所定のOCV制限値を維持するようDuty制御を行い、
    前記出力電圧がDC/DCコンバータの駆動開始から前記出力電圧フィードバック切替判定値を超えるまで、前記出力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、前記出力電圧が前記出力電圧フィードバック切替判定値を超えると、前記出力電圧のフィードバックによるDuty制御に切り替え、放電灯の点灯により前記出力電圧が低下して前記出力電圧フィードバック切替判定値以下になると、前記出力電流のフィードバックによるDuty制御に戻す
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 出力電圧フィードバック切替判定値は、放電灯のバルブ電圧の動作範囲の上限値より大きい値に設定されたことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  3. 出力電圧フィードバック切替判定値は、OCV制限値より小さい値に設定されたことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  4. DC電源から供給される入力電流を検出する入力電流検出部を備え、
    制御部は、予め設定された第2判定条件を満たさない場合、出力電流または出力電圧のフィードバックによるDuty制御を行い、当該第2判定条件を満たす場合、所定の入力電流制限値を維持するよう前記入力電流をフィードバックしてDuty制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  5. 制御部は、第2判定条件を満たす場合、かつ、予め設定された第3判定条件を満たす場合、入力電流のフィードバックによるDuty制御から、出力電流または出力電圧のフィードバックによるDuty制御に戻すことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  6. 第2判定条件として、入力電流>入力電流制限値が設定され、
    制御部は、前記入力電流がDC/DCコンバータの駆動開始から前記入力電流制限値を超えるまで、出力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、前記入力電流が前記入力電流制限値を超えると、前記入力電流のフィードバックによるDuty制御に切り替える
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  7. 第2判定条件として、入力電流>入力電流制限値より低い入力電流フィードバック切替判定値が設定され、
    制御部は、前記入力電流がDC/DCコンバータの駆動開始から前記入力電流フィードバック切替判定値を超えるまで、出力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、前記入力電流が前記入力電流フィードバック切替判定値を超えると、前記入力電流のフィードバックによるDuty制御に切り替える
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  8. 第3判定条件として、出力電流≧目標電流が設定され、当該目標電流は放電灯の点灯前より点灯後に値が小さくなる傾向であって、
    制御部は、前記出力電流が前記目標電流未満の間は入力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、前記放電灯の点灯後に前記目標電流が低下して前記出力電流より小さくなると、前記出力電流のフィードバックによるDuty制御に戻す
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  9. DC電源から供給される入力電圧を検出する入力電圧検出部と、
    前記入力電圧検出部の検出する入力電圧が、所定の電圧閾値未満の状態になっている時間をカウントする第1タイマ回路とを備え、
    制御部は、前記第1タイマ回路のカウントする時間が一定時間以上になると、前記入力電圧に比例して目標電流の設定を低くする
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  10. 第3判定条件として、出力電圧≧OCV制限値が設定され、
    制御部は、前記出力電圧が前記OCV制限値未満の間は入力電流のフィードバックによるDuty制御を行い、前記出力電圧が前記OCV制限値を超えると、前記出力電圧のフィードバックによるDuty制御に戻す
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  11. 入力電流のフィードバックによるDuty制御を行っている時間をカウントする第2タイマ回路を備え、
    第3判定条件として、前記第2タイマ回路のカウントする時間≧強制移行時間が設定され、
    制御部は、前記第2タイマ回路のカウントする時間が前記強制移行時間以上になると、前記入力電流のフィードバックによるDuty制御から出力電流のフィードバックによるDuty制御に戻す
    ことを特徴とする請求項記載の放電灯点灯装置。
  12. 外部と通信して、Duty制御に用いる情報およびフィードバック方式の切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を取得する通信部と、
    前記通信部が取得した情報を記憶する記憶部とを備え、
    制御部は、前記記憶部から読み出した前記情報を用いて、前記Duty制御および前記フィードバック方式の切替判定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  13. 制御部は、フィードバック方式を切り替えた回数をカウントし、カウント数が一定数以上の場合、Duty制御に用いる情報および前記フィードバック方式の切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を変更して記憶部に記憶し、次回以降駆動した際に当該記憶部から読み出した前記情報を用いて前記Duty制御および前記フィードバック方式の切替判定を行うことを特徴とする請求項12記載の放電灯点灯装置。
  14. 制御部は、Duty制御中のオーバーシュートのピーク値を測定し、当該ピーク値が所定許容値より大きい場合、前記Duty制御に用いる情報およびフィードバック方式の切替判定に用いる情報のうちの任意の情報を変更して記憶部に記憶し、次回以降駆動した際に当該記憶部から読み出した前記情報を用いて前記Duty制御および前記フィードバック方式の切替判定を行うことを特徴とする請求項12記載の放電灯点灯装置。
  15. 制御部は、出力電流検出部の検出する出力電流と前記出力電圧検出部の検出する出力電圧を積算して出力電力を求め、前記出力電流のフィードバックによるDuty制御に代えて、当該出力電力をフィードバックして所定の目標電力を維持するようDuty制御を行うことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
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