JP5388968B2 - 膜分離装置の洗浄方法および膜分離装置 - Google Patents
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Description
ところで、膜分離装置では、膜分離モジュール2を定期的に薬液洗浄して分離膜の目詰まりの防止、解消を行なっている。薬液洗浄時には、ヘッダー管4およびライザー管3に通常とは逆方向に薬液を供給して分離膜の内側面側から外側面側へ薬液を浸潤させる。
また、ヘッダー管4に対してライザー管3を鉛直または水平方向に接続することは望ましくはなく、ヘッダー管4に対してライザー管3を斜め下方へ45度の角度を設けて接続することが望ましい。この配管方法により、薬液を各膜ユニットへ均等に分配することが可能となる。しかし、この配管施工方法は、ライザー管3を鉛直または水平方向に接続する方式に比較して広い配管スペースを必要とすることから、設備のコンパクト化を目的とする場合には望ましくない。
本発明の膜分離装置において、膜分離モジュールは、表面に平膜型の分離膜を配置した平膜エレメントを1つ以上備える平膜型膜分離モジュールであることを特徴とする。
[膜分離活性汚泥処理]
処理槽51で膜分離活性汚泥処理を行なう場合には、はじめに、第1バルブ装置59、第2バルブ装置65、第3バルブ装置68を閉栓し、第4バルブ装置70を開栓した状態で真空ポンプ装置60を稼動させる。
[洗浄運転]
洗浄運転を行なう場合には、はじめに、第1バルブ装置59、第2バルブ装置65、第4バルブ装置70を閉栓した状態で第3バルブ装置68を開栓して大気開放し、チャンバー56の内部の膜透過液の流出にともなってチャンバー56の内部に外気を取り込み、チャンバー56の内部に必要量の圧力緩衝気体を封じた気相空間を形成した後に、第3バルブ装置68を閉栓する。
つまり、図5および図6に示す従来の構成においては、洗浄に先立って配管系を大気開放して配管系内を空にし、その後にヘッダー管4に洗浄液を供給し、自然水頭で洗浄液を各膜分離モジュール2に供給するので、ヘッダー管4の内部で各ライザー管3の開口が同一レベルに位置するようにヘッダー管4を水平に配置することが洗浄液を各膜分離モジュール2に均等に供給するための必要条件であるために、洗浄液の均等な供給が困難であった。また、ろ過運転を再開するためにはヘッダー管4を再び満水にする必要があった。
52 膜分離モジュール
53 膜透過液配管
54 ライザー管
55 ヘッダー管
56 チャンバー
57 処理水槽
58 排出管
59 第1バルブ装置
60 真空ポンプ装置
61 洗浄液配管
62 薬液貯留タンク
63 本管
64 分岐管
65 第2バルブ装置
66 薬液ポンプ装置
67 圧力計
68 第3バルブ装置
69 液位計
70 第4バルブ装置
71 制御装置
521 洗浄液流入口
522 洗浄排液流出口
581 吸引ポンプ
612 洗浄液排出配管
613 第4バルブ装置
614 排液ポンプ装置
Claims (12)
- 処理槽内に複数の膜分離モジュールを配置し、チャンバーを途中に介装した膜透過液配管、または管路途中から分岐して前記チャンバーに連通する膜透過液配管を通して、各膜分離モジュールの分離膜を透過した膜透過液を排出する膜分離装置において、前記チャンバーより下流側位置で膜透過液配管を閉栓して閉管路域を形成し、前記チャンバー内に必要量の圧力緩衝気体を封じた気相空間を形成する状態で前記閉管路域を通して各膜分離モジュールに洗浄液をポンプ装置で供給することを特徴とする膜分離装置の洗浄方法。
- 前記チャンバーを含む膜透過液配管の閉管路域での内部圧力が設定圧力以上となると、前記閉管路域の内部圧力を大気開放するか、またはポンプ装置を停止することを特徴とする請求項1に記載の膜分離装置の洗浄方法。
- 前記チャンバー内における液位が設定液位以上となると、前記閉管路域の内部圧力を大気開放するか、またはポンプ装置を停止することを特徴とする請求項1に記載の膜分離装置の洗浄方法。
- 前記ポンプ装置の毎秒当たりの吐出量を単位量として、前記チャンバー内に前記単位量の5倍以上の容量に相当する気相空間を形成する状態で、前記閉管路域を通して各膜分離モジュールに洗浄液をポンプ装置で供給することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の膜分離装置の洗浄方法。
- 膜分離モジュールは、表面に平膜型の分離膜を配置した平膜エレメントを1つ以上備える平膜型膜分離モジュールであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の膜分離装置の洗浄方法。
- 処理槽内に配置する複数の膜分離モジュールと、各膜分離モジュールの分離膜を透過した膜透過液を排出する膜透過液配管と、膜透過液配管の途中に介装するか膜透過液配管の途中から分岐して連通し、内部に必要量の圧力緩衝気体を封じた気相空間を形成するチャンバーと、前記チャンバーより下流側位置で膜透過液配管を閉栓して閉管路域を形成するバルブ装置と、前記チャンバーの気相空間に圧力緩衝気体を封ずる状態で前記閉管路域を通して各膜分離モジュールに洗浄液を供給するポンプ装置を備えることを特徴とする膜分離装置。
- 前記チャンバーを含む膜透過液配管の閉管路域での内部圧力を検知する圧力検知装置と、前記閉管路域の内部圧力を大気開放する大気開放装置と、圧力検知装置で測定した閉管路域の内部圧力が設定値以上となると大気開放装置を大気開放させるか、またはポンプ装置を停止させる制御装置を備えることを特徴とする請求項6に記載の膜分離装置。
- 前記チャンバー内の液位を検知する液位検知装置と、前記閉管路域の内部圧力を大気開放する大気開放装置と、液位検知装置で測定した前記液位が設定値以上となると大気開放装置を大気開放させるか、またはポンプ装置を停止させる制御装置を備えることを特徴とする請求項6に記載の膜分離装置。
- 前記チャンバーは、前記ポンプ装置の毎秒当たりの吐出量を単位量として、内部に前記単位量の5倍以上の容量に相当する気相空間を形成することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の膜分離装置。
- 前記ポンプ装置を介装した洗浄液配管を備え、洗浄液配管は膜透過液配管の複数箇所に接続することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の膜分離装置。
- 膜分離モジュールは、表面に平膜型の分離膜を配置した平膜エレメントを1つ以上備える平膜型膜分離モジュールであることを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の膜分離装置。
- 膜分離モジュールは、膜透過液配管と接続して膜分離モジュールに洗浄液が流入する洗浄液流入口と、洗浄液排出配管と接続して膜分離モジュールから洗浄排液が流出する洗浄排液流出口を備えることを特徴とする請求項11に記載の膜分離装置。
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