JP6644211B1 - 水処理装置及び水処理方法 - Google Patents

水処理装置及び水処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6644211B1
JP6644211B1 JP2019560788A JP2019560788A JP6644211B1 JP 6644211 B1 JP6644211 B1 JP 6644211B1 JP 2019560788 A JP2019560788 A JP 2019560788A JP 2019560788 A JP2019560788 A JP 2019560788A JP 6644211 B1 JP6644211 B1 JP 6644211B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtration membrane
water
unit
backwash water
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019560788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020255251A1 (ja
Inventor
英二 今村
英二 今村
佳史 林
佳史 林
航 吉田
航 吉田
祐樹 佐藤
祐樹 佐藤
野田 清治
清治 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6644211B1 publication Critical patent/JP6644211B1/ja
Publication of JPWO2020255251A1 publication Critical patent/JPWO2020255251A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/02Hollow fibre modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D65/00Accessories or auxiliary operations, in general, for separation processes or apparatus using semi-permeable membranes
    • B01D65/02Membrane cleaning or sterilisation ; Membrane regeneration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/44Treatment of water, waste water, or sewage by dialysis, osmosis or reverse osmosis

Abstract

逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する水処理装置及び水処理方法の提供を目的とする。水処理装置は、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通してろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理装置において、ろ過膜に逆洗水を供給する逆洗水供給部と、ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出する検出部と、検出部がろ過膜のガスロックを検出した場合に、逆洗水供給部による逆洗水の供給を一時的に停止させ、予め決められた時間が経過後、逆洗水供給部による逆洗水の供給を再開させる制御部と、制御部が逆洗水供給部による逆洗水の供給を停止させることにより誘導されたろ過膜の内部の気泡を排出するガス排出ユニットと、を備える。

Description

この発明は、ろ過膜を用いた水処理装置および水処理方法に関する。
河川水、地下水又は下水処理水等の被処理水をろ過膜でろ過し、工業用水又は水道水を製造する膜ろ過方法が広く採用されている。ろ過膜を用いたろ過方法は、被処理水中の懸濁物質等を除去することができる。
ろ過膜を用いたろ過方法では、被処理水中に含まれる濁質又は有機物等の除去対象物が膜面に蓄積し、ろ過膜の閉塞現象が起こるため、ろ過膜のろ過抵抗が上昇し、やがてろ過を行うことができなくなる。そこで、膜ろ過性能を維持するため、被処理水のろ過方向とは逆向きにろ過水等の水である逆洗水を圧力で押し込み、膜などに付着した汚染物質を排除する逆圧水洗浄(逆洗)が行われる。
一般的な逆洗の圧力水準では、配管内にガスが滞留している場合、ろ過膜の膜面にて逆洗水は膜の内側から外側に向かって膜を透過できるが、配管内に滞留していたガスは膜を透過できない。よって、ろ過膜の細孔がガスによって閉塞するガスロックが発生し、逆洗水のろ過膜への供給が妨げられ、逆洗水による洗浄効果が低下する。
従来技術では、逆洗水送水手段からろ過膜までの配管に排気手段を設けることで、逆洗開始前に配管内に滞留するガスを排出している。(引用文献1)
国際公開第2009/008463号公報
特許文献1に記載の水処理装置は、逆洗開始前に配管内に滞留するガスを除去することはできるが、逆洗処理中に排気手段からろ過膜の間又はろ過膜の内部で新たに発生したガスは、水流に押し戻され浮上できないため、逆洗処理中に排気手段からろ過膜の間又はろ過膜の内部で新たに発生したガスを除去することはできない。したがって、従来技術では、逆洗処理中に排気手段からろ過膜の間又はろ過膜の内部で新たに発生したガスによって、ろ過膜にガスロックが発生し、逆洗水のろ過膜への供給を妨げられた状態での逆洗処理を実行するため、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果が低下する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜まで間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する水処理装置及び水処理方法の提供を目的とする。
本発明に係る水処理装置は、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通してろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理装置において、ろ過膜に逆洗水を供給する逆洗水供給部と、ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出する検出部と、検出部がろ過膜のガスロックを検出した場合に、逆洗水供給部による逆洗水の供給を一時的に停止させてろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させ、予め決められた時間が経過後、逆洗水供給部による逆洗水の供給を再開させる制御部と、制御部が逆洗水供給部による逆洗水の供給を停止させて前記ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させることにより誘導されたろ過膜の内部の気泡を排出するガス排出ユニットと、を備える。
本発明に係る水処理方法は、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通してろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理方法において、ろ過膜に逆洗水を供給するステップと、ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出するステップと、ガスロックを検出した場合に、逆洗水の供給を一時的に停止させるステップと、逆洗水の供給を一時的に停止させて前記ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させることによりガス排出ユニットに誘導されたろ過膜の内部の気泡を排出するステップと、逆洗水の供給を一時的に停止させてから予め決められた時間が経過後、逆洗水の供給を再開させるステップと、を備える。
本発明に係る水処理装置によれば、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する。
本発明に係る水処理方法によれば、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する。
本発明の実施の形態1に係る水処理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置のガスロック発生判断部及び制御部の構成を例示した図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置のろ過膜の断面を例示した図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置のガス排出ユニットの構成を例示した図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置に揺動部及び噴流部を設けた例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置のガス排出ユニットの設置位置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る水処理装置の運転フロー図である。 本発明の実施の形態2に係る水処理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る水処理装置の一部拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る水処理装置の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願が開示する水処理装置及び水処理方法に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る水処理装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すように水処理装置100は、被処理水1を貯留する被処理水貯留槽2と、被処理水貯留槽2内の被処理水1に浸漬配置され、被処理水貯留槽2内の被処理水1をろ過するろ過膜3と、ろ過膜3によってろ過されたろ過水4を貯留するろ過水槽5と、ろ過膜3に逆洗水を供給する逆洗水供給部6と、逆洗水供給部6がろ過膜3に逆洗水を供給する場合に発生するガスを排出するガス排出ユニット7と、ろ過膜3のガスロックを検出する検出部8と、水処理装置100の運転を制御する制御部9とを備える。
ここで、逆洗水とは、例えば、ろ過水、オゾン又は次亜塩素酸を含んだ薬品溶液であるが、逆洗水としてオゾン水を用いた場合は、次亜塩素酸を含む洗浄水等と比較して気泡が発生しやすくなるため、以下、逆洗水は、オゾン水として説明する。
被処理水貯留槽2内に貯留された被処理水1を、ろ過膜3によってろ過し、ろ過水槽5へと供給するろ過処理において、ろ過膜3の被処理水1の流入側を一次側とし、ろ過膜3のろ過水4の流出側を二次側とする。また、逆洗水供給部6から逆洗水をろ過膜3へ供給する逆洗処理において、ろ過膜3の逆洗水の流入側を二次側とし、ろ過膜3の逆洗水の流出側を一次側とする。
図1に示すように、被処理水貯留槽2には、被処理水貯留槽2に被処理水1を導入する被処理水導入配管11が接続されている。接続配管12の一端は、ろ過膜3の二次側に接続されており、接続配管12の他端は、ガス排出ユニット7に接続されている。ガス排出ユニット7にはろ過配管13が接続されている。ろ過配管13には第1バルブ14が配置されており、ろ過配管13はろ過水槽5に接続されている。また、第1バルブ14とろ過水槽5との間のろ過配管13には、ろ過ポンプ15が設置されている。ガス排出ユニット7から第1バルブ14の間のろ過配管13には、逆洗配管16が接続されている。逆洗配管16には、第2バルブ17が設置されており、逆洗配管16は逆洗水供給部6に接続されている。また、第2バルブ17と逆洗水供給部6との間の逆洗配管16には、逆洗ポンプ18が設置されている。
ここで、被処理水1は、例えば、河川、湖、沼若しくは海洋等から採水した自然水であっても良いし、又は下水若しくは産業排水等であってもよい。また、被処理水貯留槽2に活性汚泥を貯留しておいて、被処理水1を導入し、活性汚泥と混合した被処理水1をろ過膜3によってろ過する構成でもよい。
ろ過膜3の形状は、例えば、中空糸型又は平膜型等である。また、ろ過膜3の材料は、例えば、セラミックス等の無機材料、又はポリフッ化ビニリデン(PVDF:PolyVinylidene DiFluoride)若しくはポリテトラフルオロエチレン(PTFE:Poly Tetra Fluoro Ethylene)等のフッ素樹脂系有機材料である。
図1に示すように、逆洗水供給部6は、オゾンガスを発生させるオゾンガス発生器61と、オゾンガス発生器61から供給されたオゾンガスと、内部に貯留した液体とを接触させてオゾン水を生成する逆洗水槽62とを備える。オゾンガス発生器61は、逆洗水槽62内に貯留された液体が予め決められたオゾン濃度となるようにオゾンガスを逆洗水槽62へと供給する。
検出部8は、ろ過配管13に接続された逆洗配管16の接続地点からガス排出ユニット7の間のろ過配管13に設けられ、ろ過膜3の膜間差圧を測定する圧力測定部81と、圧力測定部81が測定した膜間差圧に基づきろ過膜3のガスロックの発生を判断するガスロック発生判断部82とを備える。ここで、膜間差圧とは、ろ過膜3の一次側と二次側との圧力の差である。なお特に断らない限り、本願では膜間差圧は絶対値で示す。制御部9は、ガスロック発生判断部82によってろ過膜3にガスロックが発生したと判断された場合に、逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を一時的に停止する。また、圧力測定部81の設置位置は、ろ過膜3の膜間差圧が測定できる位置であれば、図1に示した位置に限定されない。ここで、ろ過膜3の一次側の圧力を圧力P、ろ過膜3の二次側の圧力を圧力Pとした場合、膜間差圧ΔPは、以下の式(1)によって算出される値である。
ΔP = P − P ・・・(1)
図2は、ガスロック発生判断部82及び制御部9の構成を例示した図である。図2(a)は、ガスロック発生判断部82の構成を例示しており、図2(b)は、制御部9の構成を例示している。ガスロック発生判断部82は、図2(a)に示すようなCPU1001aがメモリ1002aに記憶されたプログラムを実行するソフトウェア制御によって実現することが可能である。また、制御部9は、図2(b)に示すようなCPU1001bがメモリ1002bに記憶されたプログラムを実行するソフトウェア制御によって実現することが可能である。なお、ガスロック発生判断部82及び制御部9は、同一のCPU及びメモリを用いて実現する構成としてもよい。
なお、圧力測定部81はろ過配管13内の圧力を測定する計器を用いて、ガスロック発生判断部82によって膜間差圧を算出する構成でも良い。圧力測定部81がろ過配管13内の圧力のみを測定する場合、ガスロック発生判断部82は、圧力測定部81から被処理水貯留槽2の水面までの水頭差を加味して補正計算を行うことで圧力測定部81の測定値を膜間差圧に換算する。
次に、実施の形態1に係る水処理装置100の動作について説明する。実施の形態1に係る水処理装置100は、ろ過膜3を用いて被処理水1をろ過する「ろ過処理」と、ろ過処理を中断し、ろ過膜3への逆洗水の供給を行う「逆洗処理」とを行う水処理装置である。
水処理装置100では、ろ過処理による被処理水1のろ過に伴ってろ過膜3のファウリング、すなわち細孔の閉塞が進行する。ろ過膜3のファウリングが進行するとろ過膜3の膜間差圧が上昇する。ろ過膜3の許容できる膜間差圧には限度があり、限度以上の膜間差圧でろ過を継続するとろ過膜3が破損するおそれがある。また限度内の膜間差圧であっても、高い膜間差圧を維持してろ過を継続するとファウリングが進行し、逆洗によりろ過膜の細孔の閉塞を取り除くことが困難になるおそれがある。したがって、ろ過処理を開始してから所定時間Taが経過した場合、又は所定の膜間差圧を超えた場合に逆洗処理を実施することが望ましい。
所定時間Taは、例えば、1時間以上1ヵ月以下に設定することが望ましい。1時間よりも短い時間間隔ではファウリングがさほど進行していない状態での洗浄となり非効率である。また、頻繁に逆洗処理を実施することになるため維持管理コストが増大するおそれがある。一方、1ヵ月以上洗浄を行わない場合、洗浄で除去不可能な不可逆的ファウリングが進行するおそれがある。
所定の膜間差圧は、例えば、5kPa以上50kPa以下に設定することが望ましい。5kPaよりも低い膜間差圧ではファウリングがさほど進行していない状態での洗浄となり非効率である。また、頻繁に逆洗処理を実施することになるため維持管理コストが増大するおそれがある。一方、50kPa以上では、洗浄で除去不可能な不可逆的ファウリングが進行するおそれがある。
逆洗処理は、逆洗処理を開始してから所定時間Tbが経過するまで、又は所定の透水性Mを超えるまで実施する。ここで、透水性Mは、時間当たりの膜ろ過水量であるフラックスFと、膜間差圧ΔPとを用いて下記の式(2)によって算出される値である。ここで、所定時間Tbは、例えば、10分以上150分以下に設定することが望ましく、透水性は、例えば、0.2(m/日/kPa)以上0.8(m/日/kPa)以下に設定することが望ましい。
M(m/日/kPa) = F(m/日) / ΔP(kPa) ・・・(2)
ろ過処理及び逆洗処理の実施は、運転管理者により、都度、装置の操作を行うことで、手動により繰り返し実施してもよい。また、例えば、センサー、タイマー及び計測器等を用いて、それぞれの操作が自動で繰り返し実施可能なようにすることも可能であり、この場合には、省力化が可能である。手動又は自動、いずれの方法であっても、本発明の効果は、変わりなく得ることが可能である。
また、ろ過処理及び逆洗処理の実施時間は、運転管理者により、都度、装置の操作を行うことで、手動により調整してもよい。また、例えば、タイマーを設けて、あらかじめ設定した時間のみ行われるようにしてもよいし、カウンターなどを設けて、ろ過操作、逆洗操作の実施回数があらかじめ設定した回数に到達したところで終了させるなどしてもよい。
次に、実施の形態1に係る水処理装置100の「ろ過処理」及び「逆洗処理」について、詳細に説明する。
(1)ろ過処理
ろ過処理では、水処理装置100は、被処理水貯留槽2内に貯留された被処理水1のろ過を行う。被処理水導入配管11から導入された被処理水1は、被処理水貯留槽2に貯留される。水処理装置100は、第2バルブ17が閉じた状態で、第1バルブ14を開き、ろ過ポンプ15を稼働させて被処理水貯留槽2に貯留された被処理水1を吸引し、ろ過膜3で被処理水1のろ過を行う。ろ過膜3によってろ過されたろ過水は、ろ過水槽5に移送される。
(2)逆洗処理
逆洗処理は、「逆洗水生成工程」と「逆洗水逆洗工程」とを有する。以下では、「逆洗水生成工程」、「逆洗水逆洗工程」のそれぞれについて、詳細に説明する。
<逆洗水生成工程>
逆洗処理では、水処理装置100は、ろ過ポンプ15を停止し、第1バルブ14を閉じ、一方でオゾンガス発生器61を稼働させ、逆洗水槽62へのオゾンガス供給を開始する。逆洗水槽62には予めオゾンの溶媒となりうる液体を貯留させておき、該液体とオゾンガスを接触させることでオゾン水を生成する。
オゾンの溶媒となりうる液体は、例えば、水道水、工業用水、純水又は超純水のほか、ろ過水槽5に貯留されたろ過水4の一部を移送して使用しても良い。また、逆洗水槽62での逆洗水生成時には逆洗水槽62内の液体に対して、塩酸若しくは硫酸等の酸性薬品、又はラジカルスカベンジャ(例えば炭酸ガス)を、オゾンガス発生器61によるオゾンガス供給と同時又はオゾンガス発生器61によるオゾンガス供給に先駆けて供給しておいても良い。逆洗水槽62内の液体に対して、酸性薬品又はラジカルスカベンジャを加えることでオゾンの分解抑制が可能になり、オゾン水中での気泡発生抑制効果が得られる。
<逆洗水逆洗工程>
逆洗水槽62内の液体の溶存オゾン濃度が所定濃度に到達すると、ろ過膜3へのオゾン水供給を開始する。すなわち、第2バルブ17を開き逆洗ポンプ18が稼働して、逆洗水槽62内に貯留されたオゾン水が逆洗配管16及び接続配管12を介してろ過膜3に供給される。供給されたオゾン水はろ過膜3の二次側から一次側へと透過する過程で、ろ過膜3の細孔を閉塞させているファウリング原因物質(バイオフィルム等の有機成分)を化学的に分解するか、又は物理的に剥離させる。
ろ過膜3と逆洗水供給部6とを接続する接続配管12、ろ過配管13及び逆洗配管16内には、オゾンが分解して発生した酸素ガス、又はオゾン自身に由来する気泡が混入する場合がある。また、逆洗水としてオゾン水を用いていない場合でも、その他の何らかの原因によって気泡が混入する場合がある。ろ過膜3として、例えば、ろ過膜3の細孔径が0.1マイクロメートル程度の精密ろ過膜(MF(Microfiltration Membrane)膜)を使用する場合、逆洗で与えられる程度の圧力(60kPa以下)では、ろ過膜3を透過できるのは液体のみであり、酸素ガス又はオゾンガス等の気泡はろ過膜3を透過できない。
図3は、逆洗処理中にガスロックが発生した、ろ過膜3の断面を例示した図である。図3において、領域Aは一次側であり、領域Bは二次側である。また、領域Bはろ過膜3の内部3aである。また、ろ過膜3の内部3aの気泡を気泡Xとする。ろ過膜3のガスロックの原因となる気泡Xは、オゾン水の供給を続ける限り、水流に押し戻されるため浮上ができず、ろ過膜3を塞ぎ続ける。つまり、逆洗配管16又は接続配管12内に混入した気泡Xがろ過膜3の内部3aに到達するとろ過膜3の細孔を塞いでしまい、オゾン水の流通を妨げ洗浄効果を損なわせるおそれがある。
実施の形態1に係る水処理装置100の制御部9は、ガスロック発生判断部82がろ過膜3にガスロックが発生したと判断した場合に、逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を一時的に停止させ、所定時間Tcが経過した後に、逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を再開させる。制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止するため、ろ過膜3の内部3aに到達した気泡は、接続配管12を介してガス排出ユニット7へ誘導され、ガス排出ユニット7から配管の外へと排出される。したがって、実施の形態1に係る水処理装置100は、逆洗処理中にガス排出ユニット7からろ過膜3の間又はろ過膜3の内部3aで発生した気泡がろ過膜3の細孔を塞ぎ、オゾン水の流通を妨げることによる洗浄効果の低下を抑制する。制御部9によって、逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を一時的に停止させる所定時間Tcは、例えば、5秒以上600秒以下に設定することが望ましい。ガス排出ユニット7の詳細な構成については後述する。
次に、検出部8によるガスロックの検出の具体例について説明する。検出部8のガスロック発生判断部82は、圧力測定部81の測定結果を所定時間T毎に取り込み、今回(n回目)の測定結果である第1膜間差圧ΔPと、前回(n−1回目)の測定結果である第2膜間差圧ΔPn−1と、を比較して大小関係を判定する。ガスロック発生判断部82は、第2膜間差圧ΔPn−1よりも第1膜間差圧ΔPが大きい場合に、ガスロックが発生したと判断する。
また、より精度よくガスロックの発生を判断する場合は、ガスロック発生判断部82は、所定時間Tと、第1膜間差圧ΔP及び第2膜間差圧ΔPn−1の変化量と、から下記の式(3)を用いて、第2膜間差圧ΔPn−1に対する第1膜間差圧ΔPの単位時間当たりの圧力変化量Qを算出する。なお特に断らない限り、本願では圧力変化量Qは絶対値で示す。ガスロック発生判断部82は、第2膜間差圧ΔPn−1よりも第1膜間差圧ΔPが大きく、かつ圧力変化量Qが閾値Th以上の場合に、圧力が増加傾向でありガスロックが発生したと判断する。なお、ガスロック発生判断部82による圧力測定部81の測定結果の取り込み間隔Tは、例えば、1秒以上600秒以下が良く、さらに好ましくは30秒以上600秒以下である。また、閾値Thは、0.5(kPa/分)以上5.0(kPa/分)以下に設定するのが良い。なお、n=1回目の場合は、n−1回目の測定結果である第2膜間差圧ΔPn−1が存在しないため、ガスロックの検出は行わない。
Q = (ΔP−ΔPn−1) / T ・・・(3)
また、ガスロック発生判断部82は、第2膜間差圧ΔPn−1として、測定結果の移動平均値Zを算出し、ガスロックの発生を判断することもできる。移動平均値Zとは、前回の測定結果である第2膜間差圧ΔPn−1以前のm個の測定結果を用いて、下記の式(4)によって算出される値である。移動平均値Zを求めるために使用するデータ数mは、例えば、2個以上10個以下である。
Z = Σ(Pn−1+・・・+Pn−m) / m ・・・(4)
図4は、ガス排出ユニット7の構成を例示した図である。図4に示すように、ガス排出ユニット7は、接続配管12に接続され、ろ過膜3よりも鉛直上方に設けられた気液分離部71と、気液分離部71に誘導された気泡を排出する排気弁72と、排気弁72に接続された排気管73とを有する。
排気弁72の気液分離部71に接続されている側を一次側、排気管73に接続されている側を二次側と定義したとき、排気弁72は一次側から二次側のみに、かつ気体のみを透過させることのできる構造であることが望ましい。
排気管73は、排気弁72を透過した気体を大気中に放散させる。逆洗水としてオゾン水を用いる場合、排気管73は、オゾン分解触媒が充填されたオゾンを除去するオゾン除去部を備えてもよい。また、ガス排出ユニット7から排出される気体は、逆洗水に押し出されるようにして排気弁72を介して排気管73へと誘導されるため、排気管73を逆洗水槽62に接続して、排気弁72を透過した気体を逆洗水槽62内に放散させる構成としても良いし、被処理水貯留槽2に貯留されている被処理水1中に放散させる構成としても良い。
ここで、接続配管12の形状は、図4に示す形状に限定するものではないが、逆洗水供給部6によるろ過膜3へのオゾン水の供給を停止した場合に、ろ過膜3の二次側に到達した気泡が気液分離部71へと浮上可能となる形状である。ろ過膜3の鉛直上方に気液分離部71が設けられている場合、接続配管12は、例えば、ろ過膜3と気液分離部71とを接続する直線状の配管である。また、ろ過膜3の内部3aに存在する気泡をガス排出ユニット7へと誘導するために、接続配管12は、気泡との親和性が低い親水性材料で構成されることが望ましい。接続配管12の内面を気泡との親和性が低い親水性材料により処理して親水性を付与しても良いし、酸素プラズマにより接続配管12の内面を処理して親水性を付与しても良い。なお、酸素プラズマにより接続配管12の内面を処理する場合、ステンレス又は鉄等の金属配管内面を直接処理しても良いし、金属配管又は塩化ビニル配管の内面にPTFE又はPFA(Perfluoro alkoxy alkane)等のフッ素樹脂を塗布し、塗布面を処理しても良い。
制御部9によって逆洗水供給部6からのオゾン水の供給が停止された場合、ろ過膜3の内部3aの気泡は、接続配管12を介して気液分離部71へと移送される。気液分離部71に移送された気泡は、排気弁72から排気管73を介して排出される。
ガス排出ユニット7は、逆洗水供給部6からのオゾン水の供給が停止された場合に、ろ過膜3の内部3aの気泡を排出する構成であるが、逆洗水供給部6がろ過膜3にオゾン水を供給している場合のオゾン水に含まれる気泡も排出する構成とすることが好ましい。ここで、図4に示すように、気液分離部71の直径を直径L1、接続配管12の直径を直径L2、気液分離部71に接続されたろ過配管13の直径を直径L3とする。逆洗水供給部6がろ過膜3にオゾン水を供給している場合にもガス排出ユニット7によって気泡を排出する構成とするためには、気液分離部71の直径L1を、接続配管12の直径L2、及び気液分離部71に接続されたろ過配管13の直径L3よりも大きくすればよい。
気液分離部71の直径L1を、接続配管12の直径L2、及び気液分離部71に接続されたろ過配管13の直径L3よりも大きく設定することによって、逆洗水供給部6により供給されるオゾン水に含まれる気泡の浮上分離を促すため、逆洗水供給部6により供給されるオゾン水に含まれる気泡を排気弁72から排出することができる。気液分離部71の直径L1、接続配管12の直径L2、及び過配管13の直径L3は、例えば、ろ過配管13内の流速に対して、気液分離部71の流下流速が0.1倍以上0.9倍以下になるように設定することが好ましい。
次に、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜を揺動させる又は配管を振動させる等、ろ過膜3の内部3aに存在する気泡をガス排出ユニット7へと積極的に誘導する方法を採用する場合について説明する。
図5は、実施の形態1に係る水処理装置100に揺動部19及び噴流部20を設けた例を示す図である。ろ過膜3を揺動させる場合、例えば、図5に示すように、ろ過膜3の下部から曝気が行えるように揺動部19を設置し、ろ過膜3に向けて被処理水1内で曝気を行うことで、気液混相流がろ過膜3外部に吹き当てられ、ろ過膜3を揺動させることができる。また、ろ過膜3に向け水等の液体を送水可能な噴流部20を設け、液体をろ過膜3に向け吹き当てることでも同様な効果が得られる。図5に示す揺動部19は、例えば、曝気装置であり、噴流部20は、例えば、水等の液体を送水可能なポンプである。
また、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させ、ろ過膜3の内部3aに存在する気泡をガス排出ユニット7へと積極的に誘導する方法を採用することもできる。
ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させる場合は、第2バルブ17を閉め、第1バルブ14を開き、ろ過ポンプ15を一時的に再稼働させる。ろ過ポンプ15の再稼働が終了すると第1バルブ14を閉め、第2バルブ17を開く。長時間のろ過ポンプ15の再稼働は、被処理水1中の懸濁物質によるろ過膜3のファウリングを招くため、ろ過ポンプ15を一時的に再稼働させる時間は、例えば、5秒以上300秒以下に設定することが望ましい。
検出部8によってろ過膜3にガスロックが発生したと判断され、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させる場合、ガス排出ユニット7は、ろ過膜3よりも鉛直上方に設けられていなくてもよい。図6は、ガス排出ユニット7の設置位置の変形例を示す図である。
検出部8によってろ過膜3にガスロックが発生したと判断され、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水するため、図6に示すようにガス排出ユニット7がろ過膜3よりも鉛直上方に設けられていない場合でも、ろ過膜3の内部3aの気泡は、ろ過水4によってガス排出ユニット7へと誘導される。したがって、ろ過膜3の内部3aの気泡を排出することができる。
制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させる処理工程は、ろ過処理と逆洗処理とを交互に繰り返し実行する処理である。先行技術文献(国際公開第2009/008463号公報)に記載のように、通常、ろ過処理と逆洗処理とは自動的に繰り返し実施される。したがって、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させる処理工程は、通常の処理工程と同一と考えられるかもしれない。しかし、制御部9によって逆洗水供給部6によるオゾン水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜3の一次側から二次側に被処理水1を通水させる処理工程は、検出部8によってろ過膜3にガスロックが発生したと判断された場合に実行される処理であるため、通常の処理工程とは異なる。実施の形態1に係る水処理装置100では、逆洗処理中にろ過膜3のガスロックの発生を検出するため、逆洗処理中にガス排出ユニット7からろ過膜3の間又はろ過膜3の内部3aで発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜3の洗浄効果の低下を抑制する。
次に、実施の形態1に係る水処理方法についてフローチャートを用いて、整理して説明する。図7は、実施の形態1に係る水処理装置100の運転フロー図である。
次に、実施の形態1に係る水処理方法についてフローチャートを用いて、整理して説明する。図7は、実施の形態1に係る水処理装置100の運転フロー図である。
水処理装置100のろ過処理が開始されると、ステップS1では、第1バルブ14を開く。ステップS2では、ろ過ポンプ15を稼働させて被処理水貯留槽2に貯留された被処理水1を吸引し、ろ過膜3で被処理水1のろ過を行う。
ステップS3では、ろ過処理を開始してから所定時間Taが経過した場合、又はろ過膜3の膜間差圧が所定の膜間差圧を超えた場合に逆洗処理の開始を判断する。逆洗処理の開始と判断された場合は、ステップS4及びステップS6に進む。
ステップS4では、ろ過ポンプ15を停止する。ステップS5では、第1バルブ14閉める。ステップS6では、オゾンガス発生器61が運転を開始する。ステップS7では、逆洗水槽62内の液体の溶存オゾン濃度が所定濃度かを判断する。所定濃度以上の場合は、ステップS8に進む。
ステップS5及びステップS7が終了した場合、ステップS8では、第2バルブ17開く。ステップS9では、逆洗ポンプ18を稼働させ、ろ過膜3にオゾン水を供給し、ろ過膜3の逆洗処理を行う。
ステップS10では、所定時間Tbが経過した場合、又は所定透水性を超えた場合に逆洗処理の終了を判断する。逆洗処理の終了と判断された場合は、ステップS11に進み、逆洗処理の終了と判断されなかった場合はステップS101へと進む。
ステップS101では、検出部8は、ろ過膜3にガスロックが発生しているかを判断する。ガスロックが発生していると判断した場合は、ステップS102へと進み、ガスロックが発生していないと判断した場合は、ステップS10へと進む。
ステップS102では、逆洗ポンプ18を一時的に停止する。ステップS103では、逆洗ポンプ18を停止してから所定時間Tcが経過したかを判断する。所定時間Tc経過したと判断した場合は、ステップS104へと進む。ステップS104では、ガス排出ユニット7の排気弁72は、気液分離部71へと誘導された気泡を排出する。ステップS105では、逆洗ポンプ18を稼働させ、ろ過膜3へのオゾン水の供給を再開する。
ステップS11では、逆洗ポンプ18を停止する。ステップS12では、第2バルブ17を閉める。ステップS13では、オゾンガス発生器61の運転を停止する。
実施の形態1に係る水処理装置100は、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通してろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理装置において、ろ過膜に逆洗水を供給する逆洗水供給部と、ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出する検出部と、検出部がろ過膜のガスロックを検出した場合に、逆洗水供給部による逆洗水の供給を一時的に停止させ、予め決められた時間が経過後、逆洗水供給部による逆洗水の供給を再開させる制御部と、制御部が逆洗水供給部による逆洗水の供給を停止させることにより誘導されたろ過膜の内部の気泡を排出するガス排出ユニットと、を備える。
また、実施の形態1に係る水処理装置100の検出部は、逆洗水供給部によってろ過膜へ逆洗水を供給する場合のろ過膜の膜間差圧を測定する圧力測定部と、圧力測定部が測定した第1膜間差圧と、第1膜間差圧の測定以前に圧力測定部が測定した第2膜間差圧とを比較し、第2膜間差圧よりも第1膜間差圧が大きい場合に、ろ過膜にガスロックが発生したと判断するガスロック判断部と、を有する。
また、実施の形態1に係る水処理装置100の検出部は、逆洗水供給部によってろ過膜へ逆洗水を供給する場合のろ過膜の膜間差圧を測定する圧力測定部と、圧力測定部が測定した第1膜間差圧と、第1膜間差圧の測定以前に圧力測定部が測定した第2膜間差圧とを比較し、第2膜間差圧よりも第1膜間差圧が大きく、かつ第2膜間差圧に対する第1膜間差圧の単位時間当たりの圧力変化量が予め決められた閾値以上の場合に、ろ過膜にガスロックが発生したと判断するガスロック判断部と、を有する。
以上の構成によって実施の形態1に係る水処理装置100は、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する。
また、実施の形態1に係る水処理装置100は、制御部によって、逆洗水供給部による逆洗水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜を揺動させる揺動部を備える。
また、実施の形態1に係る水処理装置100は、制御部によって、逆洗水供給部による逆洗水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜の一次側からろ過膜へ向けて水流又は気液混相流を噴流する噴流部を備える。
また、実施の形態1に係る水処理装置100は、制御部によって、逆洗水供給部による逆洗水の供給が一時的に停止した場合に、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水することを特徴とする。
以上の構成によって実施の形態1に係る水処理装置100は、ろ過膜3の内部3aに存在する気泡をガス排出ユニット7へと積極的に誘導する。
実施の形態1に係る水処理方法は、ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通してろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理方法において、ろ過膜に逆洗水を供給するステップと、ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出するステップと、ガスロックを検出した場合に、逆洗水の供給を一時的に停止させるステップと、逆洗水の供給を一時的に停止させることによりガス排出ユニットに誘導されたろ過膜の内部の気泡を排出するステップと、逆洗水の供給を一時的に停止させてから予め決められた時間が経過後、逆洗水の供給を再開させるステップと、を備える。
以上の構成によって実施の形態1に係る水処理方法は、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る水処理装置200の構成について説明する。なお、実施の形態1と同一または対応する構成については、その説明を省略し、構成の異なる部分のみを説明する。
実施の形態2に係る水処理装置200は、複数のろ過膜3を有する構成である。ろ過膜3を複数本設置する場合、ガス排出ユニット7をろ過膜3と同数設けて、それぞれのガス排出ユニット7とそれぞれのろ過膜3とを接続配管12を介して接続し、実施の形態1に示した方法で運転を行うことで本発明の効果を得ることができる。しかし、複数のろ過膜3と同数のガス排出ユニット7を設けた場合、部品点数が多くなるため、生産コスト及び維持管理コストが増大する。
図8は、実施の形態2に係る水処理装置200の構成の一例を示す図である。図8に示すように、水処理装置200は、複数のろ過膜3と、一端がガス排出ユニット7の気液分離部71に接続され、他端がろ過配管13に接続されたヘッダー管21と、一端がそれぞれのろ過膜3の二次側に接続され、他端が気液分離部71又はヘッダー管21に接続された複数の接続配管12とを有する。実施の形態2に係る水処理装置200において、接続配管12の少なくとも一つは、他端がガス排出ユニット7の気液分離部71に接続されている。
検出部8の圧力測定部81は、ろ過配管13と逆洗配管16との接続地点からヘッダー管21の間のろ過配管13に設けられ、複数のろ過膜3全体の膜間差圧を測定する。検出部8のガスロック発生判断部82によるガスロック発生の判断は、実施の形態1に記載の具体例と同様の方法を用いることができる。なお、圧力測定部81の設置位置は、複数のろ過膜3の全体の膜間差圧が測定できる位置であれば、図8に示した位置に限定されない。
図9は、実施の形態2に係る水処理装置200の一部拡大図である。図9に示すように、気液分離部71の直径を直径L1、接続配管12の直径を直径L2、ヘッダー管21の直径を直径L4とした場合、気液分離部71の直径L1は、接続配管12の直径L2及びヘッダー管21の直径L4よりも大きい。気液分離部71の直径L1を、接続配管12の直径L2及びヘッダー管21の直径L4よりも大きくすることによって、逆洗水供給部6により供給されるオゾン水に含まれる気泡の浮上分離を促すため、逆洗水供給部6により供給されるオゾン水に含まれる気泡を排気弁72から排出することができる。気液分離部71の直径L1、接続配管12の直径L2、及びヘッダー管21の直径L4は、例えば、ヘッダー管21内の流速に対して、気液分離部71の流下流速が0.1倍以上0.9倍以下になるように設定することが好ましい。
検出部8がろ過膜3のガスロックを検出した場合、水処理装置100と同様に、制御部9は逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を一時的に停止する。オゾン水の供給が一時的に停止されると、ろ過膜3Aの内部の気泡は気液分離部71に誘導され排気弁72から排出される。ろ過膜3B,3C,3Dの内部の気泡はヘッダー管21に誘導され気泡Yとしてヘッダー管21内に留まる場合がある。したがって、ヘッダー管21を気泡との親和性が低い親水性材料で構成し、ヘッダー管21内に誘導された気泡が気液分離部71へと誘導されるようにヘッダー管21を形成することが好ましい。しかし、水処理装置の設計上、ヘッダー管21の形状を、ヘッダー管21に誘導された気泡を気液分離部71へと誘導する形状とすることが困難な場合は、図9に示すように気液分離部71の直径L1を、接続配管12の直径L2及びヘッダー管21の直径L4よりも大きくすればよい。気液分離部71の直径L1を、接続配管12の直径L2及びヘッダー管21の直径L4よりも大きくした場合、ヘッダー管21に誘導された気泡Yは、制御部9が逆洗水供給部6によるオゾン水の供給を再開させることによって気液分離部71に誘導され、気液分離部71に誘導された気泡Yは、浮上分離により排気弁72から排出される。
したがって、実施の形態2に係る水処理装置200は、ろ過工程及び逆洗工程ともに実施の形態1の水処理装置100と同様の運転を行うことによって、実施の形態1の水処理装置100と同様の効果を奏する。
図10は、実施の形態2に係る水処理装置200の変形例を示す図である。図10に示す例では、複数の接続配管12が接続されたヘッダー管21が複数設けられ、複数のヘッダー管21のそれぞれの一端にはガス排出ユニット7が接続され、それぞれの他端は集合管22に接続されている。集合管22はろ過配管13に接続されており、その他の構成は実施の形態2に係る水処理装置200と同様である。
図10に示す例は、ヘッダー管21が複数設けられ、複数のヘッダー管21が集合管22に接続された構成以外は実施の形態2に係る水処理装置200と同様であるため、実施の形態2に係る水処理装置200と同様の運転を行うことで、実施の形態2に係る水処理装置200と同様の効果を奏する。
実施の形態2に係る水処理装置200は、ろ過膜は複数設けられ、ガス排出ユニットは、ろ過膜の内部の気泡が誘導される気液分離部と、気液分離部に誘導された気泡を排出する排気弁と、を有し、水処理装置は、一端が気液分離部に接続され、他端が逆洗水供給部へと接続された配管に接続されたヘッダー管と、一端がそれぞれのろ過膜の二次側に接続され、他端が気液分離部又はガス排出部に接続された複数の接続配管と、を備え、接続配管の少なくとも一つは、他端が気液分離部に接続され、制御部が逆洗水供給部による逆洗水の供給を一時的に停止させることにより、ろ過膜の内部の気泡は、ヘッダー管又は気液分離部に誘導され、ヘッダー管に誘導された気泡は、制御部が逆洗水供給部による逆洗水の供給を再開させることにより、気液分離部に誘導されることを特徴とする。
また、実施の形態2に係る水処理装置200の気液分離部の直径は、接続配管及びヘッダー管の直径よりも大きいことを特徴とする。
以上の構成によって実施の形態2に係る水処理装置200は、逆洗処理中にガス排出ユニットからろ過膜の間又はろ過膜の内部で発生したガスの除去を効率的に行い、逆洗水によるろ過膜の洗浄効果の低下を抑制する。
また、複数のろ過膜3と同数のガス排出ユニット7を設ける必要がないため、生産コスト及び維持管理コストの増加を抑制できる。
実施の形態1及び実施の形態2では、逆洗水はオゾン水として説明したが、逆洗水はオゾン水に限定されない。逆洗水として、例えば、ろ過水、又は次亜塩素酸を含んだ薬品溶液を用いてもよい。逆洗水として次亜塩素酸を含んだ薬品溶液を用いた場合は、逆洗水としてオゾン水を用いた場合よりも逆洗水のコストを低減することができる。
本発明は、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることや、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200 水処理装置
1 被処理水
2 被処理水貯留槽
3 ろ過膜
4 ろ過水
5 ろ過水槽
6 逆洗水供給部
7 ガス排出ユニット
8 検出部
9 制御部
11 被処理水導入配管
12 接続配管
13 ろ過配管
14 第1バルブ
15 ろ過ポンプ
16 逆洗配管
17 第2バルブ
18 逆洗ポンプ
19 揺動部
20 噴流部
21 ヘッダー管
22 集合管
61 オゾンガス発生器
62 逆洗水槽
71 気液分離部
72 排気弁
73 排気管
81 圧力測定部
82 ガスロック発生判断部
1001a,1001b CPU
1002a,1002b メモリ

Claims (9)

  1. ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、前記ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通して前記ろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理装置において、
    前記ろ過膜に前記逆洗水を供給する逆洗水供給部と、
    前記ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出する検出部と、
    前記検出部が前記ろ過膜のガスロックを検出した場合に、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を一時的に停止させて前記ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させ、予め決められた時間が経過後、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を再開させる制御部と、
    前記制御部が前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を停止させて前記ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させることにより誘導された前記ろ過膜の内部の前記気泡を排出するガス排出ユニットと、
    を備える水処理装置。
  2. ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、前記ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通して前記ろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理装置において、
    前記ろ過膜に前記逆洗水を供給する逆洗水供給部と、
    前記ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出する検出部と、
    前記検出部が前記ろ過膜のガスロックを検出した場合に、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を一時的に停止させ、予め決められた時間が経過後、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を再開させる制御部と、
    前記制御部が前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を停止させることにより誘導された前記ろ過膜の内部の前記気泡を排出するガス排出ユニットと、
    を備え
    前記ガス排出ユニットは、前記ろ過膜の内部の前記気泡が誘導される気液分離部と、前記気液分離部に誘導された前記気泡を排出する排気弁と、を有し、
    前記気液分離部は、前記ろ過膜よりも鉛直上方に設けられ、直線状の接続配管により前記ろ過膜と接続された、水処理装置。
  3. 前記ろ過膜は複数設けられ、
    前記ガス排出ユニットは、前記ろ過膜の内部の前記気泡が誘導される気液分離部と、前記気液分離部に誘導された前記気泡を排出する排気弁と、を有し、
    前記水処理装置は、
    一端が前記気液分離部に接続され、他端が前記逆洗水供給部へと接続された配管に接続されたヘッダー管と、
    一端がそれぞれの前記ろ過膜の二次側に接続され、他端が前記気液分離部又は前記ヘッダー管に接続された複数の接続配管と、
    を備え、
    前記接続配管の少なくとも一つは、他端が前記気液分離部に接続され、
    前記制御部が前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を一時的に停止させることにより、前記ろ過膜の内部の前記気泡は、前記ヘッダー管又は前記気液分離部に誘導され、前記ヘッダー管に誘導された前記気泡は、前記制御部が前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給を再開させることにより、前記気液分離部に誘導されることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  4. 前記気液分離部の直径は、前記接続配管及び前記ヘッダー管の直径よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の水処理装置。
  5. 前記制御部によって、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給が一時的に停止した場合に、前記ろ過膜を揺動させる揺動部を備える請求項1から請求項のいずれか1項に記載の水処理装置。
  6. 前記制御部によって、前記逆洗水供給部による前記逆洗水の供給が一時的に停止した場合に、前記ろ過膜の一次側から前記ろ過膜へ向けて水流又は気液混相流を噴流する噴流部を備える請求項1から請求項のいずれか1項に記載の水処理装置。
  7. 前記検出部は、
    前記逆洗水供給部によって前記ろ過膜へ前記逆洗水を供給する場合の前記ろ過膜の膜間差圧を測定する圧力測定部と、
    前記圧力測定部が測定した第1膜間差圧と、前記第1膜間差圧の測定以前に前記圧力測定部が測定した第2膜間差圧とを比較し、前記第2膜間差圧よりも前記第1膜間差圧が大きい場合に、前記ろ過膜にガスロックが発生したと判断するガスロック判断部と、
    を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の水処理装置。
  8. 前記検出部は、
    前記逆洗水供給部によって前記ろ過膜へ前記逆洗水を供給する場合の前記ろ過膜の膜間差圧を測定する圧力測定部と、
    前記圧力測定部が測定した第1膜間差圧と、前記第1膜間差圧の測定以前に前記圧力測定部が測定した第2膜間差圧とを比較し、前記第2膜間差圧よりも前記第1膜間差圧が大きく、かつ前記第2膜間差圧に対する前記第1膜間差圧の単位時間当たりの圧力変化量が予め決められた閾値以上の場合に、前記ろ過膜にガスロックが発生したと判断するガスロック判断部と、
    を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の水処理装置。
  9. ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通してろ過するろ過処理と、前記ろ過膜の二次側から一次側に逆洗水を通して前記ろ過膜を洗浄する逆洗処理と、を行う水処理方法において、
    前記ろ過膜に前記逆洗水を供給するステップと、
    前記ろ過膜の内部の気泡によるガスロックを検出するステップと、
    前記ガスロックを検出した場合に、前記逆洗水の供給を一時的に停止させるステップと、
    前記逆洗水の供給を一時的に停止させて前記ろ過膜の一次側から二次側に被処理水を通水させることによりガス排出ユニットに誘導された前記ろ過膜の内部の前記気泡を排出するステップと、
    前記逆洗水の供給を一時的に停止させてから予め決められた時間が経過後、前記逆洗水の供給を再開させるステップと、
    を備える水処理方法。
JP2019560788A 2019-06-18 2019-06-18 水処理装置及び水処理方法 Active JP6644211B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/024091 WO2020255251A1 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 水処理装置及び水処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6644211B1 true JP6644211B1 (ja) 2020-02-12
JPWO2020255251A1 JPWO2020255251A1 (ja) 2021-09-13

Family

ID=69412206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019560788A Active JP6644211B1 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 水処理装置及び水処理方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6644211B1 (ja)
CN (1) CN113993611A (ja)
WO (1) WO2020255251A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007179A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Mitsubishi Electric Corp 膜ろ過装置および膜ろ過方法
JP2006055718A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 浸漬型膜分離式汚水処理装置及びその運転方法
JP2009029681A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Mitsui Kozan Material Kk 快削性セラミックスの製造方法
JP2012035243A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Kubota Corp 膜分離装置の洗浄方法および膜分離装置
JP2012086120A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toray Ind Inc 浸漬型膜モジュールの薬品洗浄方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119948A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Toray Ind Inc 膜分離装置、及びろ過処理運転方法
CN103261427B (zh) * 2010-12-22 2015-04-08 东丽株式会社 通过连续发酵制造化学产品的方法
JP5928995B2 (ja) * 2011-02-22 2016-06-01 三菱レイヨン株式会社 膜分離処理装置および該装置の運転方法
CN102407050A (zh) * 2011-10-13 2012-04-11 广州达意隆包装机械股份有限公司 一种多介质过滤器控制方法
SG11202006223PA (en) * 2018-02-27 2020-07-29 Mitsubishi Electric Corp Aeration amount control system and aeration amount control method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007179A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Mitsubishi Electric Corp 膜ろ過装置および膜ろ過方法
JP2006055718A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 浸漬型膜分離式汚水処理装置及びその運転方法
JP2009029681A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Mitsui Kozan Material Kk 快削性セラミックスの製造方法
JP2012035243A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Kubota Corp 膜分離装置の洗浄方法および膜分離装置
JP2012086120A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toray Ind Inc 浸漬型膜モジュールの薬品洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020255251A1 (ja) 2020-12-24
CN113993611A (zh) 2022-01-28
JPWO2020255251A1 (ja) 2021-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432914B2 (ja) 水処理方法および水処理装置
KR102329058B1 (ko) 분리막 모듈의 막힘 개소 특정 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 조수 시스템 및 조수 방법
JP6072994B1 (ja) 膜ろ過装置、ろ過膜洗浄方法、およびろ過膜の製造方法
JP6492658B2 (ja) 中空糸膜モジュールの洗浄方法
JP5431493B2 (ja) 浸漬型分離膜装置の洗浄方法、及び浸漬型分離膜装置の洗浄システム
JP2007296500A (ja) 膜分離装置及び膜ろ過方法
JP5928995B2 (ja) 膜分離処理装置および該装置の運転方法
JP6644211B1 (ja) 水処理装置及び水処理方法
TWI717743B (zh) 膜洗淨裝置及膜洗淨方法
KR101858754B1 (ko) 여과 시스템 및 여과방법
JP2013212497A (ja) 水処理方法
JP7103526B2 (ja) 造水装置の洗浄トラブル判定方法および洗浄トラブル判定プログラム
JP2005351707A (ja) 膜ろ過性能の検知方法、検知装置、膜ろ過方法および膜ろ過装置
JP2011104504A (ja) 水処理設備の洗浄方法
JPWO2019239515A1 (ja) オゾン水生成装置、水処理装置、オゾン水生成方法、および、洗浄方法
JP7067678B1 (ja) 濾過膜の洗浄装置、水処理装置及び濾過膜の洗浄方法
JP6878050B2 (ja) 膜ろ過装置、膜ろ過方法及び膜ろ過装置のブロー装置
JP7213711B2 (ja) 水処理装置および水処理方法
JP2000210660A (ja) 浸漬式膜濾過装置および清澄水の製造方法
JP5908185B2 (ja) 有機膜の改質方法、改質有機膜、及び改質装置
WO2021199371A1 (ja) 水処理装置および水処理方法
WO2010113589A1 (ja) 水処理装置および水処理方法
JP2021016821A (ja) 膜分離装置の運転方法および膜分離装置
JP2005058970A (ja) 浸漬式膜濾過装置および清澄水の製造方法
JP2018008191A (ja) 水処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191105

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191105

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6644211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250