JP5386806B2 - 情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して複数の端末と通信可能な情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラムに関し、特に、複数の端末のそれぞれに入力される発信情報から抽出された複数のキーワードを選択候補として端末に提示させる情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラムに関する。
近年、インターネット関連技術の発達により、例えば、クチコミサイト、Q&Aコミュニティ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログ、COIサイト等のCGM(Consumer Generated Media)が普及してきている。CGMにおいては、インターネット上に、ユーザが直接情報を投稿することによって、クチコミ情報が掲載される。つまり、インターネット上に、ユーザの実体験や生の声が掲載される。このように、ユーザによる自由な意見がインターネット上にクチコミ情報として掲載されるため、他のユーザにおいては、掲載されたクチコミ情報に基づいて、店舗の商品を購入するか否か、施設(飲食店、宿泊所、病院等)を利用するか否か、または、あるイベント(花火大会、祭り等)に参加するか否か等を判断することができる。
また、近年、モバイル環境にて使用される携帯電話は、通話だけでなく、インターネットに接続することによってWebサイトを閲覧し、電子メールを送受信することができる機能を備えている。特に、近年では、携帯電話のインターネット端末化が急激に進んでおり、携帯電話は、デジタルカメラ機能、アプリケーションソフトの実行機能、GPS機能等を備えている。携帯電話は、インターネット端末という枠を超え、携帯情報端末(PDA)としての機能を備えた機器に進化しつつある。このような携帯電話を用いることにより、ユーザは、例えば、購入した商品を使用した際、施設を利用した際、または、あるイベントに参加した際に、何時でも何処でもリアルタイムに新鮮なクチコミ情報をインターネット上に掲載することができる。
ここで、ユーザが携帯電話を用いてクチコミ情報を入力する場合、携帯電話による文字入力は、パーソナルコンピュータによる文字入力と比較して、入力キーが制限されている関係上、ユーザにとってたいへん手間がかかる。特に、携帯電話を用いて長い文章を入力する場合、ユーザの負担は大きい。このため、ユーザは、手間をかけてまでクチコミ情報を入力しようとしない場合が多い。
このようなユーザの負担を軽減するため、携帯電話には一般に予測変換機能が備えられている。予測変換機能が備えられた携帯電話は、通常、ユーザが1文字入力するだけで、過去に入力した文字の中から使用頻度の高い順あるいは直近に使用した順に変換候補を表示することができる。しかし、例えば、ユーザが、ある地域に位置している施設を利用した際、携帯電話は、この地域に関係する単語を変換候補として表示することができない。このため、携帯電話を用いて施設のクチコミ情報を入力しようとする場合、手間がかかることがあった。具体的には、施設の看板等に掲載された施設名から施設の表記(漢字等)は理解できるが、読みが分からない場合、ユーザが携帯電話を用いて施設名を入力するには手間がかかる。
そこで、地域別の単語を記録した複数の地域別単語辞書をサーバ装置に備え、ユーザの現在位置に対応する地域別単語辞書を選択し、選択した地域別単語辞書をサーバ装置から携帯電話へダウンロードし、ダウンロードした地域別単語辞書からユーザが入力した文字より予想される単語を検索し、検索した単語を変換候補の上位に表示させる方法が知られている(例えば、特許文献1または2参照)。これにより、施設のクチコミ情報を入力する際の手間を軽減することができる。
特開2007−108971号公報 特開2003−330916号公報
しかしながら、上記従来の方法では、地域別単語辞書には、地域別の固有名詞である単語が固定的に記録されているため、例えば、ある地域において現在評判となっている発信情報(クチコミ情報)に含まれているキーワードを、変換候補として携帯電話に表示させることができなかった。
また、上記従来の方法では、地域別単語辞書に記録された単語を変換候補の上位に表示させるための仮名漢字変換エンジンを携帯電話に搭載する必要がある。さらに、サーバ装置から携帯電話へ地域別単語辞書をダウンロードし、ダウンロードした地域別単語辞書を携帯電話に記録する仕組みが携帯電話に備えられている必要がある。このため、通常の携帯電話では、上記従来の方法を実現することができなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発信情報から抽出されたキーワードをキーワード記録部へ記録することにより、通常の端末であっても、例えば、端末の現在位置に基づいてキーワード記録部から得られる複数のキーワードを選択候補として提示させることが可能な情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における情報処理方法は、端末と通信可能なコンピュータが実行する情報処理方法において、前記コンピュータが備える端末環境情報取得部が、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得工程と、前記コンピュータが備えるキーワード読出部が、前記端末環境取得工程により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出工程と、前記コンピュータが備えるキーワード提示部が、前記キーワード読出工程により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示工程とを含む。
上記目的を達成するために本発明における情報処理装置は、端末と通信可能な情報処理装置において、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得部と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出部と、前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示部とを備える。
本発明の情報処理装置によれば、端末環境取得部は、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する。なお、端末環境情報は、端末の周囲の環境を示す情報である。例えば、端末環境情報は、端末の現在位置を示す位置情報、端末の現在高度を示す高度情報、現在時刻を示す時刻情報、端末の周囲の自然現象(温度、湿度、気圧等)を示す物理情報、端末の周囲の音(端末の周囲の環境音や人の音声等)を示す音情報、および、端末の周囲の画像(端末の周囲の風景や人の画像等)を示す画像情報の少なくとも1つを含む。発信情報は、例えば、物事の評判に関するクチコミ情報である。キーワード読出部は、端末環境取得部により取得された端末環境情報に基づいて、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出す。なお、キーワード記録部には、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと、当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とが対応付けて記録されている。キーワード提示部は、読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させる。これにより、通常の端末であっても、読み出された複数のキーワードを選択候補として提示させることができる。つまり、端末のユーザがある地域に位置している場合、この地域において現在評判となっている発信情報に含まれているキーワードを、選択候補として端末に提示させることができる。選択候補として提示された複数のキーワードから端末のユーザが所望するキーワードを選択することによって当該端末に発信情報が入力される。つまり、端末のユーザは、選択候補として提示された複数のキーワードから端末のユーザが所望するキーワードを選択することにより、容易に端末に発信情報を入力することが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末に入力された発信情報を当該端末から取得し、取得した発信情報を発信情報記録部へ記録する発信情報取得部と、前記発信情報記録部に記録された発信情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録するキーワード登録部とを備える態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、発信情報取得部は、端末に入力された発信情報を当該端末から取得する。発信情報取得部は、取得した発信情報を発信情報記録部へ記録する。キーワード抽出部は、発信情報記録部に記録された発信情報に対して、例えば、形態素解析を行うことにより、複数の単語に分割する。キーワード抽出部は、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する。キーワード登録部は、抽出されたキーワードと、端末環境取得部により取得された端末環境情報とを対応付けてキーワード記録部へ記録する。これにより、通常の端末であっても、端末環境情報に基づいてキーワード記録部から得られる複数のキーワードを選択候補として提示させることができる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、情報提供者によって掲載された掲載情報が記録される1または複数のサーバ装置とさらに通信可能であり、前記サーバ装置から掲載情報を取得する掲載情報取得部をさらに備え、前記キーワード抽出部は、前記掲載情報取得部により取得された掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出し、前記掲載情報に位置情報が付加されている場合、前記サーバ装置から前記位置情報を取得し、前記掲載情報に位置情報が付加されていない場合、所定地点に関する地点情報が記録された位置情報記録部から前記掲載情報が示している位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記キーワード登録部は、前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記位置情報取得部により取得された位置情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、情報提供者によって掲載された掲載情報が記録される1または複数のサーバ装置とさらに通信可能である。なお、サーバ装置は、例えば、クチコミサイト、ブログ等を閲覧者へ提供し、あるいは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を実現するためのWebサーバである。キーワード抽出部は、掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する。位置情報取得部は、掲載情報に位置情報が付加されている場合、サーバ装置から位置情報を取得する。一方、位置情報取得部は、掲載情報に位置情報が付加されていない場合、位置情報記録部から掲載情報が示している位置情報を取得する。キーワード登録部は、キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、位置情報取得部により取得された位置情報とを対応付けてキーワード記録部へ記録する。つまり、キーワード記録部には、端末に入力された発信情報から抽出されたキーワードの他に、サーバ装置に記録された掲載情報に基づいて抽出されたキーワードも記録される。これにより、例えば、ある地域において現在評判となっている発信情報に含まれているキーワードを、漏れなくキーワード記録部へ記録することが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出し、かつ、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、および、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数に基づいて、キーワード毎に重要度を算出し、重要度の高い順にキーワードを並び替え、前記キーワード提示部は、重要度の高い順にキーワードが選択可能なように、前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、前記発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させる態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、キーワード読出部は、キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、端末環境情報の位置情報が示す携帯端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出す。キーワード読出部は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、および、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する。つまり、キーワード読出部は、例えば、前記距離が小さく、かつ、前記個数が多いキーワードに対して、重要度が高くなるようにキーワードの重要度を算出する。一方、キーワード読出部は、例えば、前記距離が大きく、かつ、前記個数が少ないキーワードに対して、重要度が低くなるようにキーワードの重要度を算出する。キーワード読出部は、重要度の高い順にキーワードを並び替える。キーワード提示部は、重要度の高い順にキーワードが選択可能なように、読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させる。これにより、重要度の高いキーワードから端末に選択候補として提示されるので、端末のユーザは、端末に発信情報を入力する際の手間を削減することが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末環境情報には、現在時刻を示す時刻情報がさらに含まれており、前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す携帯端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出す態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、キーワード読出部は、キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、携帯端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、端末環境取得部により取得された端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出す。なお、時間種情報は、時刻情報を抽象化した情報である。例えば、時間種情報には、時間、朝、昼、夕方、夜、午前、午後、曜日、平日、祝日、寒の入り、五十日(ごとび:日付に5または10が含まれる日)、週末、月、盆、暮れ、正月、クリスマス、春、夏、秋、冬、花粉症の季節、ゴールデンウィーク、給料日、新月、満月、熱帯夜、大安、仏滅等が挙げられる。これにより、例えば、端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報が昼の時間帯を示していれば、キーワード読出部は、ある施設において昼の時間帯に提供されるランチに関するキーワードをキーワード記録部から読み出すことができる。また、例えば、端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報が夜の時間帯を示していれば、キーワード読出部は、ある施設において夜の時間帯に提供されるアルコールに関するキーワードをキーワード記録部から読み出すことができる。つまり、端末のユーザがある地域に位置している場合、この地域において現在評判となっている発信情報に含まれているキーワードを、時間種情報を考慮した上で、選択候補として端末に提示させることが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末のユーザの嗜好を示すプロファイル情報、および、当該端末から取得された発信情報の履歴を示す履歴情報が記録された履歴情報記録部をさらに備え、前記キーワード読出部は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数、ならびに、読み出した複数のキーワードのそれぞれのキーワードと前記プロファイル情報および前記履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、キーワード読出部は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数、ならびに、読み出した複数のキーワードのそれぞれのキーワードと前記プロファイル情報および前記履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する。つまり、キーワード読出部は、例えば、前記類似度が高いキーワードに対して、重要度が高くなるようにキーワードの重要度を算出する。一方、キーワード読出部は、例えば、前記類似度が低いキーワードに対して、重要度が低くなるようにキーワードの重要度を算出する。すなわち、プロファイル情報および履歴情報と類似度が高いキーワードは、端末のユーザが、頻繁に使用するキーワードであるといえる。これにより、重要度の高いキーワードから端末に選択候補として提示されるので、端末のユーザは、発信情報を入力する際の手間を削減することが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末の現在位置を示す位置情報、および、現在時刻を示す時刻情報を所定時間毎に取得することにより、前回取得した位置情報および時刻情報と、今回取得した位置情報および時刻情報とに基づいて、端末の移動速度を算出する移動速度算出部と、前記端末の移動速度が閾値以上である場合、前記キーワード読出部に対して、前記キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する読出範囲変更部とを備える態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、移動速度算出部は、前回取得した位置情報および時刻情報と、今回取得した位置情報および時刻情報とに基づいて、端末の移動速度を算出する。読出範囲変更部は、端末の移動速度が閾値以上である場合、キーワード読出部に対して、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する。つまり、端末の移動速度が閾値以上であれば、端末のユーザが、例えば、車、電車等の高速な移動手段を用いて移動している場合であるので、読出範囲変更部は、キーワード読出部に対して、前記所定の距離範囲を拡大するように指示する。これにより、キーワード読出部は、拡大された前記所定の距離範囲に従って、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すことが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記端末の現在位置を示す位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する精度情報算出部と、前記精度情報が示す計測精度が閾値未満である場合、前記キーワード読出部に対して、前記キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する読出範囲変更部とを備える態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、精度情報算出部は、端末の現在位置を示す位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する。読出範囲変更部は、精度情報が示す計測精度が閾値未満である場合、キーワード読出部に対して、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する。つまり、計測精度が閾値未満であれば、端末の現在位置を示す位置情報の信頼性が低いので、読出範囲変更部は、キーワード読出部に対して、前記所定の距離範囲を拡大するように指示する。これにより、キーワード読出部は、拡大された前記所定の距離範囲に従って、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すことが可能となる。
上記本発明における情報処理装置においては、前記キーワード記録部よりも高速にアクセス可能であって、前記キーワード読出部が重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録されるキャッシュメモリをさらに備え、前記キーワード読出部は、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報と過去に取得した端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示している場合、前記キーワード記録部の代わりに、前記キャッシュメモリから複数のキーワードを読み出す態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、キャッシュメモリには、キーワード読出部が重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録される。なお、キャッシュメモリは、キーワード記録部よりも高速にアクセス可能なメモリである。キーワード読出部は、取得された端末環境情報の位置情報と過去に取得した端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示している場合、キーワード記録部の代わりに、キャッシュメモリから複数のキーワードを読み出す。キャッシュメモリから複数のキーワードを読み出すので、キーワード読出部は、キーワード記録部から複数のキーワードを読み出す場合と比較して、高速にキーワードを読み出すことが可能となる。また、キャッシュメモリには重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録されているので、キーワード読出部は、キャッシュメモリから読み出した複数のキーワードのそれぞれに対して、キーワードの重要度を算出する必要がない。この結果、情報処理装置の処理速度が向上する。
上記目的を達成するために本発明における情報収集プログラムは、端末と通信可能なコンピュータに処理を実行させる情報処理プログラムにおいて、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得処理と、前記端末環境取得処理により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出処理と、前記キーワード読出処理により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示処理とを前記コンピュータに実行させる。
以上のように、本発明の情報処理方法、情報処理装置、および、情報処理プログラムは、発信情報から抽出されたキーワードをキーワード記録部へ記録することにより、通常の端末であっても、例えば、端末の現在位置に基づいてキーワード記録部から得られる複数のキーワードを選択候補として提示させることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム1は、携帯端末2a,2b、および、情報処理装置3を備えている。携帯端末2a,2b、および、情報処理装置3は、ネットワークNを介して互いに接続されている。本実施形態においては、一例として、ネットワークNがインターネットである場合について説明するが、ネットワークNの種類は特に限定するものではなく、イーサネット(登録商標)、無線LAN、その他のコンピュータネットワーク等であってもよい。携帯端末(端末)2a,2bは、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の無線通信可能な端末である。情報処理装置3は、携帯端末2a,2bに入力されたクチコミ情報(発信情報)を、ネットワークNを介して携帯端末2a,2bから収集する装置である。
図1では、説明の簡略化のために、携帯端末2a,2bを2台、情報処理装置3を1台図示したが、通信システム1を構成する携帯端末2a,2b、および、情報処理装置3の数は任意である。また、通信システム1上に、他のユーザ端末、Webサーバ、プロキシサーバ、DNS(Domain Name System)サーバ、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ等が存在していてもよい。
なお、以下では、互いに同じ機能を有している部材を説明する際、特に区別する必要のある場合にのみ、例えば、携帯端末2aのように、それぞれを区別するための英小文字を付して説明し、特に区別する必要がない場合、あるいは、総称する場合には、例えば、携帯端末2のように、英小文字を付さずに説明する。
(携帯端末の構成)
携帯端末2aは、現在位置計測部21、要求情報送信部22、画面データ受信部23、表示部24、入力部25、および、クチコミ情報送信部26を備えている。なお、携帯端末2bの構成も、携帯端末2aの構成と同様である。
現在位置計測部21は、携帯端末2aの現在位置を計測する。具体的には、現在位置計測部21は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)機能を備えており、複数の測地衛星(GPS衛星)から送信される電波を受信し、受信した電波の相対的な時間差に基づいて、携帯端末2aの現在位置を計測する。現在位置計測部21は、携帯端末2aの現在位置が変化する度に、携帯端末2aの現在位置を示す位置情報を要求情報送信部22に出力する。なお、位置情報には、携帯端末2aを一意に識別するユーザID、携帯端末2aの現在緯度を示す緯度情報、および、携帯端末2aの現在経度を示す経度情報が含まれる。なお、上記では、現在位置計測部21がGPS機能を備えている例について説明したが、これに限定されない。すなわち、現在位置計測部21は、携帯端末2aが通信可能な近隣の携帯電話基地局、無線LANアクセスポイント等から位置情報を取得することにより、携帯端末2aの現在位置を計測するようにしてもよい。また、現在位置計測部21は、道路標識、番地標識等から位置情報を取得することにより、携帯端末2aの現在位置を計測するようにしてもよい。つまり、現在位置計測部21が携帯端末2aの現在位置を計測できれば、携帯端末2aの現在位置を計測する方法として、様々な任意の方法を採り得る。
要求情報送信部22は、クチコミ情報を入力するためのクチコミ情報入力画面を情報処理装置3から取得するように入力部25から指示があった場合、クチコミ情報入力画面を取得するための要求を示す要求情報を、ネットワークNを介して情報処理装置3に送信する。なお、要求情報には、現在位置計測部21から出力された位置情報、および、現在時刻を示す時刻情報が含まれる。
画面データ受信部23は、要求情報送信部22により送信された要求情報に基づいて情報処理装置3から得られるクチコミ情報入力画面が示す画面データを、ネットワークNを介して情報処理装置3から受信する。画面データ受信部23は、受信した画面データを表示部24に出力する。
表示部24は、画面データ受信部23から出力された画面データが示すクチコミ情報入力画面を表示する。このため、表示部24は、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ等の任意の表示デバイスから構成される。
入力部25は、携帯端末2aのユーザの入力操作に従って、要求情報送信部22に対して、クチコミ情報入力画面を情報処理装置3から取得するように指示する。また、入力部25は、表示部24に表示されたクチコミ情報入力画面に、クチコミ情報を携帯端末2aのユーザに入力させる。このため、入力部25は、入力キー、タッチパネル、音声認識装置等の任意の入力デバイスから構成される。
図2は、表示部24に表示されたクチコミ情報入力画面に、携帯端末2aのユーザによってクチコミ情報が入力された状態を示す図である。図2に示すように、表示部24には、クチコミ情報入力画面として、“日時”「7/7(土)10:57:13」、“位置”「+34.64500,+134.99400」、および、“タイトル”「兵庫県明石市鍛冶屋町付近の情報」が表示されている。なお、“位置”は、緯度情報および経度情報にて表されている。また、“タイトル”に表示された「兵庫県明石市鍛冶屋町付近の情報」は、情報処理装置3によってデフォルトとして入力された入力情報である。なお、この入力情報は、携帯端末2aのユーザによって編集可能である。
また、表示部24には、“評価”「4」(図中、5つの星のうち4つの星が選択されている)が表示されている。本実施形態においては、評価は、1〜5の5段階で表され、1が最も評価が低く、5が最も評価が高い。また、表示部24には、“何が?”「明石焼き」、および、“どうした?”「おいしい」が表示されている。“何が?”および“どうした?”に表示されているキーワード(「明石焼き」、「おいしい」)は、例えば、図3に示すように、携帯端末2aのユーザによる選択欄(図3に示す例では、プルダウンメニュー)の選択操作によって選択情報として携帯端末2aに入力される。つまり、携帯端末2aのユーザが、複数のキーワードの中から任意のキーワードを選択することによって選択情報として携帯端末2aに入力される。つまり、携帯端末2aのユーザは、選択候補として表示された複数のキーワードから任意のキーワードを選択するだけで、容易にクチコミ情報を入力することができる。また、表示部24には、“自由入力”「お昼前に行ったが、既に行列ができていた。」が表示されている。“自由入力”に表示された「お昼前に行ったが、既に行列ができていた。」は、携帯端末2aのユーザによって入力された入力情報である。さらに、表示部24には、“送信”ボタンが表示されている。
クチコミ情報送信部26は、携帯端末2aに入力されたクチコミ情報を、ネットワークNを介して情報処理装置3へ送信する。具体的には、携帯端末2aのユーザが、例えば、図2に示すように、携帯端末2aにクチコミ情報を入力した後、“送信”ボタンを押した場合に、クチコミ情報送信部26により、携帯端末2aに入力されたクチコミ情報が、ネットワークNを介して情報処理装置3へ送信される。
ところで、上記の携帯端末2aは、パーソナルコンピュータ等の任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記の現在位置計測部21、要求情報送信部22、画面データ受信部23、表示部24、入力部25、および、クチコミ情報送信部26は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、現在位置計測部21、要求情報送信部22、画面データ受信部23、表示部24、入力部25、および、クチコミ情報送信部26の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。
(情報処理装置の構成)
情報処理装置3は、クチコミ情報取得部31、クチコミ情報記録部32、キーワード抽出部33、キーワード登録部34、キーワード記録部35、要求情報受信部36、キーワード読出部37、画面生成部38、および、画面データ送信部39を備えている。
クチコミ情報取得部(発信情報取得部)31は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信されたクチコミ情報を取得する。クチコミ情報取得部31は、取得したクチコミ情報をクチコミ情報記録部32へ記録する。図4は、本実施形態に係るクチコミ情報記録部32に記録されたデータの一例を示す図である。図4に示すように、クチコミ情報記録部32には、“ユーザID”、“日付”、“時刻”、“緯度”、“経度”、“評価”、“タイトル”、“何が”、“どうした”、および、“自由入力”が記録される。“ユーザID”は、携帯端末2を一意に識別する情報である。“日付”および“時刻”は、図2に示す“日時”に対応する時刻情報である。“緯度”および“経度”は、図2に示す“位置”に対応する位置情報である。“評価”は、図2に示す“評価”に対応する。“タイトル”および“自由入力”は、図2に示す“タイトル”および“自由入力”に対応する入力情報である。“何が”および“どうした”は、図2に示す“何が?”および“どうした?”に対応する選択情報である。なお、図4に示す「−」は、携帯端末2のユーザによって選択情報または入力情報が携帯端末2に入力されなかったことを表している。
キーワード抽出部33は、クチコミ情報記録部32の“タイトル”および“自由入力”に記録された入力情報を形態素解析することによって、入力情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する。具体的には、キーワード抽出部33は、まず、クチコミ情報記録部32の“タイトル”および“自由入力”に記録された入力情報を読み出す。キーワード抽出部33は、クチコミ情報記録部32から読み出した入力情報に対して形態素解析を行う。形態素解析を行うことにより、入力情報は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。なお、形態素解析の方法として、例えば、ビタビ(Viterbi)アルゴリズムや最長一致法等が挙げられるが、本実施形態で用いられる形態素解析の方法は、特定のものに限定されない。キーワード抽出部33は、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する。例えば、キーワード抽出部33は、分割した複数の単語の中から自立語となるキーワードを抽出する。なお、自立語は、単独で文節を構成できる品詞であって、例えば、名詞、動詞、形容詞等である。具体的には、キーワード抽出部33は、まず、自立語のうち名詞となるキーワードを抽出する。
また、キーワード抽出部33は、分割した複数の単語の中から名詞となるキーワードを抽出し、かつ、抽出したキーワードと係り受けの関係にあるキーワードをさらに抽出する。例えば、抽出したキーワードが“たこ焼き”であった場合、キーワード抽出部33は、抽出したキーワード“たこ焼き”と係り受けの関係にあるキーワード、例えば、“食べた”、および、“美味しかった”をさらに抽出する。このため、キーワード抽出部33は、係り受けの関係を解析する機能を備えている。キーワード抽出部33は、抽出したキーワードをキーワード登録部34に出力する。
なお、上記では、キーワード抽出部33が係り受けの関係を解析する機能を備えている例について説明したが、これに限定されない。例えば、キーワード抽出部33に図示しない述語辞書を備えておくことにより、キーワード抽出部33は、名詞となるキーワードと係り受けの関係(述語)にあるキーワードを述語辞書から読み出してもよい。なお、述語辞書には、名詞となるキーワードと、このキーワードに対応する属性情報(述語)とが記録されている。
キーワード登録部34は、キーワード抽出部33から出力されたキーワードと、このキーワードに対応する位置情報および時間種情報とをキーワード記録部35へ記録する。具体的には、キーワード登録部34は、まず、キーワード抽出部33から出力されたキーワードが含まれている入力情報に対応する位置情報および時間種情報をクチコミ情報記録部32から読み出す。キーワード登録部34は、キーワード抽出部33から出力されたキーワードと、クチコミ情報記録部32から読み出した位置情報および時間種情報とを対応付けてキーワード記録部35へ記録する。図5は、本実施形態に係るキーワード記録部35に記録されたデータの一例を示す図である。図5に示すように、キーワード記録部35には、“緯度”、“経度”、“日付”、“時刻”、“何が”、および、“どうした”が記録されている。つまり、キーワード登録部34は、“何が”に記録したキーワードと係り受けの関係にあるキーワードを“どうした”に記録する。なお、“緯度”および“経度”が位置情報となる。“日付”および“時刻”が時間種情報となる。
要求情報受信部(端末環境取得部)36は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信する。要求情報受信部36は、受信した要求情報に基づいて、受信した要求情報に含まれている位置情報を、キーワード読出部37に出力する。
キーワード読出部37は、キーワード記録部35に記録された複数のキーワードの中から、要求情報受信部36から出力された位置情報が示す携帯端末2の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられたキーワードを読み出す。なお、所定の距離範囲は、情報処理装置3の図示しないメモリに距離範囲情報として予め記録されている。キーワード読出部37は、読み出したキーワードの個数が閾値以上であるか否かを判定する。なお、本実施形態においては、閾値は「9」であるものとする。キーワード読出部37は、読み出したキーワードの個数が閾値以上であると判定すれば、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報をキーワード記録部35からさらに読み出す。
一方、キーワード読出部37は、読み出したキーワードの個数が閾値未満であると判定すれば、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3の図示しないメモリに記録された距離範囲情報を更新する。キーワード読出部37は、更新された距離範囲情報に基づいて、キーワード記録部35に記録されたキーワードの中から、再度、携帯端末2の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられたキーワードを読み出す。キーワード読出部37は、読み出したキーワードの個数が閾値以上になるまで、所定の距離範囲が拡大するように距離範囲情報を更新する。なお、閾値は、情報処理装置3の図示しないメモリに予め記録されている。これにより、携帯端末2の表示部24に、例えば、図3に示すように、閾値以上のキーワードを選択候補として表示させることができる。つまり、図3に示す例では、携帯端末2の表示部24に、9個のキーワードが選択候補として表示されている。
キーワード読出部37は、読み出したキーワードのそれぞれについて重要度を算出し、重要度の高い順にキーワードを並び替える。本実施形態においては、キーワード読出部37は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、要求情報受信部36から出力された位置情報とに基づいて、キーワード毎に距離を算出する。つまり、キーワード読出部37は、複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報が示す位置と、携帯端末2の現在位置との間の距離をキーワード毎に算出する。キーワード読出部37は、算出した距離と、複数のキーワードの各キーワードの個数とに基づいて、キーワード毎に重要度を算出する。
具体的には、キーワード読出部37は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対して、距離に応じた数値を割り当てていく。なお、この数値は、距離が小さくなるに従って大きくなり、かつ、距離が大きくなるに従って小さくなる数値である。キーワード読出部37は、複数のキーワードのそれぞれに対して割り当てた数値を、同じキーワード毎に加算することにより、キーワードの重要度を算出する。例えば、「明石」のキーワードが2個存在し、一方の「明石」のキーワードの距離が大きく、他方の「明石」のキーワードの距離が小さい場合、キーワード読出部37は、一方の「明石」のキーワードに対して、距離に応じた数値、例えば、「0.8」を割り当て、他方の「明石」のキーワードに対して、距離に応じた数値、例えば、「1.3」を割り当てる。キーワード読出部37は、一方の「明石」のキーワードに対して割り当てた数値「0.8」と、他方の「明石」のキーワードに対して割り当てた数値「1.3」とを加算することにより、キーワード「明石」の重要度「2.1」を算出する。これにより、キーワード読出部37は、距離が小さく、かつ、個数が多いキーワードに対して、重要度が高くなるようにキーワードの重要度を算出することができる。一方、キーワード読出部37は、距離が大きく、かつ、個数が少ないキーワードに対して、重要度が低くなるようにキーワードの重要度を算出することができる。キーワード読出部37は、重要度の高い順にキーワードを並び替える。キーワード読出部37は、重要度の高い順に並び替えたキーワードを画面生成部38に出力する。
なお、上記では、キーワード読出部37は、上記距離および上記個数に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、キーワード読出部37は、キーワードが含まれている入力情報に対応する評価をクチコミ情報記録部32から読み出すことにより、読み出した評価をそのままキーワードの重要度として算出するようにしてもよい。つまり、キーワード読出部37は、評価が高いキーワードに対して、重要度が高くなるようにキーワードの重要度を算出する。一方、キーワード読出部37は、評価が低いキーワードに対して、重要度が低くなるようにキーワードの重要度を算出する。これにより、キーワード読出部37は、キーワードが含まれている入力情報に対応する評価に応じて、キーワードの重要度を算出することができる。なお、キーワード読出部37は、キーワードが含まれている入力情報に対応する評価だけでなく、上記距離または上記個数も考慮してキーワード毎に重要度を算出するようにしてもよい。
画面生成部38は、キーワード読出部37から出力された複数のキーワードから携帯端末2のユーザが所望するキーワードを選択可能な選択欄と、携帯端末2のユーザが任意の文章を入力可能な入力欄とを有するクチコミ情報入力画面を生成する。具体的には、画面生成部38は、キーワード読出部37が重要度の高い順に並び替えたキーワードに従って、重要度の高い順にキーワードが選択可能な選択欄を生成する。画面生成部38は、生成した選択欄と、上記入力欄とを有するクチコミ情報入力画面を生成する。画面生成部38は、生成したクチコミ情報入力画面が示す画面データを画面データ送信部39に出力する。
画面データ送信部(キーワード提示部)39は、画面生成部38から出力された画面データを、ネットワークNを介して携帯端末2に送信する。これにより、例えば、図2または図3に示すように、携帯端末2の表示部24にクチコミ情報入力画面を表示させることができる。つまり、図2または図3に示す“何が?”および“どうした?”の選択欄は、重要度の高い順にキーワードが選択可能となっている。すなわち、図3に示す例では、“何が?”の選択欄は、重要度の高い順に、「明石焼き」、「明石」、「出汁」、「感じ」、「ソース」、「行列」、「店内」、「タコ」、「たこ焼き」のキーワードが選択可能となっている。これにより、重要度の高いキーワードから携帯端末2の表示部24に選択候補として表示されるので、携帯端末2のユーザは、クチコミ情報を入力する際の手間を削減することができる。
ところで、上記の情報処理装置3は、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記のクチコミ情報取得部31、キーワード抽出部33、キーワード登録部34、要求情報受信部36、キーワード読出部37、画面生成部38、および、画面データ送信部39は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、クチコミ情報取得部31、キーワード抽出部33、キーワード登録部34、要求情報受信部36、キーワード読出部37、画面生成部38、および、画面データ送信部39の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。また、クチコミ情報記録部32、および、キーワード記録部35は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
(情報処理装置の動作)
次に、上記の構成に係る情報処理装置3の動作について、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は、ネットワークを介して携帯端末2から送信されたクチコミ情報を取得した場合の、情報処理装置3の動作例を示すフローチャートである。すなわち、図6に示すように、クチコミ情報取得部31は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信されたクチコミ情報を取得する(Op1)。クチコミ情報取得部31は、Op1にて取得されたクチコミ情報をクチコミ情報記録部32へ記録する(Op2)。これにより、クチコミ情報記録部32には、例えば、図4に示すように、Op1にて取得されたクチコミ情報が記録されることになる。
キーワード抽出部33は、クチコミ情報記録部32の“タイトル”および“自由入力”に記録された入力情報に対して形態素解析を行う(Op3)。形態素解析を行うことにより、入力情報は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。キーワード抽出部33は、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する(Op4)。例えば、キーワード抽出部33は、分割した複数の単語の中から自立語となるキーワードを抽出し、かつ、抽出したキーワードと係り受けの関係にあるキーワードをさらに抽出する。具体的には、キーワード抽出部33は、まず、自立語のうち名詞となるキーワードを抽出する。
キーワード登録部34は、Op4にて抽出されたキーワードが含まれている入力情報に対応する位置情報および時刻情報をクチコミ情報記録部32から読み出す(Op5)。キーワード登録部34は、Op4にて抽出されたキーワードと、Op5にて読み出された位置情報および時刻情報とを対応付けてキーワード記録部35へ記録する(Op6)。これにより、キーワード記録部35には、例えば、図5に示すように、位置情報、時刻情報、および、キーワードが記録されることになる。
図7は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3の動作例を示すフローチャートである。すなわち、図7に示すように、要求情報受信部36は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信する(Op7)。要求情報受信部36は、Op7にて受信された要求情報に基づいて、この要求情報に含まれている位置情報を、キーワード読出部37に出力する。キーワード読出部37は、キーワード記録部35に記録された複数のキーワードの中から、要求情報受信部36から出力された位置情報が示す携帯端末2の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられたキーワードを読み出す(Op8)。なお、この所定の距離範囲は、情報処理装置3の図示しないメモリに距離範囲情報として予め記録されている。
キーワード読出部37は、Op8にて読み出されたキーワードの個数が閾値以上であるか否かを判定する(Op9)。キーワード読出部37は、Op8にて読み出されたキーワードの個数が閾値以上であると判定すれば(Op9にてYES)、Op8にて読み出された複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報をキーワード記録部35からさらに読み出す(Op10)。一方、キーワード読出部37は、Op8にて読み出されたキーワードの個数が閾値未満であると判定すれば(Op9にてNO)、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3の図示しないメモリに予め記録された距離範囲情報を更新し(Op11)、Op8に戻る。これにより、携帯端末2の表示部24に、閾値以上のキーワードを選択候補として表示させることができる。
キーワード読出部37は、Op10にて読み出された複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報が示す位置と、要求情報受信部36から出力された位置情報が示す携帯端末2の現在位置との間の距離をキーワード毎に算出する(Op12)。キーワード読出部37は、Op12にて算出された距離と、Op8にて読み出された複数のキーワードの各キーワードの個数とに基づいて、キーワード毎に重要度を算出する(Op13)。キーワード読出部37は、Op13にて算出された重要度の高い順にキーワードを並び替える(Op14)。画面生成部38は、Op14にて並び替えた複数のキーワードから携帯端末2のユーザが所望するキーワードを選択可能な選択欄と、携帯端末2のユーザが任意の文章を入力可能な入力欄とを有するクチコミ情報入力画面を生成する(Op15)。画面データ送信部39は、Op15にて生成されたクチコミ情報入力画面が示す画面データを、ネットワークNを介して携帯端末2に送信する(Op16)。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置3によれば、要求情報受信部36は、クチコミ情報を入力しようとする携帯端末2から位置情報を取得する。キーワード読出部37は、要求情報受信部36により取得された位置情報に対応する複数のキーワードをキーワード記録部35から読み出す。画面データ送信部39は、読み出された複数のキーワードを、クチコミ情報を入力しようとする携帯端末2に選択候補として提示させる。これにより、通常の携帯端末2であっても、読み出された複数のキーワードを選択候補として提示させることができる。つまり、携帯端末2のユーザがある地域に位置している場合、この地域において現在評判となっているクチコミ情報に含まれているキーワードを、選択候補として携帯端末2に提示させることができる。選択候補として提示された複数のキーワードから携帯端末2のユーザが所望するキーワードを選択することによって当該携帯端末2にクチコミ情報が入力される。つまり、携帯端末2のユーザは、選択候補として提示された複数のキーワードから携帯端末2のユーザが所望するキーワードを選択することにより、容易に携帯端末2にクチコミ情報を入力することが可能となる。
なお、上記した具体例は、本実施形態に係る情報処理装置の好適な実施形態に過ぎず、例えば、キーワード読出部によるキーワードの読出方法や、キーワードの重要度の算出方法等について、種々の変更が可能である。
(キーワード読出部によるキーワードの読出方法の第1の変形例)
図8は、キーワード読出部の第1の変形例に係る情報処理装置3aを含む通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、図8に示す情報処理装置3aは、図1に示す要求情報受信部36およびキーワード読出部37の代わりに、要求情報受信部40およびキーワード読出部41を備えている。なお、図8において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
要求情報受信部(端末環境取得部)40は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信する。要求情報受信部40は、受信した要求情報に基づいて、受信した要求情報に含まれている位置情報を、キーワード読出部41に出力する。また、要求情報受信部40は、受信した要求情報に基づいて、受信した要求情報に含まれている時刻情報を、キーワード読出部41に出力する。
キーワード読出部41は、キーワード記録部35に記録された複数のキーワードの中から、要求情報受信部40から出力された位置情報が示す携帯端末2の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられたキーワードを読み出す。なお、時間種情報は、時刻情報を抽象化した情報である。例えば、時間種情報には、時間、朝、昼、夕方、夜、午前、午後、曜日、平日、祝日、寒の入り、五十日(ごとび:日付に5または10が含まれる日)、週末、月、盆、暮れ、正月、クリスマス、春、夏、秋、冬、花粉症の季節、ゴールデンウィーク、給料日、新月、満月、熱帯夜、大安、仏滅等が挙げられる。例えば、時間種情報が「午前」あるいは「午後」の2つであった場合、時刻情報が「2006/09/24 17:05:02」を示していれば、時間種情報は「午後」となる。また、例えば、時間種情報が「春」(3月〜5月)、「夏」(6月〜8月)、「秋」(9月〜11月)、「冬」(12月〜2月)の4つであった場合、時刻情報が「2006/09/24 17:05:02」を示していれば、時間種情報は「秋」となる。なお、時間種情報は、情報処理装置3aの図示しないメモリに予め記録されている。
これにより、例えば、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報が昼の時間帯を示していれば、キーワード読出部41は、施設Aにおいて昼の時間帯に提供されるランチに関するキーワードをキーワード記録部35から読み出すことができる。また、例えば、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報が夜の時間帯を示していれば、キーワード読出部41は、施設Aにおいて夜の時間帯に提供されるアルコールに関するキーワードをキーワード記録部35から読み出すことができる。さらに、例えば、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報が夏の季節を示していれば、キーワード読出部41は、地域Bにおいて行われる花火大会のイベントに関するキーワードをキーワード記録部35から読み出すことができる。また、例えば、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報が冬の季節を示していれば、キーワード読出部41は、地域Bにおいて行われる雪祭りのイベントに関するキーワードをキーワード記録部35から読み出すことができる。つまり、キーワード読出部41は、同じ地域であっても、時間種情報に応じたキーワードをキーワード記録部35から読み出すことができる。
次に、上記の構成に係る情報処理装置3aの動作について、図9を参照しながら説明する。図9は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3aの動作例を示すフローチャートである。なお、図9において、図7と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。すなわち、Op7の後、要求情報受信部40は、Op7にて受信された要求情報に基づいて、この要求情報に含まれている位置情報を、キーワード読出部41に出力する。また、要求情報受信部40は、Op7にて受信された要求情報に基づいて、この要求情報に含まれている時刻情報を、キーワード読出部41に出力する。
キーワード読出部41は、キーワード記録部35に記録された複数のキーワードの中から、要求情報受信部40から出力された位置情報が示す携帯端末2の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、要求情報受信部40から出力された時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられたキーワードを読み出す(Op17)。キーワード読出部41は、Op17にて読み出されたキーワードの個数が閾値未満であると判定すれば(Op9にてNO)、抽象度が上がるように時間種情報を更新する(Op18)。なお、抽象度が上がるように時間種情報を更新するとは、例えば、時間(12時、13時・・・)から午前・午後、午前・午後から日、日から月、月から季節に更新することをいう。
なお、本実施形態においては、Op13にてキーワード毎に重要度を算出する際、キーワード読出部44は、Op12にて算出された距離、および、Op17にて読み出された複数のキーワードの各キーワードの個数に加えて、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた時刻情報が示す時間種情報と、要求情報受信部36から出力された時刻情報が示す時間種情報と時間差に基づいて、キーワード毎に重要度を算出するようにしてもよい。この場合、上記距離、上記個数、および、上記時間差のそれぞれに重み付けをした上で、キーワード毎に重要度を算出するようにしてもよい。
以上のように、キーワード読出部の第1の変形例に係る情報処理装置3aによれば、携帯端末2のユーザがある地域に位置している場合、この地域において現在評判となっているクチコミ情報に含まれているキーワードを、時間種情報を考慮した上で、選択候補として携帯端末2に表示させることができる。
(キーワード読出部によるキーワードの読出方法の第2の変形例)
図10は、キーワード読出部の第2の変形例に係る情報処理装置3bを含む通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、図10に示す情報処理装置3bは、図1に示す情報処理装置3に加えて、移動速度算出部42、および、読出範囲変更部43を備えている。また、図10に示す情報処理装置3bは、図1に示すキーワード読出部37の代わりに、キーワード読出部44を備えている。なお、図10において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
移動速度算出部42は、携帯端末2の現在位置を示す位置情報、および、現在時刻を示す時刻情報を所定時間毎にネットワークNを介して携帯端末2から取得する。移動速度算出部42は、前回取得した位置情報および時刻情報と、今回取得した位置情報および時刻情報とに基づいて、携帯端末2の直近の移動速度を算出する。移動速度算出部42は、算出した携帯端末2の移動速度を読出範囲変更部43に出力する。
読出範囲変更部43は、移動速度算出部42から出力された携帯端末2の移動速度が閾値以上であるか否かを判定する。読出範囲変更部43は、携帯端末2の移動速度が閾値以上であると判定すれば、キーワード読出部44に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する。なお、閾値は、情報処理装置3bの図示しないメモリに予め記録されている。
キーワード読出部44は、読出範囲変更部43から所定の距離範囲を拡大するように指示があった場合、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3bの図示しないメモリに記録された距離範囲情報を更新する。
次に、上記の構成に係る情報処理装置3bの動作について、図11を参照しながら説明する。図11は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3bの動作例を示すフローチャートである。なお、図11において、図7と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。すなわち、Op7の後、移動速度算出部42は、携帯端末2の現在位置を示す位置情報、および、現在時刻を示す時刻情報を所定時間毎にネットワークNを介して携帯端末2から取得することにより、前回取得した位置情報および時刻情報と、今回取得した位置情報および時刻情報とに基づいて、携帯端末2の直近の移動速度を算出する(Op19)。
読出範囲変更部43は、Op19にて算出された携帯端末2の移動速度が閾値以上であるか否かを判定する(Op20)。読出範囲変更部43は、Op19にて算出された携帯端末2の移動速度が閾値以上であると判定すれば(Op20にてYES)、キーワード読出部44に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する(Op21)。キーワード読出部44は、Op21の指示に基づいて、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3bの図示しないメモリに記録された距離範囲情報を更新する(Op22)。一方、読出範囲変更部43は、Op19にて算出された携帯端末2の移動速度が閾値未満であると判定すれば(Op20にてNO)、Op8へ進む。
以上のように、第2の変形例に係る情報処理装置3bによれば、携帯端末2の移動速度が閾値以上であれば、携帯端末2のユーザが、例えば、車、電車等の高速な移動手段を用いて移動している場合であるので、読出範囲変更部43は、キーワード読出部44に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する。これにより、キーワード読出部44は、拡大された所定の距離範囲に従って、キーワード記録部35から複数のキーワードを読み出すことができる。
(キーワード読出部によるキーワードの読出方法の第3の変形例)
図12は、キーワード読出部の第3の変形例に係る情報処理装置3cを含む通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、図12に示す情報処理装置3cは、図1に示す情報処理装置3に加えて、精度情報算出部45、および、読出範囲変更部46を備えている。また、図12に示す情報処理装置3cは、図1に示すキーワード読出部37の代わりに、キーワード読出部47を備えている。なお、図12において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
精度情報算出部45は、携帯端末2の現在位置を示す位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する。具体的には、精度情報算出部45は、測地衛星(GPS衛星)の配置状況、測地衛星の数、電磁波の伝搬速度、電離層の影響、大気圏の影響等から生じる位置情報の計測誤差を測定することにより、携帯端末2の位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する。本実施形態においては、精度情報算出部45は、例えば、携帯端末2の精度情報を5段階にて表す。つまり、1が最も計測精度が低く、5が最も計測精度が高い。つまり、精度情報算出部45により算出された計測精度が低ければ、携帯端末2から送信された位置情報の信頼性は低いといえる。一方、精度情報算出部45により算出された計測精度が高ければ、携帯端末2から送信された位置情報の信頼性は高いといえる。精度情報算出部45は、算出した精度情報を読出範囲変更部46に出力する。
なお、精度情報算出部45は、図示しない外部の誤差計測装置から携帯端末2の現在位置を示す位置情報の計測誤差を取得することにより、携帯端末2の精度情報を算出するようにしてもよい。
読出範囲変更部46は、精度情報算出部45から出力された精度情報が示す計測精度が閾値未満であるか否かを判定する。読出範囲変更部46は、計測精度が閾値未満であると判定すれば、キーワード読出部47に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する。なお、閾値は、情報処理装置3の図示しないメモリに予め記録されている。
キーワード読出部47は、読出範囲変更部46から所定の距離範囲を拡大するように指示があった場合、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3cの図示しないメモリに記録された距離範囲情報を更新する。
次に、上記の構成に係る情報処理装置3cの動作について、図13を参照しながら説明する。図13は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3cの動作例を示すフローチャートである。なお、図13において、図7と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。すなわち、Op7の後、精度情報算出部45は、携帯端末2の現在位置を示す位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する(Op23)。
読出範囲変更部46は、Op23にて算出された精度情報が示す計測精度が閾値未満であるか否かを判定する(Op24)。読出範囲変更部46は、Op23にて算出された精度情報が示す計測精度が閾値未満であると判定すれば(Op24にてYES)、キーワード読出部47に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する(Op25)。キーワード読出部47は、Op25の指示に基づいて、所定の距離範囲が拡大するように、情報処理装置3cの図示しないメモリに記録された距離範囲情報を更新する(Op26)。一方、読出範囲変更部46は、Op23にて算出された精度情報が示す計測精度が閾値以上であると判定すれば(Op24にてNO)、Op8へ進む。
以上のように、キーワード読出部の第3の変形例に係る情報処理装置3cによれば、計測精度が閾値未満であれば、携帯端末2の現在位置を示す位置情報の信頼性が低いので、読出範囲変更部46は、キーワード読出部47に対して、キーワード記録部35からキーワードを読み出すための所定の距離範囲を拡大するように指示する。これにより、キーワード読出部47は、拡大された所定の距離範囲に従って、キーワード記録部35から複数のキーワードを読み出すことができる。
(キーワード読出部によるキーワードの読出方法の第4の変形例)
図14は、キーワード読出部の第4の変形例に係る情報処理装置3dを含む通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、図14に示す情報処理装置3dは、図1に示す情報処理装置3に加えて、キャッシュメモリ48を備えている。また、図14に示す情報処理装置3dは、図1に示すキーワード読出部37の代わりに、キーワード読出部49を備えている。なお、図14において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
キャッシュメモリ48には、要求情報受信部36から出力された位置情報と、この位置情報に基づいて過去にキーワード記録部35から読み出された複数のキーワードとが、キーワード読出部49によって記録される。つまり、キャッシュメモリ48には、キーワード読出部49が重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録されている。キャッシュメモリ48は、例えば、スタティックRAMにより構成される。また、キャッシュメモリ48は、キーワード記録部35よりも高速にアクセス可能なメモリである。なお、キャッシュメモリ48に記録された複数のキーワードは、一定時間、キーワード読出部49によって読み出されなければ、自動的に消去される。
キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示している場合、キーワード記録部35の代わりに、キャッシュメモリ48から複数のキーワードを読み出す。一方、キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示していない場合、キーワード記録部35から複数のキーワードを読み出す。
次に、上記の構成に係る情報処理装置3dの動作について、図15を参照しながら説明する。図15は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3dの動作例を示すフローチャートである。なお、図15において、図7と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。すなわち、Op7の後、キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示しているか否かを判定する(Op27)。キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示していると判定すれば(Op27にてYES)、キーワード記録部35の代わりに、キャッシュメモリ48から複数のキーワードを読み出す(Op28)。
一方、キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示していないと判定すれば(Op27にてNO)、キーワード記録部35から複数のキーワードを読み出す(Op29)。
以上のように、第4の変形例に係る情報処理装置3dによれば、キャッシュメモリ48には、キーワード読出部49が重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録される。キーワード読出部49は、要求情報受信部36から出力された位置情報と過去に取得した位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示している場合、キーワード記録部35の代わりに、キャッシュメモリ48から複数のキーワードを読み出す。キャッシュメモリ48から複数のキーワードを読み出すので、キーワード読出部49は、キーワード記録部35から複数のキーワードを読み出す場合と比較して、高速にキーワードを読み出すことが可能となる。また、キャッシュメモリ48には重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録されているので、キーワード読出部49は、キャッシュメモリ48から読み出した複数のキーワードのそれぞれに対して、キーワードの重要度を算出する必要がない。この結果、情報処理装置3dの処理速度が向上する。
(キーワード読出部によるキーワードの重要度の算出方法の変形例)
図16は、キーワード読出部の第5の変形例に係る情報処理装置3eを含む通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、図16に示す情報処理装置3eは、図1に示す情報処理装置3に加えて、履歴情報記録部50を備えている。また、図16に示す情報処理装置3eは、図1に示すキーワード読出部37の代わりに、キーワード読出部51を備えている。なお、図16において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
履歴情報記録部50は、携帯端末2のユーザの嗜好を示すプロファイル情報、および、この携帯端末2から取得されたクチコミ情報の履歴を示す履歴情報を記録する。なお、プロファイル情報は、携帯端末2のユーザの年齢、性別、氏名、学歴、未婚/既婚の他に、趣味、好きな音楽、好きな食べ物、好きな旅行先等、ユーザの嗜好を示す情報である。プロファイル情報は、携帯端末2のユーザが予め入力することによって履歴情報記録部50に記録される。また、履歴情報は、クチコミ情報取得部31によって履歴情報記録部50に時系列に記録される。なお、履歴情報記録部50のプロファイル情報および履歴情報は、携帯端末2のユーザ毎に記録されている。
キーワード読出部51は、まず、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、要求情報受信部36から出力された位置情報とに基づいて、キーワード毎に距離を算出する。つまり、キーワード読出部51は、複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報が示す位置と、携帯端末2の現在位置との間の距離をキーワード毎に算出する。キーワード読出部51は、算出した距離、複数のキーワードの各キーワードの個数、ならびに、複数のキーワードのそれぞれのキーワードとプロファイル情報および履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する。
具体的には、キーワード読出部51は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対して、距離に応じた数値を割り当てていく。なお、この数値は、距離が小さくなるに従って大きくなり、かつ、距離が大きくなるに従って小さくなる数値である。キーワード読出部51は、複数のキーワードのそれぞれに対して割り当てた数値を、同じキーワード毎に加算する。また、キーワード読出部51は、複数のキーワードのそれぞれのキーワードと、プロファイル情報および履歴情報との類似度を算出する。類似度は、例えば、キーワードまたは当該キーワードに類似するキーワードがプロファイル情報および履歴情報に含まれている個数等に基づいて算出される。キーワード読出部51は、加算したキーワードの数値に対して、算出した類似度を加算することにより、キーワード毎に重要度を算出する。これにより、キーワード読出部51は、例えば、類似度が高いキーワードに対して、重要度が高くなるようにキーワードの重要度を算出することができる。一方、キーワード読出部51は、例えば、類似度が低いキーワードに対して、重要度が低くなるようにキーワードの重要度を算出することができる。
次に、上記の構成に係る情報処理装置3eの動作について、図17を参照しながら説明する。図17は、ネットワークNを介して携帯端末2から送信された要求情報を受信した場合の、情報処理装置3eの動作例を示すフローチャートである。なお、図17において、図7と同様の処理を示す部分については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。すなわち、Op12の後、キーワード読出部51は、Op12にて算出された距離、Op8にて読み出された複数のキーワードの各キーワードの個数、ならびに、Op8にて読み出された複数のキーワードのそれぞれのキーワードとプロファイル情報および履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する(Op30)。
以上のように、第5の変形例に係る情報処理装置3eによれば、キーワード読出部51は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、要求情報受信部36から出力された位置情報とに基づいて算出される距離、および、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数に加えて、読み出した複数のキーワードのそれぞれのキーワードとプロファイル情報および履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する。すなわち、プロファイル情報および履歴情報と類似度が高いキーワードは、携帯端末2のユーザが、頻繁に使用するキーワードであるといえる。これにより、重要度の高いキーワードから携帯端末2に選択候補として表示されるので、携帯端末2のユーザは、クチコミ情報を入力する際の手間を削減することが可能となる。
[実施の形態2]
図18は、本実施形態に係る通信システム10の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム10は、図1に示す通信システム1に加えて、サーバ装置4a,4bを備えている。また、本実施形態に係る通信システム10は、図1に示す情報処理装置3の代わりに、情報処理装置300を備えている。図18では、説明の簡略化のために、サーバ装置4a,4bを2台図示したが、通信システム10を構成するサーバ装置4a,4bの数は任意である。なお、図18において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
なお、以下では、互いに同じ機能を有している部材を説明する際、特に区別する必要のある場合にのみ、例えば、サーバ装置4aのように、それぞれを区別するための英小文字を付して説明し、特に区別する必要がない場合、あるいは、総称する場合には、例えば、サーバ装置4のように、英小文字を付さずに説明する。
サーバ装置4は、例えば、複数の情報が記録されたWebサーバである。本実施形態においては、サーバ装置4aは、クチコミ情報を閲覧者へ提供するためのWebサーバである。また、サーバ装置4bは、ブログを閲覧者へ提供するためのWebサーバである。なお、サーバ装置4に記録されている情報には、情報提供者によって掲載された掲載情報、および、任意の画像を示す画像情報等が含まれている。
図19は、サーバ装置4aに記録されたXMLデータのデータ構造を示す図である。図19では、XMLデータのデータ構造を示しているが、XMLの代わりに、任意の言語を用い得る。図19に示すXMLデータは、4〜15行目において、レストランの名称、URL、評価、価格、カテゴリ、最寄り駅、住所、電話、営業時間、定休日、緯度、経度がそれぞれ定義されている。また、図19に示すXMLデータは、16〜30行目において、このレストランに対する各ユーザ(情報提供者)のクチコミ情報がそれぞれ定義されている。つまり、サーバ装置4aには、図19に示すように、構造化されたXMLデータが記録されている。なお、サーバ装置4aは、任意のブラウザでウェブページが表示されるように、図19に示すXMLデータをHTMLデータに変換する画面生成プログラムを実行する。
情報処理装置300は、図1に示す情報処理装置3に加えて、掲載情報取得部301、および、位置・時刻情報取得部303を備えている。また、情報処理装置300は、図1に示すキーワード抽出部33およびキーワード登録部34の代わりに、キーワード抽出部302およびキーワード登録部304を備えている。なお、上記の掲載情報取得部301、および、位置・時刻情報取得部303は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
掲載情報取得部301は、サーバ装置4から掲載情報を取得する。具体的には、サーバ装置4aから掲載情報を取得する場合、掲載情報取得部301は、図19に示す20行目の<コメント>タグに記述された「明石焼きの超有名店だが、味が落ちてきている。」、および、図19に示す26行目の<コメント>タグに記述された「東京から食べにきました。評判通りとても美味しかったです。またきます。」を示す掲載情報を取得する。また、サーバ装置4bから掲載情報を取得する場合、掲載情報取得部301は、ブログの日記を示す掲載情報を取得する。掲載情報取得部301は、取得した掲載情報をキーワード抽出部302および位置・時刻情報取得部303に出力する。
キーワード抽出部302は、図1に示すキーワード抽出部33の機能に加えて、掲載情報取得部301から出力された掲載情報を形態素解析することによって、掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する機能を備えている。具体的には、キーワード抽出部302は、図1に示すキーワード抽出部33と同様、分割した複数の単語の中から自立語(名詞)となるキーワードを抽出し、抽出したキーワードと係り受けの関係にあるキーワードをさらに抽出する。キーワード抽出部302は、抽出したキーワードをキーワード登録部304に出力する。
位置・時刻情報取得部(位置情報取得部)303は、キーワード抽出部302から出力されたキーワードがサーバ装置4aから抽出されたキーワードであった場合、サーバ装置4aから位置情報を取得する。具体的には、位置・時刻情報取得部303は、図19に示す14行目の<緯度>タグに記述された「34.6452698700187」、および、図19に示す15行目の<経度>タグに記述された「134.993692545589」をキーワードの位置情報として取得する。また、位置・時刻情報取得部303は、サーバ装置4aから時刻情報を抽出する。具体的には、位置・時刻情報取得部303は、図19に示す18行目の〈日時〉タグに記述された「2007/7/9,21:24」、および、図19に示す24行目の〈日時〉タグに記述された「2007/7/1,23:18」をキーワードの時刻情報として取得する。
また、位置・時刻情報取得部303は、キーワード抽出部302から出力されたキーワードがサーバ装置4bから抽出されたキーワードであった場合、所定地点に関する地点情報(POI;Point Of Interest)が記録された位置情報記録部から掲載情報が示している位置情報を取得する。なお、地点情報は、所定の位置に存在する施設または所定の位置に関する情報のうち、少なくともいずれか一方を含む情報である。つまり、サーバ装置4bは、ブログを閲覧者へ提供するためのWebサーバであるため、サーバ装置4bに記録された情報には、サーバ装置4aのように、<緯度>タグおよび<経度>タグが定義されていない。このため、位置・時刻情報取得部303は、位置情報記録部から掲載情報が示しているキーワードの位置情報を取得する。
また、位置・時刻情報取得部303は、時刻情報が記録された時刻情報変換規則記録部から掲載情報が示している時刻情報を取得する。つまり、サーバ装置4bは、ブログを閲覧者へ提供するためのWebサーバであるため、サーバ装置4bに記録された情報には、サーバ装置4aのように、<日時>タグが定義されていない。このため、位置・時刻情報取得部303は、時刻情報変換規則記録部から掲載情報が示しているキーワードの時刻情報を取得する。
図20は、位置情報記録部から掲載情報が示しているキーワードの位置情報を取得し、かつ、時刻情報変換規則記録部から掲載情報が示しているキーワードの時刻情報を取得する場合における、位置・時刻情報取得部303の概略構成を示すブロック図である。図20に示すように、位置・時刻情報取得部303は、形態素解析部303a、POI単語記録部303b、POI単語抽出部303c、位置情報記録部303d、位置情報変換部303e、時刻単語記録部303f、時刻単語抽出部303g、時刻情報変換規則記録部303h、および、時刻情報変換部303iを有している。
形態素解析部303aは、掲載情報取得部301から出力された掲載情報に対して形態素解析を行う。形態素解析を行うことにより、掲載情報は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。POI単語抽出部303cは、POI単語記録部303bを参照することにより、形態素解析部303aによって複数の単語に分割された掲載情報の中からPOI単語を抽出する。なお、POI単語は、施設または位置に関する単語である。本実施形態においては、POI単語抽出部303cは、「明石」を示すPOI単語を抽出したものとする。位置情報変換部303eは、位置情報記録部303dを参照することにより、POI単語抽出部303cにより抽出されたPOI単語を位置情報に変換する。本実施形態においては、位置情報変換部303dは、「明石」を示すPOI単語を「34.64500、134.99400」を示す位置情報に変換する。なお、位置情報は、緯度情報および経度情報にて表されている。位置情報変換部303eは、変換した位置情報をキーワードの位置情報としてキーワード登録部304に出力する。
時刻単語抽出部303gは、時刻単語記録部303fを参照することにより、形態素解析部303aによって複数の単語に分割された掲載情報の中から時刻単語を抽出する。なお、時刻単語は、時刻を示す単語であって、例えば、「朝」、「昼」、「夜」、「ランチ」、「花見」等が挙げられる。時刻情報変換部303iは、時刻情報変換規則記録部303hを参照することにより、時刻単語抽出部303gにより抽出された時刻単語を時刻情報に変換する。例えば、時刻単語抽出部303gにより抽出された時刻単語が「ランチ」であった場合、時刻情報変換部303iは、時刻単語「ランチ」を、例えば、時間情報「12:00」に変換する。時刻情報変換部303iは、変換した時刻情報をキーワードの時刻情報としてキーワード登録部304に出力する。
このように、サーバ装置4bに記録された情報に、<緯度>タグ、<経度>タグ、および、〈日時〉タグが定義されていなくとも、位置・時刻情報取得部303は、キーワードの位置情報およびキーワードの時刻情報を取得することができる。
キーワード登録部304は、図1に示すキーワード登録部34の機能に加えて、キーワード抽出部302から出力されたキーワードと、位置・時刻情報取得部303から出力された位置情報および時刻情報とを対応付けてキーワード記録部35へ記録する機能を備えている。
次に、上記の構成に係る情報処理装置300の動作について、図21を参照しながら説明する。
図21は、ネットワークNを介してサーバ装置4から掲載情報を取得した場合の、情報処理装置300の動作例を示すフローチャートである。すなわち、図21に示すように、掲載情報取得部301は、サーバ装置4から掲載情報を取得する(Op101)。キーワード抽出部302は、Op101にて取得された掲載情報に対して形態素解析を行う(Op102)。形態素解析を行うことにより、掲載情報は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。キーワード抽出部302は、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する(Op103)。例えば、キーワード抽出部302は、分割した複数の単語の中から名詞となるキーワードを抽出し、かつ、抽出したキーワードと係り受けの関係にあるキーワードをさらに抽出する。
位置・時刻情報取得部303は、サーバ装置4に記録された掲載情報に位置情報および時刻情報が付加されているか否かを判定する(Op104)。位置・時刻情報取得部303は、サーバ装置4に記録された掲載情報に位置情報および時刻情報が付加されていると判定すれば(Op104にてYES)、サーバ装置4からキーワードの位置情報およびキーワードの時刻情報を取得する(Op105)。一方、位置・時刻情報取得部303は、サーバ装置4に記録された掲載情報に位置情報および時刻情報が付加されていないと判定すれば(Op104にてNO)、位置情報記録部303dからキーワードの位置情報を取得し、時刻情報変換規則記録部303hからキーワードの時刻情報を取得する(Op106)。
キーワード登録部304は、Op103にて抽出されたキーワードと、Op105またはOp106にて取得された位置情報および時刻情報とを対応付けてキーワード記録部35へ記録する(Op107)。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置300によれば、キーワード抽出部302は、掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出する。位置・時刻情報取得部303は、掲載情報に位置情報および時刻情報が付加されている場合、サーバ装置4から位置情報および時刻情報を取得する。一方、位置・時刻情報取得部303は、掲載情報に位置情報および時刻情報が付加されていない場合、位置情報記録部303dから掲載情報が示している位置情報を取得し、時刻情報変換規則記録部303hから掲載情報が示している時刻情報を取得する。キーワード登録部304は、キーワード抽出部302により抽出されたキーワードと、位置・時刻情報取得部303により取得された位置情報および時刻情報とを対応付けてキーワード記録部35へ記録する。つまり、キーワード記録部35には、携帯端末2に入力されたクチコミ情報から抽出されたキーワードの他に、サーバ装置4に記録された掲載情報に基づいて抽出されたキーワードも記録される。これにより、例えば、ある地域において現在評判となっているクチコミ情報に含まれているキーワードを、漏れなくキーワード記録部35へ記録することが可能となる。
なお、実施の形態1および2において、携帯端末の現在位置に基づいてキーワード記録部からキーワードを読み出し、読み出したキーワードに基づいてクチコミ情報入力画面を生成し、生成したクチコミ情報入力画面が示す画面データを、携帯端末に送信する例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数のキーワードと、複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた端末環境情報とをキーワード記録部へ記録することにより、携帯端末の端末環境情報に基づいてキーワード記録部からキーワードを読み出し、読み出したキーワードに基づいてクチコミ情報入力画面を生成し、生成したクチコミ情報入力画面が示す画面データを、携帯端末に送信するようにしてもよい。つまり、端末環境情報は、携帯端末の周囲の環境を示す情報である。具体的には、端末環境情報は、携帯端末の現在位置を示す位置情報、携帯端末の現在高度を示す高度情報、現在時刻を示す時刻情報、携帯端末の周囲の自然現象(温度、湿度、気圧等)を示す物理情報、携帯端末の周囲の音(端末の周囲の環境音や人の音声等)を示す音情報、および、携帯端末の周囲の画像(端末の周囲の風景や人の画像等)を示す画像情報の少なくとも1つを含む。例えば、端末環境情報に携帯端末の周囲の「花」の画像を示す画像情報が含まれている場合、キーワード読出部は、この画像情報に基づいてキーワード記録部から「花」に関するキーワードを読み出すことができる。また、例えば、端末環境情報に携帯端末の周囲の「鈴虫の音」を示す音情報が含まれている場合、キーワード読出部は、この音情報に基づいてキーワード記録部から鈴虫の音に関するキーワードを読み出すことができる。
また、実施の形態1および2において、キーワード記録部の“何が”および“どうした”の項目にキーワードを記録することにより、携帯端末の表示部に、“何が?”および“どうした?”の項目に対応する選択欄を表示させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、キーワード記録部に、“誰が”、“いつ”、“どこで”、“なぜ”のような項目を設け、この項目にキーワードを記録することにより、携帯端末の表示部に、“誰が?”、“いつ?”、“どこで?”、“なぜ?”の項目に対応する選択欄を表示させるようにすることも可能である。
すなわち、本発明は上述した第1および第2の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
端末と通信可能なコンピュータが実行する情報処理方法において、
前記コンピュータが備える端末環境情報取得部が、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得工程と、
前記コンピュータが備えるキーワード読出部が、前記端末環境取得工程により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出工程と、
前記コンピュータが備えるキーワード提示部が、前記キーワード読出工程により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示工程とを含む、情報処理方法。
(付記2)
端末と通信可能な情報処理装置において、
発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得部と、
前記端末環境取得部により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出部と、
前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示部とを備える、情報処理装置。
(付記3)
前記端末に入力された発信情報を当該端末から取得し、取得した発信情報を発信情報記録部へ記録する発信情報取得部と、
前記発信情報記録部に記録された発信情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録するキーワード登録部とを備える、付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、
情報提供者によって掲載された掲載情報が記録される1または複数のサーバ装置とさらに通信可能であり、
前記サーバ装置から掲載情報を取得する掲載情報取得部をさらに備え、
前記キーワード抽出部は、前記掲載情報取得部により取得された掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出し、
前記掲載情報に位置情報が付加されている場合、前記サーバ装置から前記位置情報を取得し、前記掲載情報に位置情報が付加されていない場合、所定地点に関する地点情報が記録された位置情報記録部から前記掲載情報が示している位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
前記キーワード登録部は、前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記位置情報取得部により取得された位置情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録する、付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、
前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出し、かつ、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、および、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数に基づいて、キーワード毎に重要度を算出し、重要度の高い順にキーワードを並び替え、
前記キーワード提示部は、重要度の高い順にキーワードが選択可能なように、前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、前記発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させる、付記2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記端末環境情報には、現在時刻を示す時刻情報がさらに含まれており、
前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出す、付記5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記端末のユーザの嗜好を示すプロファイル情報、および、当該端末から取得された発信情報の履歴を示す履歴情報が記録された履歴情報記録部をさらに備え、
前記キーワード読出部は、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、読み出した複数のキーワードの各キーワードの個数、ならびに、読み出した複数のキーワードのそれぞれのキーワードと前記プロファイル情報および前記履歴情報との類似度に基づいて、キーワード毎に重要度を算出する、付記5または6に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記端末の現在位置を示す位置情報、および、現在時刻を示す時刻情報を所定時間毎に取得することにより、前回取得した位置情報および時刻情報と、今回取得した位置情報および時刻情報とに基づいて、端末の移動速度を算出する移動速度算出部と、
前記端末の移動速度が閾値以上である場合、前記キーワード読出部に対して、前記キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する読出範囲変更部とを備える、付記5〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記端末の現在位置を示す位置情報の計測精度を示す精度情報を算出する精度情報算出部と、
前記精度情報が示す計測精度が閾値未満である場合、前記キーワード読出部に対して、前記キーワード記録部から複数のキーワードを読み出すための前記所定の距離範囲を拡大するように指示する読出範囲変更部とを備える、付記5〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記キーワード記録部よりも高速にアクセス可能であって、前記キーワード読出部が重要度の高い順に並び替えた複数のキーワードが記録されるキャッシュメモリをさらに備え、
前記キーワード読出部は、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報と過去に取得した端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離が、所定の距離範囲内を示している場合、前記キーワード記録部の代わりに、前記キャッシュメモリから複数のキーワードを読み出す、付記5〜9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記11)
端末と通信可能なコンピュータに処理を実行させる情報処理プログラムにおいて、
発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得処理と、
前記端末環境取得処理により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報におけるキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出処理と、
前記キーワード読出処理により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示処理とを前記コンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
以上のように、本発明は、発信情報から抽出されたキーワードをキーワード記録部へ記録することにより、通常の端末であっても、例えば、端末の現在位置に基づいてキーワード記録部から得られる複数のキーワードを選択候補として提示させることが可能な情報処理方法、情報処理装置、または、情報処理プログラムとして有用である。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 上記通信システムにおける携帯端末の表示部に表示されたクチコミ情報入力画面に、携帯端末のユーザによってクチコミ情報が入力された状態を示す図である。 上記クチコミ情報入力画面に、選択欄(プルダウンメニュー)が表示された状態を示す図である。 上記通信システムにおける情報処理装置のクチコミ情報記録部に記録されたデータの一例を示す図である。 上記情報処理装置のキーワード記録部に記録されたデータの一例を示す図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信されたクチコミ情報を取得した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 キーワード読出部の第1の変形例に係る情報処理装置を含む通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 キーワード読出部の第2の変形例に係る情報処理装置を含む通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 キーワード読出部の第3の変形例に係る情報処理装置を含む通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 キーワード読出部の第4の変形例に係る情報処理装置を含む通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 キーワード読出部の第5の変形例に係る情報処理装置を含む通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介して携帯端末から送信された要求情報を受信した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 上記通信システムにおけるサーバ装置に記録されたXMLデータのデータ構造を示す図である。 上記通信システムにおける情報処理装置の位置・時刻情報取得部の概略構成を示すブロック図である。 ネットワークを介してサーバ装置から掲載情報を取得した場合の、上記情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
2a,2b 携帯端末(端末)
3、3a、3b、3c、3d、3e、300 情報処理装置
4a,4b サーバ装置
31 クチコミ情報取得部(発信情報取得部)
32 クチコミ情報記録部(発信情報記録部)
33、44、302 キーワード抽出部
34、304 キーワード登録部
35 キーワード記録部
36、40 要求情報受信部(端末環境取得部)
37、41、47、49、51 キーワード読出部
38 画面生成部
39 画面データ送信部(キーワード提示部)
42 移動速度算出部
43、46 読出範囲変更部
45 精度情報算出部
48 キャッシュメモリ
50 履歴情報記録部
301 掲載情報取得部
303 位置・時刻情報取得部(位置情報取得部)

Claims (8)

  1. 端末と通信可能なコンピュータが実行する情報処理方法において、
    前記コンピュータが備える端末環境情報取得部が、発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得工程と、
    前記コンピュータが備えるキーワード読出部が、前記端末環境取得工程により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報から抽出されたキーワードを、当該発信情報を入力した端末の端末環境情報と対応付けて、当該端末環境情報の示す環境における端末へ入力する発信情報の選択候補として記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出工程と、
    前記コンピュータが備えるキーワード提示部が、前記キーワード読出工程により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示工程とを含む、情報処理方法。
  2. 端末と通信可能な情報処理装置において、
    発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得部と、
    前記端末環境取得部により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報から抽出されたキーワードを、当該発信情報を入力した端末の端末環境情報と対応付けて、当該端末環境情報の示す環境における端末へ入力する発信情報の選択候補として記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出部と、
    前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示部とを備える、情報処理装置。
  3. 前記端末に入力された発信情報を当該端末から取得し、取得した発信情報を発信情報記録部へ記録する発信情報取得部と、
    前記発信情報記録部に記録された発信情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出するキーワード抽出部と、
    前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録するキーワード登録部とを備える、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、
    情報提供者によって掲載された掲載情報が記録される1または複数のサーバ装置とさらに通信可能であり、
    前記サーバ装置から掲載情報を取得する掲載情報取得部をさらに備え、
    前記キーワード抽出部は、前記掲載情報取得部により取得された掲載情報を複数の単語に分割し、分割した複数の単語の中から所定の基準に従ってキーワードを抽出し、
    前記掲載情報に位置情報が付加されている場合、前記サーバ装置から前記位置情報を取得し、前記掲載情報に位置情報が付加されていない場合、所定地点に関する地点情報が記録された位置情報記録部から前記掲載情報が示している位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記キーワード登録部は、前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードと、前記位置情報取得部により取得された位置情報とを対応付けて前記キーワード記録部へ記録する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記端末環境情報には、前記端末の現在位置を示す位置情報が含まれており、
    前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出し、かつ、読み出した複数のキーワードのそれぞれに対応付けられた位置情報と、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報とに基づいて算出される距離、および、読み
    出した複数のキーワードの各キーワードの個数に基づいて、キーワード毎に重要度を算出し、重要度の高い順にキーワードを並び替え、
    前記キーワード提示部は、重要度の高い順にキーワードが選択可能なように、前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードを、前記発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させる、請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記端末環境情報には、現在時刻を示す時刻情報がさらに含まれており、
    前記キーワード読出部は、前記キーワード記録部に記録された複数のキーワードの中から、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の位置情報が示す端末の現在位置から所定の距離範囲内の位置情報に対応付けられており、かつ、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報の時刻情報が示す時間種情報と同一の時間種情報である時刻情報に対応付けられた複数のキーワードを読み出す、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記キーワード読出部は、前記端末環境取得部により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報から抽出された互いに係り受けの関係を有する複数のキーワードと当該発信情報を入力した端末の端末環境情報とを対応付けて記録するキーワード記録部から係り受けの関係を有するキーワードの組を複数読み出し、
    前記キーワード提示部は、前記キーワード読出部により読み出された複数のキーワードの組を、発信情報を入力しようとする端末に、前記係り受けの関係を有する複数のキーワードそれぞれが選択可能な状態で選択候補として提示させる、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の情報処理装置。
  8. 端末と通信可能なコンピュータに処理を実行させる情報処理プログラムにおいて、
    発信情報を入力しようとする端末から当該端末の環境を示す端末環境情報を取得する端末環境取得処理と、
    前記端末環境取得処理により取得された端末環境情報に基づいて、端末を介して入力された発信情報から抽出されたキーワードを、当該発信情報を入力した端末の端末環境情報と対応付けて、当該端末環境情報の示す環境における端末へ入力する発信情報の選択候補として記録するキーワード記録部から複数のキーワードを読み出すキーワード読出処理と、
    前記キーワード読出処理により読み出された複数のキーワードを、発信情報を入力しようとする端末に選択候補として提示させるキーワード提示処理とを前記コンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
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