JP5386571B2 - 貨物車の積載物重量測定装置 - Google Patents
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Description
荷台を配置するためのサブフレームを別途設けて、サブフレーム上に配置された荷台を上下方向に移動可能としてその荷台を昇降させる必要があるので、荷台を斜めに傾斜させるように駆動する油圧シリンダとは別に、荷台の上下方向に昇降する昇降手段が必要となり積荷計量装置の部品点数が増加していた。
また、ダンプトラックにおいて、荷台を傾動させるための荷台の後部に設けられた旋回軸にその旋回軸を兼ねるように装着された横型ロードセルを必要とするために、常時、横型ロードセルに負荷がかかり耐久性に配慮する必要があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、ダンプトラックや貨物自動車等の車両の荷台に積載している積荷の重量を、荷台を昇降させる油圧シリンダを使用して計測時のみロードセルに負荷がかかる構成で計測可能な貨物車の積載物重量測定装置を提供することを目的とする。
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間にあるカム部材と、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有し、前記荷台を上昇させ前記カム部材を測定角度位置に設定し前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
前記シャーシの前後の左右に、前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられた昇降手段と、該昇降手段の上又は下に配置されロードセルとを有し、前記荷台の重量計測時のみ、前記昇降手段を作動させて、前記荷台の荷重を前記ロードセルに受けて、該ロードセルにより前記荷台の重量計測を行う。これにより、載置型支持手段と昇降手段を別々の位置に設けることができメンテナンスも簡便にできる。
前記各受け座の中央に設けられた開口から突出して前記受圧体にかかる荷重を計る昇降手段付きのロードセルを前記筒体の内部に有し、該ロードセルにて前記荷台の積載物の重量を測定する。これにより、ダンプトラックでない貨物車においても容易に車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
特に、荷台の一方を載置型支持手段によって支持した状態で他方を浮き上がらせてロードセルで測定する場合、荷台の横滑りを防止できる。なお、この場合は、荷台の一方側と他方側をそれぞれ別に重量測定して最後に合計することは当然である。
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
前記荷台を昇降させる昇降手段が前記載置型支持手段に設けられ、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
前記シャーシの前後の左右に、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
図1〜図6に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置10は、貨物車の一例であるダンプトラック11のシャーシ12と、シャーシ12の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段17を介して搭載される荷台14と、シャーシ12に一端部が回動可能に取付けられて荷台14を傾斜状態で昇降する油圧シリンダ13とを備えた貨物車に設置して用いるものであって、シャーシ12の前後の左右に設けられた載置型支持手段17とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台14との間にあるカム部材28と、油圧シリンダ13によって荷台14を上昇させたときに、カム部材28を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段26とを有している。そして、荷台14を上昇させた状態で、回動手段26で連結軸29で連結された前後の左右のカム部材28を、それぞれ垂直方向(即ち、測定角度位置)に設定し、荷台14を下降させて荷台14に搭載された積載物の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
ロードセル30の直上に配置されるカム部材28は、荷台フレーム15を貫通して設けられた連結軸29の端部に固定されている。図6(B)、(C)に示すように、このカム部材28は四角柱のロッド材からなっている。連結軸29が挿通する貫通孔28aの軸心に対して作用面28bまでの高さaが、反作用面28c及び両側面28d、28eまでの長さb〜dより長くなっている。これによって、作用面28bがロードセル30の天井面に当接した状態で、荷台14の積載物の重量を測定し、反作用面28c、側面28d、28eが下を向いた場合には、ロードセル30の天井面と隙間を有している。なお、カム部材28の底面角部にはアールを設けるのが好ましい。
まず、貨物車の積載物重量測定装置10が荷台14の重量を計測していない状態では、ダンプトラック11は、図1に示すように、荷台14は、水平状態に置かれてシャーシ12に搭載されている。この状態では、カム部材28は、非測定角度位置に設定され、カム部材28とロードセル30とは当接していないので、ロードセル30は、加重が加わっていない。
この状態で、回動手段26の操作ハンドル27を操作して、カム部材28を非測定角度位置から測定角度位置に設定する。つまり、カム部材28を起こしてロードセル30と当接可能な状態にする。
なお、計測状態を終了するには、再度、油圧シリンダ13を伸延させ、荷台14を少し持ち上げて、回動手段26の操作ハンドル27を操作して、カム部材28を非測定角度位置に設定した後に、油圧シリンダ13を収縮させ、荷台14を下げて、図1に示す状態に戻す。
荷台ずれ防止のために、シャーシ12の前後の回動手段26を別々に動作させ、前又は後のロードセル30で荷台14の加重を受けることで、荷台14の前の部分の重量と荷台14の後の部分の重量を計測させて、これらを加算することで全体の積載物重量を計測することもできる。
本発明の第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置70は、貨物車(例えば、ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのもの)71のシャーシ72と、シャーシ72の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段77を介して搭載される荷台74とを備えた積載物の重量測定装置であって、載置型支持手段77はシャーシ72及び荷台74のいずれか一方に支持部材88を介して設けられている受圧体の一例であるボール78、シャーシ72及び荷台74のいずれか他方に取付けられてボール78を上下動可能に収納する筒体76と、筒体76の内部にあってボール78からの荷重を受ける受け座の一例である球面座(リング)82とを備えている。積載物重量測定装置70は、球面座82の中央に設けられた開口から突出又は非突出状態でボール78にかかる荷重を計る昇降手段81付きのロードセル80を筒体76の内部に有し、ロードセル80にて、荷台74の積載物の重量を測定する。以下、詳細に説明する。この実施の形態では、ボール78が荷台74に支持部材88を介して設けられ、筒体76がシャーシ72に固定されている例を示しているが、ボール78がシャーシ72に、筒体76が荷台74に設けられている場合であっても本発明は適用される。
ここで、受圧体の一例としてボール78を、受け座の一例として球面座(リング)82を用いているが、ダンプトラック以外に用いる受圧体は、円錐若しくは円錐台又は多角錐若しくは多角錐台の形状でもよい。さらに、受け座も、受圧体の形状に応じて、逆円錐若しくは逆円錐台又は逆多角錐若しくは逆多角錐台の形状でもよい。
昇降手段81は、載置型支持手段77の筒体76に組み込まれて、底板85に載置されている。また、昇降手段81の上面には、ロードセル80が配置されている。そして、ロードセル80の上面には、上面が球面座形状のボール受け87が設けられ、球面座(リング)82の中央に設けられた開口に上面が嵌入する構造となっている。
貨物車71は、ダンプトラックではなく、荷台74は水平状態に置かれて積載物が積載されている。この状態では、荷台74は、直接シャーシ72に加重がかかっている。載置型支持手段77は非計測状態にあり、ボール78とボール受け87とは当接していないので、ロードセル80は無負荷状態になっている。また、押さえカム86は、載置型支持手段77の上部に設けられていて、押さえカム86の先端でボール78を押さえて、ボール78が球面座82より振動などにより外れないようにしている。なお、押さえカム86の代わりにピン(図示せず)を用いて押さえてもよい。
この状態で、各ロードセル80により荷台74の積載物重量が計測され、これらが加算された値が荷台及び積載物の総重量値となる。また、積載物の重量は、総重量値と、空荷の状態で荷台74のみ計測した荷台重量値の差によって求められる。
なお、計測状態を終了するには、再度、昇降手段81を収縮させ、荷台74を下げた状態に戻す。
本発明の第3の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備えた貨物車の積載物重量測定装置であって、シャーシの前後の左右に、載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられた昇降手段と、昇降手段の上又は下に配置されたロードセルとを有し、荷台の重量計測時のみ、昇降手段を作動させて、荷台の荷重をロードセルに受けて、ロードセルにより荷台の重量計測を行っている。
図10に示すように、第4の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置90は、ダンプトラック11のシャーシ12と、シャーシ12の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段98を介して搭載される荷台14と、シャーシ12に一端部が回動可能に取付けられて荷台14を傾斜状態で昇降する油圧シリンダ13とを備えた貨物車に設置して用いるものである。
シャーシ12の前後の左右に設けられた載置型支持手段98とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台14との間にある荷重伝達部材の一例であるプレート91aと、を有し、油圧シリンダ13によって荷台14を上昇させたときに、プレート91aを荷台14とロードセル30との間に配置し、荷台14を下降させて荷台14に搭載された積載物の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
ここで、プレート91aを含む回転式荷重伝達機構91は、図11(A)〜(D)に示すように、荷台受け部99、プレート91a、突当て部94、取付けピン93及び取付けブラケット92で構成される。荷台受け部99は荷台フレーム15の側面に設けられ、荷台14の荷重を受けるブラケットである。そして、プレート91aの一部に四角柱状の突当て部94が形成されており、突当て部94を介して、荷台14の一部である荷台フレーム15に設けられた荷台受け部99とロードセル30が当接する。また、プレート91aの角部周辺の一部にピン孔が設けられ、取付けピン93が挿入されている。取付けピン93は、取付けピン93の上下に設けられた取付けブラケット92を介してサブフレーム19の外側面の前後の左右に溶接固着されている。そして、プレート91aは、取付けピン93を中心に回動自在に移動可能に設けられている。図11(A)、(B)に示すように、ロードセル30と荷台受け部99との間にあるプレート91aの位置が荷重測定位置であり、図11(C)、(D)に示すプレート91aの位置が非測定位置である。つまり、プレート91aを荷重測定位置より90度回転させ、ダンプトラック11の後方向に移動した位置が非測定位置になっている。また、プレート91aの端部に取っ手(図示せず)を設けたり、プレート91aを所定位置で停止させるストッパー機構を設けるのが好ましい。
また、変形例として、取付けピンが、プレート91aの一辺であるダンプトラック11の前後方向の短辺に沿って一体として設けられ、取付けピンの一端をサブフレーム19に垂直に挿入し、ダンプトラック11の上下方向に取付けピンを軸としてプレート91aが回動自在に移動できるように設けてもよい(図示せず)。
図13(A)、(B)に示すカム材113aの位置が荷重測定位置であり、図13(C)、(D)に示すカム材113aの位置が非測定位置である。つまり、カム材113aを非測定位置より90度時計回りに回転させた位置が荷重測定位置になっている。この動作は、ハンドル114を回転操作することにより行う。
筒体16は、図14(A)、(B)に示すように、底面が開口しており、さらに周面には下方が開口したU字切欠き35(図5(A)参照)が設けられ、支持部材38が上下動可能になっている。また、筒体16の上面は塞がれており、筒体16の内周面は、ボール18を上下動可能に収納するようになっている。
そして、この貨物車の積載物重量測定方法について、一例を説明する。前側の荷台14の積載物を測定する場合、荷台14を油圧シリンダ13で持ち上げて、プレート91aを、ロードセル30と荷台14との間に配置する。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側のプレート91aを介してロードセル30に当接して、前側のロードセル30と後側の載置型支持手段98とで荷台14は支えられる。この結果、荷台14の位置が安定して前側の荷台14の積載物測定ができる。次に、再度、荷台14を持ち上げて、前側のプレート91aをロードセル30と荷台14に設けられた荷台受け台99との間からはずして、後側のプレート91aを、ロードセル30と荷台受け台99との間に配置する。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側の載置型支持手段98と後側のプレート91aを介したロードセル30とで支えられるので、荷台位置が安定して後側の荷台14の積載物測定ができる。そして、前側の積載物測定した値と後側の積載物測定した値とを演算装置によって加算することで、全体の重量を荷台14が安定した状態で測定できる。
本発明の第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置100は、貨物車(例えば、ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのもの)71のシャーシ72と、シャーシ72の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段119を介して搭載される荷台74とを備えた積載物の重量測定装置であって、載置型支持手段119はシャーシ72及び荷台74のいずれか一方に支持部材88(図8参照)を介して設けられている受圧体の一例であるボール78、シャーシ72及び荷台74のいずれか他方に取付けられてボール78を上下動可能に収納する筒体76と、筒体76の内部にあってボール78からの荷重を受ける受け座の一例である球面座(リング)82(図9参照)とを備えている。載置型支持手段119は、図9に示す載置型支持手段77より、ロードセル80のみを取外し、ボール受け87とシリンダ84が直結したものである。また、シャーシ72は、メインフレーム89aとそれに載置されたサブフレーム89とから構成されている。
ここで、第5の実施の形態に用いる荷重伝達部材は、第4の実施の形態に用いたプレート91a、プレート95a及びカム部材113aと同様なので説明は省略する。また、載置型支持手段119に設けられた昇降手段81(図9参照)により、荷台74は下降して、プレート91aの上面が、荷台フレーム75の荷台受け部99に接し、荷台74の荷重を受けるようになっている。
まず、貨物車の積載物重量測定装置100が荷台74の積載物重量を計測している状態について説明する。載置型支持手段119の昇降手段81のシリンダ84が伸延する。すると、シリンダ84は、ボール受け87を介して荷台74に設けられたボール78と当接して、載置型支持手段119の球面座82とボール78とは離れた状態になり、荷台74は昇降手段81を介して支えられる。また、この時、プレート91aを水平方向に回転させて、プレート91aをロードセル30と荷台フレーム75に設けられた荷台受け部99との間に配置させる。そして、昇降手段81のシリンダ84を収縮させると、荷台74は、プレート91aを介して、ロードセル30にて支えられる。この状態で、各ロードセル30により荷台74の積載物重量が計測され、これらが加算された値が荷台及び積載物の総重量値となる。また、積載物の重量は、総重量値と、空荷の状態で荷台74のみ計測した荷台重量値の差によって求められる。
なお、計測状態を終了するには、再度、昇降手段81のシリンダ84を伸延させて、荷台74を上げて、プレート91aをロードセル30と荷台受け部99の間からはずす。そして、昇降手段81のシリンダ84を収縮させ、載置型支持手段119の球面座82とボール78とは接した状態になり、荷台74は載置型支持手段119を介して支えられる状態となる。
本発明の第6の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置120は、貨物車(例えば、コンテナ積載車や着脱式荷箱ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのものを含む。)71のシャーシ116と、シャーシ116の前後の左右に、それぞれ昇降手段104を介して荷台105とを備えた積載物の重量測定装置であって、シャーシ116の前後の左右に、昇降手段104とは、取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台105との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材の一例であるプレート91aと、を有し、昇降手段104によって荷台105を上昇させたときに、プレート91aを荷台105とロードセル30との間に配置し、荷台105を降ろして荷台105の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
ここで、第6の実施の形態に用いる荷重伝達部材は、第4の実施の形態に用いたプレート91a、プレート95a及びカム部材113aと同様なので説明は省略する。
また、荷台105(コンテナを含む)は、荷台本体106と荷台フレーム107から構成される。ここで、荷台フレーム107の底部は、一部に、凹部107aが設けられていて、この部分が油圧シリンダ112と当接し、さらに、一部に凸部107bが設けられており、凸部107bの側部に設けられた荷台受け部99とプレート91aとが当接するようになっている。なお、コンテナは、本来、シャーシに固定するための固定装置(図示せず)が別途設けられて、手動でシャーシとの固定及び解除ができるようになっているが、荷重測定状態では、この固定は解除されているのは言うまでもない。
また、積載物の重量測定装置の載置型支持手段は、上記した構成とは逆で、シャーシ側に筒体を設け、荷台側にボールを設けるように構成してもよい。
さらに、積載物重量測定装置の荷重伝達部材は、上記した構成とは逆で、荷台側に荷重伝達部材を設けるように構成してもよい。
なお、前記実施の形態で、ボールと球面座を使った例について説明したが、例えば実公平7−29467に記載のように荷台の後側を左右連通するシャフトを用いて支持する場合も本発明は適用される。この場合、このシャフトと、シャフト受け(ブラケット)との間には測定時に隙間が空くように、シャフト受けにヒンジ又はカム、ねじによって空間部(隙間)を設けるようにする。
これによって、走行時は、シャフトはシャフト受けに固定され、測定時はシャフトはシャフト受けから解放される。
Claims (13)
- ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間にあるカム部材と、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有し、前記荷台を上昇させ前記カム部材を測定角度位置に設定し前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。 - 請求項1記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸と、該連結軸に取付けられた操作ハンドルとを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項1記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸に連結されたアームと、該アームに連結された流体圧シリンダとを有し、前記流体圧シリンダを作動させることによって、前記カム部材の回動を行うことを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。 - シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備え、前記載置型支持手段は前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられている受圧体と、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記受圧体を上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記受圧体からの荷重を受ける受け座とを備えた貨物車の積載物重量測定装置において、
前記荷台を昇降させる昇降手段が前記載置型支持手段に設けられ、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。 - シャーシの前後の左右に、それぞれ昇降手段を介して荷台を昇降させる貨物車の積載物重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。 - 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材の一部に取付けピンを有し、前記荷重伝達部材は、該取付けピンを中心に回動自在に移動し着脱できることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材の端部に設けられた摺動ブラケットと、該摺動ブラケットと係合するガイドレールとを有し、前記荷重伝達部材は前記ガイドレールに沿って移動し着脱できることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材はカム部材であって、該カム部材と、該カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項5記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項11記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記筒体の下部には前記ボールに当接可能な押さえカムが設けられて、前記荷台の振動による移動を防止していることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
- 請求項5〜12のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷台の前後にある前記ロードセルで、前記荷台に搭載された積載物の重量を前後個別に計って合計して積載物の総重量を計算する演算手段を有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
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