JP5386571B2 - 貨物車の積載物重量測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダンプトラック(ダンプカーともいう)や貨物自動車等の車両の荷台に積載している積荷の重量を、その車両に装着している機器で計測する貨物車の積載物重量測定装置に関する。
従来、ダンプトラックの荷台に積載している積荷重量の計測は、荷台を載置したサブフレームを別途設けて、サブフレームの後部に設けられたピンを中心として傾斜され、荷台の積載物を後方に降ろすようにし、そのサブフレーム上に配置された荷台を上下方向に移動可能としてその荷台を別途の昇降手段で昇降させて行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ダンプトラックにおいて、荷台を傾動させるために荷台の後部に設けられた荷台の旋回軸にその旋回軸を兼ねるように装着された横型ロードセルと、車体フレームの前部に設けられた竪型ロードセルとを用い、荷台を上下方向に移動させて、旋回軸の横型ロードセルと竪型ロードセルにより荷台の重量が計測され、積荷の重量を算出する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平2−92340号公報 特開2009−101979号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されているダンプトラックの積荷計量装置は以下のような問題点があった。
荷台を配置するためのサブフレームを別途設けて、サブフレーム上に配置された荷台を上下方向に移動可能としてその荷台を昇降させる必要があるので、荷台を斜めに傾斜させるように駆動する油圧シリンダとは別に、荷台の上下方向に昇降する昇降手段が必要となり積荷計量装置の部品点数が増加していた。
また、ダンプトラックにおいて、荷台を傾動させるための荷台の後部に設けられた旋回軸にその旋回軸を兼ねるように装着された横型ロードセルを必要とするために、常時、横型ロードセルに負荷がかかり耐久性に配慮する必要があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、ダンプトラックや貨物自動車等の車両の荷台に積載している積荷の重量を、荷台を昇降させる油圧シリンダを使用して計測時のみロードセルに負荷がかかる構成で計測可能な貨物車の積載物重量測定装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置は、ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間にあるカム部材と、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有し、前記荷台を上昇させ前記カム部材を測定角度位置に設定し前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
第1の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸と、該連結軸に取付けられた操作ハンドルとを有することが好ましい。なお、この場合、操作ハンドルには所定角度位置でその場停止するストッパー機構、又はその場保持機構を設けるのが好ましい。
第1の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸に連結されたアームと、該アームに連結された流体圧シリンダと有し、前記流体圧シリンダを作動させることによって、前記カム部材の回動を行うことが好ましい。
第1の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置において、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有するのが好ましい。
また、参考例1に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備えた貨物車の積載物重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に、前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられた昇降手段と、該昇降手段の上又は下に配置されロードセルとを有し、前記荷台の重量計測時のみ、前記昇降手段を作動させて、前記荷台の荷重を前記ロードセルに受けて、該ロードセルにより前記荷台の重量計測を行う。これにより、載置型支持手段と昇降手段を別々の位置に設けることができメンテナンスも簡便にできる。
参考例2に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備え、前記載置型支持手段は前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられている受圧体と、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記受圧体を上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記受圧体からの荷重を受ける受け座とを備えた貨物車の積載物重量測定装置において、
前記各受け座の中央に設けられた開口から突出して前記受圧体にかかる荷重を計る昇降手段付きのロードセルを前記筒体の内部に有し、該ロードセルにて前記荷台の積載物の重量を測定する。これにより、ダンプトラックでない貨物車においても容易に車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
参考例2に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記受圧体はボールで、前記受け座は球面座であることが好ましい。これにより、シャーシに対する荷台の位置が決まり、走行時に荷台の横移動が防止できる。
参考例2に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記ボールが前記支持部材を介して前記荷台に設けられ、前記筒体が前記シャーシに固定されて前記球面座は前記ボールの下部にあって、該球面座の開口から前記ボールの荷重を受ける前記ロードセルは前記筒体の下部に固定されていることが好ましい。これにより、ダンプトラックでない貨物車においても容易に車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
参考例2に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記筒体の上部には前記ボールに当接可能な押さえカムが設けられて、前記荷台の振動による浮上を防止していることが好ましい。これにより、荷台に積載している積荷の安定が図ることができる。
参考例1、2に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記昇降手段は昇降油圧シリンダであることが好ましい。これにより、簡便に昇降動作が行え車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
第1の発明、参考例1、2に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記荷台の前後にある前記ロードセルで、前記荷台に搭載された積載物の重量を前後個別に計って合計して積載物の総重量を計算する演算手段を有することが好ましい。これにより、積載物の種類に応じ荷ずれを考慮して最適な計測方法を選択することができる。
特に、荷台の一方を載置型支持手段によって支持した状態で他方を浮き上がらせてロードセルで測定する場合、荷台の横滑りを防止できる。なお、この場合は、荷台の一方側と他方側をそれぞれ別に重量測定して最後に合計することは当然である。
前記目的に沿う第の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置は、ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
前記目的に沿う第の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備え、前記載置型支持手段は前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられている受圧体と、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記受圧体を上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記受圧体からの荷重を受ける受け座とを備えた貨物車の積載物重量測定装置において、
前記荷台を昇降させる昇降手段が前記載置型支持手段に設けられ、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
前記目的に沿う第の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ昇降手段を介して荷台を昇降させる貨物車の積載物重量測定装置であって、
前記シャーシの前後の左右に、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測する。
2〜第4の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記荷重伝達部材の一部に取付けピンを有し、前記荷重伝達部材は、該取付けピンを中心に回動自在に移動し着脱できることが好ましい。
2〜第4の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記荷重伝達部材の端部に設けられた摺動ブラケットと、該摺動ブラケットと係合するガイドレールとを有し、前記荷重伝達部材は前記ガイドレールに沿って移動し着脱できることが好ましい。
2〜第4の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記荷重伝達部材はカム部材であって、該カム部材と、該カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有することが好ましい。
の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有することが好ましい。
の発明に係る貨物車の積載物重量測定装置おいて、前記筒体の下部には前記ボールに当接可能な押さえカムが設けられて、前記荷台の振動による移動を防止していることが好ましい。
2〜第4の発明に係る積載物重量測定装置おいて、前記荷台の前後にある前記ロードセルで、前記荷台に搭載された積載物の重量を前後個別に計って合計して積載物の総重量を計算する演算手段を有することが好ましい。
請求項1〜4記載の貨物車の積載物重量測定装置において、シャーシの前後の左右に設けられた載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、各ロードセルと荷台との間にあるカム部材と、油圧シリンダによって荷台を上昇させたときに、カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有し、カム部材を測定角度位置に設定して荷台の重量を計測するので、荷台を上下方向に昇降する昇降手段が不要となり簡便な構造で車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
特に、請求項2記載の貨物車の積載物重量測定装置において、回動手段は、左右のカム部材を連結する連結軸と、連結軸に取付けられた操作ハンドルとを有するので、手動でカム部材を回動することができる。
請求項3記載の貨物車の積載物重量測定装置において、回動手段は、連結軸に連結されたアームと、アームに連結された流体圧シリンダ(例えば、空圧シリンダ)と有し、流体圧シリンダを作動させることによって、カム部材の回動を行うので、スイッチ操作により自動で回動することができる。また、流体圧シリンダを貨物車のコンプレッサが有する圧縮空気を利用して作動させることもできる。
請求項4記載の貨物車の積載物重量測定装置において、載置型支持手段は、シャーシ及び荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、シャーシ及び荷台のいずれか他方に取付けられてボールを上下動可能に収納する筒体と、筒体の内部にあってボールからの荷重を受ける球面座とを有するので、シャーシと荷台は上下方向に遊びを持つことができ且つ球面座全体で受ける力を分散することができる。
請求項及びこれに従属する請求項8〜13記載の貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に設けられた載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、各ロードセルと荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、油圧シリンダによって荷台を上昇させたときに、荷重伝達部材を荷台とロードセルとの間に配置し、荷台を降ろして荷台の重量を計測するので、荷台を上下方向に昇降する昇降手段が不要となり簡便な構造で車両の荷台に積載している積荷の重量を計測することができる。
請求項及びこれに従属する請求項8〜10、13記載の貨物車の積載物重量測定装置は、荷台を昇降させる昇降手段が載置型支持手段に設けられ、昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、各ロードセルと荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、昇降手段によって荷台を上昇させたときに、荷重伝達部材を荷台とロードセルとの間に配置し、荷台を降ろして荷台の重量を計測するので、載置型支持手段とロードセルと昇降手段を別々の位置に設けることができメンテナンスも簡便にでき、ロードセルと昇降手段を直列に配置した場合の測定精度の影響を防止できる。
請求項及びこれに従属する請求項8〜10、13記載の貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、各ロードセルと荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、昇降手段によって荷台を上昇させたときに、荷重伝達部材を荷台とロードセルとの間に配置し、荷台を降ろして荷台の重量を計測するので、ロードセルと昇降手段を別々の位置に設けることができメンテナンスも簡便にできる。
請求項記載の貨物車の積載物重量測定装置は、荷重伝達部材の一部に取付けピンを有し、荷重伝達部材は、取付けピンを中心に回動自在に移動し着脱できるので、荷重伝達部材の着脱を簡便な機構にてピンを中心とした回転動作によって容易に行うことができる。
請求項記載の貨物車の積載物重量測定装置は、荷重伝達部材の端部に設けられた摺動ブラケットと、摺動ブラケットと係合するガイドレールとを有し、荷重伝達部材はガイドレールに沿って移動し着脱できるので、荷重伝達部材の着脱を簡便な機構にてスライド動作によって容易に行うことができる。
請求項10記載の貨物車の積載物重量測定装置は、荷重伝達部材はカム部材であって、カム部材と、カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有するので、カム部材を回動させることによって荷重伝達部材の着脱を容易に行うことができる。
請求項11記載の貨物車の積載物重量測定装置は、載置型支持手段は、シャーシ及び荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、シャーシ及び荷台のいずれか他方に取付けられてボールを上下動可能に収納する筒体と、筒体の内部にあってボールからの荷重を受ける球面座とを有するので、ダンプトラックでない貨物車においてもシャーシと荷台は上下方向に遊びを持つことができ且つ球面座全体で受ける力を分散することができる。
請求項12記載の貨物車の積載物重量測定装置は、筒体の下部にボールに当接可能な押さえカムが設けられて、荷台の振動による移動を防止しているので、荷台に積載している積荷の安定を図ることができる。
さらに、請求項13記載の貨物車の積載物重量測定装置は、荷台の前後にあるロードセルで、荷台に搭載された積載物の重量を個別に計って合計して積載物の総重量を計算する演算手段を有するので、積載物の種類に応じ荷ずれを考慮して最適な計測方法を選択することができる。特に、荷台の一方を載置型支持手段によって支持した状態で他方を浮き上がらせてロードセルで測定する場合、荷台の横滑りを防止できる。なお、この場合は、荷台の一方側と他方側をそれぞれ別に重量測定して最後に合計することは当然である。
本発明の第1の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置を示す説明図である。 同貨物車の積載物重量測定装置において、荷台を斜めに持ち上げた状態を示す説明図である。 図1における矢視A−A図である。 図1における矢視B−B図である。 (A)〜(C)は同貨物車の積載物重量測定装置において、載置型支持手段のそれぞれ正面図、側面図、平断面図である。 (A)は回動手段に連結されたアームとそれに連結された流体圧シリンダの説明図、(B)、(C)はカム部材の説明図である。 (A)、(B)は本発明の第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置における貨物車の平面図及び側面図である。 同貨物車の積載物重量測定装置の背面図である。 (A)〜(C)は同貨物車の積載物重量測定装置の載置型支持手段における昇降手段の収縮状態、伸延状態の断面図、及び平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置を示す説明図である。 (A)〜(D)は同貨物車の積載物重量測定装置の回転式の荷重伝達部材の取付け状態、取外し状態を示す平面図、及び側面図である。 (A)〜(C)は同貨物車の積載物重量測定装置のスライド式の荷重伝達部材の取付け状態、取外し状態を示す平面図、及び側面図である。 (A)〜(D)は同貨物車の積載物重量測定装置のカム式の荷重伝達部材の取付け状態、取外し状態を示す平面図、及び側面図である。 (A)、(B)は同貨物車の積載物重量測定装置における載置型支持手段の側面図及び押さえカム部材の説明図である。 (A)、(B)は本発明の第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置における貨物車の平面図及び側面図である。 (A)、(B)は本発明の第6の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置における貨物車の平面図及び側面図である。 (A)〜(C)は同貨物車の積載物重量測定装置の昇降手段における油圧シリンダの収縮状態、伸延状態を示す断面図、及び平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図6に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置10は、貨物車の一例であるダンプトラック11のシャーシ12と、シャーシ12の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段17を介して搭載される荷台14と、シャーシ12に一端部が回動可能に取付けられて荷台14を傾斜状態で昇降する油圧シリンダ13とを備えた貨物車に設置して用いるものであって、シャーシ12の前後の左右に設けられた載置型支持手段17とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台14との間にあるカム部材28と、油圧シリンダ13によって荷台14を上昇させたときに、カム部材28を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段26とを有している。そして、荷台14を上昇させた状態で、回動手段26で連結軸29で連結された前後の左右のカム部材28を、それぞれ垂直方向(即ち、測定角度位置)に設定し、荷台14を下降させて荷台14に搭載された積載物の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
ダンプトラック11は、図1〜図4に示すように、ダンプトラック11のシャーシ(サブフレーム19とメインフレーム19aからなる)12に積載物を積載する荷台14が搭載されている。また、荷台14は荷台本体15aとその下部の荷台フレーム15を有している。また、シャーシ12の下には走行用の複数のタイヤ60が通常のサスペンション機構60aを介して設けられている。また、荷台フレーム15は、直接又は木板材を介してシャーシ12のサブフレーム19に搭載されている。また、荷台フレーム15の前後の左右に載置型支持手段17が設けられ、その載置型支持手段17を介して荷台フレーム15はサブフレーム19に一応連結されている。また、荷台14を持ち上げるための油圧シリンダ13の一端部はシャーシ12に、他端部は荷台フレーム15に回動自在に接続され、油圧シリンダ13を延ばすことによって、荷台14を傾斜させている。
載置型支持手段17の一例であるボールジョイント支持機構(以下、載置型支持手段17という)は、ボール18と筒体16とで構成される。図4、図5(A)〜(C)に示すように、上側のシャーシ12を構成するサブフレーム19の両端部から、サブフレーム19を左右貫通する支持部材38(丸棒からなる)を介して鉄製のボール18が設けられている。筒体16は、図4、図5に示すように、荷台フレーム15の外側面の前後の左右に溶接固着され、しかも、下方に開口して取付けられている。そして、ボール18は筒体16内に上下動可能に収納され、筒体16の上部には、ボール18の荷重を受けてボール18の横移動を防止する球面座39が設けられている。ここでは、ボール18の直径が例えば60〜90mm程度で、ボール18の支持部材38の直径はボールの直径の50〜80%程度で構成しているのが好ましい。
図5(A)〜(C)に示すように、載置型支持手段17を構成する筒体16は底面が開口しており、さらに周面には下方が開口したU字切欠き35が設けられ、支持部材38が上下動可能になっている。また、筒体16の上面は塞がれており、筒体16の内周面は、ボール18を上下動可能に収納するようになっている。
また、筒体16の外周面の下部に、図5(A)〜(C)に示すように、一対の対向するピン孔36が設けられているのが好ましい。そして、ピン孔36にピン37が貫通して挿入されボール18の着脱を防止するように構成されている。特に、シャーシ12の後ろの載置型支持手段17を構成する筒体16にピン37を使用することにより、振動によりボール19が筒体16内を上下動して荷台14が過剰に揺れるのを防止している。
ロードセル30は、図3に示すように、シャーシ12を構成するサブフレーム19の前後の両側でかつサブフレーム19の側方に突出して設けられたロードセル受け台30aを介して設けられている。なお、このロードセル受け台30aは荷台14の荷重を受けるので、ブラケット30bによって補強されている。
ロードセル30の直上に配置されるカム部材28は、荷台フレーム15を貫通して設けられた連結軸29の端部に固定されている。図6(B)、(C)に示すように、このカム部材28は四角柱のロッド材からなっている。連結軸29が挿通する貫通孔28aの軸心に対して作用面28bまでの高さaが、反作用面28c及び両側面28d、28eまでの長さb〜dより長くなっている。これによって、作用面28bがロードセル30の天井面に当接した状態で、荷台14の積載物の重量を測定し、反作用面28c、側面28d、28eが下を向いた場合には、ロードセル30の天井面と隙間を有している。なお、カム部材28の底面角部にはアールを設けるのが好ましい。
なお、連結軸29の両側には、軸受29a、29bがそれぞれ設けられ、連結軸29の他方の端部には、操作ハンドル27が設けられている。この操作ハンドル27と連結軸29とで回動手段26を構成している。なお、連結軸29は所定の角度(0度、90度、180度で止まるべくその場位置ストッパー(図示せず)が設けられている。
なお、図6(A)に示すように、回動手段26の操作ハンドル27に替えて、連結軸29に連結されたアーム46と、アーム46に連結された流体圧シリンダ49の一例であるエアシリンダとを有し、流体圧シリンダ49を伸縮させることによって、カム部材28の回動(垂直位置及び水平位置)を行うこともできる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作について説明する。
まず、貨物車の積載物重量測定装置10が荷台14の重量を計測していない状態では、ダンプトラック11は、図1に示すように、荷台14は、水平状態に置かれてシャーシ12に搭載されている。この状態では、カム部材28は、非測定角度位置に設定され、カム部材28とロードセル30とは当接していないので、ロードセル30は、加重が加わっていない。
次に、貨物車の積載物重量測定装置10が荷台14を計測する準備状態では、油圧シリンダ13を図2に示すように伸延させ、荷台14を少し持ち上げる。この持ち上げる高さは100mm〜200mm程度である。すると、荷台フレーム15の前側の載置型支持手段17の球面座39とボール18とは離れ、シャーシ12と離れた状態になり、荷台14は、油圧シリンダ13と後ろの載置型支持手段17により支えられた状態となる。この状態で、油圧シリンダ13に出入りする作動油を逆止弁で遮断して、この位置に固定する。
この状態で、回動手段26の操作ハンドル27を操作して、カム部材28を非測定角度位置から測定角度位置に設定する。つまり、カム部材28を起こしてロードセル30と当接可能な状態にする。
次に、貨物車の積載物重量測定装置10が荷台14を計測する状態では、油圧シリンダ13の油圧を大気圧に開放すると、荷台14は、自然降下して水平状態に戻る。すると、カム部材28は測定角度位置に設定されているので、荷台フレーム15のカム部材28と各ロードセル30とは当接する状態となり、各ロードセル30により荷台フレーム15は支えられる。これによって、積荷時における荷台14に搭載された積載物の重量が求められる。
なお、計測状態を終了するには、再度、油圧シリンダ13を伸延させ、荷台14を少し持ち上げて、回動手段26の操作ハンドル27を操作して、カム部材28を非測定角度位置に設定した後に、油圧シリンダ13を収縮させ、荷台14を下げて、図1に示す状態に戻す。
荷台ずれ防止のために、シャーシ12の前後の回動手段26を別々に動作させ、前又は後のロードセル30で荷台14の加重を受けることで、荷台14の前の部分の重量と荷台14の後の部分の重量を計測させて、これらを加算することで全体の積載物重量を計測することもできる。
回動手段26の操作ハンドル27に替えて、連結軸29に連結されたアーム46と、アーム46に連結された流体圧シリンダ49とを有し、流体圧シリンダ49を作動させることによって、カム部材28の回動を行う機構については周知であるので省略する。
また、演算手段により、ダンプトラック11の油圧シリンダ13を動作させて、たとえば前又は後のカム部材28を測定角度位置にし、他の一方のカム部材28を非測定角度位置にすることでカム部材28を前後別々に動作させる。そして、前又は後のロードセル30で荷台14の加重を受けることで、荷台14の前の部分の重量と荷台14の後の部分の重量を計測させて、これらを加算することで全体の荷台14の積載物重量を計測することもできる。なお、演算手段は、RAM、CPU、ROM、I/O、及びこれらの要素を接続するバスを備えた従来公知の演算器(即ち、コンピュータ)を用いるが、これに限定されるものではない。
この貨物車の積載物重量測定方法について、一例を説明する。荷台14を持ち上げて、前側のカム部材28のみを起こし、後側のカム部材28は寝かしたままにすることで、前側のカム部材28のみがロードセル30に当接可能にする。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側のカム部材28と後側の載置型支持手段17とで支えられるので、荷台14の位置が安定して前側の荷台14の積載物測定ができる。次に、再度、荷台14を持ち上げて、後側のカム部材28のみを起こし、前側のカム部材28は寝かしたままにすることで、後側のカム部材28のみがロードセル30に当接可能にする。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側の載置型支持手段17と後側のカム部材28とで支えられるので、荷台14の位置が安定して後側の積載物測定ができる。そして、前側の積載物測定した値と後側の積載物測定した値とを加算することで、全体の重量を荷台14が安定した状態で測定できる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置について、図7〜図9を用いて説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置70は、貨物車(例えば、ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのもの)71のシャーシ72と、シャーシ72の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段77を介して搭載される荷台74とを備えた積載物の重量測定装置であって、載置型支持手段77はシャーシ72及び荷台74のいずれか一方に支持部材88を介して設けられている受圧体の一例であるボール78、シャーシ72及び荷台74のいずれか他方に取付けられてボール78を上下動可能に収納する筒体76と、筒体76の内部にあってボール78からの荷重を受ける受け座の一例である球面座(リング)82とを備えている。積載物重量測定装置70は、球面座82の中央に設けられた開口から突出又は非突出状態でボール78にかかる荷重を計る昇降手段81付きのロードセル80を筒体76の内部に有し、ロードセル80にて、荷台74の積載物の重量を測定する。以下、詳細に説明する。この実施の形態では、ボール78が荷台74に支持部材88を介して設けられ、筒体76がシャーシ72に固定されている例を示しているが、ボール78がシャーシ72に、筒体76が荷台74に設けられている場合であっても本発明は適用される。
貨物車71は、貨物車71のシャーシ72に積載物を積載する荷台74が搭載されている。また、荷台74は荷台本体とその下方に設けられている荷台フレーム75を有する。また、荷台フレーム75は、直接シャーシ72に搭載されている。また、荷台フレーム75の前後の左右に載置型支持手段77が設けられ、その載置型支持手段77を介して少しの隙間(数ミリ)を有して荷台フレーム75はシャーシ72に設けられている。ここで、シャーシ72はメインフレームとその上に載ったサブフレームからなる。
また、荷台フレーム75の外側面には支持部材88を介して鉄製のボール78が設けられている。そして、載置型支持手段77の一例であるボール78と球面座(リング)82とで構成されるボールジョイント支持機構は、シャーシ72の外側面の前後の左右の位置にそれぞれ取付けられている。
ここで、受圧体の一例としてボール78を、受け座の一例として球面座(リング)82を用いているが、ダンプトラック以外に用いる受圧体は、円錐若しくは円錐台又は多角錐若しくは多角錐台の形状でもよい。さらに、受け座も、受圧体の形状に応じて、逆円錐若しくは逆円錐台又は逆多角錐若しくは逆多角錐台の形状でもよい。
次に、載置型支持手段77は、ボール78と筒体76によりシャーシ72と荷台74の支持がなされている。載置型支持手段77を構成する筒体76は、周面には上方が開口したU字状切欠きが設けられ、支持部材88が上下動可能になっている。
昇降手段81は、載置型支持手段77の筒体76に組み込まれて、底板85に載置されている。また、昇降手段81の上面には、ロードセル80が配置されている。そして、ロードセル80の上面には、上面が球面座形状のボール受け87が設けられ、球面座(リング)82の中央に設けられた開口に上面が嵌入する構造となっている。
貨物車の積載物重量測定装置70では、非計測状態では、図9(A)(C)に示すように昇降手段81の上面にロードセル80がそれぞれ載置された状態で筒体76に収納され、ボール78とボール受け87が当接していない状態である。ボール78は、球面座82とは少しの隙間により離れていて、荷台フレーム75は、直接シャーシ72に搭載されてその荷重をシャーシ72が受けている。
そして、計測状態では、図9(B)に示すように、昇降手段8のシリンダ84が伸延して、ロードセル80を押し上げてボール78とボール受け87が当接している状態になる。この状態では、荷台74の加重をロードセル80が受けて計測状態になっている。ここでは、昇降手段81の一例として、昇降油圧シリンダ(ラムシリンダ)を使用している。昇降油圧シリンダは、押出し出力を有効に利用できる単動油圧シリンダで、対象物を上下方向に昇降させる場合に適している。また、重量が軽ければ、油圧ジャッキを用いてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置70の動作について説明する。
貨物車71は、ダンプトラックではなく、荷台74は水平状態に置かれて積載物が積載されている。この状態では、荷台74は、直接シャーシ72に加重がかかっている。載置型支持手段77は非計測状態にあり、ボール78とボール受け87とは当接していないので、ロードセル80は無負荷状態になっている。また、押さえカム86は、載置型支持手段77の上部に設けられていて、押さえカム86の先端でボール78を押さえて、ボール78が球面座82より振動などにより外れないようにしている。なお、押さえカム86の代わりにピン(図示せず)を用いて押さえてもよい。
次に、貨物車の積載物重量測定装置70が荷台74の積載物重量を計測している状態について説明する。載置型支持手段77の昇降手段81が伸延してロードセル80を押し上げる。すると、荷台74に設けられたボール78は、ボール受け87を介して各ロードセル80と当接して、載置型支持手段77の球面座82とボール78とは離れた状態になり、各ロードセル80により荷台74は支えられる。また、この時、押さえカム86を回転させて、その先端をボール78より離している状態に保ち、ボール78を上下動可能にしている。
この状態で、各ロードセル80により荷台74の積載物重量が計測され、これらが加算された値が荷台及び積載物の総重量値となる。また、積載物の重量は、総重量値と、空荷の状態で荷台74のみ計測した荷台重量値の差によって求められる。
なお、計測状態を終了するには、再度、昇降手段81を収縮させ、荷台74を下げた状態に戻す。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置について説明する。
本発明の第3の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置は、シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備えた貨物車の積載物重量測定装置であって、シャーシの前後の左右に、載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられた昇降手段と、昇降手段の上又は下に配置されロードセルとを有し、荷台の重量計測時のみ、昇降手段を作動させて、荷台の荷重をロードセルに受けて、ロードセルにより荷台の重量計測を行っている。
ここで、載置型支持手段は、第2の実施の形態に用いた載置型支持手段と同様な構造であり、昇降手段は油圧シリンダを用いる。なお、ロードセルの上に油圧シリンダを設けてもよいし、ロードセルの下に油圧シリンダを設けてもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置90について説明する。なお、貨物車の積載物重量測定装置10の説明に用いた同一構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図10に示すように、第4の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置90は、ダンプトラック11のシャーシ12と、シャーシ12の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段98を介して搭載される荷台14と、シャーシ12に一端部が回動可能に取付けられて荷台14を傾斜状態で昇降する油圧シリンダ13とを備えた貨物車に設置して用いるものである。
シャーシ12の前後の左右に設けられた載置型支持手段98とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台14との間にある荷重伝達部材の一例であるプレート91aと、を有し、油圧シリンダ13によって荷台14を上昇させたときに、プレート91aを荷台14とロードセル30との間に配置し、荷台14を下降させて荷台14に搭載された積載物の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
シャーシ12を構成するサブフレーム19の外側面の前後の左右に、図10に示すように、ロードセル受け台30aが設けられ、ロードセル受け台30aにロードセル30が設置されている。ロードセル30と荷台フレーム15との間に、荷重伝達部材の一例であるプレート91aが配置されている。
ここで、プレート91aを含む回転式荷重伝達機構91は、図11(A)〜(D)に示すように、荷台受け部99、プレート91a、突当て部94、取付けピン93及び取付けブラケット92で構成される。荷台受け部99は荷台フレーム15の側面に設けられ、荷台14の荷重を受けるブラケットである。そして、プレート91aの一部に四角柱状の突当て部94が形成されており、突当て部94を介して、荷台14の一部である荷台フレーム15に設けられた荷台受け部99とロードセル30が当接する。また、プレート91aの角部周辺の一部にピン孔が設けられ、取付けピン93が挿入されている。取付けピン93は、取付けピン93の上下に設けられた取付けブラケット92を介してサブフレーム19の外側面の前後の左右に溶接固着されている。そして、プレート91aは、取付けピン93を中心に回動自在に移動可能に設けられている。図11(A)、(B)に示すように、ロードセル30と荷台受け部99との間にあるプレート91aの位置が荷重測定位置であり、図11(C)、(D)に示すプレート91aの位置が非測定位置である。つまり、プレート91aを荷重測定位置より90度回転させ、ダンプトラック11の後方向に移動した位置が非測定位置になっている。また、プレート91aの端部に取っ手(図示せず)を設けたり、プレート91aを所定位置で停止させるストッパー機構を設けるのが好ましい。
また、変形例として、取付けピンが、プレート91aの一辺であるダンプトラック11の前後方向の短辺に沿って一体として設けられ、取付けピンの一端をサブフレーム19に垂直に挿入し、ダンプトラック11の上下方向に取付けピンを軸としてプレート91aが回動自在に移動できるように設けてもよい(図示せず)。
また、荷重伝達部材の一例であるプレート95aを含むスライド式荷重伝達機構95は、図12(A)〜(C)に示すように、荷台受け部99、プレート95a、ガイドレール96、摺動ブラケット97とで構成される。プレート95aの底面に先端部が逆T字形状の摺動ブラケット97が設けられ、摺動ブラケット97の先端部は、内側が空洞である箱型形状のガイドレール96の内側に嵌め込まれている。その結果、プレート95aは、ガイドレール96に沿ってスライド移動可能になっている。また、ガイドレール96は、ロードセル受け台30aの一辺であるダンプトラック11の前後方向にある外側面に沿って設けられている。また、ガイドレール96の端部は、サブフレーム19の外側面の前後の左右に溶接固着されている。図12(A)に示すように、平面視して、プレート95aがロードセル30に重なっている位置が荷重測定位置であり、図12(C)に示すように、平面視して、プレート95aがロードセル30と重ならない位置にあるのが非測定位置である。つまり、荷台側にある荷台受け部99とロードセル30が当接した状態で、荷台14の荷重を受けている状態で荷重測定される。ここでは、プレート95aは、サブプレート19に垂直方向にスライド可能に設けているが、変形例として、サブプレート19の長手方向(ダンプトラック11の前後方向)にガイドレールを設け、プレート95aがダンプトラック11の前後方向にスライド可能にして、ロードセル30と重ならないようにして荷重測定位置と非測定位置を切り替えてもよい(図示せず)。また、プレート95aの端部に取っ手(図示せず)を設けたり、プレート95aが所定位置で停止させるストッパー機構を設けるのが好ましい。
さらに、荷重伝達部材の一例であるカム部材113aを含むカム式荷重伝達機構113は、図13(A)〜(D)に示すように、荷台受け部99、カム部材113a、ハンドル114、連結軸115で構成される。また、このハンドル114と連結軸115とで回動手段114aを構成している。このカム部材113aは四角柱のロッド材からなっている。連結軸115が挿通する貫通孔の軸心に対して荷台フレーム15に設けられた荷台受け部99と接してこれを持ち上げる作用面までの高さが、ロードセル30と接する反作用面及び両側面までの長さより長くなっている。これによって、作用面がロードセル30の天井面に当接した状態で、荷台14の積載物の重量を測定し、反作用面、側面が下を向いた場合には、荷台フレーム15との隙間を有している。なお、カム部材113aの角部にはアールを設けるのが好ましい。
図13(A)、(B)に示すカム材113aの位置が荷重測定位置であり、図13(C)、(D)に示すカム材113aの位置が非測定位置である。つまり、カム材113aを非測定位置より90度時計回りに回転させた位置が荷重測定位置になっている。この動作は、ハンドル114を回転操作することにより行う。
載置型支持手段98は、サブフレーム19に支持部材38を介して設けられているボール18と荷台フレーム15に取付けられてボール18を上下動可能に収納する筒体16と、筒体16の内部にあってボール18からの荷重を受ける球面座39を有している。
筒体16は、図14(A)、(B)に示すように、底面が開口しており、さらに周面には下方が開口したU字切欠き35(図5(A)参照)が設けられ、支持部材38が上下動可能になっている。また、筒体16の上面は塞がれており、筒体16の内周面は、ボール18を上下動可能に収納するようになっている。
また、筒体16の外周面の下部に、一対の対向するピン孔36が設けられている。さらに、押さえカム部材101は、押さえカム101a、貫通ピン102、ハンドル103から構成される。円筒形状の押さえカム101aの偏心した位置に貫通ピン102が貫通している。また、貫通ピン102の端部には、押さえカム101aを回転させるためのハンドル103が設けられている。ハンドル103を回転操作して、押さえカム101aの先端で、ボール18を押さえて、ボール18が振動などにより位置ずれしないようにしている。
本発明の第4の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作については、第1の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作において、主にカム部材28を荷重伝達部材の一例であるプレート91aに置換えただけなので詳細な説明は省略する。
そして、この貨物車の積載物重量測定方法について、一例を説明する。前側の荷台14の積載物を測定する場合、荷台14を油圧シリンダ13で持ち上げて、プレート91aを、ロードセル30と荷台14との間に配置する。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側のプレート91aを介してロードセル30に当接して、前側のロードセル30と後側の載置型支持手段98とで荷台14は支えられる。この結果、荷台14の位置が安定して前側の荷台14の積載物測定ができる。次に、再度、荷台14を持ち上げて、前側のプレート91aをロードセル30と荷台14に設けられた荷台受け台99との間からはずして、後側のプレート91aを、ロードセル30と荷台受け台99との間に配置する。そして、荷台14を降ろすと、荷台14は前側の載置型支持手段98と後側のプレート91aを介したロードセル30とで支えられるので、荷台位置が安定して後側の荷台14の積載物測定ができる。そして、前側の積載物測定した値と後側の積載物測定した値とを演算装置によって加算することで、全体の重量を荷台14が安定した状態で測定できる。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置100について、図15(A)、(B)を用いて説明する。なお、貨物車の積載物重量測定装置70の説明に用いた同一構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置100は、貨物車(例えば、ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのもの)71のシャーシ72と、シャーシ72の前後の左右に、それぞれ載置型支持手段119を介して搭載される荷台74とを備えた積載物の重量測定装置であって、載置型支持手段119はシャーシ72及び荷台74のいずれか一方に支持部材88(図8参照)を介して設けられている受圧体の一例であるボール78、シャーシ72及び荷台74のいずれか他方に取付けられてボール78を上下動可能に収納する筒体76と、筒体76の内部にあってボール78からの荷重を受ける受け座の一例である球面座(リング)82(図9参照)とを備えている。載置型支持手段119は、図9に示す載置型支持手段77より、ロードセル80のみを取外し、ボール受け87とシリンダ84が直結したものである。また、シャーシ72は、メインフレーム89aとそれに載置されたサブフレーム89とから構成されている。
そして、シャーシ72を構成するサブフレーム89の外側面の前後の左右にロードセル受け台30aが設けられ、ロードセル受け台30aにロードセル30が設置されている。ロードセル30と荷台フレーム75の底部との間に、荷重伝達部材の一例であるプレート91aが配置されている。
ここで、第5の実施の形態に用いる荷重伝達部材は、第4の実施の形態に用いたプレート91a、プレート95a及びカム部材113aと同様なので説明は省略する。また、載置型支持手段119に設けられた昇降手段81(図9参照)により、荷台74は下降して、プレート91aの上面が、荷台フレーム75の荷台受け部99に接し、荷台74の荷重を受けるようになっている。
本発明の第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作については、第2の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作において、主にロードセル80とロードセル30の取付け位置が変更されているだけなので、重複する部分は省いて説明する。
まず、貨物車の積載物重量測定装置100が荷台74の積載物重量を計測している状態について説明する。載置型支持手段119の昇降手段81のシリンダ84が伸延する。すると、シリンダ84は、ボール受け87を介して荷台74に設けられたボール78と当接して、載置型支持手段119の球面座82とボール78とは離れた状態になり、荷台74は昇降手段81を介して支えられる。また、この時、プレート91aを水平方向に回転させて、プレート91aをロードセル30と荷台フレーム75に設けられた荷台受け部99との間に配置させる。そして、昇降手段81のシリンダ84を収縮させると、荷台74は、プレート91aを介して、ロードセル30にて支えられる。この状態で、各ロードセル30により荷台74の積載物重量が計測され、これらが加算された値が荷台及び積載物の総重量値となる。また、積載物の重量は、総重量値と、空荷の状態で荷台74のみ計測した荷台重量値の差によって求められる。
なお、計測状態を終了するには、再度、昇降手段81のシリンダ84を伸延させて、荷台74を上げて、プレート91aをロードセル30と荷台受け部99の間からはずす。そして、昇降手段81のシリンダ84を収縮させ、載置型支持手段119の球面座82とボール78とは接した状態になり、荷台74は載置型支持手段119を介して支えられる状態となる。
次に、この貨物車の積載物重量測定方法について、他の一例を説明する。前側の荷台74の積載物を測定する場合、後側の荷台74を後側の載置型支持手段119の昇降手段81を伸延させ持ち上げて、前側のプレート91aを、ロードセル30と荷台74に設けられた荷台受け部99との間に配置する。そして、昇降手段81を収縮させ荷台74を降ろすと、前側のプレート91aを介してロードセル30に当接して、前側のロードセル30と後側の載置型支持手段119の昇降手段81とで荷台74は支えられる。こうして、前側の荷台74の積載物測定ができる。次に、前側の載置型支持手段119の昇降手段81にて荷台74を持ち上げると、荷台74は、前後の載置型支持手段119の昇降手段81で支えられた状態となる。この状態で、前側のプレート91aをロードセル30と荷台受け部99との間からはずして、後側のプレート91aを、ロードセル30と荷台74との間に配置する。そして、後側の荷台74を降ろすと、荷台74は前側の載置型支持手段119の昇降手段81と後側のプレート91aを介してロードセル30とで支えられるので、後側の荷台74の積載物測定ができる。そして、前側の積載物測定した値と後側の積載物測定した値とを加算することで、荷台74の全体の重量を測定できる。
次に、本発明の第6の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置120について、図16(A)、(B)を用いて説明する。なお、貨物車の積載物重量測定装置70の説明に用いた同一構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の第6の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置120は、貨物車(例えば、コンテナ積載車や着脱式荷箱ダンプトラックのように荷台が傾動しないタイプのものを含む。)71のシャーシ116と、シャーシ116の前後の左右に、それぞれ昇降手段104を介して荷台105とを備えた積載物の重量測定装置であって、シャーシ116の前後の左右に、昇降手段104とは、取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセル30と、各ロードセル30と荷台105との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材の一例であるプレート91aと、を有し、昇降手段104によって荷台105を上昇させたときに、プレート91aを荷台105とロードセル30との間に配置し、荷台105を降ろして荷台105の重量を計測する。以下、詳細に説明する。
図16、図17(A)〜(C)に示すように、シャーシ116を構成するサブフレーム117の外側面の前後の左右にロードセル受け台30aが設けられ、ロードセル受け台30aにロードセル30が設置されている。ロードセル30と荷台フレーム107の底部との間に、荷重伝達部材の一例であるプレート91aが配置されている。また、荷台105を持ち上げるための昇降手段の一例である油圧シリンダ112も、メインフレーム118に載置されたサブフレーム117の外側面の前後の左右に設けられている。
ここで、第6の実施の形態に用いる荷重伝達部材は、第4の実施の形態に用いたプレート91a、プレート95a及びカム部材113aと同様なので説明は省略する。
また、荷台105(コンテナを含む)は、荷台本体106と荷台フレーム107から構成される。ここで、荷台フレーム107の底部は、一部に、凹部107aが設けられていて、この部分が油圧シリンダ112と当接し、さらに、一部に凸部107bが設けられており、凸部107bの側部に設けられた荷台受け部99とプレート91aと当接するようになっている。なお、コンテナは、本来、シャーシに固定するための固定装置(図示せず)が別途設けられて、手動でシャーシとの固定及び解除ができるようになっているが、荷重測定状態では、この固定は解除されているのは言うまでもない。
昇降手段104は、油圧シリンダ112、筒体108及び底板109で構成される。貨物車の積載物重量測定装置120では、図17(A)に示すように油圧シリンダ112は底板109に設置され、筒体108に収納されている。また、油圧シリンダ112は、シリンダ110とピストンロッド111とで構成され、ピストンロッド111が伸延する。ここでは、ピストンロッド111と荷台105は当接していない状態である。この状態で、荷重伝達部材の一例であるプレート91aが、荷台105に設けられた荷台受け部99とロードセル30との間に配置されていれば、ロードセル30に荷台105の荷重が加わって荷重測定状態になる。
そして、図17(B)に示すように、油圧シリンダ112のピストンロッド111が伸延して、ピストンロッド111と荷台105が当接している状態になる。この状態では、荷台105の加重を油圧シリンダ112が受けていて、プレート91aは、荷台105に設けられた荷台受け部99と当接していない。よって、荷台受け部99とロードセル30との間にプレート91aを配置したり、取外しをしたりして、荷重測定状態又は非測定状態にプレート91aの位置を変更できる。また、昇降手段104は、油圧シリンダ112の代わりに、空気圧ジャッキを用いてもよい。
本発明の第6の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作については、第5の実施の形態に係る貨物車の積載物重量測定装置の動作において、載置型支持手段119の昇降手段81の代わりに、サブフレーム117に設けられた昇降手段104に置換えて第5の実施の形態における動作と同様に説明できるので、説明は省略する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない変更等は全て本発明の適用範囲である。
また、積載物の重量測定装置の載置型支持手段は、上記した構成とは逆で、シャーシ側に筒体を設け、荷台側にボールを設けるように構成してもよい。
さらに、積載物重量測定装置の荷重伝達部材は、上記した構成とは逆で、荷台側に荷重伝達部材を設けるように構成してもよい。
なお、前記実施の形態で、ボールと球面座を使った例について説明したが、例えば実公平7−29467に記載のように荷台の後側を左右連通するシャフトを用いて支持する場合も本発明は適用される。この場合、このシャフトと、シャフト受け(ブラケット)との間には測定時に隙間が空くように、シャフト受けにヒンジ又はカム、ねじによって空間部(隙間)を設けるようにする。
これによって、走行時は、シャフトはシャフト受けに固定され、測定時はシャフトはシャフト受けから解放される。
10:貨物車の積載物重量測定装置、11:ダンプトラック、12:シャーシ、13:油圧シリンダ、14:荷台、15:荷台フレーム、15a:荷台本体、16:筒体、17:載置型支持手段、18:ボール、19:サブフレーム、19a:メインフレーム、20:ピストン、21:シリンダ、22:シャーシブラケット軸、23:荷台ブラケット軸、24:フレームブラケット、25:荷台ブラケット、26:回動手段、27:操作ハンドル、28:カム部材、28a貫通孔、28b:作用面、28c:反作用面、28d、28e:側面、29:連結軸、29a、29b:軸受、30:ロードセル、30a:ロードセル受け台、30b:ブラケット、35:U字切欠き、36:ピン孔、37:ピン、38:支持部材、39:球面座、46:アーム、49:流体圧シリンダ、60:タイヤ、60a:サスペンション機構、70:貨物車の積載物重量測定装置、71:貨物車、72:シャーシ、74:荷台、75:荷台フレーム、76:筒体、77:載置型支持手段、78:ボール、80:ロードセル、81:昇降手段、82:球面座(リング)、84:シリンダ、85:底板、86:押さえカム、87:ボール受け、88:支持部材、89:サブフレーム、89a:メインフレーム、90:貨物車の積載物重量測定装置、91:回転式荷重伝達機構、91a:プレート、92:取付けブラケット、93:取付けピン、94:突当て部、95:スライド式荷重伝達機構、95a:プレート、96:ガイドレール、97:摺動ブラケット、98:載置型支持手段、99:荷台受け部、100:貨物車の積載物重量測定装置、101:押さえカム部材、101a:押さえカム、102:貫通ピン、103:ハンドル、104:昇降手段、105:荷台、106:荷台本体、107:荷台フレーム、107a:凹部、107b:凸部、108:筒体、109:底板、110:シリンダ、111:ピストンロッド、112:油圧シリンダ、113:カム式荷重伝達機構、113a:カム部材、114:ハンドル、114a:回動手段、115:連結軸、116:シャーシ、117:サブフレーム、118:メインフレーム、119:載置型支持手段、120:貨物車の積載物重量測定装置

Claims (13)

  1. ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
    前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間にあるカム部材と、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有し、前記荷台を上昇させ前記カム部材を測定角度位置に設定し前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  2. 請求項1記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸と、該連結軸に取付けられた操作ハンドルとを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  3. 請求項1記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記回動手段は、左右の前記カム部材を連結する連結軸に連結されたアームと、該アームに連結された流体圧シリンダと有し、前記流体圧シリンダを作動させることによって、前記カム部材の回動を行うことを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  5. ダンプトラックのシャーシと、該シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台と、前記シャーシに一端部が回動可能に取付けられて前記荷台を傾斜状態で昇降する油圧シリンダとを備えた貨物車に搭載する積載物の重量測定装置であって、
    前記シャーシの前後の左右に設けられた前記載置型支持手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記油圧シリンダによって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  6. シャーシの前後の左右に、それぞれ載置型支持手段を介して搭載される荷台を備え、前記載置型支持手段は前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられている受圧体と、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記受圧体を上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記受圧体からの荷重を受ける受け座とを備えた貨物車の積載物重量測定装置において、
    前記荷台を昇降させる昇降手段が前記載置型支持手段に設けられ、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  7. シャーシの前後の左右に、それぞれ昇降手段を介して荷台を昇降させる貨物車の積載物重量測定装置であって、
    前記シャーシの前後の左右に、前記昇降手段とは取付け位置を変えてそれぞれ設けられたロードセルと、該各ロードセルと前記荷台との間に取外し可能に設けられた荷重伝達部材と、を有し、前記昇降手段によって前記荷台を上昇させたときに、前記荷重伝達部材を前記荷台と前記ロードセルとの間に配置し、前記荷台を降ろして前記荷台の重量を計測することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材の一部に取付けピンを有し、前記荷重伝達部材は、該取付けピンを中心に回動自在に移動し着脱できることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  9. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材の端部に設けられた摺動ブラケットと、該摺動ブラケットと係合するガイドレールとを有し、前記荷重伝達部材は前記ガイドレールに沿って移動し着脱できることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  10. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷重伝達部材はカム部材であって、該カム部材と、該カム部材を測定角度位置と非測定角度位置との間で回動させる回動手段とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  11. 請求項記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記載置型支持手段は、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか一方に支持部材を介して設けられているボールと、前記シャーシ及び前記荷台のいずれか他方に取付けられて前記ボールを上下動可能に収納する筒体と、前記筒体の内部にあって前記ボールからの荷重を受ける球面座とを有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  12. 請求項11記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記筒体の下部には前記ボールに当接可能な押さえカムが設けられて、前記荷台の振動による移動を防止していることを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
  13. 請求項5〜12のいずれか1項に記載の貨物車の積載物重量測定装置において、前記荷台の前後にある前記ロードセルで、前記荷台に搭載された積載物の重量を前後個別に計って合計して積載物の総重量を計算する演算手段を有することを特徴とする貨物車の積載物重量測定装置。
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