JP5385710B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの穴にグリップ部材のグリップ爪を係合させクランプ本体側へ引き付けてクランプするクランプ装置に関し、特にグリップ部材を支持するサポート機能を確保しながら、クランプ力を強化可能にしたクランプ装置に関するものである。
ワークの上面や、ワークの外周部の上面を機械加工するような場合、ワークの端部を上方から押圧具で押圧する形式のクランプ装置を採用することはできないため、上記のようなクランプ装置(所謂、ホールクランプ又はエクスパンション・クランプ)が採用される。このクランプ装置では、クランプ本体にクランプ対象のワークを着座させる着座面が形成され、ワーク投入時にワークを着座面に搭載して支持し、ワークの穴の内周面をグリップするグリップ部材と、このグリップ部材に挿入されたテーパ軸部を有するクランプロッドとをワークの穴に挿入し、クランプロッドをクランプ駆動手段の油圧力や圧縮スプリングの力で着座面側へ引き付けることで、テーパ軸部によりグリップ部材を拡径させて穴の内周面に係合させ、そのグリップ部材を更に着座面側へ引き着付けることで、ワークを着座面に固定する。この種のクランプ装置が特許文献1,2に記載されている。
上記の特許文献1,2のクランプ装置では、グリップ部材を下方から支持するサポート機構として、グリップ部材の下端を支持する環状支持部材と、この環状支持部材を上方へ付勢する圧縮スプリング部材を設けている。ここで、圧縮スプリングによるサポート力が不足すると、クランプ動作開始時にグリップ部材が穴の内周面をグリップせずに下方へスリップする。そのため、サポート力を発生する圧縮スプリングとしては、ある程度大きなサポート力を発生可能なスプリングを採用する必要がある。
上記のサポート機構と異なるサポート機構として、グリップ部材の下端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状筒部の下端部に油圧を受圧させる油室を設ける場合もある。
特許第3550010号公報 ドイツ特許第4020981号公報
前記特許文献1,2のクランプ装置におけるサポート機構は、アンクランプ状態のときも、クランプ状態のときも、圧縮スプリングによるサポート力を発生し、グリップ部材をアンクランプ方向へ付勢するため、そのサポート力の分だけクランプ力が低下する。それ故、クランプ駆動手段で発揮可能な最大クランプ力又はほぼ最大クランプ力までクランプ力を強化することができない。
サポート機構として、グリップ部材の下端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状筒部の下端部に油圧を受圧させる油室を設ける場合、クランプロッドを駆動するクランプ油室を前記油圧として兼用する場合が多い。この構成においても、クランプ動作開始後には、環状受圧部材にクランプ力と反対向きの油圧力(サポート力)が作用するため、そのサポート力の分だけクランプ力が低下する。それ故、クランプ駆動手段で発揮可能な最大クランプ力又はほぼ最大クランプ力までクランプ力を強化することができない。 本発明の目的は、グリップ部材の拡径時には油圧力でグリップ部材を支持し、グリップ部材の拡径後には前記油圧力の全部又は一部を解除可能なクランプ装置を提供することである。
請求項1のクランプ装置は、クランプ本体と、径方向へ拡縮可能で且つワークの穴に挿入されて穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に内嵌係合させたテーパ軸部を含むクランプロッドと、このクランプロッドを進退駆動する為の駆動手段とを有するクランプ装置において、前記グリップ部材を拡径させる際にグリップ部材を油圧力で支持するサポート機構と、前記駆動手段によりクランプロッドをクランプ駆動するとき、前記グリップ部材の拡径後に前記サポート機構の油圧力の全部又は一部を解除する油圧力解除手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2のクランプ装置は、請求項1の発明において、前記サポート機構は、前記グリップ部材の基端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状筒部にクランプ方向と反対方向向きに油圧を受圧させるサポート油室とを有することを特徴としている。
請求項3のクランプ装置は、請求項2の発明において、前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為のクランプ油室と、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、前記サポート油室は、前記クランプ油室に対して独立に形成された専用サポート油室からなることを特徴としている。
請求項4のクランプ装置は、前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為のクランプ油室と、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、前記サポート油室は、前記クランプ油室に対して独立に形成された専用サポート油室と前記クランプ油室とからなることを特徴としている。
請求項5のクランプ装置は、請求項2の発明において、前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為の圧縮スプリングと、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、前記サポート油室は、クランプ本体内に形成された専用サポート油室からなることを特徴としている。
請求項6のクランプ装置は、請求項3又は4の発明において、前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に形成された絞り通路とを備えたことを特徴としている。
請求項7のクランプ装置は、請求項3又は4の発明において、前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に前記専用サポート油室への油圧供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁を設け、前記チェック弁に逆止状態のときに油圧の排出を許す絞り通路を設けたことをことを特徴としている。
請求項8のクランプ装置は、請求項3又は4の発明において、前記クランプ本体のアンクランプ方向側端部にクランプ対象のワークを着座させる着座面を設け、前記グリップ部材に、アンクランプ状態のとき前記着座面よりもアンクランプ方向側に位置し且つクランプ動作時に前記着座面と同位置又は前記着座面よりもクランプ方向側となるワーク搭載面を設けたことを特徴としている。
請求項9のクランプ装置は、請求項8の発明において、前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に前記専用サポート油室への油圧供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁を設け、前記クランプ動作時にワーク搭載面が着座面と同位置になったとき、前記環状受圧部材で操作されて前記チェック弁を開弁させるチェック弁操作機構を設けたことを特徴としている。
請求項10のクランプ装置は、請求項6,7,9の何れか1つの発明において、前記クランプ本体に形成された油路の、前記専用サポート油室と反対側端部は、前記アンクランプ油室に連通されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、グリップ部材を拡径させる際には、サポート機構の油圧力でグリップ部材を支持することで確実に拡径させることができるうえ、クランプロッドをクランプ駆動するとき、前記グリップ部材の拡径後に前記サポート機構の油圧力の全部又は一部を解除するため、解除した油圧力の分だけクランプ力を強化することができ、クランプ装置の信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、サポート機構が、環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状筒部にクランプ方向と反対方向向きに油圧を受圧させるサポート油室を有するため、油圧力でグリップ部材を支持するサポート機構となる。
請求項3の発明によれば、駆動手段がクランプ油室と、アンクランプ油室とを有し、前記サポート油室がクランプ油室とは独立の専用サポート油室からなるため、この専用サポート油室の油圧を抜くことにより、サポート機構で発生する油圧力の全部を解除することが可能になり、クランプ力を一層強化することができる。
請求項4の発明によれば、駆動手段がクランプ油室と、アンクランプ油室とを有し、前記サポート油室がクランプ油室とは独立の専用サポート油室とクランプ油室とからなるため、専用サポート油室の油圧を抜くことで、サポート機構で発生する油圧力の一部を解除することができる。
請求項5の発明によれば、駆動手段が、クランプロッドをクランプ方向へ駆動する圧縮スプリングとアンクランプ油室とを有し、前記サポート油室がクランプ本体内に形成した独立の専用サポート油室からなるため、この専用サポート油室の油圧を抜くことにより、サポート機構で発生する油圧力の全部を解除することが可能になり、クランプ力を一層強化することができる。クランプ油室を省略し、クランプロッドをクランプ方向へ駆動する圧縮スプリングを設けたため、クランプ装置を油圧供給源から分離した状態で、クランプしたワークを機械加工に供することができるため、クランプ装置の汎用性が高まる。
請求項6の発明によれば、専用サポート油室に油圧を供給する油路と、この油路に形成された絞り通路とを有するため、この油路にアンクランプ油室から油圧を供給するように構成することが可能になり、油圧回路を簡単化することが可能になる。
即ち、アンクランプ状態で専用サポート油室に油圧を充填してサポート機構の油圧力を発生させておき、クランプ動作時にアンクランプ油室の油圧を抜いても、絞り通路により専用サポート油室の油圧低下を遅らせることができるから、クランプ動作開始初期にサポート機構の油圧力(サポート力)を確保することができる。
請求項7の発明によれば、専用サポート油室に油圧を供給する油路と、この油路に設けられ専用サポート油室への油圧の供給を許すチェック弁とを設け、このチェック弁に逆止状態のときに油圧の排出を許す絞り通路を設けたため、請求項6の発明と同様の効果が得られる。
請求項8の発明によれば、クランプ本体の端部にワークを着座させる着座面を設け、グリップ部材に、ワークを着座面よりも高い位置で受け止め且つワーククランプ状態ではワークを着座面に着座させる得るワーク搭載面を設けたため、着座面がワークで損傷するのを防止でき、着座センサを設けた場合には着座センサの誤作動を防止できる。
請求項9の発明によれば、専用サポート油室へ油圧を供給する為の油路と、この油路に設けたチェック弁とを設け、クランプ動作時に、グリップ部材と一体的に微小距離クランプ方向へ移動する環状受圧部材で操作されてチェック弁を開弁させるチェック弁操作機構を設けたので、請求項6の発明と同様の効果が得られる。
請求項10の発明によれば、前記専用サポート油室に油圧を供給する為にクランプ本体に設けた油路の、専用サポート油室と反対側端部がアンクランプ油室に連通されているため、アンクランプ油室から前記油路を介して専用サポート油室に油圧を供給することができ、油圧回路が簡単になる。
実施例1のクランプ装置の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII −III 線断面図である。 図3の要部拡大図である。 図1のV−V線断面図である。 実施例2のクランプ装置の縦断面図(図2相当図)である。 図6のチェック弁周辺を拡大した拡大図である。 実施例3のクランプ装置の平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図9の専用サポート油室の周辺部分の拡大図である。 実施例4のクランプ装置の縦断面図(図2相当図)である。 図11のクランプ装置のクランプ動作確認機構の部分の縦断面図である。 図11のクランプ装置のクリーニング用エア通路を示す部分縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、このクランプ装置Cは、クランプ本体1と、ワークWを固定するためのクランプ部材としてのグリップ部材2およびクランプロッド3と、グリップ部材2とクランプロッド3を軸心方向(上下方向)に駆動可能な駆動手段としての油圧シリンダ4と、サポート機構5とを備えている。前記クランプ本体1は、 上部本体部材11と下部本体部材12とで構成され、クランプ本体1が基部本体部材13に組み付けられる。
上部本体部材11は平面視にてほぼ長円形であり、この上部本体部材11は4つのボルト穴14に挿入される4つのボルトで基部本体部材13に固定される。下部本体部材12はシリンダ穴41を形成する筒状部材であり、この下部本体部材12の上端部が上部本体部材11の下面側の凹部15に嵌合され、4つのボルト16により上部本体部材11に固定されている。
図1〜図3に示すように、グリップ部材2は、上部本体部材11の中心部分の開口穴17を上下に貫通している。グリップ部材2の外周側近傍部において、上部本体部材11の上端部には加圧エア逃し用の4つの凹溝19により4分割された円弧形の着座面18が形成されている。この着座面18にワークWを着座させ、ワークWをクランプする。前記の着座面18と凹溝19を除き、上部本体部材11の上面は、緩い傾斜角の部分円錐面に形成されている。
金属製の環状のグリップ部材2はワークWの穴Hに挿入されて穴Hの内周面をグリップ可能なものである。このグリップ部材2は、クランプロッド3を挿通させる為のロッド挿通孔21と、筒状のグリップ爪部22と、基端鍔部23とを有し、グリップ部材2は、拡径と縮径を可能とし、分解可能とする為に、4つのスリット24により4等分に分割され、Oリング25で束ねられている。
グリップ部材2のグリップ爪部22の外周面には、ワークWに形成された穴Hの内周面をグリップし易くする3段の歯が形成されている。ロッド挿通孔21のうちのグリップ爪部対応部分は、クランプロッド3のテーパ軸部31が密着状に係合するテーパ孔部21aに形成されている。
図1〜図3に示すように、上部本体部材11の開口穴17にはグリップ部材2の外周面に摺接するゴムや合成樹脂等の弾性材料製のスクレーパ26が装着されている。グリップ部材2の下部には4分割されたグリップ部材2を縮径方向へ付勢するOリング25が装着されている。グリップ部材2の基端鍔部23は、上部本体部材11の円形凹部6に収容され、円形凹部6の上壁部とサポート機構5の環状受圧部材51の水平板部54との間に可動に挟着されている。グリップ部材2は、環状受圧部材51と一体的に小距離だけ昇降可能であり、円形凹部6の外周部の環状隙間6aとスクレーパ26の弾性変形を介して、油圧シリンダ4の軸心と直交する水平方向へ約1〜2mm移動可能に装着されている。
クランプロッド3は、テーパ軸部31と小径ロッド部32と大径ロッド部33と大径鍔部34とを一体形成したものである。テーパ軸部31と小径ロッド部32とがグリップ部材2のロッド孔挿通21に挿通されている。上記テーパ軸部31は、上方程大径化するようにクランプロッド3の上端部分に形成され、このテーパ軸部31がグリップ部材2のテーパ孔部21aに内嵌係合している。
図1〜図3に示すように、油圧シリンダ4は、グリップ部材2とクランプロッド3とを軸心方向へ進退駆動する為のものである。この油圧シリンダ4は、下部本体部材12と基部本体部材13とで形成された立向きのシリンダ穴41と、このシリンダ穴41に装着されたピストン部材42(ピストン部43とこのピストン部43から上方へ延びる筒状ピストンロッド44とを含む)と、ピストン部43の上側のクランプ油室45及びピストン部43の下側のアンクランプ油室46とを備えている。
シリンダ穴41の底面は基部本体部材13で塞がれている。ピストン部材42はシリンダ穴41の底壁面で受け止められて下限位置になる。ピストン部材42には、上部の小径孔48と、中段部の中径孔49と、下部の大径孔50とが形成されている。中径孔49の下部と大径孔50には封鎖部材35が装着され、ストップリング36で抜け止めされている。ピストン部43の外周部はシール部材43aで油密に封止され、筒状ピストンロッド44の外周部はシール部材44a,44bで油密に封止され、封鎖部材35の外周部はシール部材35aで油密に封止されている。
クランプロッド3の大径ロッド部33が小径孔48内に位置し、大径鍔部34が中径孔49内に位置している。大径ロッド部33と小径孔48の内周面との間には約2mmの環状隙間48aが形成され、大径ロッド部33の外周の環状溝に太いOリング51(弾性リング部材)が装着され、このOリング51は大径ロッド部33と筒状ピストンロッド44の間に僅かに圧縮状態に装着されている。
大径鍔部34は中径孔49の上壁と封鎖部材35の間に水平方向へ可動に装着されている。大径鍔部34の外周面と中径孔49の内周面との間には僅かな隙間49aがある。それ故、クランプロッド3は、ピストン部材42と一体的に昇降移動するが、ピストン部材42に対して相対的に油圧シリンダ4の軸心と直交する水平方向へ小距離だけ移動可能である。グリップ部材2はクランプロッド3と一体的に上記軸心と直交する水平方向へ移動可能である。尚、スクレーパ26とOリング51が、グリップ部材2とクランプロッド3の軸心を油圧シリンダ4の軸心に一致させるように、グリップ部材2とクランプロッド3を弾性付勢している。
図1〜図3に示すように、サポート機構5は、グリップ部材2を拡径させる際にグリップ部材2を油圧力で支持するものである。サポート機構5は、グリップ部材2の基端(下端)を支持する環状受圧部材51と、この環状受圧部材51の環状筒部53にクランプ方向と反対方向向きに油圧を受圧させるサポート油室とを有する。環状受圧部材51は、環状筒部53と、この環状筒部53の上端に連なる水平板部54とを有し、水平板部54の上面にグリップ部材2の基端鍔部23が載置支持されている。上記のサポート油室は専用サポート油室52からなる。
環状筒部53は、下部本体部材12と筒状ピストンロッド44とで形成された筒状シリンダ穴53aに上下方向に摺動自在に装着され、環状筒部53の内周側はシール部材44aで封止され、外周側はシール部材53bで封止されている。筒状シリンダ穴53aの下端部に、環状筒部53の下端に上方向き(クランプ方向と反対向き)に油圧を受圧させる専用サポート油室52であってクランプ油室45とは独立の専用サポート油室52が形成されている。水平板部54の中心部の円形穴54aに、クランプロッド3が遊嵌状に挿通し、水平板部54の外周部には、環状筒部53よりも僅かに大径の係止鍔54bが形成されている。
上部本体部材11には、筒状シリンダ穴53aの上端に連なる収容穴55が形成されている。この収容穴55の厚さは水平板部54の厚さよりも例えば 1.2〜 2.0mm位大きい。水平板部54は収容穴55に上下方向に摺動自在に装着され、環状受圧部材51は水平板部54と同様に上下方向に例えば 1.2〜 2.0mm位摺動自在に装着されている。水平板部54の係止鍔54bの外周側にも加圧エアが通過可能な隙間がある。クランプ油室45は、油路61〜65を介して油圧供給源60に接続され、アンクランプ油室46は、油路66,67を介して油圧供給源60に接続されている。尚、油圧供給源60は油圧ポンプの他に必要なバルブ類を備えている。
専用サポート油室52に油圧を供給する為の油路70は、下部本体部材12の下半部の外周側に形成されてアンクランプ油室46に連通した筒状油路71と、下部本体部材12に斜めに形成された傾斜油路72とで構成され、傾斜油路72には絞り通路72aが形成されている。こうして、専用サポート油室52にはアンクランプ状態のときにアンクランプ油室46から油圧が供給され、クランプ動作開始から所定微小時間(例えば約1秒)かけて専用サポート油室52の油圧が絞り通路72aを介して排出され、ドレン圧になる。
絞り通路72aは、クランプ動作開始後、専用サポート油室52からの油圧の排出を遅延させ、グリップ部材2の拡径後にサポート機構5の油圧力の全部を解除するように機能する。尚、クランプ動作開始後、サポート力の漸減に応じてクランプ力が徐々に増大していき、前記の所定微小時間かけて最大クランプ力になる。ワークに対する機械加工開始までには最大クランプ力になる。アンクランプ油室46と、油路71,72と、絞り通路72aとが「油圧力解除手段」に相当する。
図3に示すように、ワークWをクランプした状態で、ワークWの下面が着座面18に密着したことを検出する着座センサ80が設けられている。この着座センサ80は、着座面18に開口された加圧エア噴出孔81と、この加圧エア噴出孔81に連通するように上部本体部材11内に形成されたエア通路82及び基部本体部材13内に形成されたエア通路83と、このエア通路83にエア通路84を介して加圧エアを供給する加圧エア供給源85と、エア通路84内の加圧エアの圧力が設定圧以上に昇圧したことを検出する圧力スイッチ86などで構成されている。
図1、図2、図5に示すように、グリップ部材2、クランプロッド3、着座面18等をエアブローにてクリーニングする為のクリーニング用エア通路90について説明する。
上部本体部材11には、エア通路82と同様のエア通路91であって収容穴55に連なるエア通路91が形成され、基部本体部材13にはエア通路91に連なるエア通路92が形成され、このエア通路92はエア通路95を介して加圧エア供給源85に接続されている。環状受圧部材51の水平板部54の外周の上端部を小径化することにより環状エア通路93が形成され、水平板部54には環状エア通路93を環状受圧部材51の内側空間に連通させる複数のエア通路94が形成されている。上記エア通路91,92,95と、収容穴65の環状エア通路93と、複数のエア通路94と、円形穴54aと、グリップ部材2の4つのスリット24とで、クリーニング用エア通路90が形成されている。
次に、クランプ正常か否かを確認するクランプ動作確認機構100について説明する。 図3、図4に示すように、エア通路82の下方において下部本体部材12の上端部に浅い円形凹部101が形成され、上部本体部材11の下面には円形凹部101に対向する非常に浅い円形凹部102が形成されている。この円形凹部101,102にエア通路82に連なるエア通路103を開閉する円形の弁板104が装着され、この弁板104の下面側には弁板104を上方へエア通路103を閉じる位置に付勢するOリング105が装着され、弁機構106が構成されている。エア通路103を介して弁板104の上面側に加圧エアが供給される。
弁機構106が開弁した状態において、円形凹部101は、収容穴55の上記の環状エア通路93を介してクリーニング用エア通路90の下流部分に連通している。
エア通路82,83,84とエア通路103と円形凹部101,102と収容穴55と円形穴54aと、グリップ部材2の4つのスリット24とで、クランプ動作確認用の加圧エアを供給する為にクランプ本体1(上部本体部材11と下部本体部材12)に設けられ且つ下流部が前記クリーニング用エア通路90の下流部分に連通された動作確認用エア通路110が形成されている。この動作確認用エア通路110の途中部に、弁板104とOリング105を含む弁機構106が介装されている。
円形凹部102を形成してあるため、油圧シリンダ4のクランプ動作時のクランプ不良により、グリップ部材2が下限位置(クランプ方向限界位置)まで退入し、環状受圧部材51が下限位置まで下降したときには、環状受圧部材51の係止鍔54bが弁板104に当接して弁板104を下方へ押動し、弁機構106を開弁させる(図6参照)。クランプ正常で、環状受圧部材51が下限位置まで下降しない状態では、エア通路103の下端が弁機構106により閉止状態に維持されるため、ワークWの着座後は着座センサ80が正常に作動し、エア通路82〜84のエア圧が低下することはない。
しかし、後述するようなクランプ不良により、環状受圧部材51が最大限下降して係止鍔54bが弁板104を下方へ押した場合には、弁機構106が開弁して、エア通路103の加圧エアが収容穴55と円形穴54aを介して4つのスリット24へリークするため、エア通路82〜84のエア圧が上昇しない。
こうして、クランプ作動後にも着座センサ80がワークWの着座を検出しないことを、圧力スイッチ86の検出信号から検知することで、クランプ不良を検出することができる。ここで、油圧供給源60、エア供給源85、圧力スイッチ86等は制御ユニット(図示略)に電気的に接続されており、その制御ユニットにより制御される。尚、クランプ動作確認機構100を機能させないようにしたい場合、円形凹部101,102に弁板104とOリング105を上下逆に装着すればよい。
以上のクランプ装置Cの作用、効果について説明する。
クランプ装置CによりワークWを着座面18に固定する場合次のように行う。
最初に、アンクランプ状態では、アンクランプ油室46に油圧を充填し、クランプ油室45の油圧はドレン圧にしておく。すると、図2に示すように、ピストン部材42は上限位置まで上昇して停止状態となる。アンクランプ油室46から油路70を介して専用サポート油室52へ油圧が供給されるため、専用サポート油室52の油圧を受圧する環状受圧部材51は上限位置を保持し、グリップ部材2も上限位置を保持する。この状態でワークWを投入し、図2に示すように、ワークWの穴Hにグリップ部材2とクランプロッド3とを挿入し、ワークWを着座面18で支持する。
次に、クランプ状態に切換える際には、油圧供給源のバルブを切換えることで、アンクランプ油室46の油圧をドレン圧にすると同時に、クランプ油室45に油圧を供給する。 このクランプ動作開始初期には、絞り通路72aにより、専用サポート油室52の油圧が急には低下しないため、環状受圧部材51にはある程度大きな上向きの油圧力(サポート力)が作用する。それ故、環状受圧部材51は前記と同様に上限位置を保持し、グリップ部材2も上限位置を保持するが、ピストン部材42にはクランプ油室45から下方向きの油圧力が作用し、ピストン部材42が下方へ駆動されるため、クランプロッド3がグリップ部材2に対して相対的に下方へ移動する。
その結果、クランプロッド3のテーパ軸部31によりグリップ部材2のグリップ爪部24が拡径駆動されて、ワークWの穴Hの内周面に食いついて係合状態になる。この直後に、アンクランプ油室46の油圧がドレン圧まで低下し、ピストン部材42には下方向きの大きな油圧力が作用し、専用サポート油室52の油圧も時間遅れを以てドレン圧まで低下する。グリップ部材2が穴Hの内周面に係合(グリップ)後には、グリップ部材2とクランプロッド3とは相対移動不能であるため、ピストン部材42とグリップ部材2とクランプロッド3と環状受圧部材51は一体的に下方へ駆動され、ワークWが着座面18に強く押圧されたクランプ状態になる。専用サポート油室52の油圧がドレン圧になった状態では、油圧シリンダ4で発生可能な最大クランプ力で以てワークWをクランプした状態になる。
このとき、図3に示すように、環状受圧部材51の係止鍔部54bと下部本体部材12との間には隙間が残っているため、クランプ動作確認機構100の弁機構106は閉弁状態を維持する。それ故、ワークWが所期のクランプ力でクランプされて着座面18に着座し、クランプが正常であることを着座センサ80により確認できる。
ここで、環状受圧部材51に受圧させる為の専用サポート油室52をクランプ油室45とは独立に設け、クランプ動作開始初期には絞り通路72aを介して専用サポート油室52の油圧の急低下を防止するため、グリップ部材2を拡径させる際には大きな油圧力(サポート力)で環状受圧部材51とグリップ部材2を支持することができる。そして、クランプ動作後期(グリップ部材2の拡径後)およびそれ以降には専用サポート油室52の油圧をドレン圧まで低下させるため、上記のサポート機構5の油圧力(サポート力)によってクランプ力が減殺されるのを防止し、油圧シリンダ4の能力の範囲内の最大のクランプ力を発揮可能になるため、クランプ力を強化し、信頼性に優れるクランプ装置Cとすることができる。
他方、ワークWが鋳造品で、その穴Hの直径が一定でなく、下方程大径化するような穴Hである場合、また、ワークWが硬い金属材料製である場合など、クランプ動作開始初期に、グリップ爪部22が穴Hの内周面に対し相対的に下方へスリップすることがある。
この場合、ワークWが着座面18に着座するものの、環状受圧部材51が下限位置まで下降するため、図4に示すように、クランプ動作確認機構100の弁機構106が開弁状態になる。弁機構106が開弁すると、エア通路82,103のエア圧が上昇せず、着座センサ80の圧力スイッチ86がオンしないため、クランプ不良を検知できる。このとき、ワークWは不完全なクランプ状態で、十分なクランプ力が発生していない。
一方、ワークWを投入したときワークWと着座面18の間に隙間があり、その状態のまま、クランプ動作させた場合にも、ワークWが着座面18に着座するまでに移動するグリップ部材2の移動量が大きくなって、前記と同様に、クランプ不良検出機構100の弁機構106が開弁状態になるから、そのクランプ不良を検知することができる。
複数のクランプ装置CでワークWをクランプするような場合、個々のワークWの製作誤差によりワークWの穴Hの中心の位置が僅かにズレている場合には、クランプロッド3とグリップ部材2を穴Hに挿入したとき、又はクランプしたとき、スクレーパ26とOリング51の弾性変形を介して、クランプロッド3とグリップ部材2の軸心が、油圧シリンダ4の軸心からズレることなる。
しかし、ワークWの機械加工後に、クランプ装置Cをアンクランプ状態に切換え、ワークWを取り外すと、スクレーパ26とOリング51の弾性力により、クランプロッド3とグリップ部材2の軸心が、油圧シリンダ4の軸心と一致するように自動的に復帰する。それ故、アンクランプ状態になる毎に、それら両軸心を一致させる復帰作業を手動操作で行う必要がないので、ワークをクランプする作業の作業能率を高めることができる。しかも、Oリング52により、クランプロッド3の大径鍔部34と筒状ピストンロッド44の中径孔49との摺動部分に切粉等の異物が侵入することを確実に防いで、クランプロッド3の軸心方向と直交する方向へ円滑なスライド移動を確実に確保できる。
サポート機構5に、クランプ油室45とは独立の専用サポート油室52を設け、環状受圧部材51の環状筒部53の下端部に油圧を作用させて油圧力(サポート力)を発生させる構成にしたため、クランプ動作後期及びそれ以降には専用サポート油室52の油圧をドレン圧にし、グリップ部材 を支持する油圧力を完全に解除することができる。そのため、サポート機構5の油圧力によってクランプ力が低下するのを防止し、油圧シリンダ4で発揮可能な最大クランプ力でもってワークWをクランプすることができる。換言すれば、クランプ装置Cの小形化を図ることも可能である。
上記の専用サポート油室52にアンクランプ油室46から油圧を供給するように構成したため、油圧回路の構成を簡単化することができる。油路70に絞り通路72aを設けたため、グリップ部材3を拡径させる際には、専用サポート油室52に油圧を残しておいて必要なサポート力を発生させることができる。
前記実施例の一部を変更する例として、後述の実施例2の図7に示すように、環状受圧部材51の環状筒部53Aに、その下部約1/3部分の内周部に形成した薄肉筒部53cと、この薄肉筒部53cの上端外周側の環状受圧面53dとを設け、この環状受圧面53dには専用サポート油室52の油圧を受圧させると共に、薄肉筒部53cの下端にはクランプ油室45の油圧を受圧させるように構成してもよい。
実施例2に係るクランプ装置CAについて図6、図7に基づいて説明する。
このクランプ装置CAは、サポート機構5Aの構成以外の構成については、前記クランプ装置Cと同様であるので、主要な同一部材に同一符号を付して図示してその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
サポート機構5Aは、環状受圧部材51Aと、この環状受圧部材51Aの環状筒部53Aにクランプ方向と反対方向向きに油圧を受圧させるサポート油室とを有する。このサポート油室は、専用サポート油室52Aと、クランプ油室45からなる。環状受圧部材51Aは、環状筒部53Aと、その上端に一体形成された水平板部54とを有する。環状筒部53Aの下部約1/3部分の内周部に薄肉の薄肉筒部53cが形成され、この薄肉筒部53cの下端がクランプ油室45に臨んでいる。環状筒部53Aのうちの上記の薄肉筒部53cの上端外周側には環状受圧面53dが下向きに形成されている。
環状受圧部材51Aに油圧を受圧させるサポート油室は、環状受圧面53dに油圧を受圧させる専用サポート油室52Aと、薄肉筒部53cに油圧を受圧させるクランプ油室45とで構成されている。専用サポート油室52Aは、環状筒部53Aと下部本体部材12とで形成され、薄肉筒部53cの外周側はシール部材53eで油密に封止されている。
専用サポート油室52Aに油圧を供給する為の油路70Aは、下部本体部材12の下半部の外周側に形成されてアンクランプ油室46に連通した筒状油路71と、下部本体部材12に斜めに形成された傾斜油路72Aと、この傾斜油路72Aの上端に連なる短い鉛直油路73と、この鉛直油路73の上端に連なる大径油路74と、この大径油路74を専用サポート油室52Aに接続する水平油路75とを有する。
上記の鉛直油路73の上端部には、専用サポート油室52Aへの油圧供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁76が設けられ、チェック弁76には逆止状態のときに油圧の排出を許す絞り通路77が設けられている。チェック弁76は、鉛直油路73の上端に上方から当接する鋼球76aと、大径油路74から上方へ延びるバネ収容穴76cに装着されて鋼球76aを下方(閉弁方向)へ付勢する圧縮コイルスプリング76bとを有する。上記の絞り通路77は、鋼球76aが当接する弁座部に形成された小断面のノッチで構成されている。この絞り通路77は、前記クランプ装置Cの絞り通路72aと同様の機能を奏するものである。
このクランプ装置CAは、前記クランプ装置Cとほぼ同様の作用、効果を奏するが、サポート機構5Aの構成の相違に関連する作用、効果について説明する。
アンクランプ状態になると、専用サポート油室52Aへ油圧が充填されるが、チェック弁76を介して迅速に油圧が充填される。クランプ動作開始初期には、絞り通路77を介して専用サポート油室52Aの油圧がほぼ維持されるため、専用サポート油室52Aとクランプ油室45から受圧した大きな油圧力(サポート力)で以て環状受圧部材51Aとグリップ部材2が支持されるため、グリップ部材2が確実に拡径する。
このとき、薄肉筒部53cがクランプ油室45の高い圧力の油圧を受圧するため、前記クランプ装置Cよりも大きなサポート力が発生する。クランプ動作後期及びそれ以降には、専用サポート油室52Aの油圧が時間遅れを以てドレン圧まで低下するため、環状受圧面53dに作用する油圧力の分だけ環状受圧部材51Aに作用する油圧力の一部が解除される。チェック弁76にノッチからなる絞り通路77を形成したので、絞り通路77の構成を簡単化でき、製作コスト的に有利である。
この実施例の一部を変更する例として、環状筒部51Aの薄肉筒部53cを省略し、環状筒部53Aと専用サポート油室52Aをクランプ装置Cと同構造にしてもよい。
実施例3に係るクランプ装置CBについて図8〜図10に基づいて説明する。
このクランプ装置CBは、グリップ部材2Bとサポート機構5Bの構成を変更したのみであるので、前記クランプ装置C,CAと同じ構成については同一符号を付して図示してその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
グリップ部材2Bの中段部には環状鍔部27が一体的に形成され、この環状鍔部27の上面にワーク搭載面27aが形成されている。このグリップ部材2Bも4つのスリット24により4分割されている。アンクランプ状態のとき、ワーク搭載面27aが着座面18よりも約0.2 〜0.4 mm上方に位置し、投入されたワークWがワーク搭載面27aで支持される。クランプ状態においては、ワーク搭載面27aが着座面18と同位置または着座面18よりもクランプ方向側(下方)に位置し、ワークWは着座面18で支持される。
サポート機構5Bは、環状受圧部材51Bと、この環状受圧部材51Bにクランプ方向と反対向きに油圧を受圧させるサポート油室とを有する。このサポート油室は、専用サポート油室52Aと、クランプ油室45とを有する。環状受圧部材51Bの環状筒部53Bに設けた薄肉筒部53cと、環状受圧面53dと、専用サポート油室52Aは、前記クランプ装置CAと同様に構成されている。
次に、専用サポート油室52Aに油圧を供給する為に下部本体部材12に形成された油路70Bと、この油路70Bに介装されたチェック弁76Bと、環状受圧部材51Bで操作されてチェック弁76Bを開弁させるチェック弁操作機構78について説明する。
上記の油路70Bは、下部本体部材12の下半部の外周側に形成されてアンクランプ油室46に連通した筒状油路71Bと、下部本体部材12に斜めに形成された傾斜油路72Bと、この傾斜油路72Bの上端から下方へ延びる短い鉛直油路73Bと、この鉛直油路73Bの下端に連なる大径油路74Bと、この大径油路74Bを専用サポート油室52Aに接続する水平油路75Bを有する。
大径油路74Bの上端部に、専用サポート油室52Aへの油圧の供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁76Bが設けられている。このチェック弁76Bは、鉛直油路73Bの下端に下方から当接する鋼球76aと、大径油路74から下方へ延びるバネ収容穴76dに装着されて鋼球76eを上方(閉弁方向)へ付勢する圧縮コイルスプリング76fとを有する。尚、このスプリング76fはバネ受け具76gで受けられている。
このチェック弁操作機構78は、環状受圧部材51Bの水平板部54に一体形成された張出し部54cと、鋼球76eの上方に装着された鉛直姿勢の操作ロッド78aと、上部本体部材11に形成されて張出し部54cを上下方向へ可動に収容するリセス78b等で構成されている。操作ロッド78aは、鋼球76eの上方で下部本体部12に形成されたロッド装着孔に可動に装着されており、操作ロッド78aの上端は張出し部54cの下面に当接し、操作ロッド78aの下端は微小隙間(約0.1 〜0.3 mm)空けて鋼球76eの頂部に対面している。
アンクランプ状態のとき、油路70Bとチェック弁76Bを介してアンクランプ油室46から専用サポート油室52Aに油圧が充填される。クランプ動作開始初期に、グリップ部材2BがワークWの穴Hの内周面をグリップするまでは、グリップ部材2Bと環状受圧部材51Bとが殆ど下降しないので、チェック弁76Bは逆止状態に保持される。そのため、専用サポート油室52Aの油圧が維持され、その油圧が環状受圧面53dに作用する油圧力と、クランプ油室45から薄肉筒部53cに作用する油圧力とで、グリップ部材2Bと環状受圧部材51Bとがサポートされる。
グリップ部材2Bが拡径して穴Hの内周面をグリップすると、グリップ部材2Bとクランプロッド3とは相対移動不能になるため、グリップ部材2Bと環状受圧部材51Bと操作ロッド78aとが前記の微小隙間以上の微小距離だけ下降する。その結果、チェック弁操作機構78によりチェック弁76Bが開弁され、専用サポート油室52Aの油圧がアンクランプ油室46と同じドレン圧になる。それ故、クランプ動作後期およびそれ以降においては、サポート機構5Bでサポートする油圧力の一部が解除されるため、その分だけクランプ力が増強される。
この実施例を部分的に変更する例として、環状筒部51Aの薄肉筒部53cを省略し、環状筒部53Aと専用サポート油室52Aをクランプ装置Cと同構造にしてもよい。
実施例4に係るクランプ装置CCについて図11〜図13に基づいて説明する。
このクランプ装置CCは、クランプ装置Cのクランプ油室45を省略し、その代わりにピストン部材42Cをクランプ方向へ駆動する圧縮スプリング45sを設けたものである。前記クランプ装置Cと同じ構成については同一符号を付して図示してその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。尚、クランプ装置CCの平面図は、図1と同様であるので省略した。
油圧シリンダ4Cは、ピストン部材42Cと、このピストン部材42Cのピストン部43の上側に形成された環状のスプリング収容室45Cと、このスプリング収容室45Cに収容され且つピストン部材42Cをクランプ方向(下方)へ強力に弾性付勢可能な圧縮スプリング45sと、ピストン部43の下側に形成されたアンクランプ油室46とを備えている。尚、クランプ用の前記圧縮スプリング45sは長方形断面のバネ鋼線材で構成したものであるが、円形断面のバネ鋼線材で構成したものでもよい。
スプリング収容室45Cは上下方向に長く形成され、下部本体部材12Cもシリンダ穴41Cも上下方向に長く形成されている。ピストン部材42Cの筒状ピストンロッド44Cも上下方向に長く形成され、筒状ピストンロッド44Cの下部約2/3部分は幾分大径の大径ロッド部44cに形成され、この大径ロッド部44cの外周側にスプリング収容室45Cが形成されている。このスプリング収容室45Cに圧縮スプリング45sが圧縮状態に装着されてピストン部材42Cを下方へ付勢している。図11はアンクランプ状態を示し、このアンクランプ状態において大径ロッド部44cの上端部が下部本体部材12Cの棚部12aで係止されている。
ピストン部材42Cの中径孔49Cが上下方向に長く形成され、この中径孔49Cの大部分と大径孔50とに上下長の大きな封鎖部材35Cが装着され、この封鎖部材35Cがクランプロッド3の下端に当接し、封鎖部材35Cがストップリング36で抜け止めされている。グリップ部材2を支持するサポート機構5は、クランプ装置Cのサポート機構と同様であり、このサポート機構5のサポート油室は、専用サポート油室52からなり、この専用サポート油室52にアンクランプ油室46から油圧を供給する油路70Cは、筒状油路71Cと傾斜油路72を有する。
しかし、傾斜油路72に絞り通路を設けていない。即ち、アンクランプ状態において、圧縮スプリング45sは図11に示すように最大限圧縮状態になっている。クランプ動作開始時にアンクランプ油室46の油圧をドレン圧に切換える際に、圧縮スプリング45sが伸長するため、アンクランプ油室46の油圧が徐々に低下し、専用サポート油室52の油圧も徐々に低下するため、環状受圧部材51に作用する油圧力でグリップ部材2を支持し、グリップ部材2を拡径させることができる。そのグリップ部材2の拡径後(クランプ動作後期及びそれ以降)には、専用サポート油室52の油圧もドレン圧になるから、サポート機構5の油圧力の全部を解除することができる。
尚、図12に示すクランプ動作確認機構100も、図13に示すクリーニング用エア通路90も、クランプ装置Cと同様であるので、その説明を省略する。
このクランプ装置CCにおいては、圧縮スプリング45sの付勢力でクランプ力を発生させる構成であるため、ワークWを固定してからクランプ装置CCを油圧供給源から分離した状態で、ワークWの機械加工を行うことが可能である。それ故、クランプ装置CCの汎用性が高まる。その他、前記クランプ装置Cと同様の作用、効果を奏する。
この実施例を部分的に変更する例として、実施例2,3のサポート機構5A,5Bの油路やチェック弁やチェック弁操作機構などの構成を採用してもよい。
前記実施例1〜4に記載したクランプ装置における、グリップ部材の構造、クランプロッドの構造、サポート機構の構造などは、一例を示すものであり、これらの構造に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加して実施可能である。クランプ装置におけるその他の構造についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加して実施可能である。
種々の機械装置類のケース部材のカバー等のように複数の穴を有し、これら複数の穴を利用してワークをクランプした状態で機械加工に供する為のクランプ装置として利用することができる。
C,CA,CB,CC クランプ装置
1 クランプ本体
2,2B グリップ部材
3 クランプロッド
4 油圧シリンダ(駆動手段)
5,5A,5B サポート機構
11 上部本体部材
12 下部本体部材
18 着座面
27a ワーク搭載面
45 クランプ油室
45s 圧縮スプリング
46 アンクランプ油室
51,51A,51B 環状受圧部材
52,52A 専用サポート油室
70,70A,70B,70C 油路
76,76B チェック弁
77 絞り通路
78 チェック弁操作機構

Claims (10)

  1. クランプ本体と、径方向へ拡縮可能で且つワークの穴に挿入されて穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に内嵌係合させたテーパ軸部を含むクランプロッドと、このクランプロッドを進退駆動する為の駆動手段とを有するクランプ装置において、
    前記グリップ部材を拡径させる際にグリップ部材を油圧力で支持するサポート機構と、 前記駆動手段によりクランプロッドをクランプ駆動するとき、前記グリップ部材の拡径後に前記サポート機構の油圧力の全部又は一部を解除する油圧力解除手段と、
    を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記サポート機構は、前記グリップ部材の基端を支持する環状受圧部材と、この環状受圧部材の環状筒部にクランプ方向と反対方向向きに油圧を受圧させるサポート油室とを有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為のクランプ油室と、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、
    前記サポート油室は、前記クランプ油室に対して独立に形成された専用サポート油室からなることを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為のクランプ油室と、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、
    前記サポート油室は、前記クランプ油室に対して独立に形成された専用サポート油室と前記クランプ油室とからなることを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
  5. 前記駆動手段が、前記クランプロッドをクランプ方向へ駆動する為の圧縮スプリングと、前記クランプロッドをアンクランプ方向へ駆動する為のアンクランプ油室とを有し、
    前記サポート油室は、クランプ本体内に形成された専用サポート油室からなることを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
  6. 前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に形成された絞り通路とを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のクランプ装置。
  7. 前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に前記専用サポート油室への油圧供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁を設け、前記チェック弁に逆止状態のときに油圧の排出を許す絞り通路を設けたことをことを特徴とする請求項3又は4に記載のクランプ装置。
  8. 前記クランプ本体のアンクランプ方向側端部にクランプ対象のワークを着座させる着座面を設け、前記グリップ部材に、アンクランプ状態のとき前記着座面よりもアンクランプ方向側に位置し且つクランプ動作時に前記着座面と同位置又は前記着座面よりクランプ方向側となるワーク搭載面を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のクランプ装置。
  9. 前記専用サポート油室に油圧を供給する為に前記クランプ本体に形成された油路と、前記油路に前記専用サポート油室への油圧供給を許し且つ油圧の排出を逆止するチェック弁を設け、前記クランプ動作時にワーク搭載面が着座面と同位置になったとき、前記環状受圧部材で操作されて前記チェック弁を開弁させるチェック弁操作機構を設けたことを特徴とする請求項8に記載のクランプ装置。
  10. 前記クランプ本体に形成された油路の、前記専用サポート油室と反対側端部は、前記アンクランプ油室に連通されたことを特徴とする請求項6,7,9の何れか1つに記載のクランプ装置。
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