JP5384197B2 - 放熱構造を有するプリント配線板 - Google Patents

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本発明は放熱構造を有するプリント配線板、特に放熱構造を備えた多層基板に関する。
電子製品の小型化、高機能化の急速な進展に伴って、プリント配線板において、搭載部品をより小さなスペースに実装することが求められている。このような要望に応えるために、多層基板を備えた積層型電子部品が用いられるようになってきている。その一方で、集積化に伴い、基板に発生する熱も増大している。特に、多層基板の場合は基板の内部に熱がこもりやすい。
特に、車両の制御に用いられる電子制御装置(ECU)のプリント配線板においては、大電流を通電させて使用される電界効果トランジスタ(FET)などの発熱体を有しており、基板の放熱効率が重要な設計課題となっている。
一般に、プリント配線板の発熱量は、配線の導体幅に依存する。導体幅が大きいほど、導体の電気抵抗が小さくなって発熱量が減少するので、発熱量を小さくさせるという観点からは導体幅を大きくすることが望ましい。一方で、導体幅が小さいほど、プリント配線板を小型化できるので、導体幅をできるだけ小さくすることが望まれる。そこで、プリント配線板の小型化の要請を実現しつつ、プリント配線板の発熱量を抑え、放熱効率を最大化することが望まれる。
プリント配線板の放熱効率を向上させる技術として、プリント配線板の上に搭載される発熱部品の当接面に複数のスルーホールを設け、スルーホールの周囲に導電めっきを施す技術がある(たとえば、特許文献1)。そして、このプリント配線板は、裏側に複数の穴の空いた放熱部材を設けて、放熱部材から放熱できるように構成することでプリント配線板の放熱性を向上させている。
また、プリント配線板に搭載される発熱部品の近傍に基板表面から突出する放熱板を設け、発熱部品と放熱板を熱的に接続し、突出する放熱板から周囲の空気に放熱する技術もある(たとえば、特許文献2)。
また、特許文献3には、プリント配線板の表面に放熱パターンとして金属箔を形成し、プリント配線板に搭載される発熱部品から発生する熱を、ビアホールを介してプリント配線板の表面に伝達して放熱する技術が開示されている。
特開2001−168476号公報 特開2002−151634号公報 特開2006−80214号公報
しかし、特許文献1及び2に開示されているような、プリント配線板の放熱に放熱板を用いる場合は、基板に搭載する部品点数が増えることになり、小型化の要請および製造コストの観点からは好ましくない。また、特許文献3のように、放熱パターンとしてプリント配線板の表面に金属箔を形成したとしても、必ずしも放熱効果が十分ではない。そこで、プリント配線板に搭載する部品点数を増大させずに、プリント配線板の放熱効率を増大させることが有利である。
以上の課題を解決するために、本発明によるプリント配線板は、プリント配線板の配線の少なくとも一部において、導体幅が所定値よりも大きな領域を有する。そして、導体幅の大きな領域内に、プリント配線板の厚さの少なくとも一部を貫通する複数のスルーホールを有する。ここで、複数のスルーホールの開口面積は所定値よりも大きく、隣接するスルーホール間の間隔は所定値以下である。本発明において、導体幅、スルーホールの開口面積、スルーホール間の間隔は、プリント配線板の発熱量を小さくし、放熱効率を大きくすることができるように決定すべきである。
また、本発明の一側面によれば、プリント配線板は多層基板であり、導体幅が所定値よりも大きな領域が、多層基板の各層の対応する領域に形成されており、スルーホールの内面が導体により覆われており、多層基板の各層に形成された導体幅の大きな領域が、スルーホールの内面に形成された導体により電気的に接続されている。
また、本発明の一側面によれば、本発明のプリント配線板は、導体幅の大きな領域の導体幅が4mm以上であり、スルーホールが直径0.9mm以上の円形の開口を有し、隣接するスルーホールの間隔が0.5mm以下であることが望ましい。
また、本発明の一側面によれば、本発明のプリント配線板は、導体幅の大きな領域の導体幅が8mm以上であり、スルーホールが直径0.5mm以上の円形の開口を有し、隣接するスルーホールの間隔が0.5mm以下であることが望ましい。
プリント配線板の試験片を示す図である。 スルーホールを設けない場合において、各導体幅Lに対する電流値と試験片の上昇温度との関係を示すグラフである。 導体幅L=約1.0mm〜約8.0mmの条件で、スルーホール径D、スルーホール間隔Gをそれぞれ変化させたときの、通電電流と導体上昇温度との関係を示すグラフである。 導体幅L=約4.0mmの条件で、スルーホール径D及びスルーホール間隔Gを変化させ、60Aの電流を通電したときの導体温度を示すグラフである。 導体幅L=8.0mmの条件で、スルーホール径D及びスルーホール間隔Gを変化させ、60Aの電流を通電したときの導体温度を示すグラフである。 本発明によるプリント配線板の上面図である。 本発明によるプリント配線板の斜視図である。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、本発明の基本的な考え方を説明し、その後、本発明のプリント配線板の実施態様について説明する。
本発明の一つの目的は、プリント配線板の発熱量を抑えつつ、放熱効率を最大化させることである。
まず、プリント配線板から発生する発熱量を小さくする方法として、配線の電気抵抗を小さくすることが考えられる。導体の電気抵抗は導体の断面積に反比例するので、プリント配線板の導体の幅を大きくすれば、導体の断面積が大きくなるので導体の電気抵抗は小さくなり、結果としてプリント配線板の配線の電気抵抗による発熱量が小さくなる。
次に、プリント配線板から周囲の空気への放熱量を大きくする方法として、プリント配線板の導体と周囲空気との接触表面積を大きくすることが考えられる。導体の周囲空気への接触表面積を大きくすれば、導体から周囲空気への熱伝達が促進され、放熱効率が向上するからである。
そこで、プリント配線板において、配線の導体幅を大きくすれば、導体の断面積を大きくできるので、プリント配線板の導体の電気抵抗が小さくなり、結果としてプリント配線板からの発熱量が小さくすることができる。また、導体幅を大きくすれば、空気との接触表面積が大きくなるので、放熱効率も向上する。さらに、限られたプリント配線板の占有面積(あるいは体積)を有効利用するために、配線の導体幅の大きな領域に、複数のスルーホールを設けることでさらに導体と周囲空気との接触表面積を大きくすることができ、放熱効率をさらに向上させることができる。
以上の考察によれば、プリント配線板の少なくとも一部(たとえば大電流を通電させる領域)の配線の導体幅を大きくし、その領域に導体で内側が覆われた複数のスルーホールを設けることで、プリント配線板の小型化を実現しつつ、発熱量を抑え、放熱効率を最大化できると考えられる。
プリント配線板の配線の導体と周囲空気との接触表面積を大きくするという観点からは、導体幅を大きくした領域に、できるだけ径の小さなスルーホールを無数に設けることが有利であると考えられる。しかし、スルーホールを設けると、導体の断面積が減少するので導体の電気抵抗が大きくなり配線抵抗による発熱量が大きくなると考えられる。また、スルーホールの径が小さいと、スルーホール内の空気の対流性が悪くなるので、スルーホールの径を小さくして接触表面積を増大させても実際には放熱効率が向上するとは限らない。従って、プリント配線板の配線の導体の幅、そこに設けるスルーホールの径の大きさ、スルーホール間の間隔を調節することで、プリント配線板の発熱量及び放熱量を最適化することができると考えられる。
以上のような考え方に基づいて、本発明者らは、プリント配線板の導体の幅、スルーホールの径、スルーホール間の間隔が発熱量及び放熱量に与える影響を調べるために以下の試験を行った。
まず、スルーホール径D、スルーホール間隔G、導体幅Lの異なる複数のプリント配線板試験片10を用意し、それぞれに定電流を通電し、それぞれの導体温度変化(導体温度−室温)を計測した。図1は試験片10の概略図を示している。試験片10は、エポキシ基材からなり、基板からソルダーレジストを剥離して銅箔を露出させ、その上にはんだを塗布して作成することができる。図1において、導体領域12はハッチングが施されている。導体領域12には、複数のスルーホール14が設けられる。導体幅L、スルーホール径D、スルーホール間隔Gが異なる複数の試験片10を用意し、これらに一定の電流を通電して、試験片10の温度変化を観察した。なお、本明細書でいう「スルーホール径D」は直径であり、「スルーホール間隔G」は、隣接するスルーホール14の外縁間の最小距離である。また、本明細書でいう「導体幅」とは、電流の流れる方向に直交する方向の導体の幅である。
図2は、D=0、即ちスルーホール14を設けずに、導体幅LをL=約0.5mm〜約8.0mmまで変化させたときの通電電流と導体温度との関係を示すグラフである。図2から、導体幅Lが大きいほど、導体の上昇温度が小さくなることが分かる。これは、導体の断面積が大きくなることにより導体の抵抗が減少して発熱量が減少し、また空気との接触表面積が大きくなるので放熱量が大きくなるからであると考えられる。従って、導体幅Lが大きいほどプリント配線板の放熱効率を大きくできると考えられる。
図3は、導体幅L=約1.0mm〜約8.0mmの条件で、スルーホール径D、スルーホール間隔Gをそれぞれ変化させたときの、通電電流と導体上昇温度との関係を示すグラフである。なお、図3のグラフは、導体上昇温度が最も小さくなったときのスルーホール径D、スルーホール間隔Gのときの結果と、スルーホール径D=0(すなわちスルーホール無し)のときの結果とを示したものである。図3のグラフより、導体幅L=約1.0mm、L=約2.0mmのときは、スルーホール14を設けることにより、かえって導体上昇温度が大きくなっていることがわかる。L=約4.0mmの条件では、スルーホール14を設けることで、僅かに導体上昇温度の低下が観察された。L=約8.0mmの条件では、スルーホール14を設けることで導体温度の低下が観察された。これは、導体幅Lが小さいときは、スルーホール14を設けることにより導体の電気抵抗が大きくなり、電気抵抗の上昇による発熱量の増大分が、スルーホール14を設けることによる放熱量の増大分を上回っているからであると考えられる。従って、導体幅Lが一定値以上の場合(本試験結果では、導体幅Lがおそよ4.0mm程度以上の場合)に、プリント配線板にスルーホール14を設ければ、放熱効率を有意に向上させることができる。
次に、スルーホール径Dが導体温度に与える影響について説明する。図4及び図5は、導体幅L=約4.0mm及びL=8.0mmの条件で、スルーホール径D及びスルーホール間隔Gを変化させ、60Aの電流を通電したときの導体温度を示すグラフである。図4に示す導体幅L=約4.0mmの条件では、スルーホール間隔G=約0.5mm、スルーホール径Dが約0.9mmのときに、スルーホール14なしの場合(G,D=0の場合)に比べて、僅かに導体温度の低下が観察された。図5に示す導体幅L=約8.0mmの条件では、スルーホール間隔G=約0.5mm、スルーホール径D=約0.5mm以上において、スルーホール14なしの場合(G,D=0の場合)と比べて、導体温度の低下が観察された。これらの結果は、上述した導体幅Lが一定値以上の場合において、スルーホール間隔Gが小さいほど、そしてスルーホール径Dが大きいほど、試験片10の放熱効率が大きくなることを示している。これは、スルーホール間隔Gが小さいほど、一定面積に設けられるスルーホール14の数が多くなり、導体と周囲空気との接触表面積が大きくなり、結果として放熱効率が上昇するからであると考えられる。また、スルーホール径Dが大きいほど、スルーホール14内の空気の対流性がよくなり、導体から空気への熱伝達が促進されるからであると考えられる。
以上のような試験結果を基に、本発明のプリント配線板の実施形態を以下に説明する。
図6、7は、本発明による多層基板のプリント配線板100を模式的に示している。図6はプリント配線板100の概略上面図である。図7は、多層基板であるプリント配線板100の斜視図であり、説明の便宜のために、各層を分離した状態で示している。本実施形態におけるプリント配線板100は、3層構成の多層基板であり、最上部の層102、中間層104、最下部の層106からなる。本明細書において、プリント配線板は、車両の制御に用いられる電子制御装置(ECU)のプリント配線板を想定している。もちろん、本発明は、ECUのプリント配線板以外のプリント配線板にも適用できる。
図6、7に示すプリント配線板100は、配線の一部に導体幅Lの大きな領域108が設けられている。図6、7において、導体幅Lの大きな領域108は、ハッチングが施されている。同図において、導体幅の大きな領域108は、プリント配線板の縁部に設けられている。もちろん、導体幅の大きな領域108を、必ずしもプリント配線板の縁部に設けなくてもよく、所望の位置にもうけることができる。プリント配線板100の導体幅Lの大きな領域108は、大きな電流を通電する領域とすることが有利である。また、通電する電流の大きさに応じて、導体幅Lを変化させてもよい。例えば、大きな電流が流れる部分の導体幅Lを他の部分よりも大きくすることができる。なお、本発明において、導体幅Lの大きな領域とは、本発明により放熱効率(または発熱量)を大きく(または小さく)するために、所定値以上の幅を持つ配線領域である。導体幅Lの大きな領域108は、基板からソルダーレジストを剥離して銅箔を露出させ、その上にはんだを塗布して作成することができる。もちろん他の方法で導体幅Lの大きな領域108を作成してもよい。
プリント配線板100の最上部の層102の部品搭載領域には、回路部品110が搭載される。基板に搭載される回路部品110は公知であり、プリント配線板の目的に応じて所望の部品を搭載することができる。図示した回路部品110は、単に模式的な例示であり、実際の回路部品およびその配置は必要に応じて決定すればよい。ECUに用いられるプリント配線板の配線パターンおよび回路部品のレイアウト等は、公知であり、当業者が自由に設計できる。従って、本明細書では、プリント配線板の配線パターンおよび回路部品のレイアウト等については説明しない。
図6、7の実施形態において、多層基板100の中間層104にも、最上部の層102の導体幅Lの大きな領域108に対応する領域に、同様に導体幅Lの大きな領域108が形成される。なお、本発明において中間層104および最下部の層106は、必ずしも存在しなくてもよい。また、中間層104を形成するとしても、必ずしも1つである必要はなく、必要な数だけ中間層104を用意することができる。
図6、7に示す導体幅Lの大きな領域108には、多層基板100を貫通する複数のスルーホール112が設けられている。スルーホール112の内面には、はんだが塗布されており、各層の導体幅Lの大きな領域108は電気的・熱的に接続されている。従って、各層で発生した熱は、スルーホール112の内面に塗布されたはんだを通って、多層基板の表面に伝達され、最上部の層102の導体幅Lの大きな領域108から周囲空気に放熱される。また、スルーホール112内でも空気に放熱される。スルーホール112は必ずしも、多層基板100の全てを貫通しなくてもよく、例えば、多層基板100の最上部の層102から、いくつかの中間層104の間だけを貫通するようなスルーホールとしてもよい。
導体幅Lの大きな領域108にスルーホール112を設ける場合、導体幅Lの大きな領域108は、導体幅Lが所定値以上であることが望ましい。前述の試験結果で示したように、スルーホール112を設けることで、逆に放熱量が低下あるいは発熱量が増加することがあるからである。前述の試験結果から、導体幅Lは約4.0mm以上であることが好ましく、約8mm以上であることがより好ましい。ただし、この所定値は、本発明を適用する基板の性質等により変わり得ることを考慮すべきである。従って、かかる所定値は、本発明を適用するプリント配線板の種類(例えば、セラミック基板やエポキシ基材)、層の数、基板全体の厚さ、想定される電流量等の諸条件を考慮して決める必要がある。重要なのは、本発明を適用するに際して、スルーホールを設けることで、放熱効率をさらに大きくできる条件であることである。必要であれば、本発明を適用する基板と同条件のもとで、前述の試験と同様の試験を行い、かかる導体幅Lを決定すればよい。
本発明において、スルーホール112の径Dは所定値以上であることが望ましい。前述の試験結果から分かるように、スルーホール112の径Dが所定値以上でないと、放熱効率を有意に向上させることができないからである。前述の試験結果から、スルーホール112の径Dは約0.5mm以上であることが好ましく、約0.9mm以上であることがより好ましい。スルーホール112の径Dは、導体幅L、基板の厚さ、スルーホール112間の間隔G等の諸条件を考慮して決定すればよい。また、スルーホール112は必ずしも円形でなくてもよい。開口面積を所定値以上にすれば、空気の対流性を損なわずに放熱効率を有意に向上させることができる。必要であれば、本発明を適用する基板と同様の条件で、前述の試験を行ってスルーホール112の径Dを決定すればよい。
また、本発明において、スルーホール112間の間隔Gは、所定値以下であることが好ましい。前述の試験結果から分かるように、スルーホール112の間隔Gは、約0.5mm以下であることが好ましい。スルーホール112間の間隔Gもまた、スルーホール112の径Dと同様に、導体幅L、基板の厚さ、スルーホール112間の間隔G等の諸条件を考慮して決定すればよい。必要であれば、本発明を適用する基板と同様の条件で、前述の試験を行って、スルーホール112の間隔Gを決定すればよい。
以上のように、本発明によれば、プリント配線板の一部の導体幅を大きくし、そこに所定の大きさの複数のスルーホールを所定の間隔で設けることで、プリント配線板の限られた占有面積において、発熱量と放熱量を最適化することができる。
100 プリント配線板
108 導体幅Lの大きな領域
112 スルーホール

Claims (3)

  1. プリント配線板であって、
    前記プリント配線板の電流が流れる配線の少なくとも一部において、導体幅が所定値よりも大きな領域を有し、
    前記導体幅の大きな領域内に、前記プリント配線板の厚さの少なくとも一部を貫通する複数のスルーホールを有し、
    前記複数のスルーホールの開口面積は所定値よりも大きく、
    隣接するスルーホール間の間隔が所定値以下であ
    前記プリント配線板は多層基板であり、前記導体幅が所定値よりも大きな領域が、前記多層基板の各層の対応する領域に形成されており、
    前記スルーホールの内面が導体により覆われており、
    前記各層に形成された前記導体幅の大きな領域が、前記スルーホールの内面に形成された導体により電気的に接続されている、プリント配線板。
  2. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記導体幅の大きな領域の導体幅が4mm以上であり、前記スルーホールが直径0.9mm以上の円形の開口を有し、前記隣接するスルーホールの間隔が0.5mm以下である、プリント配線板。
  3. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記導体幅の大きな領域の導体幅が8mm以上であり、前記スルーホールが直径0.5mm以上の円形の開口を有し、前記隣接するスルーホールの間隔が0.5mm以下である、プリント配線板。
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