JP2015216143A - 発熱素子の放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで容易に実現できる発熱素子の放熱構造を提供すること。【解決手段】導電性を有する金属製部材によって形成されているバスバーに電気的に接続される発熱素子の放熱構造において、前記バスバーは、電気抵抗の低い材質からなる第1の部材と、電気抵抗の高い材質からなる第2の部材とを隣接して配置することによって構成される、発熱素子の放熱構造が提供される。また、バスバーは、発熱素子が実装される表面の近傍に、凹凸に形成された溝部を有していてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、発熱素子の放熱構造に関する。
従来から、発熱素子の冷却構造が種々提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2012−174496号公報 特開2013−235854号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に開示される冷却構造では、ヒートシンク、フィン、ファン等の放熱機構が別途必要となる。そのため、上記文献に開示される冷却構造では、部材コストが余分にかかることになる。
そこで、本開示は、低コストで容易に実現できる発熱素子の放熱構造の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、バスバーに電気的に接続される発熱素子の放熱構造において、 前記バスバーは、電気抵抗の低い材質からなる第1の部材と、電気抵抗の高い材質からなる第2の部材とを隣接して配置することによって構成される、発熱素子の放熱構造が得られる。
本開示によれば、低コストで容易に実現できる発熱素子の放熱構造を提供することができる。
本実施形態に係る発熱素子の放熱構造の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る発熱素子の放熱構造の別の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明は省略する。
図1に、本実施形態に係る発熱素子の放熱構造の構成の一例を示す。図1(a)は発熱素子の放熱構造の平面図であり、図1(b)は図1(a)に示す発熱素子の放熱構造のA−A線に沿った部分の概略断面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、発熱素子20の放熱構造は、端子部21a、21bを有する発熱素子20と、一方の面10aに発熱素子20が電気的に接続されるバスバー10とを備える。
発熱素子20は、端子部21a、21bが、例えば、はんだを介してバスバー10の一方の面10aと電気的に接続されることにより、バスバー10に直接実装される。発熱素子20は、動作時の発熱量が比較的大きな半導体素子を含む電子部品である。発熱素子20には、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、コンデンサ、チップ抵抗器等の表面実装用に設計された電子部品を用いることができる。
バスバー10とは、導電性を有する棒状の金属製部材をいう。バスバー10は、例えば、プレス加工によって平板を線状に延伸させることによって形成される。バスバー10は、図1(a)に示すように、2種類の部材11a、11bを、同一平面上に隣接して配置することによって構成される。2種類の部材のうち一方の部材は、電気抵抗の低い材質からなる第1の部材11aによって構成され、他方の部材は、電気抵抗の高い材質からなる第2の部材11bによって構成される。本実施形態において、第1の部材11aと第2の部材11bは、ほぼ等しい形状に形成されている。
第1の部材11aは、導電性が高く(電気抵抗が低く)、熱伝導性の高い黄銅、アルミニウム等の金属製部材を用い、第2の部材11bは、導電性が低く(電気抵抗が高く)、熱伝導性の低いタフビッチ銅等の金属製部材を用いる。
第1の部材11aは、電気抵抗の低いため電流値が多くなり発熱量が大きくなる。そのため、第1の部材11aは、電流がある一定時間継続して流れると高温となる。これに対し、第2の部材11bは、電気抵抗の高いため電流値が少なくなり発熱量が小さくなる。そのため、第2の部材11bは、電流がある一定時間継続して流れても、第1の部材11aより低温となる。
したがって、電流がある一定時間継続して流れることによって、2種類の部材11a、11b間に温度差が生じる。この温度差によって、高温から低温に向かって部材間で熱の移動が生じるとともに、周囲の空気にも流れが生じることになる(図1(a)の矢印W1参照)。具体的には、発熱素子20が加熱されることによってバスバー10に伝達された熱が、高温側から低温側に部材間を移動する。そのため、周囲の空気は、矢印W1の方向に移動し(空気対流が発生し)大気に放出される。本実施形態によれば、上述の構造を有するため、フィンやヒートシンク等の放熱部品を別途用意しなくても、発熱素子20の放熱を効果的に行うことができる。
さらに、発熱素子20の放熱構造において、発熱素子20が実装されるバスバー10の一方の面10aの近傍に、凹凸状の溝部10cを設ける構成としてもよい。溝部10cは、発熱素子20の放熱効果をより向上させるために設けられる。溝部10cは、発熱素子20が実装される一方の面10aの近傍に複数形成されている方が好ましい。このように、空気が移動する経路(凹凸の溝部10c)を複数設けることによって、溝部10cに沿うように空気対流が発生させることができる。また、溝部10cを形成することによってバスバー10の表面積が大きくなるため、発熱素子20の放熱効果をより向上させることができる。なお、溝部10cは、発熱素子20が実装される一方の面(上面)10aにのみ形成されていてもよいし、上面10aと他方の面(底面)10bの両方の面に形成されていてもよい。溝部10cは、例えば、プレス加工によって、発熱素子20がバスバー10に載置される方向(図1(a)のx方向)に直交する方向(図1(a)のy方向)に形成される。
本実施形態によれば、従来から必ず必要とされている導電性の金属製部材(バスバー)を放熱部品として用いるため、フィンやヒートシンク等の部品を別途用意して発熱素子20を放熱する必要はない。そのため、部材コストを削減することができる。
すなわち、本実施形態は、電気抵抗の異なる2種類の材質からなる部材11a、11bを隣接して配置し、かつ、発熱素子20が実装される一方の面10aの近傍に複数の溝部10cを設けることによる、空気対流を生じさせる放熱構造を備える。そのため、フィンやヒートシンク等の放熱部品を別途用意しなくても空気対流が発生し、簡易な方法でより確実に放熱を行うことができる。
次に、発熱素子20の放熱構造の別の例について説明する。図2は、本実施形態に係る発熱素子の放熱構造の別の構成例を示す図である。図2(a)は発熱素子の放熱構造の平面図であり、図2(b)は図2(a)に示す発熱素子の放熱構造のB−B線に沿った部分の概略断面図である。本例示は、発熱素子20が、基板30の一方の面30aに実装されている場合の発熱素子の放熱構造である。
図2(a)及び(b)に示す発熱素子20の放熱構造は、基板30と、基板30に電気的に接続される端子部21a、21bを有する発熱素子20とを備える。
基板30は、一方の面30aに発熱素子20が実装された配線基板である。発熱素子20には、例えば、MOSFET、コンデンサ、チップ抵抗器等の表面実装用に設計された電子部品を用いることができる。
本実施形態においては、図2(a)及び(b)に示すように、電流を流すことによって動作する電子部品(発熱素子20)を実装し、または配線(配線は、図2(a)、(b)の領域31に形成されている)を基板30の一方の面30aのみに形成する。基板30にある一定時間継続して電流を流すことによって、一方の面(上面)30aと他方の面(底面)30bに温度差を生じさせる。この温度差によって、高温から低温に向かって基板30内において熱の移動が生じるとともに、周囲の空気にも流れが生じることになる(図2(b)の矢印W2参照)。具体的には、発熱素子20が加熱されることによって基板30に伝達された熱が、高温側から低温側に基板30内を移動する。そのため、周囲の空気は、矢印W2の方向に移動し(空気対流が発生し)大気に放出される。
さらに、本実施形態において、基板30には、発熱素子20の周辺に貫通孔(スルーホール)30hが形成されていてもよい。スルーホール30hは、放熱の経路として機能する。発熱素子20によって加熱された空気の移動経路として、基板30にスルーホール30hを形成することにより、発熱素子20の放熱効果をより向上させることができる。スルーホール30hは、発熱素子20が実装される表面の周辺に複数形成されていることが好ましい。このように、空気が移動する経路(スルーホール30h)を複数設けることによって、スルーホール30hに沿うように空気対流が発生するため、さらに効率よく発熱素子20の放熱を行うことができる。
基板30は、発熱素子20の動作時に生じる発熱素子20からの熱を吸収し、外部に放熱する機能を有する。基板30の材質としては、熱拡散性に優れており、かつ、剛性が高く平面度の良いものが好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、従来から必ず必要とされている基板30を放熱部品として用いるため、フィンやヒートシンク等の部品を別途用意して発熱素子20を放熱する必要はない。そのため、部材コストを削減することができる。
すなわち、本実施形態は、基板30の一方の面30aのみに配線を形成等し、かつ発熱素子20が実装される表面の周辺にスルーホール30hを有することによる、空気対流を発生させる放熱構造を備える。そのため、フィンやヒートシンク等の部品を別途用意しなくても空気対流が発生し、より確実に放熱を行うことができる。
これによって、フィンやヒートシンク等の放熱部品が不要となるとともに、発熱素子20とフィンやヒートシンク等の放熱部品の接続工程も不要となるため、低コストに、発熱素子20の放熱構造を提供することができる。
通常、空冷方式によって発熱素子を冷却する場合、発熱素子20の周囲に所定の隙間があれば、その隙間から空気の出入りが行われるため、設計の容易化を図れるという利点がある。ところが、発熱素子20によって空気が加熱されると、バスバー10や基板30等の導電性の部材に熱がこもることになるため、これを防ぐために、熱せられた空気を移動させるフィンやヒートシンク等の放熱部品が必要となってしまう。
以上に説明したように、本実施形態に係る発熱素子20の接続構造は、端子部21a、21bを有する発熱素子20と、一方の面に発熱素子20が電気的に接続されるバスバーとを備え、バスバー10は、配線部材として2種類の部材11a、11bを、同一平面上に隣接して配置することによって構成されている。そして、2種類の部材のうち一方の部材は、電気抵抗の低い材質からなる第1の部材11aによって構成され、他方の部材は、電気抵抗の高い材質からなる第2の部材11bによって構成される。本実施形態によれば、従来から必ず必要とされているバスバー10に上記放熱構造を設けているため、低コストで実現できる発熱素子20の放熱構造を提供することができる。
また、バスバー10は、発熱素子20が実装される表面の近傍に、凹凸に形成された溝部10cを有していてもよい。これによって、より発熱素子20の放熱効果をより向上させることができる。
なお、基板30の一方の面30aに発熱素子20が実装されている場合において、配線を基板30の一方の面30a(図2(a)、(b)の配線が形成される領域31参照)のみに形成するとともに、発熱素子20の周辺にスルーホール30hを形成することによっても、上記バスバー10に発熱素子20が実装されている場合の放熱構造と、同様の作用効果を奏する。
以上、発熱素子20の接続構造を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
本実施形態においては、バスバー10の一方の面(上面)10aにのみに発熱素子20が実装される場合の放熱構造について例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されない。上面10aと他方の面(底面)10bの両方の面に発熱素子が実装されている場合でも、本発明を実現できる。ただし、両方の面に発熱素子を実装する場合は配線が複雑になるため、片方の面にのみ発熱素子が実装される構成とする方が好ましい。
また、本実施形態においては、バスバー10が、2種類の部材11a、11bを、同一平面上に隣接して配置することによって構成される場合を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されない。2種類の部材11a、11bを、上下に隣接して配置する場合でも、本発明を実現できる。この場合は、溝部10cに代えて発熱素子20の周辺にスルーホールを形成することによって、空気が移動する経路を形成するのが好ましい。
10 バスバー
10c 溝部
11a 第1の部材
11b 第2の部材
20 発熱素子
30 基板
30a 一方の面(上面)
30b 他方の面(底面)
30h 貫通孔(スルーホール)
31 配線が形成される領域

Claims (1)

  1. バスバーに電気的に接続される発熱素子の放熱構造において、
    前記バスバーは、電気抵抗の低い材質からなる第1の部材と、電気抵抗の高い材質からなる第2の部材とを隣接して配置することによって構成される、発熱素子の放熱構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017204583A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社パイオラックス バスバー
JP2018006522A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 矢崎総業株式会社 導電部材および電気接続箱

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