JP5383957B1 - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

振動による測定精度の低下を抑制しつつ、測位用アンテナを正確な位置および姿勢でキャブの天井板上に取り付け可能な作業車両を提供する。作業車両は、第1マウント部材(10)と、第2マウント部材(20)と、測位用アンテナ(50)とを備えている。第1マウント部材(10)は、左側の天井梁(7)に固定された左側部材(17)と、右側の天井梁(8)に固定された右側部材(18)とを有している。第2マウント部材(20)は、左側部材(17)と右側部材(18)とに亘って、天井板(2)上に配置されている。測位用アンテナ(50)は、第2マウント部材(20)に搭載されている。

Description

本発明は、作業車両に関し、特に、オペレータが搭乗するキャブを備える作業車両に関するものである。
作業機を備える作業車両に関し、衛星航法システムを利用して作業機の位置をリアルタイムに測位することにより作業の効率を上げる情報化施工が実施されている。従来、作業機の上縁にポールを設置し、そのポール上端にGNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナを設ける構成が開示されている(たとえば、特開平10−38570号公報(特許文献1)参照)。
ブルドーザの場合、掘削押土作業を行なうときの作業機の振動が大きいので、作業機にGNSSアンテナを設置すると、測位精度が低下する。また、作業機の振動に伴ってポールも振動したり、GNSSアンテナに接続されるアンテナ線が土砂と接触したりする虞がある。そのため、オペレータが搭乗するキャブのルーフ上にGNSSアンテナを設置する技術が提案されている。
特開平10−38570号公報
従来の作業車両においては、枠状に形成された梁上に平板状の天井板を固定することにより、キャブの天井面が形成されている。天井板は、その上面に水が滞留し水溜りができることを防止するために、上方に凸状に湾曲している。天井板の上面に測位用アンテナを設置しようとする場合、天井板が湾曲した形状であるために、正確な位置および姿勢での測位用アンテナの取り付けが困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動による測定精度の低下を抑制しつつ、測位用アンテナを正確な位置および姿勢でキャブの天井板上に取り付け可能な、作業車両を提供することである。
本発明の作業車両は、作業機と、作業機を操作するオペレータが搭乗するキャブとを備えている。キャブは、キャブの両側部上側に配置された左右一対の天井梁と、一対の天井梁の各々によって支持された天井板とを含んでいる。作業車両はさらに、第1マウント部材と、第2マウント部材と、測位用アンテナとを備えている。第1マウント部材は、左側の天井梁に固定された左側部材と、右側の天井梁に固定された右側部材とを有している。第2マウント部材は、左側部材と右側部材とに亘って、天井板上に配置されている。測位用アンテナは、第2マウント部材に搭載されている。
本発明の作業車両によれば、強固な構造体を構成しているキャブの天井梁に対し、第1マウント部材および第2マウント部材を介して測位用アンテナが取り付けられているので、測位用アンテナの振動による測定精度の低下を抑制でき、かつ、測位用アンテナを正確な位置および姿勢で天井板上に取り付けることができる。
上記の作業車両において、天井板は、上方向に凸状に湾曲している。この場合は、左右一対の天井梁に第1マウント部材を固定し、第2マウント部材を第1のマウント部材上に配置することにより、天井板の形状が測位用アンテナの配置に影響することを回避することができる。したがって、より確実に測位用アンテナを天井板上に正確な位置および姿勢で取り付けることができる。
上記の作業車両において、第2マウント部材と天井板との間に隙間が形成されている。これにより、天井板が第2マウント部材と干渉することを回避できるので、測位用アンテナを正確な位置および姿勢で第2マウント部材に搭載することができる。
上記の作業車両は、測位用アンテナに連結されたアンテナ線をさらに備えている。アンテナ線の一部は、第2マウント部材と天井板との間の隙間に配置されている。このようにすれば、アンテナ線の一部が第2マウント部材の下方に配置されて外部から視認できなくなるので、作業車両の美観を向上することができる。
上記の作業車両において、左側部材と右側部材とは、天井梁の上面に溶接されている。このようにすれば、左側部材および右側部材を天井梁に固定する際に、天井梁に穴開けなどの加工を行なう必要がない。したがって、天井梁の強度を維持することができ、キャブの強度低下を確実に防止することができる。
上記の作業車両において、キャブは、キャブの上部において作業車両の幅方向に延びる幅方向天井梁をさらに含んでいる。第1マウント部材は、幅方向天井梁に固定された幅方向部材をさらに有している。第2マウント部材は幅方向部材に支持されている。このようにすれば、左側部材、右側部材および幅方向部材によって第2マウント部材が支持されるので、第2マウント部材をより安定して天井板上に配置することができる。
上記の作業車両において、第2マウント部材はアンテナ設置面を有している。測位用アンテナはアンテナ設置面上に搭載されている。アンテナ設置面は平面状の形状を有している。このようにすれば、測位用アンテナをアンテナ設置面に正確な位置および姿勢で搭載することが一層容易に可能になる。
以上説明したように本発明によれば、振動による測定精度の低下を抑制しつつ、測位用アンテナを正確な位置および姿勢でキャブの天井板上に取り付けることができる。
本発明の一実施の形態における作業車両の構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態における作業車両の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両のキャブの構成を概略的に示す斜視図である。 図3中のIV−IV線に沿う天井板の概略断面図である。 本発明の一実施の形態における測位用アンテナ用のマウント装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における測位用アンテナ用のマウント装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 キャブの天井部に第1マウント部材を固定した状態を概略的に示す斜視図である。 図6中のVIII−VIII線に沿うマウント装置の概略断面図である。 図7中のIX−IX線に沿う第1マウント部材の概略断面図である。 図7中のX−X線に沿う第1マウント部材の概略断面図である。 第2マウント部材の構成を概略的に示す下面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1を参照して、本実施の形態の作業車両であるブルドーザ30は、キャブ1と、エンジンルーム34と、作動油タンクモジュール35と、1対のトラックフレームモジュール37と、排土板38とを主に備えている。キャブ1は、ブルドーザ30を運転するオペレータOPが入り込む室内空間が内部に形成された箱型の構造体である。図2を参照して、ブルドーザ30はさらに、車両フレーム31と、エンジン32と、エンジン冷却モジュール33と、燃料タンクモジュール36とを備えている。
車両フレーム31は前端と後端とを有している。キャブ1は、車両フレーム31の前端と後端との間において、車両フレーム31の上に搭載されている。このキャブ1には、オペレータOPが座るための座席、ペダルやレバーなどの操縦機構、および計器盤などが取付けられている。オペレータOPは、キャブ1に搭乗して、ブルドーザ30の移動および排土板38の操作を行なう。なお、本実施の形態では、オペレータOPがキャブ1内に着座したときに、オペレータOPの左側となる方向を左側、右側となる方向を右側、前方となる方向を前方側、後方となる方向を後方側と称する。
エンジン32は、キャブ1よりも車両フレーム31の前端側において車両フレーム31に取付けられている。エンジンルーム34は、エンジン32を覆っている。キャブ1は、エンジンルーム34で覆ったエンジン32の後方に配置されている。
作動油タンクモジュール35は、ブルドーザ30の排土板38などの作業機を作動させる作動油を貯留するためのものであり、キャブ1の一の側方に配置されている。燃料タンクモジュール36は、エンジン32に供給される燃料を貯留するためのものであり、キャブ1の他の側方に配置されている。
冷却モジュール33は、エンジン32などを冷却するためのものであり、車両フレーム31の後端において車両フレーム31に取付けられている。冷却モジュール33の冷却ファンは、電動モータあるいは油圧モータなどによりエンジン32とは独立して電動または油圧駆動させることができる。好適な構成では、油圧駆動を用いてファン速度が可変とされている。冷却モジュール33は、キャブ1の後方でかつ作動油タンクモジュール35の後端部と燃料タンクモジュール36の後端部との間に配置されている。
1対のトラックフレームモジュール37は、それぞれ車両フレーム31の左側と右側に配置されている。排土板38は、車両フレーム31の前端よりも前方に配置されている。キャブ1に搭乗したオペレータOPが、操縦機構を用いて排土板38を操作することにより、土砂の掘削および整地などの作業が行なわれる。
キャブ1の天井部分には、作業機の現在位置を測定するための測位用アンテナ50が取り付けられている。キャブ1は、後述する天井板2を有しており、測位用アンテナ50は、天井板2の上方に配置されている。測位用アンテナ50は、後述する第1マウント部材10および第2マウント部材20を用いて、キャブ1の天井部分の上面側に搭載されている。
測位用アンテナ50は、衛星121,122から航法信号を含む電波を受ける。キャブ1内には図示しないコントローラとディスプレイとが配置されている。コントローラは測位用アンテナ50が受信した信号に基づいて、測位用アンテナ50の現在位置を演算し、更に、その演算結果に基づいて、排土板38の現在位置を正確かつ精密に演算する。ディスプレイでは排土板38の現在位置がリアルタイムで更新表示され、キャブ1に搭乗しているオペレータOPが作業状態を常時確認できるように構成されている。
図3を参照して、キャブ1は、複数のピラーを備えている。複数のピラーは、その長手方向が上下方向に延びるように配置されている。複数のピラーは、キャブ1の前側に配置された一対のフロントピラー3と、キャブ1の後側に配置された一対のリアピラー5と、キャブ1の前後方向における中央部に配置された一対のセンターピラー4とを含んでいる。フロントピラー3、センターピラー4およびリアピラー5は、キャブ1の前方から後方に向けてこの順番で並んで配置されている。一対のセンターピラー4、一対のリアピラー5の各々の下端部は図示されないフロアプレートに溶接されている。
キャブ1はまた、左側のセンターピラー4および左側のリアピラー5の上端部に連結された左側天井梁7と、右側のセンターピラー4および右側のリアピラー5の上端部に連結された右側天井梁8とを備えている。キャブ1は、キャブ1の両側部上側に配置された左右一対の天井梁を含んでいる。左側天井梁7と右側天井梁8とは、その長手方向が前後方向に延びるように配置されている。左側天井梁7は左側のセンターピラー4およびリアピラー5によって支持されている。右側天井梁8は右側のセンターピラー4およびリアピラー5によって支持されている。
キャブ1はまた、一対のリアピラー5の各々の上端部に連結された幅方向天井梁9aを備えている。幅方向天井梁9aは、その長手方向がキャブ1の幅方向(左右方向)に延びるように配置されている。幅方向天井梁9aの両端部は、左側天井梁7および右側天井梁8の後方側の端部にそれぞれ連結され、溶接により固定されている。幅方向天井梁9aは、キャブ1の上部の後方側に配置されている。
キャブ1はまた、一対のセンターピラー4の各々の上端部に連結された幅方向天井梁9bを備えている。幅方向天井梁9bは、その長手方向がキャブ1の幅方向(左右方向)に延びるように配置されている。幅方向天井梁9bの両端部は、左側天井梁7および右側天井梁8の前方側の端部にそれぞれ連結され、溶接により固定されている。左側天井梁7、右側天井梁8および幅方向天井梁9a,9bは、キャブ1の天井部分の構造材の一部を構成している。
キャブ1はさらに、板材により形成された天井板2を備えている。天井板2は、キャブ1の天井面を形成している。天井板2は、左右一対の天井梁である左側天井梁7および右側天井梁8と、幅方向天井梁9a,9bとの各々によって支持されている。天井板2の左側の縁部分は、左側天井梁7上に配置されており、左側天井梁7の上面に溶接されて固定されている。天井板2の右側の縁部分は、右側天井梁8上に配置されており、右側天井梁8の上面に溶接されて固定されている。天井板2の後方側の縁部分は、幅方向天井梁9a上に配置されており、幅方向天井梁9aの上面に溶接されて固定されている。
上述のように、キャブ1は、一対のセンターピラー4、一対のリアピラー5、フロアプレート、左・右側天井梁7,8、および幅方向天井梁9a,9bが各々溶接により接合された構造を備えている。更に、この構造は転倒時保護構造とされている。転倒時保護構造とは、構造強度を高めることにより、作業車両が転倒した場合にキャブ1内の座席にシートベルトをして着座しているオペレータOPを保護する構造である。
図4は図3におけるIV−IV断面を示す。図4を参照して、天井板2は、上面2aと下面2bとを有している。上面2aと下面2bとは、板状の天井板2の主表面を構成している。天井板2は、上方向に凸状の形状を有している。天井板2は、平面形状の主表面を有する平板が曲げられた形状を有しており、平板の曲げ変形によって形成された凸形状が上方向に向くように、左側天井梁7、右側天井梁8および幅方向天井梁9a,9bの上面に搭載されている。上方へ向かって湾曲した天井板2の縁部が左側天井梁7、右側天井梁8および幅方向天井梁9a,9bに溶接されているので、天井板2は、キャブ1に固定された状態で、その中央部分が縁部よりも上方に突き出した形状を有している。
以下、測位用アンテナ50をキャブ1の天井板2上に搭載する構成について詳細に説明する。図5を参照して、測位用アンテナ50は、受信機能を有しているアンテナ本体51と、アンテナ本体51を下方から支持している支持部52とを有している。支持部52は、第2マウント部材20に取り付けられている。測位用アンテナ50は、第2マウント部材20の中央部分に搭載されている。測位用アンテナ50は、ブルドーザ30の輸送時における高さ規制を遵守できるように、第2マウント部材20に対し取り外し可能に設けられている。
第2マウント部材20には、複数の孔部25,26が形成されている。孔部25,26は、第2マウント部材20をその厚み方向に貫通して形成されている。孔部25は、第2マウント部材20の左右両側の縁部に形成されている。孔部25を上下方向に貫通するボルトを用いて、第2マウント部材20は左側天井梁7および右側天井梁8に固定されている。孔部26は、第2マウント部材20の後方側の縁部に形成されている。孔部26を上下方向に貫通するボルトを用いて、第2マウント部材20は幅方向天井梁9aに固定されている。なお、ボルトによる接合を解除すれば第2マウント部材20をキャブ1の天井部分から取り外すことができるので、ブルドーザ30の輸送時に、測位用アンテナ50と第2マウント部材20とを一体的にキャブ1から取り外すことも可能である。
測位用アンテナ50には、アンテナ線56が連結されている。アンテナ線56は、測位用アンテナ50に給電するとともにデータ通信を行なうための電気ケーブルである。第2マウント部材20には、測位用アンテナ50が搭載されている位置の近傍に、第2マウント部材20を厚み方向に貫通する貫通孔27が形成されている。貫通孔27は、アンテナ線56の外径よりも十分に大きい径を有している。第2マウント部材20は、左側天井梁7の上方に設けられたアンテナ線引出部28を有している。アンテナ線引出部28には、貫通孔29が形成されている。貫通孔29は、アンテナ線56の外径とほぼ同じ径を有している。
アンテナ線56の、測位用アンテナ50に連結されている側の端部の周囲には、廻り止め部材57が設けられている。廻り止め部材57は、アンテナ線56を測位用アンテナ50に連結するためのナットの緩みを防止することにより、測位用アンテナ50からのアンテナ線56の分離を防止している。
図6を参照して、左側天井梁7の上面には、左側部材17が固定されている。左側部材17は、左側天井梁7と同様に、その長手方向が前後方向に延びるように配置されている。右側天井梁8の上面には、右側部材18が固定されている。右側部材18は、右側天井梁8と同様に、その長手方向が前後方向に延びるように配置されている。第2マウント部材20は、左側部材17と右側部材18とに亘って天井板2上に配置されており、左側部材17および右側部材18の双方によって支持されている。
左側部材17および右側部材18には、複数のタップ穴15が形成されている。タップ穴15は、第2マウント部材20に形成された孔部25に対応する位置に形成されている。タップ穴15は、左側部材17および右側部材18の上面から下方へ向かって穿たれて形成されており、左側部材17および右側部材18を貫通しない程度の深さを有している。ボルトが第2マウント部材20に形成された孔部25を貫通し、タップ穴15の内壁面にねじ作用で嵌め合わされることにより、左側部材17および右側部材18と第2マウント部材20とはボルトを用いて固定されている。
図7を参照して、幅方向天井梁9aの上面には、幅方向部材19が固定されている。幅方向部材19は、幅方向天井梁9aと同様に、その長手方向がキャブ1の幅方向に延びるように配置されている。第2マウント部材20は、左側部材17および右側部材18により左右両側の縁部が支持されており、さらに、幅方向部材19によって後方側の縁部が支持されている。左側部材17、右側部材18および幅方向部材19は、第1マウント部材10を構成している。第1マウント部材10は、キャブ1の天井梁と、第2マウント部材20との間に介在している。
幅方向部材19には、複数のタップ穴16が形成されている。タップ穴16は、第2マウント部材20に形成された孔部26に対応する位置に形成されている。タップ穴16は、幅方向部材19の上面から下方に向かって穿たれて形成されており、幅方向部材19を貫通しない程度の深さを有している。ボルトが第2マウント部材20に形成された孔部26を貫通し、タップ穴16の内壁面にねじ作用で嵌め合わされることにより、幅方向部材19と第2マウント部材20とはボルトを用いて固定されている。
第1マウント部材10がキャブ1の天井梁に固定されており、第2マウント部材20が第1マウント部材10上に固定されており、測位用アンテナ50は第2マウント部材20に搭載されている。これにより、測位用アンテナ50は、第1マウント部材10および第2マウント部材20を用いて、キャブ1の天井板2上に搭載されている。第1マウント部材10と第2マウント部材20とは、測位用アンテナ50を天井板2上に取り付けるためのマウント装置を構成している。
図8は図6におけるVIII−VIII断面を示す。図8を参照して、天井板2は、左側天井梁7および幅方向天井梁9aの上面に直接固定されている。第2マウント部材20は、左側部材17および図8には図示しない右側部材18を介在させて、左側天井梁7および右側天井梁8によって支持されている。第2マウント部材20は、天板部21を有している。天板部21は、平板状の形状を有しており、上側の主表面であるアンテナ設置面21aと下側の主表面である裏面21bとを有している。アンテナ設置面21aは、第2マウント部材20の上側の表面を形成しており、平面状の形状を有している。測位用アンテナ50は、アンテナ設置面21a上に搭載されている。
第2マウント部材20はまた、天板部21を裏面21b側から支持する横方向支持部材24を有している。横方向支持部材24は、その長手方向がキャブ1の幅方向(左右方向)に延びるように配置されている。上下方向において、横方向支持部材24は、左側部材17の上側に配置されている。天板部21は、横方向支持部材24の上側に配置されている。これにより、第2マウント部材20に含まれている天板部21の裏面21bと天井板2との間には、中空の隙間Gが形成されている。第2マウント部材20と天井板2との間に隙間Gが形成されており、第2マウント部材20は天井板2に対し非接触に配置されている。
測位用アンテナ50のアンテナ本体51は、天板部21に対しアンテナ設置面21a側に配置されている。アンテナ本体51に接続されたアンテナ線56は、第2マウント部材20に形成された貫通孔27に挿通され、第2マウント部材20の下方の隙間Gを通ってキャブ1の左右方向に延び、アンテナ線引出部28にまで亘って配置されている。アンテナ線56の一部は、第2マウント部材20の天板部21と天井板2との間の隙間Gに配置されている。アンテナ線56は、隙間Gにおいて、天板部21の裏面21b側に設けられた複数の保持部材によって保持されている。アンテナ線56は、アンテナ線引出部28に形成された貫通孔29を経由して、第2マウント部材20の下方の隙間Gからキャブ1の側部に延び出ている。
図9を参照して、天井板2は、左側天井梁7および幅方向天井梁9aの上面に直接固定されている。左側天井梁7は、中空空間を有するパイプ構造を有しており、断面形状が丸形ではなく曲がった複雑な異形管の形状を有している。そのため左側天井梁7は、天井板2よりも高い断面剛性を有している。左側部材17は、左側天井梁7の上面に溶接されており、これにより左側部材17は左側天井梁7と一体に固定されている。左側部材17は、左側天井梁7の上面に対し、上方向に突き出して設けられている。左側部材17は、左側天井梁7の上面の、天井板2と重ならない位置において、左側天井梁7に直接固定されている。左側部材17は、天井板2の左側の縁部に対して左方に配置されている。左側部材17の上面は、天井板2の上面に対し、上下方向において上側に配置されている。
なお、図9にはキャブ1の左側の構造が図示されているが、キャブ1の右側の構造は図9中の上下方向に延びる線に対し線対称に形成されている。つまり、図9に示す左側天井梁7と同様に、右側天井梁8は断面形状が異形管形状のパイプ構造を有している。右側部材18は、図9に示す左側部材17と同様に、右側天井梁8の上面に溶接されて一体に固定されており、その上面は天井板2の上面に対し上下方向において上側に配置されている。
図10を参照して、天井板2は、幅方向天井梁9aおよび右側天井梁8の上面に直接固定されている。幅方向天井梁9aは、中空空間を有するパイプ構造を有しており、断面形状が丸形ではなく曲がった複雑な異形管の形状を有している。そのため幅方向天井梁9aは、天井板2よりも高い断面剛性を有している。幅方向部材19は、幅方向天井梁9aの上面に溶接されており、これにより幅方向部材19は幅方向天井梁9aと一体に固定されている。幅方向部材19は、幅方向天井梁9aの上面に対し、上方向に突き出して設けられている。幅方向部材19は、幅方向天井梁9aの上面の、天井板2と重ならない位置において、幅方向天井梁9aに直接固定されている。幅方向部材19は、天井板2の後側の縁部に対して後方に配置されている。幅方向部材19の上面は、天井板2の上面に対し、上下方向において上側に配置されている。
図11を参照して、第2マウント部材20は、上述した天板部21を有している。天板部21は、平面視において矩形状の形状を有している。天板部21を形成している板材が矩形の各辺において折り曲げられて、ヒレ部22が形成されている。ヒレ部22は、第2マウント部材20の外周面を構成している。第2マウント部材20はまた、キャブ1の前後方向に延びる左右一対の縦方向支持部材23と、キャブ1の左右方向に延びる複数の横方向支持部材24とを有している。縦方向支持部材23と横方向支持部材24とが枠状に一体に組み立てた構造物が形成されており、天板部21は当該構造物上に搭載されている。
一対の縦方向支持部材23は、それぞれ左側部材17および右側部材18上に搭載されている。天板部21と縦方向支持部材23との両方を貫通するように孔部25が形成されており、上述した通り、ボルトを用いて天板部21および縦方向支持部材23は左側部材17および右側部材18に固定されている。
横方向支持部材24は、幅方向部材19上に搭載されている横方向支持部材24aを有している。当該横方向支持部材24aと天板部21との両方を貫通するように孔部26が形成されており、上述した通り、ボルトを用いて天板部21および横方向支持部材24aは幅方向部材19に固定されている。
横方向支持部材24は、縦方向支持部材23に形成された孔部25の個数と同数設けられている。横方向支持部材24は、縦方向支持部材23に孔部25が形成されている位置において、縦方向支持部材23に取り付けられている。複数の横方向支持部材24は、キャブ1の前後方向において、それぞれ等しい間隔を空けて配置されている。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図5に示すように、測位用アンテナ50は、キャブ1の天井板2上に配置されている。測位用アンテナ50をキャブ1の天井部分に配置することにより、ブルドーザ30の最も高い位置に測位用アンテナ50を容易に設置できるので、測位用アンテナ50を用いた作業機の現在位置の測定精度を向上することができる。
キャブ1の全体が振動を吸収する吸振装置を介在して装置車両本体に搭載されているために、キャブ1の構造材に伝達される振動が低減されている。これにより、測位用アンテナ50自身が振動することを抑制でき、振動による測位精度の低下を抑制できるので、抑制測位用アンテナ50による測位精度をより向上できるとともに、測位用アンテナ50の破損を抑制することができる。
測位用アンテナ50は、第1マウント部材10および第2マウント部材20を介在させて、キャブ1の天井部分に搭載されている。第1マウント部材10は、左側天井梁7に固定された左側部材17と右側天井梁8に固定された右側部材18とを有している。左側天井梁7と右側天井梁8とは、キャブ1の天井部分の溶接構造材を構成しており、強固な構造体を構成している。また、左側天井梁7と右側天井梁8とは、キャブ1の転倒時保護構造の一部であるため、その点からも強固な構造体を構成している。
左側部材17と右側部材18とに亘って天井板2上に第2マウント部材20を配置し、その第2マウント部材20に測位用アンテナ50を搭載することにより、測位用アンテナ50は、強固な構造体である天井梁によって支持される。そのため、天井板2の振動が測位用アンテナ50の位置を変動させることを回避でき、測位用アンテナ50をキャブ1の構造材に対して正確に位置決めすることができる。したがって、測位用アンテナ50を正確な位置および姿勢で天井板2上に取り付けることができるので、測位用アンテナ50の測定精度を向上でき、測位用アンテナ50の信頼性を向上することができる。
また図4に示す本実施の形態のように、天井板2は上方向に凸状に湾曲していてもよい。天井板2を上に凸の構造とすることにより、天井板2の上面2aに雨水が滞留し水溜りができることを回避することができる。測位用アンテナ50は、第1マウント部材10および第2マウント部材20を介在させて天井板2上に搭載されているので、上方向に突き出る形状の天井板2が測位用アンテナ50の配置に影響を与えることを防止できる。したがって、より確実に測位用アンテナ50を天井板2上に正確な位置および姿勢で取り付けることができる。
また図8に示すように、第2マウント部材20と天井板2との間に隙間Gが形成されていてもよい。このようにすれば、天井板2の振動が測位用アンテナ50の位置に影響することをより確実に回避できるので、測位用アンテナ50をより確実に天井板2上の正確な位置に配置することができる。天井板2が上方向に凸状の形状であっても第2マウント部材20は天井板2に非接触に配置されており、天井板2が第2マウント部材20に干渉することを回避できる。したがって、測位用アンテナ50をより正確な姿勢で第2マウント部材20に搭載することができる。
また、測位用アンテナ50に連結されたアンテナ線56の一部は、第2マウント部材20と天井板2との間の隙間Gに配置されていてもよい。このようにすれば、アンテナ線56を第2マウント部材20で外部環境から保護できるので、アンテナ線56の信頼性を向上できる。アンテナ線56の一部が第2マウント部材20の下方に配置されるため、第2マウント部材20で覆われているアンテナ線56を外部から視認できなくなる。これにより、作業車両の外観の意匠性を向上することができる。
アンテナ線56は、隙間Gにおいて、第2マウント部材20の天板部21の裏面21b側に保持されている。これにより、作業車両の移動時などにアンテナ線56が振動して天井板2または横方向支持部材24などに衝突することを回避できるので、アンテナ線56の信頼性を向上することができる。
また図7に示すように、左側部材17と右側部材18とは、それぞれ左側天井梁7および右側天井梁8の上面に溶接されていてもよい。左側天井梁7および右側天井梁8は、キャブ1の構造材を構成している部材であるため、キャブ1自体の強度低下を回避するためには、左側天井梁7および右側天井梁8の強度を維持することが要求される。溶接により左側部材17および右側部材18を固定すれば、左側部材17および右側部材18の固定のために左側天井梁7および右側天井梁8自体を追加工する必要がない。したがって、左側天井梁7および右側天井梁8の強度を維持することができ、キャブ1の強度低下を確実に防止することができる。
なお、上記の溶接とは、左側天井梁7および右側天井梁8の強度を低下させることなく左側部材17と右側部材18とをそれぞれ左側天井梁7および右側天井梁8の上面に一体に接合し得る加工を指すものである。よって、左側部材17と左側天井梁7との少なくともいずれか一方に熱および/または圧力を加えることにより溶融して接合する、狭義の溶接に限られるものではない。つまり、溶加材を使用して左側部材17と左側天井梁7とを接合してもよく、圧接またはろう接によって左側部材17と左側天井梁7とを接合してもよい。
第1マウント部材10に含まれている左側部材17および右側部材18に、上下方向に貫通しない深さを有する有底のタップ穴15が形成され、ボルトのねじ作用によって第2マウント部材20が第1マウント部材10に固定されている。これにより、第2マウント部材20の取り付けのために左側天井梁7および右側天井梁8に穴開けなどの加工が施されることが回避されており、より確実に左側天井梁7および右側天井梁8の強度を維持することができる。
また図7に示すように、キャブ1の上部において左右方向に延びる幅方向天井梁9aまたは9bが設けられ、幅方向天井梁9aまたは9bに幅方向部材19が固定され、第2マウント部材20は幅方向部材19によって支持されていてもよい。このようにすれば、第2マウント部材20は、左側部材17および右側部材18に加えて、キャブ1の幅方向に延びる幅方向部材19によっても支持されていることになる。第1マウント部材10がより堅牢な構造を有することにより、第1マウント部材10は第2マウント部材20をより安定して支持することができる。したがって、第2マウント部材20をより安定して天井板2上に配置することができる。
また図8に示すように、第2マウント部材20は平面状のアンテナ設置面21aを有しており、測位用アンテナ50はアンテナ設置面21a上に搭載されていてもよい。このようにすれば、測位用アンテナ50が平面上に取り付けられることとなるため、測位用アンテナ50をアンテナ設置面21aに正確な位置および姿勢で搭載することが一層容易になる。
第2マウント部材20は、図11に示すように、キャブ1の前後方向に延びる左右一対の縦方向支持部材23と、一対の縦方向支持部材23同士を連結するようにキャブ1の左右方向に延びる複数の横方向支持部材24とを有している。これにより、第2マウント部材20の強度が向上されている。第2マウント部材20は、左側部材17と右側部材18とに亘って配置されている状態で撓みが発生することを抑制できる程度に、十分に大きい剛性を有している。したがって、第2マウント部材20が下方向に向かって湾曲するように変形して天井板2と干渉することを確実に回避でき、測位用アンテナ50を一層正確な位置および姿勢で天井板2上に搭載することができる。
第2マウント部材20の剛性が小さいと、ブルドーザ30の走行時、または排土板38を用いた作業中に第2マウント部材20が振動する可能性がある。第2マウント部材20が振動すると、第2マウント部材20に搭載された測位用アンテナ50の位置が変動し、その結果、測位用アンテナ50が初期キャリブレーション位置から外れ、測位用アンテナ50を用いた作業機の現在位置の測定精度が低下する。そのため図11に示すように、第2マウント部材20は、複数の横方向支持部材24によって補強されている。これにより、第2マウント部材20の剛性を向上でき、第2マウント部材20の振動を抑制できるので、第2マウント部材20に搭載された測位用アンテナ50の振動を抑制することができ、測位用アンテナ50の測定精度を向上することができる。
なお上記の実施の形態では、左側部材17および右側部材18はそれぞれ、キャブ1の前後方向に延びる一つの部材によって形成されていたが、キャブ1の前後方向に間隔を空けて点在する複数の部材によって左側部材17および右側部材18を構成してもよい。同様に、キャブ1の幅方向に間隔を空けて点在する複数の部材によって幅方向部材19を構成してもよい。このように間隔を設ければ、天井板2の中央部分から縁部へ向かって流れる雨水が第1マウント部材10によって堰き止められることを抑制でき、天井板2上に水溜りが一層形成されにくくなる。一方、複数の部材を天井梁上に固定する場合第1マウント部材10の固定に係る作業性が低下し、また間隔を設けることで第1マウント部材10の強度が低下する。これらを考慮した上で、第1マウント部材10を最適に設計するのが望ましい。
また上記の実施の形態では、第1マウント部材10を天井梁に固定する方法として、溶接が好適な例として開示されたが、これに限られるものではない。天井梁の強度低下を防止できるとともに、第1マウント部材10の天井梁への固定強度を十分に確保できるのであれば、たとえば接着などの他の任意の方法によって第1マウント部材10を天井梁に固定してもよい。
また上記の実施の形態では、幅方向部材19がキャブ1の後方側に設けられ、第2マウント部材20の後方側の縁部分を幅方向部材19が支持する例について説明したが、キャブ1の前後方向における幅方向部材19の配置は任意としてもよい。たとえば第2マウント部材20の前方側の縁部分を支持する幅方向部材を設けてもよく、第2マウント部材20の前後方向における中間部分を支持する幅方向部材を設けてもよく、複数の幅方向部材を設けてもよい。
第2マウント部材20の剛性を向上するための横方向支持部材24にボルトを貫通させ、そのボルトを用いて第2マウント部材20を幅方向部材19に固定することで、第1マウント部材10は第2マウント部材20をより安定して支持することができる。そのため、キャブ1の前後方向において幅方向部材19と横方向支持部材24とが互いに重なる位置に配置されるように、第1マウント部材10および第2マウント部材20を最適に設計するのが望ましい。
一方、第2マウント部材20に十分に大きい剛性を持たせることにより、左側部材17および右側部材18によって左右両側の縁部分が支持されている状態の第2マウント部材20に撓みが発生しない構成とすることも可能である。この場合、キャブ1の天井梁上に幅方向部材が設けられなくても構わない。
また上記の実施の形態では、作業車両の一例としてブルドーザ30について説明したが、本発明の作業車両はブルドーザに限定されず、たとえばホイールローダやモータグレーダなどの他の作業車両であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 キャブ、2 天井板、2a 上面、2b 下面、7 左側天井梁、8 右側天井梁、9a,9b 幅方向天井梁、10 第1マウント部材、15,16 タップ穴、17 左側部材、18 右側部材、19 幅方向部材、20 第2マウント部材、21 天板部、21a アンテナ設置面、21b 裏面、22 ヒレ部、23 縦方向支持部材、24,24a 横方向支持部材、25,26 孔部、27,29 貫通孔、28 アンテナ線引出部、30 ブルドーザ、38 排土板、50 測位用アンテナ、51 アンテナ本体、52 支持部、56 アンテナ線、G 隙間、OP オペレータ。

Claims (7)

  1. 作業機と、
    前記作業機を操作するオペレータが搭乗するキャブとを備え、
    前記キャブは、前記キャブの両側部上側に配置された左右一対の天井梁と、一対の前記天井梁の各々によって支持された天井板とを含み、
    左側の前記天井梁に固定された左側部材と右側の前記天井梁に固定された右側部材とを有する、第1マウント部材と、
    前記左側部材と前記右側部材とに亘って前記天井板上に配置されている第2マウント部材と、
    前記第2マウント部材に搭載された測位用アンテナとを備える、作業車両。
  2. 前記天井板は、上方向に凸状に湾曲している、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記第2マウント部材と前記天井板との間に隙間が形成されている、請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 前記測位用アンテナに連結されたアンテナ線をさらに備え、
    前記アンテナ線の一部は、前記隙間に配置されている、請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記左側部材と前記右側部材とは、前記天井梁の上面に溶接されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記キャブは、前記キャブの上部において前記作業車両の幅方向に延びる幅方向天井梁をさらに含み、
    前記第1マウント部材は、前記幅方向天井梁に固定された幅方向部材をさらに有し、
    前記第2マウント部材は前記幅方向部材に支持されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車両。
  7. 前記第2マウント部材はアンテナ設置面を有し、前記測位用アンテナは前記アンテナ設置面上に搭載されており、
    前記アンテナ設置面は平面状の形状を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業車両。
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