JP5383509B2 - 光線束の発生方法、光偏向要素および光学式測定装置 - Google Patents

光線束の発生方法、光偏向要素および光学式測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、均質な1次光線束を円錐面形状に広げることを可能にする光偏向要素に関する。更に、本発明は、前記光偏向要素を有し、対象物内に形成されている空洞の3次元測定のための光学式測定装置に関する。更に、本発明は、前記光偏向要素を用いて同軸に扇形に広げられて空間的に構造化された光線束の発生方法に関する。
空洞の少なくともほぼ管状の内面の表面構造が、光学的な三角測量により3次元で検出可能である。その都度の被検出空洞の内面に空間的に構造化された照明パターンが投射され、光景がカメラシステムによりディジタル検出される。表面形状から結果として生じる内壁に投射された照明パターンの歪みの測定(これは公知の画像処理方法により自動的なやり方で行なうことができる。)によって、空洞の形状を描写するディジタルモデルを算定することができる。この場合に、最初は対称でかつ光軸に対して同心である既知の円形からの被検出投射線の偏差もしくは歪みが検出される。
光学的な三角測量によるこの種の空洞測定は、人間の耳道の測定もしくは輪郭描出に有利なやり方で応用可能である。したがって、耳道の解剖学的構造のために、4mmの最大直径を上回ってはならない光学式測定装置が準備されなければならない。この限界条件は、空洞測定のために耳道に挿入しなければならないこの種の光学式測定装置の対象物側の光学系全体に適用される。対象物側の光学系は、少なくともカメラシステムと、構造化された照明を発生するための光学要素とを含む。この場合にカメラシステムおよび光学要素は、光学式測定装置の共通な光軸に対して同軸に配置されている。
構造化された照明の発生のために回折による光学要素を使用することは公知である。特に、いわゆるダマン格子としても公知である(バイナリ)位相格子は、とりわけ有利な構造によって、1次光線束の入射強度を選択的にかつ場合によっては大々的に一様に特定の回折次数に配分することができる。
同心環からなる構造化された照明パターンを発生させるために、いわゆる円形のダマン格子が公知である(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、これは円形の位相格子の光軸に対して大きな偏向角を得ることが困難であるという欠点を有する。大きな偏向角は確かに原理的に極めて小さい150nm範囲の位相格子構造の使用によって可能であるが、しかしこのように小さい位相格子構造を製作することは技術的に極めて困難である。というのは、このように微細な格子の製作のためには、今日一般に使用される400nmという最善の分解能を有するエッチングプロセスよりも明らかに微細な構造化を要求するエッチングが必要とされるからである。
Changhe Zhou,Jia Jia,Liren Liu;Circular Damman Grating;Optics Letters,Vol.28,No.22,2003,pp2174−2176
本発明の課題は、1次光線束を広幅に扇形展開することを可能にし、かつ比較的簡単に製作可能である光偏向要素を提供することにある。
この課題は、本発明によれば、独立請求項の対象によって解決される。光偏向要素の有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
独立請求項1によれば、光偏向要素の光軸に対して同軸に扇形に広げられて空間的に構造化された光線束を屈折により発生させる光偏向要素が開示されている。この光偏向要素は、少なくとも部分的に光透過性材料から作られている基材を有し、その基材が光入口面および光出口面を有する。光入口面は、1次光線束が基材内に入射可能であるように構成されている。光出口面は光偏向要素の光軸に関して円筒対称の輪郭を有し、その輪郭が基材に凹みを定める。
上記の光偏向要素は、光出口面における凹面輪郭、すなわち内側に向けて窪んだ円筒対称に形成された輪郭によって、光境界面における屈折により簡単に比較的広幅なビーム扇形展開が実現可能であるという認識に基づいている。輪郭のそれぞれの放射範囲が光軸と共になす角度が、スネルの屈折の法則にしたがって空間的な扇形展開の強さを決定する。
上記の光偏向要素は、公知の回折光学要素に比べて明らかに少ない費用で製作することができる。従来の機械的な製作方法のほかに、特に割安の大量生産にとって好適であると考えられるプレス法も適している。
請求項2による本発明の実施態様によれば、輪郭が第1の環状部分を有し、第1の環状部分が実質的に基材の内部に向けられた円錐の第1の円錐面の少なくとも一部分の形状を有する。第1の円錐面の円錐面線と光軸とは第1の角度を形成している。
輪郭が実質的に完全な円錐面を有する場合には、自動的に円筒対称の輪郭の上記条件が満たされる。輪郭が不完全な円錐面の形状を有する場合に、円筒対称の輪郭の上記条件は、輪郭が円錐台の円錐面の形状を有する場合に満たされる。
用語「円錐面線」は、回転体である円錐の円錐面上をその回転軸に沿って延びる線であると理解することができる。回転軸は光偏向要素もしくは基材の光軸と一致する。したがって、円錐面線は、円錐または円錐台の実際または仮想の尖端と、基礎円の周縁点との間の接続線分である。
円錐面線と光軸との間における上記の第1の角度は、基材の内部に向けられた円錐の開き角度のちょうど半分の大きさである。円錐の開き角度の選択によって、簡単に、角度偏向およびそれにともなう光出口面から出射する光円錐の扇形展開の程度を決定することができる。
請求項3による本発明の他の実施態様によれば、輪郭が、半径方向において第1の環状部分の外側に配置されている第2の環状部分を有し、第2の環状部分が実質的に円錐台の第2の円錐面の形状を有する。第2の円錐面の円錐面線と光軸とは第1の角度と異なる第2の角度を形成している。
それゆえ、上記の環状部分は、互いに同軸に配置された実質的に円錐形の異なる面である。しかも各面は、円錐の開き角度および基材の屈折率に応じて、1次光線束を特定の開き角度にて円筒対称状に扇形展開する。したがって、光出口面から出射する光線束は、異なる開き角度を持った2つの円錐面形状の光構造を有する。それゆえ、光軸に対して平行かつ同軸に向けられた円筒状の空洞の場合に、円筒状の空洞の内壁に円環状の投射線を発生させることができる。
請求項4による本発明の他の実施態様によれば、輪郭が、半径方向において第2の環状部分の外側に配置されている少なくとも1つの第3の環状部分を有し、第3の環状部分がほぼ円錐台の第3の円錐面の形状を有する。第3の円錐面の円錐面線と光軸とは第2の角度と異なる第3角度を形成している。
光出口面から出射する円錐面形状の光構造の全てが異なる開き角度を有するように、第3角度も第1の角度と異なるとよい。
指摘しておくに、円筒対称の輪郭が3つよりも多い部分に分割されていてもよい。したがって、光入口面に入射する1次光線束は、原理的に任意に細かく空間的に構造化することができるので、多数の円錐面形状の光構造を簡単に発生させることができる。
複数の円錐面形状の光構造の使用によって、人間の耳道の測定時に、照明パターン全体の構造を、測定すべき耳道の予想される形状に特に良好にマッチングさせることができる。光軸に対して種々の角度のもとで複数の同軸のリングを耳道内壁上へ投射することが特に好適であると考えられる。光学式測定装置において、多くの用途で要求されるように全空間方向における50μmの位置分解能を保証する十分大きい三角測量角度を得るために、光軸に対して10°から30°までの範囲にある照明角度が必要である。この種の照明角度は上述の光偏向要素により問題なく達成される。三角測量角度は、一般に照明光のビーム経路とカメラによって検出される測定光のビーム経路との間の角度間隔によって定められている。
請求項5による本発明の他の実施態様によれば、第1の角度と直角との間の角度差は、第2の角度と直角との間の角度差よりも大きい。これは、光軸に対して垂直に向けられた横断面に関して、外側の円錐形面が内側の円錐形面よりも平らな傾斜を有することを意味する。
上述の段階をつけた傾斜角度による異なる円錐形面の形成は、光偏向要素を特に簡単に製作することができるという利点を有する。この場合に、円筒対称の凹みの形成は、(a)第1の環状部分に小さな開き角度を有する第1の円錐状の凹みが割り当てられ、(b)第2の環状部分に大きな開き角度を有する第2の円錐状の凹みが割り当てられている2段階加工によって行なわれるとよい。加工ステップ(a),(b)の順序は重要でない。
ここで指摘しておくに、個々の環状部分に関する外側から内側へ向けての、すなわち光軸へ向けての上述の角度差の段階的増加が3つよりも多い環状部分によっても相応に実現可能である。
請求項6による本発明の他の実施態様によれば、第1の角度と直角との間の角度差は、第2の角度と直角との間の角度差よりも小さい。これは、光軸に対して垂直に向けられた横断面に関して、外側の円錐形面が内側の円錐形面よりも急な傾斜を有することを意味する。
この実施態様により示された段階をつけられた傾斜角は次の利点を持つ。すなわち、外側の環状部分の円錐面において基材の光出口側から出射する光ビームが、内側にある他の環状部分の円錐面において基材の光出口面から出射する光ビームよりも強く屈折させられて光軸から遠く離れるという利点を持つ。したがって、光出口面から出射する個々の光構造は交差しないので、個々のビーム通路の経過が特に明快である。
請求項7による本発明の他の実施態様によれば、第1の環状部分は基材の内部に向けられた円錐の第1の円錐面の少なくとも一部分の形状を有し、第2の環状部分が円錐台の第2の円錐面の形状を有し、および/または第3の環状部分が円錐台の第3の円錐面の形状を有する。上述のできるだけ厳密に円錐状のもしくは円錐台状の凹みは、凹みが有効かつ同時に特に簡単に基材に形成可能であるという利点を持つ。凹みの大きさおよび/または光透過性材料の機械的な加工性に応じて、光偏向要素の製作のために、例えば機械的な回転、プレスまたは加熱プレスのような種々の方法が使用可能である。
請求項8による本発明の他の実施態様によれば、第1の環状部分、第2の環状部分および/または第3の環状部分は湾曲した表面を有する。それぞれの表面は互いに独立に凹面または凸面を有するとよい。
個々の環状部分における上述の湾曲は、軽く湾曲させられた異なる円錐形面から出射する光ビームが個別に集光可能であるという利点を持つ。この場合に1つの円錐形面における凸状の光境界面が当該光構造の軽い集光を生じる。
請求項9による本発明の他の実施態様によれば、基材が筒、特に円筒の外形を有する。したがって、上述の光偏向要素は例えばいわゆる棒状レンズから作ることができる。
光偏向要素の基材は、少なくとも部分的に高い屈折率を有する材料からなることが好ましい。これは、特に約405nmの波長に適用される。これは、通常の半導体レーザダイオードの干渉光が特に強く扇形に広げられ得るという利点を持つ。更に、光スペクトルにおいて比較的短いこの波長を有する光は、長波光よりも明らかに少ない人間皮膚への侵入深さを持つ。
請求項10による本発明の他の実施態様によれば、光入口面が凸状の湾曲を有する。この関係において、凸状の湾曲は、光入口面が同様に基材に関して外側に向けて膨らんでいる輪郭を有することを意味する。これは、普通の球体表面のような輪郭の場合に、当該球体表面の曲率中心が光入口面に関して基材側にあることを意味する。
凸状の湾曲は、光入口面において基材に入射する1次光線束の屈折によって1次光線束がその湾曲の強さに依存して集光されるという利点を持つ。この場合に光入口面の湾曲がその都度の用途に適合されるとよい。少なくとも実質的に円筒状の空洞の内壁へ光構造が投射される場合に、集光は、光構造が測定すべき空洞の内壁における鮮明かつできるだけ微細な照射線を具現するように調整されるとよい。
請求項11による本発明の他の実施態様によれば、光入口面が、湾曲した第1の環状部分と少なくとも1つの湾曲した第2の環状部分とを有する。それぞれの表面は互いに独立に凹面または凸面を有することができる。
光出口面における環状部分の全述の個別的湾曲と同様に、光入口面における個々の環状部分の個別的湾曲は、異なる円錐形面から出射する光ビームが個別的に集光可能であるという利点を持つ。1つの円錐形面の凸状の光境界面が当該光構造の軽い集光をもたらす。凸状の光境界面なしにも円環状の線への光構造の集光が与えられている場合、1つの円錐形面の軽い凹状の光境界面が、背後に向けての焦点移動、すなわち前述の円環状の線よりも光偏向要素の光出口面から遠くに隔てられた位置への当該光構造の焦点移動をもたらす。
光入口面における個々の環状部分の個別的な湾曲が、光出口面における環状部分の個別的な湾曲に比べて、例えば機械的な回転、プレスまたは加熱形成のような従来の加工方法によって著しく簡単に製作可能である。これは、光入口面が光出口面に比べて著しく簡単なトポロジーもしくは表面構造を有し、したがって相応の湾曲が容易に形成可能であるという理由からである。
請求項12による本発明の他の実施態様によれば、基材が、光軸に対して同軸に延びた貫通口を有する。
これは、光偏向要素を通して観察光学系もしくはカメラを案内することができる可能性をもたらす。これは、空洞の内壁に投射される照明線の空間的測定によって空洞の大きさおよび/または形状を測定するコンパクトに構成された光測定器具に光偏向要素が使用される場合に特に有利である。
請求項13による本発明の他の実施態様によれば、貫通口が光軸に対して同軸に配置された筒体の形状を有する中心孔である。
上記中心孔は、光偏向要素が特に簡単に、したがってコストを節約して製作可能であるという利点を持つ。
請求項14により、対象物内に形成されている空洞の3次元測定、特に人間または動物の生体の耳道の3次元測定のための光学式測定装置が開示されている。
光学式測定装置は、
(a)照明ビーム通路に沿って照明光を送出するように構成された光源と、
(b)光偏向要素とを有し、
この光偏向要素は、送出された照明光を、空間的に次のように、すなわち光偏向要素の光軸の周りを取り巻きかつ空洞の大きさおよび形状に依存した形状を有する少なくとも1つの照明線が内壁に発生させられるように構造化し、
光学式測定装置は、さらに、
(c)少なくとも1つの照明線を結像ビーム通路を介して三角測量角度で検出するカメラを有する。
上記の光学式測定装置は、測定すべき空洞の内壁に投射される円筒対称に構造化された照明によって、一部変更された三角測量法を用いた簡単に空洞の3次元(3D)測定を実現することができるという認識に基づいている。少なくとも1つの照明線の形状がカメラによって検出される。カメラは、好ましくは光軸に対して対称に、1つまたは複数の投射環の2次元(2D)画像を撮影する。検出された照明線の、光軸に対して同軸の対称な円形からの偏差もしくは歪みに基づいて、空洞の内壁を3Dにて測定することができる。
上記の光学式測定装置は、その都度1つの測定点のみが照明され、照明された測定点の高さ位置が検出される3次元距離センサに比べて、光軸の周りに配置されている多数の測定点が擬似的に同時に(自動的に)測定されるという利点を持つ。このようにして全体として著しく高められた走査速度が得られる。
好ましくは複数の照明構造が発生され、発生された各照明構造がそれぞれ円錐面の形状を有する。このようにして、同時に唯一のカメラ画像により検出可能な測定点の個数を更に高めることができる。
光学式測定装置の光軸の周りに対称的に延びている円筒状の空洞の場合には、光軸に対して同軸に形成もしくは配置されている照明環が生じる。光学式測定装置の光軸に対して相対的に平行ずれを有する円筒軸の周りに延びている円筒状の空洞の場合、光軸に対して楕円形状を有する照明線がその形状をゆがめられる。この場合に、光軸から第2の壁範囲よりも遠くに離れている内壁の第1の範囲において隣接する照明線が互いにより遠くに隔てられている。これは、個々の照明構造の円錐形の展開に基づいて、隣接する照明線が光軸からの距離の増大にともなってより遠くに互いに隔てられていることによる。したがって、カメラによって検出される照明線の3D形状の理想的な円形からの差異と同様に、隣接する照明線の間隔も空洞の3D輪郭に関する情報を提供することが明らかである。
ここで明確に指摘しておくに、既に照明構造もしくは場合によっては変形した照明線は測定すべき空洞の大きさおよび形状に関する3D情報を含んでいる。それにもかかわらず、特に測定速度および空間的分解能の理由から、光源から送出される照明光を多数の円錐状に広げられた照明構造に構造化することが有利である。
三角測量角度での照明線の検出は、結像光のビーム通路が、照明光のビーム通路と共に、すなわち円錐形の照明構造のそれぞれの開き角度と共に、0°と異なる角度を形成することを意味する。
この角度は三角測量角度と呼ばれる。この三角測量角度が大きければ大きいほど3D位置決定の精度が高い。
上記の光学式測定装置は、3D測定のために測定装置内に可動部分および特に可動の光学構成要素が必要でないという利点を持つ。これは、光学式測定装置が比較的低コストで製作可能であり、更に測定装置の信頼性も実際の使用条件のもとで非常に高いことを意味する。
ここで指摘しておくに、比較的大きな空洞の測定のためには測定装置全体が光軸に沿って移動されるとよい。このような移動の際に撮影される部分画像は、適切な画像処理方法によって再合成可能である。この種の合成は、しばしばスティッチングとも呼ばれる。
請求項15による本発明の他の実施態様によれば、光学式測定装置がカメラの後に接続されている評価ユニットを有し、評価ユニットが、カメラによって検出された少なくとも1つの照明線の画像処理によって、空洞の少なくとも一部の大きさおよび形状が自動的に決定可能であるように構成されている。
したがって、上記の評価ユニットが、カメラによって検出された2D画像の自動的な画像評価を有利に可能にするので、光学式測定装置の出力量として、直接に被測定空洞の3Dデータを更なるデータ処理のために用意することができる。
請求項16による本発明の他の実施態様によれば、光学式測定装置が照明ビーム通路内に配置されている投射レンズを付加的に有する。これは、場合によっては光出口面の実質的に円錐形の面の適切な湾曲との組み合わせにて照明の焦点合わせが達成可能であるので、照明線が、測定すべき空洞の内壁にできるだけ鮮明に描出され、それゆえに鮮明な構造としてカメラによって検出可能であるという利点を持つ。
したがって、このレンズの焦点距離の最適な選択は、レンズに当たる照明ビームの扇形展開、レンズと光偏向要素との間の照明光の光路長ならびに光偏向要素と内壁との間の光路長に依存する。したがって、このレンズの焦点距離は、上記の光学式測定装置の設計のみならず、測定すべき空洞のほぼ予想される大きさにも依存する。
ここで指摘しておくに、光偏向要素の実施態様との関連で既に述べた基材の光入口面の凸状湾曲も定性的にここで述べた投射レンズと同じ作用を有する。したがって、同じことが光出口面におけるほぼ円錐形の面の湾曲にも当てはまる。
請求項17による本発明の他の実施態様によれば、光学式測定装置が、光偏向要素の光軸において傾斜した角度で配置されたビームスプリッタを付加的に有する。このビームスプリッタは、(a)照明ビーム通路の対象物側部分が光軸に対して平行に延びるように照明ビーム通路の向きを変えるか、または(b)結像ビーム通路の画像側部分が光軸に対して角度を持って延びるように結像ビーム通路の向きを変える。
この関係において、傾斜した角度は、ビームスプリッタが光軸に対して0°に等しくなくかつ90°に等しくない角度に配置されていることを意味する。ビームスプリッタは、照明ビーム通路または結像ビーム通路が90°の折れ曲がりを有するように、光軸に対して45°の角度で傾斜させられているとよい。
請求項18による本発明の他の実施態様によれば、照明光が光軸に対して平行に案内されている照明ビーム通路の少なくとも一部が、光軸を中心にして延びる結像ビーム通路の周りを取り巻くように形成されている。
照明ビーム通路は、横断面において光軸に対して環対称に配置されている、すなわち、光軸もしくは結像ビーム通路の周りに同軸に配置されているとよい。これは、光軸に対して同軸の照明ビームが、同様に光軸に対して対称に構成されている光偏向要素に当たることを意味する。光偏向要素としては、例えば中心孔を有する上記の屈折式の光偏向要素が適している。
ここで指摘しておくに、照明ビーム通路および結像ビーム通路が部分的に同軸に延びてしてもよい。なぜならば、三角測量原理に基づく3D測定にとって、三角測量角度が存在するように、対象物側において、すなわち測定すべき照明線の近くにおいて、照明ビーム通路と結像ビーム通路とが空間的に分離されているならば十分であるからである。照明ビーム通路と結像ビーム通路とを対象物側で分割することは、例えば適切なビームスプリッタによって、または空間的に分離された2つの部分端部に分岐させられている対象物側の端部を有する光ファイバによって行なうことができる。
請求項19による本発明の他の実施態様によれば、光学式測定装置が、結像ビーム通路内に配置されている光案内装置を付加的に有し、光案内装置が照明線の2次元画像をカメラまで伝達するように構成されている。
光案内装置として、例えば内視鏡において使用されるような機械的に比較的硬い棒状レンズ装置が使用されるとよい。光案内装置として、屈折率が半径に依存して変化する傾斜レンズに基づく内視鏡検査システムも使用可能である。それにより光案内装置の内部において光ビームの曲がりを得ることができるので、結局、カメラが結像ビームを広い角度範囲から検出することができる。
更に、光案内装置のために、同様に機械的に非常に硬い光学装置であるいわゆるホプキンスレンズを使用することができる。ホプキンスレンズは、例えば、空気からなるレンズが挿入されている一種のカラス管であってよいので、内視鏡検査において特に微細な眺めが可能にされる。特別に微細な眺めの利点が、上記の光学式測定装置においても3D測定の特に高い精度および信頼性をもたらす。
光案内装置として、多数の個別の光導波路もしくはグラスファイバを含むいわゆる画像光導体も適している。画像光導体は、それがフレキシブルであるので、光学式測定装置が少なくとも部分的にフレキシブル構造様式にて実現可能であるという利点を持つ。これは、硬い測定装置が入り込めない曲がった空洞の場合にも正確な空洞測定を可能にする。
請求項20よれば、同軸に扇形展開されて空間的に構造化された光線束の発生方法が開示されている。この方法は次のステップを有する。上記の光偏向要素に1次光線束が送出されることによって、1次光線束が光入口面において光偏向要素の基材に入射し、2次光線束として光出口面において基材から出射する。2次光線束は少なくとも1つの円錐面形状の光構造を有する。
上記の方法の基礎をなす認識は、上記の屈折式の光偏向要素の使用によって、公知の回折による光偏向要素の使用に比べて、特に簡単に2次光線束の広幅の扇形展開が実現可能であることにある。広幅の扇形展開は相応の円錐面が大きな開き角度を有することを意味する。
基材の光出口面が、異なって傾斜させられたほぼ円錐形の面を備えた複数の環状部分を有する場合には、扇形展開された光円錐の円錐先端が光軸上にある本当の起点に一致するとよい。この関係において、本当の起点は、照明構造が少なくともほぼ光軸上にある起点から出発することを意味する。
基材が、有利な実施態様に記載されているように、貫通口または中心孔を有する場合には、2次光線束が、光軸の周りに同軸に配置されている少なくとも1つの円環部分から出射する。この場合にも、円錐先端は、円錐面形状に展開された2次光線束の本当の起点として理解することができる。
図1Aは本発明の実施例による光学式測定装置の横断面図を示す。 図1Bは測定すべき空洞の内壁に投射される照明線の4つの画像を有するカメラ画像を示す。 図1Cは図1Aに示された光学式測定装置の対象物側の端部の正面図を示す。 図2は図1Aに示された光学式測定装置の対象物側の端部に形成された三角測量角を決定する照明光ビーム通路および結像光ビーム通路の概略図を示す。 図3は個々の円錐面形状の光構造を屈折により発生させるシミュレーション図を示す。 図4Aは2つの円錐形面を有する光偏向要素の斜視図を示す。 図4Bは図4Aに示された光偏向要素のための構造図を示す。 図4Cは図4Aに示された光偏向要素による2つの円錐面形状の光構造を屈折により発生させるシミュレーション図を示す。 図5は3つの円錐形面を有する光偏向要素によって発生させられる3つの円錐面形状の光構造を屈折により発生させるシミュレーション図を示す。 図6は光出口面の環状部分がそれぞれ凸状湾曲を有する光偏向要素の概略図を示す。 図7は光入口面がそれぞれ1つの凸状湾曲を備えた2つの湾曲させられた環状部分を有する光偏向要素の概略図を示す。
本発明の他の利点および特徴を、目下のところ好ましい実施形態の以下における模範的な説明から明らかにする。本願の図面における個々の図は概略的であって忠実な縮尺で描いたものではない。
ここで指摘しておくに、図面においては同じまたは互いに対応する構成要素の参照符号が最初の数字においてだけ異なる点に留意すべきである。
図1Aは、本発明の実施例による光学式測定装置100の横断面図を示す。光学式測定装置100は光軸117に関して円筒対称形状を有する。
光学式測定装置100は光源110を有し、光源110はここに示された実施例によればレーザダイオード110である。もちろん発光ダイオードのような他の光源も使用可能である。レーザダイオード110が、投射レンズ112に当たる単色の照明光111を放出し、投射レンズ112が照明ビーム111を広げる。広げられた照明ビーム111は光軸117に対して45°の角度に向けられたビームスプリッタ113に当たるので、ビームスプリッタ113の反射能力に依存して照明光111の少なくとも一部が、光軸117に対して対称的に配置されている中空円筒115の中へ入射する。中空円筒115の中心部分への照明光111の入射を防ぐために、ビームスプリッタ113とレーザダイオード110との間に遮光要素114が配置されている。
ビームスプリッタ113によって向きを変えられた照明光は、中空円筒115によって照明ビーム通路116内に通される。照明ビーム通路116は光軸117に対して円筒対称に形成されている。光学式測定装置100の対象物側の端部において照明光が光偏向要素150に当たる。光偏向要素150は、同様に円筒対称形状を有し、光軸117を中心に円筒対称に配置されている。ここに示されている実施例によれば、光偏向要素150は光屈折要素であり、これを以下において図3、図4Aおよび図4Bに基づいて更に詳しく説明する。
光偏向要素150は、光軸117に対して同軸に複数の照明構造122が生じるように、照明光を空間的に構造化する。照明構造122は、それぞれ円錐面122の形状を有し、測定すべき空洞125の内壁に投射される。図の見易さの理由から図1Aには1つの照明構造122だけが示されている。
指摘しておくに、カメラ145とレーザダイオード110とは、ビームスプリッタ113の使用のもとで交換して配置してもよい。ビームスプリッタとしては、例えば、小さい楕円形の範囲内の中心において、レーザビームでなくて画像が照明ビーム通路116の中心で出射するように鏡面処理されている透過選択性のガラス板が使用されるとよい。
ここに示されている実施例によれば、測定すべき空洞は患者の耳道125である。耳道125は典型的には約4mmの直径dを有する。
しかしながら、ここで指摘しておくに、測定装置100は他の空洞の測定に使用可能である。測定装置100は、例えば航空機組立時における特に確実なリベット結合のための正確にぴったりしたリベットを選択する前に、中ぐり穴の3次元形状を正確に測定するのに使用することができる。
空洞125の内壁への照明構造122の投射は、空洞125の大きさおよび形状に依存した形状を有する閉じた照明線128を生じる。この照明線128の鮮明度は内壁への照明構造122の集光に依存する。この理由から、測定すべき空洞のほぼ予想される大きさにおいて空洞内壁に鮮明な照明線128が発生されるように、投射レンズ112の焦点距離が調整されるとよい。
個々の照明線128の大きさおよび形状がカメラ145によって検出される。これは、照明線128から出る結像光130を介して行なわれる。この結像光130は、特別に短い焦点距離を有する結像レンズ132により集光される。結像レンズ132は、極めて広い撮影角度のゆえに魚眼レンズとも呼ばれる。
結像レンズ132によって集光された結像光130は、光案内装置135により光学式測定装置100の画像側端部に案内される。ここに示されている実施例によれば、光案内装置は、例えば医療技術においても内視鏡検査装置に使用される棒状レンズ装置135である。当該棒状レンズの端面側でかつ空洞側の境界面が極めて強い湾曲を有することによって、第2の結像レンズが棒状レンズ装置135と一体形成されているとよい。
棒状レンズ装置135は複数の個別棒状レンズ135aを有し、これらが一緒に、約50mmの長さlを生じる。もちろん、棒状レンズ装置135は任意の異なる長さを有してもよい。棒状レンズ装置135はいわゆるホプキンスレンズ装置であってもよい。
したがって、棒状レンズ装置135は、光軸117に沿って光学式測定装置100の両端まで延びる結像ビーム通路136を定める。結像ビーム通路136および照明ビーム通路116は、それぞれ光軸117に対して円筒対称に同軸に配置され、照明ビーム通路116は結像ビーム通路136の外側にある。
もちろん、結像ビーム通路が照明ビーム通路の外側を延びる光学式測定装置の構造形態も考えられ得る。いずれの場合にも、投射された照明線128を三角測量角度のもとで検出することができように、したがって空洞125の3D輪郭を決定することができるように、遅くとも、測定装置100の対象物側の端部において照明光122と結像光130との空間的分離を行なわなければならない。三角測量角度は、照明が、すなわちここでは照明線128の発生が、観察、すなわちここではカメラ145に向けた照明線128の結像とは異なる角度で行なわれるとき、常に生じている。
棒状レンズ装置135内へ案内された結像光130はビームスプリッタ113に当たる。ビームスプリッタには、結像光130の少なくとも一部が、ただ或る平行ずれだけをもって通過する。この平行ずれは、ビームスプリッタ113の厚さと、ビームスプリッタ113の屈折率と、光軸117に対するビームスプリッタ113の相対的な角度位置とに依存する。結像光130の残りの部分はビームスプリッタで反射され、損失光として遮光要素114もしくはレーザダイオード110に当たる。
ビームスプリッタを通過した結像光130の部分は、結像レンズ142に当たり、結像レンズ142によってカメラ145上に結像される。その結果カメラ145がカメラ画像148を撮影する。カメラ画像148は空洞125の形状に依存して照明線128の画像149を示し、この画像149は、特にカメラ画像148の縁範囲において歪んでいる。図1Bはこの種のカメラ画像148を例として示し、このカメラ画像148内において、空洞125の内壁に投射された照明線128の全部で4つの画像149を認識することができる。カメラ145の後に接続された評価ユニット146において行なわれるこの歪の定量的解析に基づいて、空洞125の形状ならびに大きさを決定することができる。
図1Cは、光学式測定装置100の対象物側の端部の正面図を示す。光偏向要素150によって取り囲まれている結像レンズ132を認識することができる。
図2は、光学式測定装置100(ここでは参照符号200を付されている。)の対象物側の端部に構成されている照明光222および結像光230のビーム通路が横断面図で示されている。図2に示された特定の照明線228については、光軸217に対して平均的な投射もしくは照明角βが生じる。
光偏向要素250は光軸217から平均半径距離rを有する。同様にして図示の照明線228についても光軸217に対して結像角αが生じる。その際に、光軸217の中心に配置された結像レンズ232によって結像光230が集光されることが考慮される。
三角測量角度θは、両角度α,βの差(θ=α−β)から得られる。もちろん、図2から明らかなように、この三角測量角度θは長さ距離Δlにも依存する。この長さ距離Δlは光偏向要素250と結像レンズ232との間における光軸217に対して平行な距離から生じる。
図3は個々の円錐面形状の照明構造322を屈折により発生させるシミュレーションを示す。1次光線束311が光入口面360を通して光偏向要素350の基材352内へ入射する。光入口面360に対向する光出口面370は円錐形面371を有するので、基材内に円錐形の凹みが形成されている。光偏向要素350の光軸317に対して適切に傾斜させられた光境界面において、基材内へ入射した光線束が円錐面形状の照明構造322に広げられる。したがって、測定すべき空洞の図示されていない円筒状内面に照明線328が生じる。
図4Aおよび図4Bは、2つの円錐形面、すなわち第1の環状部分に形成された第1の円錐形面471および第2の環状部分に形成された第2の円錐形面472を有する光偏向要素450を示す。図4Aは光偏向要素450を斜視図で示し、図4Bは光偏向要素450の構造図を示す。
光偏向要素450は実質的に円筒状の基材452を有し、基材452内には貫通口454が形成されている。ここに示されている実施例によれば、基材452は3mmの直径および3.65mmの長さを有する。孔として形成されている貫通口454は1.3mmの直径を有する。もちろん、光偏向要素450を異なった寸法で実現することもできる。
端面側の光入口面460は、30mmの曲率半径を持ったかすかな凸状湾曲465を有する。したがって、この凸状湾曲465は、光入口面460に入射する1次光線束のために軽く集光する光境界面である。凸状に形成された入口境界面は、基材452の全体と同様に光軸417に対して回転対称形状を有する。
光入口面460に対向する光出口面470は、2つの円錐形面471,472によって決まる凹面輪郭を有する。図4Bから明らかのように、第2の円錐形面472は、光軸417に対して0.51mmの半径方向厚みを有する。更に、第2の円錐形面472の光境界面は光軸417に対して105°の角度で傾斜している。第1の円錐形面471は光軸417に対して120.06°の角度で傾斜している。この場合にも、もちろん異なった寸法および/または角度が可能である。
図4Cは、光偏向要素450による2つの円錐面形の光構造を屈折により発生させるシミュレーションを示す。1次光線束411は光軸417に対して平行に光偏向要素450の基材452に向けられる。図4Aおよび図4Bに示された貫通口454が,シミュレーションでは円状の遮光要素454aによって考慮される。遮光要素454aは光軸417に対して同軸に配置されている。
光入口面460の凸状湾曲465は、集光レンズ465aによってシミュレーションされている。集光レンズ465aは同様に光軸417に対して同軸に基材452のすぐ背後に配置されている。2つの円錐形面471,472が、第1の円錐面形状の光構造422aおよび第2の円錐面形状の光構造422bを有する2次光線束422への1次光線束411の円筒対称な分割を生じさせる。
図5は、3つの円錐形面を有する光偏向要素550によって発生される3つの円錐面形の光構造522a,522b,522cを屈折により発生させるシミュレーションを示す。図示のシミュレーションにおいては、1次光線束511は光軸517に対して平行に基材552に向けられる。貫通口が、光軸517に対して同軸に配置されている円形遮光要素554aによってシミュレーションされる。
光偏向要素550の光入口面の凹状湾曲は、同様に光軸517に対して同軸にかつ基材552のすぐ背後に配置されている集光レンズ565aによってシミュレーションされる。3つの円錐形面が、第1の円錐面形状の光構造522a、第2の円錐面形状の光構造522bおよび第3の円錐面形状の光構造522cを有する2次光線束522への1次光線束511の円筒対称な分割を生じさせる。
ここで指摘しておくに、図3、図4Cおよび図5において示されているシミュレーションでは、より良好な表示の理由から、形成される広げられた光円錐が半分までしか示されていない。シミュレーションにおいて表示の半分化はその都度のビーム通路内にある適切な矩形シャッターの使用によって行なわれた。
図6は本発明の他の実施例による光偏向要素650を示す。光偏向要素650は、今までに説明した光偏向要素と同様に、光軸617に対して回転対称に形成された中心孔654を備えた基材652を有する。光入口面660は平らな境界面を有する。光出口面670は、光軸617に対して対称に形成された2つの環状部分、すなわち第1の環状部分671および第2の環状部分672を有する。
ここで指摘しておくに、環状部分671,672はそれぞれ僅かな湾曲を有し、図6では湾曲が強く誇張されて示されている。大きな曲率半径のために、当該表面形状は依然としてほぼ円錐形の面と呼ぶことができる。実質的に円錐形の面671の湾曲は、実質的に円錐形の面672の湾曲に対して異なっていてよい。したがって、異なった軽く湾曲させられた円錐形面から出射する光ビームは個別に焦点合わせをすることができる。
図7は、本発明の特に有利な実施例による光偏向要素750を示す。光偏向要素750は、同様に光軸717に対して回転対称に形成された中心孔を備えた基材752を有する。図6に示された実施例と違って、光入口面760は、光軸717に対して対称的に形成された2つの環状部分、すなわち第1の環状部分761および第2の環状部分762を含む構造化された表面輪郭を有する。光出口面における環状部分771,772は、両円錐形面における更に別の湾曲は持っていない。
個々の環状部分761,762,771,772の半径は、光軸717に対して平行に入射する照明の場合に、第1の環状部分761が第1の環状部分771に対応し、第2の環状部分762が第2の環状部分772に対応するように互いに合わせられている。したがって、環状部分761,762の相応の湾曲によっても、異なる円錐形面771,772から出射する光線が個別に集光される。
図6および図7に示された両実施例は、光入口面においても光出口面においても環状部分がそれぞれ個別の湾曲を有するという趣旨でも、互いに組み合わせ可能であることを指摘しておく。
ここに説明した実施形態は、本発明の可能な構成変形例のうちの限られた選択を示しているにすぎないことを指摘しておく。例えば、個々の実施形態の特徴を適切に互いに組み合わせることができるので、専門家にとって、ここに明示した構成変形例と共に多数の異なる実施形態が明白に類推可能であるとみなされるべきである。
100 光学式測定装置
110 レーザダイオード
111 照明光
112 投射レンズ
113 ビームスプリッタ
114 遮光装置
115 中空円筒
116 照明ビーム通路
117 光軸
122 照明構造
125 空洞
128 照明線
130 結像光
132 結像レンズ
135 棒状レンズ装置
135a 個別棒状レンズ
136 結像ビーム通路
142 結像レンズ
145 カメラ
146 評価ユニット
148 カメラ画像
149 画像
150 光偏向要素
200 光学式測定装置
217 光軸
222 照明光
225 空洞
228 照明線
230 結像光
232 結像レンズ
235 棒状レンズ装置
250 光偏向要素
311 1次光線束
317 光軸
322 照明構造
328 照明線
350 光偏向要素
352 基材
360 光入口面
370 光出口面
371 円錐形面
411 1次光線束
422 2次光線束
422a 第1の円錐面形状の光構造
422b 第2の円錐面形状の光構造
450 光偏向要素
452 基材
454 貫通口
460 光入口面
465 凸状湾曲
470 光出口面
471 円錐形面
472 円錐形面
511 1次光線束
517 光軸
522 2次光線束
522a 第1の円錐面形状の光構造
522b 第2の円錐面形状の光構造
522c 第3の円錐面形状の光構造
550 光偏向要素
552 基材
554a 円形遮光要素
565a 集光レンズ
617 光軸
650 光偏向要素
652 基材
654 中心孔
660 光入口面
670 光出口面
671 第1の環状部分
672 第2の環状部分
717 光軸
750 光偏向要素
752 基材
754 中心孔
760 光入口面
761 第1の環状部分
762 第2の環状部分
770 光出口面
771 第1の環状部分
772 第2の環状部分
d 空洞直径
r 光軸からの平均半径距離
α 結像角
β 投射角(照明角)
θ 三角測量角度
Δl 長さ距離

Claims (20)

  1. 人間または動物の生体の耳道の少なくとも一部を3次元測定するための、光偏向要素(450)の光軸(417)に対して同軸に扇形に広げられて空間的に構造化された光線束(422)を屈折により発生させる光偏向要素であって、
    光偏向要素(450)が、少なくとも部分的に光透過性材料から作られた基材(452)を有し、その基材が光入口面(460)および光出口面(470)を有し、
    光入口面(460)は、基材(452)内に1次光線束(411)が入射可能であるように構成され、
    光出口面(470)は光偏向要素(450)の光軸(417)に関して円筒対称の輪郭を有し、その輪郭が基材(452)に凹みを定め
    光偏向要素(450)が、空間的に構造化された光線束の光構造をこの光偏向要素(450)により耳道の内壁に集光可能なように形成されている光偏向要素。
  2. 前記輪郭が第1の環状部分(471)を有し、第1の環状部分(471)が実質的に基材の内部に向けられた円錐の第1の円錐面の少なくとも一部分の形状を有し、
    第1の円錐面の円錐面線と光軸(417)とが第1の角度を形成している請求項1記載の光偏向要素。
  3. 前記輪郭が、半径方向において第1の環状部分(471)の外側に配置されている第2の環状部分(472)を有し、第2の環状部分(472)が実質的に円錐台の第2の円錐面の形状を有し、
    第2の円錐面の円錐面線と光軸(417)とが前記第1の角度とは異なる第2の角度を形成している請求項2記載の光偏向要素。
  4. 前記輪郭が、半径方向において第2の環状部分(472)の外側に配置されている少なくとも1つの第3の環状部分を有し、第3の環状部分が実質的に円錐台の第3の円錐面の形状を有し、
    第3の円錐面の円錐面線と光軸とが前記第2の角度と異なる第3角度を形成している請求項3記載の光偏向要素。
  5. 前記第1の角度と直角との間の角度差は、前記第2の角度と直角との間の角度差よりも大きい請求項3又は4記載の光偏向要素。
  6. 前記第1の角度と直角との間の角度差は、前記第2の角度と直角との間の角度差よりも小さい請求項3又は4記載の光偏向要素。
  7. 第1の環状部分(471)が基材の内部に向けられた円錐の第1の円錐面の少なくとも一部分の形状を有し、
    第2の環状部分(472)が円錐台の第2の円錐面の形状を有し、および/または
    第3の環状部分が円錐台の第3の円錐面の形状を有する請求項に記載の光偏向要素。
  8. 第1の環状部分(671)、第2の環状部分(672)および第3の環状部分のうちの少なくとも1つの環状部分は湾曲した表面を有する請求項に記載の光偏向要素。
  9. 基材(452)が筒の外形を有する請求項1乃至8の1つに記載の光偏向要素。
  10. 光入口面(460)が凸状湾曲(465)を有する請求項1乃至9の1つに記載の光偏向要素。
  11. 光入口面(760)が、湾曲した第1の環状部分(761)と少なくとも1つの湾曲した第2の環状部分(762)とを有する請求項1乃至9の1つに記載の光偏向要素。
  12. 基材(452)が、光軸(417)に対して同軸に延びた貫通口(454)を有する請求項1乃至11の1つに記載の光偏向要素。
  13. 前記貫通口(454)が、光軸(417)に対して同軸に配置された円筒の形状を有する中心孔(454)である請求項12記載の光偏向要素。
  14. 対象物内に形成されている空洞(125)の3次元測定、特に人間または動物の生体の耳道(125)の3次元測定のための光学式測定装置であって、
    光学式測定装置(100)は、
    照明ビーム通路(116)に沿って照明光(111)を送出するように構成された光源(110)と、
    請求項1乃至13の1つに記載の光偏向要素(150,450)とを有し、
    この光偏向要素(150,450)は、送出された照明光(111)を、空間的に次のように、すなわち光偏向要素(150,450)の光軸(117,417)の周りを取り巻きかつ空洞(125)の大きさおよび形状に応じた形状を有する少なくとも1つの照明線(128)が内壁に発生されるように構造化し、
    光学式測定装置(100)は、さらに、少なくとも1つの照明線(128)を結像ビーム通路(136)を介して三角測量角度(θ)で検出するカメラ(145)を有する光学式測定装置。
  15. カメラ(145)の後に接続されている評価ユニット(146)を有し、評価ユニット(146)は、カメラ(145)によって検出された少なくとも1つの照明線(149)の画像処理によって、空洞(125)の少なくとも一部の大きさおよび形状が自動的に決定可能であるように構成されている請求項14記載の光学式測定装置。
  16. 照明ビーム通路内に配置されている投射レンズ(112)を付加的に有する請求項14又は15記載の光学式測定装置。
  17. 光偏向要素(120)の光軸(117)に傾斜角度で配置されたビームスプリッタ(113)を付加的に有し、ビームスプリッタ(113)は、
    照明ビーム通路(116)の対象物側部分が光軸(117)に対して平行に延びるように照明ビーム通路(116)の向きを変えるか、または
    結像ビーム通路の画像側部分が光軸に対して角度を持って延びるように結像ビーム通路の向きを変える請求項14乃至16の1つに記載の光学式測定装置。
  18. 照明光(111)が光軸(117)に対して平行に案内されている照明ビーム通路(116)の少なくとも一部は、光軸(117)の中心に延びる結像ビーム通路(136)の周りを取り巻くように構成されている請求項14乃至17の1つに記載の光学式測定装置。
  19. 結像ビーム通路(136)内に配置されている光案内装置(135)を付加的に有し、光案内装置(135)が照明線(128)の2次元画像(148)をカメラ(145)に伝達するように構成されている請求項14乃至18の1つに記載の光学式測定装置。
  20. 同軸に扇形に広げられて空間的に構造化された光線束(422)の発生方法であって、
    請求項1乃至13の1つに記載の光偏向要素(450)に1次光線束(411)が送出され、1次光線束(411)が光入口面(460)で光偏向要素(450)の基材(452)内に入射し、2次光線束(422)として光出口面(470)で基材(452)から出射し、2次光線束(422)が少なくとも1つの円錐面形状の光構造(422a,422b)を有する、光線束の発生方法。

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