JP5383304B2 - 離脱防止管継手 - Google Patents

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本発明は離脱防止管継手に関し、特に受口に挿口を挿入することでこれら受口と挿口とを接合可能なスリップオンタイプの離脱防止管継手に関する。
スリップオンタイプの管継手は、受口内周にシール材を装着し、この受口内に挿口を、シール材を圧縮させながら挿入することにより、受口と挿口とを接合できるように構成されている。このようなスリップオンタイプの管継手に離脱防止機能を付与したものとして、図6に示す構成の離脱防止管継手(特許文献1参照)が既に知られている。
図6に示すように、受口21の内周のシール材収容溝22に環状のシール材23が配置されているとともに、シール材収容溝22よりも奥側にロックリング収容溝24が形成され、このロックリング収容溝24に周方向一つ割りのロックリング25が装着されている。ロックリング25の外周側とロックリング収容溝24の内周側との間には、ロックリング25を保持し、かつ心出しするためのゴム製のロックリング心出し用部材26が配設されている。そして、挿口27の先端部の外周には、ロックリング25の奥側側面に受口奥側から係り合い可能な挿口突部28が形成されている。
ロックリング心出し用部材26は、横断面矩形状とされ、ロックリング溝24の内周面と奥側側面24bとに接するように配置されて、ロックリング25を内向きに押圧する。ロックリング25は、挿口27の挿入時にはこの挿口突部28により弾性的に拡径されてこの挿口突部28がロックリング25などの内部を通過することを許容し、また通過後に、挿口27が受口21から離脱する方向に移動しようとした場合でも、ロックリング25と挿口突部28との係り合いによって、ロックリング25が、ロックリング収容溝24の受口開口側に形成されたテーパ状の内周面24aに当接して、挿口27が受口から離脱することを防止可能に構成されている。
ところで、受口21の内周面には、径方向内側に突出する3つの突出部が形成されている。すなわち、受口21における開口部が設けられている端面からシール材収容溝22との間には径方向内側に突出する受口開口端突出部29が形成されており、この受口開口端突出部29は、挿口27の離脱方向移動時にシール材23が受口開口側に離脱することを阻止する。また、受口21におけるシール材収容溝22とロックリング収容溝24との間には径方向内側に突出する収容溝間突出部30が形成されており、この収容溝間突出部30は、挿口挿入時にシール材23がシール材収容溝22から受口奥側に離脱することを阻止するとともに、挿口27の離脱方向移動時にロックリング25がロックリング収容溝24から受口開口側に離脱することを阻止する。また、受口21におけるロックリング収容溝24の奥側箇所(ロックリング収容溝24の奥側側面24bをなす部分)にも径方向内側に突出する受口奥側突出部31が形成されており、この受口奥側突出部31は、挿口挿入時にロックリング25がロックリング収容溝24から受口奥側に離脱することを阻止する。
ここで、受口開口端突出部29と収容溝間突出部30と受口奥側突出部31とは、それぞれ挿口挿入時に、挿口突部28が挿入可能なように挿口突部28の直径より僅かに大きな共通の直径寸法で形成されており、上述したように、挿口挿入時や挿口27の離脱方向移動時でのシール材23やロックリング25の離脱を防止している。したがって、挿口挿入時には、互いに接続する管の軸心同士を極めて正確に一致させた状態で、接続している。
特開2002−327593号公報
しかし、上記のように、従来の離脱防止管継手では、挿口挿入時には、互いに接続する管の軸心同士を極めて正確に一致させた状態で接続しなければならないので、軸心同士を極めて正確に一致させるために多くの手間や時間がかかっており、管同士の接続作業において作業能率の低下を招いていた。
これに対処する方法としては、受口開口端突出部29および受口奥側突出部31の径方向内側への突出端の位置が、収容溝間突出部30の径方向内側への突出端の位置よりも径方向外側となるように、すなわち、受口開口端突出部29および受口奥側突出部31の内径が、収容溝間突出部30の内径より大きくなるように構成することが考えられる。この構成を採用すると、受口21における収容溝間突出部30が設けられている箇所を中心として、受口21の軸心に対して挿口27の軸心が屈曲してずれた状態に挿口27を揺動させることが可能となり、接続状態の融通性が広がるとともに、挿口挿入時に、互いに接続する管の軸心同士を正確には一致させていない状態、すなわち、管の軸心同士が屈曲した状態でも管同士を接続させることができるので、管接続時の作業能率を向上させることができる。
しかしながら、受口奥側突出部31の内径を、収容溝間突出部30の内径よりも大きくすると、受口奥側突出部31により、挿口挿入時にロックリング25がロックリング収容溝24から受口奥側に離脱することを阻止できなくなるおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、離脱防止機能を良好に維持できながら、管軸心同士が屈曲した状態でも管同士を接続させることができる離脱防止管継手を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、一方の管の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、受口の内周に形成されたシール材収容溝に環状のシール材が配設され、受口における前記シール材収容溝よりも奥側にロックリング収容溝が形成され、前記ロックリング収容溝に、周方向一つ割りのロックリングが配設され、前記ロックリング収容溝の内周面と前記ロックリングの外周面との間に、ロックリングを保持するとともに心出しする周方向一つ割りのロックリング心出し用部材が配設され、挿口の先端部の外周に、挿口の挿入時にロックリングを弾性的に拡径させてこのロックリングの内部を受口奥側へ通過可能であるとともに、通過後は前記ロックリングに受口奥側から係り合い可能な挿口突部が形成され、受口における前記シール材収容溝と前記ロックリング収容溝との間に形成されて受口の径方向内側に突出する収容溝間突出部の内径より、前記ロックリング収容溝の受口奥側側面をなして受口の径方向内側に突出する受口奥側突出部の内径が大きく形成され、受口と挿口との間で環状のシール材が圧縮されることにより受口挿口間のシールが行われるように構成した離脱防止管継手であって、前記ロックリング心出し用部材に、前記ロックリング収容溝の内周面と前記ロックリングの外周面との間に配設されてロックリングを外周側から保持するホルダー部と、このホルダー部の受口奥側部分から受口の径方向内側に突出して、前記ロックリング収容溝の奥側側面と前記ロックリングの奥側側面との間に突入し、挿口挿入時においてロックリングに引っ掛かってロックリングがロックリング収容溝から離脱することを阻止する引っ掛かり代部と、前記ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面から弾性変形可能な姿勢で外側に延びて前記ロックリング収容溝の内周面に当接し、前記ロックリング心出し用部材のホルダー部を受口の径方向に移動可能な状態で径方向内側に付勢可能とする複数の付勢部とが形成され、ロックリング心出し用部材の割り部分に、ロックリングの割り部分に臨む端面に当接して、前記ロックリング心出し用部材の割り部分と前記ロックリングの割り部分とが重なるように配置させる位置規制壁部が形成されていることを特徴とする。
上記構成により、収容溝間突出部の内径より受口奥側突出部の内径が大きく形成されているので、管軸心同士が屈曲した状態でも管同士を接続させることができながら、ロックリング心出し用部材に引っ掛かり代部が形成されているので、挿口挿入時には前記引っ掛かり代部がロックリングに引っ掛かってロックリングがロックリング収容溝から離脱することが防止され、この結果、離脱防止機能を良好に維持できる。また、ロックリング心出し用部材が、付勢部によって受口の径方向内側に付勢可能にされているので、ロックリング心出し用部材によってロックリングが心出しされる。また、この構成によれば、ロックリング心出し用部材の割り部分とロックリングの割り部分とが重なるため、施工現場での受口と挿口との接合時に、挿口突部に設けられたテーパー部分がロックリングの内周面を通過する際に、ロックリングの拡径がスムーズに行われる。
また、本発明の付勢部は、ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面において等間隔に設けられ、前記ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面から斜め外径方向にフィン状に延びる形状であることを特徴とするものであり、この構成によれば、ロックリング心出し用部材によってロックリングを良好に心出しできる。
また、本発明のロックリング心出し用部材の引っ掛かり代部は、その径方向内側の端部が、ロックリング収容溝内に心出し状態で配設された際に、受口奥側突出部の内径部分よりも径方向内側に突出する寸法に形成されていることを特徴とする。
上記構成により、ロックリング心出し用部材の引っ掛かり代部は、その受口の径方向内側に延びる部分の端部が、心出し状態では、受口奥側突出部の内径部分よりも径方向内側に突出しているので、前記引っ掛かり代部の端部が、心出し状態で受口奥側突出部の内径部分よりも径方向外側にある構成のものと比較して、挿口挿入時のロックリングの離脱をより確実に防止することができる。
本発明によれば、収容溝間突出部の内径より受口奥側突出部の内径を大きく形成したことにより、管軸心同士が屈曲した状態でも管同士を接続させることができて、管接続時の作業能率を向上させることができながら、ロックリング心出し用部材に引っ掛かり代部を形成したことにより、ロックリングがロックリング収容溝から離脱することを確実に防止でき、離脱防止機能を良好に維持できて信頼性が向上する。また、複数の付勢部により受口の径方向内側に付勢することで、ロックリング心出し用部材によってロックリングを心出しできる。
本発明の実施の形態に係る離脱防止管継手の縦断面図である。 同離脱防止管継手の要部拡大縦断面図である。 同離脱防止管継手のロックリング心出し用部材の正面図である。 (a)、(b)はそれぞれ同離脱防止管継手のロックリング心出し用部材にロックリングを嵌合させた状態を示す正面図である。 同離脱防止管継手のロックリング心出し用部材にロックリングを嵌合させた状態を示す要部拡大正面図である。 従来の離脱防止管継手の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る離脱防止管継手の縦断面図、図2は同離脱防止管継手の要部拡大縦断面図である。
図1において、1は、一方の管の端部に形成された受口、7は他方の管の端部に形成された挿口であり、管同士が接続される際には、図1に示すように、受口1の内部に挿口7が挿入される。
また、受口1の内周に形成されたシール材収容溝2に環状のシール材3が配置されているとともに、シール材収容溝2よりも奥側にロックリング収容溝4が形成され、このロックリング収容溝4に周方向一つ割りのロックリング5が装着されている。ロックリング5の外周側とロックリング収容溝4の内周側との間には、ロックリング5を保持し、かつ心出しするための樹脂製のロックリング心出し用部材6が配置されている。また、挿口7の先端部の外周には、挿口7の挿入時にロックリング5を弾性的に拡径させてこのロックリング5の内部を受口1の奥側へ通過可能であるとともに、通過後はロックリング5に受口1の奥側から係り合い可能な挿口突部8が形成されている。そして、受口1と挿口7との間で環状のシール材3が圧縮されることにより受口挿口間のシールが行われるように構成されている。なお、挿口突部8の先端には、挿口7の先端側ほど細くなるようにテーパー面が形成され、また、ロックリング5における受口開口側の面における内径寄り部分には、受口開口側ほど広がるように傾斜面(テーパー面)が形成されている。そして、挿口挿入時には、挿口突部8の先端の傾斜面と、ロックリング5の前記傾斜面とが摺接して、ロックリング5を拡径させるようになっている。
図1、図2に示すように、受口1の内周面には、径方向内側に突出する3つの突出部が形成されている。すなわち、受口1における開口部が設けられている端面からシール材収容溝2との間には径方向内側に突出する受口開口端突出部9が形成されており、この受口開口端突出部9は、挿口7の離脱方向移動時にシール材3が受口開口側に離脱することを阻止する。また、受口1におけるシール材収容溝2とロックリング収容溝4との間には径方向内側に突出する収容溝間突出部10が形成されており、この収容溝間突出部10は、挿口挿入時にシール材3がシール材収容溝2から受口奥側に離脱することを阻止するとともに、挿口7の離脱方向移動時にロックリング5がロックリング収容溝4から受口開口側に離脱することを阻止する。また、受口1におけるロックリング収容溝4の奥側箇所(ロックリング収容溝4の奥側側面4b(図2参照)をなす部分)にも径方向内側に突出する受口奥側突出部11が形成されており、この受口奥側突出部11は、挿口挿入時にロックリング5がロックリング収容溝4から受口奥側に離脱することを阻止する。
ここで、受口開口端突出部9と収容溝間突出部10と受口奥側突出部11とは、それぞれ挿口挿入時に、挿口突部8が挿入可能なように挿口突部8の直径より大きな直径寸法で形成されている。さらに詳しくは、受口開口端突出部9および受口奥側突出部11の径方向内側への突出端の位置が、収容溝間突出部10の径方向内側への突出端の位置よりも径方向外側となるように、すなわち、収容溝間突出部10の内径より、受口奥側突出部11および受口開口端突出部9の内径が大きく形成されている。そして、このように構成することで、受口1における収容溝間突出部10が設けられている箇所を中心として、受口1の軸心に対して挿口7の軸心が屈曲してずれた状態に挿口7を揺動させることが可能となり、接続状態の融通性が広がるとともに、挿口挿入時に、互いに接続する管の軸心同士を正確には一致させていない状態、すなわち、管の軸心同士が屈曲した状態でも管同士を接続させることができるようになっている。
しかしながら、受口奥側突出部11の内径を、収容溝間突出部10の内径よりも大きくすると、受口奥側突出部11により、挿口挿入時にロックリング5がロックリング収容溝4から受口奥側に離脱することを阻止できなくなるおそれがある。
このような不具合が発生しないように、本発明の離脱防止管継手では、図1〜図5に示すように、ロックリング心出し用部材6に、ロックリング収容溝4の内周面とロックリング5の外周面との間に配設されてロックリング5を外周側から保持するホルダー部6aと、このホルダー部6aの受口奥側部分から受口1の径方向内側に突出して、ロックリング収容溝4の奥側側面とロックリング5の奥側側面との間に突入し、挿口挿入時においてロックリング5の奥側側面に引っ掛かってロックリング5がロックリング収容溝4から離脱することを阻止する引っ掛かり代部6bと、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aの外周面から弾性変形可能な姿勢で外側に延びてロックリング収容溝4の内周面に当接し、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aを受口1の径方向に移動可能な状態で径方向内側に付勢可能とする複数の付勢部6dと、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aの割り部分から内径方向に延びて(延びる寸法はロックリング5の厚み以下)、ロックリング5の割り部分に臨む端面に当接して、ロックリング心出し用部材6の割り部分6cとロックリング5の割り部分5cとが重なるように(図5参照)配置させる位置規制壁部6fとが形成されている。
ここで、付勢部6dは、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aの外周面において等間隔に設けられ、このホルダー部6aの外周面から斜め外径方向にフィン状(この実施の形態では直線状であるが、湾曲形状でもかまわない)に延びる形状とされている。なお、本実施の形態では、付勢部6dの厚みは、ホルダー部6aより薄く、付勢部6dも含めたロックリング心出し用部材6の最大外径は、ロックリング収容溝4の内周径の100〜110%程度、付勢部6dのホルダー部6aからの立ち上がり角度が30〜45度であればより好適であるが、これに限るものではない。また、本実施の形態では、ロックリング心出し用部材6は、ポリプロピレンや6ナイロンなどの樹脂製とされ、ロックリング心出し用部材6の全体、つまり、ホルダー部6aと引っ掛かり代部6bと付勢部6dとが一体形成されている。なお、図1〜図5においては、付勢部6dがホルダー部6aと同じ幅に形成されている場合を示したが、これに限るものではなく、ホルダー部6aよりも少し細幅でもかまわない。
また、本実施の形態では、図2に拡大して示すように、ロックリング心出し用部材6の引っ掛かり代部6bは、その径方向内側の端部6b’が、ロックリング収容溝内に心出し状態で配設された際に受口奥側突出部11の内径部分よりも受口1の径方向内側に突出する寸法に形成されている。
上記構成によれば、収容溝間突出部10の内径より受口奥側突出部11の内径が大きく形成されているので、管軸心同士が屈曲した状態でも管同士を良好に接続させることができ、管接続時の作業能率を向上させることができる。また、ロックリング心出し用部材6に引っ掛かり代部6bが形成されているので、挿口挿入時には引っ掛かり代部6bがロックリング5に引っ掛かってロックリング5がロックリング収容溝4から離脱することが防止され、この結果、離脱防止機能を良好に維持できて信頼性が向上する。また、ロックリング心出し用部材6の引っ掛かり代部6bは、その受口の径方向内側に延びる部分の端部が、心出し状態では、受口奥側突出部の内径部分よりも径方向内側に突出しているので、前記引っ掛かり代部の端部が、心出し状態で受口奥側突出部の内径部分よりも径方向外側にある構成のものと比較して、挿口挿入時のロックリングの離脱をより確実に防止することができる。なお、受口開口端突出部9の内径も従来よりも大きく形成されているが、シール材3は、シール材収容溝2に対する掛かり代が大きいので、シール材収容溝2より離脱するおそれは殆どない。
また、上記構成によれば、フィン状に広がる複数の付勢部6dの先端がロックリング収容溝4の内周面に当接することで、ロックリング心出し用部材6によってロックリング5が径方向内側に良好に付勢されて良好に心出しされる。
また、付勢部6dとして、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aの外周面から斜め外径方向にフィン状に延びる形状としたことにより、比較的簡単な構成でありながら、ロックリング心出し用部材6のホルダー部6aを良好に受口1の径方向内側に付勢できて、ひいては、ロックリング5を良好に心出しできる。
また、ロックリング心出し用部材6の割り部分6cに位置規制壁部6fを形成して、図4(a)、(b)、図5に示すように、この位置規制壁部6fがロックリング5の割り部分5cに臨む端面に当接して、ロックリング心出し用部材6の割り部分6cとロックリング5の割り部分5cとが重なるように配置させるよう構成したので、ロックリング心出し用部材6の割り部分6cとロックリング5の割り部分5cとが必ず重なる。したがって、施工現場での受口1と挿口7との接合時に、挿口突部8に設けられたテーパー部分がロックリング5の内周面を通過する際に、ロックリング5の拡径がスムーズに行われる。
なお、ロックリング心出し用部材6を樹脂で一体成形することにより、従来のゴム製のロックリング心出し用部材と比較して製造コストを安価にできる利点があるが、これに限るものではない。
1 受口
2 シール材収容溝
3 シール材
4 ロックリング収容溝
5 ロックリング
6c 割り部
6 ロックリング心出し用部材
6a ホルダー部
6b 引っ掛かり代部
6c 割り部
6d 付勢部
6f 位置規制壁部
7 挿口
8 挿口突部
9 受口開口端突出部
10 収容溝間突出部
11 受口奥側突出部

Claims (3)

  1. 一方の管の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、
    受口の内周に形成されたシール材収容溝に環状のシール材が配設され、
    受口における前記シール材収容溝よりも奥側にロックリング収容溝が形成され、
    前記ロックリング収容溝に、周方向一つ割りのロックリングが配設され、
    前記ロックリング収容溝の内周面と前記ロックリングの外周面との間に、ロックリングを保持するとともに心出しする周方向一つ割りのロックリング心出し用部材が配設され、
    挿口の先端部の外周に、挿口の挿入時にロックリングを弾性的に拡径させてこのロックリングの内部を受口奥側へ通過可能であるとともに、通過後は前記ロックリングに受口奥側から係り合い可能な挿口突部が形成され、
    受口における前記シール材収容溝と前記ロックリング収容溝との間に形成されて受口の径方向内側に突出する収容溝間突出部の内径より、前記ロックリング収容溝の受口奥側側面をなして受口の径方向内側に突出する受口奥側突出部の内径が大きく形成され、
    受口と挿口との間で環状のシール材が圧縮されることにより受口挿口間のシールが行われるように構成した離脱防止管継手であって、
    前記ロックリング心出し用部材に、
    前記ロックリング収容溝の内周面と前記ロックリングの外周面との間に配設されてロックリングを外周側から保持するホルダー部と、
    このホルダー部の受口奥側部分から受口の径方向内側に突出して、前記ロックリング収容溝の奥側側面と前記ロックリングの奥側側面との間に突入し、挿口挿入時においてロックリングに引っ掛かってロックリングがロックリング収容溝から離脱することを阻止する引っ掛かり代部と、
    前記ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面から弾性変形可能な姿勢で外側に延びて前記ロックリング収容溝の内周面に当接し、前記ロックリング心出し用部材のホルダー部を受口の径方向に移動可能な状態で径方向内側に付勢可能とする複数の付勢部と
    が形成され
    ロックリング心出し用部材の割り部分に、ロックリングの割り部分に臨む端面に当接して、前記ロックリング心出し用部材の割り部分と前記ロックリングの割り部分とが重なるように配置させる位置規制壁部が形成されていることを特徴とする離脱防止管継手。
  2. 付勢部は、ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面において等間隔に設けられ、前記ロックリング心出し用部材のホルダー部の外周面から斜め外径方向にフィン状に延びる形状であることを特徴とする請求項1記載の離脱防止管継手。
  3. ロックリング心出し用部材の引っ掛かり代部は、その径方向内側の端部が、ロックリング収容溝内に心出し状態で配設された際に、受口奥側突出部の内径部分よりも径方向内側に突出する寸法に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の離脱防止管継手。
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