JP5379872B2 - 固定器具およびそれを用いて弾力のある部材を固定する固定方法 - Google Patents

固定器具およびそれを用いて弾力のある部材を固定する固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、弾力のある部材を固定する固定器具に関するものである。
従来、吊り手受け棒と握り部とをつなぐ吊り紐は、2つのネジにより固定されていた。特許文献1〜3には、その一例が示されている。
特開昭61−012455号公報(図3、4、6) 実開平05−092037号公報(図1、2) 特開平09−097028号公報(図2、3)
これらの特許文献1〜3に記載されている方法により吊り紐を固定する場合、2つのネジを一つずつ留める必要があるため、時間がかかるという問題があった。
また、特許文献3の図2および3に示されるように、吊り紐を2枚の当て板を使い第1ネジと第2ネジで固定する場合、吊り紐を2枚の当て板で挟み込み、第1ネジと第2ネジを回転させることにより吊り紐がネジ留めされる。この場合、初めに第1ネジにより当て板が固定されるが、ネジの回転により、当て板がネジの回転方向にわずかに回転し位置ずれが生じる。しかし、作業効率が優先され、そのような状態で吊り紐が固定されることがある。このような場合、吊り紐などに余分なストレスが与えられるという問題があった。
また、トルク管理が十分でないためネジを締め付けすぎて、吊り紐に余分なストレスが与えられるという問題があった。また、振動などによりネジがゆるむという問題もあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、従来のネジ留めよりも短時間で弾力のある部材を固定することができ、弾力のある部材に余分なストレスを与えることがなく、ネジがゆるむことがない固定器具を提供することを目的とする。
本発明に係る固定器具は、弾力のある部材を基底部と基上部とで挟み込み固定する固定器具であって、前記固定器具が、前記基底部と、前記基上部と、前記基上部の内部を移動することができる移動部とを備え、前記基底部は、前記基上部と対向する面に、第1および第2ピン部を有し、前記第1および第2ピン部は、上部と、切りかけ部と、下部とを持ち、前記基上部は、前記基底部と対向する面に、前記第1および第2ピン部に対応する第1および第2穴を有し、前記移動部は、第1および第2長穴を有し、前記第1および第2長穴は、第1端部および通路部を持ち、前記第1端部は前記通路部とつながり、前記第1および第2ピン部の間隔は、前記基上部の前記第1および第2穴の間隔と同じであり、前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第1端部と前記第2長穴の前記第1端部の間隔と同じであり、前記第1ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第1穴を通り抜けることができ、前記第2ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第2穴を通り抜けることができ、前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の前記第1および第2穴を通過し、前記第1および第2長穴の前記第1端部を通り抜けた後、前記移動部を前記基上部の長手方向に移動させると、前記第1および第2長穴の前記通路部が、前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通ることができる
本発明に係る別の固定器具は、弾力のある部材を基底部と基上部とで挟み込み固定する固定器具であって、前記固定器具が、前記基底部と、前記基上部と、前記基上部の内部を移動することができる移動部とを備え、前記基底部は、前記基上部と対向する面に、第1および第2ピン部を有し、前記第1および第2ピン部は、上部と、切りかけ部と、下部とを持ち、前記基上部は、前記基底部と対向する面に、前記第1および第2ピン部に対応する第1および第2穴を有し、前記移動部は、第1および第2長穴を有し、前記第1および第2長穴は、第1端部、通路部および第2端部を持ち、前記第1端部と前記第2端部は前記通路部を通じてつながり、前記第1および第2ピン部の間隔は、前記基上部の前記第1および第2穴の間隔と同じであり、前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第1端部と前記第2長穴の前記第1端部の間隔と同じであり、前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第2端部と前記第2長穴の前記第2端部の間隔と同じであり、前記第1ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第1穴を通り抜けることができ、前記第2ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第2穴を通り抜けることができ、前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第2端部を通り抜けることができ、前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第2端部を通り抜けることができ、前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の前記第1および第2穴を通過し、前記第1および第2長穴の前記第1端部を通り抜けた後、前記移動部を前記基上部の長手方向に移動させると、前記第1および第2長穴の前記通路部が、前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通り抜けることができる
本発明のある実施形態では、前記第1および第2ピン部の前記上部の外径は、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長く、前記第1および第2ピン部の前記下部の外径は、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長く、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記移動部の通路部の長さが、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長い。
本発明のある実施形態では、前記基底部が、前記基上部と対向する面に、前記弾力のある部材にくい込ませるための座板部を有している。
本発明のある実施形態では、前記基上部が、前記基底部と対向する面に、前記弾力のある部材にくい込ませるための座板部を有している。また、前記移動部は、前記基上部に収納可能であり、前記移動部が、前記基上部に収納されたとき、前記基上部の開口部をふさぐガイド部を有している。
本発明のある実施形態では、前記基底部の前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記弾力のある部材の複数の穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とを通り、前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の内部の上面と当接したとき、前記第1および第2長穴の前記通路部が前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通ることができる。
本発明のある実施形態では、前記基底部の、前記基上部とは対向しない面と、前記基上部の、前記基底部とは対向しない面との少なくとも一方の面が、立体的形状をしている。立体形状としてその面が、飲料容器を飲み口から底にかけ略半分に切断したものであってもよいし、アニメーションなどのキャラクターを描いたものであってもよい。
本発明のある実施形態では、前記基底部の、前記基上部とは対向しない面と、前記基上部の、前記基底部とは対向しない面との少なくとも一方の面に広告がなされている。その面の広告として、商品名やその絵や写真が記載されたシールが貼られていてもよいし、その面に商品名やその絵や写真が直接印刷されていてもよいし、商品名やその絵や写真が記載されたものがガラスや樹脂などでコーティングされていてもよい。
本発明のある実施形態では、複数の穴が空けられた前記弾力のある部材を用意する工程と、前記基底部の前記第1および第2ピン部を、前記弾力のある部材の前記複数の穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とに通し、前記基底部と前記基上部とで前記弾力のある部材を挟み込む工程と、前記第1および第2ピン部の前記上部が前記基上部の内部の上面と当接するまで、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加える工程と、前記移動部を前記基上部に収まるように移動させる工程と、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加えることをやめる工程とを包含している。
本発明のある実施形態では、複数の穴が空けられた前記弾力のある部材を用意する工程と、前記基底部の前記第1および第2ピン部を、複数の第1ワッシャの穴と、前記弾力のある部材の前記複数の穴と、複数の第2ワッシャの穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とに通し、前記基底部と前記基上部とで前記弾力のある部材を挟み込む工程と、前記第1および第2ピン部の前記上部が前記基上部の内部の上面と当接するまで、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加える工程と、前記移動部を前記基上部に収まるように移動させる工程と、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加えることをやめる工程とを包含している。
本発明に係る固定器具によれば、弾力のある部材を基底部と、移動部が挿入された基上部とで挟み込み、所定の操作をすることにより、ネジで弾力のある部材を固定するものに比べて、速く弾力のある部材を固定することができる。
発明者の実験によると、所定時間内に、本発明に係る固定器具では7つ固定できたのに対して、ネジでは5つ固定できた。
本発明に係る固定器具によれば、基底部が第1ピン部および第2ピン部を有し、その基底部が基上部に押しつけられるため、第1ピン部および第2ピン部に加わる力が左右で異なることがない。このため、弾力のある部材によけいなストレスを与えることがない。
本発明の好ましい実施形態では、第1および第2ピン部の上部が、基上部の内部の上面と当接したとき、第1および第2長穴の通路部が第1および第2ピン部の切りかけ部を通ることができる。そのような実施形態では、弾性を有する部材には一定の力が加わるため、弾力のある部材によけいなストレスを与えることがない。
本発明の一実施形態における固定器具を示す外観図である。 本発明の一実施形態における固定器具を分解した場合の外観図である。 (a)本発明の一実施形態における固定器具が備えている基底部の平面図であり、(b)前記基底部の正面図であり、(c)前記基底部の側面図であり、(d)は本発明の一実施形態における固定器具が備えている基上部の平面図であり、(e)は前記基上部の正面図であり、(f)は前記基上部の側面図であり、(g)は前記基上部の底面図であり、(h)は本発明の一実施形態における固定器具が備えている移動部の平面図であり、(i)は前記移動部の正面図であり、(j)は前記移動部の側面図である。 本発明の一実施形態における固定器具が吊り紐を固定する前の状態を示した固定器具の外観図である。 (a)および(b)は、基底部と基上部が吊り紐の重なり部を挟み込み、基上部に挿入された移動部と、ピン部の上部とをX方向とは反対の方向から見たところの一部を透視した図である。 (a−1)、(a−2)および(b)は、吊り紐の重なり部を挟み込んだ基底部と基上部とをY方向から見た断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明の一実施形態における固定器具について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における固定器具1を示す外観図である。
固定器具1は吊り手受け棒2と握り部3とをつなぐ吊り紐4を固定し、固定器具1と吊り紐4により閉じられた部分から握り部3が抜け出さないようにしている。
図2は、固定器具1を分解した場合の外観図である。
固定器具1は、基底部20と、基上部30と、その基上部30の内部を移動する移動部40を備えている。
基底部20は、基上部30と対向する面に複数の第1および第2ピン部21、22を有している。本実施形態ではピン部は2つであるが、ピン部が3つ以上設けられてもよい。
ピン部21、22は、円筒状の上部23、24と、切りかけ部25、26と、円筒状の下部27、28を有している。ピン部21、22の上部23、24の外径は、下部27、28の外径と略同じであってもよい。また、上部23、24の上面部の縁が、面取りされていてもよい。
また、ピン部21とピン部22とは、同じものであってもよい。ピン部21とピン部22とが同じものである場合、基底部20は生産されやすい。例えば、ピン部となる金属の円筒に切りかけ部を設け、その後、ピン部を切断し、切断されたピン部を長方形状の金属の板に溶接することや、長方形状の金属の板に予め2つの穴を空けておき、それらの穴に切断されたピン部を圧入すれば、よいからである。また、ピン部となる金属の円筒を切断し、切断されたピン部を長方形状の金属の板に溶接や、長方形状の金属の板に予め2つの穴を空けておき、それらの穴に切断されたピン部を圧入し、その後、移動部の移動する方向において、ピン部の切りかけ部を削りだしてもよい。
また、基底部20は、座板部29を有していてもよい。基底部20が座板部29を有している場合、基底部20が座板部29を有さないものに比べて、吊り紐4がより強固に固定されるからである。座板部29の形状としては、2つの円や楕円や多角形を、長方形などの多角形でつないだような型であってもよいし、ひょうたん型であってもよい。
また、座板部29の代わりに複数のワッシャが用いられてもよい。この場合、複数のワッシャは、ピン部21、22を通り、その根本に配置されている。座板部29の代わりに複数のワッシャが用いられる場合、基底部20に座板部29を設ける必要がないため、基底部20の加工が容易となる。
しかしながら、基底部20は、座板部29を有し、さらに、複数のワッシャが、ピン部21、22を通りそれらの根本に配置されてもよい。さらに、吊り紐4が強固に固定されるからである。また、基底部20の形状は、図2に示すような長方形に限られない。基底部20の形状は、瓶などの形状を平面に投影したような形状であってもよい。
図3において、(a)は基底部20の平面図であり、(b)は基底部20の正面図であり、(c)は基底部20の側面図であり、(d)は基上部30の平面図であり、(e)は基上部30の正面図であり、(f)は基上部30の側面図であり、(g)は基上部30の底面図であり、(h)は移動部40の平面図であり、(i)は移動部40の正面図であり、(j)は移動部40の側面図である。
基上部30は、基底部20と対向する側の面に、複数の第1および第2穴31、32を有している。本実施形態では穴は2つであるが、ピン部と同様に穴が3つ以上設けられてもよい。なお、基上部30の材質として金属が使われてもよい。
第1穴31と第2穴32とは、同じ形状であってもよい。第1穴31と第2穴32とが同じ形状である場合、基上部30は生産されやすい。同じドリルの径で穴を空けることができるからである。なお、ドリルで穴を空ける代わりにそれらの穴がレーザーでカットされてもよい。
これらの穴31、32に、基底部20のピン部21、22を挿入することが可能である。つまり、第1および第2穴31、32の内径は、第1および第2ピン部21、22の上部23、24の外径より大きく、第1および第2ピン部21、22の間隔は、第1および第2穴31、32の間隔と同じである。
また、基上部30は移動部40を挿入するための開口部35を少なくとも1つ有している。本実施形態では、基上部の両側面に開口部を有している。
また、基上部30は、基底部20と対向する側の面に、座板部39を有していてもよい。基上部30が座板部39を有している場合、基上部30が座板部39を有さないものに比べて、吊り紐4がより強固に固定されるからである。座板部39の形状としては、2つの円や楕円や多角形を、長方形などの多角形でつないだような型であってもよいし、ひょうたん型であってもよい。
また、座板部39の代わりに複数のワッシャが用いられてもよい。この場合、複数のワッシャは、第1および第2穴31、32の縁の上に配置されている。座板部39の代わりに複数のワッシャが用いられる場合、基上部30に座板部39を設ける必要がないため、基上部30の加工が容易となる。
しかしながら、基上部30は、座板部39を有し、第1および第2穴31、32の縁の上に、複数のワッシャが配置されてもよい。さらに、吊り紐4が強固に固定されるからである。
移動部40は、複数の第1および第2の長穴41、42と、ガイド部49、50とを有している。なお、移動部40の材質として金属が使われてもよい。また、本実施形態では長穴は2つであるが、ピン部21、22や穴31、32と同様に長穴が3つ以上設けられてもよい。また、移動部40の、第1および第2の長穴41、42が設けられている部分の厚みは、ピン部21、22の、上部23、24と下部27、28との間にある切りかけ部25、26の長さより薄い。
第1および第2の長穴41、42は、第1端部43、44、通路部45、46、および第2端部47、48を持っている。第1端部43、44は、第2端部47、48と通路部45、46を通じてつながっている。第1長穴41と第2の長穴42とは、同じ形状であってもよい。第1端部43、44および第2端部47、48の形状は、円に限定されない。それらの形状は、ピン部21、22が通過できれるものであればよい。また、後述するようにピン部21、22の切りかけ部25、26が通路部45を通過しやすいように、通路部45の両横は平行であることが好ましい。
第1長穴41の第1端部43と第2長穴42の第1端部44とに、基底部20のピン部21、22を挿入することが可能である。つまり、第1および第2長穴41、42の第1端部43、44の内径は、第1および第2ピン部21、22の上部23、24の外径より大きく、長穴41の第1端部43と第2長穴42の第1端部44の間隔は、第1および第2ピン部21、22の間隔と同じである。
また、第1長穴41の第2端部47と第2長穴42の第2端部48とに、基底部20のピン部21、22を挿入することが可能である。つまり、第1および第2長穴41、42の第2端部47、48の内径は、第1および第2ピン部21、22の上部23、24の外径より大きく、第1長穴41の第2端部47と第2長穴42の第2端部48の間隔は、第1および第2ピン部21、22の間隔と同じである。
ガイド部49、50は、移動部40が基上部30の内部を移動する際に、移動部40の法線方向に上下動することを防止することができる。また、移動部40は、ガイド部49、50以外に別のガイド部(図示せず)を有していてもよい。別のガイド部が配置される場所としては、移動部40の真ん中付近に設けられてもよい。また、別のガイド部の形状は、ガイド部49、50と同じ形状をしていてもよい。移動部40が別のガイド部を有していることにより、ガイド部が2つの場合に比べて、移動部40がより安定した移動が可能となる。
また、ガイド部49、50は、固定器具1により吊り紐などの弾力のある部材を固定したときに、基上部30の開口部35からゴミなどが入ることを防止する役目を有している。
ガイド部49、50とし、難燃性の合成樹脂やセラミックなどが用いられてもよいが、移動部40の長さを、移動部40の移動方向における基上部30の長さより長くしておき、長い部分をL字型またはU字型となるように内側に折り返すことにより、ガイド部49、50が形成されてもよい。この場合、移動部40を曲げるという作業により、ガイド部を形成することができるため、移動部40とは別の部材を移動部40に配置する方法に比べ、安価にガイド部を形成することができる。
本実施形態では、第1長穴41と第2長穴42とはつながっていないが、第1長穴41と第2長穴42がつながっていたとしても、そのような固定器具は、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
また、本実施形態では、移動部40の第1および第2長穴41、42は、第2端部47、48を持っている。このため、移動部40を基上部30にそのまま挿入しても、それを逆に挿入しても、固定器具1を固定することができるため、移動部40を挿入する向きをユーザは気にする必要がない。しかし、移動部40の第1および第2長穴41、42が、第2端部47、48を持っていなくても、そのような固定器具が、上述した本発明の効果を有していることは言うまでもない。
以下、図4〜6を用いて、固定器具1が吊り紐4を固定する方法を説明する。
図4は、本発明の一実施形態における、固定器具1が吊り紐4を固定する前の状態を示した外観図である。
本実施形態では、予め、吊り紐4が握り部3を通りそこで折り返され、吊り手受け棒を通りそこで折り返され、吊り紐4の一端から少なくとも固定器具の長さだけ下方に吊り紐4の他端が配置されている。なお、逆に、吊り紐4が吊り手受け棒を通りそこで折り返され、握り部3を通りそこで折り返され、吊り紐の一端から少なくとも固定器具の長さだけ上方に吊り紐の他端が配置されていてもよい。
吊り紐4が3つ重なった重なり部には、その重なり部分を貫く2つの穴が空けられている。これらの穴は、予め吊り紐4に空けられていてもよいし、吊り紐4が3つ重なったときに空けられてもよい。
固定器具1が吊り紐4を固定するために、基底部20のピン部21、22の上部23、24が、吊り紐4の重なり部の2つの穴と、基上部30の第1および第2穴31、32と、移動部40の第1および第2長穴41、42の第1端部43、44とを通る。
ここで、図4に示すように、ピン部21が延びる方向で基底部20から基上部30の方向を、以下X方向とする。また、図4に示すように、ピン部21が延びる方向および移動部40が移動する方向と直行する方向を、以下Y方向とする
図5における(a)および(b)は、基底部20と基上部30が吊り紐4の重なり部を挟み込み、基上部30に挿入された移動部40と、ピン部21、22の上部23、24とをX方向とは反対の方向から見たところの一部を透視した図である。図6における(a−1)、(a−2)および(b)は、吊り紐4の重なり部を挟み込んだ基底部20と基上部30とをY方向から見た断面図である。
ステップ1では、ユーザは、図5(a)に示すように、基底部20のピン部21、22の上部23、24を、吊り紐4の重なり部の2つの穴と、基上部30の第1および第2穴31、32と、移動部40の第1および第2長穴41、42の第1端部43、44とに通す。図6(a−1)に示すように、基底部20のピン部21、22の上部23、24は、第1端部43、44を完全に通過していない。また、ユーザが単に素手で、基底部20のピン部21、22を、吊り紐4の2つの穴と、基上部30の第1および第2穴31、32と、移動部40の第1および第2長穴41、42の第1端部43、44とに押し込んだだけでは、基上部30の内部の上面61とピン部21、22の上部23、24との間には隙間が生じている。
ステップ2では、ユーザがロッキングプライヤなどを用いて、基底部20と基上部30とが合わさる方向に力を加える。これにより、図6(a−2)に示すように、吊り紐が圧縮され、基上部30の内部の上面61とピン部21、22の上部23、24とが当接する。所定の長さを有するピン部21、22の上部23、24の先端と上面61とが当接するため、必要以上に吊り紐に圧力が加わることを防止することができる。
基上部30の内部の上面61とピン部21、22の上部23、24とが当接しているとき、ピン部21、22の切りかけ部25、26の少なくとも一部は、第1および第2穴31、32を通りすぎ基上部30の内部に位置するが、ピン部21、22の下部27、28は、基上部30の内部には達していない。ここで、切りかけ部25、26の少なくとも一部とは、移動部40の厚さ以上を意味する。
ステップ3では、ユーザが移動部40を基上部30の中に押し込む。このとき、図5(b)に示すように、ピン部21、22の上部23、24の位置は、通路部45、46の上にある。
移動部40が移動する方向とは直交する、すなわちY方向の通路部45、46の長さは、ピン部21、22の上部23、24の外径より短いため、上部23、24が通路部45、46を通過することできない。しかしながら、そのY方向における通路部45、46の長さは、Y方向における切りかけ部25、26の長さより長いため、切りかけ部25、26を通路部45、46が通過することができる。
また、Y方向の通路部45、46の長さは、ピン部21、22の下部27、28の外径より短いため、下部27、28が通路部45、46を通過することはできない。
ステップ4では、ユーザがロッキングプライヤなど基底部20と基上部30とに力を加えることをやめる。図6(b)に示すように、圧縮されていた吊り紐4が元の形状に戻ろうとする復元力により、基底部20と基上部30とが離れていく。このように、ロッキングプライヤなどにより吊り紐4に外部から力が加わらなくなると、移動部40の上面51が、ピン部21、22の上部23、24の下面と当接し、移動部40が動けなくなり、固定器具1は吊り紐4を固定する。
ピン部21、22の下部27、28の一部は、基上部30の第1および第2穴31、32に留まっていることが好ましい。ピン部21、22の下部27、28の一部が、基上部30の第1および第2穴31、32に留まっていなければ、基上部30に加わる力が、ピン部の中で最も細い切りかけ部25、26に集中するからである。しかしながら、ピン部21、22の下部27、28の一部が、基上部30の第1および第2穴31、32に留まっていれば、基上部30に加わる力が、ピン部21、22の下部27、28に加わり、そのような固定器具は強度的に強い。
別の実施形態では、基底部20の、基上部30とは対向しない面が、立体的形状をしている。立体形状としてその面が、飲料容器を飲み口から底にかけ略半分に切断したものであってもよいし、アニメーションなどのキャラクターを描いたものであってもよい。同様に、基上部30の、基底部20とは対向しない面が、立体的形状をしていてもよい。そのような固定器具が電車やバスの吊り紐の固定器具として使用されている場合、そのような固定器具は広告宣伝効果を有しているからである。また、基底部20および/または基上部30のその面に、広告がなされていてもよい。その面の広告として、商品名やその絵や写真が記載されたシールが貼られていてもよいし、その面に商品名やその絵や写真が直接印刷されていてもよいし、商品名やその絵や写真が記載されたものがガラスや樹脂などでコーティングされていてもよい。
1 固定器具
2 吊り手受け棒
3 握り部
4 吊り紐
20 基底部
21、22 ピン部
23、24 上部
25、26 切りかけ部
27、28 下部
29、39 座板部
30 基上部
31、32 第1および第2の穴
40 移動部
41、42 第1および第2の長穴
43、44 第1端部
45、46 通路部
47、48 第2端部
49、50 ガイド部

Claims (11)

  1. 弾力のある部材を基底部と基上部とで挟み込み固定する固定器具であって、
    前記固定器具が、前記基底部と、前記基上部と、前記基上部の内部を移動することができる移動部とを備え、
    前記基底部は、前記基上部と対向する面に、第1および第2ピン部を有し、
    前記第1および第2ピン部は、上部と、切りかけ部と、下部とを持ち、
    前記基上部は、前記基底部と対向する面に、前記第1および第2ピン部に対応する第1および第2穴を有し、
    前記移動部は、第1および第2長穴を有し、
    前記第1および第2長穴は、第1端部および通路部を持ち、
    前記第1端部は前記通路部とつながり、
    前記第1および第2ピン部の間隔は、前記基上部の前記第1および第2穴の間隔と同じであり、
    前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第1端部と前記第2長穴の前記第1端部の間隔と同じであり、
    前記第1ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第1穴を通り抜けることができ、
    前記第2ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第2穴を通り抜けることができ、
    前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、
    前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、
    前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の前記第1および第2穴を通過し、前記第1および第2長穴の前記第1端部を通り抜けた後、前記移動部を前記基上部の長手方向に移動させると、前記第1および第2長穴の前記通路部が、前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通ることができる固定器具。
  2. 弾力のある部材を基底部と基上部とで挟み込み固定する固定器具であって、
    前記固定器具が、前記基底部と、前記基上部と、前記基上部の内部を移動することができる移動部とを備え、
    前記基底部は、前記基上部と対向する面に、第1および第2ピン部を有し、
    前記第1および第2ピン部は、上部と、切りかけ部と、下部とを持ち、
    前記基上部は、前記基底部と対向する面に、前記第1および第2ピン部に対応する第1および第2穴を有し、
    前記移動部は、第1および第2長穴を有し、
    前記第1および第2長穴は、第1端部、通路部および第2端部を持ち、
    前記第1端部と前記第2端部は前記通路部を通じてつながり、
    前記第1および第2ピン部の間隔は、前記基上部の前記第1および第2穴の間隔と同じであり、
    前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第1端部と前記第2長穴の前記第1端部の間隔と同じであり、
    前記第1および第2ピン部の間隔は、前記第1長穴の前記第2端部と前記第2長穴の前記第2端部の間隔と同じであり、
    前記第1ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第1穴を通り抜けることができ、
    前記第2ピン部の前記上部は、前記基上部の前記第2穴を通り抜けることができ、
    前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、
    前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第1端部を通り抜けることができ、
    前記第1ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第1長穴の前記第2端部を通り抜けることができ、
    前記第2ピン部の前記上部は、前記移動部の前記第2長穴の前記第2端部を通り抜けることができ、
    前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の前記第1および第2穴を通過し、前記第1および第2長穴の前記第1端部を通り抜けた後、前記移動部を前記基上部の長手方向に移動させると、前記第1および第2長穴の前記通路部が、前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通り抜けることができる固定器具。
  3. 前記第1および第2ピン部の前記上部の外径は、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長く、
    前記第1および第2ピン部の前記下部の外径は、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長く、
    前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記移動部の通路部の長さが、前記移動部が移動する方向と垂直となる方向における前記切りかけ部の長さより長い、請求項1または2に記載の固定器具。
  4. 前記基底部が、前記基上部と対向する面に、前記弾力のある部材にくい込ませるための座板部を有している、請求項1〜3の1つに記載の固定器具。
  5. 前記基上部が、前記基底部と対向する面に、前記弾力のある部材にくい込ませるための座板部を有している、請求項1〜4の1つに記載の固定器具。
  6. 前記移動部は、前記基上部に収納可能であり、
    前記移動部が、前記基上部に収納されたとき、前記基上部の開口部をふさぐガイド部を有している、請求項1〜5の1つに記載の固定器具。
  7. 前記基底部の前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記弾力のある部材の複数の穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とを通り、前記第1および第2ピン部の前記上部が、前記基上部の内部の上面と当接したとき、前記第1および第2長穴の前記通路部が前記第1および第2ピン部の前記切りかけ部を通ることができる、請求項1〜6の1つに記載の固定器具。
  8. 前記基底部の、前記基上部とは対向しない面と、前記基上部の、前記基底部とは対向しない面との少なくとも一方の面が立体的形状をしている、請求項1〜7の1つに記載の固定器具。
  9. 前記基底部の、前記基上部とは対向しない面と、前記基上部の、前記基底部とは対向しない面との少なくとも一方の面に広告がなされている、請求項1〜7の1つに記載の固定器具。
  10. 複数の穴が空けられた前記弾力のある部材を用意する工程と、
    前記基底部の前記第1および第2ピン部を、前記弾力のある部材の前記複数の穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とに通し、前記基底部と前記基上部とで前記弾力のある部材を挟み込む工程と、
    前記第1および第2ピン部の前記上部が前記基上部の内部の上面と当接するまで、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加える工程と、
    前記移動部を前記基上部に収まるように移動させる工程と、
    前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加えることをやめる工程とを包含した、請求項1〜9の1つに記載の固定器具を用いて弾力のある部材を固定する固定方法。
  11. 複数の穴が空けられた前記弾力のある部材を用意する工程と、
    前記基底部の前記第1および第2ピン部を、複数の第1ワッシャの穴と、前記弾力のある部材の前記複数の穴と、複数の第2ワッシャの穴と、前記基上部の前記第1および第2穴と、前記移動部の前記第1および第2長穴の前記第1端部とに通し、前記基底部と前記基上部とで前記弾力のある部材を挟み込む工程と、
    前記第1および第2ピン部の前記上部が前記基上部の内部の上面と当接するまで、前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加える工程と、
    前記移動部を前記基上部に収まるように移動させる工程と、
    前記基底部と前記基上部を合わせる方向に力を加えることをやめる工程とを包含した、請求項1〜9の1つに記載の固定器具を用いて弾力のある部材を固定する固定方法。
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