JP5379668B2 - 足場装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場、土木工事で使用され、足場板の両側に形成されている隙間を塞ぐ隙間塞ぎ板を備えた枠組足場などの足場装置に関する。
一般に建築現場、土木工事現場で使用される枠組足場などの足場装置は、縦材と横架材とからなる枠体を横方向に複数列設し、この枠体間に足場板と手摺とを架設している。
この場合、手摺と足場板の前後両側には隙間が長手方向に形成され、当該隙間から工具などの物体が落下する虞がある。
そこで、上記隙間を塞ぐため、上記足場板の前後両側に長手方向に沿って隙間塞ぎ板を備えた巾木部材を起立させてなる足場装置が開発されている(特許文献1)。
特許文献1に開示の足場装置において、巾木部材は、巾木本体と、隙間塞ぎ板と、巾木本体の両側背面に取り付けたジョイントとからなり、このジョイントを介して縦材に結合される(同、図1)。
上記ジョイントは、相対向して巾木本体の背面から起立する一対の挟持片と、この挟持片を接近させるボルトとからなり、縦材を上記挟持片で挟持して、上記ボルトで上記挟持片を接近させながら締結する。
特開平8−100521号 公報
上記従来の足場装置においては機能上特に欠陥はないが、次のような不具合があり、改善を求められている。
即ち、上記従来の足場装置においては、左右に隣り合う縦材に巾木部材の両端をそれぞれ締結する必要があり、足場装置の両端に位置する縦材を除き、一の縦材に対して2回の締結作業を要する。
また、上記締結作業の回数を減らすため、巾木部材を長尺に形成し、横方向に並ぶ縦材に1本おきに巾木部材を締結しようとする場合においては、巾木本体背面が縦材に結合されるクランプ等の他の部材と接触するため、当該方法によっては巾木部材を取り付けることが困難である。
また、左右に隣接する縦材の間隔と巾木部材に設けたジョイントの間隔とを一致させる必要があり、巾木部材の汎用性に乏しいものである。
更には、左右の足場板が重なり合う部分においては、各足場板の前後に起立する巾木部材の左右の端部もそれぞれ前後に重なり合うことが好ましいが、上記従来の足場装置においては、前後に重なり合う巾木部材のうち、後側、即ち、縦材側の巾木部材のみしか締結することができず、巾木部材の締結が不十分となるため、巾木部材を前後に重ねて縦材に締結することができない。
即ち、足場板の段重ねに対応することができないものである。
そこで、本発明の目的は、巾木部材に連結部を備え、この連結部にジョイントを係合することにより、巾木部材を縦材及び相互に連結することを可能にし、縦材との締結回数を減らして作業性を向上させると共に巾木部材の汎用性を向上させた足場装置を提供することである。
また、巾木本体を傾斜させることにより、縦材に結合されるクランプ等の他の部材と接触することを避け、巾木部材を段重ねすることを可能にすると共に、足場板の段重ねに対応することを可能にした足場装置を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、前後一対の縦材と、これらの縦材間に架設された横架材とからなる枠体を横方向に複数列設し、隣り合う横架材の間に足場板を架設し、この足場板の前後両側に長手方向に沿って巾木部材を起立させてなる足場装置において、上記巾木部材は、上端長手方向に沿って形成される連結部と、この連結部の下部に連設されて上記縦材から離れる方向に傾斜する板状の巾木本体と、この巾木本体の下端に連設され水平または傾斜する板状の隙間塞ぎ板とからなり、上記連結部の任意の位置に縦材ジョイントを係合して上記縦材と連結可能であり、上記連結部の端部に相互ジョイントを係合して相互に連結可能であることである。
この場合において、上記連結部は、長手方向に貫通する貫通孔若しくは両端部に凹設される一対の穴を備え、上記孔若しくは上記穴に相互ジョイントを係合して隣り合う他の巾木部材の端部に連結されることが好ましい。
同じく、上記連結部は、足場板側に長手方向に沿って縦断面コ字状に凹設される内側係止部を備え、この内側係止部に縦材ジョイント若しくは相互ジョイントを係合して上記縦材若しくは隣り合う他の巾木部材の端部に連結されることが好ましい。
同じく、上記連結部は、反足場板側に長手方向に沿って凸設される外側係止部と、この外側係止部と等しく反足場板側に突出すると共に上記外側係止部の下方に水平に形成されて上面に引っ掛け片を有するフックとを備え、上記外側係止部及び上記フックに縦材ジョイントを係合して上記縦材に連結されることが好ましい。
請求項1に記載した発明によれば、巾木本体が縦材から離れる方向に傾斜することから、縦材にクランプ等の他の部材が結合していたとしても、これらの部材と巾木本体とが接触することがなく、足場板の段重ねに対応することが可能となる。
また、上記巾木部材は、連結部の任意の位置に縦材ジョイントを係合して縦材との連結が可能であると共に、端部に相互ジョイントを係合して相互、即ち、他の巾木部材と連結が可能であることから、縦材との締結回数を減らすと共に巾木部材の汎用性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載した発明によれば、巾木部材は、連結部に長手方向に貫通する貫通孔若しくは一対の穴を備えることから、上記貫通孔若しくは穴に相互ジョイントを係合することにより、他の巾木部材と連結することが可能となる。
請求項3に記載した発明によれば、巾木部材は、連結部の足場板側に凹設される内側係止部を備えることから、この内側係止部に縦材ジョイント若しくは相互ジョイントを係合することにより、縦材若しくは他の巾木部材と連結することが可能となる。
請求項4に記載した発明によれば、巾木部材は、連結部の反足場板側に外側係止部及びフックを備え、上記フックに縦材ジョイントを係合することにより、縦材と連結することが可能となる。
本発明の一実施の形態を示す足場装置の斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置における巾木部材を示す拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置の第一の使用状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置の第二の使用状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置の第二の使用状態を示す部分斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置における縦材ジョイントの第二の実施例を示す拡大部分斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置における相互ジョイントの第二の実施例を一部切り欠いて示す拡大部分斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す足場装置における相互ジョイントの第三の実施例を示す拡大部分斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を示す足場装置について、図面を参照して説明する。いくつかの図面を通して付された同じ数字は、同じ部品か又はそれに対応する部品を示す。
本実施の形態に係る足場装置は、図1に示すように、前後一対の縦材1a、1bと、これらの縦材1a、1b間に架設された横架材2とからなる枠体を横方向に複数列設し、隣り合う横架材2、2の間に足場板3を架設し、この足場板3の前後両側に長手方向に沿って巾木部材4を起立させてなる。
図1には、後方の縦材1aに結合された巾木部材4のみを示し、前方に結合された巾木部材4を省略して示したが、実際には、前方の縦材1bにも巾木部材4が後方の縦材1bと等しく結合される。
そして、上記巾木部材4は、上端長手方向に沿って形成される連結部5と、この連結部5の下部54に連設されて上記縦材1a、1bから離れる方向に傾斜する板状の巾木本体6と、この巾木本体6の下端に連設され水平または傾斜する板状の隙間塞ぎ板7とからなる。
更に、巾木部材4は、上記連結部5の任意の位置に縦材ジョイントAを係合して上記縦材1a、1bと連結可能であり、上記連結部5の端部に相互ジョイントBを係合して相互に連結可能である。
以下に、本発明に係る足場装置の各構成部品について、詳細に説明する。以下の説明において、前後の巾木部材(図中、前方の巾木部材を省略、以下同じ)が対向する側を足場板側若しくは内側とし、その反対側を反足場板側若しくは外側とする。同じく、巾木部材4において、前後の巾木部材が対向する面を内面とし、その反対の面を外面とする。
上記巾木部材4は、横方向に隣り合う縦材1a、1a間、1b、1b間に縦材ジョイントAを介して固定され、足場板3の前後の長手方向に沿って起立する。
上記巾木部材4は、図1に示すように、足場板3の前後に起立する巾木本体6と、この巾木本体6の上方に連設されて縦材ジョイントA若しくは相互ジョイントBを介して縦材1a、1b若しくは相互に連結される連結部5と、上記巾木本体6の下端から足場板側に連設される隙間塞ぎ板7とからなる。
そして、上記各ジョイントA、Bが係合する連結部5は、図2に示すように、長手方向に貫通する貫通孔50と、足場板側に長手方向に沿って断面コ字状に凹設させた内側係止部51とを備える中空角柱状の連結部本体5aと、この連結部本体5aの反足場板側長手方向に沿って凸設される外側係止部52と、この外側係止部と等しく反足場板側に突出すると共に上記外側係止部52の下方に水平に形成されて上面に引っ掛け片53aを有するフック53と、巾木本体6を保持する下部54とからなる。
上記外側係止部52とフック53とが等しく外側に突出してなることにより、フック53を連結する縦材1a、1bに向けて引っ張りフック53と縦材1a、1b側面とを当接させたとき、外側係止部52も縦材1a、1b側面と当接する。
従って、連結部5を縦材1a、1bに連結したときにガタツキを防ぎ、巾木本体6及び隙間塞ぎ板7の縦材1a、1bや足場板3に対する角度を一定にすると共に、巾木部材4を縦材1a、1bに確実に結合することが可能となる。
尚、上記内側係止部51、外側係止部52及びフック53を備えることにより、巾木部材4は、縦材1a、1bへの連結や相互の結合を容易にし、後述する種々のジョイントの使用を可能にして巾木部材4の汎用性を向上させることが可能となるが、必ずしも上記の限りではなく、適宜構成を取捨選択することが可能である。
例えば、図示しないが、連結部5に必ずしも外側係止部52及びフック53を設ける必要はなく、図1、7、8に示すジョイントA1、B1、B2、B3等を使用することにより、巾木部材4の縦材1a、1bへの連結及び相互の連結が可能である。
同じく、図示しないが、連結部5に上記内側係止部51を必ずしも設ける必要はなく、図1、6、8に示すジョイントA2、B1、B3等を使用することにより、巾木部材4の縦材1a、1bへの連結及び相互の連結が可能である。
尚、図示しないが、連結部5は、上記貫通孔50を備えることにより、当該貫通孔50に相互ジョイントB1、B3を係合可能にすると共に巾木部材4を軽量化することが可能となるが、この限りではなく、上記貫通孔50に替えて両端に凹設する左右一対の穴としても良い。
また、上記上側係止部51、下側係止部52、フック53がそれぞれ連結部5の長手方向に沿って設けられることから、連結部5の如何なる位置に縦材ジョイントAを係合することも可能となる。
従って、巾木部材4の長さを縦材1aと縦材1bの間隔に合わせる必要がなく、巾木部材4の汎用性を向上することができる。
また、一の縦材に対して一の縦材ジョイントAで巾木部材4を縦材に締結することができるため、従来と比較して縦材との締結回数を減らし、作業負荷を軽減することが可能となる。
上記連結部5の下部54は、図2に示すように、連結部本体5aの下端側に沿って形成されて足場板側に端部が突き出る略三角柱状の下部本体54aと、この下部本体54aの端部から下方に向けて延設される前後一対の挟持片54b、54bとからなる。
そして、これら挟持片54b、54bの対向面には、鋸状の滑り止め(符示せず)が形成されてなり、巾木本体6の上端部6aにも上記滑り止めと符合する鋸状の凹凸(符示せず)が形成される。
当該構成を備えることにより、各挟持片54b、54bに挟持される巾木本体6の上端部6aが抜け止めされて、連結部5に巾木本体6及び隙間塞ぎ板7を確実に保持することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、巾木本体6と隙間塞ぎ板7を一体的に形成し、巾木本体6の上端部6aを連結部5の下部54に上記方法によって保持するとしているがこの限りではなく、適宜保持方法を選択することが可能である。
また、上記連結部5、巾木本体6及び隙間塞ぎ板7を一体的に形成するとしても良いことは勿論である。
上記巾木本体6は、長尺の板状に形成されると共に、上端に上記上端部6aが形成され、下端側が縦材1から離れる方向に傾斜してなる。
上記構成を備えることにより、巾木本体6が連結部5に対して足場板側下方に配置され、図3に示すように、巾木本体6の反足場板側の面と縦材1b(1a)との間に隙間を形成し、縦材1b(1a)にクランプ等の他の部材Cが結合されていたとしても、これらの部材Cを避けて巾木本体6を配置させることが可能となる。
従って、巾木部材4を従来よりも長尺に形成して縦材1b(1a)と縦材1b(1a)との間隔を超える長さにすることが可能となり、巾木部材4、4同士を相互に締結する回数を減らして作業効率を更に向上させることが可能となる。
また、図4に示すように、横方向に並ぶ足場板3、3が重なり合う場合においても、上下の巾木部材4、4の連結部5、5が緩衝することを避ける事が可能となる。
従って、図4中には記載しないが、前後に重なり合う巾木部材4、4の両方を縦材ジョイントAを介して縦材1b(1a)に連結することが可能となり、足場板3の段重ねに対応することが可能となる。
尚、この場合においは、図5に示すように、足場板側の巾木部材4が縦材1b(1a)に縦材ジョイントA1を介して連結されることにより、縦材側の巾木部材4が足場板側の巾木部材4よりも内側にずれることがないため、足場板側の巾木部材4を縦材1b(1a)に連結するのみでも足りる。
上記巾木本体6の下端から足場板側に連設される隙間塞ぎ板7は、図2に示すように、長尺の板状に形成されて傾斜する隙間塞ぎ板本体70と、この隙間塞ぎ板本体70の先端を長手方向に沿って下方に折り曲げてなる垂設片71とからなる。
上記隙間塞ぎ板本体70を備えることにより、上記巾木部材4と足場板3との間に隙間が生じて、この隙間から工具等が落下することを防ぐことが可能となる。
尚、上記隙間塞ぎ板本体70は、上記の限りではなく、足場板3と水平に設けられるとしても良い。
また、上記垂設片71を備えることにより、図3に示すように、足場板3が隣り合う横架材2、2の間にフック3aを介して架設されている場合において、このフック3aに垂設片71が引っ掛かり、足場板3が図3中左右にずれて隙間塞ぎ板7と足場板3との間に隙間が生じることを防ぐことが可能となるがこの限りではなく、適宜形状を選択することが可能である。
例えば、上記隙間塞ぎ板7を平板状に形成し、隙間塞ぎ板7が隙間塞ぎ板本体70のみで構成されるとしても良い。
次に、本実施の形態に係る巾木部材4を縦材1に連結する縦材ジョイントAの第一の実施例について説明する。
本実施の形態に係る縦材ジョイントA1は、図1に示すように、相対向して起立する左右一対の係止片A10、A11と、これらの係止片A10、A11を連結する連結片A12と、楔A13とからなり、上記係止片A10、A11は、それぞれ巾木部材4に対して垂直に配置され、連結部5の内側係止部51と外面に係合するフック状の溝A14、A14と、対向面を縦材1b(1a)に当接する挟持部A15、A15とを備えてなる。
そして、上記縦材ジョイントA1は、係止片A10、A11の挟持部A15、A15で縦材1b(1a)を挟みながら、溝A14内に巾木部材4の連結部5を係合し、次いで、連結片A12と縦材1b(1a)との間に楔A13を打ち込み、巾木部材4と縦材1b(1a)とを締結する。
従って、上記連結片A12と縦材1b(1a)との間に楔A13が打ち込まれることから、連結片A12と縦材1b(1a)が離間され、係止片A10、A11が巾木部材4の連結部5に係合しながら反足場板側に引っ張られて、巾木部材4の連結部5外面と縦材1b(1a)とが当接した状態に固定される。
尚、図示しないが、上記楔A13に替えてボルトを連結片A12の背面から挿入し、このボルトによって連結片A12と縦材1b(1a)とを離間して、巾木部材4と縦材1b(1a)とを締結するとしても良い。
次に、本実施の形態に係る巾木部材を縦材に連結する縦材ジョイントAの第二の実施例について説明する。
本実施の形態に係る縦材ジョイントA2は、図6に示すように、巾木部材4のフック53と係合する横長のフック片A20と、このフック片A20の一方端から水平に延設される第一アームA21と、この第一アームA21の先端部に軸支されて水平回転可能に設けられる回転バーA22と、上記フック片A20の他方端から水平に延設されて上記第一アームA21と平行に配置される第二アームA23と、この第二アームA23の先端部が折り返されてなり上記回転バーのA22先端を受ける回転止めA24と、上記回転バーA22に垂直に螺合するボルト部材A25とからなる。
上記ボルト部材A25は、上記回転バーA22の拡径部(符示せず)を貫通し外周に螺子溝を有する螺子部A26と、この螺子部A26の先端に設けられて縦材1b(1a)の背面に対向する釣鐘状の頭部A27と、上記螺子部A26の基端に設けられるグリップA28とからなる。
頭部A27とグリップA28とを備えることにより、ボルト部材A25は回転バーA22から抜け止めされてなる。
本実施の形態における縦材ジョイントA2を用いて縦材1b(1a)に巾木部材4を締結する場合、まず、縦材1b(1a)の両側に各アームA21、A23を水平に配置し、上記フック片A20を巾木部材4における連結部5のフック53に係合し、回転バーA22の先端を回転止めA24よりも足場板側に配置する。
次いで、ボルト部材A25を回転して頭部A27を縦材1b(1a)に向けて前進させる。これにより、回転バーA22が回転止めA24に押し当てられると共に、回転バーA22が縦材1b(1a)と離れる方向に移動して、巾木本体4を縦材1b(1a)に向けて引っ張り、巾木本体4の連結部5外面と縦材1b(1a)とを当接した状態に固定することが可能となる。
次に、本実施の形態に係る巾木部材4を相互に連結する相互ジョイントBの第一の実施例について説明する。
本実施の形態に係る相互ジョイントB1は、図1に示すように、隣り合う巾木部材4a、4bにおける連結部5、5の貫通孔50、50内に両端がそれぞれ挿入される断面コ字状の挿入片B10と、この挿入片B10の略中央から上方に垂設されて中央に穿設された孔B11を備える垂直板B12と、楔B13とからなる。
そして、上記挿入片B10の両端を対向する巾木部材4a、4bの貫通孔50、50内にそれぞれ挿入し、上方に突き出た垂直板B12の孔B11内に楔B13を打ち込んで、挿入片B10の上面が各貫通孔50、50を構成する上側内壁(符示せず)に押し付けられることによる摩擦力により、巾木部材4、4同士を連結することが可能となる。
次に、本実施の形態に係る巾木部材4を相互に連結する相互ジョイントBの第二の実施例について説明する。
本実施の形態に係る相互ジョイントB2は、図7に示すように、巾木部材4の連結部5を上方から覆うケース(符示せず)と、このケースを連結部5の外面から締め付ける一対のボルトB24、B24とからなる。
上記ケースは、ケースの内部に向けて突出する突条B20を有すると共に連結部5の内面に当接する内側片B21と、この内側片B21の上端から外側に向けて垂設される上側片B22と、この上側片B22の外端辺の左右から下方に向けて垂設されて上記ボルトB24、B24がそれぞれ挿通する左右一対の外側片B23、B23とからなる。
そして、上記ケースの中心と隣り合う巾木部材4a、4bの当接部とが略重なり合うように上記ケースを配置して、上記突条B20を巾木部材4a、4bの内側係止部51、51内に係合する。
次いで、上記ボルトB24、24をそれぞれ回転することにより、各ボルトB24、B24の先端が隣り合う巾木部材4a、4bの連結部5、5外面にそれぞれ当接すると共に、連結部5、5の外面と外側片B23とを離間させる。
これにより、巾木部材4の連結部5の内面に内側片B21が押し付けられ、内側係止部51内に突条B20が食込んで、隣接する巾木部材4a、4bを連結することが可能となる。
本実施の形態においては、外側片B23、B23が左右に分かれてなることから、外側片B23、B23の間に露出する巾木部材4の外側係止部52及びフック53に、例えば、縦材ジョイントA2(第二の実施例)を係合して縦材1b(1a)に連結することが可能となる。
次に、本実施の形態に係る巾木部材4を相互に連結する相互ジョイントBの第三の実施例について説明する。
本実施の形態に係る相互ジョイントB3は、図8に示すように、左右に隣り合う巾木部材4a、4bの一方の巾木部材4における連結部5の貫通孔50内に摺動自在に挿入される筒状のハウジングB30と、このハウジングB30内に嵌挿されて断面U字状に折り曲げられてなる弾性片B31とからなる。
上記ハウジングB30は、巾木部材4の貫通孔50と符合する外形を備え、一方の巾木部材4aの貫通孔50内にスライド自在に挿入されて、他方の巾木部材4bに向けて前進可能である。
この相互ジョイントB3において、ハウジングB30が前進するとき先頭となる側を前進側、ハウジングB30が後退するとき先頭となる側を後退側とする。
そして、ハウジングB30は、巾木部材4の内面に対向する面の前進側に円形の孔B32を備え、同後退側に突棒B33を備える。
上記ハウジングB30内に嵌挿される弾性片B31は、U字状に折り曲げられてなる湾曲部B34と、この湾曲部B34からハウジングB30の前進側に延びる一対の脚部B35、B36とからなる。
一方の脚部B35は、上記ハウジングB30の孔B32からハウジングB30外に突き出る突起B37を有し、他方の脚部B36は、その先端をハウジングB30内に固定されてなる。
つまり、弾性片B31が折り曲げられながらハウジングB30内に挿入されることにより、ハウジングB30外に突き出た突起B37を押すことにより突起B37はハウジングB30内に引っ込み、開放されると突起B37は弾性片B31のばね力により再度ハウジングB30外に突き出る。
本実施の形態に係る相互ジョイントB3を使用する場合、一方の巾木部材4aにおける連結部5の内面の端部近傍に第一の孔4cと、この第一の孔4cに隣接する横長の長孔4dとを設け、他方の巾木部材4bにおける連結部5の内面に第二の孔4eを設ける。
そして、各巾木部材4a、4bが連結しない状態にある場合に、相互ジョイントB3は、一方の巾木部材4aの連結部5の貫通孔50内に収容される。
このとき、図8に示すように、一方の巾木部材4aの第一の孔4cから弾性片B31の突起B37がハウジングB31の孔B32を貫通して外方、即ち、巾木部材4aの内側に突き出てなり、ハウジングB30の突棒B33が同長孔4dから巾木部材4の内側に突き出る。
当該構成を備えることにより、弾性片B31の突起B37が一方の巾木部材4aの第一の孔4cに係合するため、一方の巾木部材4aの貫通孔50内をハウジングB30がスライドすることを阻止することが可能となる。
一方、各巾木部材4、4を連結するとき、弾性片B31の突起B37をハウジングB30内に押し込み突棒B33を摘んで図中左側にスライドさせて、ハウジングB30を他方の巾木部材4bに向けて前進させ、ハウジングB30の前進側を他方の巾木本体4bの貫通孔50内に挿入する。
そして、ハウジングB30は、弾性片B31の突起B37が他方の巾木部材4bの第二の孔4eから突き出るまで前進する。
当該構成を備えることにより、ハウジングB30の後退側が一方の巾木部材4aの貫通孔50内に挿入された状態で、ハウジングB30の前進側が他方の巾木部材4bの貫通孔50内に挿入されると共に、弾性片B31の突起B37を他方の巾木部材4bの第二の孔4eに、ハウジングB30の突棒B33を一方の巾木部材4aの長孔4dに係合させて隣接する巾木部材4a、4bを連結することが可能となる。
図8には、説明のため、一方の巾木部材4aと他方の巾木部材4bとをずらして示すが、連結する場合は、各巾木部材4a、4bの連結部5、5を当接させた状態で行うものである。
本実施の形態においては、相互ジョイントB3が巾木部材4の貫通孔50内に収容されるため、外観性能に優れると共に、連結部5における内側係止部51や外側係止部52やフック53を利用した縦材ジョイントA1、A2の使用の妨げとならず利便性が良い。
以上、本実施の形態における巾木部材4を縦材1b(1a)若しくは相互に連結するのに好ましい縦材ジョイントA及び相互ジョイントBについて詳細に説明したが、この限りではなく、適宜ジョイントを選択して連結することが可能である。
また、本実施の形態に係る足場装置においても、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
A 縦材ジョイント
B 相互ジョイント
1a、1b 縦材
2 横架材
3 足場板
4、4a、4b 巾木部材
5 連結部
6 巾木本体
7 隙間塞ぎ板
50 貫通孔
51 内側係止部
52 外側係止部
53 フック
70 隙間塞ぎ板本体
71 垂設片

Claims (4)

  1. 前後一対の縦材(1a)(1b)と、これらの縦材(1a)(1b)間に架設された横架材(2)とからなる枠体(A)を横方向に複数列設し、隣り合う横架材(2)(2)の間に足場板(3)を架設し、この足場板(3)の前後両側に長手方向に沿って巾木部材(4)を起立させてなる足場装置において、上記巾木部材(4)は、上端長手方向に沿って形成される連結部(5)と、この連結部(5)の下部(54)に連設されて上記縦材(1a)(1b)から離れる方向に傾斜する板状の巾木本体(6)と、この巾木本体(6)の下端に連設され水平または傾斜する板状の隙間塞ぎ板(7)とからなり、上記連結部(5)の任意の位置に縦材ジョイント(A)を係合して上記縦材(1a)(1b)と連結可能であり、上記連結部の端部に相互ジョイント(B)を係合して相互に連結可能であることを特徴とする足場装置。
  2. 上記連結部(5)は、長手方向に貫通する貫通孔(50)若しくは両端部に凹設される一対の穴を備え、上記孔(50)若しくは上記穴に相互ジョイント(B)を係合して隣り合う他の巾木部材(4)の端部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の足場装置。
  3. 上記連結部(5)は、足場板側に長手方向に沿って縦断面コ字状に凹設される内側係止部(51)を備え、この内側係止部(51)に縦材ジョイント(A)若しくは相互ジョイント(B)を係合して上記縦材(1a)(1b)若しくは隣り合う他の巾木部材(4)の端部に連結されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の足場装置。
  4. 上記連結部(5)は、反足場板側に長手方向に沿って凸設される外側係止部(52)と、この外側係止部(52)と等しく反足場板側に突出すると共に上記外側係止部(52)の下方に水平に形成されて上面に引っ掛け片を有するフック(53)とを備え、上記外側係止部(52)及び上記フック(53)に縦材ジョイント(A)を係合して上記縦材(1a)(1b)に連結されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の足場装置。
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