JP2020070682A - 鋼製床における構築物の支持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記構築物を支持するベースを鋼製床材に固定するベース固定用組金具が、鋼製床材の長孔のリブに係合するリブ係合金具と、このリブ係合金具とベースを連結するボルトを備え、
前記鋼製床の上面に配置したベースと、リブに係合させたリブ係合金具とがボルトで連結されていることを特徴とする鋼製床における構築物の支持構造。
前記ベース固定用組金具のリブ係合金具が、長手方向の寸法が前記踏み板の長孔の長手方向の開口寸法よりも小さくかつ前記長孔の短手方向の開口寸法よりも大きく、短手方向の寸法が前記踏み板の長孔の短手方向の開口寸法よりも小さく形成された差込板であり、
前記差込板を踏み板と平行な平面内で回転させることにより、両端部がリブの差込孔に挿入されている前項1に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
前記支柱が横桟を貫入させる挿入口を有し、
前記インサート材が、前記支柱の挿入口に連通して横桟を貫入させる挿入口を有する第1辺部と、前記第1辺部の一端から屈曲して前記ボルトによって支柱に係合される第2辺部と、前記第1辺部の他端から屈曲する第3辺部と、前記第3辺部から屈曲して第1辺部に対向し、第1辺部の第3辺部側端部から挿入口の縁までの寸法に形成された第4辺部とが一体に結合してなり、
前記支柱およびインサート材の第2辺部を貫通するボルトが、前記支柱の挿入口およびインサート材の挿入口に貫入された横桟を、支柱の挿入口の縁、インサート材の挿入口の縁および第4辺部の先端部に押し付けることによって横桟が支柱に固定されている前項6に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
[鋼製床]
図1に示すように、鋼製床Aは、梁材2上に梁材2と直交する方向に複数個の鋼製床材1を架け渡して隙間なく並べて梁材2に固定することにより形成されている。前記鋼製床材1は鋼等の高強度材料で構成されている。
[ベースおよびベース固定用金具]
図3、4に前記支柱20を連結して支持するためのベース40、41を示し、図5に前記ベース40、41を鋼製床Aに固定するためのベース固定用組金具50を示す。
[ベースの固定]
以下に、図5〜図7Cを参照しつつ、長手方向用ベース40を鋼製床材1に固定する手順を説明する。
(1)ベース固定用金具50は、ボルト52の端部を摘まんで鋼製床材1の上面から長孔11に差込板51を差し入れ、回転させてリブ12a、12bの差込孔13a、13bに挿入して係合させる。前記ボルト52は先端部が鋼製床材1の上面から突出している。
(2)外れ防止金具53の一端部54の穴56にボルト52を差し込みながら、他端部55側を長孔11に挿入する。前記外れ防止金具53の一端部54および他端部55の曲げ角度により、一端部54が差込板51の上面に当接し、他端部55がフランジ14の内面に当接する。
(3)前記差込板51は外れ止め金具53の裏面に接触しているので両端部が差込孔13a、13bに挿入された係合姿勢が保持されている。
(4)前記長手方向用ベース40の3つのボルト通し穴46の位置に対応する3つの長孔11に対して(1)〜(3)を行う。本例では、連続する3つの長孔11にベース固定用金具50を取り付ける(図6参照)。
(5)前記長手方向用ベース40の一方の支持片44を鋼製床材1の長孔11に挿入し、先端部を一方のリブ12aまたは12bの下に差込み、前記長手方向用ベース40をスライドさせながら鋼製床材1の上面から突出しているボルト52をボルト通し穴46に通し、他方の支持片44を長孔11に挿入し、先端部を他方のリブ12bまたは12aの下に差込む。また、側板部43をフランジ14の外面に沿わせてボルト通し穴56をフランジ14の長穴15および外れ防止金具53の穴57に合わせる(図7A、図7B参照)。
(6)前記ボルト52にナット58を取り付けて締め付ける。このとき、外れ防止金具53が差込板51に接触しているので、差込板51の共回りを阻止して差込孔13a、13bからの抜け落ちを防ぎ、差込板51のリブ12a、12bに対する係合姿勢が保持される(図7A、図7C参照)。
(7)鋼製床材1の側面において、ベース40のボルト通し穴48、鋼製床材1の長穴15、外れ防止金具53の穴57にボルト59を装着して締め込む(図7A、図7B、図7C参照)。
[構築物の設置]
図8に、前記ベース40、41に支持される支柱20およびインサート材60を示す。なお、図8は長手方向用ベース40を記載しているが、幅方向用ベース41が支持する支柱20およびインサート材60材は長手方向用ベース40と共通である。
(1)長手方向用ベース40を鋼製床材1に固定する。
(2)長手方向用ベース40の係合用凸部45に支柱20を被せると、支柱20のウエブ23と係合用凸部45のウエブ45が重なり穴25とねじ穴47が連通する。前記穴25とねじ穴47にボルト26を挿入して締め込み、支柱20を係合用凸部45に固定する。
(3)長手方向用ベース40に固定した支柱20にインサート材60を挿入する。上述した支柱20およびインサート材60の寸法関係により、支柱20のフランジ21とインサート材60の第1辺部61および第4辺部65との間に隙間が生じ、この隙間に長手方向用ベース40の係合用凸部23のフランジ45bが配置されている。また、前記インサート材60の第2辺部63の切欠部63aが係合用凸部45のウエブ45aに係合される(図9A参照)。
(4)上記(3)により、支柱20の挿入口22とインサート材60の挿入口62が連通し、穴24とねじ穴64が連通している。連通した挿入口22、62に横桟30を通し、前記穴24とねじ穴64にボルト27を挿入して締め込み、横桟30を支柱20に固定する。図9Bに示すように、前記ボルト27を締め込んでいくと、ボルト27の先端が横桟30をインサート材60の第3辺部65側に押し付け、横桟30はボルト27の先端と、支柱40およびインサート材60の挿入口22、62の縁部および第4辺部66の先端によって強く挟み付けられて強く固定される(図10参照)。
(5)同様の方法で、鋼製床材1に固定した幅方向用ベース41に支柱20およびインサート材60を連結し、横桟30を取り付ける。
[他のベース]
構築物は鋼製床の端部に設置した例であるが、本願のベースは鋼製床材の長孔のリブを利用して固定するものであるから、床面中央部の長孔を利用してベースを固定すれば中央部に構築物を設置することができる。
[他のベース固定用金具]
本発明はリブに差込孔を設けられていない鋼製床材にも適用できる。図13はリブ12a、12bの下端に係合するリブ係合金具80であり、差込孔の有無に関係なくリブ12a、12bに係合させることができる。前記リブ係合金具80は角形U字形のチャンネル材であり、ウエブ81の中心にねじ穴82が形成され、このねじ穴82の両側にフランジ83aに達する溝84が形成されている。前記リブ係合金具80は、長手方向の寸法R1が長孔11の長手方向に開口寸法P1より小さく短手方向の寸法P2よりも大きく設定され、短手方向の寸法R2は長孔11の短手方向の開口寸法P2よりも小さく設定されている。また、2つの溝84の間隔はリブ12a、12b間の寸法に等しい。
1…鋼製床材
10…踏み板
11…長孔
12a、12b…リブ
13a、13b…差込孔
20支柱
22挿入口
30横桟
31L形ジョイント
40、41、70、75ベース
42本体部
43側板部
44、72、76支持片
45係合用凸部
50、90ベース固定用金具
51差込板(リブ係合金具)
52ボルト
53、95外れ防止金具
60インサート材
61第1辺部
62挿入口
63第2辺部
64ねじ穴
65第3辺部
66第4辺部
80リブ係合金具
84溝
Claims (7)
- 踏み板に長孔が設けられ、その長孔の2つの長辺のそれぞれの縁から踏み板の裏側にリブが突出する鋼製床材が敷設されて鋼製床が形成され、この鋼製床の上面に設置される構築物の支持構造であって、
前記構築物を支持するベースを鋼製床材に固定するベース固定用組金具が、鋼製床材の長孔のリブに係合するリブ係合金具と、このリブ係合金具とベースを連結するボルトを備え、
前記鋼製床の上面に配置したベースと、リブに係合させたリブ係合金具とがボルトで連結されていることを特徴とする鋼製床における構築物の支持構造。 - 前記鋼製床材のリブに踏み板の長孔の長辺に沿って延びるスリット状の差込孔が形成され、
前記ベース固定用組金具のリブ係合金具が、長手方向の寸法が前記踏み板の長孔の長手方向の開口寸法よりも小さくかつ前記長孔の短手方向の開口寸法よりも大きく、短手方向の寸法が前記踏み板の長孔の短手方向の開口寸法よりも小さく形成された差込板であり、
前記差込板を踏み板と平行な平面内で回転させることにより、両端部がリブの差込孔に挿入されている請求項1に記載の鋼製床における構築物の支持構造。 - 前記ベース固定用金具が、さらに、差込板の逆回転を阻止してリブへの係合姿勢を保持する外れ防止金具を備えている請求項2に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
- 前記ベース固定用金具のリブ係合金具が、リブの下端部が嵌合する溝を有している請求項1に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
- 前記ベースは、長孔から挿入されて鋼製床材の裏側に入り込んで裏面に係合される支持片を有している請求項1〜4のいずれか1項に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
- 前記構築物が、前記ベースに支持されて鋼製床に立設される複数本の支柱と、隣接する支柱を連結する横桟とを備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
- 前記構築物が、さらに、前記支柱に挿入されて横桟が貫通するインサート材と、前記横桟を支柱およびインサート材に固定するボルトとを備え、
前記支柱が横桟を貫入させる挿入口を有し、
前記インサート材が、前記支柱の挿入口に連通して横桟を貫入させる挿入口を有する第1辺部と、前記第1辺部の一端から屈曲して前記ボルトによって支柱に係合される第2辺部と、前記第1辺部の他端から屈曲する第3辺部と、前記第3辺部から屈曲して第1辺部に対向し、第1辺部の第3辺部側端部から挿入口の縁までの寸法に形成された第4辺部とが一体に結合してなり、
前記支柱およびインサート材の第2辺部を貫通するボルトが、前記支柱の挿入口およびインサート材の挿入口に貫入された横桟を、支柱の挿入口の縁、インサート材の挿入口の縁および第4辺部の先端部に押し付けることによって横桟が支柱に固定されている請求項6に記載の鋼製床における構築物の支持構造。
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JP2014114624A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd | 床板材用吊り金具 |
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2018
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