JP7347452B2 - 支柱の固定構造及び支柱の固定方法 - Google Patents

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本発明は、手摺等の支柱を足場等の床板に固定するための支柱の固定構造及び固定方法に関するものである。
従来、手摺等の支柱を足場板に固定する方法として、支柱の下端部を足場板に溶接して固定する方法や、手摺の支柱の下端部にベースプレートを設け、このベースプレートを足場板にボルトで締結して固定する方法等がある。例えば、特許文献1には、支柱の下端部に設けられた上部台座と、足場を支持する横架材(支持材)の下部に設けられた下部台座とを、ボルト及びナットによって固定することで、足場上に支柱を固定する構成が開示されている。
登録実用新案第3150645号公報
しかし、支柱を足場板に溶接して固定する方法では、支柱を固定しようとする足場板の下方に機械設備等が有る場合、足場板の下方に溶接の火花が落下するのを防ぐための火気養生をする必要があった。また、支柱のベースプレートを足場板にボルトで締結して固定する方法では、支柱を固定しようとする足場板の下方に作業スペース等が有る場合、固定用ナットを足場板の下側から押さえるための他の仮設足場を設ける必要があった。このため、支柱を固定しようとする足場板の下方の空間の利用に制限が生じていた。例えば、支柱を足場板に固定する作業中に、足場板の下方の空間における生産活動を停止する必要があった。また、これとは逆に、支柱を固定しようとする足場板の下方に製造ライン等が存在し、これを停止できない場合には、足場板に支柱を取り付ける作業を実施することが困難であった。
上記課題を解決するため、本発明は、手摺等の支柱を足場板に固定する際に、足場板の下方に火気養生や他の仮設足場を設ける必要がなく、足場板の上面側からの作業のみで支柱を簡単に固定することのできる、支柱の固定構造及び支柱の固定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1] 支持材によって支持された足場板の上に支柱を固定する支柱の固定構造であって、前記支柱の下端部に設けられたベースプレートと、前記足場板のうち前記支持材によって支持されない部位において、前記ベースプレートに係合しつつ前記足場板の上面側から該足場板に係入する第一の固定部材と、前記足場板のうち前記支持材によって支持される部位において、前記ベースプレートに係合しつつ前記足場板の上面側から前記支持材まで係入する第二の固定部材とを有する、支柱の固定構造。
[2] 前記第一の固定部材および前記第二の固定部材は螺合部材である、[1]に記載の支柱の固定構造。
[3] 前記足場板には複数の開口が設けられ、
前記第一の固定部材は、前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合する係止部材であり、
前記第二の固定部材は、前記ベースプレートの上面側から前記支持材まで螺入する螺合部材である、[1]に記載の支柱の固定構造。
[4] 前記足場板はエキスパンドメタル、パンチングメタル、グレーチング又は金網からなり、該足場板の前記開口は、前記エキスパンドメタル、前記パンチングメタル、前記グレーチング又は前記金網に形成された開口である、[3]に記載の支柱の固定構造。
[5] 前記係止部材は、前記ベースプレートの下面に設けられたフックである、[3]又は[4]に記載の支柱の固定構造。
[6] 前記ベースプレートには貫通孔が設けられ、前記係止部材は、該ベースプレートの前記貫通孔及び前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合するフックボルトである、[3]又は[4]に記載の支柱の固定構造。
[7] 前記ベースプレートには少なくとも一対の貫通孔が設けられ、前記係止部材は、該ベースプレートの前記一対の貫通孔及び前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合するU字フックボルトである、[3]又は[4]に記載の支柱の固定構造。
[8] 支持材によって支持された足場板の上に支柱を固定する支柱の固定方法であって、前記支柱の下端部に設けられたベースプレートに係合するように、前記足場板の上面側から下方に固定部材を係入して、前記ベースプレートを前記足場板及び前記支持材に係止する、支柱の固定方法。
本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法によれば、足場板の上面側から足場板に係入する第一の固定部材及び第二の固定部材によって、支柱の下端部に設けられたベースプレートが足場板及び支持材に固定されるので、足場板の上面側からの作業のみにより支柱を足場板に簡単に固定することができる。
そして、第一の固定部材及び第二の固定部材により、火気を使用せずにベースプレートを足場板に固定できるので、火災発生のリスクがなく、足場板の下方に火気養生を行う必要もない。また、足場板の上面側からの作業のみで支柱を簡単に固定できるので、手摺等の支柱を足場板に固定する際に、足場板の下方に他の仮設足場を設ける必要もない。
よって、支柱を固定しようとする足場板の下方の空間の利用に制限が生じることがなく、火気養生や他の仮設足場を設ける必要もなく、支柱を足場板に固定するための費用が抑えられる。
さらに、支柱の下端部に設けられたベースプレートを介して、支柱が足場板上に固定されるため、ベースプレートのサイズやベースプレート上における支柱の位置を調整することで、足場板上の所望の位置に支柱を固定できる。
図1(a)、(b)はそれぞれ、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法における支柱の全体構成の一例を示す側面図及び縦断面図である。 図2(a)、(b)はそれぞれ、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法の一例の要部を示す側面図及び平面図である。 図3(a)、(b)はそれぞれ、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法の他の一例を示す側面図及び平面図である。 図4(a)、(b)はそれぞれ、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法のさらに他の一例を示す側面図及び平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法の実施形態について、具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1(a)及び図1(b)に、本発明の第1実施形態の支柱の固定構造における、支柱1の全体構成の側面図及び縦断面図を示す。また、図2(a)及び図2(b)に、本実施形態の支柱の固定構造の要部の側面図及び平面図を示す。
本実施形態の支柱の固定構造及び支柱の固定方法は、作業床や点検歩廊等の床板を構成する足場板5の上に、手摺8及び中桟9の支柱1を固定するために用いられるものである。本実施形態では、足場板5は、チェッカープレート等の開口を有さない金属板から構成されている。足場板5は、溝形鋼等からなる根太材や床支持鉄骨等の支持材7によって支持されている。
図1(a)及び図1(b)に示すように、支柱1の上端部には、水平方向に延びる手摺8が取り付けられ、支柱1の中間部には、手摺8よりも低い位置で水平方向に延びる中桟9が取り付けられる。支柱1の上端部及び中間部には、手摺8及び中桟9を取り付けるための手摺受15及び中桟受16が、それぞれ設けられている。支柱1は、足場板5上に間隔をあけて複数本設置され、手摺8及び中桟9を支持する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本実施形態の支柱の固定構造は、支柱1の下端部に設けられたベースプレート10と、ベースプレート10を足場板5又は支持材7に固定する板金ビス(螺合部材、第一の固定部材、第二の固定部材)12、13を含んで、構成されている。
図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b)に示すように、ベースプレート10の略中央部に支柱1が溶接等により取り付けられている。このようにして支柱1の下端部に設けられたベースプレート10は、足場板5の上面に重ねられる。ベースプレート10のうち支柱1に対して一方の側辺側の部分(図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b)においては、ベースプレート10の右側の部分)は、足場板5のうち支持材7によって支持されない部位に重ねられる。また、ベースプレート10のうち支柱1に対して他方の側辺側の部分(図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b)においては、ベースプレート10の左側の部分)は、足場板5のうち支持材7によって支持された部位に重ねられる。
そして、足場板5のうち支持材7によって支持されない部位において、ベースプレート10の上面の三箇所に、ベースプレート10に係合しつつ足場板5の上面側から足場板5を貫通するように、板金ビス(螺合部材、第一の固定部材)12がねじ込まれて係入し、ベースプレート10を足場板5に固定している。また、足場板5のうち支持材7によって支持された部位において、ベースプレート10の上面の三箇所に、ベースプレート10に係合しつつ足場板5の上面側から足場板5及び支持材7を貫通するように、板金ビス(螺合部材、第二の固定部材)13がねじ込まれて係入し、ベースプレート10を足場板5及び支持材7に固定している。
<第2実施形態>
図3(a)及び図3(b)に、本発明の第2実施形態の支柱の固定構造及び支柱の固定方法を示す。
本実施形態では、足場板6は、エキスパンドメタル、パンチングメタル、グレーチング又は金網から構成されており、その網目等により全面に亘って多数の開口61を有する。図3(a)及び図3(b)は、足場板6がエキスパンドメタルから構成されている場合を示している。
本実施形態の支柱の固定構造は、支柱2の下端部に設けられたベースプレート20と、
ベースプレート20を足場板6に固定するフックボルト(係止部材、第一の固定部材)22と、ベースプレート20を支持材7に固定する板金ビス(螺合部材、第二の固定部材)23とを含んで、構成されている。図3(a)に示すように、フックボルト22は、一端にねじ山が形成された丸鋼がL字状に折り曲げられてフック部が設けられた形状を有する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ベースプレート20のうち支柱2に対して一方の側辺側の部分(図3(a)及び図3(b)においては、ベースプレート20の右側の部分)は、足場板6のうち支持材7によって支持されない部位に重ねられる。また、ベースプレート20のうち支柱2に対して他方の側辺側の部分(図3(a)及び図3(b)においては、ベースプレート20の左側の部分)は、足場板6のうち前記支持材7によって支持された部位に重ねられる。
図3(b)に示すように、ベースプレート20のうち支柱2に対して一方の側辺側の部分には、貫通孔21が二つ設けられている。そして、ベースプレート20の貫通孔21の各々に、ベースプレート20の下面側からフックボルト22のねじ山を挿入する。そして、ベースプレート20の上面側に突出するフックボルト22のねじ山にナット24が締めこまれることで、フックボルト22がベースプレート20に固定される。その後、ベースプレート20に固定されたフックボルト22のフック部を、足場板6の開口61に挿入して、足場板6の下面に係合させることで、ベースプレート20が足場板6に係止される。
そして、足場板6のうち支持材7によって支持された部位において、ベースプレート20の上面の二箇所に、ベースプレート20に係合しつつ足場板6の上面側から足場板6を通過してその下方の支持材7を貫通するように、板金ビス23がねじ込まれて係入し、ベースプレート20を足場板6及び支持材7に固定している。このように、ベースプレート20のうち支柱2に対して他方の側辺側の部分が板金ビス23によって足場板6及び支持材7に固定されることで、ベースプレート20のうち支柱2に対して一方の側辺側の部分を足場板6に係止するフックボルト22の係止状態も固定される。
なお、図3(a)及び図3(b)では、フックボルト22のフック部がベースプレート20の外側に向かって延びる例を示しているが、これに代えて、例えばフックボルト22のフック部がベースプレート20の内側に向かって延びるようにフックボルト22の取付向きを変更してもよい。
また、図3(a)及び図3(b)では、ベースプレート20に設けられた貫通孔21にフックボルト22が挿入された例を示しているが、これに代えて、ベースプレート20の下面にフックを溶接等により予め取り付けてもよい。この場合は、ベースプレート20を足場板6の上面で動かして、ベースプレート20の下面に取り付けられたフックを足場板6の開口61に落とし込み、足場板6の下面に係合させる。この状態で、ベースプレート20のうちフックが取り付けられているのとは反対側の部分に板金ビス23をねじ込んで支持材7を貫通するように係入させ、ベースプレート20を足場板6及び支持材7に固定する。
<第3実施形態>
図4(a)及び図4(b)に、本発明の第2実施形態の支柱の固定構造及び支柱の固定方法を示す。
本実施形態の支柱の固定構造は、支柱3の下端部に設けられたベースプレート30と、
ベースプレート30を足場板6に固定するU字フックボルト(係止部材、第一の固定部材)32と、ベースプレート30を支持材7に固定する板金ビス(螺合部材、第二の固定部材)33とを含んで、構成されている。図4(a)及び図4(b)に示すように、U字フックボルト32は、両端にねじ山が形成された丸鋼がU字状に折り曲げられて、その中間部にフック部が設けられた形状を有する。
本実施形態では、図4(b)に示すように、ベースプレート30のうち支柱3に対して一方の側辺側の部分、すなわち、足場板6のうち支持材7によって支持されない部位に重ねられる部分には、貫通孔31が二対、計四つ設けられている。まず、U字フックボルト32の一端を、足場板6の開口61に挿入して足場板6の下面側をくぐらせ、足場板6の他の開口61から上方に出す。そして、U字フックボルト32上にベースプレート30を被せ、ベースプレート30の貫通孔31の各対に、ベースプレート30の下面側からU字フックボルト32の両端を挿入し、ベースプレート20の上面側に突出させる。この状態で、ベースプレート30の上面側に突出するU字フックボルト32の両端のねじ山にナット34が締め込まれることで、ベースプレート30が足場板6に係止される。
そして、足場板6のうち支持材7によって支持された部位において、ベースプレート30の上面の三箇所に、ベースプレート30に係合しつつ足場板6の上面側から足場板6を通過してその下方の支持材7を貫通するように、板金ビス33がねじ込まれて係入し、ベースプレート30を足場板6及び支持材7に固定している。このように、ベースプレート30のうち支柱3に対して他方の側辺側の部分が板金ビス33によって足場板6及び支持材7に固定されることで、ベースプレート30のうち支柱3に対して一方の側辺側の部分を足場板6に係止するU字フックボルト32の係止状態も固定される。
その他の点については、本実施形態の支柱の支持構造及び支柱の固定方法は、第2実施形態と同様に構成されている。
上記各実施形態では、支柱1~3は、作業床や点検歩廊等の床板を構成する足場板5の上に、手摺8及び中桟9の支柱1を固定するためのものであったが、本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法の適用対象となる支柱はこれに限られず、例えば照明機材の脚や、他の各種機器を載せる台座の脚等となる支柱であってもよい。
また、上記実施形態では、ベースプレート10、20、30を足場板5、6に固定する第一の固定部材又は第二の固定部材として板金ビス12、13、23、33を用い、足場板5、6の上面側から足場板5、6及び支持材7を貫通するようにねじ込んでいた。しかし、必ずしも支持材7を貫通する必要は無く、支持材7まで到達するようにねじ込まれて係入されていればよい。また、第一の固定部材又は第二の固定部材は、足場板の下面側からナットの締め込み等を行うことを必要とすることなく、足場板の上面側のみからの作業でベースプレートを足場板に係止して固定できる部材であればよく、例えばワンサイドボルト等も使用可能である。
また、上記実施形態では、足場板5、6が、チェッカープレート等の金属板、若しくはエキスパンドメタル、パンチングメタル、グレーチング又は金網であって、金属材料から構成されていたが、これに代えて、FRPや木材等の金属以外の素材からなる足場板に対しても、本発明の支柱の支持構造及び支柱の固定方法を適用できる。
また、第一の固定部材又は第二の固定部材として用いた板金ビス12、13、23、33やフックボルト22、U字フックボルト32の組み合わせも上記実施形態には限らない。例えば、第2実施形態及び第3実施形態において、ベースプレート30を支持材7に固定する第二の固定部材として、板金ビス23、33ではなくU字フックボルトを用いてもよい。この場合、U字フックボルトを挿入するための開口を支持材7に予め形成しておくことが好ましい。
本発明の支柱の固定構造及び支柱の固定方法を適用して足場板の上に支柱を固定する場合について、施工試験を行い、従来の支柱の固定構造及び支柱の固定方法により足場板の上に支柱を固定した際の過去実績との施工費用および足場板の下方の空間の利用制限日数を比較して、本発明の効果を検証した。
本施工試験では、工場内の上部クレーンの点検歩廊の床板を構成する足場板を対象とした。そして、点検歩廊の全長220mの区間のうち、既存の手摺が設けられている部分を除くチェッカープレート19mとエキスパンドメタル143mの計162mの区間の各々に手摺用の支柱を固定した(本発明例)。
チェッカープレートの区間(19m)に対しては、本発明の第1実施形態の支柱の固定構造及び支柱の固定方法を適用した。
また、エキスパンドメタルの区間(143m)に対しては、本発明の第2実施形態の支柱の固定構造及び支柱の固定方法を適用した。なお、本発明例では、162mの区間に1.1m間隔で151本の支柱を設置した。
一方、従来の支柱の固定構造及び支柱の固定方法(過去実績)では、各支柱の下端部を支持材に溶接する方法により、本発明例と同じ本数の支柱を設置した(従来例)。なお、従来例では、足場板の下方に火気養生を行った。
この結果、本発明例の施工費用は、従来例の2.5分の1となり、施工費用が大幅に抑えられることが確認された。また、従来例では、足場板の下方の空間について10日間に亘って利用制限する必要が生じ、点検歩廊の下方の製造ラインを停止する等、工場の生産活動に影響を生じたのに対し、本発明を適用した場合はこのような利用制限が生じなかった。
1、2、3 支柱
10、20、30 ベースプレート
21、31 貫通孔
12 板金ビス(螺合部材、第一の固定部材)
13、23、33 板金ビス(螺合部材、第二の固定部材)
22 フックボルト(係止部材、第一の固定部材)
32 U字フックボルト(係止部材、第一の固定部材)
24、34 ナット
15 手摺受
16 中桟受
5 金属板(足場板)
6 エキスパンドメタル(足場板)
61 開口
7 支持材
8 手摺
9 中桟

Claims (8)

  1. 支持材によって支持された足場板の上に支柱を固定する支柱の固定構造であって、
    前記支柱の下端部に設けられたベースプレートと、
    前記足場板のうち前記支持材によって支持されない部位において、前記ベースプレートに係合しつつ前記足場板の上面側から該足場板に係入する第一の固定部材と、
    前記足場板のうち前記支持材によって支持される部位において、前記ベースプレートに係合しつつ前記足場板の上面側から前記支持材まで係入する第二の固定部材と
    を有する、支柱の固定構造。
  2. 前記第一の固定部材および前記第二の固定部材は螺合部材である、請求項1に記載の支柱の固定構造。
  3. 前記足場板は複数の開口を有し、
    前記第一の固定部材は、前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合する係止部材であり、
    前記第二の固定部材は、前記ベースプレートの上面側から前記支持材まで螺入する螺合部材である、請求項1に記載の支柱の固定構造。
  4. 前記足場板はエキスパンドメタル、パンチングメタル、グレーチング又は金網からなり、該足場板の前記開口は、前記エキスパンドメタル、前記パンチングメタル、前記グレーチング又は前記金網に形成された開口である、請求項3に記載の支柱の固定構造。
  5. 前記係止部材は、前記ベースプレートの下面に設けられたフックである、請求項3又は4に記載の支柱の固定構造。
  6. 前記ベースプレートには貫通孔が設けられ、
    前記係止部材は、該ベースプレートの前記貫通孔及び前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合するフックボルトである、請求項3又は4に記載の支柱の固定構造。
  7. 前記ベースプレートには少なくとも一対の貫通孔が設けられ、
    前記係止部材は、該ベースプレートの前記一対の貫通孔及び前記足場板の前記開口に挿入され該足場板の下面に係合するU字フックボルトである、請求項3又は4に記載の支柱の固定構造。
  8. 支持材によって支持された足場板の上に支柱を固定する支柱の固定方法であって、
    前記支柱の下端部に設けられたベースプレートに係合するように、前記足場板のうち前記支持材によって支持されない部位において、前記足場板の上面側から該足場板に第一の固定部材を係入し、
    前記足場板のうち前記支持材によって支持される部位において、前記足場板の上面側から前記支持材まで第二の固定部材を係入して、前記ベースプレートを前記足場板及び前記支持材に係止する、支柱の固定方法。
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