JP5378889B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機に関し、特に、掃除機本体内に着脱自在に収容される集塵ケースを有する電気掃除機に関するものである。
従来、この種の集塵ケースを有する電気掃除機としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載された電気掃除機は、集塵ケースの流入口にシャッター体が設けられている。シャッター体は、付勢手段によって、閉じる方向に付勢されており、集塵ケースを掃除機本体から取り外す際に閉じられ、流入口を塞ぐようになっている。このようなシャッター体を設けることによって、集塵ケースを掃除機本体から取り外す際に、流入口がシャッター体で塞がれ、集塵ケースから塵埃がこぼれ落ちることが防止されている。
また、集塵ケースの蓋部材を解除操作で開くようにした電気掃除機として、特許文献2に記載されたものが知られている。
特許文献2に記載された電気掃除機には、集塵ケースに蓋部材が開閉自在に設けられており、集塵ケースには、この蓋部材を開くための蓋解除ボタンが設けられている。この蓋解除ボタンは、掃除機本体の収容室に集塵ケースを収容した状態で、収容室内に位置するように設けられており、収容した状態での操作ができないように構成されている。
これにより、誤って触れること等によって、収容室内で蓋部材が開いてしまうことが防止され、例えば、蓋部材の閉状態が解除されていることに気付かずに集塵ケースを取り出して塵埃をこぼしてしまうような事態を、未然に回避することができる。
特許第3859082号公報 特開2006−212182号公報
ところで、一般的に、集塵ケースに溜まった塵埃は、電動送風機に所定の吸引力を発揮させ続けるために、掃除終了後等に定期的に捨てる必要がある。このため、集塵ケースを掃除機本体から取り出す際等には、特許文献1に記載されたようなシャッター体で流入口を閉じ、塵埃がこぼれ落ちないようにすることが衛生上望ましい。
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、塵埃を捨てる際に、集塵ケースの蓋部材を直接触れて開く必要があり、衛生上望ましくない。
この点、特許文献2に記載されたものは、蓋解除ボタンが設けられているので、塵埃を捨てる際に蓋部材に直接触れる必要がなく、衛生上望ましいとともに使い勝手がよい。
しかしながら、掃除機本体内から集塵ケースを取り外すと、集塵ケースの流入口は開いた状態となるため、流入口から塵挨がこぼれ落ちるおそれがあった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、集塵ケースから塵挨がこぼれ落ちるのを防止できるとともに、塵埃を捨てる際の使い勝手がよい電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを有する電気掃除機であって、前記集塵ケースは、塵挨の流入する流入口と、前記掃除機本体から前記集塵ケースが取り出された状態で前記流入口を閉じる第1の位置、および前記掃除機本体に前記集塵ケースが収容された状態で前記流入口を開く第2の位置を採り得るシャッター体と、塵挨を廃棄する際に開かれる蓋部材と、前記蓋部材を開く際に操作されて可動する操作ボタンと、を備え、前記シャッター体は、前記掃除機本体内に前記集塵ケースが収容されて第2の位置にあるときに、前記操作ボタンの可動を規制することを特徴とする。
本発明によれば、シャッター体は、掃除機本体から集塵ケースが取り出された状態で流入口を閉じる第1の位置に移動し、掃除機本体内に集塵ケースが収容された状態で流入口を開く第2の位置に移動するようになっているので、掃除機本体から集塵ケースを取り出す際等に、シャッター体で流入口を閉じることができ、集塵ケースに捕集した塵挨がこぼれ落ちないようにすることができる。したがって、衛生的である。
しかも、操作ボタンを操作することにより蓋部材を開くことができるので、塵埃を捨てる際に蓋部材に直接触れる必要がなく、衛生的であるとともに使い勝手がよい。
また、集塵ケースが掃除機本体に収容されて第2の位置にあるときに、操作ボタンの可動が規制されるようになっているので、操作ボタンに誤って触れる等しても掃除機本体内で蓋部材が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体から集塵ケースを取り出す際等に蓋部材が開いて塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
本発明によれば、集塵ケースから塵挨がこぼれ落ちるのを防止できるとともに、塵埃を捨てる際の使い勝手がよい電気掃除機が得られる。
本実施形態の電気掃除機を示す外観斜視図である。 電気掃除機本体に集塵ケースを収容する際の様子を示した斜視図である。 (a)は集塵ケースを示した外観斜視図、(b)は蓋部材を開いた状態の集塵ケースを示した斜視図である。 (a)は操作ボタン周りを示した拡大斜視図、(b)は操作ボタンの取付構造を示した拡大斜視図である。 (a)はシャッター体を閉じた状態の集塵ケースの断面図、(b)はシャッター体を開いた状態の集塵ケースの断面図である。 シャッター体を背面側から見た拡大図である。 操作ボタンの周りの構造を示す拡大断面図である。 蓋部材を開いた状態の集塵ケースを示した断面図である。 フィルタ部材を開いた状態の集塵ケースを背面側から見た斜視図である(一部拡大図示)。 (a)(b)は塵埃収容器が開く様子を段階的に示した断面図である。 (a)(b)は電気掃除機本体に集塵ケースを収容する際のシャッター体の回動の様子を示した断面図である。 (a)(b)は電気掃除機本体に集塵ケースを収容する際のシャッター体の回動の様子を示した断面図である。 (a)(b)は電気掃除機本体に集塵ケースを収容する際のシャッター体の回動の様子を示した断面図である。 変形例の集塵ケースを示す図であり、(a)はシャッター体が閉じた状態を示す外観斜視図、(b)はシャッター体が開いた状態を示す外観斜視図である。 図14に示した変形例の集塵ケースにおいて、(a)はシャッター体が閉じた状態を示す断面図、(b)はシャッター体が開いた状態を示す断面図である。 変形例の集塵ケースを示す図であり、(a)はシャッター体が閉じた状態を示す外観斜視図、(b)はシャッター体が開いた状態を示す外観斜視図である。 図16に示した変形例の集塵ケースにおいて、(a)はシャッター体が閉じた状態を示す断面図、(b)はシャッター体が開いた状態を示す外観斜視図である。 その他の例を示す要部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2と、ホース3と、手元操作SW等が設けられた操作管4と、継手管(管)としての延長管5と、第1、第2の吸込具6、7とを備えて構成されている。
掃除機本体2の内部には、吸引力を発生させる図示しない電動送風機や、この電動送風機の吸引力で吸引した塵埃を捕集する集塵ケース10(図2参照)等が内蔵されており、操作管4に設けられた手元操作SWの操作等によって電動送風機の運転の強弱等が切り替えられるようになっている。
なお、以下の説明で各部の方向を言うときには、図2に示す方向を規準とする。
図2に示すように、掃除機本体2の上面には、開閉自在な蓋体2aが設けられており、蓋体2aを開くことにより、集塵ケース10が収容される収容室2bが露出するようになっている。集塵ケース10は、この収容室2bに対して着脱自在に設けられており、清掃終了後等に定期的に収容室2bから取り出される。そして、集塵ケース10の内部に捕集された塵埃がごみ箱等に捨てられる。
なお、蓋体2aは、集塵ケース10の出し入れ時に開かれ、掃除運転中は、閉じられている。
集塵ケース10は、図3(a)(b)に示すように、ケース部材11と、このケース部材11の前部に回動可能に設けられた蓋部材12とを備え、ケース部材11の内部に、塵埃を収容するための塵埃収容器13を備えている。また、ケース部材11の後部にフィルタ部材15(図8参照)が設けられている。
蓋部材12は、図3(b)に示すように、ケース部材11の前端下部に設けられたヒンジ11a周りに回動可能であり、ケース部材11の上面前部に設けられた蓋開き解除用の操作ボタン20を操作することによって、前方へ倒れるようにして回動し、ケース部材11の開口部11bを開くようになっている。
蓋部材12の中央部には円形の流入口12aが開口形成されており、この流入口12aを通じて、塵埃を含む空気が集塵ケース10内に流れ込むようになっている。
操作ボタン20は、図4(a)に示すように、略中央部において左右に突設された支軸部21と、前端部に設けられ、蓋部材12の前面上端に設けられた横長の係合溝12bに係脱可能なフック部22と、後部上方へ隆起し、蓋部材12の解除時に押圧操作される押圧操作部23と、を備えて構成されている。
このような操作ボタン20は、ケース部材11の上面前端に形成されたボタン収容凹部11cに配置され、ボタン収容凹部11cに設けられた軸受部11d、11d(一方のみ図示)に、支軸部21、21がそれぞれ支持されることで、支軸部21、21を中心としてフック部22と押圧操作部23とが上下方向に揺動可能に組み付けられる。
本実施形態では、ボタン収容凹部11cに設けられた支持ボスと、押圧操作部23の下部に設けられた支持ボスとの間に、ばね部材11eが介設されており、このばね部材11eによって、押圧操作部23が上方へ付勢されるように操作ボタン20がボタン収容凹部11cに取り付けられている。これによって、操作ボタン20のフック部22は、係合溝12bに係合する方向(下方向)に付勢され、図4(b)に示すように、フック部22と係合溝12bとが係合した状態で、その係合状態が保持され、ケース部材11に蓋部材12が閉じられるようになっている。
なお、操作ボタン20の押圧操作部23を指で押すと、操作ボタン20は支軸部21を中心に回動し、フック部22が係合溝12bから外れるようになっている。
フック部22の上面前端には、係合要素として機能する突条の係合リブ22aが設けられている。この係合リブ22aは、後記するシャッター体30の前部下部に設けられた被係合要素として機能する凹部35(図7参照)に係合可能である。
蓋部材12の前面には、図3(a)に示すように、流入口12aを開閉するシャッター体30が設けられている。シャッター体30は、掃除機本体2(図2参照、以下同じ)から集塵ケース10が取り出された状態で、流入口12aを閉じる第1の位置に位置するようになっており(図3(a)、図5(a)参照)、また、後記するように掃除機本体2に集塵ケース10が収容された状態で、流入口12aを開く第2の位置に位置する(図5(b)参照)ようになっている。
シャッター体30は、流入口12aの略全体を覆う大きさとされた円板状の基部31と、図6に示すように、基部31の前部下端から斜め前方下方へ向けて下り傾斜状に突設された当接部としての突出部32と、基部31の周縁部から後方へ向けて形成された円弧状の周壁部33と、を備えて構成されている。
基部31の上端左右には、回動軸31a、31aが設けられている。この回動軸31a、31aは、図3(a)に示すように、流入口12aの上部の左右孔縁に設けられた回動軸受け12c、12cに支持されるようになっており、シャッター体30は、回動軸31a、31aを中心として下方に向けて回動することで流入口12aを閉じ、上方に向けて回動することで流入口12aを開くようになっている。
また、基部31の前部下部には、被係合要素としての凹部35が設けられている。この凹部35は、図7に示すように、シャッター体30が流入口12aを開く第2の位置にあるときに、前記した操作ボタン20のフック部22に形成された係合リブ22aの上方に位置するようになっている。つまり、シャッター体30が第2の位置にあるときに(後記するように収容室2bに集塵ケース10が収容されたときに)、凹部35が係合リブ22aの上方に位置して、係合リブ22aの係合を許容するようになっている。これによって、収容室2bに集塵ケース10が収容された状態で、操作ボタン20が押圧操作されると、フック部22の係合リブ22aが上動してシャッター体30の凹部35に進入して係合し、操作ボタン20のそれ以上の押圧可動が規制されるようになっている。
これによって、フック部22と係合溝12bとの係合状態が保持されることとなり、ケース部材11に蓋部材12が閉じられた状態が保持されるようになっている。つまり、シャッター体30が第2の位置にあるときには、操作ボタン20が押圧操作されても、蓋部材12は閉じられたままであり、蓋部材12が開いてしまうことが規制されるようになっている。
なお、係合リブ22aと凹部35との間には、図7に示すように、僅かな隙間Sが形成されるようにしてあり、後記するように第1の位置(閉)から第2の位置(開)にシャッター体30が回動してきた際に、シャッター体30が係合リブ22aに接触することなく第2の位置に位置するようにされている。
シャッター体30の周壁部33は、図6に示すように、後方へ突出しており、その突出量は、上端部から下端部に向けて漸次小さくなるように形成されて、図3(a)、図5(a)に示すように、流入口12aの側壁12dを側方から覆うよう配置される。これによって、流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを好適に防止している。
また、周壁部33の下部(閉じた状態での下部)には、流入口12aの側壁12dの下面12e(図5(a)参照)に係止される係止部34が形成されている。シャッター体30は、この係止部34が側壁12dの下面12eに対して係止されることで、流入口12aを閉じる第1の位置に保持されるようになっている。
本実施形態では、シャッター体30が、掃除機本体2に集塵ケース10を収容する動作に連動して、流入口12aを閉じる第1の位置から流入口12aを開く第2の位置に回動するように構成されている。
そのための構成として、シャッター体30の突出部32は、図2に示すように、収容室2bの前方に突出しており、収容室2bに集塵ケース10を収容する際には、当接面となる前縁部2cに突出部32が当接するように設けられている。つまり、収容室2bの前後方向の寸法L1よりも、図5(a)に示すように、集塵ケース10の後端から突出部32の先端までの寸法L2の方が大きくなるように設定されている。
このような突出部32は、前記のように収容室2bの前方に突出しているので、集塵ケース10を収容室2bに収容する際には、前記したシャッター体30の回動軸31aよりも前方となる位置で前縁部2cに当接することとなる。したがって、突出部32が前記のように前方へ向けて下り傾斜状に設けられていることと相俟って、回動軸31aと当接位置との位置関係から、シャッター体30には、流入口12aから離れる方向の回動力(シャッター体30が第1の位置から第2の位置に向かう方向の回動力)が付与されることとなる。つまり、集塵ケース10を収容室2bに収容する際の動作に連動してシャッター体30が流入口12aを開くようになっている。
なお、突出部32の傾斜は、集塵ケース10を収容室2bに収容する際の動作に連動して前記した回動力が、シャッター体30に付与されるものであれば、種々の角度を採用し得る。また、前縁部2cを、前記回動力が生じるように傾斜させてもよい。
また、このようにシャッター体30が回動すると、突出部32が前縁部2cの前方に移動して、前縁部2cにはシャッター体30の周壁部33が当接するようになっており、引き続きシャッター体30に回動力が付与されるようになっている。
ここで、前記したように、周壁部33は、後方への突出量が上端部から下端部に向けて漸次小さくなるように形成されているので、集塵ケース10を収容する動作に連動して、突出量の小さい下端部から上端部に向けて周壁部33が前縁部2cに当接することとなり、これによって、シャッター体30のスムーズな回動が実現されるようになっている。
また、周壁部33は、図13(b)に示すように、集塵ケース10が収容室2bに完全に挿入された状態で、収容室2bにおける対向面2dとの間に、スペーサとして配置されるようになっている。つまり、収容室2bに集塵ケース10を収容すると、周壁部33が、蓋部材12の前面と対向面2dとの間に形成されるスペースを埋める状態に配置され、収容室2b内に集塵ケース10がガタツクことなく収容されるようになっている。
このようなシャッター体30は、図7に示すように、第2の位置にあるときに、その重心Oが軸部としての回動軸31aの回動中心を通る垂直基準面Xよりも、集塵ケース10の外方向となる前方側に位置するように構成されている。したがって、収容室2bから集塵ケース10を取り出すと、シャッター体30は、自重によって回動軸31aを中心として閉じる方向(第2の位置から第1の位置に向かう方向)に回動し始め、第1の位置まで回動して流入口12aを閉じる。その際、シャッター体30に設けられた係止部34が、回動時の勢いで側壁12dの下面12eに係止される。これによって、第1の位置にシャッター体30が保持されることとなり、流入口12aがシャッター体30で好適に閉じられた状態が維持されるようになっている。
集塵ケース10に収容される塵埃収容器13は、図5(a)に示すように、ケース部材11内に配置され、大きめの粗塵を捕集するメッシュ状のフィルタ13dを有している。このような塵埃収容器13は、図8に示すように、蓋部材12が開操作された際には、前部側がケース部材11の開口部11bから突出するように設けられている。
塵埃収容器13は、流入口12a側(蓋部材12側)が開口し、側面や底面側に前記したフィルタ13dが備わる有底筒状に形成されており、上下に分割された上容器13Aと下容器13Bとが後部の蝶番13aを介して連結されてなる。
ここで、下容器13Bは、図9に示すように、ケース部材11の底面に、ばね部材17を介して回動可能に支持されている。ばね部材17は、塵埃収容器13(13B)をケース部材11の開口部11bに向けて押し出す方向に付勢する。
上容器13Aの上部には、図8に示すように、塵埃収容器13の回動を規制する規制ストッパ13cが設けられている。この規制ストッパ13cは、ケース部材11の上部内壁に設けられた規制部11gに当接するようになっている。つまり、塵埃収容器13がケース部材11の開口部11bに向けて押し出されるときの、規制ストッパ13cの回動軌跡に規制部11gが位置している。
これによって、塵埃収容器13がばね部材17(図9参照、以下同じ)の付勢力によって突き出される方向に回動すると、図10(a)に示すように、規制ストッパ13cが規制部11gに当接して回動が規制され、図10(b)に示すように、最終的には、上容器13Aと下容器13Bとが蝶番13aを支点として上下方向に開く状態となって回動が規制される。つまり、塵埃収容器13は、塵埃を捕集するときの空気の流れの方向とは逆の方向に回動されて(突き出されて)開かれるようになっており、これによって、塵埃収容器13内に捕集された塵埃をごみ箱等に容易に捨てることができるようになっている。
なお、塵埃収容器13は、ばね部材17の付勢力によって突き出される際に、蓋部材12を内側から押圧して押し開けるようになっている。つまり、操作ボタン20を押圧操作するというひとつの操作で、蓋部材12を開くことと塵埃収容器13の突き出しを行うことができる。
図9に示すように、ケース部材11の後部に設けられたフィルタ部材15は、例えば、波形のプリーツ加工されたフィルタ15bを備えており、ケース部材11の下部に設けられたヒンジ15aによりケース部材11に対して開閉自在に設けられている。通常、フィルタ部材15は、ケース部材11の上部に設けられたフック16によって閉状態に係止されている。
このフィルタ部材15は、塵埃収容器13を通過した細かな微細塵を濾過捕集するようになっている。
次に、掃除機本体2の収容室2bから集塵ケース10を取り出す際の作用について説明する。
まず、掃除機本体2の蓋体2aを開き、集塵ケース10を露出させる。そして、集塵ケース10の把手14を把持して、集塵ケース10を上方へ引き上げる。
そうすると、シャッター体30の周壁部33が収容室2bにおける対向面2dと集塵ケース10との間に位置する状態から脱し、収容室2bの外部に引き出される状態となる。これにより、シャッター体30の回動規制が解かれ、シャッター体30が自重によって第2の位置から第1の位置へ向けて回動し始める。
そして、集塵ケース10がさらに引き上げられると、流入口12aが収容室2bの外部に露出することとなるが、第2の位置から回動してきたシャッター体30が、流入口12aに向けて回動してきて流入口12aを閉じる。このとき、シャッター体30の係止部34が、回動時の勢いをもって流入口12aの側壁12dの下面12eに係止される。これによって、第1の位置にシャッター体30が保持され、流入口12aがシャッター体30で好適に閉じられて、塵埃がこぼれ落ちることが防止される。
本実施形態では、シャッター体30に設けられた突出部32が錘として機能し、シャッター体30の閉まる動作に勢いをつけている。これによって、使用者が触れなくてもシャッター体30が自重で回動するようになり、流入口12aの側壁12dの下面12eに係止部34が好適に係止される。
ところで、このように収容室2bから集塵ケース10を取り出す際に、手で誤って操作ボタン20の押圧操作部23を押圧してしまうことがある。
しかしながら、収容室2bに集塵ケース10が収容されているときには、シャッター体30が第2の位置にあって、操作ボタン20の押圧操作をシャッター体30が規制しているので、フック部22が蓋部材12の係合溝12bから外れることがない。つまり、フック部22の上方には、シャッター体30の凹部35が位置しているので、図7に破線で示すように、押圧によってフック部22が上動しても、フック部22の係合リブ22aが凹部35に当接して係合し、フック部22の上動が規制されることとなる。これによって、フック部22が蓋部材12の係合溝12bから外れることがなくなり、収容室2b内に収容されている状態で、蓋部材12が開状態となることが阻止されている。
これによって、集塵ケース10を収容室2bから取り出す際に蓋部材12が誤って開かれることがなくなり、集塵ケース10に捕集された塵埃がこぼれ落ちることがない。
なお、収容室2bから集塵ケース10を取り出した後は、前記のようにシャッター体30が第1の位置に回動しているので、操作ボタン20の押圧操作が可能であり、フック部22と係合溝12bとの係合を解除することができる。
塵埃をごみ箱等に捨てる際に、操作ボタン20の押圧操作部23を押圧操作すると、フック部22が係合溝12bから外れ、蓋部材12が開かれる。このとき、蓋部材12は、ばね部材17(図9参照)により付勢された塵埃収容器13によって前方へ押圧され、ヒンジ11aを中心として回動して開く。これとともに、ばね部材17によって前方へ突き出された塵埃収容器13は、図10(a)に示すように、規制ストッパ13cが規制部11gに当接して回動が規制されるとともに、図10(b)に示すように、上容器13Aと下容器13Bとが蝶番13aを支点として上下方向に拡がるようにして開かれる。これによって、塵埃収容器13の内側に捕集された塵埃が前方に放り出され、塵埃が排出される。
なお、蓋部材12を閉じるべく、閉じる方向に手で回動操作すると、蓋部材12の後面に押されて塵埃収容器13がケース部材11内に戻される。
ここで、操作ボタン20のフック部22は、ばね部材11eによって蓋部材12の係合溝12bに係合するように付勢されているので、蓋部材12をケース部材11に閉じると、係合溝12bにフック部22が係合し、蓋部材12がケース部材11に閉じられた状態に保持される。
次に、塵埃を捨てた集塵ケース10を収容室2bに収容する際の作用について説明する。
まず、収容室2bの上方から収容室2bの開口に集塵ケース10を近づけ、図11(a)に示すように、集塵ケース10の下部を収容室2bに挿入する。
そうすると、収容室2bの前方に突出している突出部32が、収容室2bの前縁部2cに対して当接し、この当接によって、シャッター体30には、流入口12aから離れる方向の回動力(シャッター体30が第1の位置から第2の位置に向かう方向の回動力)が付与される。つまり、集塵ケース10を収容室2bに収容する際の動作に連動してシャッター体30に回動力が付与され、シャッター体30が流入口12aを開くように回動する(図11(b)参照)。
その後、続けて、収容室2bに集塵ケース10を挿入していくと、シャッター体30の回動とともに突出部32が前縁部2cの前方に移動し、前縁部2cには、シャッター体30の周壁部33が当接する状態となる(図12(a)参照)。
ここで、前記したように、周壁部33は、後方への突出量が上端部から下端部に向けて漸次小さくなるように形成されているので、集塵ケース10を収容する動作に連動して、図12(a)、図12(b)に示すように、突出量の小さい下端部から上端部に向けて周壁部33が前縁部2cに当接することとなり、これによって、シャッター体30のスムーズな回動が実現される。
そして、図13(a)に示すように、収容室2bに集塵ケース10がさらに挿入されると、その動作に連動して、シャッター体30の周壁部33の上端角部33aが、前縁部2cに当接し、シャッター体30が第2の位置に向けてさらに回動する。
その後、図13(b)に示すように、収容室2bに集塵ケース10が完全に挿入されると、前縁部2cに当接していた周壁部33が収容室2b内に移動してシャッター体30が第2の位置に回動し、起立する。
この状態で、シャッター体30の周壁部33は、収容室2bにおける対向面2dと蓋部材12との間に位置し、この間を埋めるスペーサとして作用する。
このように、本実施形態の電気掃除機1では、収容室2bに集塵ケース10を挿入する動作に連動して、シャッター体30を開くことができるので、集塵ケース10の流入口12aが閉じられたまま、収容室2bに集塵ケース10が収容されることがなくなり、流入口12aが閉じられたまま掃除機本体2が運転されるのを確実に防止することができる。しかも、使用者が手で操作することなく、収容室2bに集塵ケース10を挿入する動作に連動して、シャッター体30を開くことができるので、使い勝手がよい。
そして、第2の位置に移動したシャッター体30は、その凹部35が、操作ボタン20の係合リブ22aの上方に再び位置し(図7参照)、操作ボタン20の押圧操作による上動を抑えるように作用する。これによって、収容室2bに集塵ケース10が収容されている状態において、ケース部材11に対する蓋部材12の閉状態が維持されることとなる。
以下では、本実施形態において得られる効果を説明する。
(1)シャッター体30は、掃除機本体2から集塵ケース10が取り出された状態で流入口12aを閉じる第1の位置に移動し、掃除機本体2内に集塵ケース10が収容された状態で流入口12aを開く第2の位置に移動するようになっているので、掃除機本体2から集塵ケース10を取り出す際等に、シャッター体30で流入口12aを閉じることができ、集塵ケース10に捕集した塵挨がこぼれ落ちるのを防止することができる。したがって、衛生的である。
(2)操作ボタン20を操作することにより蓋部材12を開くことができるので、塵埃を捨てる際に蓋部材12に直接触れる必要がなく、衛生的であるとともに使い勝手がよい。
(3)集塵ケース10が掃除機本体2に収容されてシャッター体30が第2の位置にあるときに、操作ボタン20の可動が規制されるようになっているので、集塵ケース10が掃除機本体2に収容されている状態で操作ボタン20に誤って触れる等しても、掃除機本体2内で蓋部材12が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体2から集塵ケース10を取り出す際等に蓋部材12が開いて塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
(4)シャッター体30は、掃除機本体2(収容室2b)に集塵ケース10を収容する際の動作に連動して第1の位置から回動して流入口12aを開き、第2の位置に移動するようになっているので、収容時に使用者がシャッター体30を直接操作する煩雑さがなく、衛生的であるとともに使い勝手がよい。
(5)シャッター体30が第2の位置にあるときに、シャッター体30の重心Oが回動軸31aの回動中心を通る垂直基準面Xよりも、集塵ケース10の外方向となる前方側に位置しているので、収容室2bから集塵ケース10を取り出す際に、シャッター体30が自重で閉じる方向に回動するようになり、自動的に流入口12aをシャッター体30で閉じることができる。したがって、使用者がシャッター体30を直接操作する煩雑さがなく、衛生的であるとともに使い勝手がよい。
(6)シャッター体30に設けられた突出部32は、集塵ケース10を掃除機本体2に収容する際に前縁部2cに当接して、第1の位置から第2の位置へ向かう方向の回動力をシャッター体30に付与するようになっているので、集塵ケース10を収容する際の動作に連動して流入口12aを開き、第2の位置にシャッター体30を移動させるための構成を、シャッター体30に突出部32を設けるという簡単な構成で実現することができる。
(7)シャッター体30には、係止部34が設けられているので、収容室2bから集塵ケース10を取り出した後に、流入口12aの側壁12dの下面12eに係止部34を係止させることで、第1の位置にシャッター体30を簡単に保持することができ、使い勝手がよい。
また、収容室2bから集塵ケース10を取り出す際に、シャッター体30を自重で閉じる方向に回動させることができるので、その回動時の勢いをもって側壁12dの下面12eに係止部34を係止させることが可能であり、流入口12aを確実に閉じることができる。したがって、衛生的であるとともに使い勝手がよい。
(8)シャッター体30は、流入口12aの側壁12dに係合する周壁部33が形成されたキャップ状とされているので、流入口12aを好適に閉じることができ、流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを好適に防止することができる。
(9)周壁部33は、シャッター体30が第2の位置にあるときに、集塵ケース10の前方へ突出するように配置され、収容室2bにおける集塵ケース10の対向面との間にスペーサとして配置されるので、収容室2bの前後方向に集塵ケース10をガタツキなく収容することができる。つまり、集塵ケース10の前部上部のスペースを有効に利用して、シャッター体30を保持する(第2の位置に保持する)ことができるとともに、保持されたシャッター体30を集塵ケース10のガタツキを抑制するためのスペーサとして有効に利用することができる。
図14〜図17は変形例に係る電気掃除機の集塵ケースを示している。
図14(a)(b)、図15(a)(b)に示した集塵ケース10Aが前記したものと異なるところは、シャッター体30Aがリンク機構40により第1の位置から第2の位置に移動するように構成されている点である。
これらの図に示すように、シャッター体30Aは、大小2つの略半円形の基体35a、35bが折り畳み可能に連結されて構成されており、図14(a)、図15(a)に示すように、第1の位置(閉)にシャッター体30Aがあるときには、基体35aの下に基体35bがぶら下がる状態となって、流入口12aを閉じるようになっている。また、図14(b)、図15(b)に示すように、第2の位置(開)にシャッター体30Aが移動したときには、後記するように基体35aの後方に基体35bが折り畳まれた状態となり、流入口12aを開くように構成されている。
本実施形態では、収容室2bに集塵ケース10Aを収容する際に、掃除機本体2の前縁部2cにシャッター体30Aの基体35bが当接するようになっており、集塵ケース10Aを収容する際の動作に連動して、前縁部2cに当接した基体35bが上方へ持ち上げられつつ、基体35aの後方内側に折り畳まれるようになっている。
そして、さらに、収容室2bに集塵ケース10Aが収容されると、前縁部2cに対して基体35a、35bの両方が当接して、これらが一緒になって上方へ持ち上げられるようにして移動し、流入口12aが開かれる構成となっている。
したがって、この変形例においても、収容室2bに集塵ケース10Aを収容する動作に連動してシャッター体30Aを開くことができ、使用者がシャッター体30Aを直接操作する煩雑さがなく、衛生的であるとともに使い勝手がよいという利点が得られる。
リンク機構40は、支軸41と、腕部42と、支軸43とを備えて構成されており、蓋部材12の前面に支軸43が支持され、支軸43に支持された2つの腕部42、42によって支軸41が支持され、支軸41に基体35aが支持されている。シャッター体30Aは、支軸41側に設けられた図示しない規制部材によって、第1の位置にあるときに、流入口12aを閉じる側に傾くように設定され、塵埃がこぼれ落ちるのを防止するように構成されている。
支軸41は、図14(b)、図15(b)に示すように、シャッター体30Aが第2の位置に移動したときに、操作ボタン20のフック部22の係合リブ22aの後ろ上方に位置するようになっている。つまり、シャッター体30Aが第2の位置にあるときに(収容室2bに集塵ケース10Aが収容されたときに)、支軸41が係合リブ22aの後ろ上方に位置して、支軸41の前方に係合リブ22aが係合することを許容するようになっている。これによって、収容室2bに集塵ケース10Aが収容された状態で、操作ボタン20が押圧操作されると、フック部22の係合リブ22aが上動して支軸41の前側に進入して係合し、操作ボタン20のそれ以上の押圧可動が規制されるようになっている。
したがって、集塵ケース10Aが掃除機本体2に収容されている状態で操作ボタン20に誤って触れる等しても、掃除機本体2内で蓋部材12が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体2から集塵ケース10Aを取り出す際等に蓋部材12が開いて流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
このようなシャッター体30Aは、図15(b)に示すように、第2の位置にあるときに、その重心O1がリンク機構40の支軸43の回動中心を通る垂直基準面X1よりも、集塵ケース10Aの外方向となる前方側に位置するように構成されている。したがって、収容室2bから集塵ケース10Aを取り出すと、シャッター体30Aは、自重によってリンク機構40を介して閉じる方向(第2の位置から第1の位置に向かう方向)に移動し始め、第1の位置まで移動して流入口12aを閉じるようになっている。
この変形例の集塵ケース10Aにおいても、前記した実施形態と同様に、シャッター体30Aは、掃除機本体2から集塵ケース10Aが取り出された状態で流入口12aを閉じる第1の位置に移動し、掃除機本体2内に集塵ケース10Aが収容された状態で流入口12aを開く第2の位置に移動するようになっているので、掃除機本体2から集塵ケース10Aを取り出す際等に、シャッター体30Aで流入口12aを閉じることができ、集塵ケース10Aに捕集した塵挨がこぼれ落ちるのを防止することができる。したがって、衛生的で使い勝手がよいという利点が得られる。
また、集塵ケース10Aが掃除機本体2に収容されてシャッター体30Aが第2の位置にあるときに、操作ボタン20の可動が規制されるようになっているので、集塵ケース10Aが掃除機本体2に収容されている状態で操作ボタン20に誤って触れる等しても、掃除機本体2内で蓋部材12が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体2から集塵ケース10Aを取り出す際等に蓋部材12が開いて流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
次に、図16(a)(b)、図17(a)(b)に示した変形例について説明する。この変形例では、集塵ケース10Bに設けられたシャッター体30Bが、開閉部材50により流入口12aを閉じる第1の位置から流入口12aを開く第2の位置に移動するように構成されている点が前記のものと異なっている。
これらの図に示すように、シャッター体30Bは、左右2つの略半円形の基体36a、36bからなり、これらの基体36a、36bが、蓋部材12の前面に設けられた開閉部材50を介して左右方向に開閉するように移動可能に設けられている。
シャッター体30Bは、第2の位置にあるときに、基体36aの上部に形成された溝部36cに、基体36bの上部が挿入されるようになっており、左右に開いたときの基体36aと基体36bとの干渉が回避されるように構成されている。
開閉部材50は、図示しない接続部材を介して基体36a、36bに接続されており、図16(a)に示すように、開閉部材50が矢印A方向に回動されることによって、基体36a、36bを左右方向にそれぞれ移動させるように作用し、流入口12aを開くように機能する。蓋部材12の前面には、収容室2bの内壁に形成された図示しない係合部に係合して、集塵ケース10Bの収容動作とともに上下方向にスライドする図示しないレバーが設けられており、開閉部材50は、このレバーのスライドに連動して、収容室2bに集塵ケース10Bを収容する際に、図中矢印A方向に回動するように構成されている。
つまり、収容室2bに集塵ケース10Bを収容する際に、レバーが例えば上方向にスライドして開閉部材50を図中矢印A方向に回動させ、シャッター体30Bが流入口12aを開くように構成されている。また、収容室2bから集塵ケース10Bを取り出す際には、レバーが例えば下方向にスライドして開閉部材50を矢印A方向と反対方向の回動を許容して、シャッター体30Bが自重により閉じる方向に移動して、流入口12aを閉じるように構成されている。
このように、この変形例においても、シャッター体30Bが集塵ケース10Bの出し入れに連動して開閉するようになっているので、使用者がシャッター体30Bを直接操作する煩雑さがなく、衛生的であるとともに使い勝手がよいという利点が得られる。
また、開閉部材50には、図16(b)、図17(b)に示すように、後方に向けて突出する規制突片51が設けられている。この規制突片51は、シャッター体30Bが第2の位置に移動したときに、操作ボタン20のフック部22の係合リブ22aの上方に位置するようになっている。つまり、シャッター体30Bが第2の位置にあるときに(収容室2bに集塵ケース10Bが収容されたときに)、規制突片51が係合リブ22aの上方に位置して、係合リブ22aの係合を許容するようになっている。これによって、収容室2bに集塵ケース10Bが収容された状態で、操作ボタン20が押圧操作されると、フック部22の係合リブ22aが上動して規制突片51に係合し、操作ボタン20のそれ以上の押圧可動が規制されるようになっている。
したがって、集塵ケース10Bが掃除機本体2に収容されている状態で操作ボタン20に誤って触れる等しても、掃除機本体2内で蓋部材12が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体2から集塵ケース10Bを取り出す際等に蓋部材12が開いて流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
この変形例の集塵ケース10Bにおいても、前記した実施形態と同様に、シャッター体30Bは、掃除機本体2から集塵ケース10Bが取り出された状態で流入口12aを閉じる第1の位置に移動し、掃除機本体2内に集塵ケース10Bが収容された状態で流入口12aを開く第2の位置に移動するようになっているので、掃除機本体2から集塵ケース10Bを取り出す際等に、シャッター体30Bで流入口12aを閉じることができ、集塵ケース10Bに捕集した塵挨がこぼれ落ちるのを防止することができる。したがって、衛生的で使い勝手がよいという利点が得られる。
また、集塵ケース10Bが掃除機本体2に収容されてシャッター体30Bが第2の位置にあるときに、操作ボタン20の可動が規制されるようになっているので、集塵ケース10Bが掃除機本体2に収容されている状態で操作ボタン20に誤って触れる等しても、掃除機本体2内で蓋部材12が開いてしまうことがなくなり、掃除機本体2から集塵ケース10Bを取り出す際等に蓋部材12が開いて流入口12aから塵埃がこぼれ落ちるのを防止することができる。
なお、前記実施形態や変形例において、シャッター体30、30A、30Bの形状等は任意に設定することができる。
また、シャッター体30、30A、30Bは、ばね等の付勢手段によって開閉するように構成してもよいし、使用者の手動操作によって開閉するように構成してもよい。
また、シャッター体30に設けた突出部32は、シャッター体30の開閉操作用のツマミ部として用いることもできる。この場合に、突出部32の傾斜面に指掛け用の凹部等を設けて、操作時に突出部32を摘み易くすることもできる。
また、シャッター体30、30Aの重心O、O1は、垂直基準面X、X1より前方に位置して、シャッター体30、30Aが自重により回動可能となる位置であれば、任意の位置に設定することができる。
また、シャッター体30の突出部32は、第2の位置にシャッター体30が回動したときに、図18に示すように、操作ボタン20のフック部22の直上に位置するように形成してもよい。このような位置に突出部32が位置するように構成することで、突出部32の傾斜面32aを、操作ボタン20の上面(押圧操作部23の上面)に連続する面とすることができる。これによって、集塵ケース10の意匠性を高めることができる。
この場合に、突出部32における係合リブ22aの対向部位に、係合リブ22aが係合する凹部等を設けてもよい。
また、前記実施形態では、操作ボタン20に係合要素としての係合リブを設けるとともに、シャッター体30に被係合要素としての凹部35を設けたが、これとは逆に、シャッター体30に係合要素(凸部)を設け、操作ボタン20のフック部22に被係合要素(凹部)を設けてもよい。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 流入口
2b 収容室
2c 前縁部(当接面)
2d 対向面
10 集塵ケース
10A、10B 集塵ケース
11 ケース部材
12 蓋部材
12a 流入口
12d 側壁
13 塵埃収容器
20 操作ボタン
22 フック部
22a 係合リブ(係合要素)
30 シャッター体
30A、30B シャッター体
32 突出部(当接部)
33 周壁部
34 係止部
35 凹部(被係合要素)
O 重心
O1 重心

Claims (9)

  1. 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを有する電気掃除機であって、
    前記集塵ケースは、
    塵挨の流入する流入口と、前記掃除機本体から前記集塵ケースが取り出された状態で前記流入口を閉じる第1の位置、および前記掃除機本体に前記集塵ケースが収容された状態で前記流入口を開く第2の位置を採り得るシャッター体と、塵挨を廃棄する際に開かれる蓋部材と、前記蓋部材を開く際に操作されて可動する操作ボタンと、を備え、
    前記シャッター体は、
    前記掃除機本体内に前記集塵ケースが収容されて第2の位置にあるときに、前記操作ボタンの可動を規制することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記シャッター体は、前記掃除機本体に前記集塵ケースを収容する動作に連動して前記流入口を開き、第2の位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記シャッター体は、当該シャッター体に設けられた軸部を中心に前記集塵ケースの前部に上下方向に回動自在に支持され、下方向に回動されて第1の位置を採り得るとともに、上方向に回動されて第2の位置を採り得る構成とされており、
    前記シャッター体が第2の位置にあるときに、当該シャッター体の重心が前記軸部の回動中心を通る垂直基準面よりも、前記集塵ケースの外方向となる前方側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記シャッター体および前記操作ボタンのうちの一方に設けられた係合要素と、他方に設けられた被係合要素と、を備え、
    前記係合要素と前記被係合要素との係合によって前記操作ボタンの可動が規制されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 前記シャッター体は、当該掃除機本体側に設けられた当接面に当接する当接部を備えており、
    前記当接部は、前記集塵ケースを前記掃除機本体に収容する際に前記当接面に当接して、第1の位置から第2の位置へ向かう方向の回動力を前記シャッター体に付与することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 前記当接部は、前記シャッター体の開閉操作用のツマミ部として機能することを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記当接部は、前記シャッター体が第2の位置にあるときに、前記係合要素または前記被係合要素として機能することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 前記シャッター体には、前記流入口に係止して当該シャッター体を第1の位置に保持する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 前記流入口は、前記集塵ケースの前方へ向けて突出する側壁を有しており、
    前記シャッター体は、前記側壁に係合する周壁部が形成されたキャップ状とされており、
    前記周壁部は、前記シャッター体が第2の位置にあるときに、前記集塵ケースの前方へ突出するように配置され、前記収容室における前記集塵ケースの対向面との間にスペーサとして配置されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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