JP5376985B2 - シート綴じ装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚のシートからなるシート束を綴じるシート綴じ装置及びこのシート綴じ装置を有する画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置により画像が形成されたシートを綴じ合わせるシート綴じ装置としては、複数枚のシートからなるシート束を金属針等の綴じ部材を用いて綴じるステイプル装置が広く用いられている。
しかし、その針綴じされたシート束の各シートを読み取り原稿として使用する場合、そのシート束を綴じている針を取り除かなければならない。また、針綴じされたシート束をリサイクルする場合も、環境問題の観点から、シート束を綴じている針を取り除き、シートと針を分別して回収しなければならない。いずれの場合においても手間のかかる作業が必要である。また針に関しては使用後に廃棄されるため、資源の無駄を招いていた。
そこで、針を使用せず、原稿としての再利用時やリサイクル時の手間を軽減し、資源の無駄使いを低減するシート綴じ装置として、綴じ位置に搬入されたシート束の一部に凹凸を形成する凸部と凹部を有するシート綴じ手段を備えたものが提案されている。
特開2004−155537
しかしながら、前述したシート綴じ装置では、シート束に凹凸を形成する際に前記シート綴じ手段に付与される力は一定である。そのため、その力の設定が、シート束をなすシートの枚数が少ないときを基準にしている場合、シートの枚数が多いときにそのシート束を綴じる綴じ力が不足してしまう。一方、シート束をなすシートの枚数が多いときを基準にしている場合、シートの枚数が少ないときにそのシート束に過大な集中荷重がかかり、綴じた箇所に破れが発生し、シート間の摩擦力が低下して綴じ力が落ちてしまう。
そこで、特許文献1には、シート束をなすシートの枚数、種類、厚さに応じて、そのシート束に形成する凹凸の数や配列を変更して綴じ処理を実行するシート綴じ手段が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、シート束に形成する凹凸の数や配列を変更するために、凹凸の数や配列が異なる複数のシート綴じ手段を交換可能に設けたり、シート綴じ手段とシート束の相対位置を移動させる移動機構が必要になる。すなわち、構成が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、シート束の厚さに応じた綴じ処理を簡単な構成で実現することである。
上記目的を達成するために本発明は、複数枚のシートからなるシート束に厚さ方向の凹凸を形成することでシート束を綴じるシート綴じ装置において、少なくとも一方がシート束の厚さ方向に移動可能に設けられ、シート束を挟持して前記シート束に厚さ方向の凹凸を形成する一対の歯型部材と、駆動源と、前記駆動源により一方向に回転するにつれて、所定の回転停止位置における径が大きくなるとともに前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方を大きく移動させるよう構成された回転部材と、を有し、前記回転部材を一方向に回転させて前記所定の回転停止位置に保持することにより前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方、シート束に凹凸を形成するための押圧力を付与する押圧力付与手段と、を備え、前記押圧力付与手段は、前記回転部材を一方向と逆の方向に回転させて前記回転部材の前記所定の回転停止位置への保持を解除するとともに、綴じるシート束の厚さが厚くなるほど前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方に付与する押圧力が大きくなるよう前記回転部材の回転停止位置を変更することを特徴とする。
本発明によれば、一対の歯型部材に付与する押圧力をシート束の厚さに応じて選択できるので、シート束の厚さに応じた良好なシート綴じ処理ができる。また、従来のように凹凸の数や配列を変更することなく、一対の歯型部材で厚さの異なるシート束に対応できるので、良好なシート綴じ処理を簡易な構成で、低価格にて実現することができる。
シート綴じ装置の概略断面図 シート綴じ装置における主要箇所の拡大斜視図 シート綴じ装置が綴じ処理している状態の斜視図 シート綴じ装置が綴じ処理している状態の斜視図 シート綴じ装置が綴じ処理している状態の斜視図 (a)はシート綴じ装置が綴じ処理している状態での主要箇所の斜視図、(b)はシート束を挟持している綴じ処理状態での断面図 (a)は綴じ処理制御系統のブロック図、(b)は綴じ処理制御のフローチャート シート綴じ処理装置を有する画像形成装置の概略断面図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
ここでは、シート綴じ装置を有する画像形成装置を例示して実施の形態を説明する。以下の説明では、まずシート綴じ装置を備えた画像形成装置について説明し、次にシート綴じ装置について説明する。
まず図8を用いて、シート綴じ装置を有する画像形成装置について説明する。図8は画像形成装置の概略断面図である。
図8に示すように、画像形成装置101は、画像読取部170と画像形成部115から構成されている。画像読取部170の上部には固定して設けられた透明ガラス板からなる原稿台102が設けられている。原稿台102の所定の位置に画像面を下向きにして載置された原稿Dを原稿圧着板103で押圧固定する。原稿台102の下側には原稿Dを照明するランプ104と、照明した原稿Dの光像を画像処理ユニット108に導くための反射ミラー105,106,107とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ104及び反射ミラー105,106,107は所定の速度で移動して原稿Dを走査する。
画像形成部115は、感光体ドラム28と、一次帯電ローラ161と、ロータリ現像ユニット151と、中間転写ベルト152と、転写ローラ150と、クリーナ126等を備えている。感光体ドラム28は、その表面が一次帯電ローラ161によって均一に帯電され、その表面にレーザーユニット109から光像が照射されて静電潜像が形成される。感光体ドラム28に形成された静電潜像はロータリ現像ユニット151によって現像される。そして、中間転写ベルト152は、感光体ドラム28の表面に現像されたトナー像が転写され、中間転写ベルト152に転写されたトナー像は、転写ローラ150によってシートSに転写される。クリーナ126は、中間転写ベルト152にトナー像を転写した後、感光体ドラム28に残留したトナーを除去する。
ここで、ロータリ現像ユニット151について説明する。ロータリ現像ユニット151は、回転現像方式を用いており、現像器151K,現像器151Y,現像器151M,現像器151Cを有し、モータ(不図示)により回転可能である。感光体ドラム28上にモノクロのトナー像を形成する時は、感光体ドラム28と近接する現像位置に現像器151Kを回転移動させて現像を行う。同様にフルカラーのトナー像を形成する時は、ロータリ現像ユニット151を回転して、現像位置に各現像器を配置させ、各色毎に順に現像を行う。
現像ユニットによって感光体ドラム28に現像されたトナー像は、中間転写ベルト152に転写される。中間転写ベルト152上のトナー像は、転写ローラ150によってシートSに転写される。シートSは、シートカセット127から供給されるようになっている。
画像形成部115の下流側には定着器122が設けてあり、搬送されるシートS上のトナー像を永久画像として定着する。この定着器122においてトナー像が定着されたシートSは、後述するシート綴じ装置100にて選択的に綴じ処理が施される。そして、シート又はシート束は排出ローラ対210によって装置外の排出部125へ排出される。
次に図1〜図6を用いて、シート綴じ装置について説明する。図1はシート綴じ装置の概略断面図である。図2は歯型部材の支持部周辺の斜視図である。図3、図4、図5はシート綴じ装置の綴じ状態を示す斜視図である。図6(a)はシート綴じ装置が綴じ処理している状態での主要箇所の斜視図、図6(b)は綴じ処理状態でのシート束と上下歯型部材の部分拡大断面説明図である。
図1に示すように、シート綴じ装置100は、複数枚のシートからなるシート束を、針等の綴じ部材を使用することなく、綴じるシート綴じ装置である。このシート綴じ装置100は、シート束を綴じる一対の歯型部材1,2を有している。この一対の歯型部材1,2は、シート束の厚さ方向に移動可能に設けられ、シート束を挟持してシート束に厚さ方向の凹凸を形成することでシート束を綴じる。
下側の歯型部材(以下、下歯型部材という)1は、下側の支持台(以下、下支持台という)9にビス止め等で支持されている。同様に、上側の歯型部材(以下、上歯型部材という)2は、上側の支持台(以下、上支持台という)10にビス止め等で支持されている。また各歯型部材1,2は、シート束に厚さ方向の凹凸を形成するための凹凸形状の歯を有しており、ともに凹凸形状の歯の配列ピッチが同一となっている。
図6(a)に示すように、下歯型部材1を支持している下支持台9には、歯型部材1,2間のシート束の角部を突き当てて位置決めするための2つのガイドピン11が設けられている。一方、図2に示すように、上歯型部材2を支持している上支持台10には、下支持台9の各ガイドピン11に移動可能に係合してガイドするガイド穴10aが設けられている。図2に示すように、ガイドピン11は、上支持台10を矢印B方向(シート束の厚さ方向)に移動可能にガイドするガイド部11bと、上支持台10がガイドピン11から抜け出るのを防止するストッパ部11aとからなる。また、上支持台10は下支持台9に設けた圧縮バネ21によって上方向に付勢されている。この上方向に付勢されている上支持台10の上死点は、ガイド穴10aの径より大きいガイドピン11のストッパ部11aに上支持台10が当接したところで決められる。一方、上支持台10の下死点は、下歯型部材1と上歯型部材2が当接したところで決められる。
図1に示すように、一対の歯型部材1,2は、所定の位置に固定された固定歯型部材と、前記固定歯型部材に対してシート束の厚さ方向に移動可能な移動歯型部材とからなる。ここでは、一対の歯型部材1,2のうち、下歯型部材1は、下支持台9がフレーム14に取り付けられており、所定の位置に固定された固定歯型部材となっている。一方、上歯型部材2は、上支持台10がガイドピン11に沿ってシート束の厚さ方向に移動可能となっており、下歯型部材1に対してシート束の厚さ方向に移動可能な移動歯型部材となっている。上歯型部材2を支持している上支持台10の上面には、フレーム14に対して軸12aを中心に回動可能に支持された移動アーム12の一方の端部が当接している。この移動アーム12は、圧縮バネ21(図6(a)参照)とガイドピン11の作用により歯型部材1,2間の間隔Hが最大距離だけ開いた状態の退避位置にある上支持台10を、ガイドピン11に沿って、歯型部材1,2が噛み合う綴じ位置に移動させる。ここで、綴じ位置とは一対の歯型部材1,2でシート束を挟持して綴じる第1の位置であり、退避位置とは上歯型部材2が下歯型部材1に対して前記第1の位置よりシート束の厚さ方向に退避した第2の位置である。
前述したように、上支持台10及び移動アーム12は、通常、圧縮バネ21とガイドピン11の作用により、一対の歯型部材1,2間の間隔Hが最大距離だけ開いた状態に設置されている。移動アーム12の他方の端部には、フレーム14に対して軸13aを中心に回動可能に支持された連結アーム13を加圧するための加圧ピン12bが設けられている。連結アーム13の上部には弾性部材(可撓性部材)であるアーム板15が取り付けられている。アーム板15の自由端側の端部の上面には回転部材であるカム16が摺動可能に当接されている。カム16は、回転中心から外周部までの径が異なる複数の当接部16a,16b,16cを有している。この当接部16a,16b,16cは、カム16の一方の回転方向に向かって段階的に径が大きくなり、他方の回転方向に向かって段階的に径が小さくなるように設けられている。このカム16の位相によってアーム板15の上下方向の位置が決まる。すなわち、カムの回転停止位置によってアーム板15の変形量が変わる。カム16はカム駆動モータ20を駆動源にして、モータギア19、駆動伝達ギア18、カム駆動軸17を介して駆動が伝達されて回動される。ここではカム駆動モータ20はステッピングモータを使用している。また、アーム板15を介して連結アーム13を弾性的に付勢しているため、カムの回転停止位置が同じであってもアーム板15の撓みによりシート束の厚みが大きくなれば押圧力が大きくなり、押圧力の微調整が可能となる。
次に、図3、図4、図5を用いて、一対の歯型部材1,2に押圧力を付与する押圧力付与機構の構成及び動作について説明する。図3、図4、図5は上歯型部材2と下歯型部材1が噛み合う綴じ位置に移動された状態を示す斜視図である。これに対し、図1は上歯型部材2が下歯型部材1から退避した退避位置に移動された状態を示す断面図である。
押圧力付与機構(押圧力付与手段)は、前記カム駆動モータ20と、前記カム16と、前記アーム板15と、を有している。この押圧力付与機構は、凹凸を形成してシート束を綴じるために移動可能な上歯型部材2に押圧力を付与するよう構成されている。
従って、カム16を回動させると、アーム板15が取り付けられた連結アーム13及び移動アーム12が回動し、下歯型部材1を有する下支持台9に対して、上歯型部材2を有する上支持台10がガイドピン11に沿ってシート束の厚さ方向に移動する。すなわち、カム16を図1に示す状態から図3、図4、又は図5に示す状態まで矢印A方向に回動させると、圧縮バネ21の力に抗して移動アーム12が回動され、上歯型部材2と下歯型部材1が噛み合う綴じ位置まで、上支持台10が移動される。この時、歯型部材1,2間にかかる押圧力(当接圧)は、アーム板15に対するカム16の当接部16a,16b,16cの回動停止位置に応じた押圧力となる。一方、カム16を図3、図4、又は図5に示す状態から図1に示す状態まで矢印C方向に回動させると、上歯型部材2を有する上支持台10が、圧縮バネ21の付勢力によりガイドピン11のストッパ部11aに突き当たる退避位置まで移動される。これにより、歯型部材1,2間にかかる押圧力(当接圧)が解除される。
図3では、カム16の第1当接部16aがアーム板15に当接した状態で保持されている。カム16は、カム駆動モータ20の正回転により矢印A方向に回転され、カム駆動モータ20の回転量制御により第1当接部16aがアーム板15に当接した状態で回転が停止される。図3に示すカム16の第1当接部16aの位置での保持は、シート束をなすシートの枚数が比較的少ない2〜4枚までの場合に使用する。回転するカム16の摺動当接によりアーム板15を移動させることで、上歯型部材2を移動させて、下歯型部材1へ当接させている。このとき、第1当接部16aが当接した状態のアーム板15の変形量に応じた押圧力が、上下歯型部材1,2間に付与されて、シート束に凹凸が形成されて綴じられる。ここでは、上下歯型部材1,2間にかかる押圧力は約80kgとしている。そしてカム駆動モータ20を逆回転させ、カム16を矢印C方向に回転させて、図1に示す初期状態へと戻す。
図4では、カム16の第2当接部16bがアーム板15に当接した状態で保持されている。カム16は、カム駆動モータ20の正回転により矢印A方向に回転され、カム駆動モータ20の回転量制御により第2当接部16bがアーム板15に当接した状態で回転が停止される。図4に示すカム16の第2当接部16bの位置での保持は、シート束をなすシートの枚数が第1当接部16aの場合よりも多い5〜8枚までの場合に使用する。回転するカム16の摺動当接によりアーム板15を移動させることで、上歯型部材2を移動させて、下歯型部材1へ当接させている。このとき、第2当接部16bが当接した状態のアーム板15の変形量に応じた押圧力が、上下歯型部材1,2間に付与されて、シート束に凹凸が形成されて綴じられる。第2当接部16bが当接した状態のアーム板15の変形量は、第1当接部16aが当接した状態のアーム板15の変形量よりも大きく、ここでは、上下歯型部材1,2間にかかる押圧力は約120kgとしている。そしてカム駆動モータ20を逆回転させ、カム16を矢印C方向に回転させて、図1に示す初期状態へと戻す。
図5では、カム16の第3当接部16cがアーム板15に当接した状態で保持されている。カム16は、カム駆動モータ20の正回転により矢印A方向に回転され、カム駆動モータ20の回転量制御により第3当接部16cがアーム板15に当接した状態で回転が停止される。図5に示すカム16の第3当接部16cの位置での保持は、シート束をなすシートの枚数が第2当接部16bの場合よりも多い9〜15枚までの場合に使用する。回転するカム16の摺動当接によりアーム板15を移動させることで、上歯型部材2を移動させて、下歯型部材1へ当接させている。このとき、第3当接部16cが当接した状態のアーム板15の変形量に応じた押圧力が、上下歯型部材1,2間に付与されて、シート束に凹凸が形成されて綴じられる。第3当接部16cが当接した状態のアーム板15の変形量は、第2当接部16bが当接した状態のアーム板15の変形量よりも大きく、ここでは、上下歯型部材1,2間にかかる押圧力は約180kgとしている。そしてカム駆動モータ20を逆回転させ、カム16を矢印C方向に回転させて、図1に示す初期状態へと戻す。
このように、押圧力付与機構は、一対の歯型部材1,2に付与する押圧力を、綴じるシート束の厚さに応じて、前記厚さが厚くなるほど大きくすることができる。具体的には、前述したように、アーム板15に対してカム16の当接部16a,16b,16cの回転停止位置をシート束の厚さに応じて変更し、前記厚さが厚くなるほどアーム板15の変形量を大きくすることができる。また、前記厚さが薄くなるほどアーム板15の変形量を小さくすることもできる。
以下に図7(a)及び図7(b)を用いて、複数枚のシートからなるシート束を綴じ処理する動作を説明する。
まず、図7(a)のブロック図に従って綴じ処理制御系統について簡単に説明する。制御手段としてのCPU51は、シート情報入力部(後述する操作部など)52からの情報に応じて、モータコントローラ53を介して、カム16を回転させ、上歯型部材2を移動させるカム駆動モータ20の駆動を制御する。なお、シート情報入力部は、実際の記録動作前にシートの綴じ枚数、厚さ等を管理指示するものであり、この情報からシート束の厚さが判別される。
次に、図7(b)のフローチャートに従って綴じ処理制御について説明する。
ステップS1にて、図6(a)に示すようにシート束Sをシート搬送手段(不図示)によって上下歯型部材1,2間に送り込み、シート束Sの角部をガイドピン11のガイド部11bに突き当てた状態(綴じ処理位置)に設置する。
これに並行して、シート束の厚さに応じて、一対の歯型部材1,2間に付与する押圧力が設定される。すなわち、シート束の厚さに応じた、カム16の回転停止位置が決められる(ステップS2)。カム16の回転停止位置は、前述したように、シート束の厚さに応じてカム16のいずれかの当接部がアーム板15に当接した状態で保持される位置である。シート束の厚さは、操作部(不図示)から入力された、シート束をなすシートの枚数及び1枚当りのシートの厚さなどの情報に基づいて設定される。この入力情報はシート綴じ装置を画像形成装置に搭載した場合は、画像形成装置に対してシートの枚数とシートの種類として入力される。従ってシートの厚さに関しては予めシートの種類に対する厚さデータを準備しておくことで、綴じるシート束の厚さに応じた押圧力(当接圧)を選択することができる。
ステップS3にて、ステップS2にて設定された当接部がアーム板15に当接するまで、カム駆動モータ20の正回転によりカム16が矢印A方向に回転される。そして、設定された当接部がアーム板15に当接したところでカム16の回転が停止される(ステップS4)。これにより、一対の歯型部材1,2間にシート束の厚さに応じた押圧力が付与されて、前述の綴じ処理位置に設置されたシート束Sに凹凸が形成されて綴じられる(ステップS5)。
なお、カム駆動モータ20を駆動してカム16を回転・停止制御をさせるが、約100kgf(980N)〜200kgf(1960N)程度必要なので、カム駆動モータ20の回転数から十分減速したカム16の回転数になるように減速比を設定すると良い。
綴じ処理後、ステップS6にて、カム駆動モータ20の逆回転によりカム16が矢印C方向に回転される。これにより、一対の歯型部材1,2間に付与されていた押圧力が解除され、上下歯型部材1,2が離間されて、綴じ処理されたシート束は開放される(ステップS7)。
そして、ステップS8にて、綴じ処理されたシート束はシート搬送手段(不図示)によって装置外へ排出される。
上述したように、一対の歯型部材1,2間に付与する押圧力をシート束の厚さに応じて選択できるので、シート束の厚さに応じた良好なシート綴じ処理ができる。また、従来のように凹凸の数や配列を変更することなく、一対の歯型部材1,2で厚さの異なるシート束に対応できるので、良好なシート綴じ処理を簡易な構成で、低価格にて実現することができる。
なお、前述した形態では、カムが径の異なる3つの当接部を有する構成を例示したが、回転部材の当接部はこれに限定されるものではない。径の異なる当接部の数は適宜設定すれば良い。また、当接部が段階的に切り替わるカムに限らず、当接部の径が徐々に大きく(又は徐々に小さく)なるように無段階に変化するカムを構成しても良い。
また前述した形態では、歯型部材が支持台にビス止め等で取り付けられた構成を例示したが、これに限定されるものではない。支持台と歯型部材とが一体となった歯型部材としても良い。
また前述した形態では、一対の歯型部材のうち、下歯型部材を固定歯型部材とし、上歯型部材を移動歯型部材とする構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、上歯型部材を固定歯型部材とし、下歯型部材を移動歯型部材とする構成であっても良い。更には、一対の歯型部材のうち、一方を固定、他方を移動とせずに、両方を移動歯型部材とする構成にすることも可能である。その際も、対向する一対の歯型部材の歯の高さに高低差を設けることで、同様の効果が得られる。
また前述した形態では、シート束を図6(a)に示すようにガイドピン11に突き当てることでシート束Sの位置出しをしたが、これに限定されるものではない。例えば、シート束Sに対する上下歯型部材の位置や角度は、その位置や角度を自動的に変更する自動位置変更手段を用いたり、或いは歯型部材を支持する支持台の形状変更にて対応しても良い。
また前述した形態では、画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられるシート綴じ装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した形態では、画像形成装置がシート綴じ装置を一体的に有する構成を例示したが、これに限定されるものではなく、画像形成装置に対して着脱可能なシート綴じ装置であっても良い。このシート綴じ装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
S …シート、シート束
1 …下歯型部材
2 …上歯型部材
9 …下支持台
10 …上支持台
11 …ガイドピン
12 …移動アーム
13 …連結アーム
14 …フレーム
15 …アーム板
16 …カム
20 …カム駆動モータ
100 …シート綴じ装置
101 …画像形成装置
115 …画像形成部

Claims (8)

  1. 複数枚のシートからなるシート束に厚さ方向の凹凸を形成することでシート束を綴じるシート綴じ装置において、
    少なくとも一方がシート束の厚さ方向に移動可能に設けられ、シート束を挟持して前記シート束に厚さ方向の凹凸を形成する一対の歯型部材と、
    駆動源と、前記駆動源により一方向に回転するにつれて、所定の回転停止位置における径が大きくなるとともに前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方を大きく移動させるよう構成された回転部材と、を有し、前記回転部材を一方向に回転させて前記所定の回転停止位置に保持することにより前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方、シート束に凹凸を形成するための押圧力を付与する押圧力付与手段と、を備え
    前記押圧力付与手段は、前記回転部材を一方向と逆の方向に回転させて前記回転部材の前記所定の回転停止位置への保持を解除するとともに、綴じるシート束の厚さが厚くなるほど前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方に付与する押圧力が大きくなるよう前記回転部材の回転停止位置を変更することを特徴とするシート綴じ装置。
  2. 前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方は、シート束を挟持して綴じる第1の位置と、前記第1の位置よりシート束の厚さ方向に退避した第2の位置に移動可能であり、
    前記第1の位置における前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方の押圧力を、綴じるシート束の厚さが厚くなるほど大きくすることを特徴とする請求項1に記載のシート綴じ装置。
  3. 前記回転部材との当接により変形して前記一対の歯型部材のうち少なくとも一方に押圧力を付与する弾性部材を備え、
    前記回転部材は、一方向への回転により前記弾性部材の変形量が大きくなり、一方向と逆の方向への回転により前記弾性部材の変形量が小さくなるよう前記弾性部材に当接する当接部を有し、
    前記回転部材は、シート束の厚さが厚くなるほど前記弾性部材の変形量を大きくするよう前記弾性部材に対する前記回転部材の回転停止位置を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート綴じ装置。
  4. 前記一対の歯型部材は、所定の位置に固定された固定歯型部材と、前記固定歯型部材に対してシート束の厚さ方向に移動可能な移動歯型部材とからなり、前記移動歯型部材は前記押圧力付与手段により移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート綴じ装置。
  5. 前記移動歯型部材は、弾性部材を介して前記回転部材により押圧されることを特徴とする請求項4に記載のシート綴じ装置。
  6. 前記弾性部材に対する前記回転部材の回転停止位置が同じであるとき前記移動歯型部材に対する押圧力は、綴じるシート束の厚さが厚くなるほど大きくなることを特徴とする請求項5に記載のシート綴じ装置。
  7. 前記回転部材は、複数の回転停止位置を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート綴じ装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成された複数枚のシートからなるシート束を綴じる請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート綴じ装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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