JP5375822B2 - 電動アクチュエータの駆動制御装置及び駆動制御方法及び電動アクチュエータの駆動制御装置を備える車両 - Google Patents
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Description
ここで、特許文献1に記載のように、出力軸の相対変位(ストローク)に対する静推力分布は正の傾斜を有する。この正の傾斜を持つことに鑑み、特許文献1の制御方法では、アクチュエータのストローク量に応じて、無励磁時における静推力であるディテント力を補償するための電流補償を行っている。
しかし、発明者らが確認したところ、電動アクチュエータで発生させる推力によっては、無励磁時でのストロークに対する推力変動分だけを電流補償すると、ストロークに対してフラットな推力特性を得ることができなかった。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、アクチュエータのストロークに対し良好な推力特性を得ることを課題としている。
(アクチュエータの構成)
まず、本実施形態のリニアモータ型電動アクチュエータの構成について説明する。
図1は、リニアモータ3を駆動部に用いた電動アクチュエータの例を示す概略構成図である。
本電動アクチュエータACは、図1に示すように、シリンダ1、ロッド2、及びリニアモータ3を備える。
シリンダ1は、例えば断面円形をした有底の筒体である。そのシリンダ1内に、ロッド2の一部を進退可能に挿入してある。ロッド2の断面形状は、上記シリンダ1の内径面と同じ断面形状となっており、例えば断面円形となっている。
上記リニアモータ3は、リング状の複数の永久磁石6と、複数のコイル7とが対向配置している。
また、上記シリンダ1の有底側端部にブラケット8を設ける。同様に、ロッド2の他端部にもブラケット9を設ける。
ここで、本実施形態では、可動体11は外部からの振動入力によって上下方向(アクチュエータACのストローク方向若しくは略ストローク方向)に加振力を受けるものとする。そして、アクチュエータACで発生する推力によって、可動体11の制振を行うことを想定する。なお、固定部材10は、例えば定盤に固定しておく。また、可動体11は、例えば制振を必要とする機器などである。制振の場合には、アクチュエータACはストロークしながら振動をキャンセルする推力を発生することが必要となる。
また、上記可動体11の上下方向への加速度を検出する加速度センサや、上下方向への変位速度を検出する速度センサ等を備える。その各センサは、検出信号を駆動制御装置20に出力する。
ここで、駆動制御装置20の説明に先立って、推力変動に対する補償について説明する。
図1に示したような、複数の永久磁石6をストローク方向に離散的に配置したリニアモータ3を用いると、コイル7に電流を流さない無励磁状態であってもストロークに対する推力変動が起こる。この推力変動は、永久磁石6とコイル7側の鉄心とが互いに吸引力と反発力を生じるためである。実際のアクチュエータACで実測した結果を図3に示す。図3に示すように、本実施形態のアクチュエータACでは、ストロークに対して周期的に推力が変動する。この変動周期Dは、図1に示したコイル7の配置間隔Dと略同等である。
なお、ストローク位置によらず一定の推力を得るために、ロードセルなどによって実際の発生推力を直接測定する装置を設けてフィードバックすることも考えられる。しかし、この場合には、装置全体の複雑化を招く。
また、ストロークに対する推力変動は、周期をDとした周期関数で表すことが出来る。
たとえば、上記電流補償量ΔFとして、下記(1)式で近似して表すことが出来る。
ΔF = K・sin{(2π/D)・x}・・(1)
Kは、推力変動の基本の振幅である。
ここで、同じ電動アクチュエータACを使用して、一定の推力指令Fc(電流指令)でアクチュエータACを動作させながら、ストロークに対する推力の特性を測定した結果を、図4に示す。図4中、下側の曲線501は無励磁時の特性を示す。上側の曲線502が一定の推力指令Fcを加えた場合の特性を示す。
このように、ストロークに対する推力変動は、アクチュエータACで発生させる推力によって、位相ずれ、及び大きさに変化が生じる。すなわち、アクチュエータACを推力制御で用いる場合には、この位相ずれやp−p値のずれの影響は無視できず、制御精度に影響が出る。
図5中の曲線601は、無励磁時における推力変動曲線501を近似した近似曲線である。なお、三角関数で曲線近似を行った結果を示した。
この近似曲線601は、無励磁時のアクチュエータACストロークに応じた推力(電流)補償量に相当する。しかし、この近似曲線601は、前述したように推力変動曲線502と位相ずれを生じていることがわかる。
一方、図5の区間2の部分を拡大した図が、図7である。何も補償を行わない場合の推力変動曲線502に対して無励磁補償量601の位相がずれていることにより、補償を行った場合には、補償した曲線801のように推力変動がほとんどキャンセルできていない。
一方、推力指令に基づき、無励磁補償量601の位相をずらすことで、また、大きさを補正することで、図8のように、推力変動がキャンセルすることが出来る。
すなわち、図9は、アクチュエータACに一定の推力(電流)指令を与えた場合のストロークと推力特性の計測例である。推力(+)とは、図2においてアクチュエータACが伸張する方向の推力を表し、推力(−)とは図2においてアクチュエータACが収縮する方向の推力を表す。同様に、ストローク(+)方向とは、図2においてアクチュエータACが伸張する方向、ストローク(−)方向とは、図2においてアクチュエータACが収縮する方向を表す。曲線1101は無励磁時の推力変動を表している。
この図9に示す推力特性から分かるように、アクチュエータACに対する推力指令の絶対値に応じて振幅の大きさが変化している。同様に、推力指令に応じて曲線の位相が変化していることがわかる。また、本実施形態のアクチュエータ形式においては、ほぼ位相ずれと振幅の変化は、ストローク量によって直線的に変化していることがわかる。
また、駆動制御装置20は、図2に示すように、推力指令演算部21、推力補償部22、及び供給電流調整部23を備える。
推力指令演算部21は、可動体11の挙動を検出するセンサからの信号に基づき、可動体11に発生している加速度や速度等を検出し、その検出に基づき可動体11の振動を抑制するためにアクチュエータACで発生させる推力を演算し、その推力指令Fcを電流指令として出力する。上記推力指令Fcの演算は、公知の制振制御の演算を適用すればよい。
位相ゲイン演算部22Aは、アクチュエータACで発生させる推力に基づき、基準とする基本補償量を補正するための位相及びゲインを演算する。
本実施形態の位相ゲイン演算部22Aでは、推力指令演算部21から推力指令Fcを、アクチュエータACで発生させる推力として入力する。
そして、下記(2)式及び(3)式に基づき、補正分の位相α及びゲインGを求める。求めた位相α及びゲインGは、補償量演算部22Bに出力する。
G =G1・|Fc| +G2 ・・・(3)
上記A1、A2、G1、G2は、それぞれ対象とするアクチュエータACの特性に依存する定数である。
ここで、本実施形態のアクチュエータACは、上述のように、無励磁時の推力特性を基準として、位相ずれ及びゲインを線形近似で設定することが可能である。このため、上記(1)式及び(2)式を一次式としている。対象とするアクチュエータACの特性に応じ、実験などによって、上記(2)式及び(3)式を決定すれば良い。
即ち、上述のように、本実施形態のアクチュエータACでは、基準とする無励磁でのストロークに対する推力変動ΔFは、下記(1)式で表すことが出来る。
ΔF = K・sin{(2π/D)・x} ・・・(1)
この(1)式に基づき、位相ゲイン演算部22Aから入力した位相分α、及びゲインGで補正を反映することで、下記(4)式を得ることが出来る。すなわち、(4)式のよって、アクチュエータACで発生させる推力によって補正した後の電流補償量ΔFを求めることができる。
ここで、上記ゲインGに、上記基本の振幅Kの分も含ませた。即ち、Gは曲線の振幅(ゲイン)そのものを表す。
また、変数Dは、上述のように図1で示したコイル7の配置間隔Dである。
そして、補償量演算部22Bでは、ポテンショメータ12が計測したアクチュエータACのストロークxを入力する。そして、上記(4)式によって、推力の変動量、つまり電流補償量ΔFを算出して加算部22Cに出力する。
供給電流調整部23は、電流アンプから構成し、入力した電流指令値である推力指令Fcを増幅してアクチュエータACのコイル7に供給(印加)する。
なお、上記構成では、推力指令Fc自体が電流指令であることから、供給電流調整部23は電流アンプで構成している。供給電流調整部23に入力する推力指令Fcが電流指令でない場合には、供給電流調整部23は、電源からコイル7に供給する電流を、入力した推力指令Fcに応じた電流値に調整するモータ駆動装置などで構成する。
ここで、推力補償部22は補償量演算手段を構成する。
可動体11の状況に応じてアクチュエータACで発生させる推力指令Fcを算出する。また、アクチュエータACのストロークに応じた補償量を求める際に、上記推力指令Fcに応じて、基本とする補償量の位相及びゲインを補正する。すなわち、アクチュエータACで発生させる推力を考慮して、ストロークに対する推力変動分を求める。
そして、推力変動分を減じることで補償後の推力指令Fcに応じた電流を、アクチュエータACのコイル7に印加する。
これによって、アクチュエータACで発生させる推力がどのような値、若しくは可動体11の状況に応じて目標となる発生推力が変化させても、ストロークに対して推力が変動しない理想的な推力特性を得ることが可能となる。
(1)アクチュエータACの推力補償量を、アクチュエータACのストロークだけではなく、推力指令Fcにも基づいて決定する構成となる。これにより、無励磁時以外の状態においても、推力補償量ΔFを適切に算出することが可能となり、アクチュエータACのストロークに対する推力変動を効果的にキャンセルすることができる。この結果、ストロークに対して推力が変動しない理想的な推力特性を得ることが可能となる。
(2)基本とする補償量ΔFの位相を、アクチュエータACで発生させる推力Fcに基づき補正する。これによって、無励磁状態以外の状態における、アクチュエータACのストロークに対する推力変動の位相の変化を吸収する推力補償量を適切に算出することが可能となる。この結果、アクチュエータACストロークに対する推力変動を効果的にキャンセルすることができる。
(4)基準とする補償量を、アクチュエータACストロークに関する関数で表すことにより、アクチュエータACに対する推力変動を簡潔に表現可能となる。
(1)位置検出手段として、可動体11と固定部材10の間にポテンショメータ12を設置する例を示した。このアクチュエータACを例えば自動車などのサスペンション等として用いる場合には、図11および図12に示すように、可動体11が車体24に、固定部材10がサスペンションアーム25に相当する。このようなサスペンションに利用する場合においては、図11および図12に示すように、サスペンションアーム25と車体24との間にポテンショメータ12を設けてもよいし、または、図示しないが、サスペンション揺動角を検知するセンサを設けて、そのセンサの出力値からアクチュエータACのストロークに換算する手段によって位置検出手段を構成しても良い。ここで、車体24およびサスペンションアーム25に加わる振動は、車室を構成する屋根26やドア27等に伝達しやすいため、伝達された振動そのもの、または振動に起因する音が乗員に不快感を与えるおそれがある。したがって、前述のように車体24とサスペンションアーム25にアクチュエータACを連結した場合に、アクチュエータACのストロークに対する推力変動が生じると、車室内で振動や異音が生じて乗員に不快感を与えるおそれがある。よって、アクチュエータACのストロークに対する推力変動を低減すると、車室内の振動や異音を効果的に低減することができる。
(2)上記電動アクチュエータACの使用として、機器の制振を行う場合を例示している。電動アクチュエータACの適用例はこれに限定しない。例えば、電動アクチュエータACを、自動車のサスペンションの一部に取り付けて用いることにより、路面凹凸を好適に吸収するアクティブサスペンションとしての利用が期待できる。このような用途においては、アクチュエータACは物体を適宜な位置に搬送あるいは固定する位置決め制御ではなく、減衰力やアクティブ制御力を発生する、推力制御で使用することになる。
なお、アクチュエータACでの実際に発生している推力を実測して使用することも可能である。但し、装置がその分だけ複雑化する。
(4)上記実施形態では、位相及びゲインの補正を行う際の基準となる基本の推力変動を、無励磁、つまり、推力指令Fcがゼロである場合、でのストロークに対する推力変動を使用している。基準となる基本の推力変動は、所定の推力指令Fcでのストロークに対する推力変動としても良い。例えば、アクチュエータACで発生させる推力範囲の中央値や、一番発生している時間が長いであろう推力でのストロークに対する推力変動を、基準となる基本の推力変動とする。
(5)上記実施形態では、基準とする基本の推力変動について、位相及びゲインの両方を補正しているが、位相だけを補正するようにしても良い。また、ゲインだけを補正するようにしても良い。
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な装置などについては同一の符号を付して説明する。
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様である。但し、図10に示すように、推力補償部22の処理が異なる。
即ち、本実施形態の推力補償部22は、図10に示すように、位相補正部22D、基本補償量決定部22E、ゲイン補正部22F、および加算部22Cを備える。
本実施形態は、対象とする電動アクチュエータACの推力特性が、図5に示したように単一の三角関数で表現できるものでない場合や、周期関数では表現しきれない場合を想定したものである。この場合には、先に示した実施形態では計算が複雑になってしまう可能性がある。このような場合には、本第2実施形態の構成を用いるのが良い。
ここで、上記演算マップMは、例えば、アクチュエータACを無励磁状態でストロークさせたときの推力変動を、ストロークに対する離散的数値行列として記憶させておくことで構成する。
また、位相補正部22Dは、位置検出手段から検出したストロークを入力すると共に、推力指令Fcを入力する。そして、上記入力したストロークを、推力指令Fcに応じてオフセットさせる。そのオフセットさせることで補正した後のストローク量を、上記基本補償量決定部22Eに出力する。
ゲイン補正部22Fは、推力指令Fcの絶対値に応じてゲインGを求める。そして、そのゲインGを、基本補償量決定部22Eから入力した補償量ΔFに乗算して、補償量の大きさを、推力指令Fcによって補正して、加算部22Cに出力する。なお、上記演算マップMでは、大きさを正規化しておいても良い。
加算部22Cは、アクチュエータACで発生させる推力指令Fcから入力した補償量を減算して電流アンプに出力する。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(1)基本の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(2)基準とする補償量を、アクチュエータACストロークに関する、予め決定したマップMで表す。この結果、アクチュエータACに対する推力変動を簡潔に表現可能となる。特に、マップ形式で持つことで、推力特性が、単一の三角関数で表現できるものでない場合や、周期関数では表現しきれない場合に有効である。
(1)上記実施形態では、無励磁状態でストロークさせたときの推力変動を、基準とする推力変動として、マップMで記憶している。しかしながら、演算マップMに記憶させる基準となる推力変動の波形は、無励磁状態でなくてもよい。位相補正部22Dやゲイン補正部22Fは、その基準に対して設定すればよい。
(2)また、基準となる波形をマップMとして記憶させるだけでなく、複数の波形を記憶させておいてもよい。例えば、図9に示したグラフを全てマップMとして記憶させておき、中間の指令値においては、各波形間を線形補間するなどの方法で補間して用いれば良い。この場合には、基本補償量決定部22Eにストローク及び推力指令Fcを入力し、その2つを変数として補償量を求める事が出来る。即ち、位相補正部22D及びゲイン補正部22Fを省略可能となる。
2 ロッド
3 リニアモータ
7 コイル
10 固定部材
11 可動体
12 ポテンショメータ
20 駆動制御装置
21 推力指令演算部
22 推力補償部(補償量演算手段)
22A 位相ゲイン演算部
22B 補償量演算部
22C 加算部
22D 位相補正部
22E 基本補償量決定部
22F ゲイン補正部
23 供給電流調整部
AC アクチュエータ
Fc 推力指令
x ストローク
G ゲイン
α 位相
ΔF 補償量
M 演算マップ
Claims (6)
- リニアモータを駆動部とするリニアモータ型電動アクチュエータを駆動制御する駆動制御装置であって、前記リニアモータのコイルに供給する電流によって前記電動アクチュエータを駆動制御する駆動制御装置において、
前記リニアモータを励磁させることで、前記アクチュエータが発生する推力の推力指令値を演算する推力指令演算部と、
前記アクチュエータのストロークを検出する位置検出手段と、
前記アクチュエータの推力変動分に対応する補償量を求める補償量演算手段と、
を有し、
前記補償量演算手段は、前記ストロークに対する無励磁での基本補償量を求め、前記基本補償量に乗算されるゲインと、前記基本補償量におけるストロークの位相ずれ分とを、前記推力指令値に応じて変更し、変更後の前記ゲインと前記位相ずれ分に応じて前記基本補償量を補正することによって、前記補償量を求めることを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。 - 前記基本補償量を、予め、前記可動部の相対変位を変数とした関数若しくはマップとして持つことを特徴とする請求項1に記載した電動アクチュエータの駆動制御装置。
- 前記補償量演算手段は、前記推力指令値がゼロである場合の前記アクチュエータのストロークに対する推力変動に基づいて前記基本補償量を演算することを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載した電動アクチュエータの駆動制御装置。
- 前記電動アクチュエータは、車体と、車輪と該車体とを連結するサスペンションアームとに連結し、前記アクチュエータで発生する推力は、前記車輪と前記車体との相対速度または相対変位に応じた力であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した電動アクチュエータの駆動制御装置。
- リニアモータを駆動部とするリニアモータ型電動アクチュエータを駆動制御する駆動制御方法において、
前記リニアモータを励磁させることで、前記アクチュエータが発生する推力の推力指令値を求め、
前記アクチュエータのストロークを検出し、
前記ストロークに対する無励磁での基本補償量を求め、
前記基本補償量に乗算されるゲインと、前記基本補償量におけるストロークの位相ずれ分とを、前記推力指令値に応じて変更し、変更後の前記ゲインと前記位相ずれ分に応じて前記基本補償量を補正することによって、前記アクチュエータのストロークに対する推力変動分に対応する補償量を求めて推力の補償を行う、
ことを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御方法。 - リニアモータを駆動部とするリニアモータ型電動アクチュエータを駆動制御する駆動制御装置を備える車両であって、
前記電動アクチュエータは、車体と、該車体と車輪とを連結するサスペンションアームとを連結し、
前記駆動制御装置は、
前記リニアモータを励磁させることで、前記アクチュエータが発生する推力の推力指令値を演算する推力指令演算部と、
前記アクチュエータのストロークを検出する位置検出手段と、
前記アクチュエータの推力変動分に対応する補償量を求める補償量演算手段と、
を有し、
前記補償量演算手段は、前記ストロークに対する無励磁での基本補償量を求め、前記基本補償量に乗算されるゲインと、前記基本補償量におけるストロークの位相ずれ分とを、前記推力指令値に応じて変更し、変更後の前記ゲインと前記位相ずれ分に応じて前記基本補償量を補正することによって、前記補償量を求めることを特徴とする駆動制御装置を備える車両。
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