JP5375501B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
画像形成装置におけるクリーニング装置は一般に、ブレード、ブラシ、ローラ等を備えて構成され、これらを用いて像担持体等の表面に残留する残留トナーを除去する。中でもブレードは、像担持体等の表面に当接し、残留トナーを直接的かつ物理的に剥ぎ取ることから、クリーニング装置においては特に重要な構成部品の一つである。
ブレードに当接される部材としては、例えば感光体ドラムや中間転写体等の像担持体、或いは転写ベルトである。像担持体では、画像領域に画像(トナー像)を担持し、必要に応じて非画像領域にトナー強制排出用のパッチを担持する。なお、画像領域とは、像担持体上において用紙が通紙される領域をいい、画像形成対象となるトナー像はこの領域に形成される。また、非画像領域とは、複数の用紙に連続的に画像形成する際の画像間の領域をいい、通紙される用紙と用紙との間、すなわち「紙間」をいう。
トナー強制排出用のパッチを形成する理由に、ブレードの磨耗やブレードめくれを抑制できることが挙げられる。近年、トナーに滑剤を混合した現像剤が用いられており、一定量のトナーを定期的に排出することで像担持体等を滑剤で潤滑することができる。像担持体等を滑剤で潤滑することによりブレードと像担持体等との摩擦係数が小さくなり、ブレードの磨耗やブレードめくれを抑制することができる。
転写ベルト上にも同様の理由でトナー強制排出用パッチを設けるようにすることがある。
ここで、転写ベルトの表面粗さは、用紙が直接的に接触する通紙領域と非通紙領域とで異なることが確認されている。そのため、非通紙領域に排出されるパッチの副走査方向(転写ベルト移動方向)の幅が常に一定で同じ場合、すなわち転写ベルトの表面粗さが考慮されずに非通紙領域に常に同一形状のパッチが排出される場合、通紙領域の配置によってはブレードの非通紙領域に対応する部分と通紙領域に対応する部分の磨耗が均一にならず、偏磨耗する問題が生じる。なお、非通紙領域に形成されるトナー強制排出用のパッチは一般に、主走査方向に延在する帯状のパッチであり、副走査方向に一定の幅をもって構成される。
ブレードの偏磨耗を抑制するため、トナー強制排出用のパッチの構成について下記に示す従来技術がある。
特許文献1によれば、転写ベルト端部のパッチ幅を中央部のパッチ幅よりも長くする技術が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献2によれば、用紙端部よりも外側であり、かつ、転写ベルト端部よりも内側である非通紙領域にパッチを形成する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特許文献3によれば、転写ベルトの表面粗さを検出し、検出結果に基づいてパッチのトナー量を決定する技術が開示されている(特許文献3参照)。
特開平11−15292号公報 特開2006−154150号公報 特開2006−317644号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2の技術では、多種多様な使用状況が想定される中でブレードの磨耗に直接的な影響を与える転写ベルトの表面状態を反映することができず、ブレードの磨耗を進行させ、過剰にトナーを排出する場合がある。
また、特許文献3の技術では、転写ベルトの表面粗さに基づいて、トナーの排出量、すなわちパッチの副走査方向の幅の大小を決定することができるため、ブレードの偏磨耗を低減することができる。しかし、転写ベルトの表面粗さを検出する検出装置が必要となり、画像形成装置が大型化する問題がある。
本発明の課題は、ブレードの偏磨耗を抑制するとともに、装置の大型化を回避し得る画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
本発明によれば、像担持体と、
前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写ベルトを有する転写手段と、
前記転写ベルトの表面をクリーニングするブレードと、
前記転写ベルトの摺動方向の用紙の非画像領域にトナー強制排出用のパッチを形成する制御部と、を有する画像形成装置において、
前記制御部は、前記パッチを、前記転写ベルトの摺動方向に一定の幅を有し、該摺動方向に垂直方向に延在して設けられる帯状に形成し、該摺動方向の幅を前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合に基づいて算出する画像形成装置が提供される。
また、本発明によれば、像担持体と、
前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写ベルトを有する転写手段と、
前記転写ベルトの表面をクリーニングするブレードと、
前記転写ベルトの摺動方向の用紙の非画像領域にトナー強制排出用のパッチを形成する制御部と、を有する画像形成装置の画像形成方法において、
前記制御部により、前記パッチを、前記転写ベルトの摺動方向に一定の幅を有し、該摺動方向に垂直方向に延在して設けられる帯状に形成し、該摺動方向の幅を前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合に基づいて算出する工程を含む画像形成方法が提供される。
本発明によれば、転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合に基づいて、主走査方向に延在する帯状のパッチの副走査方向の幅を決定することができる。これにより、像担持体の表面粗さを考慮したパッチを非画像領域に形成することができ、ブレードの偏磨耗を抑制することができる。また、表面粗さを検出する検出装置等は不要であるため、画像形成装置が大型化することもない。
画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の機能的構成図である。 一般的なトナー強制排出用パッチの概念図である。 ブレードの耐久評価試験の結果を示す図である。 通紙割合と必要なパッチ幅との関係を示す図である。 環境に応じた通紙割合と必要なパッチ幅との関係を示す図である。 パッチ形成処理を示すフロー図である。 本実施形態のパッチの概念図を示す図である。 本実施形態の他のパッチの概念図を示す図である。
本実施形態における画像形成装置の構成及び動作について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態ではカラーの画像形成装置を例に挙げて説明しているが、モノクロの画像形成装置によっても本発明を実施することは可能である。
図1に、画像形成装置10の概略構成を示す。
画像形成装置10は、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部M、シアン作像部C、ブラック作像部Kを備える。各作像部Y、M、C、Kは、中間転写ベルト11の回転方向に沿って設けられる。
イエロー作像部Yは、感光体ドラム12Yの周囲に、帯電装置13Y、露光装置14Y、現像装置15Y、1次転写ローラ16Y、感光体ドラムクリーニング装置17Y等を備えて構成される。イエロー作像部Yは、感光体ドラム12Y上に各装置(13Y〜17Y)を用いてイエローのトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト11に転写する。
帯電装置13Yは、感光体ドラム12Yの表面を均一に帯電する。
露光装置14Yは、感光体ドラム12Yの非画像領域を露光し、露光した部分の電荷を除去することで静電潜像を形成する。また、露光装置14Yは、非画像領域には後述するトナー強制排出用パッチに相当する静電潜像を形成する。
現像装置15Yは、感光体ドラム12Y上の静電潜像にトナーを供給し、感光体ドラム12Y上の画像領域とトナー強制排出用パッチの領域にトナー像を形成する。なお、トナーには滑剤が混合されており、トナーが感光体ドラム12Yに供給される際、滑剤もトナーとともに感光体ドラム12Yに供給される。感光体ドラム12Yに供給された滑剤は、感光体ドラム12Y表面を潤滑する。
1次転写ローラ16Yは、中間転写ベルト11の裏面からトナーとは逆極性の電荷を付加し、静電力により感光体ドラム12Yに形成されたトナー像を中間転写ベルト11に転写する。このとき、トナーとともに滑剤も中間転写ベルト11に転写される。
感光体ドラムクリーニング装置17Yは、感光体ドラム12Yに残留する残留トナーをブレードやブラシ等で除去する。
その他、イエロー作像部Yは、図示しない分離装置、分離爪等を備える。
マゼンダ作像部M、シアン作像部C、ブラック作像部Kについては、上記説明してきたイエロー作像部Yと同様の構成及び動作を伴うため、ここでの説明は省略する。
2次転写ローラ21は、2次転写ベルト22の裏面からトナーとは逆極性の電荷を付加し、静電力により中間転写ベルト11に転写された画像領域のトナー像を更に2次転写ベルト22により搬送されてきた用紙Pに転写する。このとき、トナー強制排出用パッチに相当する領域のトナー像は2次転写ベルト22に転写される。
2次転写駆動ローラ23は、回転駆動して2次転写ベルト22を回転させる。
2次転写クリーニング装置24は、2次転写ベルト22に残留する残留トナーをブレード25や図示しないブラシ等で除去する。ブレード25は、2次転写ベルト22表面に当接し、2次転写ベルト22上の残留トナーを直接的かつ物理的に剥ぎ取る。トナーに含まれていた滑剤は2次転写ベルト22上に残留し、ブレードとの間の潤滑剤として作用する。
画像形成装置10のその他の条件について、下記表1に示す。
Figure 0005375501
図2に、画像形成装置10の機能的構成を示す。
画像形成装置10は、制御部1、記憶部2、印字率カウンタ3、温湿度検出部4、プリンタコントローラ5、スキャナ系画像処理部6、メモリ制御部7、画像メモリ8、メモリ制御部9、画像メモリ9a、プリンタ系画像処理部9b等を備えて構成される。
また、画像形成装置10は、LAN経由で外部PC200と接続される。
制御部1は、図示しないCPU、RAM、ROM等を備えて構成される。
制御部1は、CPUにより、ROM又は記憶部2に記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して画像形成装置10の動作を集中制御する。
記憶部2は、不揮発性メモリ等で構成され、システムプログラム又は各種プログラム等を記憶する。
印字率カウンタ3は、印刷処理される1ページ辺りの印字率を算出し、算出された印字率のデータを制御部1に出力する。
温湿度検出部4は、画像形成装置10の内部の温度又は湿度を検出し、検出された温度又は湿度のデータを制御部1に出力する。
プリンタコントローラ5は、外部PC200から出力されるPDL(Page Description Language)データをLAN経由で入力する。
プリンタコントローラ5は、入力されたPDLデータを圧縮/伸張処理してメモリ制御部7に出力する。
スキャナ系画像処理部6は、図示しないCCD等の光学系により原稿の画像が読み取られ、A/D変換等されて生成された画像データを入力し、入力された画像データに各種画像処理を施してメモリ制御部7又はメモリ制御部9に出力する。
スキャナ系画像処理部6が行う各種画像処理には、シェーディング補正、画像遅延、領域判別、空間フィルタ、変倍、濃度γ変換、傾き補正、誤差拡散、解像度変換等がある。
メモリ制御部7は、スキャナ系画像処理部6から出力された画像データを入力し、入力された画像データを圧縮処理して画像メモリ8に出力する。
また、メモリ制御部7は、画像メモリ8から出力される画像データを入力し、伸張処理してプリンタ系画像処理部9bに出力する。
画像メモリ8は、メモリ制御部7から出力される画像データを入力して記憶する。また、画像メモリ8は、メモリ制御部7に画像データを出力する。
メモリ制御部9は、プリンタコントローラ5又はスキャナ系画像処理部6から出力された画像データを入力し、入力された画像データを圧縮処理して画像メモリ9aに出力する。
また、メモリ制御部9は、画像メモリ9aから出力される画像データを入力し、伸張処理してプリンタ系画像処理部9bに出力する。
画像メモリ9aは、メモリ制御部9から出力される画像データを入力して記憶する。また、画像メモリ9aは、メモリ制御部9に画像データを出力する。
プリンタ系画像処理部9bは、メモリ制御部7又はメモリ制御部9から出力された画像データを入力し、入力された画像データに各種画像処理を施して画像形成部40に出力する。
プリンタ系画像処理部9bが行う各種画像処理には、セル平均、解像度変換、画像遅延、領域判別、プリンタγ変換、細線化処理、微少変倍、スクリーン処理、印字率カウンタ等がある。
図3に、一般的なトナー強制排出用パッチの概念図を示す。
制御部1は図1及び図2に示す各部や各装置の動作を制御して、2次転写ベルト22の非通紙領域にトナー強制排出用のトナー像(「トナー強制排出用パッチ」又は単に「パッチ」)を形成する。通紙領域とは、2次転写ベルト22上において用紙Pが通紙される領域をいう。非通紙領域とは、複数の用紙が連続的に搬送される際の用紙間の領域をいい、通紙される用紙と用紙との間、すなわち「紙間」をいう。なお、通紙領域ではなく非通紙領域(紙間)にパッチを形成することにより、単位時間辺りの生産性を確保することができる。
図3に示すように、トナー強制排出用パッチPTは、2次転写ベルト22上に形成されるトナー像であり、主走査方向に延在する帯状のパッチである。パッチPTは、用紙P1、用紙P2、用紙P3、…の各用紙P間の非通紙領域(紙間)に形成される。なお、パッチPTのトナー量が十分に多ければ、つまり、パッチPTの副走査方向の幅(以下、単にパッチの「幅」又は「パッチ幅」ともいう)が十分に大きければ、2次転写ベルト22上において滑剤が枯渇する部分はなく、ベルト表面は十分に潤滑されるため、ブレード25が偏磨耗することはない。しかし、パッチPTの幅を大きくすることでその分トナー消費量が増加し、用紙一枚辺りのコストが増加する問題が生じる。
一般に、2次転写ベルト22において用紙Pが通紙される部分、つまり通紙領域では、ベルトの表面粗さは粗くなる傾向にある。また、2次転写ベルトにおいて用紙Pが通紙されない非通紙領域では、中間転写ベルト11等の対向物との摺動により、画像領域ほどに表面粗さが粗くなることはない。このことから、2次転写ベルト22の表面粗さは、2次転写ベルト22の摺動距離D1に対する通紙距離D2の割合(以下、通紙割合という)に大きく依存するといえる。
図4に、通紙割合とパッチ幅との関係におけるブレードの耐久評価試験の結果を示す。
耐久評価試験は、常温常湿環境下(温度20℃、湿度50%)で、副走査方向における通紙割合を0〜0.7と変更し、変更するごとに摺動距離20km程度まで実際に画像形成した。評価は、ブレード25に偏磨耗が発生していない場合を〇、偏磨耗が発生している場合を×とした。なお、偏磨耗発生の有無は、目視評価とした。
図4に示すように、通紙割合が小さいほどブレード25は偏磨耗し、通紙割合が大きいほどブレード25は偏磨耗しなかった。また、パッチ幅が小さいほどブレード25は偏磨耗し、パッチ幅が大きいほどブレード25は偏磨耗しなかった。以上の結果より、ブレード25の偏磨耗は、2次転写ベルト22表面が粗い場合には発生せず、平滑な場合に発生するといえる。
なお、2次転写ベルト22の摺動距離が1〜5km程度となる時点で、通紙割合に応じた表面粗さとなることが確認された。
図5に、通紙割合と必要なパッチ幅との関係を示す。
図5に示す通紙割合と必要なパッチ幅との関係は、図4に示した試験結果に基づいて定めたものである。図5に示す関係を満たすようにして通紙割合に対してパッチ幅を決定することにより、不必要にパッチ幅を大きくすることなくトナー消費量を抑え、ブレード25の偏磨耗を抑制することができる。本実施形態では、図5に示す関係を記憶部2がテーブルとして予め記憶する。
図6に、環境に応じた通紙割合と必要なパッチ幅との関係を示す。
図6に示す環境に応じた通紙割合と必要なパッチ幅との関係は、図4に示した試験結果及び図5に示した関係に基づいて定めたものである。図6に示す関係を満たすようにしてパッチ幅を決定することにより、上記同様、トナー消費量を抑え、ブレード25の偏磨耗を抑制することができる。本実施形態では、図6に示す関係を記憶部2がテーブルとして予め記憶する。
図7を参照して、パッチ形成処理について説明する。
制御部1は、用紙Pを検出したか否か判断する(ステップS1)。
用紙Pの検出に際して、例えば制御部1は、2次転写ベルト22上や図示しない給紙部からの搬送路上に設置されたセンサから検出信号を入力する。
用紙Pを検出した場合(ステップS1;Y)、制御部1は、用紙Pの副走査方向の長さを算出する(ステップS2)。
用紙Pのサイズが記憶部2に予め記憶されている場合、制御部1はこれを読み取ることで用紙Pの副走査方向の長さを算出する。
用紙Pを検出しない場合(ステップS1;N)、制御部1は、用紙Pの副走査方向の長さを0にする(ステップS3)。
制御部1は、通紙距離D2を積算して、2次転写ベルト22の摺動距離D1に対する通紙距離D2の割合(通紙割合)を算出する(ステップS4)。
通紙割合を算出する際、摺動距離D1は1km〜5km程度以上であることが望ましい。摺動距離D1があまりに短いと、2次転写ベルト22の表面粗さが通紙割合に応じた表面粗さとならないからである。
制御部1は、高温高湿や低温低湿等の環境を検出する(ステップS5)。
制御部1は、記憶部2に予め記憶されているテーブル(図5、図6参照)を参照して、主走査方向の位置ごとに、予め定められた単位でパッチ幅を決定する(ステップS6)。
制御部1は、決定されたパッチ幅のパッチPTを紙間に形成して(ステップS7)、パッチ形成処理を終了する。
図8に、パッチの概念図を示す。
パッチPT1及びパッチPT2は、図7のパッチ形成処理により形成されたパッチである。用紙P1、用紙P2、…は同一サイズの用紙であり、用紙P3、…用紙Pnは主走査方向の長さL1が用紙P1、用紙P2よりも短い用紙である。
用紙P1〜用紙P3直後の紙間までに形成されるパッチPT1は、主走査方向における通紙領域と非通紙領域とで副走査方向の幅が異なる。これは、非通紙領域では通紙割合が低く、パッチ幅を大きくする必要があるためである。通紙領域内では通紙割合は同じであるため、パッチ幅は同じとなっている。更に、用紙Pnは用紙P1や用紙P2よりもサイズが小さく、用紙Pn上の主走査方向における非通紙領域は用紙P1や用紙P2上の主走査方向における非通紙領域よりも大きいため、通紙割合が主走査方向の位置により異なるため、パッチPT2のようにその分パッチ幅を大きくする。
このようにして紙間にパッチPT1又はパッチPT2を形成することで、ブレード25は偏磨耗せず均一に磨耗する。
図9に、他のパッチの概念図を示す。
パッチPT11及びパッチPT12は、主走査方向に予め定められた複数の領域に分割されたパッチである。副走査方向の摺動面積に対する通紙面積の割合に応じて図5又は図6に示すような予め定められたテーブルを記憶部2が記憶しており、制御部1はテーブルを参照して、分割された複数の領域ごとに、パッチ幅を図9に示すように決定することができる。
その他、パッチ幅は一定の大きさにして、副走査方向の摺動距離に対する通紙距離、或いは副走査方向の摺動面積に対する通紙面積の割合、すなわち通紙割合に基づいて、パッチPTの濃度を増減させるように制御するとしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、2次転写ベルト22の摺動距離に対する通紙距離の割合、すなわち通紙割合に基づいて、パッチPTの副走査方向の幅を決定することができる。これにより、2次転写ベルト22の主走査方向における表面粗さの分布を滑剤で均一化することができ、ブレード25の偏磨耗を抑制することができる。
また、副走査方向における通紙割合、又は温湿度の情報のうち、何れか又は全てに基づいて、パッチPTの副走査方向の幅を決定することができる。これにより、2次転写ベルト22の主走査方向における表面粗さの分布が環境によって均一ではない場合でもこれを滑剤で均一化することができ、ブレード25の偏磨耗を抑制することができる。
また、副走査方向における通紙割合とパッチの副走査方向の幅とが対応付けられたテーブル(図5参照)を記憶部2に予め記憶しておくことで、制御部1は、テーブルを参照してパッチPTの副走査方向の幅を決定することができる。
また、温湿度ごとに、副走査方向における通紙割合とパッチの副走査方向の割合とが対応付けられたテーブル(図6参照)を記憶部2に予め記憶しておくことで、制御部1は、テーブルを参照してパッチPTの副走査方向の幅を決定することができる。
また、主走査方向を複数の領域に分割し、分割された領域ごとに、上記述べてきたパッチPTの副走査方向の幅を決定することができる。これにより、2次転写ベルト22の主走査方向における表面粗さの分布を均一化することができ、ブレード25の偏磨耗を抑制することができる。
10 画像形成装置
11 中間転写ベルト
22 2次転写ベルト
25 ブレード
1 制御部
2 記憶部

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写ベルトを有する転写手段と、
    前記転写ベルトの表面をクリーニングするブレードと、
    前記転写ベルトの摺動方向の用紙の非画像領域にトナー強制排出用のパッチを形成する制御部と、を有する画像形成装置において、
    前記制御部は、前記パッチを、前記転写ベルトの摺動方向に一定の幅を有し、該摺動方向に垂直方向に延在して設けられる帯状に形成し、該摺動方向の幅を前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合に基づいて算出する画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記パッチの該摺動方向の幅を、前記通紙距離の割合が小さいほど大きくし、前記通紙距離の割合が大きいほど小さくする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合と前記パッチの幅とが予め対応づけられた第1のテーブルを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合を算出し、当該算出された割合及び前記記憶されている第1のテーブルを参照して、前記パッチの副走査方向の幅を決定する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部は、温度又は湿度ごとに、前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合と前記パッチの幅とが対応付けられた第2のテーブルを記憶し、
    前記制御部は、前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合を算出し、当該算出された割合、前記温度又は湿度の情報、及び前記第2のテーブルを参照して、前記パッチの副走査方向の幅を決定する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 像担持体と、
    前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写ベルトを有する転写手段と、
    前記転写ベルトの表面をクリーニングするブレードと、
    前記転写ベルトの摺動方向の用紙の非画像領域にトナー強制排出用のパッチを形成する制御部と、を有する画像形成装置の画像形成方法において、
    前記制御部により、前記パッチを、前記転写ベルトの摺動方向に一定の幅を有し、該摺動方向に垂直方向に延在して設けられる帯状に形成し、該摺動方向の幅を前記転写ベルトの摺動距離に対する通紙距離の割合に基づいて算出する工程を含む画像形成方法。
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