JP5375499B2 - 扉装置 - Google Patents
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Description
そして、この工事用開口を介して内槽用の機材が搬入され、また作業員の出入もその工事用開口から行われる。この工事用開口は、内槽が完成した後は外槽と同じ材料で閉止され、その工事用開口部分も外槽とされる。
この工事用開口の大きさは、タンクの大きさにもよるが、タンクの直径が100メートルにも及ぶような場合、内部に搬入する基材も大型化するので、高さが4〜5メートル、幅が6〜8メートルの大きな面積となる。
また、タンクの工事休止中、大きな開口が閉止されないことは好ましいことではないためである。
そして、この工事用開口Cの大きさは、例えばタンクT内に搬入される最も大きな機材に合わせて形成されている。この工事用開口Cからは、例えばタンクTの内槽Tbを形成する板材が搬入される。このため、工事用開口Cの大きさは、その板材が容易に搬入できるように決められている。
この架台Fの上面位置は、工事用開口Cの開口下辺位置に一致するように決められている。また架台Fの上面面積は、本実施形態に係る扉装置aが十分に載置でき、また、作業員が十分に活動できるように決められている。
なお。図示しないが、この架台Fの上面周囲の工事用開口C側を除いた箇所には、防護柵が設けられている。
これらレール1a〜1dの長手方向は、図2及び図3に示されるように、工事用開口Cに対して垂直を成すように決められている。そして、これらレール1a〜1dの長手方向の一方側(図2において左側)は、工事用開口CからタンクT内に先端が進入するように設けられている。
これらレール1a〜1dは、工事用開口Cの幅方向に配列されており、レール1a,1bが台車2の一方の片側を支持及び案内し、レール1c,1dが台車2の他方の片側を支持及び案内する。
したがって、これらレール1a〜1d上を移動する台車2は、工事用開口Cに向けて進出することができるとともに、その工事用開口Cから後退することができる。なお、これらレール1a〜1dの長手方向の両先端部には、台車2の後述する車輪のストッパーがそれぞれ設けられている。
なお、図示の例では、4本のレールを設けるとともに、四隅にそれぞれ4個の車輪を設けて台車2を支持して移動させるようにしているが、レールの本数や車輪の個数はこれに限定されるものではない。例えば、台車2に載置される扉3の重量及び後述する内槽Tbを形成する板材の重量が軽量のときは、レールの本数と車輪の個数を少なくすることも可能である。
そして、この扉3は、台車2の移動方向側の略中央部で、かつ、工事用開口Cの幅方向に沿って設けられている複数のサポート部材5に溶接により固定されている。なお、この扉3の下部の一方側(図1においては、扉3の下部の右側)には、扉3が工事用開口Cを閉止したときの作業員の出入口となる入出用ドア3aが設けられている。
なお、サポート部材5は、扉3を台車2の移動方向に挟んで一対となるように台車2に対して立設されている。ただし、サポート部材5は、必ずしも扉3の両側に対して設置する必要はなく、いずれか一方(例えば扉3の外面側)のみに設置されていても良い。
この載置部6は、工事用開口Cの幅方向に沿って所定の間隔を保って立設された複数本の支え棒6aと、各支え棒6aに対向すると共に各支え棒6aから工事用開口C側に所定距離保って立設された支え棒6bとから構成されている。各支え棒6a,6b間の距離は、内槽Tbを形成する板材Pを立てて支持できるように決められている。
したがって、扉3を載置していない台車で内槽Tbを形成する板材Pを搬送するときよりも、台車の工事用開口C側の突出長さを少なくすることができる。
つまり、本実施形態の扉装置aによれば、台車2を移動させるだけで、その台車2に載置されている扉3で工事用開口Cを閉止させることができる。また、台車2を移動させるだけで、扉3で閉止されている工事用開口Cを開くことができる。このため、構造が簡単で、かつ、低コストの扉装置とすることができる。つまり、本実施形態の扉装置aによれば、LNGタンクの施工を容易に行うことができる。
このため、扉3によって工事用開口Cを閉止した際に板材Pが配置される位置よりもタンクの奥側に台車2の進入領域を確保する必要がない。したがって、タンク内において台車2を移動させる領域を最小限に抑えることができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、タンクの貯留する液体が他の流体であっても良い。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の機材を台車2に載置するための載置部を設けても良い。この場合、当該載置部は、載置される機材の形状に応じて最適な形とされることが好ましい。
Claims (4)
- タンクを施工する際、そのタンクの側壁に設けられる工事用開口を開閉する扉装置であって、
前記タンクの外側に位置し、前記工事用開口に向けて進出するとともに、その工事用開口から後退するように設けられた台車と、
前記工事用開口の開口を覆うように形成され、かつ、前記台車に載置された扉と、
を備えることを特徴とする扉装置。 - 前記台車は、前記扉の載置箇所よりも前記タンク側寄りに機材の載置部を有していることを特徴とする請求項1記載の扉装置。
- 前記載置部に載置される機材は、前記タンクの内槽を形成する板材であることを特徴とする請求項2記載の扉装置。
- 前記タンクは、液化天然ガス等の流体を貯留するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の扉装置。
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2009
- 2009-10-01 JP JP2009229715A patent/JP5375499B2/ja active Active
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