JP5375184B2 - トルク検出装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

トルク検出装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、トルク検出装置及び車両のステアリング機構に対して操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関する。
従来、ステアリング装置として、運転者がステアリングホイールを操舵するトルクに応じて電動モータを駆動することによりステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置が普及している。
この種の電動パワーステアリング装置では、電動モータと、この電動モータを制御する電動パワーステアリング用ECU(電子制御ユニット)と、ステアリングホイールに加えられる入力トルクを検出するトルクセンサと、を備えている。
また、電動パワーステアリング用ECUには、左ハンドル車両用の左ハンドル仕様のものと、右ハンドル車両用の右ハンドル仕様のものとがある。いずれの仕様の電動パワーステアリング用ECUも外観は同じであるが、電動モータの回転方向が異なり、車両に対する組付け時に仕様を混同すれば、ステアリング操作を行なうことができなくなる。
このため、右ハンドル車両用及び左ハンドル車両用の電動パワーステアリング用ECUの車両への誤組み付け防止をするようにした電動パワーステアリング装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、電動パワーステアリング用ECUに、ID読み取り装置を備えたテスト装置を接続し、このテスト装置を介して、車両側の車両仕様識別用IDを電動パワーステアリング用ECU側が取得し、この車両仕様識別用IDから判別した車両仕様と、電動パワーステアリング用ECUが対象としている車両仕様とを照合することにより、組み付け誤りを検出するようにした電動パワーステアリング装置が提案されている。
特開2006−224722号公報
ところで、トルクセンサは、ステアリングシャフトに組み込まれたトーションバーの捩れによりインピーダンスが変化するよう構成されたコイルを有し、トーションバーの捩れに応じた検出信号を出力するよう構成されている。また、トーションバーによって、バネレートが異なる。
ここで、電動パワーステアリング用ECUでは、トルクセンサの電圧信号からなる検出信号とトーションバーに加えられた入力トルクの大きさとの関係を表す入力トルク−センサ出力電圧特性に基づいて、ステアリングホイールに加えられた入力トルクを演算し、この入力トルクに基づき操舵補助量の演算等を行なっている。
このため、トーションバーのバネレートと、電動パワーステアリング用ECUが対象としているトルクセンサのトーションバーのバネレートとが異なると、トルクセンサ側の入力トルク−センサ出力電圧特性と、電動パワーステアリング用ECU側の入力トルク−センサ出力電圧特性とが異なるため、入力トルクの誤検出が発生する。したがって、例えば、図13に示すように、入力トルク〔Nm〕の大きさに応じてアシスト電流〔A〕を決定し、このアシスト電流相当の駆動電流を電動モータに供給する構成の場合、実際の入力トルクに応じたアシスト電流が電動モータに供給されないため、的確に操舵補助力を発生することができない。
例えば、電動パワーステアリング用ECUと、この電動パワーステアリング用ECUが対象としているトルクセンサよりもバネレートが高いトルクセンサとを組み付けた場合、トルクセンサの出力は小さめの値となるため、実際の入力トルクに対して電動パワーステアリング用ECUが認識する入力トルクは小さめに算出されることになる。このため、アシスト電流が不足傾向となりステアリングホイールが重くなる。
逆に、電動パワーステアリング用ECUと、この電動パワーステアリング用ECUが対象としているトルクセンサよりもバネレートが低いトルクセンサとを組み付けた場合、トルクセンサの出力は大きめの値となるため、実際の入力トルクに対して電動パワーステアリング用ECUが認識する入力トルクが大きめに算出されることになる。このため、アシスト電流が過多傾向となり、ステアリングホイールが軽くなるという問題がある。
これを回避するために、上記従来の、右ハンドル車両用及び左ハンドル車両用の電動パワーステアリング用ECUの車両への誤組み付けを防止する方法を適用し、車両側にトーションバー仕様識別用IDを設け、このトーションバー仕様識別用IDを、電動パワーステアリング用ECU側で取得し、電動パワーステアリング用ECUが対象としているトルクセンサのバネレートと、車両側に組付けられたトルクセンサのバネレートとが一致するかを判断することにより、誤組み付けを検出することができる。
しかしながら、このトーションバー仕様識別用IDを、必ずしも車両側で有しているとは限らない。このため、車両メーカの都合等によりこのトーションバー仕様識別用IDが設けられていない場合、或いは、トーションバー仕様識別用IDが設けられていてもステアリングコラムと電動パワーステアリング用ECUとが一体となっている一体型の場合等、電動パワーステアリング用ECU側で、トーションバー仕様識別用IDを取得することができない場合等には、電動パワーステアリング用ECU側では、誤組み付けを検出することができないため、的確な操舵補助力を発生することができない。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題点に着目してなされたものであり、トルクセンサの仕様と、このトルクセンサの出力信号から入力トルクを演算する演算手段が対応可能なトルクセンサの仕様とが、一致しているか否かを的確に検出することの可能なトルク検出装置及びこれを用いた電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係るトルク検出装置は、入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、前記トルク信号は、逆特性を有する2つのトルク信号であって、前記通知手段は、前記トルク信号を前記仕様情報に応じて加工して、少なくとも何れか一方のトルク信号のオフセット値を、前記仕様情報に応じたオフセット値に調整し、前記判定手段は、加工後の前記2つのトルク信号の和がとり得る範囲に基づいて前記トルク検出手段の仕様を特定することを特徴としている。
また、請求項2に係るトルク検出装置は、入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、前記通知手段は、前記トルク信号そのものを前記仕様情報に応じて調整し、前記判定手段は、調整後の前記トルク信号から前記トルク検出手段の仕様を特定し、前記演算手段は、前記調整後の前記トルク信号から前記入力トルクを取得することを特徴としている。
さらに、請求項に係るトルク検出装置は、入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、前記通知手段は、予め設定したタイミングで、前記入力トルクに応じたトルク信号に替えて前記トルク検出手段における前記仕様情報に応じて調整したトルク信号を出力し、前記判定手段は、前記タイミングにおける前記トルク信号の信号値に基づき前記トルク検出手段の仕様を特定することを特徴としている。
また、本発明の請求項に係る電動パワーステアリング装置は、操舵機構に入力される入力トルクを、トーションバーを利用して検出するトルク検出装置と、前記トルク検出装置で検出した入力トルクに基づき、前記操舵機構に操舵補助力を発生する操舵補助制御手段と、を備えた電動パワーステアリング装置において、前記トルク検出装置として、請求項1から請求項の何れかに記載のトルク検出装置を用いたことを特徴としている。
また、請求項に係る電動パワーステアリング装置は、前記仕様は、前記トーションバーのバネレートであることを特徴としている。
本発明によれば、トルク検出手段側から、予め設定されたトルク検出手段における仕様を特定する仕様情報を通知し、演算手段側で、この通知された仕様情報に基づき、トルク検出手段における仕様と、演算手段で対象としているトルクセンサの仕様とが一致するか否かを判定するようにしたため、トルク検出手段と演算手段との仕様が一致するか否かを容易に検出することができる。
特に、電動パワーステアリング装置のトルク検出装置として適用した場合、トルク検出手段側と、演算手段が組み込まれる電動パワーステアリング装置用制御装置とが別々に車両に組付けられたときには、例えばトーションバーのバネレート等といった仕様の異なるものどうしが誤って組付けられる可能性がある。しかしながら、上述のように、トルク検出手段と演算手段との仕様の不一致を検出することができるため、電動パワーステアリング装置用制御装置の組み付け誤りを的確に検出することが可能となる。
本発明によれば、トルク検出手段における仕様をトルク検出手段側から演算手段側に通知するようにしたため、演算手段側では、トルク検出手段における仕様と、演算手段が対象としているトルクセンサの仕様とが一致するか否かを容易に判定することができる。
特に、電動パワーステアリング装置のトルク検出装置に適用した場合には、トルク検出手段側と、演算手段が組み込まれる電動パワーステアリング装置用制御装置側とが別々に車両に組付けられた場合であっても、仕様の不一致を容易に検出することができるため、組み付け誤りを容易且つ的確に検出することができる。
本発明を適用した電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 図1の要部の断面図である。 トルクセンサの断面図である。 図3のトルクセンサを矢印X側から見た背面図である。 トルク検出回路及びECUの概略構成を示すブロック図である。 入力トルクとセンサ出力電圧との対応を表す出力特性図である。 第1の実施の形態における異常判定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるトルク検出回路及びECUの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における判定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるトルク検出回路及びECUの概略構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態の動作説明に供する説明図である。 第3の実施の形態における判定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 組み付け誤りが生じた場合の動作説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図中、1はステアリングホイールであり、このステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力がステアリングシャフト2に伝達される。このステアリングシャフト2は、入力軸2aと出力軸2bとを有し、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端はトルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャフト5に伝達され、さらにユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。
このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ8を介してタイロッド9に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ここで、ステアリングギヤ8は、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8aとこのピニオン8aに噛合するラック8bとを有するラックアンドピニオン機構に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラック8bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する減速ギヤ10が連結されており、この減速ギヤ10には、操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モータ12の出力軸が連結されている。
トルクセンサ3は、ステアリングシャフト2に入力された入力トルク(すなわち操舵トルク)を検出するものであって、入力トルクに応じてトーションバーが捻じれることにより生じる磁気的な変化を検出し、電気信号からなる入力トルクを電動パワーステアリング用ECU(以下、ECUという。)20へ出力する。
トルクセンサ3は、トーションバーの捩れによりインピーダンスが変化するように構成され、後述の図6に示すように、互いに逆傾斜の出力特性にてメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsを出力するようになっている。すなわち、メイントルク信号Tmは、実操舵トルクが右切り方向に増大するにつれて増大する信号であって、実操舵トルクの実質的に一次関数の出力特性となる信号である。サブトルク信号Tsは、右切り方向に増大するにつれて減少する信号であって、実操舵トルクの実質的に一次関数の出力特性となる信号である。また、これらメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsは、2つの直線の傾きの絶対値が互いに同値であるよう設定されている。
また、ECU20は、車速センサ15からの車速V、トルクセンサ3からのメイントルク信号Tm、サブトルク信号Ts、図示しない電流検出センサで検出される電動モータ12のモータ電流等、各種情報を入力し、これらに基づいて操舵トルクに応じた操舵補助力を発生させる操舵補助制御処理を実行して電動モータ12を駆動制御すると共に、メイントルク信号Tm、サブトルク信号Tsに基づいて異常判定処理を実行し、トルクセンサ3とECU20との組み付け誤りを検出する。
図2は、図1の要部の詳細を示す要部断面図である。
ステアリングシャフト2は、ステアリングコラム103内で、回転自在に支持されており、基端側(図2左側)には、トーションバー104を介して入力軸105と略円筒状の出力軸106とが連結されている。このトーションバー104は、出力軸106内に挿通されていて、その一端が入力軸105に圧入固定され、他端がピン107によって出力軸106に固定されている。
また、ステアリングコラム103の基端側は、ハウジング本体108と蓋部材109とからなるギヤハウジング110に連結され、該ギヤハウジング110内には、出力軸106の外周に圧入固定されたウォームホイール111と、該ウォームホイール111に噛合するウォーム112とからなる減速ギヤ(ウォーム減速機)10が収容されている。減速ギヤ10のウォーム112は、不図示の電動モータの回転軸に連結され、該電動モータの回転がウォーム112およびウォームホイール111を介して出力軸106に伝達されることにより、ステアリングシャフト2に操舵補助力を付与するようになっている。
また、出力軸106の先端側(図2右側)に形成されたスプライン溝114の外周には、トルクセンサ3が備えられている。
図3は、本発明の実施形態に係るトルクセンサを示す断面図であり、図4は、図3のトルクセンサを矢印X方向から見た背面図である。
図3において、トルクセンサ3は、ロータリー式非接触トルクセンサであって、ギヤハウジング110のハウジング本体108に形成された凹部にボルト等を介して取り付けられるベース部材116と、コイル117a,117bが捲回されたコイルボビン118a,118bと、該コイルボビン118a,118bを内側に収容する環状のコイルヨーク119a,119bと、該コイルヨーク119a,119bを被覆しつつ、該コイルヨーク119a,119bをベース部材116に支持固定する円筒状のヨークリテーナ120と、コイル117a,117b内に発生した電流を検出して信号を出力するセンサ基板121と、該センサ基板121とECU20を接続するハーネス122とを備えている。
図4に示すように、ベース部116には、ネジ123,123を介してセンサ基板121が固定され、該センサ基板121が配されるベース部116の背面の一部には、窓124が設けられている。この窓124は、センサ基板121上に設けられた可変抵抗を操作するための工具を出し入れするために設けられたものであり、これにより、センサ基板121がベース部116に固定された後であっても、センサ出力電圧の調整が可能である。
なお、図4中の符号125は、ベース部116をハウジング本体108に取り付けるためのボルトが挿通されるボルト孔である。
また、図3に示すように、センサ基板121には、コイル117a、117bの連結ピン126a、126bに接続された第1ターミナル127、およびハーネス122の一端部と接続された第2ターミナル128がはんだ付けされている。
なお、図3中の符号134は、ベース部材116に固定されたセンサ基板121の上面、およびセンサ基板121とコイル117a、117bの連結ピン126a、126bとの接続部である第1ターミナル127を被覆するカバー部材である。
図5は、センサ基板121に実装されるトルク検出回路200及び、トルク検出回路200と接続される図1のECU20の構成を示すブロック図である。
トルク検出回路200は、トーションバー104の捩れに応じた電圧信号を検出する、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2を備えたブリッジ回路210と、メイントルク信号出力部220と、サブトルク信号出力部230と、を備える。
ブリッジ回路210は、発振部210aと、電流増幅部210bと、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2及び抵抗R1、R2を備える。
発振部210aは、ECU20側から供給される基準電圧TVの電力をうけて、所定周波数の交流電流を出力する。電流増幅部210bは、発振部210aから出力された交流電流を増幅し、これを、抵抗R1を介してメイン検出コイルLN1に供給すると共に、抵抗R2を介してサブ検出コイルLN2に供給する。なお、トルクが作用しない状態では、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2の両端に表れる電圧が所定電圧となるように抵抗R1及びR2を調整しておく。
そして、トーションバー104が捻じれることにより、メイン検出コイルLN1のインダクタンスが増加し、サブ検出コイルLN2のインダクタンスが減少するように構成することによって、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2の両端から、トーションバー104の捩れ量に応じた電圧信号を得ることができ、且つその出力が互いに逆特性となる電圧信号を得ることができるようになっている。
メイントルク信号出力部220は、基準電源221と、増幅器を備えたメイントルク出力回路222とを備える。基準電源221は、ECU20側から供給される基準電圧Vrefに基づいて動作し、メイントルク信号Tmのオフセット値を、予め設定した所定の値V0に調整するためのオフセット電圧を出力するオフセット調整回路221aを備える。
メイントルク出力回路222は、ECU20側から供給される基準電圧TVの電力をうけて動作し、メイン検出コイルLN1の両端に表れるトルク信号を入力しこれを増幅する。そして、オフセット調整回路221aから出力されたオフセット電圧に基づいてメイン検出コイルLN1の両端から得たトルク信号の中立電圧を設定する。そして、出力波形を調整した後、メイントルク信号Tmとして、ECU20側に出力する。
サブトルク信号出力部230は、基準電源231と、増幅器を備えたサブトルク出力回路232とを備える。基準電源231は、ECU20側から供給される基準電圧Vrefに基づいて動作し、オフセット調整回路231aとオフセット設定回路231bとを備える。
オフセット調整回路231aは、サブトルク信号Tsのオフセット値を、オフセット設定回路231bで設定されたオフセット値に調整するためのオフセット電圧を出力する。
オフセット設定回路231bは、トーションバー104のバネレートに応じたオフセット電圧を設定する。
例えば、トーションバー104のバネレートがBr1(例えば、18〔kgf・cm/deg〕)であるときには、オフセット電圧として“V0+Tso〔V〕”、バネレートがBr2(例えば、21〔kgf・cm/deg〕)であるときには、オフセット電圧として“V0〔V〕”、バネレートがBr3(例えば、25〔kgf・cm/deg〕)であるときには、オフセット電圧として“V0−Tso〔V〕”を設定する。
サブトルク出力回路232は、ECU20側から供給される基準電圧TVの電力をうけて動作し、サブ検出コイルLN2の両端に表れるトルク信号を入力してこれを増幅する。そして、オフセット調整回路231aから出力されたオフセット電圧に基づいてトルク信号の中立電圧を設定する。そして、出力波形を調整した後、サブトルク信号Tmとして、ECU20側に出力する。
すなわち、メイントルク信号出力部220は、トーションバー104の捩れ量に応じたトルク信号のオフセット電圧がV0となるように調整し、これを増幅してメイントルク信号Tmとして出力する。一方、サブトルク信号出力部230は、トーションバー104の捩れ量に応じたトルク信号のオフセット電圧が、オフセット設定回路231bで設定される、トーションバー104のバネレートに応じたオフセット電圧となるように調整し、これを増幅してサブトルク信号Tsとして出力する。
なお、Tsoは、後述のしきい値の成分Vsよりも大きな値(Tso>Vs)に設定される。このように、Tso>Vsを満足するようにオフセット電圧の成分Tsoを設定することによって、後述の異常判定部242aでの異常判定において、サブトルク信号Tsのオフセット電圧を調整したことに起因して誤判断されることを回避している。
図6は、トーションバー104のバネレートが異なる場合の、トルクセンサ3の出力特性を表したものである。
バネレートがBr2の場合、オフセット電圧はV0(例えば2.5〔V〕)である。また、メイントルク信号Tmとサブトルク信号Tsは、互いに、逆特性となるように設定されている。したがって、図6に示すように、メイントルク信号Tmとサブトルク信号Tsとは、原点トルク“0”に対応する点において交差し、そのときの出力電圧はオフセット電圧V0となる。
これに対し、バネレートが、バネレートBr2よりも小さいBr1である場合、メイントルク信号Tmは、オフセット電圧V0を通るが、バネレートBr2の場合よりも傾きが大きな出力特性となる。また、バネレートがBr1の場合、サブトルク信号Tsのオフセット電圧は“V0+Tso”である。このため、サブトルク信号Tsは、傾きが、バネレートがBr2の場合よりも大きい出力特性となると共に、さらに、オフセット電圧の成分Tsoだけ高い値となる。
一方、バネレートが、バネレートBr2よりも高いBr3である場合、メイントルク信号Tmは、オフセット電圧V0を通るが、バネレートBr2の場合の出力特性よりも傾きが小さな出力特性となる。また、バネレートがBr3の場合、サブトルク信号Tsのオフセット電圧は、“V0−Tso”である。このため、サブトルク信号Tsは、傾きが、バネレートBr2の場合よりも小さい出力特性となると共に、さらに、オフセット電圧の成分Tsoだけ低い値となる。
図5に戻って、ECU20は、演算処理装置(CPU)240と、トルクセンサ3からのメイントルク信号Tmの入力処理を行なうメイントルク信号入力インタフェース部251と、サブトルク信号Tsの入力処理を行なうサブトルク信号入力インタフェース部252と、メイントルク信号入力インタフェース部251を介して入力されたメイントルク信号Tmを増幅する制御用メイントルクアンプ253と、基準電源出力回路部254と、トルク検出回路200にトルクセンサ用の基準電圧TVを供給するセンサ電源出力回路部255と、を備える。また、ECU20は、図示しないが、車速センサ15、モータ電流等各種情報を入力するためのインタフェース部及び、電動モータ12を駆動制御するための駆動回路等を備えている。
演算処理装置240は、制御部241とトルク異常検出部242とを備える。
制御部241は、制御用メイントルクアンプ253で増幅されたメイントルク信号Tm、車速V、モータ電流等をもとに、操舵補助制御処理を実行し、メイントルク信号Tmに応じた操舵補助力を発生するよう電動モータ12を駆動制御する。
トルク異常検出部242は、異常判定部242aと、しきい値設定部242bとを備える。異常判定部242aは、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsと、しきい値設定部242bで設定された異常判定用のしきい値とに基づき、トルクセンサ3の仕様と、ECU20で対象としているトルクセンサ3の仕様とが一致するか否かを判断する。
しきい値設定部242bは、ECU20が対象とするトルクセンサ3の仕様に応じたしきい値を設定する。すなわち、トルクセンサ3のトーションバー104のバネレートがBr1である場合には、しきい値として“TH1±Vs”を設定する。バネレートがBr2である場合には、しきい値として“TH2±Vs”を設定する。バネレートがBr3である場合には、しきい値として“TH3±Vs”を設定する。
これらしきい値の成分TH1〜TH3は、ECU20で対象としているトルクセンサ3の仕様に対応した、メイントルク信号のオフセット電圧及びサブトルク信号のオフセット電圧の和に設定される。すなわち、バネレートがBr1の場合には、メイントルク信号のオフセット電圧は“V0”であり、サブトルク信号のオフセット電圧は“V0+Tso”であるため、これらの和“2×V0+Tso”をTH1とする。同様に、バネレートがBr2の場合には、サブトルク信号のオフセット電圧は“V0”であるため、“2×V0”をTH2とする。また、バネレートがBr3の場合には、サブトルク信号のオフセット電圧は“V0−Tso”であるため、“2×V0−Tso”をTH3とする。
また、しきい値の成分Vsは、前述のように、オフセット電圧の成分Tsoよりも小さな値(Tso>Vs)に設定される。
制御用メイントルクアンプ253は、そのゲインが、ECU20が対象とするトルクセンサ3の仕様に応じた値に設定されるようになっている。すなわち、トルクセンサ3のバネレートの仕様がBr1である場合には、ゲインG1が設定される。また、バネレートがBr2である場合にはゲインG2が設定され、バネレートがBr3の場合にはゲインG3が設定される。
これらゲインG1〜G3は、トーションバー104への入力トルクが同一であるときの、制御用メイントルクアンプ253による増幅値が、トルクセンサ3の仕様に関わらず、同一値となるように設定される。例えば、トーションバー104のバネレートがBr2のときの制御用メイントルクアンプ253(ゲインG2)により増幅された増幅値Tm2を基準としたとき、バネレートがBr1である場合の、制御用メイントルクアンプ253による増幅値Tm1が、増幅値Tm2と同一値となるようにゲインG1を設定する。また、トーションバー104のバネレートがBr3である場合の、制御用メイントルクアンプ253による増幅値Tm3が、増幅値Tm2と同一値となるようにゲインG3を設定する。
つまり、図6に示すように、メイントルク信号Tmは、バネレートに応じて出力特性が異なり、入力トルクが同一であっても出力電圧は異なる。このため、入力トルクの大きさと、制御部241に入力されるメイントルク信号Tmとが1対1に対応するように、ゲインG1〜G3を設定する。
基準電源出力回路部254は、例えば2つの抵抗が直列に接続された分圧比固定の回路で構成され、抵抗どうしの接続点の電圧を供給することにより、一定の基準電圧Vrefをトルクセンサ3の基準電源221及び231に供給する。
次に、異常判定部242aでの異常判定処理の処理手順を、図7を伴って説明する。
この異常判定処理は、例えば、トルクセンサ3とECU20とが組付けられたときに実行される。
ECU20の異常判定部242aは、メイントルク信号入力インタフェース部251からのメイントルク信号Tmと、サブトルク信号入力インタフェース部252からのサブトルク信号Tsとを読み込み、これらを加算する(ステップS1)。
続いて、これらメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの和と、しきい値設定部242bで設定されたしきい値とに基づき異常判定を行なう(ステップS2)。
すなわち、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの和“Tm+Ts”が、次式
(1)の判定条件を満足するか否かを判断する。
Tm+Ts<THn−Vs、又は、Tm+Ts>THn+Vs ……(1)
なお、式中THnは、しきい値設定部242bで設定されるしきい値がTH1±Vsである場合には、THn=TH1、TH2±Vsである場合には、THn=TH2、TH3±Vsである場合には、THn=TH3となる。
そして、式(1)を満足しないときには、トルクセンサ3とECU20との組み付けが一致しており、組付けられているトルクセンサ3の仕様と、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様とが一致すると判断する(ステップS3、S4)。そして、図示しない表示装置などの判定結果通知装置に一致していることを表示すること等により、判定結果を通知する。
一方、式(1)を満足するときには(ステップS3)、トルクセンサ3とECU20との組み付けが不一致であって、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様と、組付けられているトルクセンサ3の仕様とが異なると判断する(ステップS5)。そして、図示しない表示装置等の判定結果通知装置に不一致であることを表示すること等により、組み付けが誤っていることを通知する。
したがって、例えば、トーションバー104のバネレートがBr2であるトルクセンサ3と、トーションバー104のバネレートがBr1であるトルクセンサ3を対象とするECU20とを組み付けた場合、図6に示すように、バネレートBr2の場合のサブトルク信号のオフセット電圧はV0であるため、トルクセンサ3から出力されるメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの和は、“2×V0”となる。
一方、ECU20は、バネレートがBr1であるトルクセンサ3を対象としているため、しきい値設定部242bにおいてしきい値として“TH1±Vs”が設定されている。TH1は、“2×V0+Tso”であるため、判定条件は前記(1)式から、次式(2)となる。
Tm+Ts<2×V0+Tso−Vs、又は、
Tm+Ts>2×V0+Tso+Vs ……(2)
この場合、Tm+Tsは“2×Vo”であり、Tso>Vsであって、Tm+Ts<2×V0+Tso−Vsを満足するため、組み付け不一致と判断し、組み付けが不一致である旨を通知する。このため、オペレータは、組み付け誤りであることを認識することができる。
また、例えば、バネレートがBr2であるトルクセンサ3と、バネレートがBr3であるトルクセンサ3を対象とするECU20とを組み付けた場合、ECU20では、しきい値として“TH3±Vs”が設定されており、TH3は、“2×V0−Tso”であるため、判定条件は前記(1)式から、次式(3)となる。
Tm+Ts<2×V0−Tso−Vs、又は、
Tm+Ts>2×V0−Tso+Vs ……(3)
この場合、Tm+Tsは“2×V0”であり、Tso>Vsであって、Tm+Ts>2×V0−Tso+Vsを満足するため、組み付け不一致と判断し、組み付けが不一致である旨を通知する。このため、オペレータは、組み付け誤りであることを認識することができる。
また、例えば、バネレートがBr1であるトルクセンサ3と、バネレートがBr1であるトルクセンサ3を対象とするECU20とを組み付けた場合、Tm+Tsは、“2×V0+Tsoであり、バネレートがBr1であるときの判定条件Tm+Ts<2×V0+Tso−Vs及びTm+Ts>2×V0+Tso+Vsのいずれも満足しないため、これらの組み付けは一致していると判断する。
また、例えば、バネレートがBr1であるトルクセンサ3と、バネレートがBr3であるトルクセンサ3を対象とするECU20とを組み付けた場合、Tm+Tsは、“2×V0+Tsoであり、バネレートがBr3であるときの判定条件Tm+Ts>2×V0−Tso+Vsを満足するため、これらは組み付け不一致であると判断する。
このように、メイントルク信号Tmのオフセット電圧はトーションバー104の仕様に関わらず一定とし、サブトルク信号Tsのオフセット電圧を、トーションバー104の仕様毎に異なるオフセット電圧に調整し、ECU20側で適用対象としているトルクセンサ3から得られるメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの和のとり得る範囲と、実際にトルクセンサ3から得られるメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsとの和とを比較するようにしたため、トルクセンサ3とECU20との組み付け誤りを容易且つ的確に検出することができる。
また、トルク検出回路200側で、オフセット設定回路231bによりオフセット電圧を設定し、また、ECU20側のしきい値設定242bでしきい値を設定しておくことによって異常判定を行なうことができる。したがって、トルクセンサ3及びECU20を組み付けた後や、コラム−ECU一体型に形成されている場合等であっても、組み付け誤りを容易且つ的確に検出することができる。
また、トルクセンサ3及びECU20の組み付けが一致していれば、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsは、上記(1)式を満足しないため、トルクセンサ3及びECU20の組み付けを一致させた後であっても、上記(1)式を満足するか否かを判断することにより、トルクセンサ3の異常を検出することができる。
なお、上記第1の実施の形態においては、制御用メイントルクアンプ253で、ECU20が対象とするトルクセンサ3の仕様に応じてゲインを調整することにより、制御部241での操舵補助制御処理を、トルクセンサ3の仕様に関わらず、共通の処理で実行可能に構成した場合について説明したが、これに限るものではなく、制御用メイントルクアンプ253のゲインを固定とし、制御部241での操舵補助制御処理において、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様に応じた処理を実行するようにしてもよい。
同様に、しきい値設定部242bでは、ECU20が対象とするトルクセンサ3の仕様に応じてしきい値を設定可能な構成とすることにより、トルクセンサ3の仕様に関わらず異常判定を行なうことが可能な構成とした場合について説明したが、これに限るものではない。ECU20で対象としているトルクセンサ3の仕様に対応したしきい値を固定して設定するように構成してもよい。
また、上述のように、制御用メイントルクアンプ253のゲイン及びしきい値設定部242bのしきい値を、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様に応じて設定することができるため、例えば、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsのとり得る範囲から、トルクセンサ3の仕様を判断し、これに対応した仕様に適した制御用メイントルクアンプ253のゲイン及びしきい値設定部242bのしきい値を設定することにより、組付けられたトルクセンサ3の仕様に合わせて、ECU20側の仕様を設定するようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態においては、サブトルク信号のオフセット電圧を調整する場合について説明したが、これに限るものではない。メイントルク信号及びサブトルク信号の両方又は何れか一方の信号を調整することにより、メイントルク信号及びサブトルク信号の両方又は何れか一方の信号から得られる信号がトルクセンサ3の仕様毎に固有の値となるように調整し、ECU20側で対象としているトルクセンサ3の仕様に応じた固有の信号値と、実際にトルクセンサ3から得られる信号値とを比較することにより、組み付けが一致しているか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態においては、メイン検出コイルLN1から得られるトルク信号をオフセット調整し且つ増幅した信号をメイントルク信号Tmとし、サブ検出コイルLN2から得られるトルク信号をオフセット調整し且つ増幅した信号をサブトルク信号Tsとして、これらメイントルク信号Tm及びサブトルク信号TsをECU20側に出力するようにしたトルクセンサに適用した場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2の両端電圧の差分値を演算し、これをECU20側に2系統で出力するように構成されたトルクセンサであっても適用することができる。この場合には、一方の系統をメインとし、両検出コイルの両端電圧の差分値を、オフセット調整し増幅した信号をメイントルク信号Tmとし、他方の系統をサブとし、両検出コイルの両端電圧の差分値を、反転増幅し且つオフセット調整した信号をサブトルク信号Tsとする。そして、差分値のオフセット電圧を、トルクセンサの仕様に応じて、上記と同様に設定すればよい。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、トルク検出回路200及びECU20の構成が異なること以外は同様であるので、同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
図8は、第2の実施の形態における、トルク検出回路200及び、ECU20の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態におけるトルク検出回路200は、図8に示すように、図5に示す第1の実施の形態のトルク検出回路200において、トーションバー仕様セレクタ301を備えている。また、サブトルク信号出力部230は、基準電源231とサブトルク出力回路232とを備え、基準電源231は、オフセット調整回路231aから構成される。
オフセット調整回路231aは、メイントルク信号出力部220の、オフセット調整回路221aと同様に、サブトルク信号となる電圧信号のオフセット値を、予め設定した所定の値V0に調整する。
トーションバー仕様セレクタ301は、トーションバー104の仕様を特定する固有の情報を、2ビットのセレクタ信号として設定する。トーションバー仕様セレクタ301は、通信線L1、L2を介してCPU240に接続される。
このトーションバー仕様セレクタ301は、例えば、図8に示すように、直列に接続された2つの開閉器SW1、SW2からなるアームが2つ並列に接続されて構成され、各アームA1、A2の開閉器どうしの接続点の電圧が、セレクタ信号として出力される。そして、アームA1の出力が第1ビット信号TB0に対応し、アームA2の出力が第2ビット信号TB1に対応し、直列に接続された2つの開閉器SW1、SW2が共に導通状態であるとき、LOWレベル(例えばGND電圧)、開閉器SW1が導通状態、開閉器SW2が遮断状態であるとき、HIGHレベル(例えば5〔V〕)となるセレクタ信号を出力することにより、2ビットの情報を出力可能に構成されている。前記開閉器SW1及びSW2は、その設定状態を、設定変更の操作が行なわれるまで、保持可能に構成されている。
そして、セレクタ信号TB0及びTB1の値と、トーションバー104の仕様とは1対1に対応するように設定され、例えば、表1に示すように、TB0及びTB1が共に“0”(LOWレベル)のときには仕様A、TB0が“0”、TB1が“1”(HIGHレベル)のときには仕様B、TB0が“1”、TB1が“0”のときには仕様C、TB0及びTB1共に“1”のときには、仕様Dとして対応付けられる。
Figure 0005375184
一方、第2の実施の形態におけるECU20は、演算処理装置(CPU)240と、トルクセンサ3からのメイントルク信号Tmの入力処理を行なうメイントルク信号入力インタフェース部251と、サブトルク信号Tsの入力処理を行なうサブトルク信号入力インタフェース部252と、基準電源出力回路部254と、トルク検出回路200にトルクセンサ用の基準電圧TVを供給するセンサ電源出力回路部255と、を備える。また、この場合も、図示しない各種情報を入力するためのインタフェース部及び、電動モータ12を駆動制御するための駆動回路等を備えている。
演算処理装置240は、制御部241とフェールセーフ部(F/S部)245とトーションバー仕様判定部302と、を備える。
制御部241は、メイントルク信号入力インタフェース部251を介してメイントルク信号Tmを入力する。そして、メイントルク信号Tmに基づき操舵補助制御処理を実行する。フェールセーフ部245は、メイントルク信号入力インタフェース部251を介してメイントルク信号Tmを入力すると共にサブトルク信号入力インタフェース部252を介してサブトルク信号Tsを入力し、これらメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsをもとに、トルクセンサ3の異常検出等を行なう。
トーションバー仕様判定部302は、通信線L1、L2を介して伝送されたトーションバー仕様セレクタ301からのセレクタ信号を入力し、これらをもとに、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定する。トーションバー仕様判定部302は、例えば表1に示す、セレクタ信号とトーションバー104の仕様との対応を予め保持しておき、入力されたセレクタ信号からトーションバー104の仕様を特定する。そして、この特定した仕様と、予め設定されている、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様とが一致するか否かを判断し、一致しないときには組み付け誤りとして、図示しない表示装置などの判定結果通知装置により組み付け誤りであることを通知し、一致するときには、組み付けは的確に行なわれているとして判定結果を判定結果通知装置により通知する。
図9は、トーションバー仕様判定部302で実行される判定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この判定処理は、例えば、トルクセンサ3とECU20とが組付けられたときに実行される。
なお、オペレータは、トルクセンサ3を組み付けたとき、トーションバー仕様セレクタ301を操作し、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様に応じたセレクタ信号を出力するよう各アームA1、A2の開閉器SW1、SW2の導通/非導通を設定しておく。
ECU20は、判定処理が実行されると、まず、セレクタ信号TB0及びTB1を読み込み(ステップS11)、これらセレクタ信号TB0、TB1と、表1とに基づいてトルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定する(ステップS12)。
次いで、ステップS13に移行し、予め保持している、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様と、ステップS12で特定したトルクセンサ3の仕様とが一致するか否かを判断し、これらが一致するとき、適切に組み付けが行なわれている判断し、これを判定結果通知装置により通知する(ステップS14)。
一方、ステップS13で、両者が一致しないときには、組み付け誤りと判断し、これを判定結果通知装置により通知する(ステップS15)。
このように、トルクセンサ3から、トーションバー104の仕様を特定するセレクタ信号をECU20側に通知する構成とし、ECU20側で、セレクタ信号に基づきトルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定し、これとECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様とを比較することで、組み付けが的確に行なわれているか否かを判断する構成としたため、組み付け誤りを容易に検出することができる。
また、トルク検出回路200側で、トーションバー仕様セレクタ301の設定を行うことにより、トルクセンサ3側からセレクタ信号が出力され、異常判定を行なうことができる。したがって、トルクセンサ3及びECU20を組み付けた後や、コラム−ECU一体型に形成されている場合等であっても、組み付け誤りを容易且つ的確に検出することができる。
なお、上記第2の実施の形態においては、直列に接続した開閉器SW1、SW2によりトーションバー仕様セレクタ301を構成することで、セレクタ信号として2ビットの情報を出力可能な構成とした場合について説明したが、これに限るものではなく、一つの仕様を特定するセレクタ信号のみを出力する構成とすることも可能であり、より簡易な構成でトーションバー仕様セレクタ301を実現することができる。
また、セレクタ信号は2ビットの限るものではなく、仕様の種類の応じたビット数のセレクタ信号を出力するように構成することも可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態において、トルク検出回路200及びECU20の構成が異なること以外は同様であるので、同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
図10は、第3の実施の形態における、トルク検出回路200及び、ECU20の構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態におけるトルク検出回路200は、図10に示すように、第2の実施の形態におけるトーションバー仕様セレクタ301に替えて、トーションバー情報出力制御部401が設けられている。また、ECU20の演算処理部240は、制御部241と、フェールセーフ部(F/S部)245とトーションバー仕様判定部402とを備えている。
トーションバー情報出力制御部401は、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様に応じた固有の仕様情報を、内部に記憶している。そして、図11に示すように、センサ電源出力回路部255から供給されるセンサ電源TVの立ち上がりをトリガとして、立ち上がり後の予め設定したイニシャライズ期間、例えば、センサ電源TVが立ち上がった後、メイントルク出力回路222、サブトルク出力回路232が、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsを出力可能な状態となった時点から所定数ms〜数十msの期間に、ブリッジ回路210からの電圧信号に替えて、仕様情報に対応した所定の電圧信号を、メイントルク出力回路222及びサブトルク出力回路232に入力する。これにより、メイントルク信号及びサブトルク信号として一定電圧の信号、すなわち仕様情報に応じた電圧信号を出力させる。
例えば、図11(a)に示すように、トーションバー104の仕様が“A”である場合には、メイントルク信号Tmは2.5〔V〕、サブトルク信号Tsは0〔V〕として出力する。また、図11(b)に示すように、仕様が“B”である場合には、メイントルク信号Tmは5〔V〕、サブトルク信号Tsは0〔V〕として出力する。
トーションバー仕様判定部402は、センサ電源出力回路部255から出力されるセンサ電源TVの立ち上がりをトリガとして、トルクセンサ3側の前記イニシャライズ期間に対応する期間中の、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの電圧値、すなわち仕様情報を検出する。そして、予め保持している、仕様情報とトーションバー104の仕様との対応を表す対応情報と、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの電圧値から検出した仕様情報とに基づき、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定する。そして、ECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様と、仕様情報から特定したトルクセンサ3の仕様とを比較し、これらが一致しないときには組み付け誤りとして、図示しない表示装置などの判定結果通知装置により組み付け誤りであることを通知し、一致するときには、組み付けは的確に行なわれているとして判定結果を判定結果通知装置により通知する。
図12は、トーションバー仕様判定部402で実行される判定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この判定処理は、電動パワーステアリング装置の立ち上げ時に実行される。
トーションバー仕様判定部402では、センサ電源出力回路部255から出力されるセンサ電源TVの立ち上がりをトリガとして判定処理を開始し、予め設定したイニシャル期間に達したとき、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsを読み込む(ステップS21、S22)。
そして、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsに基づき、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定する(ステップS23)。
ここで、トーションバー情報出力制御部401では、図11に示すようにイニシャル期間において、仕様情報として、一定の電圧信号をメイントルク出力回路222及びサブトルク出力回路232に供給しているため、ECU20に入力されるメイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsは、仕様情報に対応した信号となる。
したがって、メイントルク信号Tmの電圧値が“2.5〔V〕”、サブトルク信号Tsの電圧値が“0〔V〕”である場合には、トーションバー104は仕様Aであると特定する。そして、ECU20で対象としているトルクセンサ3の仕様と、ステップS23で特定した仕様とを比較し、これらが一致すれば的確に組付けが行なわれていると判断し、これを判定結果通知装置により通知する(ステップS24、S25)。
一方、ステップS23で特定した仕様と、ECU20で保持している仕様とが一致しないときには組み付け誤りと判断し、これを判定結果通知装置により通知する(ステップS24、S25)。
このように、トルクセンサ3から、トルクセンサ3のトーションバー104の仕様を特定する仕様情報をECU20に通知する構成とし、ECU20側で、仕様情報に基づきトルクセンサ3の仕様を特定し、これとECU20が対象としているトルクセンサ3の仕様とを比較することで、組み付けが的確に行なわれているか否かを判断する構成としたため、組み付け誤りを容易に検出することができる。
また、トーションバー情報出力制御部401によって、トルクセンサ3側から、仕様情報が出力されるため、トルクセンサ3及びECU20を組み付けた後や、コラム−ECU一体型に形成されている場合等であっても、組み付け誤りを容易且つ的確に検出することができる。
なお、上記第3の実施の形態においては、メイントルク信号Tm及びサブトルク信号Tsの両方を用いて仕様情報を送信する場合について説明したが、これに限るものではなく、何れか一方の信号のみを用いて送信することも可能であり、また、イニシャライズ期間が比較的長い場合には、一方の信号、例えばメイントルク信号Tmの電圧値の値を複数段階に切り替えることで、より多くの仕様に対応した仕様情報を送信可能に構成することも可能である。
また、上記第2及び第3の実施の形態において、ECU20側で、トルクセンサ3の仕様を認識することができるため、ECU20側で、トルクセンサ3の仕様に応じて、ECU20のトルクセンサ3に対する仕様を変更設定するように構成してもよい。
また、上記第2及び第3の実施の形態においては、メイン検出コイルLN1からのトルク信号をオフセット調整し且つ増幅した信号をメイントルク信号Tmとし、サブ検出コイルLN2からのトルク信号をオフセット調整し且つ増幅した信号をサブトルク信号Tsとして、これらメイントルク信号Tm及びサブトルク信号TsをECU20側に出力するようにしたトルクセンサに適用した場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、メイン検出コイルLN1及びサブ検出コイルLN2の両端電圧の差分値を演算し、これをECU20側に2系統で出力するように構成されたトルクセンサであっても適用することができる。
ここで、トルクセンサ3がトルク検出手段に対応し、ECU20が演算手段に対応し、ECU20が操舵補助制御手段に対応している。
また、第1の実施の形態において、オフセット調整回路231a及びオフセット設定回路231bが通知手段に対応し、異常判定部242a及びしきい値設定部242bが判定手段に対応している。
また、第2の実施の形態において、トーションバー仕様セレクタ301が通知手段に対応し、トーションバー仕様判定部302が判定手段に対応し、通信線L1、L2が通信手段に対応している。
また、第3の実施の形態において、トーションバー情報出力制御部401が通知手段に対応し、トーションバー仕様判定部402が判定手段に対応している。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 トルクセンサ
20 電動パワーステアリング用制御ユニット(ECU)
104 トーションバー
200 トルク検出回路
210 ブリッジ回路
221a オフセット調整回路
222 メイントルク出力回路
231a オフセット調整回路
231b オフセット設定回路
232 サブトルク出力回路
242a 異常判定部
242b しきい値設定部
301 トーションバー仕様セレクタ
302、402 トーションバー仕様判定部
401 トーションバー情報出力制御部

Claims (5)

  1. 入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、
    前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、
    前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、
    前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記トルク信号は、逆特性を有する2つのトルク信号であって、
    前記通知手段は、前記トルク信号を前記仕様情報に応じて加工して、少なくとも何れか一方のトルク信号のオフセット値を、前記仕様情報に応じたオフセット値に調整し、
    前記判定手段は、加工後の前記2つのトルク信号の和がとり得る範囲に基づいて前記トルク検出手段の仕様を特定することを特徴とするトルク検出装置。
  2. 入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、
    前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、
    前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、
    前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記通知手段は、前記トルク信号そのものを前記仕様情報に応じて調整し、
    前記判定手段は、調整後の前記トルク信号から前記トルク検出手段の仕様を特定し、
    前記演算手段は、前記調整後の前記トルク信号から前記入力トルクを取得することを特徴とするトルク検出装置。
  3. 入力トルクに応じたトルク信号を出力するトルク検出手段と、
    前記トルク信号に基づき前記入力トルクを演算する演算手段と、を備えたトルク検出装置において、
    前記トルク検出手段は、当該トルク検出手段の仕様を特定する予め設定された仕様情報を通知する通知手段、を有し、
    前記演算手段は、前記通知手段で通知された前記仕様情報に基づき、前記トルク検出手段の実際の仕様と、予め設定された前記演算手段で対応可能な前記トルク検出手段の仕様とが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記通知手段は、予め設定したタイミングで、前記入力トルクに応じたトルク信号に替えて前記トルク検出手段における前記仕様情報に応じて調整したトルク信号を出力し、
    前記判定手段は、前記タイミングにおける前記トルク信号の信号値に基づき前記トルク検出手段の仕様を特定することを特徴とするトルク検出装置。
  4. 操舵機構に入力される入力トルクを、トーションバーを利用して検出するトルク検出装置と、
    前記トルク検出装置で検出した入力トルクに基づき、前記操舵機構に操舵補助力を発生する操舵補助制御手段と、を備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記トルク検出装置として、請求項1から請求項の何れかに記載のトルク検出装置を用いたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 前記仕様は、前記トーションバーのバネレートであることを特徴とする請求項記載の電動パワーステアリング装置。
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