JP5375155B2 - エンジンの燃焼室構造 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンの燃焼室構造に関する。
従来、燃焼効率を上げるために燃焼室内に複数の点火プラグを設ける多点点火エンジンの燃焼室構造が知られている。さらに特許文献1には、燃焼室壁面に沿って環状に形成され絶縁部材からなる環状ボディと、環状ボディの内周面に臨んで導電部と放電ギャップからなる複数の点火部と、を有する環状点火プラグを燃焼室の壁面に嵌め込んで設ける燃焼室構造が示されている。
通常、燃焼室中央に点火プラグを設けたエンジンでの燃焼では燃焼室中心から燃え広がる火炎によって燃焼室外周縁のガスが圧縮されることで圧縮されたガスが高温になりノッキングが発生しやすくなる。ところが、上記のように環状ボディの内周面上に位置する1ヶ所の中心電極から放電点火によって、ノッキングが発生しやすい燃焼室の外周縁の複数個所への点火を行うことで上記ノッキングを防止可能としている。
特願2007−213242号
しかし、前述した従来のエンジンの燃焼室構造では、環状ボディとシリンダとの材料が異なるので使用温度域が変わると熱膨張率の違いによって環状ボディが応力の影響により劣化してしまうという可能性があった。
冷間時の環状ボディとシリンダの寸法を基準に環状ボディをシリンダに組み付ける場合には、温間時になると金属部材であるシリンダは膨張するがセラミック等の絶縁部材である環状ボディはシリンダよりも熱膨張率が小さく略変形しないので、環状ボディとシリンダとの間に隙間が生じる。そして環状ボディとシリンダとの隙間は燃焼室の直径方向、上下方向ともに生じる。このような隙間は、エンジンの振動によって環状ボディがシリンダに衝突しその衝撃で環状ボディの劣化を促進する要因となる。また逆に温間時の環状ボディとシリンダの寸法を基準に環状ボディをシリンダに組み付ける場合には、冷間時になると環状ボディは略変形しないので環状ボディがシリンダに圧迫される。このような圧迫は、環状ボディに応力を発生させ劣化を促進させる要因となる。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、シリンダ部材と環状点火プラグの環状ボディ部材との熱膨張率の違いによって環状点火プラグが劣化するという不具合を解消するエンジンの燃焼室構造を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、シリンダヘッド(41)とシリンダブロック(42)との合わせ面部分に燃焼室(10)に開口して形成される環状溝(40)と、前記環状溝(40)に配置され、シリンダよりも熱膨張率が小さく冷間時及び温間時で略変形しない環状ボディ(21)を含む環状点火プラグ(20)と、前記環状溝(40)と前記環状点火プラグ(20)の前記環状ボディ(21)との上下方向の隙間に設けられる弾性保持部材(52)と、を備え、前記隙間は、前記弾性保持部材(52)が前記シリンダの熱膨張に追従するときの変形を許容する空間を有することを特徴とする。
本発明では、環状溝と環状点火プラグの環状ボディとの上下方向の隙間に弾性保持部材を設ける。これにより冷間時の環状点火プラグとシリンダの寸法を基準に環状点火プラグをシリンダに組み付ける場合、温間時になると熱膨張によって環状点火プラグとシリンダとの間に隙間が生じるが、弾性保持部材はその隙間を埋めるように追従して環状点火プラグとシリンダとの間を密閉する。また温間時の環状点火プラグとシリンダの寸法を基準に環状点火プラグをシリンダに組み付ける場合は、冷間時になると熱膨張によって環状点火プラグがシリンダに圧迫されるが、弾性保持部材はその圧迫力を吸収する。よって環状点火プラグは常に上下方向にがたつくことなく保持され、環状点火プラグに応力が発生し劣化してしまう心配もない。
第1実施形態のエンジンの燃焼室構造を示す図である。 環状点火プラグの全体構造図である。 第1実施形態の環状点火プラグの組み付け構造を示す図である。 第2実施形態の環状点火プラグの組み付け構造を示す図である。 第3実施形態の環状点火プラグの組み付け構造を示す図である。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、第1実施形態のエンジンの燃焼室構造を示す図である。
燃焼室10は、シリンダヘッド41と、シリンダブロック42と、ピストン33とで形成される。燃焼室10は、中心点火プラグ30の他に環状点火プラグ20が外周に設けられる。
燃焼室10は、本実施形態ではいわゆるペントルーフタイプが例示されている。ペントルーフ稜線には中心点火プラグ30が設けられる。ペントルーフ稜線を挟んで一方のルーフ(図1では右側のルーフ)には吸気バルブ31が設けられる。ペントルーフ稜線を挟んで他方のルーフ(図1では左側のルーフ)には排気バルブ32が設けられる。なおエンジンの当業者においては重力方向とは別に上死点/下死点という表現が使用される。水平対向エンジン等においては、必ずしも上死点が重力方向の上、下死点が重力方向の下になるとは限らないし、また仮にエンジンを倒立した場合には、上死点が重力方向の下、下死点が重力方向の上になる。本明細書においては、慣習にしたがい、上死点側を上、下死点側を下、とし、燃焼室10の上方をルーフ(天井)と表現する。
ピストン33は、燃焼室10をシリンダ壁面に沿って上下に往復運動する。上述した上死点とはピストン33が最上端にある位置、下死点とはピストン33が最下端にある位置をいう。
シリンダヘッド41は、燃焼室10のシリンダ天井面を構成する。シリンダヘッド41とシリンダブロック42との合わせ部分の内周側に環状に、燃焼室10に開口する環状溝40が設けられる。またシリンダヘッド41側の合わせ面41aとシリンダブロック42側の合わせ面42aとの間には一体型ガスケット50が設けられる。一体型ガスケット50についての詳細は後述する。
シリンダブロック42は、燃焼室10のシリンダ壁面を構成する。シリンダブロック42は、シリンダヘッド41とともに環状溝40を形成する。
環状溝40はコの字型断面でシリンダヘッド41に上面と側壁面を、シリンダブロック42のシリンダヘッド41との合わせ面42aに下面を、形成する。そして環状溝40に環状点火プラグ20が配置される。
ここで図2を参照して環状点火プラグ20について説明する。環状点火プラグ20は、環状溝40に配置される。環状点火プラグ20は、環状ボディ21と、中心電極22と、導電部23と、アース24と、を含む。そして環状点火プラグ20は4つの点火部25a〜25dを有する。
環状ボディ21は、セラミックなどの絶縁性の材料で構成される。
中心電極22は、たとえば白金(Pt)、イリジウム(Ir)などのように耐熱性及び導電性のある材料で構成された細長い棒状電極である。中心電極22の先端は、環状ボディ21の内周面21aに位置する。図示を省略するが中心電極22は、点火コイルに接続される。
導電部23は、たとえば白金(Pt)、イリジウム(Ir)などのように耐熱性及び導電性のある材料が環状ボディ21の内周面21aに蒸着処理されて長方形に形成される。本実施形態では4つの導電部23a〜23dが設けられる。この4つの導電部23a〜23dが中心電極22の先端を先頭として、環状ボディ21の内周面21aに所定間隔を開けて一列に設けられる。中心電極22の両側に位置する導電部23a,23dのうち一方の導電部23aは中心電極22に近接して放電ギャップ25aを構成する。他方の導電部23dは、一方の導電部23aよりも中心電極22から十分に離間している。このため中心電極22に電圧が印加されても、中心電極22と導電部23dとの間では放電しない。中心電極22の先端22aと環状ボディ21の上面21b及び下面21cとの距離は、中心電極22の先端22aと導電部23aとの距離に比べて十分大きい。互いに隣接する導電部23の間には、3つの放電ギャップ25b〜25dが形成される。3つの放電ギャップ25b〜25dのギャップ量は全て等しい。またそのギャップ量と略等しくなるように放電ギャップ25aが形成される。環状点火プラグ20においては、放電ギャップ25a〜25dのギャップ量の和、すなわちギャップ量の総和によってエネルギー量が決定される。
アース24は、中心電極22に印加された電圧をシリンダヘッド41に逃がす。アース24は、中心電極22の両側に位置する導電部23a,23dのうち中心電極22から離間した導電部23dに連続するように形成される。アース24は、導電部23と同様にたとえば白金(Pt)、イリジウム(Ir)などのように耐熱性及び導電性のある材料を蒸着処理することによって環状ボディ21の内周面21aから上面21bにかけて形成される。環状ボディ21の上面21bに貼り付けられた部分がシリンダヘッド41に接触することで、中心電極22に印加された電圧をシリンダヘッド41に逃がす。
点火部25とは、環状点火プラグ20に形成された放電ギャップ25a〜25dである。
このような構造の環状点火プラグ20を使用すれば、点火コイルのエネルギーを受けて各放電ギャップ25a〜25dで飛火し、多点点火することができる。
次に図3を参照して一体型ガスケット50について説明する。一体型ガスケット50は、シリンダブロック42側の合わせ面上42aに設けられる。一体型ガスケット50は、シリンダヘッドガスケット51と弾性保持部材52とが一体化されて形成される。シリンダヘッドガスケット51はシリンダヘッド41とシリンダブロック42との間に設けられ、弾性保持部材52は環状点火プラグ20とシリンダブロック42との間に設けられる。また一体型ガスケット50の厚さdは、エンジン1の全運転領域において火炎の侵入を遮断できる消炎距離より小さくなるよう設定する。
シリンダヘッドガスケット51は、2枚の薄板51a,51bと、シム51cと、を有する。薄板51a,51bは積層して設けられ、燃焼室10に近い内周部分にビード510a,510bが対称になるよう形成される。そしてビード510aとビード510bとの間にシム51cが設けられる。シリンダヘッドガスケット51は、図示を省略するがシリンダヘッド41とシリンダブロック42とがボルト締結されて発生する面圧によって、燃焼室10の燃焼ガスの吹き抜けを防止し気密性を保っている。図3に示すシリンダヘッドガスケット51は、一般的なシリンダヘッドガスケットの断面形状である。
弾性保持部材52は、薄板52a,52bを有する。薄板52a,52bはそれぞれシリンダヘッドガスケット51の薄板51a,51bが伸長されたものである。薄板52a,52bには中央部分にビード520a,520bが対称になるよう形成される。ここでビード520の形状はビード510に対して、ビード幅は広く、ビード深さは浅く、設定される。さらにビード520aとビード520bとの間にはシムは設けない。これらは、弾性保持部材部分52の剛性をシリンダヘッドガスケット部分51の剛性よりも低くすることで、発生する面圧を低面圧にして環状点火プラグ20に過度な応力が発生しないようにするためである。弾性保持部材52の面圧は、使用温度域において環状点火プラグ20を保持する程度で十分である。弾性保持部材52は、シリンダヘッドガスケット51に比べ、変位に対して生じる反力が小さい特性をもつ。
本実施形態によれば、弾性保持部材52を環状点火プラグ20とシリンダブロック42すなわち環状溝40の下面との間に設ける。このため冷間時の環状プラグ20と環状溝40の寸法を基準に組み付ける場合には、温間時になると熱膨張により環状点火プラグ20と環状溝40との間に隙間が生じる。しかし弾性保持部材52は隙間に追従して環状点火プラグ20を環状溝40の上面に押し付ける。そして弾性保持部材52は、環状点火プラグ20と環状溝40の下面とに密着して両者間を密閉する。よって環状点火プラグ20は常に環状溝40の上面側に保持されるので、安定した燃焼を供給できる。
また温間時の環状プラグ20と環状溝40の寸法を基準に組み付ける場合には、弾性保持部材52は環状溝40の熱膨張による環状点火プラグ20への圧迫を吸収する。よって環状点火プラグ20は熱膨張による圧迫を受けることがない。
さらに環状点火プラグ20には弾性保持部材52からの面圧がかかるが、その大きさは使用温度域において環状点火プラグ20を保持する程度の大きさになるように弾性保持部材52の剛性が設定されている。弾性保持部材52は、熱膨張による変位に対して生じる反力の変動が小さい特性であるので、環状点火プラグ20には保持力以上の力は与えられない。よって環状点火プラグ20に過度な応力が発生することはなく、劣化の心配はない。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態の環状点火プラグの組み付け構造を示す図である。なお以下では前述した内容と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
本実施形態では、シリンダヘッドガスケット51と弾性保持部材52とを別体で設ける。弾性保持部材52はOリングである。環状点火プラグ20の環状ボディ下面21cにはOリング52を位置決めする凹部21dが形成される。Oリング52は環状点火プラグ20の凹部21dとシリンダブロック42との間に圧縮された状態で配置される。Oリング52は使用温度域が変わっても、環状点火プラグ20を保持できる程度の面圧を維持するように、そして環状点火プラグ20とシリンダブロック42との間の距離dが消炎距離より小さくなるように、組み付け時のOリング52の圧縮代が設定される。
本実施形態によれば、Oリング52は環状点火プラグ20とシリンダブロック42との間に配置される。そしてOリング52は圧縮されているので、復元力が面圧となって環状点火プラグ20を環状溝40の上面側に押し付ける。これにより環状点火プラグ20は、環状溝40に上下方向に固定される。また組み付け時のOリング52の圧縮代は、使用温度域が変わっても環状点火プラグ20を保持する程度の面圧が維持されるように設定される。よって温間時になって環状点火プラグ20と環状溝40との間に隙間が生じても、Oリング52の復元力(面圧)が常に働いているので、熱膨張による上下方向の隙間に追従することができる。さらにOリング52は、上下方向だけでなく、図4における左右方向すなわち燃焼室10の直径方向に対しても密閉機能を有する。そして燃焼室10の燃焼ガスの吹き抜けを防止する。
環状点火プラグ20は常に環状溝40の上面側に保持されるので、安定した燃焼を供給できる。また環状点火プラグ20には保持力以上の力は与えられない。よって環状点火プラグ20に過度な応力が発生することはなく、劣化の心配はない。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態の環状点火プラグの組み付け構造を示す図である。
本実施形態では、シリンダヘッドガスケット51と弾性保持部材52とを別体で設ける。弾性保持部材52はコの字型断面で、環状溝40を構成する全ての面に設けられ、環状溝40と環状点火プラグ20との間に介在する。弾性保持部材52は、使用温度域において環状点火プラグ20を保持できる程度の面圧を維持する。さらに環状点火プラグ20とシリンダヘッド41及びシリンダブロック42との間の距離d1,d2は消炎距離より小さくなるように設定する。本実施形態ではd1とd2とは同距離である。
本実施形態によれば、弾性保持部材52は環状点火プラグ20を第1実施形態や第2実施形態のように下面だけなく、上下面両方から挟みこんで保持する。そして弾性保持部材52は環状点火プラグ20を常に環状溝40の上下方向の中央に保持するので、環状点火プラグ20は安定した燃焼を供給できる。また弾性保持部材52は環状点火プラグ20を保持する程度の剛性であり、使用温度域が変わっても環状点火プラグ20にかかる面圧の変動が小さい特性である。よって環状点火プラグ20には保持力以上の力は与えられない。よって環状点火プラグ20に過度な応力が発生することはなく、劣化の心配はない。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
例えば実施形態において、シリンダヘッドに環状点火プラグが収まるよう環状溝を形成したが、シリンダブロックに環状点火プラグを収めるようにしてもよい。環状点火プラグの点火部がピストンの上死点よりも上側に配置されていれば問題ない。また、シリンダヘッドガスケットの形状は実施形態で示したタイプに限らず、エンジンの性能に応じた形状が適用可能である。本発明では弾性保持部材の剛性をシリンダヘッドガスケットよりも小さく、さらに全運転領域において面圧抜けすることなく環状点火プラグを保持できる程度の面圧が発生するように設定していればよい。よって弾性保持部材の形状は前述の条件を満たせばよいので、実施形態に限らず多様な形状が考えられる。
1 エンジン
10 燃焼室
20 環状点火プラグ
40 環状溝
41 シリンダヘッド
42 シリンダブロック
50 一体型ガスケット
51 シリンダヘッドガスケット
52 弾性保持部材

Claims (6)

  1. シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面部分に燃焼室に開口して形成される環状溝と、
    前記環状溝に配置され、シリンダよりも熱膨張率が小さく冷間時及び温間時で略変形しない環状ボディを含む環状点火プラグと、
    前記環状溝と前記環状点火プラグの前記環状ボディとの上下方向の隙間に設けられる弾性保持部材と、
    を備え
    前記隙間は、前記弾性保持部材が前記シリンダの熱膨張に追従するときの変形を許容する空間を有することを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  2. 前記弾性保持部材は、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの間に介在するシリンダヘッドガスケットと一体化される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの燃焼室構造。
  3. 前記弾性保持部材は、Oリングである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの燃焼室構造。
  4. シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面部分に燃焼室に開口して形成される環状溝と、
    前記環状溝に配置される環状点火プラグと、
    前記環状溝と前記環状点火プラグとの上下方向の隙間に設けられる弾性保持部材と、
    前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの間に介在されるシリンダヘッドガスケットと、
    を備え、
    前記弾性保持部材は、前記シリンダヘッドガスケットと一体化されること特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  5. 前記弾性保持部材は、前記シリンダヘッドガスケットよりも剛性が低い、
    ことを特徴とする請求項2又はに記載のエンジンの燃焼室構造。
  6. 前記環状溝と前記環状点火プラグとの上下方向の隙間は、火炎の侵入を遮断する消炎距離より小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のエンジンの燃焼室構造。
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