JP2014077365A - ガスケット - Google Patents

ガスケット Download PDF

Info

Publication number
JP2014077365A
JP2014077365A JP2012224030A JP2012224030A JP2014077365A JP 2014077365 A JP2014077365 A JP 2014077365A JP 2012224030 A JP2012224030 A JP 2012224030A JP 2012224030 A JP2012224030 A JP 2012224030A JP 2014077365 A JP2014077365 A JP 2014077365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
cooling water
combustion chamber
cylinder
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012224030A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hoshikawa
淳 星川
Hirobumi Azuma
博文 東
Kazuhiro Kojima
一洋 小島
Masahiro Fujimoto
昌弘 藤本
Mitsutaka Kojima
光高 小島
Kazuyuki Miyamoto
和志 宮本
Kimihiko Sato
公彦 佐藤
Noritsugu Osawa
範貢 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2012224030A priority Critical patent/JP2014077365A/ja
Publication of JP2014077365A publication Critical patent/JP2014077365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成でエンジンの燃焼室に対する冷却性能を更に向上させてノッキングを抑制することができるガスケットを提供する。
【解決手段】エンジン10の燃焼室4を構成するシリンダブロック3とシリンダヘッド5との間に設けられるガスケット1であって、前記燃焼室4に対応するシリンダ開口部40と、冷却水通路80に対応する冷却水開口部42とを有する板状のガスケット本体部44と、前記シリンダ開口部40の周囲を囲むように前記ガスケット本体部44の上下面に設けられ、前記ガスケット本体部44と前記シリンダブロック3および前記シリンダヘッド5との間をシールするシール部50とを備え、前記ガスケット本体部44には、前記冷却水開口部42に突出される複数の放熱フィン43が設けられ、前記シリンダ開口部40の内周面は、ピストン2のトップランド23に対向する位置で前記燃焼室4の周壁面を構成して成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に設けられるガスケットに関する。
エンジンは、シリンダブロック、シリンダヘッド、ピストン、バルブ等から構成される燃焼室を持つ。燃焼室において、ピストンの下降によって混合気が導入され、ピストンの上昇によって圧縮されたところに、燃焼室上部にある点火プラグによって点火される。燃焼室内の混合気は、点火プラグを中心に広がるように燃焼し、発生した燃焼ガスは膨張してピストンを押し下げる。以上の動作により、熱エネルギーが機械的エネルギーに変換される。
点火プラグによる点火においては、点火プラグ近傍から燃焼が始まり点火プラグから遠い部位にある混合気は、燃焼が広がる過程で最後まで未燃焼の混合気として残っている。この未燃焼の混合気は、燃焼圧力波により燃焼室周縁部に押し込まれることにより圧縮され、高温高圧の状態になる。そして限界を超えると、未燃焼の混合気は急速に自然発火する。この現象をノッキングと呼び、ピストンなどの周辺部材を過熱して焼損させることがある。よって、ノッキングを抑制することが必要とされている。
ノッキングを抑制する方法の一つとして、未燃焼の混合気の温度を下げることが考えられる。未燃焼の混合気の温度を下げることで、未燃焼の混合気は自然発火する条件に至らないので、ノッキングを抑制することができる。未燃焼の混合気の温度を下げる方法として、シリンダブロックおよびシリンダヘッドを冷却することは有効であるが、さらに、シリンダブロックおよびシリンダヘッドに挟持されるガスケットを冷却し、燃焼室周縁部近傍を局所的に冷却することによって効果を高めることができる。
実開昭60−18245号公報
なお、ガスケットの冷却に関する技術としては、例えば特許文献1がある。これは、ガスケットの薄板部を曲げて突出部を形成し、当該突出部をシリンダブロックまたはシリンダヘッド近傍のシリンダ周方向に設けた冷却水通路に挿入してガスケットを組付け、冷却水通路を流れる冷却水によってガスケットの突出部を冷却するものである。
しかし、特許文献1のものは、ガスケット自体がプレス成型された薄板のため燃焼室に暴露している面積が小さいことからガスケット自体の燃焼室冷却への寄与は小さいと考えられる。ガスケットの厚みを厚くしてやれば燃焼室に暴露される面積を増やすことができるが、特許文献1の場合、ガスケットが薄板状の上板、下板、中板を重ねて構成し、中板に屈曲部を形成して上板および下板を押さえてシール性を確保している。そのため、中板を厚くしすぎると屈曲部の弾力性が損なわれて上板と下板の押さえが弱まりシール性が悪化すると考えられる。一方、上板および下板を厚くしすぎると、それぞれシリンダブロックおよびシリンダヘッドの組付面への密着性が低下しシール性が悪化するおそれが考えられる。したがって、ガスケットの厚みを厚くするにも限度があり、ガスケット自体の設定や製造が難しくなると考えられる。そして、先行文献1のガスケットの構造は、ガスケット自体の冷却を主目的としたものであり、ノッキングの抑制に寄与できるほどの効果を得るものではない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成でエンジンの燃焼室に対する冷却性能を更に向上させてノッキングを抑制することができるガスケットを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るガスケットは、エンジンの燃焼室を構成するシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に設けられるガスケットであって、前記ガスケットは、前記燃焼室に対応して開口されたシリンダ開口部と、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドの間を連通する冷却水通路に対応して開口された冷却水開口部とを有する板状のガスケット本体部と、前記シリンダ開口部の周囲を囲むように前記ガスケット本体部の上下面に設けられて、前記ガスケット本体部と前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドとの間をシールするシール部を備え、前記ガスケット本体部には、前記冷却水開口部に突出される複数の放熱フィンが設けられ、前記ガスケット本体部の前記シリンダ開口部の内周面は、ピストンが上死点に位置する際の同ピストンのトップランドに対向する位置で前記燃焼室の周壁面を構成していることを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係るガスケットは、第一の発明に係るガスケットにおいて、前記放熱フィンは、前記冷却水通路を流れる冷却水の流れの方向に沿って扁平に形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係るガスケットは、第一または第二の発明に係るガスケットにおいて、前記放熱部は、前記開口部における前記燃焼室側から略放射状に延びて形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係るガスケットは、第一乃至第三のいずれかの発明に係るガスケットにおいて、前記ガスケット本体部の上下面には、前記シールの外周側および前記冷却水開口部の周囲をシールする第二シール部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガスケット。
上記課題を解決する第五の発明に係るガスケットは、第一乃至第四のいずれかの発明に係るガスケットにおいて、前記ガスケット本体部の前記シリンダ開口部の内周面の厚みが、前記ピストンの前記トップランドの厚みの半分以上で前記トップランドの厚み以下に設定されていることを特徴とする。
第一の発明に係るガスケットによれば、ガスケットをガスケット本体部とガスケット本体部の上下面にシール部を設けた構成としているので、ガスケット本体部の厚みを厚く設定したとしてもシール性が損なわれることがない。ゆえに、燃焼室内に暴露されるガスケット本体部のシリンダ開口部の内周面を厚く設定することが容易となる。しかも、複数の放熱フィンによって、効率よく確実にガスケット本体部に伝導される熱を放熱することが可能となるため、ガスケット本体部のシリンダ開口部の内周面で構成される燃焼室の内周壁、すなわち、ピストンのトップランドに対向する周壁面を効率よく冷却することができる。したがって、燃焼室周縁部に押し込まれる未燃焼の混合気の温度を的確に下げることができ、ノッキングを抑制することができる。
第二の発明に係るガスケットによれば、放熱フィンを、前記冷却水通路を流れる冷却水の流れの方向に沿って扁平に形成することにより、冷却水に晒される放熱フィンの表面積を増大させることができるので、より効率よく確実にガスケット本体部に伝導される熱を放熱することが可能となる。つまり、ガスケット本体部のシリンダ開口部の内周面で構成される燃焼室の内周壁、すなわち、ピストンのトップランドに対向する周壁面をより効率よく冷却することができる。したがって、燃焼室周縁部に押し込まれる未燃焼の混合気の温度を的確に下げることができ、ノッキングを抑制することができる。
第三の発明に係るガスケットによれば、開口部における燃焼室側から略放射状に延びて形成されていて、燃焼室における吸熱部から開口部における放熱部までの距離が最短となるので、冷却効率を向上させることができる。つまり、ガスケット本体部のシリンダ開口部の内周面で構成される燃焼室の内周壁、すなわち、ピストンのトップランドに対向する周壁面をより効率よく冷却することができる。したがって、燃焼室周縁部に押し込まれる未燃焼の混合気の温度を的確に下げることができ、ノッキングを抑制することができる。
第四の発明に係るガスケットによれば、ガスケット本体部の上下面にシール部の外周側および冷却水開口部の周囲をシールする第二シール部が設けたことにより、燃焼室および冷却水通路の気密性を向上させることができる。よって、燃焼室からの燃焼ガスの漏れ、燃焼室へ冷却水などの混入、冷却水通路からの冷却水の漏れを防止することができる。
第五の発明に係るガスケットによれば、ガスケット本体部のシリンダ開口部における内周面を、トップランドの厚みの半分以上で形成することにより、ガスケット本体部のシリンダ開口部における内周面が、吸熱部として燃焼室における周壁面を構成する面積が大きくなり、ノッキングの原因となる未燃焼の混合気の温度をより高効率に下げることができる。また、ガスケット本体部のシリンダ開口部における内周面を、トップランドの厚み以下で形成することにより、ガスケットがピストンの摺動に影響を与えることはない。
実施例1に係るガスケットを示す平面図である。 実施例1に係るガスケットにおける冷却水開口部を示す拡大図である。 実施例1に係るガスケットにおける冷却水開口部を示す断面図(図2におけるIII−III矢視断面)である。 実施例1に係るガスケットを備えたエンジンの部分縦断面を示す概略図である。
以下に、本発明に係るガスケットを備えたエンジンの実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。
まず、本実施例に係るガスケットを備えたエンジンの構成について図1乃至図4を参照して説明する。
図4に示すように、本実施例に係るガスケット1を備えたエンジン10は、燃焼ガスの爆発による熱エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに変換するピストン2と、ピストン2と嵌合してピストン2の直線運動を支持するシリンダブロック3と、ピストン2の上面を覆うようにシリンダブロック3と共に燃焼室4を形成するシリンダヘッド5とから成る。
ピストン2の側面には周方向にリング溝20が形成され、ピストン2とシリンダブロック3との間から燃焼ガスが漏れるのを防止するピストンリング30が取付けられている。リング溝20およびピストンリング30は、ピストン2の軸方向に複数設けられる。
シリンダブロック3とシリンダヘッド5との間にはガスケット1が設置され、燃焼室4から燃焼ガスが漏れるのを防止し、燃焼室4へ冷却水6などが混入するのを防止している。ガスケット1のガスケット本体部44は、種々の穴を設けたシリンダブロック3およびシリンダヘッド5の形状に対応する形状を成し、図1に示すように、シリンダ開口部40、ボルト取付け開口部41、冷却水開口部42が設けられている。
なお、本実施例のガスケット1は、図1乃至図3に示すように、シリンダ開口部40の周囲を囲むようにガスケット本体部44とシリンダブロック3との間、およびガスケット本体部44とシリンダヘッド5との間に、燃焼ガスの漏洩防止性能の向上のためのシール部として圧抜け防止スプリング50を備えている。
また、本実施例のガスケット1は、図1乃至図3に示すように、シリンダ開口部40の周囲に設けた圧抜け防止スプリング50の外周側および冷却水開口部42の周囲におけるガスケット本体部44の上下面に、冷却水6などの漏洩防止性能および燃焼室4への混入防止性能の向上のための第二のシール部としてシール材60を備えている。なお、シール材60は、ガスケット本体部44の上下面に塗布されることにより形成されている。
図1乃至図4に示すように、ガスケット本体部44の冷却水開口部42には複数の冷却フィン43が設けられる。冷却フィン43は、エンジン内部を循環する冷却水6を利用してガスケット本体部44を冷却するための放熱部である。本実施例では、シリンダブロック3およびシリンダヘッド5の冷却水通路70、80を流れる冷却水6の流れを妨げないように、冷却水6の流れの方向に沿って扁平な形状を成している。
本実施例においては、扁平な形状の冷却フィン43を、図3に示すように、冷却水開口部42における燃焼室4側からの長さl、冷却水6の流れる方向における冷却フィン43の長さt1、図2に示すように、冷却水6の流れる方向に直交する方向における冷却フィン43の幅bで形成している。
本実施例では、図3に示すように、冷却水6の流れる方向における冷却フィン43の長さt1をガスケット本体部44の厚みt2と略同じとして、ガスケット本体部44の冷却水6に接する広い表面積を確保している。もちろん、冷却フィン43の長さt1は本実施例に限定されず、例えば、ガスケット本体部44の厚みt2を超えて形成しても良い。ガスケット本体部44の冷却水6に接する表面積、ガスケット本体部44の成形の容易性および生産性を考慮すると、冷却フィン43の長さt1をガスケット本体部44の厚みt2と略同じとすることが好ましい。
本実施例では、図2に示すように、冷却水6の流れる方向における冷却フィン43の幅bを許容される範囲で小さくして、冷却フィン43を冷却水開口部42において等間隔に複数形成している。もちろん、冷却フィン43の幅bおよび数量は本実施例に限定されず、冷却水開口部42の大きさ等の環境に合わせて冷却フィン43の幅bを適宜設定し、それに合わせた数量の冷却フィン43を形成すれば良い。ガスケット本体部44の冷却水6に接する表面積および冷却効率を考慮すると、冷却フィン43の幅bを許容される範囲で小さくして、冷却フィン43を冷却水開口部42において等間隔に多数形成することが好ましい。
なお、図4に示すように、シリンダ開口部40は、ピストン2が上死点に位置する際のピストン2のトップランド23に対向する位置で前記燃焼室の周壁面を構成している。ここで、トップランド23とは、ピストン2における点火側の周縁上端面21と、周縁上端面21に最も近いピストンリング30を嵌合させるためのリング溝20における点火側のリング溝上端面22とのピストン軸方向における距離(トップランドの厚み)Tの部分である。よって、燃焼室4からの吸熱効果および冷却水6への放熱効果を向上させるため、ガスケット本体部44をできる限り厚くすることが好ましく、例えば、ガスケット本体部44の厚みt2をピストン2のトップランドの厚みTの半分以上とする。
本実施例では、ガスケット本体部44の厚みt2を、ピストン2におけるトップランドの厚みTと略同じ3〜5mm程度とした。この厚みは、本体部の厚みが1mm程度である従来のガスケットに比べて格段に厚い。このように厚くなっていることにより、ガスケット本体部44のシリンダ開口部40が吸熱部として燃焼室4の一部を担い、燃焼室4における未燃焼の混合気の温度上昇をより抑えることができる。
本実施例においては、冷却水通路70、80を流れる冷却水6の流れがガスケット1に対して垂直であり、冷却フィン43を冷却水開口部42と共に一体的に抜き成形することができるようになっているので、容易に成形可能であり、生産性が高い。
燃焼室4からの吸熱効果および冷却水6への放熱効果を向上させるため、ガスケット本体部44を熱伝導率の高い材質で製作することが好ましい。本実施例では、ガスケット本体部44をアルミ合金で製作した。
冷却フィン43の形状および形成位置は本実施例に限定されない。例えば、シリンダ開口部40の燃焼室4側から燃焼室4の反対側まで繋がった冷却フィン43としても良く、シリンダ開口部40において燃焼室4に対して径方向および周方向に冷却フィン43を繋ぎ合わせた格子状の放熱部としても良い。
次に、本実施例に係るガスケット1を備えたエンジン10の作用について図1乃至図4を参照して説明する。
図示しない吸気装置によって燃料と空気の混合気が燃焼室4に供給される。混合気はピストン2の直線運動によって圧縮され、図示しない点火プラグによって点火される。燃焼室4内の混合気は、図示しない点火プラグを中心に広がるように燃焼し、発生した燃焼ガスは膨張してピストン2を押し下げて機械的エネルギーに変換される。一方、点火プラグから遠いピストン2周縁部近傍にある混合気は、未燃焼の混合気として残り、断熱圧縮により高温高圧になる。
ピストン2周縁部近傍のガスケット1、シリンダブロック3、シリンダヘッド5は、未燃焼の混合気の温度上昇に伴って熱せられる。シリンダブロック3およびシリンダヘッド5は、冷却水通路70、80を流れる冷却水6によって冷却され、ガスケット本体部44は冷却水開口部42に設けた冷却フィン43が冷却水6に晒されて冷却される。ガスケット本体部44は熱伝導率の高いアルミニウム合金から成り、冷却フィン43によって冷却水6に晒される表面積が増大されているので、高効率に冷却される。
ガスケット1と隣接するシリンダブロック3、シリンダヘッド5、燃焼室4内の混合気の上昇熱は、ガスケット1を介して冷却水6へ放熱される。つまり、ガスケット1の近傍に位置するシリンダブロック3、シリンダヘッド5、燃焼室4内の未燃焼の混合気は、ガスケット1の高効率の冷却によって過度な温度上昇を起こさない。
以上のようにして、前述した未燃焼の混合気が断熱圧縮されて高温高圧になったとしても、ガスケット1の高効率な冷却によって自然発火に至る温度には上昇せず、エンジン10のノッキングを抑制することができる。よって、ガスケットおよび周辺のシリンダブロック、シリンダヘッド等が焼損することはない。
1 ガスケット
2 ピストン
3 シリンダブロック
4 燃焼室
5 シリンダヘッド
6 冷却水
10 エンジン
20 ピストンのリング溝
21 ピストンの周縁上端面
22 ピストンのリング溝上端面
23 ピストンのトップランド
30 ピストンリング
40 ガスケットのシリンダ開口部
41 ガスケットのボルト取付け開口部
42 ガスケットの冷却水開口部
43 ガスケットの冷却フィン
44 ガスケット本体部
50 圧抜け防止スプリング
60 シール材
70 シリンダブロックの冷却水通路
80 シリンダヘッドの冷却水通路

Claims (5)

  1. エンジンの燃焼室を構成するシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に設けられるガスケットであって、
    前記ガスケットは、
    前記燃焼室に対応して開口されたシリンダ開口部と、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドの間を連通する冷却水通路に対応して開口された冷却水開口部とを有する板状のガスケット本体部と、
    前記シリンダ開口部の周囲を囲むように前記ガスケット本体部の上下面に設けられ、前記ガスケット本体部と前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドとの間をシールするシール部とを備え、
    前記ガスケット本体部には、前記冷却水開口部に突出される複数の放熱フィンが設けられ、前記ガスケット本体部の前記シリンダ開口部の内周面は、ピストンが上死点に位置する際の同ピストンのトップランドに対向する位置で前記燃焼室の周壁面を構成している
    ことを特徴とするガスケット。
  2. 前記放熱フィンは、前記冷却水通路を流れる冷却水の流れの方向に沿って扁平に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記放熱フィンは、前記冷却水開口部における前記燃焼室側から略放射状に延びて形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスケット。
  4. 前記ガスケット本体部の上下面には、前記シール部の外周側および前記冷却水開口部の周囲をシールする第二シール部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガスケット。
  5. 前記ガスケット本体部の前記シリンダ開口部の内周面の厚みが、前記ピストンの前記トップランドの厚みの半分以上で前記トップランドの厚み以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のガスケット。
JP2012224030A 2012-10-09 2012-10-09 ガスケット Pending JP2014077365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224030A JP2014077365A (ja) 2012-10-09 2012-10-09 ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224030A JP2014077365A (ja) 2012-10-09 2012-10-09 ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014077365A true JP2014077365A (ja) 2014-05-01

Family

ID=50782873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012224030A Pending JP2014077365A (ja) 2012-10-09 2012-10-09 ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014077365A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017057800A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社豊田中央研究所 レシプロ式エンジン
CN109958545A (zh) * 2019-05-07 2019-07-02 哈尔滨工程大学 一种用于船舶低速柴油机的湿式气缸套

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017057800A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社豊田中央研究所 レシプロ式エンジン
CN109958545A (zh) * 2019-05-07 2019-07-02 哈尔滨工程大学 一种用于船舶低速柴油机的湿式气缸套

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8246053B2 (en) Exhaust manifold gasket with spring steel embossed metal and graphite insulator
US20150211409A1 (en) Water jacket spacer
JP2016517497A (ja) 主燃焼封止型押しの内部の小型弾性封止特徴
EP3351784B1 (en) Gap member and internal combustion engine
JP2014077365A (ja) ガスケット
JP2014234740A (ja) 圧縮着火式内燃機関
JP2006177345A (ja) エンジンの燃焼室冷却構造
JPWO2011099156A1 (ja) 内燃機関のピストン
JP6156767B1 (ja) 多点点火装置及び多点点火エンジン
JP2009144652A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP6909717B2 (ja) 内燃機関用の点火装置
JP2006097579A (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
CN207813763U (zh) 喷雾器发动机缸盖
TWM425925U (en) Cylinder structure
JP2011256757A (ja) 圧縮着火式内燃機関の燃焼室構造
JP2017066868A (ja) エンジンのピストン構造
JP2010203355A (ja) 内燃機関
JP2016223508A (ja) 内燃機関用ガスケット
JP6384759B2 (ja) シリンダブロックの冷却構造
JP4209980B2 (ja) 内燃機関のピストン用熱膨張吸収装置
JP6397709B2 (ja) エンジン
JP2011099379A (ja) 内燃機関
JP2018123688A (ja) エンジン燃焼室構造
JP3145172U (ja) 内燃機関用ピストンエンジン
JP2008196461A (ja) シリンダブロック