JP5374962B2 - シームレスベルトの製造装置、製造方法 - Google Patents
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Description
第1発明に係るシームレスベルトの製造装置は、少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、この加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、この送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、このパイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、この塗布ノズルからベルト基材にかけ流された液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、このブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に接触する補助ブレードと、ブレード、補助ブレードおよび塗布ノズルを、パイプ状コアの軸方向に沿って移動させる移動手段と、を有するものである。
このように、加熱手段の温度を少なくとも2段階に切り換えることにより、シームレスベルトを効率良く製造することができる。
つまり、パイプ状コアの一端から内部に入れられ、他端から排出された熱風は、パイプ状コアにベルト基材を吸着固定すると共に、ベルト基材を加熱する働きをするのである。
第2発明に係るシームレスベルトの製造装置は、少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、この加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、この送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、このパイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、この塗布ノズルからベルト基材にかけ流された液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、このブレードによって厚さが調節された加熱硬化材料の表面に接触し、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材と、ブレード、回転部材および塗布ノズルを、パイプ状コアの軸方向に沿って移動させる移動手段と、を有するものである。
第3発明に係るシームレスベルトの製造方法は、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、加熱手段によって予備加熱された気体をパイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することによりベルト基材を予備加熱すると共に、ベルト基材をパイプ状コアに固定し、パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、パイプ状コアの上方においてパイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、塗布ノズルと共に移動するブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に、ブレードと共に移動する補助ブレードを接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
まず、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、シームレスのベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットする。
つまり、パイプ状コアの一端から内部に入れられ、他端から排出された熱風は、パイプ状コアにベルト基材を吸着固定すると共に、ベルト基材を予備加熱する。
前記したように、加熱硬化材料は流動性が増す予備加熱温度に加熱されているので、ブレードによって加熱硬化材料の表面にできたスパイラル模様は、加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることにより容易に除去することができる。
第4発明に係るシームレスベルトの製造方法は、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材をセットし、加熱手段によって予備加熱された気体をパイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することによりベルト基材を予備加熱すると共に、ベルト基材をパイプ状コアに固定し、パイプ状コアを軸を中心として回転させ、パイプ状コアの上方においてパイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、塗布ノズルと共に移動するブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された加熱硬化材料の表面に、ブレードと共に移動し、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによってパイプ状コアの外周面に加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
第5発明に係るシームレスベルトの製造装置は、少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、この加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、この送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、このパイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、 この塗布ノズルからベルト基材にかけ流された液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、このブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に接触する補助ブレードと、パイプ状コアを、パイプ状コアの軸方向に移動させる移動手段と、を有するものである。
かかる構成であっても前記した第1発明と同様の効果を得ることができる。
第6発明に係るシームレスベルトの製造装置は、少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、この加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、この送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、このパイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、この塗布ノズルからベルト基材にかけ流された液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、このブレードによって厚さが調節された加熱硬化材料の表面に接触し、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材と、このパイプ状コアを、パイプ状コアの軸方向に移動させる移動手段と、を有するものである。
かかる構成であっても前記した第2発明と同様の効果を得ることができる。
第7発明に係るシームレスベルトの製造方法は、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、加熱手段によって予備加熱された気体をパイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することによりベルト基材を予備加熱すると共に、ベルト基材をパイプ状コアに固定し、パイプ状コアを、軸を中心として回転させると共に、パイプ状コアをパイプ状コアの軸方向に移動させ、パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
かかる構成であっても前記した第3発明と同様の効果を得ることができる。
第8発明に係るシームレスベルトの製造方法は、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材をセットし、加熱手段によって予備加熱された気体をパイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することによりベルト基材を予備加熱すると共に、ベルト基材をパイプ状コアに固定し、パイプ状コアを、軸を中心として回転させると共に、パイプ状コアをパイプ状コアの軸方向に移動させ、パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
かかる構成であっても前記した第4発明と同様の効果を得ることができる。
第9発明に係るシームレスベルトの製造方法は、パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材を固定し、パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によってパイプ状コアを介してベルト基材を内部から予備加熱すると共に、パイプ状コアを軸を中心として回転させ、パイプ状コアの上方においてパイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、塗布ノズルと共に移動するブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に、ブレードと共に移動する補助ブレードを接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
まず、パイプ状コアの外周面に、シームレスのベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材を固定する。ここで、パイプ状コアへのベルト基材の固定方法は問わない。例えば、パイプ状コアの外周面にシームレスベルトを被せた後、シームレスベルトの両端部または一端部を耐熱性のある粘着テープで固定しても良く、シームレスベルトの両端部または一端部を耐熱性のある輪ゴム等の環状の弾性体で固定しても良い。
前記したように、加熱硬化材料は流動性が増す予備加熱温度に加熱されているので、ブレードによって加熱硬化材料の表面にできたスパイラル模様は、加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることにより容易に除去することができる。
第10発明に係るシームレスベルトの製造方法は、パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材を固定し、パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によってベルト基材を内部から予備加熱すると共に、パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、パイプ状コアの上方においてパイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、塗布ノズルと共に移動するブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された加熱硬化材料の表面に、ブレードと共に移動し、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによってパイプ状コアの外周面に加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
第11発明に係るシームレスベルトの製造方法は、パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材を固定し、パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によってベルト基材を内部から予備加熱すると共に、パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、パイプ状コアをパイプ状コアの軸方向に移動させ、パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
かかる構成であっても前記した第9発明と同様の効果を得ることができる。
第12発明に係るシームレスベルトの製造方法は、パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにしてベルト基材を固定し、パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によってベルト基材を内部から予備加熱すると共に、パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、パイプ状コアをパイプ状コアの軸方向に移動させ、パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを液状加熱硬化材料に当てて液状加熱硬化材料の厚さを調節し、ブレードによって厚さが調節された液状加熱硬化材料の表面に、パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによってベルト基材の外周面に液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、加熱手段によって塗布層を加熱硬化させてベルト基材に加熱硬化層を形成するものである。
かかる構成であっても前記した第10発明と同様の効果を得ることができる。
尚、図3、図10、図11、図12および図13は、説明を分かり易くするため、ベルト基材のみにハッチングをかけている。
図1に示すように、パイプ状コア1の両端は、先端コーン形状のチャック2Aおよび2Bによって支持されている。このパイプ状コア1は、直径が20〜30mmのスチール、ステンレススチール、アルミニウム等の金属からなり、あらかじめ洗浄液によって洗浄され、乾燥されている。
尚、昇降枠9と摺動枠10の昇降、摺動機構は図示しないが、ねじとめねじとの組合せ、ラックとピ二オンとの組合せ等の周知の機構を採用できる。
この移動台14にはネジ孔15があけられており、ネジ孔15には、図示しないモータ等の駆動源によって回転速度可変に正逆回転させられる長尺ネジ16が入れられており、この長尺ネジ16を図示しない駆動源によって所定の回転数で正回転または逆回転させることによって、移動台14はパイプ状コア1の軸方向に沿って所定の速度で移動させられる。
また、補助ブレード23は、ブレード20によって厚さが調節された加熱硬化材料の表面に接触させて、加熱硬化材料の表面にできたスパイラル模様を消すためのものである。
尚、ブレード20および/または補助ブレード23に超音波振動子等の振動装置が取り付けられていても良い。ブレード20および/または補助ブレード23が振動することにより、前記した加熱硬化材料の厚さの調節および/またはスパイラル模様の消去がさらに容易になる。
〔準備工程〕
まず、図1および図2に示す様に、内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットする。
第1工程は、ベルト基材6の周面にプライマーを塗布して、プライマー層P1を形成する。尚、後で詳細に説明するが、本第1工程は、必須の工程ではなく、必要に応じて用いられる。
第2工程は、ベルト基材6へ加熱硬化材料を塗布し、ゴム層Gを形成する工程である。
第1工程を経て第2工程を行う場合は、プライマー層P1を形成した後、プライマー用の塗布ノズル7Bを液状加熱硬化材料用の塗布ノズル7Aに取替える。
この塗布ノズル7Aは、図示しないゴムタンクから図示しない定量ポンプによってチューブ22Aを介して液状加熱硬化材料が供給される。これらゴムタンクおよび定量ポンプは、一般に市販されている公知のものを用いることができる。
そして、塗布ノズル7Aは、パイプ状コア1の上方において、パイプ状コア1の軸方向に沿って、矢印ホの向きにパイプ状コア1の一端(チャック2Bの近傍)から他端(チャック2Aの近傍)に向かって移動させる。その際、塗布ノズル7Aから液状加熱硬化材料をパイプ状コア1の周面にかけ流し、ブレード20によって液状加熱硬化材料の厚さを調節し、かつ均一に平準化する。
そして、塗布ノズル7Aは口径1mm程度のものを使用し、その移動速度は通常200〜1000mm/分、望ましくは300〜600mm/分であり、加熱硬化材料の塗布ノズル7Aからの吐出量は、通常25〜40g/分、望ましくは30〜35g/分である。
また、プレポリマー自体が液状の場合には、溶剤で希釈する必要はないが、固体の場合あるいは高粘度液体の場合には溶剤で希釈して所定の粘度にする。
第3工程は、前記した第1工程および第2工程、または第2工程のみによってベルト基材6に形成されたゴム層Gの表面にプライマーとして官能基を導入した変性テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(変性PFA)水性ディスパージョン(PFAプライマー)を塗布し、PFAプライマー層P2を形成するものである。
この理由は、第2工程で形成されたゴム層Gと本第3工程で形成するPFAプライマー層P2の接着性を向上させるためである。
中間工程は、前記した第1工程と同一であるため、説明は省略する。
第4工程は、前記した第3工程におけるPFAプライマー層P2の表面にPFA水性ディスパージョンを塗布し、PFA離型層Rを形成する。本第4工程で用いるPFA水性ディスパージョンは、変性されていないPFAを上記PFAプライマーと同様な溶媒に分散させたものである。
前記した第1〜4工程により、PFA水性ディスパージョンが表面に塗布されPFA離型層Rが形成された図13に示すシームレスベルト31または図14に示すシームレスベルト32を製造することができる。
さらに、これらのシームレスベルト31、32について、以下の第5工程を行うことができる。
第5工程においては、このようにしてPFA離型層Rを表面に形成したゴム層Gを有するベルト基材6をシームレスベルトの製造装置からはずして加熱炉に導入しても良い。この場合は、通常150℃〜250℃、3時間〜5時間の加熱処理を行なう。
上記加熱処理においてもゴム層Gは完全に硬化する、そしてPFA離型層Rの厚さは通常5μm〜50μmに設定される。
すなわち、PFA離型層Rを省略する場合は、第2工程において液状加熱硬化材料の塗布層を加熱硬化した後、このゴム層Gが形成されたパイプ状コア1を、シームレスベルトの製造装置から外すことにより、図3に示したシームレスベルト29または図10に示したシームレスベルト30を製造することができる。
また、シームレスベルトに、所望なれば離型層としてPFAチューブを被着し、加熱溶融させてもよい。
また、前記した第1工程によりベルト基材6の表面にプライマー層を形成した後、第3工程を省略して、第4工程によりPFA離型層Rを形成しても良い。この場合は、図13に示すシームレスベルト35を製造することができる。
図4は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、回転部材24は、円筒形状であり、パイプ状コア1の軸方向とは垂直な方向に回転軸を有し、昇降枠9に取り付けられたモータ25により回転される。
図5は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例2に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
この場合であっても、前記した実施例2と同じ条件でプライマー処理されたパイプ状コア1を用いて前記した第2工程により、図12に示す表面にスパイラル模様の無いシームレスベルト30を製造することができた。
図6は本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図、図7は本発明に係るシームレスベルトの製造装置の側面図(図6におけるB−B断面図)である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置は、塗布ノズル7A、ブレード20および補助ブレード23がパイプ状コア1に対して移動台14によって移動するのに対し、本実施例4に係るシームレスベルトの製造装置は、パイプ状コア1が塗布ノズル7A、ブレード20および補助ブレード23に対して移動台14によって移動するのである。
図8は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、回転部材24は、円筒形状であり、パイプ状コア1の軸方向とは垂直な方向に回転軸を有し、昇降枠9に取り付けられたモータ25により回転される。
図9は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
この場合であっても、実施例5と同じ条件でプライマー処理されたパイプ状コア1を用いて前記した第2工程により、図10に示した表面にスパイラル模様の無いシームレスベルト30を製造することができた。
図14は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例1に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例7に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16は、シームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例7に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例9においては、パイプ状コア1の外周面に、ベルト基材6の内周面が対向するようにしてベルト基材6をセットし、その後、ベルト基材6の両端を粘着テープ40で固定する。そして、パイプ状コア1の内部に設けられた加熱手段としてのヒータ37によってパイプ状コア1を介してベルト基材6を内部から予備加熱すると共に、パイプ状コア1を軸を中心として回転させる。
このベルト基材6は、その外周面にアルカリエッチング処理を施し、洗浄し、外周面に無電解ニッケルメッキ処理を施してニッケル層を0.5μm形成しても良い。また、この無電解ニッケルメッキ膜を電極として、この上に電解メッキ処理により膜厚10μmの銅層を形成しても良い。尚、この電解メッキ処理の条件は、使用するメッキ液が、硫酸銅(70g/L)、硫酸(200g/L)、塩酸(50mg/L)であり、液温30℃、電流密度は0.2A/dm2である。そして、さらに、この銅層上に硫酸Ni(250g/L)、塩化Ni(45g/L)、ほう酸(40g/L)、トップセリーナ73X(5ml/L、奥野製薬工業(株)、MU−2(5ml/L、奥野製薬工業(株))からなるメッキ液を用い、液温度50℃、ph4.0、電流密度3A/dm2の条件で電解メッキ処理により膜厚5μm、硬度400Hvのニッケル層(保護層20C)を形成しても良い。
第1工程は、ベルト基材6の周面にプライマーを塗布して、プライマー層P1を形成する工程である。尚、本第1工程は、必須の工程ではなく、必要に応じて用いられる。
プライマー層P1を形成するためのプライマー(東レ・ダウコーニング社製、型式DY39−051)は、図示しないプライマータンクから図示しない定量ポンプによってチューブ22Bを介して塗布ノズル7Bに供給される。これらプライマータンクおよび定量ポンプは、一般に市販されている公知のものを用いることができる。
第2工程は、ベルト基材6へ加熱硬化材料を塗布し、ゴム層Gを形成する工程である。
第1工程を経て第2工程を行う場合は、プライマー層P1を形成した後、プライマー用の塗布ノズル7Bを液状加熱硬化材料用の塗布ノズル7Aに取替える。
この塗布ノズル7Aは、図示しないゴムタンクから図示しない定量ポンプによってチューブ22Aを介して液状加熱硬化材料が供給される。これらゴムタンクおよび定量ポンプは、一般に市販されている公知のものを用いることができる。
そして、塗布ノズル7Aは、パイプ状コア1の上方において、パイプ状コア1の軸方向に沿って、矢印ホの向きにパイプ状コア1の一端(チャック2Bの近傍)から他端(チャック2Aの近傍)に向かって移動させる。その際、塗布ノズル7Aから液状加熱硬化材料(東レ・ダウコーニング社製、型式CF9379)をパイプ状コア1の周面にかけ流し、ブレード20によって液状加熱硬化材料の厚さを調節し、かつ均一に平準化する。
第3工程は、前記した第1工程および第2工程、または第2工程のみによってベルト基材6に形成されたゴム層Gの表面にプライマーとして官能基を導入した変性テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(変性PFA)水性ディスパージョン(PFAプライマー)を塗布し、PFAプライマー層P2を形成するものである。
PFAプライマーの塗布後は、パイプ状コア1の回転を維持しつつ、常温で乾燥させた。
第4工程は、前記した第3工程におけるPFAプライマー層P2の表面にPFA水性ディスパージョンを塗布し、PFA離型層Rを形成する。本第4工程で用いるPFA水性ディスパージョンは、変性されていないPFAを上記PFAプライマーと同様な溶媒に分散させたものである。
前記した第1〜4工程により、PFA水性ディスパージョンが表面に塗布されPFA離型層Rが形成された図13に示すシームレスベルト31または図14に示すシームレスベルト32を製造することができる。
さらに、これらのシームレスベルト31、32について、実施例1に示した第5工程を行うことができる。
図19は、シームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例9に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図19に示すように、回転部材24は、円筒形状であり、パイプ状コア1の軸方向とは垂直な方向に回転軸を有し、昇降枠9に取り付けられたモータ25により回転される。
図17は本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例9に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、実施例9に係るシームレスベルトの製造装置は、塗布ノズル7A、ブレード20および補助ブレード23がパイプ状コア1に対して移動台14によって移動するのに対し、本実施例11に係るシームレスベルトの製造装置は、パイプ状コア1が塗布ノズル7A、ブレード20および補助ブレード23に対して移動台14によって移動するのである。
尚、図17に示したものは、パイプ状コア1にベルト基材6を粘着テープ40により固定したものであるが、図18に示すように、ベルト基材6の両端部を輪ゴム39でパイプ状コア1に固定しても良い。
図20は、本発明に係るシームレスベルトの製造装置の正面図である。
尚、説明を分かり易くするため、実施例11に係るシームレスベルトの製造装置と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図20に示すように、回転部材24は、円筒形状であり、パイプ状コア1の軸方向とは垂直な方向に回転軸を有し、昇降枠9に取り付けられたモータ25により回転される。
2A,2B チャック
6 ベルト基材
7A,7B,7C,7D 塗布ノズル
14 移動台(移動手段)
18 熱風発生装置(送風手段、加熱手段)
20 ブレード
23 補助ブレード
24 回転部材
29 シームレスベルト
30 シームレスベルト
Claims (12)
- 少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、
該加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、
該送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、
該パイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、
該塗布ノズルから前記ベルト基材にかけ流された前記液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、
該ブレードによって厚さが調節された前記液状加熱硬化材料の表面に接触する補助ブレードと、
該ブレード、該補助ブレードおよび前記塗布ノズルを、前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動させる移動手段と、
を有することを特徴とするシームレスベルトの製造装置 - 少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、
該加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、
該送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、
該パイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、
該塗布ノズルから前記ベルト基材にかけ流された前記液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、
該ブレードによって厚さが調節された前記加熱硬化材料の表面に接触し、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材と、
該ブレード、該回転部材および前記塗布ノズルを、前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動させる移動手段と、
を有することを特徴とするシームレスベルトの製造装置 - 内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、
加熱手段によって予備加熱された気体を前記パイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することにより前記ベルト基材を予備加熱すると共に、前記ベルト基材を前記パイプ状コアに固定し、
前記パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアの上方において前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、該塗布ノズルと共に移動するブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に、該ブレードと共に移動する補助ブレードを接触させることによって前記ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - 内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、
加熱手段によって予備加熱された気体を前記パイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することにより前記ベルト基材を予備加熱すると共に、前記ベルト基材を前記パイプ状コアに固定し、
前記パイプ状コアを軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアの上方において前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、該塗布ノズルと共に移動するブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該加熱硬化材料の表面に、該ブレードと共に移動し、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによって該パイプ状コアの外周面に該加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - 少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、
該加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、
該送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、
該パイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、
該塗布ノズルから前記ベルト基材にかけ流された前記液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、
該ブレードによって厚さが調節された前記液状加熱硬化材料の表面に接触する補助ブレードと、
前記パイプ状コアを、該パイプ状コアの軸方向に移動させる移動手段と、
を有することを特徴とするシームレスベルトの製造装置 - 少なくとも2段階に温度の切り換えができる加熱手段と、
該加熱手段により加熱された気体を熱風として送る送風手段と、
該送風手段により送られた熱風を一端から内部に入れて他端から排出しつつ、軸を中心として回転し、かつ内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアと、
該パイプ状コアの外周面にセットされたベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流す塗布ノズルと、
該塗布ノズルから前記ベルト基材にかけ流された前記液状加熱硬化材料の厚さを調節するブレードと、
該ブレードによって厚さが調節された前記加熱硬化材料の表面に接触し、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材と、
前記パイプ状コアを、該パイプ状コアの軸方向に移動させる移動手段と、
を有することを特徴とするシームレスベルトの製造装置 - 内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、
加熱手段によって予備加熱された気体を前記パイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することにより前記ベルト基材を予備加熱すると共に、前記ベルト基材を前記パイプ状コアに固定し、
前記パイプ状コアを、軸を中心として回転させると共に、前記パイプ状コアを前記パイプ状コアの軸方向に移動させ、
前記パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることによって該ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - 内部まで貫通する複数の穴が外周面にあけられたパイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材をセットし、
加熱手段によって予備加熱された気体を前記パイプ状コアの一端から内部に入れて他端から排出することにより前記ベルト基材を予備加熱すると共に、前記ベルト基材を前記パイプ状コアに固定し、
前記パイプ状コアを、軸を中心として回転させると共に、前記パイプ状コアを前記パイプ状コアの軸方向に移動させ、
前記パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによって該ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材を固定し、
該パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によって前記ベルト基材を内部から予備加熱すると共に、該パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアの上方において前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、該塗布ノズルと共に移動するブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に、該ブレードと共に移動する補助ブレードを接触させることによって前記ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材を固定し、
該パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によって前記ベルト基材を内部から予備加熱すると共に、該パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアの上方において前記パイプ状コアの軸方向に沿って移動する塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、該塗布ノズルと共に移動するブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該加熱硬化材料の表面に、該ブレードと共に移動し、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによって該パイプ状コアの外周面に該加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材を固定し、
該パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によって前記ベルト基材を内部から予備加熱すると共に、該パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアを前記パイプ状コアの軸方向に移動させ、
前記パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に補助ブレードを接触させることによって該ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法 - パイプ状コアの外周面に、ベルト基材の内周面が対向するようにして該ベルト基材を固定し、
該パイプ状コアの内部に設けられた加熱手段によって前記ベルト基材を内部から予備加熱すると共に、該パイプ状コアを、軸を中心として回転させ、
前記パイプ状コアを前記パイプ状コアの軸方向に移動させ、
前記パイプ状コアの上方において塗布ノズルから、前記ベルト基材に液状加熱硬化材料をかけ流すと共に、ブレードを該液状加熱硬化材料に当てて該液状加熱硬化材料の厚さを調節し、
該ブレードによって厚さが調節された該液状加熱硬化材料の表面に、前記パイプ状コアの軸方向とは垂直な方向に回転軸を有する回転部材を接触させることによって該ベルト基材の外周面に該液状加熱硬化材料の塗布層を形成した後、
前記加熱手段によって該塗布層を加熱硬化させて前記ベルト基材に加熱硬化層を形成することを特徴とするシームレスベルトの製造方法
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