JP5373322B2 - 動脈硬化改善・予防効果の評価方法、物質のスクリーニング方法、並びに、マーカーとしての使用 - Google Patents
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Description
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M06)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5200のイオンピークを生じるタンパク質、
(M07)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6020のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M15)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8720のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M21)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約13700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M06)は配列番号1で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M07)は配列番号4又は5で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M09)は配列番号9又は10で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M10)は配列番号11〜13で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M15)は配列番号16又は17で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M21)は配列番号22〜29で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M25)は配列番号31〜37で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M26)は配列番号39〜43で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M06)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5200のイオンピークを生じるタンパク質、
(M07)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6020のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M15)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8720のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M21)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約13700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M06)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体であり、
マーカー物質(M07)は血清アルブミン又はその修飾体であり、
マーカー物質(M09)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M10)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M15)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体であり、
マーカー物質(M21)はトランスサイレチン又はその修飾体であり、
マーカー物質(M25)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体であり、
マーカー物質(M26)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である。
(N1)アポリポタンパク質A2又はその修飾体、
(N2)血清アルブミン又はその修飾体、
(N3)アポリポタンパク質C1又はその修飾体、
(N5)トランスサイレチン又はその修飾体、
(N6)レチノール結合タンパク質又はその修飾体。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M09)は配列番号9又は10で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M10)は配列番号11〜13で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M25)は配列番号31〜37で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M26)は配列番号39〜43で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M09)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M10)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M25)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体であり、
マーカー物質(M26)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である。
(N3)アポリポタンパク質C1又はその修飾体、
(N6)レチノール結合タンパク質又はその修飾体。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M06)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5200のイオンピークを生じるタンパク質、
(M07)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6020のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M15)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8720のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M21)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約13700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質。
(a)マーカー物質(M06)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体である、
(b)マーカー物質(M07)は血清アルブミン又はその修飾体である、
(c)マーカー物質(M09)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体である、
(d)マーカー物質(M10)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体である、
(e)マーカー物質(M15)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体である、
(g)マーカー物質(M21)はトランスサイレチン又はその修飾体である、
(j)マーカー物質(M25)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である、
(k)マーカー物質(M26)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である。
(N1)アポリポタンパク質A2又はその修飾体、
(N2)血清アルブミン又はその修飾体、
(N3)アポリポタンパク質C1又はその修飾体、
(N5)トランスサイレチン又はその修飾体、
(N6)レチノール結合タンパク質又はその修飾体。
(1)弱陽イオン交換基板:1枚
(2)強陰イオン交換基板:1枚
(3)基板洗浄用バッファーA(pH3.0):適量
(4)基板洗浄用バッファーB(pH9.0):適量
(5)各マーカー物質の標準品:各適量
動脈硬化発症モデル動物としてアポE欠損マウス(The Jackson Laboratory社)、正常動物としてC57BL/6J系統マウス(日本チャールス・リバー社。以下、単に「正常マウス」と略記する。)を採用した。また、与える飼料としてCE−2(日本クレア社。以下、単に「通常飼料」と略記する。)と、アゼルニジピンを0.006%(3mg/kg体重に相当)含有するCE−2(以下、単に「アゼルニジピン含有飼料」と略記する。)を採用した。アゼルニジピンとしては、カルブロック(登録商標、三共株式会社製)を採用した。
第1群:正常マウスを通常飼料で飼育
第2群:アポE欠損マウスを通常飼料で飼育
第3群:アポE欠損マウスをアゼルニジピン含有飼料で飼育
第4群:正常マウスをアゼルニジピン含有飼料で飼育
すなわち、第1群は動脈硬化を発症しない群、第2群は動脈硬化を発症する群、第3群は動脈硬化の発症が抑制される群、に相当する。第4群はアゼルニジピンの作用検証用の群である。
採取した各体液試料20μLに、変性バッファー(9M 尿素、2% CHAPS、50mM Tris−HCl(pH9.0))30μLを加えて前処理を行い、タンパク質を変性させた。次に、前処理した各体液試料を強陰イオン交換樹脂カラム(Q−Sepharose、GEヘルスケア社)にアプライした。次いで、pH9.0の緩衝液(50mM Tris−HCl(pH9.0)、0.1%(w/v)1−o−N−オクチル−β−D−グルコピラノシド(以下、「OGP」と称する。))、pH5.0の緩衝液(100mM 酢酸ナトリウム(pH5.0)、0.1%(w/v)OGP)、pH3.0の緩衝液(50mM クエン酸ナトリウム(pH3.0)、0.1%(w/v)OGP)、及び有機溶媒(0.1%トリフルオロ酢酸、50.0%アセトニトリルからなる混合液)各200μLで順に溶出させ、画分1(pH9.0で溶出、素通り)、画分2(pH5.0で溶出)、画分3(pH3.0で溶出)、画分4(有機溶媒で溶出)の4つの粗分画画分を得た。
第1群と第2群との間でイオン強度に有意差がある(p<0.05)。
(2)アゼルニジピン効果検証
第2群と第3群との間でイオン強度に有意差があり(p<0.05)、かつ第3群の値の方が第2群の値よりも第1群の値に近い(第3群の値が第1群側に復帰している)。
(3)増減パターン解析
第2群のみが高値または低値を示し、第1群、第3群および第4群の間ではあまり差がない。なお、第3群と第4群との間に差があっても、第4群の値の方が第3群の値よりも第2群から離れている場合には本条件を満たすものとして取り扱う。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が3352(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図1に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。図中、髭の上端と下端はそれぞれ最大値と最小値、箱の上辺と下辺はそれぞれ第3四分位(75パーセンタイル)と第1四分位(25パーセンタイル)、箱の中の線は中央値である(図2以降も同じ)。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.820、p値(第1群vs第2群)は0.0233、p値(第2群vs第3群)は0.0343であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が4174(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図2に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0413であった。
画分3(pH3.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が4281(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図3に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.740、p値(第1群vs第2群)は0.0233、p値(第2群vs第3群)は0.0009であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:CHCA)を行なった場合に、質量/電荷比が4754(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図4に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.860、p値(第1群vs第2群)は0.0126、p値(第2群vs第3群)は0.0494であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が5126(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図5に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.820、p値(第1群vs第2群)は0.0126、p値(第2群vs第3群)は0.0233であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が5203(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図6に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0082であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が6023(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図7に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.780、p値(第1群vs第2群)は0.0082、p値(第2群vs第3群)は0.0343であった。
画分2(pH5.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が6103(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図8に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.740、p値(第1群vs第2群)は0.0284、p値(第2群vs第3群)は0.0041であった。
画分1(pH9.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:CHCA)を行なった場合に、質量/電荷比が6861(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図9に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0003、p値(第2群vs第3群)は0.0494であった。
画分4(有機溶媒)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が7005(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図10に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0041であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が7095(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図11に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0002であった。
画分4(有機溶剤)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が7572(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図12に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.940、p値(第1群vs第2群)は0.0007、p値(第2群vs第3群)は0.0082であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が8439(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図13に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.740、p値(第1群vs第2群)は0.0494、p値(第2群vs第3群)は0.0019であった。
画分1(pH9.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:CHCA)を行なった場合に、質量/電荷比が8534(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図14に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0343であった。
画分1(pH9.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が8723(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図15に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.900、p値(第1群vs第2群)は0.0007、p値(第2群vs第3群)は0.0284であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が8840(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図16に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0413であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が10012(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図17に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0032であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:CHCA)を行なった場合に、質量/電荷比が10451(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図18に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.940、p値(第1群vs第2群)は0.0004、p値(第2群vs第3群)は0.0284であった。
画分4(有機溶媒)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が10704(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図19に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.940、p値(第1群vs第2群)は0.0019、p値(第2群vs第3群)は0.0065であった。
画分1(pH9.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−L)を行なった場合に、質量/電荷比が11669(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図20に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.820、p値(第1群vs第2群)は0.0284、p値(第2群vs第3群)は0.0494であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が13742(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図21に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.940、p値(第1群vs第2群)は0.0015、p値(第2群vs第3群)は0.0082であった。
画分2(pH5.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が13958(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図22に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.900、p値(第1群vs第2群)は0.0032、p値(第2群vs第3群)は0.0102であった。
画分2(pH5.0)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が14167(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図23に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.900、p値(第1群vs第2群)は0.0019、p値(第2群vs第3群)は0.0082であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が20441(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図24に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0343であった。
画分4(有機溶媒)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が20908(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図25に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0065であった。
画分1(pH9.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が21353(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図26に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.940、p値(第1群vs第2群)は0.0005、p値(第2群vs第3群)は0.0494であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が28161(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図27に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.980、p値(第1群vs第2群)は0.0002、p値(第2群vs第3群)は0.0191であった。
画分3(pH3.0)を弱陽イオン交換チップCM10に接触させ、pH3.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が34393(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で高値を示し、第2群で低値を示した。図28に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.900、p値(第1群vs第2群)は0.0015、p値(第2群vs第3群)は0.0156であった。
画分4(有機溶剤)を強陰イオン交換チップQ10に接触させ、pH9.0のプロテインチップ結合バッファーで洗浄してSELDI−TOF−MS(EAM:SPA−H)を行なった場合に、質量/電荷比が66090(平均値)のイオンピークが検出された。増減パターン解析の結果、本ピークは第1群、第3群および第4群で低値を示し、第2群で高値を示した。図29に、各群に分けて本ピークのピーク強度をプロットした場合の箱髭図を示す。その結果、本ピークのROC面積(第1群vs第2群)は0.900、p値(第1群vs第2群)は0.0012、p値(第2群vs第3群)は0.0019であった。
強陰イオン交換樹脂Q−Sepharose HP(GEヘルスケア社)を充填したカラム(1mL)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。C57BLマウス血清(清水実験材料社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて4℃で20分間変性処理した。変性処理したサンプルを12,000G、4℃で10分間遠心し、0.45μmのフィルターでろ過した後、平衡化した前記カラムに添加した。50mM Tris−HCl(pH9.0)、及び100mM 酢酸ナトリウムバッファー(pH5.0)で順に洗浄した後、50mM クエン酸ナトリウムバッファー(pH3.0)で溶出し、ピーク画分を分取した。
強陰イオン交換樹脂Q−Sepharose HP(GEヘルスケア社)を充填したカラム(1mL)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。マウス標準血漿(Pel-Freez社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて変性処理した後、平衡化した前記カラムに添加した。50mM Tris−HCl(pH9.0)、100mM 酢酸ナトリウムバッファー(pH5.0)、50mM クエン酸ナトリウムバッファー(pH3.0)で順に洗浄した後、33.3% 2−プロパノール/16.7% アセトニトリル/0.1% TFAで溶出し、ピーク画分を分取した。
強陰イオン交換樹脂HiTrap Q HP(GEヘルスケア社)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。マウス標準血漿(Pel-Freez社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて変性処理した後、平衡化した前記カラムに添加した。素通り画分を回収し、さらに、
平衡化バッファーで溶出されたピーク画分を回収した。
強陰イオン交換樹脂Q−Sepharose HP(GEヘルスケア社)を充填したカラム(1mL)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。C57BLマウス血清(清水実験材料社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて変性処理し、平衡化した前記カラムに添加した。非吸着画分を回収した。
強陰イオン交換樹脂Q−Sepharose HP(GEヘルスケア社)を充填したカラム(1mL)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。C57BLマウス血清(Innovative Research社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて変性処理し、平衡化した前記カラムに添加した。50mM Tris−HCl(pH9.0)、100mM 酢酸ナトリウムバッファー(pH5.0)、及び50mM クエン酸ナトリウムバッファー(pH3.0)で順に洗浄した後、50% アセトニトリル,0.1% TFAで溶出し、ピーク画分を分取した。
実施例6で行ったSDS−PAGEで分離された約8.8kDaのバンド(図38の矢印B)を切り出してタンパク質を抽出し、SELDI−TOF−MS分析を行った。精製過程における酸化修飾などによる誤差の範囲内でマーカー物質(M16)の質量/電荷比(平均値:8840)と同等の質量/電荷比を示すピークを確認した(図40の矢印)。
強陰イオン交換樹脂HiTrap Q HP (1mL)(GEヘルスケア社)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。マウス標準血漿(Pel-Freez社)500μLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を750μL加えて変性処理した後、平衡化した前記カラムに添加した。50mM Tris−HCl(pH9.0)、50mM Tris−HCl(pH7.0)でカラムを順次洗浄した後、50mM NaClを含む50mM Tris−HCl(pH7.0)で溶出し、ピーク画分を分取した。
実施例2と同様にして強陰イオン交換樹脂Q−Sepharose HPを充填したカラム(1mL)の平衡化、並びに、C57BLマウス血清(清水実験材料社)の変性処理とフィルターろ過を行い、カラムにサンプルを添加した。非吸着画分を回収した。
強陰イオン交換樹脂Macro−Prep DEAE(バイオラッド社)を充填したスピンカラム(5mL)を平衡化バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,1M 尿素,0.22% CHAPS)にて平衡化した。マウス標準血漿(Pel-Freez社)3.0mLを20,000G、4℃で10分間遠心後、上清を回収した。回収した上清2.5mLに対して変性バッファー(50mM Tris−HCl pH9.0,9M 尿素,2% CHAPS)を3.75mL加えて変性処理した。この変性処理サンプルに平衡化バッファー6.25mLを加えて希釈し、平衡化した前記カラムに添加した。素通り画分を回収し、さらに、50mM Tris−HCl(pH9.0)で溶出されたピーク画分を回収した。
実施例10で行ったSDS−PAGEで分離された約28.0kDaのバンド(図45の矢印B)を切り出してタンパク質を抽出し、SELDI−TOF−MS分析を行った。精製過程における酸化修飾などによる誤差の範囲内でマーカー物質(M27)の質量/電荷比(平均値:28161)と同等の質量/電荷比を示すピークを確認した(図47の矢印)。
Claims (14)
- 動脈硬化を発症している動物又は将来の発症リスクが高い動物に被検物質を摂取させ、該動物の体液中における下記マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M06)、(M07)、(M08)、(M09)、(M10)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M15)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M21)、(M24)、(M25)、(M26)、(M28)、及び(M29)の少なくとも1つの濃度を基準値と比較し、かつ(M06)、(M07)、(M15)、及び(M21)に関しては前記濃度がより高値を示すことを指標とし、被検物質が有する動脈硬化の改善効果又は将来の発症リスクの低減効果を評価することを特徴とする動脈硬化改善・予防効果の評価方法(マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M28)、(M29)の濃度の測定方法は、質量/電荷比を指標とする方法に限る)。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M06)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5200のイオンピークを生じるタンパク質、
(M07)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6020のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M15)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8720のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M21)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約13700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M06)は配列番号1で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M07)は配列番号4又は5で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M09)は配列番号9又は10で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M10)は配列番号11〜13で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M15)は配列番号16又は17で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M21)は配列番号22〜29で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M25)は配列番号31〜37で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M26)は配列番号39〜43で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む。 - 動脈硬化を発症している動物又は将来の発症リスクが高い動物に被検物質を摂取させ、該動物の体液中における下記マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M06)、(M07)、(M08)、(M09)、(M10)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M15)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M21)、(M24)、(M25)、(M26)、(M28)、及び(M29)の少なくとも1つの濃度を基準値と比較し、かつ(M06)、(M07)、(M15)、及び(M21)に関しては前記濃度がより高値を示すことを指標とし、被検物質が有する動脈硬化の改善効果又は将来の発症リスクの低減効果を評価することを特徴とする動脈硬化改善・予防効果の評価方法(マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M28)、(M29)の濃度の測定方法は、質量/電荷比を指標とする方法に限る)。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M06)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5200のイオンピークを生じるタンパク質、
(M07)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6020のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M15)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8720のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M21)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約13700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M06)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体であり、
マーカー物質(M07)は血清アルブミン又はその修飾体であり、
マーカー物質(M09)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M10)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M15)はアポリポタンパク質A2又はその修飾体であり、
マーカー物質(M21)はトランスサイレチン又はその修飾体であり、
マーカー物質(M25)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体であり、
マーカー物質(M26)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である。 - 動脈硬化を発症している動物又は将来の発症リスクが高い動物に被検物質を摂取させ、該動物の体液中における下記(N1)、(N2)、(N3)、(N5)、及び(N6)のいずれかに属する少なくとも1つのマーカー物質の濃度を基準値と比較し、かつ(N1)、(N2)、及び(N5)に関しては前記濃度がより高値を示すことを指標とし、被検物質が有する動脈硬化の改善効果又は将来の発症リスクの低減効果を評価することを特徴とする動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
(N1)アポリポタンパク質A2又はその修飾体、
(N2)血清アルブミン又はその修飾体、
(N3)アポリポタンパク質C1又はその修飾体、
(N5)トランスサイレチン又はその修飾体、
(N6)レチノール結合タンパク質又はその修飾体。 - 前記基準値は、動脈硬化を発症している動物又は将来の発症リスクが高い動物に、動脈硬化の改善効果又は将来の発症リスクの低減効果を有さない既知物質を摂取させた際の、該動物の体液中における前記マーカー物質の濃度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記動脈硬化を発症している動物又は将来の発症リスクが高い動物は、自然発症モデル動物又は遺伝子操作モデル動物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記体液は、血液であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記被検物質は、食品素材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記体液又は体液成分を、前記マーカー物質に対する親和性を有する物質を固定化した担体に接触させて、体液中の前記マーカー物質を担体上に捕捉し、捕捉された前記マーカー物質の量に基づいて体液中の前記マーカー物質の濃度を算出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記担体は平面部分を有し、前記マーカー物質に対する親和性を有する物質は、該平面部分の一部に固定化されていることを特徴とする請求項8に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 前記マーカー物質に対する親和性を有する物質は、イオン交換体又は抗体であることを特徴とする請求項8又は9に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の動脈硬化改善・予防効果の評価方法によって被検物質を評価し、動脈硬化の改善効果又は将来の発症リスクの低減効果を有する物質をスクリーニングすることを特徴とする物質のスクリーニング方法。
- 動物の体内に存在する下記(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M09)、(M10)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M25)、(M26)、(M28)、及び(M29)の少なくとも1つのタンパク質の、動脈硬化の発症の有無、又は将来の発症リスクの検出のためのマーカーとしての使用(マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M28)、(M29)の検出は、質量/電荷比を指標とする方法に限る)。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M09)は配列番号9又は10で表されるアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M10)は配列番号11〜13で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M25)は配列番号31〜37で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含み、
マーカー物質(M26)は配列番号39〜43で表される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む。 - 動物の体内に存在する下記(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M09)、(M10)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M25)、(M26)、(M28)、及び(M29)の少なくとも1つのタンパク質の、動脈硬化の発症の有無、又は将来の発症リスクの検出のためのマーカーとしての使用(マーカー物質(M01)、(M02)、(M03)、(M04)、(M05)、(M08)、(M11)、(M12)、(M13)、(M14)、(M17)、(M18)、(M19)、(M20)、(M24)、(M28)、(M29)の検出は、質量/電荷比を指標とする方法に限る)。
(M01)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約3350のイオンピークを生じるタンパク質、
(M02)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4170のイオンピークを生じるタンパク質、
(M03)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4280のイオンピークを生じるタンパク質、
(M04)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4750のイオンピークを生じるタンパク質、
(M05)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約5130のイオンピークを生じるタンパク質、
(M08)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M09)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6860のイオンピークを生じるタンパク質、
(M10)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7010のイオンピークを生じるタンパク質、
(M11)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7100のイオンピークを生じるタンパク質、
(M12)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約7570のイオンピークを生じるタンパク質、
(M13)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8440のイオンピークを生じるタンパク質、
(M14)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8530のイオンピークを生じるタンパク質、
(M17)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10000のイオンピークを生じるタンパク質、
(M18)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10500のイオンピークを生じるタンパク質、
(M19)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約10700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M20)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約11700のイオンピークを生じるタンパク質、
(M24)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M25)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約20900のイオンピークを生じるタンパク質、
(M26)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約21400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M28)pH3.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約34400のイオンピークを生じるタンパク質、
(M29)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約66000のイオンピークを生じるタンパク質、であり、
さらに、
マーカー物質(M09)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M10)はアポリポタンパク質C1又はその修飾体であり、
マーカー物質(M25)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体であり、
マーカー物質(M26)はレチノール結合タンパク質又はその修飾体である。 - 下記(N3)及び(N6)のいずれかに属する少なくとも1つのタンパク質の、動脈硬化の発症の有無、又は将来の発症リスクの検出のためのマーカーとしての使用。
(N3)アポリポタンパク質C1又はその修飾体、
(N6)レチノール結合タンパク質又はその修飾体。
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