JP5371733B2 - 7軸多関節ロボットの制御方法及び制御プログラム - Google Patents
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Description
最初に本発明の概念を説明する。
Zh=Zp ・・・式(1−2)
また、Rh、Zhは、上記の式(1−1)及び(1−2)とは別に、7軸多関節ロボット100の各リンク長と第1乃至第3及び第7回転軸A1〜A3、A7を有した第1乃至第3及び第7関節JT1〜JT3、JT7の関節角θ1、θ2、θ3、θ7を用いて表すことができる。
なお、式(2)の4次方程式における変数tの解は、以下の4つの第1求解演算式(3−1)〜(3−4)から求められる解t1、t2、t3、t4の計4通り存在する。
t2=(−M1+(M12−4・N1)0.5)/2−a/4 ・・・(3−2)
t3=(−M2−(M22−4・N2)0.5)/2−a/4 ・・・(3−3)
t4=(−M2+(M22−4・N2)0.5)/2−a/4 ・・・(3−4)
よって、4つの解t1乃至t4それぞれについて“θ3(n)=atan(t(n)):但し、n=1〜4”を算定することにより、関節角θ3として4つの解θ3(1)、θ3(2)、θ3(3)、θ3(4)を得ることができる。なお、関節角θ3が求まれば、関節角θ1及び関節角θ2についても一義的に求められるので、関節角θ3の4つの解θ3(1)、θ3(2)、θ3(3)、θ3(4)に対応した関節角θ1の4つの解θ1(n)(但し、n=1〜4)及び関節角θ2の4つの解θ2(n)(但し、n=1〜4)が求められる。この結果、同一の手首の位置Pであっても、7軸多関節ロボット100の形態としては、図6に示されるような4つの形態が考えられるので、7軸多関節ロボット100の合理的な動作が行われるためには、7軸多関節ロボットの形態の急激な変化を抑えることが求められる。
p=−3a2/8+b ・・・(4−1)
q=a3/8−ab/2+c ・・・(4−2)
r=−3a4/256+a2b/16−ac/4+d ・・・(4−3)
とおいた場合に、次式のように、変数yについての3次方程式として表される。
しかしながら、式(5)の3次方程式の解としてu1、u2、u3の3つが得られるので、これらの解u1乃至u3のうちどの解が用いられても、式(2)の4次方程式の解t1、t2、t3、t4を求めることができるという問題が生じる。そこで、式(5)の3次方程式を解く機会毎に、3つの解u1、u2、u3のうち異なるものが用いられてしまうと、式(2)の4次方程式の4つの解t1、t2、t3、t4の組合せが変化するという問題が発生する。
条件C2(D=0):1つの実数解(3重解)が得られる
条件C3(D>0):1つの実数解と2つの虚数解(共役複素数)が得られる
次に、上述の本発明の概念に基づく本発明の実施の形態を説明する。
[ロボットシステムの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る7軸多関節ロボットとロボット制御装置とによるロボットシステムの構成を示した図である。図2は、図1に示した7軸多関節ロボット100のリンク構造を模式的に表した図である。
[逆変換式の定式化]
以下では、7軸多関節ロボット100の逆変換式の定式化を説明する。なお、手首装置10の姿勢を規定する手首軸(A4〜A6)はひとまず無視しておき、手首装置10の位置を規定する残りの4つの回転軸A1、A2、A7、A3のうち、第7回転軸A7を冗長軸とし、かつ残りの第1乃至第3回転軸A1〜A3を基軸とし、当該基軸A1〜A3を有した各関節JT1〜JT3の関節角θ1〜θ3を未知変数として取り扱う。また、第3回転軸A3を、後述の4次方程式の変数として用いられる関節角θ3を規定する変数軸とする。
xyz0=0T1・1T2・2T7・7T3・xyz3
=0T1・xyz1 ・・・(6−2)
式(6−2)の両辺に(0T1)−1を左から掛けるとすると、次式が成り立つ。
また、式(7)により、第2関節JT2の位置ベクトルの各要素であるx1、y1、z1についてそれぞれ次式の関係が得られる。なお、次式の中で、siは第i関節の関節角θiに応じたsin(θi)を表しており、ciは第i関節の関節角θiに応じたcos(θi)を表している。
y1=−s1・x0+c1・y0 ・・・(8−2)
z1=z0−L0 ・・・(8−3)
ここで、第1関節JT1の関節座標系を基準とした場合、基準座標系の原点Oから手首装置10の位置に見立てた第3関節JT3から延設される第4関節JT4の関節座標系の原点までの距離Rh及び距離Zhについては、式(8−1)〜式(8−3)で表されたx1、y1、z1を用いて、次式の関係が成立する。
Zh=z0−L0 ・・・(9−2)
一方、第2関節JT2の位置ベクトルの各要素であるx1、y1、z1については、式(8−1)〜式(8−3)とは別に、式(6−1)により、それぞれ次式の関係が得られる。
y1=(c2・s3・c7+s2・c3)・x3+(c2・c3・c7−s2・s3)・y3−c2・s7・z3+L1+L2・s2 ・・・(10−2)
z1=(−s2・s3・c7+c2・c3 )・x3−(s2・c3・c7+c2・s3)・y3+s2・s7・z3+L2・c2 ・・・(10−3)
これらを用いると、式(9−1)におけるRh2は次式のとおり表すことができる。
=2・L1・[(c3・x3−s3・y3+L2)・s2−{−c7・(s3・x3+c3・y3)+s7・z3}・c2]+2・L2・c3・x3−2・L2・s3・y3+L12+L22+x32+y32+z32 ・・・(11−1)
また、Zhは、z1を変形して次式のとおり表すことができる。
ここで、
F1=c3・x3−s3・y3+L2 ・・・(12−1)
F2=−c7・(s3・x3+c3・y3)+s7・z3 ・・・(12−2)
F3=2・L2・c3・x3‐2・L2・s3・y3+L12+L22+x32+y32+z32 ・・・(12−3)
とおくと、式(11−1)及び式(11−2)については、それぞれ次式のとおり変形することができる。
Zh=F1・c2+F2・s2 ・・・ (13−2)
ここで、式(13−1)及び式(13−2)それぞれの辺々を2乗して、それぞれの和をとると、次式が成立する。
そして、式(14)に対し、式(11−1)、式(11−2)、式(12−1)〜式(12−3)を代入し、s3、c3について整理すると、次式が成立することとなる。
なお、式(15)中のA、B、C、D、E、Fは以下の通りとなる。
B=4・L12・(y32+x32・c72)−4・L22・y32 ・・・(16−2)
C=4・L12・(−2・x3・y3+2・x3・y3・c72)+8・L22・x3・y3 ・・・(16−3)
D=4・L12・(2・x3・L2−2・y3・z3・s7・c7)−4・L2・x3・K ・・・(16−4)
E=4・L12・(−2・y3・L2−2・x3・z3・s7・c7)+4・L2・y3・K ・・・(16−5)
F=4・L12・(L22+z32・s72−Zh2)−K2 ・・・(16−6)
なお、式(16−1)〜式(16−6)中において、L1は上記の第1リンク長を表しており、L2は上記の第2リンク長を表している。また、Kは次式により得られる値である。
式(16−1)〜式(16−6)の各値は、s1,c1,s2,c2に無関係な値であり、各関節角の情報がなくても求めることができる。
s3=(1−t2)/(1+t2)・・・(18−2)
ここで、式(18−1)、式(18−2)を式(15)に代入し、変数t(=tan(θ3))の次数毎に項を整理すると、次式が成立する。
以上のとおり、式(19)により表される4次方程式を解くことで変数tを求め、θ3=atan(t)を演算することにより、関節角θ3を得ることができる。
また、関節角θ1については、次のように求めることができる。まず、式(8−1)〜(8−3)と式(10−1)〜(10−3)とを用いてx1を消去すると、次式が成立する。
ここで、式(21)の右辺をQとおき、式(21)の両辺に式(19)により求められた関節角θ3を代入することで、θ1は次式により求められる。なお、次式の演算結果としては、式(8−1)〜式(8−3)を満たすものを選択することとする。
以上のようにして、関節角θ1、θ2、θ3に関して、式(19)、式(21)、式(22)のとおり、7軸多関節ロボット100の逆変換式が定式化される。なお、この逆変換式の定式化は予め行われ、この定式化された逆変換式が制御プログラムに組み込まれている。
[4つの第1求解演算式と4つの形態との対応付け]
つぎに、式(19)の4次方程式の4つの解を求めるための4つの第1求解演算式と7軸多関節ロボット100の4つの形態との対応付けについて説明する。
また、
p=−3a2/8+b ・・・(24−1)
q=a3/8−ab/2+c ・・・(24−2)
r=−3a4/256+a2b/16−ac/4+d ・・・(24−3)
とおく。ここで、4次方程式の解法としてよく知られた「フェラーリの解法」に基づいて、式(23)の4次方程式の分解方程式である変数yについての3次方程式を次式のとおり定式化する。
なお、式(25)の3次方程式の各係数を整理して次式に変換する。
ここで、式(26)式の判別式Dは、次式の通り表される。
なお、p及びqは次式の通りである。
q=(h−g・f/3+2・f3/27)/2 ・・・(28−2)
また、式(25)の3次方程式の解は、式(27)の判別式Dの解に基づいた3つの条件C1、C2、C3毎に分別される。
条件C2(D=0の時):実数の重解と他の実数解又は実数の3重解
条件C3(D>0の時):実数解1つと虚数解2つ(共役複素数)
ここで、条件C2又は条件C3の場合には、負の√演算の必要がない「カルダノの解法」に従って、式(25)の3次方程式の解を求めることとする。なお、カルダノの解法とは3次方程式の代表的な解法である。具体的には、まず、
W1=(−1+30.5・i)/2 ・・・(29−1)
W2=W12 ・・・(29−2)
U1=−q+D0.5 ・・・(29−3)
U2=−q−D0.5 ・・・(29−4)
とおくと、カルダノの解法における式(25)の3次方程式の3つの解u1、u2、u3は、次式により求められる。
u2=W1・U1(1/3)+W2・U2(1/3)−a/3 ・・・(30−2)
u3=W2・U1(1/3)+W1・U2(1/3)−a/3 ・・・(30−3)
なお、式(30−1)〜式(30−3)中のU1(1/3)及びU2(1/3)は3つの値が考えられるが、実数の値であるものを用いることとする。つまり、U1又はU2が負の場合には、これらの絶対値の3乗根を求めた上で、それに−1をかけて算定することで、虚数の算定を避けることとする。また、条件C2又はC3の場合には、3つの解(u1、u2、u3)のうち、実数解となる解u1のみを演算することとする。なお、条件C2又はC3の場合において実数解u1を求めるための式(30−1)は、本発明に係る「第2求解演算式」に対応する。
また、式(31)により次式が成立する。
なお、条件C1のときには式(27)の判別式D<0であるので、「p<0」となり、式(32)の右辺の平方根の中身は正の数となる。よって、負の√演算が行われることはない。ビエタの解法における式(25)の3次方程式の3つの解u1,u2,u3は、次式により求められる。
u2=2(−p)0.5 ・cos(Φ+2π/3)−a/3 ・・・(33−2)
u3=2(−p)0.5 ・cos(Φ+4π/3)−a/3 ・・・(33−3)
この場合、解u1,u2,u3は全て実数解となるが、無条件にどれでも採用していいわけではなく、たとえ条件C2又はC3になっても実数解となるものを選択する必要がある。そこで、条件C2又はC3のときには共役複素数(虚数)となる2つの実数解は絶対値が同一でかつ符号(±)が異なるという特徴を利用して、条件C1の場合には、3つの解u1,u2,u3のうち絶対値が同一かつ符号が異なる2つの実数解u2,u3以外の残りの1つの実数解u1のみを特定して演算することとする。なお、条件C1の場合において実数解u1を求めるための式(33−1)は、本発明に係る「第3求解演算式」に対応する。
M2=(2u−p)0.5 ・・・(34−2)
N1=(2u−p)0.5・q/2(2u−p)+u ・・・(34−3)
N2=−(2u−p)0.5・q/2(2u−p)+u ・・・(34−4)
このとき、式(20)の4次方程式の4つの解は次式の第1求解演算式により求められる。
t2=(−M1+(M12−4・N1)0.5)/2−a/4 ・・・(35−2)
t3=(−M2−(M22−4・N2)0.5)/2−a/4 ・・・(35−3)
t4=(−M2+(M22−4・N2)0.5)/2−a/4 ・・・(35−4)
ここで、4つの解t1〜t4を求めるための4つの第1求解演算式(式(35−1)〜式(35−4))を、図6に示したようなロボットの4つの形態と対応付けることとする。なお、4つの解t1〜t4を求めるための4つの第1求解演算式(式(35−1)〜式(35−4))は、式(25)の3次方程式の3つの解u1、u2、u3のうち実数解u1のみが使用されているので、4つの解t1〜t4の組合せは一義的に求められることとなる。つまり、解u1〜u3がランダムに選択されるということがなく、常に同一の実数解u1のみに基づいて4つの第1求解演算式(式(35−1)〜式(35−4))の演算が行われて4つの解t1〜t4が求められるので、7軸多関節ロボット100の形態の急激な変化を抑えることができる。
[形態に応じた4次方程式の解(t1〜t4のいずれか1つ)の特定]
図3は、4つの第1求解演算式(式(35−1)〜式(35−4))のうち1つを特定するための処理の流れを示したフローチャートである。
3 旋回台
4〜8 アーム部材
9 アタッチメント
10 手首装置
11 ツール部材
JT1〜JT7 第1乃至第7関節
A1〜A7 第1乃至第7回転軸
M1〜M7 サーボモータ
D1〜D7 位置検出器
L0〜L5 第1乃至第6リンク長
100 7軸多関節ロボット
200 ロボット制御装置
210 演算器
220 記憶器
Claims (6)
- 先端に設けられた手首と基端から当該手首に向かって順に設けられた7つの関節とを具備し、前記7つの関節が回転軸をそれぞれ有しかつそれぞれの回転軸の周りに次の関節を回転させるように構成された7軸多関節ロボットの制御方法であって、
前記7つの回転軸のうちのいずれか1つを冗長軸に、残りの回転軸のうちの3つを基軸に、かつ当該3つの基軸のうちのいずれか1つを変数軸に定め、かつ、前記基端から前記手首までの直線距離と前記基端に最も近い前記回転軸の延在方向における前記基端から前記手首までの距離とに基づく手首の位置と前記変数軸を有した関節の関節角とに関して定式化された4次方程式を解いて前記手首の位置を前記3つの基軸を有した各関節の関節角に逆変換するステップを含み、
前記4次方程式は、その4つの解にそれぞれ対応する4つの第1求解演算式を用いて解くことが可能なものであり、かつ、前記7軸多関節ロボットが採り得る形態は、前記4つの解ひいては前記4つの第1求解演算式に対応して定まるものであり、
電源オン時に、当該電源オン時における前記7軸多関節ロボットの初期形態に基づいて、前記4つの第1求解演算式のうちいずれか1つを特定して記憶し、
前記電源オンの後、前記記憶した1つの第1求解演算式を用いて前記逆変換するステップを遂行して前記手首の目標位置から前記3つの基軸を有した各関節の関節角を算定し、それにより、前記7軸多関節ロボットの動作を制御する、7軸多関節ロボットの制御方法。 - 前記電源オン時に、前記4つの第1求解演算式を用いて前記4次方程式を解いて前記4つの解を求め、当該4つの解それぞれについて当該電源オン時における前記手首の位置を前記3つの基軸を有した各関節の関節角の少なくともいずれか1つに逆変換し、当該1つの基軸を有した関節の関節角と前記電源オン時の前記7軸多関節ロボットの初期形態に対応する前記3つの基軸のうちの1つを有した関節の関節角とを比較することにより、前記4次方程式の4つの第1求解演算式のうちいずれか1つを特定して記憶する、請求項1に記載の7軸多関節ロボットの制御方法。
- 全ての互いに隣り合う前記関節の回転軸が互いに垂直であり、
前記基端から前記手首に向かって順に設けられた7つの関節を、それぞれ、第1関節、第2関節、第7関節、第3関節、第4関節、第5関節、及び第6関節と定義した場合、前記冗長軸は前記第7関節の回転軸であり、前記3つの基軸は前記第1関節の回転軸、前記第2関節の回転軸、及び前記第3関節の回転軸であり、かつ前記変数軸は前記第3関節の回転軸である、請求項1に記載の7軸多関節ロボットの制御方法。 - 前記4つの第1求解演算式を用いて前記4次方程式を解く際に、フェラーリの解法に基づいた前記4次方程式を解くための分解方程式として定式化された3次方程式の3つの解に含まれる1つの実数解を求め、かつ当該求めた前記3次方程式の1つの実数解を用いて前記4つの第1求解演算式を演算する、請求項1又は3に記載の7軸多関節ロボットの制御方法。
- 前記3次方程式の3つの解に含まれる1つの実数解を求める際に、前記3次方程式の判別式が0又は正の場合には、カルダノの解法により求まる前記3次方程式の1つの実数解と2つの虚数解のうち当該1つの実数解に対応した当該カルダノの解法に基づく第2求解演算式を使用し、前記3次方程式の判別式が負の場合には、ビエタの解法により求まる前記3次方程式の3つの実数解のうち絶対値が同一かつ符号の異なる2つの実数解以外の1つの実数解に対応した当該ビエタの解法に基づく第3求解演算式を使用する、請求項4に記載の7軸多関節ロボットの制御方法。
- 先端に設けられた手首と基端から当該手首に向かって順に設けられた7つの関節とを具備し、前記7つの関節が回転軸をそれぞれ有しかつそれぞれの回転軸の周りに次の関節を回転させるように構成された7軸多関節ロボットの制御方法をコンピュータに遂行させる、7軸多関節ロボットの制御プログラムであって、
前記制御方法は、
前記7つの回転軸のうちのいずれか1つを冗長軸に、残りの回転軸のうちの3つを基軸に、かつ当該3つの基軸のうちのいずれか1つを変数軸に定め、かつ、前記基端から前記手首までの直線距離と前記基端に最も近い前記回転軸の延在方向における前記基端から前記手首までの距離とに基づく手首の位置と前記変数軸を有した関節の関節角とに関して定式化された4次方程式を解いて前記手首の位置を前記3つの基軸を有した各関節の関節角に逆変換するステップを含み、
前記4次方程式は、その4つの解にそれぞれ対応する4つの第1求解演算式を用いて解くことが可能なものであり、かつ、前記7軸多関節ロボットが採り得る形態は、前記4つの解ひいては前記4つの第1求解演算式に対応して定まるものであり、
電源オン時に、当該電源オン時における前記7軸多関節ロボットの初期形態に基づいて、前記4つの第1求解演算式のうちいずれか1つを特定して記憶し、
前記電源オンの後、前記記憶した1つの第1求解演算式を用いて前記逆変換するステップを遂行して前記手首の目標位置から前記3つの基軸を有した各関節の関節角を算定し、それにより、前記7軸多関節ロボットの動作を制御する、7軸多関節ロボットの制御プログラム。
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