JP5371642B2 - プレス機械のスライドの傾き防止装置 - Google Patents
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Description
また、スライド下面の四隅に円柱状のガイドポストを設けるとともに、これらのガイドポストに対応してベッド上に円筒状のガイド部材を設け、ガイドポストがガイド部材内を摺動するようにして、スライドの昇降動をガイドさせる構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、ポケット部、絞り、および圧油流入孔が、一体のブロックに形成されているので、ガイド面または摺動面に形成した有底穴にブロックを嵌合固定するだけで、ガイド面または摺動面にポケット部を設けることができる。この場合、ポケット部、絞り、および圧油流入孔がブロック化されているため、これらの製作が容易となり、静圧発生機構の量産性を向上させることができる。
また、ポケット部がスライドに設けられることで、ポケット部は、常にガイド面と対向することになる。従って、スライドの昇降動作中の位置にかかわらず、常にスライドの傾き防止効果を得ることができる。
図1には、本発明の第1実施形態に係るプレス機械1の全体図が示されている。この図1において、プレス機械1の前後方向FB(図2参照)とは、ムービングボルスタ17の短辺方向をいい、左右方向RLとは、ムービングボルスタ17の長辺方向をいう。
油圧ポンプ31は、図示しない駆動源により駆動され、ポケット部33に向けて圧油を供給する。使用する油の種類としては、例えば、粘度がVG(Viscosity Grade)150と高粘度のものが用いられる。油圧ポンプ31および各ポケット部33間は油路32により連通されており、油圧ポンプ31からの圧油は、油路32を通り各ポケット部33に流入する。
先ず、油圧ポンプ31からの圧油は、各ポケット部33内に流入し、ポケット部33で静圧を発生させている。この静圧は、スライド15の摺動面152およびスライドギブ16のガイド面162間に作用するため、スライド15は、スライドギブ16に対して非接触の状態でガイドされることになる。
ワークの成形を行うべく、スライド15が下降して成形域に入りワークの成形が始まると、スライド15にはプレス成形に伴う偏心荷重が作用し、スライド15が昇降方向UDに対して傾こうとする。
また、摺動面152およびガイド面162間に常に静圧が作用するため、プレス成形時のブレークスルーの発生に伴うプレス機械の衝撃や振動が、静圧により吸収され抑制されることになる。
次に、図5に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332は、スライドギブ16に設けられていた。また、ポケット部33は、ガイド面162に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通する圧油流入孔332に埋設された絞り34とで構成されていた。
次に、図6および図7に基づき、本発明の第3実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ポケット部33は、スライドギブ16のガイド面162の上端部および下端部の上下2箇所に設けられていた。また、ポケット部33は、ガイド面162に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通する圧油流入孔332に埋設された絞り34とで構成されていた。
次に、図8から図10に基づき、本発明の第4実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第3実施形態において、プレス機械1は、ストレートサイド形のフレーム構造を有していた。
これに対し、第4実施形態では、図8に示すように、プレス機械1は、側面視C字状のいわゆるC形フレーム構造を有している点が相違する。
このうちのスライドギブ16には、ポケット部33が、スライド15が下死点にあるときのガイド面162の上端部、およびスライド15が上死点にあるときのガイド面162の下端部の上下2箇所に設けられている。また、それぞれ図示は省略するが、スライド15の下面には上金型が取り付けられ、ボルスタ17A上には下金型が取り付けられる。
スライドギブ16は、各サイドフレーム13の前部に2つずつ設けられている。各サイドフレーム13における一方のスライドギブ16は、そのガイド面162がスライド15の背部側の摺動面152に対向して設けられている。他方のスライドギブ16は、断面L字状に形成され、そのガイド面162は、摺動部151の側部側の摺動面152および前部側の摺動面152にそれぞれ対向している。
図10に示すように、スライド15の摺動部151の背面側のポケット部33は、サイドフレーム13に形成された給油孔131と連通している。また、摺動部151の側面側のポケット部33および前面側のポケット部33は、同一のスライドギブ16に設けられ、このスライドギブ16内で互いの圧油流入孔332が連通している。この圧油流入孔332と給油孔131とは、スライドギブ16の外部で、例えばOST鋼管等の配管321により接続されている。
次に、図11に基づき、本発明の第5実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第4実施形態では、スライド15の摺動面152およびスライドギブ16のガイド面162は、スライド15の昇降方向UDに沿って互いに平行に設けられていた。
次に、図12に基づき、本発明の第6実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第5実施形態では、スライドギブ16のガイド面162は、プレス機械1の前後方向FBにスライド15を挟んで対向配置されるとともに、プレス機械1の左右方向RLにおいてもスライド15を挟んで対向配置されていた。
例えば、前記第1実施形態では、スライドギブ16はサイドフレーム13に設けられていたがスライド15をガイドできる位置に設けられていればよく、例えば、サイドフレーム13とともにプレス機械1のフレームを構成するアプライト12にスライドギブ16を設けてもよい。
また、絞り34には、チョーク絞りが用いられていたが、ポケット部33に所定の静圧を発生させることができれば他の絞りであってもよく、例えば、オリフィスを用いてもよい。
Claims (5)
- プレス機械のスライドの傾き防止装置であって、
前記スライド側部の摺動面に対向するガイド面を有し、前記プレス機械のフレームに設けられて前記スライドの昇降動をガイドするスライドギブと、
前記ガイド面および前記摺動面間に静圧を発生させるとともに、前記スライドの昇降方向に対して前記スライドが傾いて前記ガイド面および前記摺動面間の隙間が狭まると前記隙間を広げる方向の反力を生じさせる静圧発生機構とを備え、
前記プレス機械の前後方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられるか、または、前記摺動面が前記スライドギブを挟んで対向して設けられ、
前記プレス機械の左右方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられ、
前記静圧発生機構は、
圧油を流入させる圧油流入孔を有し、前記ガイド面または前記摺動面に形成された断面凹状のポケット部と、
前記圧油流入孔に設けられた絞りと、
前記ポケット部に圧油を供給する圧油供給部と、
前記圧油流入孔を含み、前記ポケット部および前記圧油供給部間を連通するとともに、前記ポケット部間を連通する油路とを備え、
前記ポケット部、前記絞り、および前記圧油流入孔は、一体のブロックに形成され、かつ前記ガイド面または前記摺動面に形成された有底穴に嵌合固定されており、
前記有底穴には、前記圧油流入孔と連通し前記油路を構成する給油孔が形成されている
ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。 - 請求項1に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
前記ポケット部は、前記摺動面における前記昇降方向の上下に設けられ、
上側の前記ポケット部は、前記摺動面の上端部に形成され、
下側の前記ポケット部は、前記摺動面の下端部に形成され、
前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記ガイド面と対向している
ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。 - 請求項1に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
前記ポケット部は、前記ガイド面における前記昇降方向の上下に設けられ、
上側の前記ポケット部は、前記スライドが下死点にあるときの前記ガイド面の上端部に形成され、
下側の前記ポケット部は、前記スライドが上死点にあるときの前記ガイド面の下端部に形成され、
前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記摺動面と対向している
ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。 - 請求項2または請求項3に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
前記ポケット部は、前記ガイド面または前記摺動面に3箇所以上設けられ、
前記上側のポケット部および前記下側のポケット部以外の前記ポケット部は、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部間に設けられている
ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
前記ガイド面および前記摺動面は、下方に向かうにつれて前記隙間が小さくなるように設けられている
ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
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