JP5371642B2 - プレス機械のスライドの傾き防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機械のスライドの傾き防止装置に関する。
従来、モータからの動力をスライドに伝達してプレス加工を行うプレス機械が利用されている。プレス機械のスライドの下部には上金型が取り付けられ、スライドと対向するボルスタの上部には下金型が取り付けられる。そして、スライドが昇降動することにより、上金型および下金型でワークをプレスして成形する。
このようなプレス機械では、スライドの昇降方向に沿ってフレームにスライドギブを設け、スライドの側部がスライドギブ上を摺動するように構成することで、スライドの昇降動をスライドギブによってガイドさせるものが知られている。
また、スライド下面の四隅に円柱状のガイドポストを設けるとともに、これらのガイドポストに対応してベッド上に円筒状のガイド部材を設け、ガイドポストがガイド部材内を摺動するようにして、スライドの昇降動をガイドさせる構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−85997号公報
ところで、プレス機械では、プレス成形に伴うワークからの反力により、スライドに偏心荷重が作用する。この際、スライドギブはスライドの傾きを拘束するが、スライドの摺動面とガイド部材のガイド面との間には、焼き付き防止のため隙間が設けられているため、この分だけスライドの傾きを許容してしまう。スライドの傾きは、加工精度に影響を与えるのみならず、プレス成形時のワークの打ち抜きに伴いプレス機械に作用するひずみが一気に解放されるいわゆるブレークスルーが生じたときに、プレス機械全体に衝撃や振動を与え、作業環境の悪化や機械寿命の低下をもたらすことになる。このため、プレス機械においては、プレス成形時のスライドの傾きを防止することが重要となる。
ここで、特許文献1では、スライド下方のベッド上の四隅に設けられたガイド部材内のガイド面にポケット室を形成し、このポケット室に圧油を供給することで、ガイド部材内を摺動するガイドポストを流体軸受けによりガイドしている。
しかしながら、特許文献1の技術は、ガイドポストおよびガイド部材間の摩擦熱の発生を抑制し、スライドの熱膨張による加工精度の低下を防ぐためのものであり、スライドの傾きの抑制を考慮した構成とはなっていない。具体的には、ガイド部材のガイド面に縦溝が形成されており、ガイド面とガイドポストの摺動面との間の隙間が小さくなった場合は、ポケット室内の圧油がポケット室から縦溝に排出され、ガイドポストに作用する圧力が高くならないようになっている。このため、特許文献1の技術では、スライドの傾きを防止することができない。
本発明の目的は、プレス成形時のスライドの傾きを防止することができるプレス機械のスライドの傾き防止装置を提供することである。
第1発明のプレス機械のスライドの傾き防止装置は、前記スライド側部の摺動面に対向するガイド面を有し、前記プレス機械のフレームに設けられて前記スライドの昇降動をガイドするスライドギブと、前記ガイド面および前記摺動面間に静圧を発生させるとともに、前記スライドの昇降方向に対して前記スライドが傾いて前記ガイド面および前記摺動面間の隙間が狭まると前記隙間を広げる方向の反力を生じさせる静圧発生機構とを備え、前記プレス機械の前後方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられるか、または、前記摺動面が前記スライドギブを挟んで対向して設けられ、前記プレス機械の左右方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられ、前記静圧発生機構は、圧油を流入させる圧油流入孔を有し、前記ガイド面または前記摺動面に形成された断面凹状のポケット部と、前記圧油流入孔に設けられた絞りと、前記ポケット部に圧油を供給する圧油供給部と、前記圧油流入孔を含み、前記ポケット部および前記圧油供給部間を連通するとともに、前記ポケット部間を連通する油路とを備え、前記ポケット部、前記絞り、および前記圧油流入孔は、一体のブロックに形成され、かつ前記ガイド面または前記摺動面に形成された有底穴に嵌合固定されており、前記有底穴には、前記圧油流入孔と連通し前記油路を構成する給油孔が形成されていることを特徴とする。
発明は、第発明において、前記ポケット部は、前記摺動面における前記昇降方向の上下に設けられ、上側の前記ポケット部は、前記摺動面の上端部に形成され、下側の前記ポケット部は、前記摺動面の下端部に形成され、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記ガイド面と対向していることを特徴とする。
発明は、第発明において、前記ポケット部は、前記ガイド面における前記昇降方向の上下に設けられ、上側の前記ポケット部は、前記スライドが下死点にあるときの前記ガイド面の上端部に形成され、下側の前記ポケット部は、前記スライドが上死点にあるときの前記ガイド面の下端部に形成され、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記摺動面と対向していることを特徴とする。
発明は、第発明または第発明において、前記ポケット部は、前記ガイド面または前記摺動面に3箇所以上設けられ、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部以外の前記ポケット部は、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部間に設けられていることを特徴とする。
発明は、第1発明から第発明のいずれかの発明において、前記ガイド面および前記摺動面は、下方に向かうにつれて前記隙間が小さくなるように設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、プレス機械のスライドの傾き防止装置は、静圧を発生させる静圧発生機構を備え、プレス機械の前後方向において、ガイド面がスライドを挟んで対向して設けられるか、または、摺動面が前記スライドギブを挟んで対向して設けられ、プレス機械の左右方向において、ガイド面がスライドを挟んで対向して設けられている。静圧発生機構は、ガイド面および摺動面間に静圧を発生させ、スライドの昇降方向に対してスライドが傾いてガイド面および摺動面間の隙間が狭まると、スクイズ効果により隙間を広げる方向の反力を生じさせる。これにより、スライドは押し戻されるため、プレス成形時のスライドの傾きを防止することができる。従って、プレス機械の加工精度を向上させることができるとともに、プレス成形時のブレークスルーの発生に伴うプレス機械の衝撃や振動を抑制することができる。
また、静圧発生機構が、圧油を流入させる圧油流入孔を有しガイド面または摺動面に形成されたポケット部と、圧油流入孔に設けられた絞りと、ポケット部に圧油を供給する圧油供給部と、ポケット部および圧油供給部間を連通するとともにポケット部間を連通する油路とを備えているので、圧油供給部は外部に設けて、ポケット部および絞りをスライドギブのガイド面またはスライドの摺動面に形成すればよい。このため、従来のスライドやスライドギブの構成を大きく変更することなく、スライドの傾き防止装置を装備することができる。従って、スライドの傾き防止装置の設置にあたって、コストを抑制することができる。
さらに、ポケット部、絞り、および圧油流入孔が、一体のブロックに形成されているので、ガイド面または摺動面に形成した有底穴にブロックを嵌合固定するだけで、ガイド面または摺動面にポケット部を設けることができる。この場合、ポケット部、絞り、および圧油流入孔がブロック化されているため、これらの製作が容易となり、静圧発生機構の量産性を向上させることができる。
発明によれば、静圧発生機構を構成するポケット部が、スライドの摺動面の上端部および下端部に設けられているので、スライドが傾いた際の摺動面およびガイド面の隙間が最も変化する位置にポケット部が設けられることになる。このため、スライドが傾いた際にスクイズ効果により静圧が大きく上昇し、それに伴い摺動面およびガイド面の間の隙間を広げる方向の反力も増加する。従って、スライドの傾きをより効果的に防止することができる。
また、ポケット部がスライドに設けられることで、ポケット部は、常にガイド面と対向することになる。従って、スライドの昇降動作中の位置にかかわらず、常にスライドの傾き防止効果を得ることができる。
発明によれば、静圧発生機構を構成するポケット部が、スライドが下死点にあるときのガイド面の上端部と、スライドが上死点にあるときのガイド面の下端部とに形成されているので、ポケット部は、スライドの位置にかかわらず常にガイド面と対向する。また、ポケット部は、この場合における摺動面およびガイド面間の隙間が最も変化する位置に設けられることになる。従って、スライドの昇降動作中の位置にかかわらず、静圧の上昇により摺動面およびガイド面間の隙間を広げる方向の反力が増加するため、スライドの傾きを常に防止することができる。
また、ポケット部がスライドギブに設けられるため、ポケット部がスライドの昇降動作に合わせて移動することがない。このため、油路の一部を構成する配管がスライドの動作に伴って移動することを防ぐことができるとともに、圧油供給部およびポケット部間の油路の長さを短くすることができる。従って、油路のレイアウトの自由度を向上することができる。
発明によれば、ポケット部が、スライドの摺動面の上端部および下端部に設けられるか、または、スライドが下死点にあるときのガイド面の上端部とスライドが上死点にあるときのガイド面の下端部とに形成された上で、これらポケット部の間にさらにポケット部が設けられているので、3箇所の全てのポケット部が、スライドの位置にかかわらず常にガイド面と対向する。これにより、摺動面およびガイド面間の隙間を広げる方向の反力の作用箇所が増えるため、スライドの傾きをより確実に防止することができる。
発明によれば、ガイド面および摺動面が、下方に向かうにつれてガイド面および摺動面間の隙間が小さくなるように設けられているので、静圧発生機構で発生される静圧は、スライドが下死点に近付くにつれてスクイズ効果により次第に上昇する。これにより、圧油供給部からの圧油の圧力を上昇させることなく、スライドの下降動作により容易にガイド面および摺動面間に作用する静圧を増加させることができる。従って、簡易な構成により、スライドの傾き防止効果を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るプレス機械を示す全体図。 図1のII−II線で断面して示す模式図。 図2におけるスライドギブ周辺の部分拡大図。 ボケット部内の静圧とすきまとの関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプレス機械のスライドギブ周辺の部分断面図。 本発明の第3実施形態に係るプレス機械を示す全体図。 前記第3実施形態に係るプレス機械のスライドギブ周辺の部分断面図。 本発明の第4実施形態に係るプレス機械を示す全体図。 図8のIX−IX線で部分的に断面して示す模式図。 図9におけるスライドギブ周辺の部分拡大図。 本発明の第5実施形態に係るプレス機械のスライドの傾き防止装置の作用を示す模式図。 本発明の第6実施形態に係るプレス機械のスライド部分を断面して示す模式図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態以降で、以下に説明する第1実施形態での構成部品と同じ部品および同様な機能を有する部品には同一符号を付し、説明を簡単にあるいは省略する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係るプレス機械1の全体図が示されている。この図1において、プレス機械1の前後方向FB(図2参照)とは、ムービングボルスタ17の短辺方向をいい、左右方向RLとは、ムービングボルスタ17の長辺方向をいう。
プレス機械1は、いわゆるストレートサイド形のフレーム(門形フレームとも称する)構造を有しており、ベッド11と、ベッド11上に立設される柱状の4本のアプライト12と、アプライト12の上部に設置されるクラウン14と、クラウン14の下方に設けられたスライド15と、スライド15の昇降方向UD(図1参照)に沿ってアプライト12に設けられたスライドギブ16とを備えている。なお、プレス機械1のフレームは、アプライト12およびクラウン14を備えて構成される。
スライド15の下面には図示しない上金型が取り付けられる。ベッド11上において4本のアプライト12間にはムービングボルスタ17が設置されており、このムービングボルスタ17上には、図示しない下金型が取り付けられる。スライド15は、クラウン14に支持されるスライド駆動機構20によって昇降動可能とされており、スライド駆動機構20の駆動によってスライド15が昇降動すると、上金型および下金型の間に載置されたワークがプレス成形される。
図2には、プレス機械1のスライド15部分を断面した模式図が示されている。図2に示すように、スライド15の四隅には、断面L字状の摺動部151が設けられている。摺動部151におけるスライドギブ16との対向部分には摺動面152が形成され、スライド15の昇降時には、この摺動面152が圧油を介してスライドギブ16上を摺動することになる。
スライドギブ16は断面矩形状のガイド部161を有し、ガイド部161には、互いに直交する2つのガイド面162が設けられている。このガイド面162は、プレス機械1の前後方向FBにスライド15を挟んで対向配置されるとともに、プレス機械1の左右方向RLにおいてもスライド15を挟んで対向配置されている。
これら摺動面152およびガイド面162は、スライド15の昇降方向UDに沿って互いに平行に配置され、摺動面152およびガイド面162間には、静圧発生機構30で発生された静圧が作用する。そして、このようなスライドギブ16および静圧発生機構30を備えて、本発明のプレス機械1のスライド15の傾き防止装置40が構成される。
静圧発生機構30は、油圧ポンプ(圧油供給部)31、油路32、ポケット部33(図1および図3参照)、および絞り34(図3参照)を備えている。
油圧ポンプ31は、図示しない駆動源により駆動され、ポケット部33に向けて圧油を供給する。使用する油の種類としては、例えば、粘度がVG(Viscosity Grade)150と高粘度のものが用いられる。油圧ポンプ31および各ポケット部33間は油路32により連通されており、油圧ポンプ31からの圧油は、油路32を通り各ポケット部33に流入する。
本実施形態のポケット部33は、スライド15が図1に二点鎖線で示す下死点にあるときのスライドギブ16のガイド面162の上端部と、スライド15が図1に実線で示す上死点にあるときのガイド面162の下端部との、上下2箇所に設けられている。このような配置とすることで、ポケット部33は、スライド15の位置にかかわらず、常にスライド15の摺動面152と対向している。
図3に示すように、ポケット部33は、ガイド面162に断面凹状に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通して油路32の一部を構成する圧油流入孔332とを備え、ポケット形成溝331と圧油流入孔332とが絞り34を介して連通している。
絞り34は、圧油流入孔332に埋設されており、ポケット部33に流入する圧油の圧力を調整する。本実施形態の絞り34には、径寸法に対する長さ寸法の割合がオリフィスに比べ比較的大きいチョーク絞りが用いられており、油の粘度の影響を受けにくくなっている。油圧ポンプ31からの圧油は、絞り34における圧力損失により所定の圧力に調整され、各ポケット部33で静圧を発生させる。ここでの静圧の圧力は、例えば、98kPa(100kg/cm)程度になる。
このようなプレス機械1におけるスライド15の傾き防止装置40の作用について説明する。
先ず、油圧ポンプ31からの圧油は、各ポケット部33内に流入し、ポケット部33で静圧を発生させている。この静圧は、スライド15の摺動面152およびスライドギブ16のガイド面162間に作用するため、スライド15は、スライドギブ16に対して非接触の状態でガイドされることになる。
ワークの成形を行うべく、スライド15が下降して成形域に入りワークの成形が始まると、スライド15にはプレス成形に伴う偏心荷重が作用し、スライド15が昇降方向UDに対して傾こうとする。
ここで、図4に示すように、摺動面152およびガイド面162間の隙間が小さくなると、ポケット部33内の静圧の値は大きくなる。このため、例えば、プレス成形中にスライド15を前方に傾けるような偏心荷重が作用した場合、スライド15の前側の摺動面152およびガイド面162間の隙間が小さくなり、その分ポケット部33内の静圧の値が大きくなる。また、プレス成形時のスライド15の傾きにより、摺動面152がガイド面162に急激に近付くと、圧油の粘性抵抗により圧力が発生するスクイズ効果により、摺動面152およびガイド面162間の静圧がさらに上昇する。
このような静圧の上昇により、摺動面152およびガイド面162間には隙間を広げるような反力が働いてスライド15を押し返す。このような静圧の作用より、スライド15の傾きが防止される。
また、摺動面152およびガイド面162間に常に静圧が作用するため、プレス成形時のブレークスルーの発生に伴うプレス機械の衝撃や振動が、静圧により吸収され抑制されることになる。
〔第2実施形態〕
次に、図5に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332は、スライドギブ16に設けられていた。また、ポケット部33は、ガイド面162に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通する圧油流入孔332に埋設された絞り34とで構成されていた。
これに対し、第2実施形態では、図5に示すように、ポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332は、スライド15に設けられる点が相違する。また、ポケット部33は、ブロック35を用いて絞り34とともにブロック化され、このブロック35がスライド15に嵌合固定される点が相違する。
本実施形態のポケット部33は、断面凹状に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通する圧油流入孔332とを備えている。ポケット形成溝331および圧油流入孔332は、ともにブロック35に形成され、圧油流入孔332には絞り34が埋設されている。このように、ポケット部33および絞り34は、圧油流入孔332とともにブロック35に一体に構成されている。
ブロック状に構成されたポケット部33は、スライド15の摺動面152における上端部および下端部の上下2箇所に設けられている。このため、スライド15の摺動部151には、有底穴153が形成され、この有底穴153にブロック35が嵌合固定されている。有底穴153の底面部154には、圧油流入孔332と連通する給油孔155が形成され、給油孔155は、油路32の一部を構成している。これにより、各ポケット部33および油圧ポンプ31は、油路32を介して互いに連通される。また、ブロック35におけるポケット部33が形成された面は、スライドギブ16のガイド面162と対向し、スライド15の摺動面152としても機能する。
以上のようなプレス機械1のスライド15の傾き防止装置40においても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、ポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332が、ブロック35を用いてブロック化されているため、スライド15の摺動面152に形成した有底穴153にブロック35を嵌合固定するだけで、スライド15にポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332を容易に設けることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図6および図7に基づき、本発明の第3実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ポケット部33は、スライドギブ16のガイド面162の上端部および下端部の上下2箇所に設けられていた。また、ポケット部33は、ガイド面162に形成されたポケット形成溝331と、ポケット形成溝331と連通する圧油流入孔332に埋設された絞り34とで構成されていた。
これに対し、第3実施形態では、図6に示すように、ポケット部33は、スライドギブ16のガイド面162の上端部、中央部、および下端部の3箇所に設けられる点が相違する。また、図7に示すように、ポケット部33、絞り34、および圧油流入孔332は、第2実施形態と同様に、ブロック35を用いてブロック化され、このブロック35がスライドギブ16の有底穴163に嵌合固定される点が相違する。
以上のようなプレス機械1においても、前述した第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を奏することができる。また、ポケット部33が、スライドギブ16のガイド面162の上端部、中央部、および下端部の3箇所に設けられているため、摺動面152およびガイド面162の間の隙間を広げる方向の反力がさらに増し、スライドの傾きをより抑制するように作用する。
〔第4実施形態〕
次に、図8から図10に基づき、本発明の第4実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第3実施形態において、プレス機械1は、ストレートサイド形のフレーム構造を有していた。
これに対し、第4実施形態では、図8に示すように、プレス機械1は、側面視C字状のいわゆるC形フレーム構造を有している点が相違する。
図8において、本実施形態のプレス機械1の前後方向FBとは、ボルスタ17Aの延出方向をいい、左右方向RLとは、前後方向に直交する方向、すなわちサイドフレーム13の対向方向をいう。
プレス機械1は、サイドフレーム13と、サイドフレーム13の上部に設置されるクラウン14と、クラウン14の下方に設けられたスライド15と、サイドフレーム13の前部にスライド15の昇降方向UDに沿って設けられたスライドギブ16と、スライド15の下方に設けられたボルスタ17Aとを備えている。
このうちのスライドギブ16には、ポケット部33が、スライド15が下死点にあるときのガイド面162の上端部、およびスライド15が上死点にあるときのガイド面162の下端部の上下2箇所に設けられている。また、それぞれ図示は省略するが、スライド15の下面には上金型が取り付けられ、ボルスタ17A上には下金型が取り付けられる。
図8のIX−IX線で部分的に断面して示す図9において、スライド15の左右方向RLの側部には、断面矩形状の摺動部151が設けられ、摺動部151におけるスライドギブ16との対向部分には摺動面152が形成されている。
スライドギブ16は、各サイドフレーム13の前部に2つずつ設けられている。各サイドフレーム13における一方のスライドギブ16は、そのガイド面162がスライド15の背部側の摺動面152に対向して設けられている。他方のスライドギブ16は、断面L字状に形成され、そのガイド面162は、摺動部151の側部側の摺動面152および前部側の摺動面152にそれぞれ対向している。
静圧発生機構30は、油圧ポンプ31、油路32、ポケット部33(図8および図10参照)、および絞り34(図10参照)を備えて構成される。
図10に示すように、スライド15の摺動部151の背面側のポケット部33は、サイドフレーム13に形成された給油孔131と連通している。また、摺動部151の側面側のポケット部33および前面側のポケット部33は、同一のスライドギブ16に設けられ、このスライドギブ16内で互いの圧油流入孔332が連通している。この圧油流入孔332と給油孔131とは、スライドギブ16の外部で、例えばOST鋼管等の配管321により接続されている。
以上のようなプレス機械1においても、前述した第1実施形態から第3実施形態と同様の効果を奏することができる。特に、本実施形態のようなC形フレーム構造を有するプレス機械1では、クラウン14を後方から片持ち指示するというフレーム構造上、ストレートサイド形のフレーム構造の場合と比べて、スライド15の前後方向FBの傾きが大きくなる傾向にある。このため、本発明によるスライド15の傾き防止効果が、極めて効果的に作用することになる。
〔第5実施形態〕
次に、図11に基づき、本発明の第5実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第4実施形態では、スライド15の摺動面152およびスライドギブ16のガイド面162は、スライド15の昇降方向UDに沿って互いに平行に設けられていた。
これに対し、第5実施形態では、スライド15およびスライドギブ16を模式的に示す図11に示すように、摺動面152およびガイド面162は、スライド15の昇降方向UDに対して異なった傾斜角を有している点が相違する。なお、摺動面152およびガイド面162の傾斜角は実際には小さい値だが、図11では、理解を容易にするために傾斜角を誇張して図示している。
前述の第1実施形態から第4実施形態と同様に、摺動面152およびガイド面162は、それぞれがプレス機械1の前後方向FBおよび左右方向RLの各方向において対をなして設けられている。その上で、この対をなす摺動面152および対をなすガイド面162は、スライド15の下降方向に向かうにしたがって互いに近付くように形成されている。スライド15の昇降方向UDに対する摺動面152およびガイド面162の傾斜角度は、摺動面152およびガイド面162間で異なっており、ガイド面162の傾斜角度の方が、摺動面152の傾斜角度よりも大きく設定されている。
このため、スライド15が下降するにしたがって、摺動面152およびガイド面162間の隙間は徐所に小さくなり、これに伴ってポケット部33の静圧も次第に大きくなってくる。従って、油圧ポンプ31からの圧油の圧力を上昇させることなく、摺動面152およびガイド面162間に作用する静圧を容易に上昇させることができ、スライドの傾き防止効果を高めることができる。
〔第6実施形態〕
次に、図12に基づき、本発明の第6実施形態について説明する。
前述した第1実施形態から第5実施形態では、スライドギブ16のガイド面162は、プレス機械1の前後方向FBにスライド15を挟んで対向配置されるとともに、プレス機械1の左右方向RLにおいてもスライド15を挟んで対向配置されていた。
これに対し、第6実施形態では、図12に示すように、プレス機械1の左右方向RLにおいては、ガイド面162がスライド15を挟んで対向配置される一方で、プレス機械1の前後方向FBにおいては、スライド15の摺動面152がスライドギブ16を挟んで対向配置される点が相違する。
本実施形態において、プレス機械1は、前後方向のアプライト12間に設けられたサイドフレーム13を備えており、スライドギブ16は、サイドフレーム13にスライド15の昇降方向UD(図1参照)に沿って設けられている。
スライド15の左右方向RLの側部には、平面視門形状の摺動部151が設けられている。摺動部151は、スライドギブ16の周囲を取り囲むように配置され、摺動部151におけるスライドギブ16のガイド面162との対向部分には摺動面152が形成されている。このうちのプレス機械1の前後方向FBに直交する摺動面152は、スライドギブ16を挟んで対向配置されている
断面矩形状のスライドギブ16は、プレス機械1の左右方向RLの両側で、左右のサイドフレーム13にそれぞれ1つずつ設けられている。スライドギブ16には、3つのガイド面162が設けられており、プレス機械1の左右方向RLに直交するガイド面162は、スライド15を挟んで対向配置されている。
以上のようなプレス機械1においても、前述した第1実施形態から第5実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、本実施形態では、スライドギブ16を左右の各サイドフレーム13に1つずつ設けたため、スライドギブ16を4箇所に設ける場合に比べ、プレス機械1のスライド15の防止装置40の構造を簡略化することができる。従って、当該防止装置40の設置にあたり、コストを抑制することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第1実施形態では、スライドギブ16はサイドフレーム13に設けられていたがスライド15をガイドできる位置に設けられていればよく、例えば、サイドフレーム13とともにプレス機械1のフレームを構成するアプライト12にスライドギブ16を設けてもよい。
前記各実施形態では、絞り34は、スライドギブ16またはブロック35に形成された圧油流入孔332に埋設されていたがこれに限られず、例えば、スライドギブ16またはブロック35に直接形成してもよい。
また、絞り34には、チョーク絞りが用いられていたが、ポケット部33に所定の静圧を発生させることができれば他の絞りであってもよく、例えば、オリフィスを用いてもよい。
前記各実施形態では、圧油供給部として油圧ポンプ31が用いられていたがこれに限られず、例えば、アキュムレータ等の他の圧油供給装置を用いてもよい。
本発明は、スライドを有するあらゆるフレーム構造のプレス機械に利用することができる。
1…プレス機械、15…スライド、16…スライドギブ、30…静圧発生機構、31…油圧ポンプ(圧油供給部)、32…油路、33…ポケット部、34…絞り、35…ブロック、152…摺動面、153…有底穴、155…給油孔、162…ガイド面、163…有底穴、332…圧油流入孔、FB…前後方向、RL…左右方向、UD…昇降方向。

Claims (5)

  1. プレス機械のスライドの傾き防止装置であって、
    前記スライド側部の摺動面に対向するガイド面を有し、前記プレス機械のフレームに設けられて前記スライドの昇降動をガイドするスライドギブと、
    前記ガイド面および前記摺動面間に静圧を発生させるとともに、前記スライドの昇降方向に対して前記スライドが傾いて前記ガイド面および前記摺動面間の隙間が狭まると前記隙間を広げる方向の反力を生じさせる静圧発生機構とを備え、
    前記プレス機械の前後方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられるか、または、前記摺動面が前記スライドギブを挟んで対向して設けられ、
    前記プレス機械の左右方向において、前記ガイド面が前記スライドを挟んで対向して設けられ、
    前記静圧発生機構は、
    圧油を流入させる圧油流入孔を有し、前記ガイド面または前記摺動面に形成された断面凹状のポケット部と、
    前記圧油流入孔に設けられた絞りと、
    前記ポケット部に圧油を供給する圧油供給部と、
    前記圧油流入孔を含み、前記ポケット部および前記圧油供給部間を連通するとともに、前記ポケット部間を連通する油路とを備え、
    前記ポケット部、前記絞り、および前記圧油流入孔は、一体のブロックに形成され、かつ前記ガイド面または前記摺動面に形成された有底穴に嵌合固定されており、
    前記有底穴には、前記圧油流入孔と連通し前記油路を構成する給油孔が形成されている
    ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
  2. 請求項に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
    前記ポケット部は、前記摺動面における前記昇降方向の上下に設けられ、
    上側の前記ポケット部は、前記摺動面の上端部に形成され、
    下側の前記ポケット部は、前記摺動面の下端部に形成され、
    前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記ガイド面と対向している
    ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
  3. 請求項に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
    前記ポケット部は、前記ガイド面における前記昇降方向の上下に設けられ、
    上側の前記ポケット部は、前記スライドが下死点にあるときの前記ガイド面の上端部に形成され、
    下側の前記ポケット部は、前記スライドが上死点にあるときの前記ガイド面の下端部に形成され、
    前記上側のポケット部および前記下側のポケット部は、前記スライドの位置にかかわらず常に前記摺動面と対向している
    ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
  4. 請求項または請求項に記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
    前記ポケット部は、前記ガイド面または前記摺動面に3箇所以上設けられ、
    前記上側のポケット部および前記下側のポケット部以外の前記ポケット部は、前記上側のポケット部および前記下側のポケット部間に設けられている
    ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載のプレス機械のスライドの傾き防止装置において、
    前記ガイド面および前記摺動面は、下方に向かうにつれて前記隙間が小さくなるように設けられている
    ことを特徴とするスライドの傾き防止装置。
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