JP5371508B2 - 液化ガス運搬船 - Google Patents
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Description
本発明に係る液化ガス運搬船は、内部に液化されたガスを貯蔵するとともに、船首尾方向に沿って配置され、かつ、スカート(円筒型タンク支持構造)を介して船体に固定された複数個の球形タンクと、上甲板上に設けられて前記複数個の球形タンクの上半部を覆うとともに、船首尾方向および船幅方向に沿って延びる一つの連続したタンクカバーとを備えた液化ガス運搬船であって、前記上甲板の船尾側に位置する船尾甲板上に設けられた居住区構造物の前面と、前記タンクカバーを構成する後端面との間に隙間が設けられており、前記上甲板から垂直上方に延びて前記タンクカバーを構成する両側面を備え、これら両側面の後端と、前記居住区構造物とが、二つの主連結部材のみで連結されている。
これにより、タンクカバー頂部の継ぎ折れ部への応力の流れを低減させることができ、当該部位の応力集中による疲労破壊を防止することができる。
これにより、主連結部材への応力の流れを低減させることができ、主連結部材への応力集中を軽減することができる。
これにより、主連結部材への応力の流れを低減させることができ、主連結部材への応力集中を軽減することができる。
これにより、主連結部材への応力の流れを低減させることができ、主連結部材への応力集中を軽減することができる。
これにより、主連結部材への応力の流れを低減させることができ、主連結部材への応力集中を軽減することができる。
これにより、主連結部材への応力の流れを低減させることができ、主連結部材への応力集中を軽減することができる。
また、タンクカバー斜部の継ぎ折れ部への応力の流れを低減させることができ、当該部位の応力集中による疲労破壊を防止することができる。
また、タンクカバーの後端面と居住区構造物の前面との間には隙間が設けられているので、居住区構造物の前面に設けられた居室窓から十分な光を採り入れることができる。
さらに、主連結部材は、上甲板から垂直上方に延びる側面の後端と、船尾甲板から垂直上方に延びる居住区構造物とを接続するものであるので、主連結部材の平面視形状を長方形状等の単純な形状とすることができ、主連結部材の製作性(工作性)を向上させることができる。
図1は本実施形態に係る液化ガス運搬船の図であって、(a)は要部右側面図、(b)は正面図、(c)は要部平面図である。
また、これら球形タンク2はそれぞれ、その上端部が球形タンク2の赤道部に固定され、その下端部がファンデーションデッキ(図示せず)上に固定された円筒形のスカート(図示せず)を介して船体3に支持されている。すなわち、これら球形タンク2の重量は、スカートを通して船体3で受けられるようになっている。
なお、図1(a)および図1(c)中の符号6は、上甲板4よりも一段高いところに設けられた船尾甲板(プープデッキ)を示している。船尾甲板6の上には、操舵室および居室を備えたハウス(居住区構造物)7が配置されており、船尾甲板6の下方には、機関室(図示せず)が配置されている。
これにより、タンクカバー5頂部の継ぎ折れ部12への応力の流れを低減させることができ、当該部位の応力集中による疲労破壊を防止することができる。
さらに、主連結部材11は、上甲板4から垂直上方に延びる側面5bの後端と、船尾甲板6から垂直上方に延びるハウス7とを接続するものであるので、主連結部材11の平面視形状を長方形状等の単純な形状とすることができ、主連結部材11の製作性(工作性)を向上させることができる。
図2に示すように、本実施形態に係る液化ガス運搬船21は、タンクカバー5の両下部斜面(側面5bの上端から斜め上方に延びて側面5bの上端と上部斜面5dの下端とを接続する面)5cの後端が、大型R部材と呼ばれる連結部材22を介してハウス7の両側面7bから外方(舷側)に向かって張り出す支持部(張出部)23に連結(接続)されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
これにより、主連結部材11への応力の流れを低減させることができ、主連結部材11への応力集中を軽減することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態に係る液化ガス運搬船31は、タンクカバー5の両側面5bの後端部が、船尾甲板6と同一平面を形成する平面視三角形状の水平部材32を介して船尾甲板6の前端に連結(接続)されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
これにより、主連結部材11への応力の流れを低減させることができ、主連結部材11への応力集中を軽減することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る液化ガス運搬船41は、タンクカバー5の両側面5bの後端部が、船尾甲板6と同一平面を形成する平面視三角形状の(第1の)水平部材42を介して船尾甲板6の前端に連結(接続)されているとともに、ハウス7の両側面7bから外方(舷側)に向かって張り出す支持部(張出部)43の上面43aと同一平面を形成する平面視略三角形状の(第2の)水平部材44を介して支持部43の前端に連結(接続)されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、本実施形態に係る水平部材42は、第3実施形態のところで説明した水平部材32と同じものであり、本実施形態に係る支持部43は、第2実施形態のところで説明した支持部23と同じものである。
これにより、主連結部材11への応力の流れを低減させることができ、主連結部材11への応力集中を軽減することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る液化ガス運搬船51は、タンクカバー5の両側面5bの後端部が、船尾甲板6と同一平面を形成する平面視三角形状の水平部材52を介して船尾甲板6の前端に連結(接続)されているとともに、タンクカバー5の両下部斜面5cの後端が、ハウス7の前面7aを貫通してハウス7を構成する骨部材53まで延び、この骨部材53に連結(接続)されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、本実施形態に係る水平部材52は、第3実施形態のところで説明した水平部材32および第4実施形態のところで説明した水平部材42と同じものである。また、タンクカバー5の各側面5bの後端は、ハウス7の各側面7bが形成する平面と同一平面上に位置している。
これにより、主連結部材11への応力の流れを低減させることができ、主連結部材11への応力集中を軽減することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る液化ガス運搬船61は、タンクカバー5の両側面5bの後端部が、船尾甲板6と同一平面を形成する平面視三角形状の水平部材62を介して船尾甲板6の前端に連結(接続)されているとともに、タンクカバー5の両下部斜面5cの後端部が、タンクカバー5の両側面5bの後端部よりも内方(中心側)に位置し、タンクカバー5の両下部斜面5cの後端部前端と、タンクカバー5の両側面5bの後端部上端とが、大型R部材と呼ばれる連結部材63を介して連結(接続)されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、本実施形態に係る水平部材62は、第3実施形態のところで説明した水平部材32、第4実施形態のところで説明した水平部材42、第5実施形態のところで説明した水平部材52と同じものである。
これにより、主連結部材11への応力の流れを低減させることができ、主連結部材11への応力集中を軽減することができる。
また、タンクカバー斜部の継ぎ折れ部64への応力の流れを低減させることができ、当該部位の応力集中による疲労破壊を防止することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
2 独立球形タンク
3 船体
4 上甲板
5 タンクカバー
5a 後端面
5b 側面
5c 斜面
6 船尾甲板
7 ハウス(居住区構造物)
10 隙間
11 主連結部材
21 液化ガス運搬船
22 連結部材
23 支持部(張出部)
31 液化ガス運搬船
32 水平部材
41 液化ガス運搬船
42 (第1の)水平部材
43 張出部
44 (第2の)水平部材
51 液化ガス運搬船
52 水平部材
53 骨部材
61 液化ガス運搬船
62 水平部材
63 連結部材
Claims (6)
- 内部に液化されたガスを貯蔵するとともに、船首尾方向に沿って配置され、かつ、スカートを介して船体に固定された複数個の球形タンクと、
上甲板上に設けられて前記複数個の球形タンクの上半部を覆うとともに、船首尾方向および船幅方向に沿って延びる一つの連続したタンクカバーとを備えた液化ガス運搬船であって、
前記上甲板の船尾側に位置する船尾甲板上に設けられた居住区構造物の前面と、前記タンクカバーを構成する後端面との間に隙間が設けられており、
前記上甲板から垂直上方に延びて前記タンクカバーを構成する両側面を備え、これら両側面の後端と、前記居住区構造物とが、二つの主連結部材のみで連結されていることを特徴とする液化ガス運搬船。 - 前記居住区構造物の両側面から外方に向かって張出部が設けられており、
この張出部と、前記タンクカバーを構成する両側面の上端から斜め上方に延びて前記タンクカバーを構成する両斜面の後端とが、前記主連結部材とは別の連結部材を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船。 - 前記タンクカバーを構成する両側面の後端部が、前記船尾甲板と同一平面を形成する、前記主連結部材とは別の水平部材を介して前記船尾甲板の前端に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船。
- 前記居住区構造物の両側面から外方に向かって張出部が設けられており、
前記タンクカバーを構成する両側面の後端部が、前記船尾甲板と同一平面を形成する、前記主連結部材とは別の第1の水平部材を介して前記船尾甲板の前端に連結されているとともに、前記張出部の上面と同一平面を形成する、前記主連結部材とは別の第2の水平部材を介して前記張出部の前端に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船。 - 前記タンクカバーを構成する両側面の後端部が、前記船尾甲板と同一平面を形成する、前記主連結部材とは別の水平部材を介して前記船尾甲板の前端に連結されているとともに、前記タンクカバーを構成する両側面の上端から斜め上方に延びて前記タンクカバーを構成する両斜面の後端が、前記居住区構造物を構成する骨部材に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船。
- 前記タンクカバーを構成する両側面の上端から斜め上方に延びる斜面の後端部が、前記タンクカバーを構成する両側面の後端部よりも内方に位置しており、
前記タンクカバーを構成する両側面の後端部が、前記船尾甲板と同一平面を形成する、前記主連結部材とは別の水平部材を介して前記船尾甲板の前端に連結されているとともに、前記タンクカバーを構成する両側面の上端から斜め上方に延びる両斜面の後端部前端と、前記タンクカバーを構成する両側面の後端部上端とが、前記主連結部材とは別の連結部材を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船。
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