JP5370589B2 - 粘性物質希釈装置 - Google Patents
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Description
本発明は粘性をもつ粘性物質を希釈剤で希釈させる粘性物質希釈装置に関する。粘性物質希釈装置は例えば吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)における吸収器に適用できる。
特許文献1は、吸収式冷温水機の液散布装置において、伝熱管の上部に配置したトレイから、トレイに溜まった粘性をもつ吸収液を重力により伝熱管に向けて散布し、吸収液を伝熱管上に載せると共に、伝熱管上で吸収液を冷却させると共に吸収液と蒸気とを接触させて吸収液に蒸気を吸収させる技術を開示する。特許文献2は、吸収式冷凍機の吸収器において、伝熱面の塗布表面に滴下される液体をブレードまたはブラシにより均一拡散混合し、液体の有効伝熱面積を増加させる技術を開示する。
特許文献1は、吸収液を上方から冷却器の伝熱管に滴下している。吸収液は表面張力が高いため、高い粘性をもち、濡れ性が悪い。このため吸収液を冷却器の伝熱管の塗布表面に広範囲にわたった分散させることは困難である。このため吸収液と水蒸気との接触面積の増加には限界があり、吸収液の希釈化には限界がある。特許文献2においても、吸収液と水蒸気との接触面積の増加には限界があり、水蒸気による吸収液の希釈化には限界がある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、粘性物質を広げて広面積化させ、希釈剤で粘性物質を効率よく希釈させるのに有利な粘性物質希釈装置を提供するにある。
(1)本発明の様相1に係る粘性物質希釈装置は、(i)粘性物質が供給されると共に粘性物質を希釈させる希釈剤が供給される処理室をもつ基体と、(ii)基体の処理室に配設され、基体の処理室に供給された粘性物質が付着される塗布表面を有する表面要素と、(iii)基体の処理室に配設され、表面要素の塗布表面に沿って移動可能な可動部材と、可動部材に設けられ表面要素の塗布表面に付着させた粘性物質を可動部材の可動に伴い表面要素の塗布表面において機械的に広げて広面積化させる塗布部とを有する塗布要素とを具備する。
可動部材は、表面要素の塗布表面に粘性物質を付着させた状態で、表面要素の塗布表面に沿って移動する。可動部材の可動に伴い、塗布部が表面要素の塗布表面に沿って移動する。このため、表面要素の塗布表面に載せられた粘性物質は、表面要素の塗布表面において機械的に広げられて広面積化される。このため、粘性物質と希釈剤とが接触する接触面積が増加する。従って、粘性物質は効率よく希釈剤を吸収し、希釈される。
可動部材は、表面要素の塗布表面に粘性物質を付着させた状態で、表面要素の塗布表面に沿って移動する。可動部材の可動に伴い、塗布部が表面要素の塗布表面に沿って移動する。このため、表面要素の塗布表面に載せられた粘性物質は、表面要素の塗布表面において機械的に広げられて広面積化される。このため、粘性物質と希釈剤とが接触する接触面積が増加する。従って、粘性物質は効率よく希釈剤を吸収し、希釈される。
(2)本発明の様相2に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、処理室の底部に溜められた粘性物質を汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかける汲み上げ要素が、基体の処理室に配設されている。このように処理室の底部に溜められた粘性物質を汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかける汲み上げ要素が基体の処理室に配設されている。汲み上げ要素は、処理室の底部に溜まった粘性物質を汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかける。これにより粘性物質を表面要素の塗布表面において広げて広面積化させることができ、粘性物質を希釈剤により処理室において効率よく希釈できる。汲み上げ要素としては、塗布要素に連結されて塗布要素と一体的に連動するタイプでも良いし、塗布要素とは別の駆動源で駆動し且つ塗布要素に対して独立して駆動するタイプでも良い。
(3)本発明の様相3に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、汲み上げ要素は、処理室の底部に溜められた粘性物質に浸漬可能であり且つ処理室の底部に溜められた粘性物質から浮上可能な単数または複数の容器を備えており、処理室の底部に溜められた粘性物質を容器の浸漬および浮上により汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかける。処理室の底部に溜められた粘性物質は、容器の浸漬および浮上により容器に汲み上げられる。容器に汲み上げられ粘性物質は、表面要素の塗布表面に降りかけられる。
(4)本発明の様相4に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、容器は、容器に汲み上げた粘性物質を表面要素の塗布表面に向けて案内させることにより、塗布表面における粘性物質の付着性を高める案内部を有する。容器に汲み上げられた粘性物質は、案内部により、表面要素の塗布表面に向けて案内される。これにより塗布表面における粘性物質の付着性を高める。
(5)本発明の様相5に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、案内部および容器のうちの少なくとも一方は、塗布部を備えている。粘性物質は容器によって汲み上げられ、案内部を介して塗布部によって表面要素の塗布表面に塗布される。塗布部が案内部に備えられている場合には、案内部に離間して塗布部が備えられている場合に比較して、容器内の粘性物質が案内部から塗布部に効果的に移動することができる。故に、塗布部に移動できないまま滴下してしまう粘性物質の量が低減される利点が得られる。また、塗布部が容器に備えられている場合には、容器から吐出された直後の粘性性物質を、容器に設けた塗布部で表面要素の塗布表面に効率よく塗布させることができる。
(6)本発明の様相6に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、汲み上げ要素の容器は、塗布要素の塗布部と連動するように塗布要素の可動部材に保持されており、汲み上げ要素および塗布要素は共通の駆動源で駆動する。汲み上げ要素および塗布要素は共通の駆動源で駆動するため、駆動源の数が低減される。部品点数の削減および小型化に有利である。
(7)本発明の様相7に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、表面要素は冷却可能とされている。粘性物質を冷却させた方が希釈材で希釈させる希釈性が高まる場合に貢献である。
(8)本発明の様相8に係る粘性物質希釈装置によれば、上記様相において、基体は、吸収式冷凍機における吸収器の基体または蒸発器の基体である。
本発明によれば、可動部材が表面要素の塗布表面に沿って移動すると、粘性物質を表面要素の塗布表面において広げて広面積化させる。このように粘性物質は表面要素の塗布表面において機械的に広面積化されるため、粘性物質と希釈剤とが接触する面積が増加する。このため粘性物質は希釈剤により処理室において効率よく希釈される。
1は基体、10は底部、16は処理室、2は冷却器(表面要素)、20は冷却室、21は塗布表面、3は塗布要素、30は駆動軸、31は腕部(可動部材)、32は塗布部、33は駆動源、4は汲み上げ要素、40は容器、41は汲み上げ用の開口、43は案内部、5は冷媒供給部、53は冷却源、9は粘性物質、9Wは水を示す。
粘性物質とは、所定の粘性をもつ流動性をもつ物質をいう。このような粘性物質としては、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のように、ハロゲン元素とリチウムとの化合物が例示される。希釈剤とは、粘性物質を希釈させるものをいい、水蒸気、液相状の水、アルコール、有機溶媒が例示される。基体は、粘性物質および粘性物質を希釈させる希釈剤が供給される処理室をもつ構造であれば何でも良い。表面要素は、基体の処理室に配設されており、基体の処理室に供給された粘性物質が付着される塗布表面を有するものであれば何でも良い。可動部材は、基体の処理室に配設されており、表面要素の塗布表面に沿って移動可能なものであれば何でも良い。塗布要素は、可動部材に設けられており、表面要素の塗布表面に付着させた粘性物質を可動部材の可動に伴い表面要素の塗布表面において機械的に広げて広面積化させるものであれば何でも良い。好ましくは、可動部材を可動させる駆動源が設けられている。駆動源は電動モータまたは流体モータが例示できる。
好ましくは、汲み上げ要素の容器は、塗布要素の塗布部と連動するように塗布要素の可動部材に保持されている。この場合、汲み上げ要素および塗布要素は共通の駆動源で駆動するため、駆動源の数の削減、小型化を図り得る。更に、汲み上げ要素で表面要素の塗布表面に粘性物質を降りかけた後、塗布表面に存在する粘性物質を速やかに塗布要素で広く延ばし得る。好ましくは、汲み上げ要素は、処理室の底部に溜められた粘性物質に浸漬可能であり且つ処理室の底部に溜められた粘性物質から浮上可能な容器を備えている、この場合、処理室の底部に溜められた粘性物質を、容器の浸漬および浮上により汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかけることができる。容器は塗布要素の可動部材に保持されていることが好ましい。この場合、塗布要素の可動部材が可動すると、容器が可動部材と共に可動し、容器の浸漬および浮上により粘性物質を汲み上げて表面要素の塗布表面に降りかけることができる。好ましくは、容器は、容器に汲み上げた粘性物質を表面要素の塗布表面に向けて案内させることにより、塗布表面における粘性物質の付着性を高める案内部を有する。この場合、塗布表面における粘性物質の付着性を高め得るため、粘性物質を塗布要素により表面要素の塗布表面において効率よく広げることができる。容器の形状は特に限定されるものではない。
粘性物質を希釈剤で希釈させるとき、高温であるときは、粘性物質の希釈効率が低下する場合がある。この場合、好ましくは、表面要素は冷却可能とされている。これにより粘性物質の希釈効率の低下が抑制される。好ましくは、塗布要素の塗布部は、冷却要素の塗布表面に接触しつつ表面要素の塗布表面に沿って移動することにより、粘性物質を表面要素の塗布表面において広げて広面積化させる。粘性物質を表面要素の塗布表面において膜状に広げて広面積化させることができる。好ましくは、塗布要素は、冷却要素の塗布表面に対して非接触で表面要素の塗布表面に沿って移動することにより、粘性物質を表面要素の塗布表面において広げて広面積化させる。このように粘性物質は広い面積化されるため、希釈剤と接触する面積が増加する。塗布要素は冷却要素の塗布表面に非接触であるため、摩擦熱が低減され、摩擦に起因する塗布要素および表面要素の損傷や摩滅が抑制される。この場合、摩滅粉が粘性物質に混合することが抑制される。
(実施形態1)
図1〜図3は実施形態1の概念を示す。本実施形態に係る粘性物質希釈装置は、図1に示すように、基体1と、表面要素として機能する冷却器2と、塗布要素3とを有する。基体1は処理室16をもつ箱形状をなしており、粘性物質9を溜める底部10と、側部11と、天井部12と、粘性物質9を矢印K1方向に処理室16に向けて重力を利用して供給させる粘性物質供給部として機能する第1開口13と、粘性物質9を希釈させる希釈剤(例えば水蒸気、液相状の水、アルコール、溶剤等)を供給部15から処理室16に供給させる希釈剤供給口として機能する第2開口14とをもつ。従って希釈剤(例えば水蒸気、液相状の水、アルコール、溶剤等)が処理室16に供給される。
図1〜図3は実施形態1の概念を示す。本実施形態に係る粘性物質希釈装置は、図1に示すように、基体1と、表面要素として機能する冷却器2と、塗布要素3とを有する。基体1は処理室16をもつ箱形状をなしており、粘性物質9を溜める底部10と、側部11と、天井部12と、粘性物質9を矢印K1方向に処理室16に向けて重力を利用して供給させる粘性物質供給部として機能する第1開口13と、粘性物質9を希釈させる希釈剤(例えば水蒸気、液相状の水、アルコール、溶剤等)を供給部15から処理室16に供給させる希釈剤供給口として機能する第2開口14とをもつ。従って希釈剤(例えば水蒸気、液相状の水、アルコール、溶剤等)が処理室16に供給される。
本装置が使用される用途等に応じて、処理室16は大気雰囲気であっても良いし、減圧雰囲気であっても良いし、真空雰囲気であっても良い。冷却器2は、これの中央域に横方向に沿って延びる軸孔22をもつドラム形状をなしている。冷却器2は、塗布表面20に存在する粘性物質9を冷却させる冷却機能をもち、冷媒が供給される冷却室20をもつ。冷却器2は、処理室16において固定されており、複数並設されており、熱交換性能(冷却性能)が確保されている。冷却器2は、円形状の塗布表面21とリング状の外周面23とを有する。塗布表面21は、平坦状をなしており、上下方向および水平方向に沿って延設されている。冷却器2の下部2dは、基体1の処理室16の底部10に溜まっている流動性をもつ粘性物質9に浸漬されており、底部10に溜まっている粘性物質9と接触する。このため冷却器2の冷却室20に冷媒が供給されると、基体1の底部10に溜まっている粘性物質9を下部2dを介して冷却させる機能も期待できる。なお、粘性物質9を冷却した方が、粘性物質9を希釈剤で希釈される希釈性が高まる。
更に図1に示すように、冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9を強制的に膜状に広げるための塗布要素3が設けられている。塗布要素3は、自身の軸線の回りで回転可能な駆動軸30と、駆動軸30に連設され駆動軸30の径外方向(放射方向)に延びる可動部材として機能する複数の腕部31と、腕部31に設けられた塗布部32とを有する。塗布部32は、冷却器2の塗布表面21に沿ってこれの半径方向(放射方向)に延設されている。即ち、塗布部32は、これの内端32iから外端32pにかけて延設されている。図1から理解できるように、互いに対面しつつ隣設する冷却器2,2間の隙間29に塗布部32は配置されている。このため、塗布部32は、互いに隣設する2個の冷却器2のうち一方の冷却器2の塗布表面21を塗布するための第1塗布部32fと、他方の冷却器2の塗布表面21を塗布するための第2塗布部32sとを備えている。
駆動軸30は冷却器2の軸孔22に挿入されて配置されており、横方向に沿った軸線をもつ横軸型をなし、駆動源33に連結されている。駆動源33は、電動モータや流体モータで形成できる。塗布部32は粘性物質9を広く広げるための部材であり、例えばブラシ状、モップ形状、ブレード状にできる。駆動軸30は、基体1の外部に設けられたモータ等の駆動源33に連結されている。駆動源33が駆動すると、駆動軸30がこれの軸線回りで回転し、塗布部32は駆動軸30の回りで冷却器2の平坦な塗布表面21に沿って旋回移動する。このように塗布要素3の塗布部32は、冷却器2の塗布表面21に沿って移動する。これにより冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9を冷却器2の塗布表面21において機械的に広げて広面積化させることができる。このように粘性物質9は冷却器2の塗布表面21において広い面積化されるため、粘性物質9と希釈剤とを接触させる接触面積を増加させることができる。このように駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、塗布部32は処理室16の高さ方向(HA方向)において腕部31と共に冷却器2の塗布表面21に沿って移動する。この結果、塗布部32は、冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9を更に塗布表面21において強制的に広げて膜状に広面積化できる。この場合、塗布表面21は平坦状をなしているため、粘性物質9を塗布表面21において強制的に広げ易い利点が得られる。
汲み上げ要素4は、中空室に底部10に溜まった粘性物質9を汲み上げて冷却器2の塗布表面21に降りかける容器40をもつ。容器40は塗布要素3の腕部31(可動部材)に保持されており、ひしゃく状またはコップ状をなしており、汲み上げ用の開口41をもつ。容器40の形状に上記に限定されず、要するに、粘性物質9を溜め且つ吐出できる構造であれば良い。容器40は腕部31に取り付けられているため、駆動源33が駆動すると、駆動軸30が塗布部32および容器40と共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向(汲み上げ方向)に沿って旋回移動する。塗布部32の外端32pは、冷却器2の外周面23の外周に沿って旋回する。このように塗布要素3の塗布部32および汲み上げ要素4の容器40とは、駆動源33を共通駆動源としており、互いに連動する。このため部品点数の低減および小型化を図り得る。
容器40の開口41から吐出される粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に効率よく降りかけ得るように、図1では図略されているものの、容器40の開口41を冷却器2の塗布表面21に対して指向させていることが好ましい。容器40は腕部31のうち半径方向の外端部31eに設けられているため、容器40の旋回半径が大きくされている。この場合、冷却機能をもつ冷却器2の塗布表面21の全体に容器40内の粘性物質9を降りかけるのに有利であり、冷却器2の冷却機能を効果的に活用できる。但し、容器40は腕部31のうち半径方向の外端部31eではなく、中間部に設けることにしても良い。
本実施形態によれば、図1から理解できるように、複数の腕部31のうち旋回方向において第1腕部31f,第2腕部31s,第3腕部31t,第4腕部31hとすると、第1腕部31fには容器40が取り付けられ,第2腕部31sには塗布部32が取り付けられ,第3腕部31tには容器40が取り付けられ,第4腕部31hには塗布部32が取り付けられている。このように複数の腕部31において容器40および塗布部32がこれらの旋回方向において交互に設けられている。このため容器40で冷却器2の塗布表面21に降りかけた直後の粘性物質に対して、塗布部32により直ちに塗布して粘性物質9を広く機械的に広げることができる利点が得られる。従って塗布表面21に存在する粘性物質9を希釈剤で希釈させるのに貢献できる。
なお、図1から理解できるように、複数の腕部31のうち、容器40が設けられている腕部31には塗布部32が設けられていない。複数の腕部31のうち、塗布部32に設けられている腕部31には容器40が設けられていない。但し、これに限定されるものではなく、1本の腕部31に塗布部32および容器40の双方を取り付けても良い。
駆動軸30の外壁面と軸孔22の内壁面との間には、駆動軸30の回転を円滑にするため軸受が設けられていることが好ましい。駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40は、処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9に浸漬されて粘性物質9を汲み上げ、更に処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9の液面90から処理室16の空間に浮上する。このように駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40内の粘性物質9は冷却器2の塗布表面21にかけられる。駆動軸30が連続的に回転するため、容器40内の粘性物質9は冷却器2の塗布表面21に繰り返してかけられる。この結果、冷却器2の塗布表面21に付着させた粘性物質9を、重力により流下させつつも、塗布要素3の塗布部32により冷却器2の塗布表面21において広げて広面積化させることができる。
このような本実施形態によれば、粘性物質9の表面張力が大きく、粘性物質9が高い粘性を有するときであっても、粘性物質9は冷却器2の塗布表面21において広面積化されるため、処理室16において粘性物質9と希釈剤とが接触する接触面積が飛躍的に増加する。このように処理室16において粘性物質9と希釈剤とが接触する接触面積が増加するため、粘性物質9は処理室16において希釈剤により効率よく希釈されて低濃度化される。この場合、粘性物質9に界面活性剤を利用する頻度を低減でき、メンテナンス期間を長期にできる利点が得られる。
上記したように粘性物質9を希釈剤で希釈させるとき、粘性物質9に発熱が生じて希釈効率が低下するおそれがある。この点本実施形態によれば、冷却器2は、冷却器2を冷却させる冷却室20をもつ。冷却室20には冷媒供給部5から供給通路51を介して冷媒が供給されると共に、冷却室20の冷媒が排出通路52を介して冷媒供給部5から冷媒供給部5に戻される。冷媒供給部5に戻された冷媒は冷媒供給部5で冷却された後、冷媒供給部5から供給通路51を介して再び冷却室20に供給される。このようにして冷却器2が冷却され、粘性物質9の過熱を抑制させる。冷媒としては、冷却機能を有するものであれば、何でも良く、冷却水等の冷却液、冷却ガス、ミストが例示される。このため冷却器2は内部から冷媒で冷却されつつ、粘性物質9を冷却器2の塗布表面21において広面積化させる。このため粘性物質9を希釈剤で効率よく希釈させることができる。なお、処理室16とこれの次工程とを連通させる連通路18が処理室16の底部10に設けられている。連通路18にはポンプ19(搬送源)が設けられていることが好ましい。必要に応じてポンプ19が駆動して、処理室16の底部10に溜まった粘性物質9を次工程に連通路18を介して移送させる。
処理室16の雰囲気によっては、冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9にガス分子(例えば窒素分子、酸素分子等)が吸着するおそれがある。この場合、粘性物質9と希釈剤(水蒸気等)とが接触する面積が低減され、粘性物質9の希釈効率に影響を与えるおそれがある。この場合であっても、冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9に塗布部32が機械的に接触できる。従って、冷却器2の塗布表面21において粘性物質9の新生面が露出し易くなる。従って、粘性物質9と希釈剤(水蒸気等)とが接触する面積が良好に確保され、粘性物質9の希釈効率が確保される。
本実施形態によれば、冷却器2の塗布表面21は高さ方向(HA方向)に沿って延設されているため、塗布表面21に存在する粘性物質9を重力を利用して広く広げることも期待できる。この場合、粘性物質9は高い粘性を有していたとしても、希釈剤(水蒸気等)を多量に吸収して希釈剤で希釈されると、粘性物質9の粘性が大きく低下する。このため、冷却器2の塗布表面21において希釈された低粘性化した粘性物質9を重力を利用して塗布表面21に沿って速やかに流下させ得る。
図2に示すように、塗布部32の先端部32eは冷却器の塗布表面21に対して接触していても良い。この場合、塗布部32の先端部32eと冷却器2の塗布表面21との摩擦が発生するものの、冷却器2の塗布表面21に存在する粘性物質9を効率よく膜状に広げることができる。あるいは、図3に示すように、塗布部32の先端部32eは、冷却器2の塗布表面21に微小隙間34を介して接近しつつも冷却器2の塗布表面21に対して非接触状態であっても良い。この場合、塗布部32と冷却器2の塗布表面21との摩擦が回避されるため、摩擦に起因する冷却器2の塗布表面21および/または塗布部32の損傷が抑制される。更に上記した摩擦が軽減されるため、塗布要素3や容器40の旋回も円滑となり、駆動源33の駆動出力を低減でき、駆動源33の小型化に貢献できる。なお、本実施形態は粘性物質希釈装置に適用でき、例えば、吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態2)
図4は実施形態2を示す。本実施形態は前記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有するため、図1〜図3を準用できる。但し、図4に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させるための案内部43が設けられている。案内部43は容器40に設けられている。図4に示すように、案内部43は、容器40の汲み上げ用の開口41の垂直な法線XAに沿って容器40の底40xから遠ざかるように離間するにつれて、冷却器2の塗布表面21に近づくように容器40に対して傾斜することができる。この場合、容器40内の粘性物質9が容器40から離脱されるとき、粘性物質9は案内部43に沿って冷却器2の塗布表面21に向けて矢印W1方向に案内されることができる。この場合、容器40が冷却器2の塗布表面21から離間していたとしても、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に付着させ易い利点が得られる。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
図4は実施形態2を示す。本実施形態は前記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有するため、図1〜図3を準用できる。但し、図4に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させるための案内部43が設けられている。案内部43は容器40に設けられている。図4に示すように、案内部43は、容器40の汲み上げ用の開口41の垂直な法線XAに沿って容器40の底40xから遠ざかるように離間するにつれて、冷却器2の塗布表面21に近づくように容器40に対して傾斜することができる。この場合、容器40内の粘性物質9が容器40から離脱されるとき、粘性物質9は案内部43に沿って冷却器2の塗布表面21に向けて矢印W1方向に案内されることができる。この場合、容器40が冷却器2の塗布表面21から離間していたとしても、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に付着させ易い利点が得られる。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態3)
図5は実施形態2を示す。本実施形態は前記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。但し、図5に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させる案内部43a,43cが容器40に設けられている。案内部43a,43cは互いに反対方向に指向しており、互いに粘性物質9をそれぞれ反対方向(W1方向,W2方向)に案内させることができる。この場合、図5に示すように、この容器40は、隙間29を介して互いに対向しつつ隣設する二個の冷却器2の塗布表面21間の隙間29に配置することが好ましい。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
図5は実施形態2を示す。本実施形態は前記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。但し、図5に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させる案内部43a,43cが容器40に設けられている。案内部43a,43cは互いに反対方向に指向しており、互いに粘性物質9をそれぞれ反対方向(W1方向,W2方向)に案内させることができる。この場合、図5に示すように、この容器40は、隙間29を介して互いに対向しつつ隣設する二個の冷却器2の塗布表面21間の隙間29に配置することが好ましい。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態4)
図6は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図6に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させる案内部43が容器40に設けられている。案内部43は、容器40の底40xおよび開口41に対面する衝突壁43hと、冷却器2の塗布表面21に沿って延びる連設壁43kと、連設壁43mと、冷却器2の塗布表面21に接近しつつ対向する案内開口43rとを有する。図6に示すように、容器40が旋回軌跡の上死点に接近または位置するとき、衝突壁43hは、容器40の開口41から吐出される粘性物質9を衝突させつつ、冷却器2の塗布表面21に向けて矢印W4方向に案内させる。図6に示すように、容器40がこれの旋回軌跡の上死点に位置するとき、容器40の連設壁43mは下方を閉鎖する底壁となり、容器40から吐出される粘性物質9が重力により垂下することを抑制する。容器40がこれの旋回軌跡の下死点に位置して処理室16の底部10に溜められている粘性物質9に浸漬されているとき、連設壁43kの寸法KAは、容器40の案内開口43rを形成する。容器40が処理室16の底部10に溜められている粘性物質9に浸漬されるとき、案内開口43rは、処理室16の底部10に溜められている粘性物質9を容器40内に流入させる機能を果たす。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
図6は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。図6に示すように、汲み上げ要素4を構成する容器40内の粘性物質9が冷却器2の塗布表面21に降りかけられるとき、容器40内の粘性物質9を冷却器2の塗布表面21に向けて案内させる案内部43が容器40に設けられている。案内部43は、容器40の底40xおよび開口41に対面する衝突壁43hと、冷却器2の塗布表面21に沿って延びる連設壁43kと、連設壁43mと、冷却器2の塗布表面21に接近しつつ対向する案内開口43rとを有する。図6に示すように、容器40が旋回軌跡の上死点に接近または位置するとき、衝突壁43hは、容器40の開口41から吐出される粘性物質9を衝突させつつ、冷却器2の塗布表面21に向けて矢印W4方向に案内させる。図6に示すように、容器40がこれの旋回軌跡の上死点に位置するとき、容器40の連設壁43mは下方を閉鎖する底壁となり、容器40から吐出される粘性物質9が重力により垂下することを抑制する。容器40がこれの旋回軌跡の下死点に位置して処理室16の底部10に溜められている粘性物質9に浸漬されているとき、連設壁43kの寸法KAは、容器40の案内開口43rを形成する。容器40が処理室16の底部10に溜められている粘性物質9に浸漬されるとき、案内開口43rは、処理室16の底部10に溜められている粘性物質9を容器40内に流入させる機能を果たす。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態5)
図7は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。但し、流動性をもつ粘性物質9を処理室16に供給部15から供給させる粘性物質供給部13Bは底部10付近に設けられている。冷却器2は、冷却能を発揮させる冷却源53に伝熱部材54を介して伝熱的に接続されている。伝熱部材54は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の熱伝導性が良い材料で形成されている。本実施形態においても、駆動源33が駆動すると、駆動軸30が腕部31および容器40と共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向(図7参照)に沿って回転する。駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40は、処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9に浸漬されて液状の粘性物質9を汲み上げ、更に処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9の液面90から処理室16の空間に浮上する。このように駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40内の粘性物質9は冷却器2の塗布表面21にかけられる。この結果、冷却器2の塗布表面21に付着させた粘性物質9を、重力により流下させつつも、塗布要素3の塗布部32により冷却器2の塗布表面21において広げて広面積化させることができる。粘性物質9が高い粘性を有するときであっても、粘性物質9は冷却器2の塗布表面21において広面積化されるため、処理室16において粘性物質9と希釈剤とが接触する接触面積が飛躍的に増加する。このため粘性物質9は処理室16において希釈剤により効率よく希釈されて低濃度化される。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
図7は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。但し、流動性をもつ粘性物質9を処理室16に供給部15から供給させる粘性物質供給部13Bは底部10付近に設けられている。冷却器2は、冷却能を発揮させる冷却源53に伝熱部材54を介して伝熱的に接続されている。伝熱部材54は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の熱伝導性が良い材料で形成されている。本実施形態においても、駆動源33が駆動すると、駆動軸30が腕部31および容器40と共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向(図7参照)に沿って回転する。駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40は、処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9に浸漬されて液状の粘性物質9を汲み上げ、更に処理室16の底部10に溜まっている粘性物質9の液面90から処理室16の空間に浮上する。このように駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、容器40内の粘性物質9は冷却器2の塗布表面21にかけられる。この結果、冷却器2の塗布表面21に付着させた粘性物質9を、重力により流下させつつも、塗布要素3の塗布部32により冷却器2の塗布表面21において広げて広面積化させることができる。粘性物質9が高い粘性を有するときであっても、粘性物質9は冷却器2の塗布表面21において広面積化されるため、処理室16において粘性物質9と希釈剤とが接触する接触面積が飛躍的に増加する。このため粘性物質9は処理室16において希釈剤により効率よく希釈されて低濃度化される。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態6)
図8は実施形態6を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。本実施形態によれば、図8に示すように、塗布部32は、塗布特性を改善させるように複数種類の塗布材料で構成されており、ブラシまたはモップ状をなす比較的軟質の塗布部32xと、掻き取り性が高い硬質のブレード状をなす塗布部32yとを有する。塗布部32xは塗布部32yよりも軟質である。塗布部32x,32yは、互いに異なる材料で形成されており、互いに異なる塗布特性または掻き取り特性を有するため、塗布表面21に存在する粘性物質9を膜状に広げるのに有利である。塗布部32x,32yの旋回方向(矢印A1方向)において、塗布部32x,32yは互いに交互に配置されている。この場合、塗布表面21における塗布ムラの低減に貢献できる。
図8は実施形態6を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。本実施形態によれば、図8に示すように、塗布部32は、塗布特性を改善させるように複数種類の塗布材料で構成されており、ブラシまたはモップ状をなす比較的軟質の塗布部32xと、掻き取り性が高い硬質のブレード状をなす塗布部32yとを有する。塗布部32xは塗布部32yよりも軟質である。塗布部32x,32yは、互いに異なる材料で形成されており、互いに異なる塗布特性または掻き取り特性を有するため、塗布表面21に存在する粘性物質9を膜状に広げるのに有利である。塗布部32x,32yの旋回方向(矢印A1方向)において、塗布部32x,32yは互いに交互に配置されている。この場合、塗布表面21における塗布ムラの低減に貢献できる。
粘性物質9は、冷却器2および塗布要素3の上方から冷却器2および塗布要素3に向けて滴下されて処理室16に供給される。腕部31には、汲み上げ用の容器40は設けられていない。本実施形態においても、駆動源33が駆動すると、駆動軸30が腕部31と共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向(図8参照)に沿って回転する。駆動軸30がこれの軸線回りで回転すると、冷却器2の塗布表面21に載せられている粘性物質9を、塗布要素3の塗布部32により冷却器2の塗布表面21において広げて広面積化させることができる。このため、処理室16において粘性物質9と希釈剤とが接触する接触面積が飛躍的に増加する。このため粘性物質9は処理室16において希釈剤により効率よく希釈されて低濃度化される。図8では、冷却器2が単数とされているが、これに限らず、複数個並設させることにしても良い。なお、本実施形態は例えば吸収式ヒートポンプ装置の吸収器に適用できる。この場合、粘性物質9は臭化リチウムまたはヨウ化リチウム等となる。希釈剤は水蒸気となる。
(実施形態7)
図9は、吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)に適用した実施形態6を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。本実施形態に係る吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)は、凝縮器、蒸発器、吸収器および再生器を有する。吸収器は、図1〜図7に示す構造をもつ。図9は、液相状の水を蒸発させる蒸気器を示す。この蒸発器は、図1〜図3に示す構造と基本的には同様な構造をもつ。識別性を高めるため、各構成要素にはBの符号を付する。図9に示すように、処理室16Bの底部10Bには、液相状の水9Wが溜められている。本装置が使用される用途等に応じて、処理室16Bは減圧雰囲気であっても良いし、真空雰囲気であっても良いし、大気雰囲気であっても良い。水9Wの蒸発を促進させるためには、処理室16Bは減圧雰囲気または真空雰囲気であることが好ましい。
図9は、吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)に適用した実施形態6を示す。本実施形態は各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。本実施形態に係る吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)は、凝縮器、蒸発器、吸収器および再生器を有する。吸収器は、図1〜図7に示す構造をもつ。図9は、液相状の水を蒸発させる蒸気器を示す。この蒸発器は、図1〜図3に示す構造と基本的には同様な構造をもつ。識別性を高めるため、各構成要素にはBの符号を付する。図9に示すように、処理室16Bの底部10Bには、液相状の水9Wが溜められている。本装置が使用される用途等に応じて、処理室16Bは減圧雰囲気であっても良いし、真空雰囲気であっても良いし、大気雰囲気であっても良い。水9Wの蒸発を促進させるためには、処理室16Bは減圧雰囲気または真空雰囲気であることが好ましい。
図9に示すように、蒸発器は、基体1Bと、表面要素として機能する冷却器2Bと、汲み上げ要素4Bとを有する。基体1Bは処理室16Bをもつ箱形状をなしており、所定の粘性を有する粘性物質としても機能できる液相状の水9Wを溜める底部10Bと、水9Wを処理室16Bに供給させる粘性物質供給部として機能するように天井部12Bに形成された第1開口13Bと、次工程を行う吸収器に連通する第2開口14Bとをもつ。冷却器2Bは、中央域に横方向に沿って延びる軸孔22Bをもつドラム形状をなしている。冷却器2Bの内部には、冷媒が供給される冷却室20Bが形成されている。冷却器2Bは、処理室16Bにおいて複数並設されており、熱交換性能(冷却性能)が確保されている。冷却器2Bの下部2dは、基体1Bの底部10Bに溜められた液相状の水9Wに浸漬されており、水9Wと接触する。このため、冷却器2Bに冷媒が供給されると、基体1Bの底部10Bに溜まっている水9Wを冷却させる機能も期待できる。
更に、冷却器2Bの塗布表面21Bに存在する水を強制的に広げるための塗布要素3Bが設けられている。塗布要素3Bは、自身の軸線の回りで回転可能な駆動軸30Bと、駆動軸30Bに連設され駆動軸30Bの径外方向(放射方向)に延びる可動部材として機能する複数の腕部31Bと、腕部31Bに設けられた塗布部32Bとを有する。駆動軸30Bは冷却器2Bの軸孔22Bに挿入されて配置されており、横方向に沿った軸線をもつ横軸型をなし、モータ等の駆動源33Bに連結されている。塗布部32Bは例えばブラシ状、モップ状、ブレード状にできる。駆動軸30Bは、基体1Bの外部に設けられた電動モータ等の駆動源33Bに連結されている。駆動源33Bが駆動すると、駆動軸30Bがこれの軸線回りで回転し、塗布部32Bは駆動軸30Bの回りで冷却器2Bの塗布表面21Bに沿って旋回移動する。これにより冷却器2Bの塗布表面21Bに存在する液相水を冷却器2Bの塗布表面21Bにおいて広げて広面積化させることができる。このように液相水は冷却器2Bの塗布表面21Bにおいて広い面積化されるため、液相状の水9Wを蒸発化させるための蒸発面積を増加させることができる。この結果、塗布部32Bは、冷却器2Bの塗布表面21Bに存在する液相状の水9Wを更に強制的に広げて膜状に広面積化できる。
図9に示すように、汲み上げ要素4Bは、処理室16Bの底部10Bに溜まった液相状の水9Wを汲み上げて冷却器2Bの塗布表面21Bに降りかける容器40Bをもつ。容器40Bは塗布要素3Bの腕部31Bの先端に保持されており、ひしゃく状またはコップ状をなしており、汲み上げ用の開口41Bをもつ。駆動源33Bが駆動すると、駆動軸30Bが腕部31Bおよび容器40Bと共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向に沿って回転する。駆動軸30Bの外壁面と軸孔22Bの内壁面との間には、駆動軸30Bの回転を円滑にするため軸受が設けられていることが好ましい。駆動軸30Bがこれの軸線回りで回転すると、容器40Bは、処理室16Bの底部10Bに溜まっている水9Wに浸漬されて水9Wを汲み上げ、更に、処理室16Bの底部10Bに溜まっている液相水の液面90から処理室16Bの空間に浮上する。このように駆動軸30Bが回転すると、容器40B内の液相状の水9Wは、冷却器2Bの塗布表面21Bにかけられる。この結果、冷却器2Bの塗布表面21Bに付着させた水9Wを、重力により流下させつつも、塗布要素3Bの塗布部32Bにより冷却器2Bの塗布表面21Bにおいて広げて広面積化させることができる。このように水9Wが冷却器2Bの塗布表面21Bにおいて広面積化されるため、処理室16Bにおいて液相水9Wが蒸発する蒸発面積が飛躍的に増加する。このため水9Wは処理室16Bにおいて効率よく蒸発することができる。
本実施形態によれば、各冷却器2Bはこれを冷却させる冷却室20Bをもつ。冷却室20Bには冷媒供給部5Bから供給通路51Bを介して冷媒が供給されると共に、冷却室20Bの冷媒が排出通路52Bを介して冷媒供給部5Bから冷媒供給部5Bに戻される。冷媒供給部5Bに戻された冷媒は冷媒供給部5Bで冷却された後、冷媒供給部5Bから供給通路51Bを介して冷媒が冷却室20Bに供給される。このようにして冷却器2Bが冷却され、冷却器2Bの塗布表面21Bに存在する水9Wを低温化できる。冷媒としては、冷却機能を有するものであれば、何でも良く、冷却水等の冷却液、冷却ガス、ミストが例示される。なお、処理室16Bと次工程の吸収器とを連通させる連通路18Bが処理室16Bの底部10Bに設けられている。連通路18Bにはポンプ19B(搬送源)が設けられていることが好ましい。必要に応じてポンプ19Bが駆動して、処理室16内の水蒸気を連通路18Bを介して吸収器に移送させる。ポンプ19Bを廃止し、圧力差で処理室16内の水蒸気を連通路18Bを介して吸収器に移送させることにしても良い。
本実施形態に係る蒸発器においても、塗布部32Bは冷却器2Bの塗布表面21Bに対して接触していても良い。この場合、塗布部32Bと冷却器2Bの塗布表面21Bとの摩擦が発生するものの、冷却器2Bの塗布表面21Bに存在する粘性物質である水9Wを効率よく膜状に広げることができる。あるいは、塗布部32Bは、冷却器2Bの塗布表面21Bに微小隙間を介して接近しつつも冷却器2Bの塗布表面21Bに対して非接触状態であっても良い。この場合、塗布部32Bと冷却器2Bの塗布表面21Bの摩擦が回避されるため、摩擦に起因する冷却器2Bの塗布表面21Bおよび/または塗布部32Bの損傷が抑制される。更に摩擦が軽減されるため、塗布要素3Bや容器40Bの旋回も円滑となり、駆動源33Bの駆動出力を低減できる。
(実施形態8)
図10は吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)に適用した実施形態8を示す。本実施形態に係る吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)は、凝縮器、蒸発器、吸収器および再生器を有する。吸収器は図1〜図7に示す構造をもつ。図10は蒸発器を示す。図10から理解できるように、粘性物質としての液相状の水9Wは、冷却器2Bおよび塗布要素3Bの上方から、基体1Bの天井部12Bに形成されている第1開口13B(粘性物質供給口)から冷却器2Bおよび塗布要素3Bに向けて重力により滴下される。腕部31Bには、汲み上げ用の容器は設けられていない。本実施形態においても、駆動源33B(例えばモータまたはエンジン)が駆動すると、駆動軸30Bが腕部31Bと共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向に沿って回転する。駆動軸30Bがこれの軸線回りで回転すると、冷却器2Bの塗布表面21Bに載せられている水9Wを重力により流下させつつも、塗布要素3Bの塗布部32Bにより冷却器2Bの平坦な塗布表面21Bにおいて広げて広面積化させることができる。このため、処理室16Bにおいて液相状の水9Wが蒸発する蒸発面積が飛躍的に増加する。従って液相状の水9Wは処理室16において効率よく蒸発される。図10に示すように、塗布部32Bは、複数種類で形成されており、ブラシ状の塗布部32xとブレード状の塗布部32yとで形成されている。塗布性が改善され、塗布ムラが抑えられる。
図10は吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)に適用した実施形態8を示す。本実施形態に係る吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)は、凝縮器、蒸発器、吸収器および再生器を有する。吸収器は図1〜図7に示す構造をもつ。図10は蒸発器を示す。図10から理解できるように、粘性物質としての液相状の水9Wは、冷却器2Bおよび塗布要素3Bの上方から、基体1Bの天井部12Bに形成されている第1開口13B(粘性物質供給口)から冷却器2Bおよび塗布要素3Bに向けて重力により滴下される。腕部31Bには、汲み上げ用の容器は設けられていない。本実施形態においても、駆動源33B(例えばモータまたはエンジン)が駆動すると、駆動軸30Bが腕部31Bと共に高さ方向(HA方向)において矢印A1方向に沿って回転する。駆動軸30Bがこれの軸線回りで回転すると、冷却器2Bの塗布表面21Bに載せられている水9Wを重力により流下させつつも、塗布要素3Bの塗布部32Bにより冷却器2Bの平坦な塗布表面21Bにおいて広げて広面積化させることができる。このため、処理室16Bにおいて液相状の水9Wが蒸発する蒸発面積が飛躍的に増加する。従って液相状の水9Wは処理室16において効率よく蒸発される。図10に示すように、塗布部32Bは、複数種類で形成されており、ブラシ状の塗布部32xとブレード状の塗布部32yとで形成されている。塗布性が改善され、塗布ムラが抑えられる。
(実施形態9)
図11は実施形態9を示す。本実施形態は図4に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、説明は省略される。但し、図11に示すように案内部43に取付具43yを介して塗布部32Xが取り付けられている。塗布部32Xの先端部32Xeは、冷却器2の塗布表面21に接触しているが、塗布表面21に微小隙間を介して接近していても良い。粘性物質9は容器40によって汲み上げられ、案内部43および塗布部32Xを介して冷却器2の塗布表面21に塗布される。図11に示すように案内部43には塗布部32Xが設けられているため、容器40から吐出された粘性物質は、案内部43に沿って矢印W1方向に塗布部32Xに案内される。即ち、容器40内の粘性物質は、案内部43を介して塗布部32Xに確実に移動できる。このため、容器40内の粘性物質9が塗布部32Xに移動できず滴下してしまう不具合が抑制される。換言すると、案内部43に対して離間して塗布部が設けられている場合に比較して、容器40内の粘性物質9を案内部43から塗布部32Xに効果的に移動させ、冷却器2の塗布表面21に塗布させることができる。塗布部32Xはブラシ状、モップ状、ブレード状でも良く、軟質でも、硬質でも良い。
図11は実施形態9を示す。本実施形態は図4に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、説明は省略される。但し、図11に示すように案内部43に取付具43yを介して塗布部32Xが取り付けられている。塗布部32Xの先端部32Xeは、冷却器2の塗布表面21に接触しているが、塗布表面21に微小隙間を介して接近していても良い。粘性物質9は容器40によって汲み上げられ、案内部43および塗布部32Xを介して冷却器2の塗布表面21に塗布される。図11に示すように案内部43には塗布部32Xが設けられているため、容器40から吐出された粘性物質は、案内部43に沿って矢印W1方向に塗布部32Xに案内される。即ち、容器40内の粘性物質は、案内部43を介して塗布部32Xに確実に移動できる。このため、容器40内の粘性物質9が塗布部32Xに移動できず滴下してしまう不具合が抑制される。換言すると、案内部43に対して離間して塗布部が設けられている場合に比較して、容器40内の粘性物質9を案内部43から塗布部32Xに効果的に移動させ、冷却器2の塗布表面21に塗布させることができる。塗布部32Xはブラシ状、モップ状、ブレード状でも良く、軟質でも、硬質でも良い。
(実施形態10)
図12は実施形態10を示す。本実施形態は図6に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、説明は省略される。図12に示すように、矢印A1方向に旋回する容器40には塗布部32Yが設けられている。具体的には、容器40のうち冷却器2の塗布表面21に対向する側において塗布部32Yが設けられている。この場合、容器40から吐出された粘性物質9は、案内部43から矢印W4方向に移動して冷却器2の塗布表面21に付着される。このとき、容器40から吐出された直後の粘性物質9は、容器70に設けた塗布部32Yによって塗布表面21に効率よく塗布させることができる利点が得られる。塗布部32Yはブラシ状、モップ状、ブレード状でも良く、軟質でも、硬質でも良い。
図12は実施形態10を示す。本実施形態は図6に示す実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、説明は省略される。図12に示すように、矢印A1方向に旋回する容器40には塗布部32Yが設けられている。具体的には、容器40のうち冷却器2の塗布表面21に対向する側において塗布部32Yが設けられている。この場合、容器40から吐出された粘性物質9は、案内部43から矢印W4方向に移動して冷却器2の塗布表面21に付着される。このとき、容器40から吐出された直後の粘性物質9は、容器70に設けた塗布部32Yによって塗布表面21に効率よく塗布させることができる利点が得られる。塗布部32Yはブラシ状、モップ状、ブレード状でも良く、軟質でも、硬質でも良い。
(適用形態)
図13は適用形態を示す。本適用形態は前記した各実施形態を基本的には適用できる。図13は吸収式ヒートポンプ装置の概念を示す。従って粘性物質は吸収液とされている。吸収液としては、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のように、ハロゲン元素とリチウムとの化合物が挙げられる。希釈剤は気相状の水つまり水蒸気とされている。吸収液は希釈剤で希釈される前では高い粘性をもち、流動性に乏しいため、上記した塗布要素3で強制的に膜状に塗布させることは、広面積化において有効である。
図13は適用形態を示す。本適用形態は前記した各実施形態を基本的には適用できる。図13は吸収式ヒートポンプ装置の概念を示す。従って粘性物質は吸収液とされている。吸収液としては、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のように、ハロゲン元素とリチウムとの化合物が挙げられる。希釈剤は気相状の水つまり水蒸気とされている。吸収液は希釈剤で希釈される前では高い粘性をもち、流動性に乏しいため、上記した塗布要素3で強制的に膜状に塗布させることは、広面積化において有効である。
吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)100は、再生器132から供給された水蒸気(気相状の希釈剤)を凝縮させて液相状の凝縮水(液相状の希釈剤)を生成させる凝縮室101を有する凝縮器102と、液相状の凝縮水(液相状の希釈剤)を蒸発させて水蒸気(気相状の希釈剤)を生成させるように高真空状態に維持されている蒸発室111をもつ蒸発器112と、吸収液(高粘性をもつ粘性物質)に水蒸気(希釈剤)を吸収させることにより希釈吸収液(希釈粘性物質)を形成する処理室120を有する吸収器110と、吸収器120から供給された希釈吸収液(希釈粘性物質)から水蒸気(希釈剤)および吸収液(高粘性をもつ粘性物質)を分離させる再生室131を有する再生器132とを有する。更に、再生器132の再生室131と吸収器1の処理室120とを繋ぐ吸収液供給路142が設けられている。吸収液供給路142は、吸収液(粘性物質)を再生器132から吸収器1の処理室120に供給させる。蒸発器112の蒸発室111と吸収器110の処理室120とを繋ぐ水蒸気供給路140が設けられている。水蒸気供給路140は、蒸発器112から水蒸気(希釈剤)を吸収器110に供給させる。
図13に示すように、凝縮器102は冷媒を流す冷却パイプ103を有する。凝縮器102では、再生器132から流路151を介して供給された水蒸気を、冷却パイプ103で冷却させて凝縮させて液相水を形成すると共に、凝縮潜熱を得る。凝縮器102で形成された凝縮水である液相水は、流路152を介して蒸発器112に移動する。蒸発器112では、流路152の孔から液相水が蒸発室111に滴下する。滴下された液相水は、高真空状態の蒸発室111において水蒸気(気相状の希釈剤)となる。このように蒸発器112では、凝縮器101で形成された凝縮水である液相水を蒸発させて水蒸気(希釈剤)を形成させると共に、蒸発潜熱(吸熱作用)を得る。蒸発潜熱は、空調器190の冷房作用として利用される。蒸発器112で蒸発された水蒸気(希釈剤)は、水蒸気供給路140を介して水蒸気供給口22xから吸収器110の処理室120に供給される。
吸収器110では、粘性物質としての高濃度の吸収液が、吸収液供給路142から重力により滴下する。滴下された高濃度の吸収液は、処理室120において水蒸気(希釈剤)を吸収する。この結果、吸収器110の処理室120において高濃度の吸収液が希釈化され、希釈吸収液9cとなる。吸収器1の処理室120において形成された希釈吸収液9cは、流路146のポンプ180(搬送源)を介して再生器132の再生室131に移動する。再生室131に移動した希釈吸収液9cは、燃焼バーナや電気ヒータ等の加熱部160により加熱され、水蒸気を形成させる。形成された水蒸気は、流路151から凝縮器102に供給される。これにより希釈吸収液9cは再生室131において濃縮されて高濃度の吸収液となる。再生された高い濃度の吸収液(粘性物質)は、再生室131から吸収液供給路142を介して再び吸収器110に帰還される。
ここで、粘性物質としての吸収液は前述したように臭化リチウムまたはヨウ化リチウムが例示される。このように吸収式ヒートポンプ装置では、凝縮器102で凝縮熱が得られて加熱作用が得られる。また、蒸発器112では、蒸発潜熱により吸熱作用が得られて冷却作用が得られる。本実施形態によれば、吸収式ヒートポンプ装置(吸収式冷凍機)の吸収器110は、上記した図1〜図12に示す装置で形成することができる。蒸発器112についても、上記した図1〜図12に示す装置で形成することができる。
(その他)本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。図1に示す実施形態1によれば、複数の腕部31において容器40および塗布部32が交互に設けられているが、これに限らず、各腕部31に容器40および塗布部32の双方を設けることにしても良い。冷却器2は円筒ドラム形状とされているが、これに限定されるものではなく、扇形のドラム形状でも良い。表面要素は、冷却室20をもつ冷却器2で形成されているが、これに限らず、粘性物質を延ばし得る広い面積をもつプレート状としても良い。表面要素は冷却機能を有していなくても良い。なお本明細書の記載から次の技術的思想も把握できる。
[付記項1]液相水を蒸発させる処理室をもつ基体と、前記基体の前記処理室に配設され、前記基体の前記処理室に供給された液相水が付着される塗布表面を有する表面要素と、前記基体の前記処理室に配設され、前記表面要素の前記塗布表面に沿って移動可能な可動部材と、前記可動部材に設けられ前記表面要素の前記塗布表面に付着させた前記液相水を前記可動部材の可動に伴い前記表面要素の前記塗布表面において機械的に広げて広面積化させて蒸発を促進させる塗布部とを有する塗布要素とを具備する蒸発器。この場合、液相水を可動部材の可動に伴い、表面要素の塗布表面において機械的に広げて広面積化させて蒸発を促進させることができる。蒸発の促進のため、処理室は、減圧状態または真空状態であることが好ましい。
[付記項2]付記項1において、前記処理室の底部に溜められた前記液相水を汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける汲み上げ要素が、前記基体の前記処理室に配設されている蒸発器。
[付記項3]付記項1または2において、前記汲み上げ要素は、前記処理室の底部に溜められた前記液相水に浸漬可能であり且つ前記処理室の前記底部に溜められた前記液相水から浮上可能な単数または複数の容器を備えており、前記処理室の底部に溜められた前記液相水を前記容器の浸漬および浮上により、汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける蒸発器。
[付記項4]付記項3において、前記容器は前記可動部材に保持されている蒸発器。
[付記項5]付記項1〜4のうちの一項において、前記表面要素は冷却可能とされている蒸発器。
[付記項1]液相水を蒸発させる処理室をもつ基体と、前記基体の前記処理室に配設され、前記基体の前記処理室に供給された液相水が付着される塗布表面を有する表面要素と、前記基体の前記処理室に配設され、前記表面要素の前記塗布表面に沿って移動可能な可動部材と、前記可動部材に設けられ前記表面要素の前記塗布表面に付着させた前記液相水を前記可動部材の可動に伴い前記表面要素の前記塗布表面において機械的に広げて広面積化させて蒸発を促進させる塗布部とを有する塗布要素とを具備する蒸発器。この場合、液相水を可動部材の可動に伴い、表面要素の塗布表面において機械的に広げて広面積化させて蒸発を促進させることができる。蒸発の促進のため、処理室は、減圧状態または真空状態であることが好ましい。
[付記項2]付記項1において、前記処理室の底部に溜められた前記液相水を汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける汲み上げ要素が、前記基体の前記処理室に配設されている蒸発器。
[付記項3]付記項1または2において、前記汲み上げ要素は、前記処理室の底部に溜められた前記液相水に浸漬可能であり且つ前記処理室の前記底部に溜められた前記液相水から浮上可能な単数または複数の容器を備えており、前記処理室の底部に溜められた前記液相水を前記容器の浸漬および浮上により、汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける蒸発器。
[付記項4]付記項3において、前記容器は前記可動部材に保持されている蒸発器。
[付記項5]付記項1〜4のうちの一項において、前記表面要素は冷却可能とされている蒸発器。
Claims (7)
- (i)粘性物質が供給されると共に前記粘性物質を希釈させる希釈剤が供給される処理室をもつ基体と、
(ii)前記基体の前記処理室に配設され、前記基体の前記処理室に供給された前記粘性物質が付着される塗布表面を有する表面要素と、
(iii)前記基体の前記処理室に配設され、前記表面要素の前記塗布表面に沿って移動可能な可動部材と、前記可動部材に設けられ前記表面要素の前記塗布表面に付着させた前記粘性物質を前記可動部材の可動に伴い前記表面要素の前記塗布表面において機械的に広げて広面積化させる塗布部とを有する塗布要素と、
(iv)前記基体の前記処理室に配設され、前記処理室の底部に溜められた前記粘性物質を汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける汲み上げ要素とを具備する粘性物質希釈装置。 - 請求項1において、前記汲み上げ要素は、前記処理室の底部に溜められた前記粘性物質に浸漬可能であり且つ前記処理室の前記底部に溜められた前記粘性物質から浮上可能な単数または複数の容器を備えており、前記処理室の前記底部に溜められた前記粘性物質を前記容器の浸漬および浮上により汲み上げて前記表面要素の前記塗布表面に降りかける粘性物質希釈装置。
- 請求項3において、前記容器は、前記容器に汲み上げた前記粘性物質を前記表面要素の前記塗布表面に向けて案内させることにより、前記塗布表面における前記粘性物質の付着性を高める案内部を有する粘性物質希釈装置。
- 請求項4において、前記案内部および前記容器のうちの少なくとも一方は、前記塗布部を備えている粘性物質希釈装置。
- 請求項3〜5のうちのいずれか一項において、前記汲み上げ要素の前記容器は、前記塗布要素の前記塗布部と連動するように前記塗布要素の前記可動部材に保持されており、前記汲み上げ要素および前記塗布要素は共通の駆動源で駆動する粘性物質希釈装置。
- 請求項1、3〜6のうちのいずれか一項において、前記表面要素は冷却可能とされている粘性物質希釈装置。
- 請求項1、3〜7のうちのいずれか一項において、前記基体は、吸収式ヒートポンプ装置における吸収器の基体または蒸発器の基体である粘性物質希釈装置。
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