JP5370215B2 - ティルティングパッドジャーナル軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、ティルティングパッドジャーナル軸受に関するものである。
従来から、回転軸を回転自在に支持するティルティングパッドを用いたティルティングパッドジャーナル軸受(以下、単に「ジャーナル軸受」と記載する)が使用されている(例えば、特許文献1参照)。ティルティングパッドは回転軸の外周面の周方向に複数設けられ、上記外周面に沿うように湾曲している部材である。また、ティルティングパッドは揺動して回転軸の外周面に沿うことから、上記ジャーナル軸受ではその自励振動を防止することができる。さらに、ティルティングパッドが揺動して上記外周面に沿うことで、ティルティングパッドが局所的に上記外周面と摺動することによる発熱や焼き付き等の不具合を防止することができる。
特開2009−168205号公報
しかしながら、上述した従来技術には、以下のような課題が存在する。
複数のティルティングパッドの上記延在方向での両側には、一対のプレートがそれぞれ設けられている。このプレートは、ティルティングパッドがジャーナル軸受から抜け落ちることを防ぐための部材であり、通常はプレートとティルティングパッドとの間に所定の隙間が形成されている。しかし、振動等によりティルティングパッドが移動してプレートに当接するとティルティングパッドの自由な揺動が妨げられ、自励振動が生じたり、ティルティングパッドと回転軸との間で発熱や焼き付き等の不具合が発生したりする虞があった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、ティルティングパッドがプレートに当接することを防ぎ、自励振動や、発熱、焼き付き等の不具合の発生を防止できるティルティングパッドジャーナル軸受を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、回転軸の外周面の周方向に複数設けられ且つ回転軸を回転自在に支持するティルティングパッドと、該複数のティルティングパッドに対し回転軸の軸方向の両側に隙間をあけてそれぞれ配置される一対のプレートと、を備えるティルティングパッドジャーナル軸受において、上記隙間は回転軸の回転方向における上流側よりも下流側が狭く設定されている、という構成を採用する。
ティルティングパッドを有するジャーナル軸受では、回転軸の周囲や一対のプレートの間に潤滑油が充填されており、上記隙間内にも潤滑油が充填されている。本発明では、上記隙間内の潤滑油が回転軸の回転によって付勢され、回転軸の回転方向に向かって流動する。また、上記隙間の、回転軸の回転方向における上流側での幅が、回転方向における下流側での幅よりも広いことから、隙間内を流動する潤滑油は次第に流れにくくなる。そのため、隙間内の潤滑油の圧力は高くなり、ティルティングパッドにおける一対のプレートに対向するそれぞれの面には、ティルティングパッドの中央に向かう付勢力が生じる。
また、本発明は、ティルティングパッドの軸方向での幅が、回転軸の回転方向における上流側よりも下流側が広く設定されている、という構成を採用する。
また、本発明は、上記隙間が、回転軸の回転方向における上流側から下流側に向かうに従い漸次狭くなる、という構成を採用する。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明によれば、ティルティングパッドにおける一対のプレートに対向するそれぞれの面に、ティルティングパッドの中央に向かう付勢力が生じる。この付勢力が生じることで、ティルティングパッドは一対のプレートの略中間の位置に保持される。よって、ティルティングパッドがプレートに当接することを防止できるという効果がある。また、ティルティングパッドのプレートへの当接を防止することでティルティングパッドの自由な揺動が規制されない。そのため、自励振動の発生や、ティルティングパッドと回転軸との間における発熱や焼き付き等の不具合の発生を防止できるという効果がある。
ティルティングパッドジャーナル軸受1の構成を示す概略図である。 パッド20の外形を示す斜視図である。 図1(a)のB矢視図である。 隙間比率Mと付勢力Pとの間の関係を示す概略図である。 ティルティングパッドジャーナル軸受1の一変形例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図5を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態に係るティルティングパッドジャーナル軸受1(以下、単に「ジャーナル軸受1」と記載する)の構成を、図1を参照して説明する。図1は、ジャーナル軸受1の構成を示す概略図であって、(a)は正面断面図、(b)は(a)のA−A線視断面図である。
図1に示すように、ジャーナル軸受1は、回転軸2をその外周面側から回転自在に支持する軸受である。ジャーナル軸受1は、例えば不図示の遠心圧縮機等の回転構造を有する装置で用いられる。ジャーナル軸受1は、ハウジング10と、複数のティルティングパッド20と、一対のサイドプレート(プレート)30,40とを有している。
回転軸2は、矢印Kの方向に延在する軸部材である。そのため、符号Cで示す回転軸2の中心軸は、矢印K方向と互いに平行している。回転軸2は、不図示の駆動装置等に連結されており、矢印Rの方向に回転する構成となっている。
ハウジング10は、複数のティルティングパッド20(以下、単に「パッド20」と記載する)を保持するための部材である。ハウジング10は、回転軸2を囲んで設けられる略円筒状の部材である。ハウジング10の内側の面であるハウジング内周面10aには、複数のピン11が設けられている。ピン11は、ハウジング10の周方向での、パッド20の移動を規制するためのものである。複数のピン11は、ハウジング内周面10aから径方向内側に向かって突出し、ハウジング10の周方向で略等間隔に並んで配設されている。
パッド20は、回転軸2の外側の面である軸外周面(外周面)2aに対向し、且つ回転軸2の周方向に並んで複数設けられ、回転軸2を回転自在に支持する部材である。本実施形態では、5個のパッド20が用いられているが、これ以外の個数であってもよい。パッド20の、矢印K方向に直交する所定の面での断面形状は略弧状に形成され(図1(a)参照)、回転軸2の中心軸Cを含む所定の面での断面形状は略矩形に形成されている(図1(b)参照)。パッド20の内側の面であるパッド内側面20aは、軸外周面2aに沿うように湾曲し、パッド内側面20aの曲率は、軸外周面2aの曲率よりも小さく設定されている。パッド20の外側の面であるパッド外側面20bは、ハウジング内周面10aに沿うように湾曲し、パッド外側面20bの曲率は、ハウジング内周面10aの曲率よりも大きく設定されている。
パッド20のパッド外側面20bは、ハウジング内周面10aに当接して設けられている。また、パッド外側面20bには、ハウジング内周面10aに向かって開口する孔部21が形成されている。孔部21の径はピン11の径よりも大きく設定され、孔部21には所定の隙間をあけてピン11が挿入されている。そのため、ハウジング10の周方向での、パッド20の移動を規制することが可能となっている。
一対のサイドプレート30,40(以下、単に「プレート30,40」と記載する)は、複数のパッド20がハウジング10の内側から抜け落ちることを防止するための部材である。一対のプレート30,40は、複数のパッド20の矢印K方向での両側に隙間S1,S2をあけてそれぞれ配置される、略円環状の板状部材である。すなわち、一対のプレート30,40は、パッド20の矢印K方向での両端面20c,20dにそれぞれ対向して設けられている。なお、隙間S1,S2は、回転軸2の設置領域と連通している。また、一対のプレート30,40は、互いに平行して設けられ、且つハウジング10の矢印K方向での両端部に一体的に接続されている。
一対のプレート30,40の間、及び回転軸2の周囲には所定の潤滑油(図示せず)が充填されている。この潤滑油は、軸外周面2aとパッド内側面20aとの間を潤滑し、円滑な回転軸2の回転動作を維持するためのものである。
次に、パッド20の外形を、図2を参照して説明する。図2は、パッド20の外形を示す斜視図である。
図2に示すように、パッド20は、矢印K方向に延びる所定の軸周りに湾曲している。パッド20の矢印K方向での幅は、回転軸2(図2では図示せず)の回転方向である矢印R方向における上流側R1での幅L1よりも、下流側R2での幅L2が広く設定されている。ここで、上流側R1とは、パッド20において、矢印R方向に向けて回転する回転軸2の軸外周面2aにおける所定の箇所が先に到達する側を示し、下流側R2とは、上記所定の箇所が後に到達する側を示すものとする。また、パッド20の矢印K方向での幅は、上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次広くなっている。パッド20の両端面20c,20dは、いずれも平面状に形成されている。
次に、パッド20の両端面20c,20d側にそれぞれ形成される隙間S1,S2の形状を、図3を参照して説明する。図3は、図1(a)のB矢視図である。図3におけるパッド20は、一対のプレート30,40の中間位置に設けられているものとする。
上述したように、一対のプレート30,40と、パッド20の両端面20c,20dとの間には、隙間S1,S2がそれぞれ形成されている。一対のプレート30,40の間の間隔L0(プレート30,40の内のり寸法)は、パッド20の下流側R2での幅L2よりも広く設定され、矢印R方向に関して一定の間隔となっている。加えて、パッド20の矢印K方向での幅は、上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次広くなっていることから、隙間S1,S2の上流側R1での幅H1よりも、下流側R2での幅H2が狭く設定されている。さらに、隙間S1,S2は、上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次狭くなっている。なお、隙間S1,S2は互いに対照的な形状となっている。
続いて、本実施形態に係るジャーナル軸受1の動作を、図1及び図3を参照して説明する。
まず、ジャーナル軸受1が回転軸2を支持する動作を、図1を参照して説明する。
上述したように、回転軸2には不図示の駆動装置等が連結されており、該駆動装置の作動によって回転軸2はその中心軸C周りに回転する。回転軸2の周囲には潤滑油が充填されているため、軸外周面2aとパッド内側面20aとの間には潤滑油の油膜が形成される。油膜が形成されることで、複数のパッド20は回転軸2が円滑な回転を継続できるように支持することができる。
また、振動等を原因として、回転軸2が矢印K方向と直交する方向に変位する場合がある。ここで、パッド外側面20bの曲率がハウジング内周面10aの曲率よりも大きく設定されているため、パッド外側面20bはハウジング内周面10aに対して局所的に当接しており、パッド20は矢印K方向に延びる所定の軸周りに揺動することが可能となっている。そのため、回転軸2が変位した場合でも、パッド20は揺動して軸外周面2aに沿う姿勢に変位し、回転軸2を安定して支持することができる。また、パッド20が揺動することで、ジャーナル軸受1における自励振動の発生や、軸外周面2aとパッド内側面20aとが局所的に接触することで生じる発熱や焼き付き等の不具合を防止できる。
次に、パッド20が一対のプレート30,40の間の中間位置に保持される動作を、図3を参照して説明する。
回転軸2(図3では図示せず)が矢印Rの方向で回転することで、回転軸2の周囲や一対のプレート30,40の間に充填されている潤滑油は、矢印Rの方向に付勢されて流動する。また、隙間S1,S2内にも潤滑油が充填されており、隙間S1,S2は回転軸2の設置領域と連通しているため、回転軸2の回転によって隙間S1,S2内の潤滑油も付勢され、矢印Rと略平行する矢印Fの方向で流動する。ここで、隙間S1,S2の上流側R1での幅H1よりも、下流側R2での幅H2が狭く設定されているため、潤滑油が隙間S1,S2内を矢印Fの方向に流動するに従い潤滑油は流れにくくなり、その圧力は上昇する。そして、パッド20の両端面20c,20dは潤滑油の圧力を受け、その圧力により両端面20c,20dには付勢力Pがそれぞれ生じる。また、隙間S1,S2が、上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次狭くなっているため、効率よく付勢力Pを発生させることができる。
付勢力Pは、両端面20c,20dにそれぞれ生じ、両端面20c,20dをパッド20の中央部に向かって付勢する。また、隙間S1,S2は、互いに対照的な形状となっているため、パッド20が一対のプレート30,40の略中間の位置にあるときには、両端面20c,20dにそれぞれ生じる付勢力Pの大きさは互いに等しくなる。したがって、パッド20は、その両端面20c.20dに付勢力Pがそれぞれ生じることで、一対のプレート30,40の略中間の位置に保持される。
また、振動等を原因として、パッド20が例えば一方のプレート30に接近した場合には、プレート30側の隙間S1が狭くなる。そして、狭くなった隙間S1内では潤滑油がさらに流れにくくなり、その圧力がさらに上昇する。潤滑油の圧力が高くなることで、パッド20の端面20cに生じる付勢力Pが増加する。一方、隙間S2は広くなるため、隙間S2内の潤滑油の圧力は低下し、端面20dに生じる付勢力Pは減少する。よって、端面20cに生じる付勢力Pが端面20dに生じる付勢力Pよりも大きくなるため、一方のプレート30側にパッド20が接近したとしても、他方のプレート40に向かって付勢され、再び一対のプレート30,40の略中間の位置に変位して保持される。すなわち、パッド20が一対のプレート30,40の一方側に変位したとしても、パッド20を自動的に一対のプレート30,40の略中間の位置に復帰させることができる。
パッド20の両端面20c,20dに、パッド20を一対のプレート30,40の略中間の位置に保持する付勢力Pがそれぞれ生じることで、パッド20が一対のプレート30,40に当接することを防止することができる。パッド20の一対のプレート30,40への当接を防止できることで、パッド20の自由な揺動が確保でき、結果としてジャーナル軸受1における自励振動、及び軸外周面2aとパッド内側面20aとの間の発熱や焼き付き等を防止することができる。
次に、隙間S1,S2における幅H1と幅H2との間の比率と、パッド20の両端面20c,20dに生じる付勢力Pとの間の関係を、図4を参照して説明する。
まず、隙間比率Mを、下記式(1)によって規定する。
M=H1/H2 ・・・ (1)
次に、隙間比率Mと付勢力Pとの間の関係を図4に示す。図4は、隙間比率Mと付勢力Pとの間の関係を示す概略図である。図4に示すように、隙間比率Mが凡そ2.2であるときに、付勢力Pが最大となっている。
また、隙間比率Mが2.2より小さくなる場合の付勢力Pの減少率は、隙間比率Mが2.2より大きくなる場合の付勢力Pの減少率に比べて高く、急激に減少している。パッド20の安定した保持動作のためには、付勢力Pの変動は小さなことが望まれるため、隙間比率Mは、2≦M≦4の範囲に設定されることが好ましい。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、パッド20が一対のプレート30,40に当接することを防止できるという効果がある。さらに、パッド20の一対のプレート30,40への当接を防止することで、パッド20の自由な揺動が確保でき、結果としてジャーナル軸受1における自励振動、及び軸外周面2aとパッド内側面20aとの間の発熱や焼き付き等を防止できるという効果がある。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、パッド20の矢印K方向での幅は、上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次広くなっているが、これに限定されるものではなく、上流側R1から下流側R2に向かうに従い段階的に広くなる形状であってもよい。
また、本実施形態では、パッド20の両端面20c,20dはいずれも平面状に形成されているが、これに限定されるものではなく、回転軸2側から見たときの両端面20c,20dが、プレート30,40に向かって凸状または凹状に湾曲していてもよい。
また、本実施形態では、一対のプレート30,40が互いに平行に設けられ、且つパッド20の矢印K方向での幅が上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次広くなることで、隙間S1,S2が上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次狭くなっているが、これに限定されるものではない。例えば、パッド20の両端面20c,20dが互いに平行に設けられ、且つ一対のプレート30,40の間の間隔L0が上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次狭くなる構成であってもよい。このような構成であっても、隙間S1,S2を上流側R1から下流側R2に向かうに従い漸次狭くすることができる。また、一対のプレート30,40の間の間隔L0が上流側R1から下流側R2に向かうに従い段階的に狭くなる形状であってもよい。
また、本実施形態に係るジャーナル軸受1に対して、図5に示す変形例を適用してもよい。図5は、ジャーナル軸受1の一変形例を示す概略図である。なお、図5は、図1(b)に対応するものである。図5に示すように、ティルティングパッド20Aの外側の面であるパッド外側面20eは、ハウジング内周面10aに向かって凸状に湾曲している。このため、ティルティングパッド20Aは、紙面垂直方向に延びる所定の軸周りに揺動でき、回転軸2が矢印K方向に対して傾いたとしても、その傾きに応じて揺動し軸外周面2aに沿うようにその姿勢を変化させることができる。
1…ティルティングパッドジャーナル軸受、2…回転軸、2a…軸外周面(外周面)、20…ティルティングパッド、30…サイドプレート(プレート)、S1,S2…隙間

Claims (3)

  1. 回転軸の外周面の周方向に複数設けられ且つ前記回転軸を回転自在に支持するティルティングパッドと、該複数のティルティングパッドに対し前記回転軸の軸方向の両側に隙間をあけてそれぞれ配置される一対のプレートと、を備えるティルティングパッドジャーナル軸受において、
    前記隙間は、前記回転軸の回転方向における上流側よりも下流側が狭く設定されていることを特徴とするティルティングパッドジャーナル軸受。
  2. 請求項1に記載のティルティングパッドジャーナル軸受において、
    前記ティルティングパッドの前記軸方向での幅は、前記上流側よりも前記下流側が広く設定されていることを特徴とするティルティングパッドジャーナル軸受。
  3. 請求項1又は2に記載のティルティングパッドジャーナル軸受において、
    前記隙間は、前記上流側から前記下流側に向かうに従い漸次狭くなることを特徴とするティルティングパッドジャーナル軸受。
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