JP5369625B2 - 白色反射フィルム - Google Patents
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Description
(1)前記多孔質粒子の形状が、球状であること、
(2)前記化合物が、同一分子内に化1及び化2の構造を有するものであること、
(3)前記化合物が、波長300〜450nm間に極大吸収波長を有するものであること、
(4)前記化合物が、波長350〜600nm間に発光を有するものであること、
(5)前記樹脂層中に、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有すること、
を特徴とするものである。
サンプルを日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて、1つの粒子が視野領域全体に亘って写し出されるように、例えば観察倍率2500〜10000倍にて、また、画像のコントラストを適宜調節して観察し、細孔の有無及び粒子の形状を判断する。
化合物の構造が不明な場合、樹脂層の形態により以下の方法を選択して行う。
先ず、サンプルの樹脂層を有機溶剤に浸漬して樹脂層を剥離採取する。その後、樹脂層を浸漬した後の有機溶剤を濾過する。濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し再度溶解する。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ゲル浸透クロマトグラフィー、液体高速クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー等に代表される一般的なクロマトグラフィーのうち分離可能な方法を選択し、濾液及び再溶解した濾物溶液をそれぞれ単一物質に分離精製する。樹脂層中の他成分と結合して分離が困難な場合はそのまま用いた。その後各物質について適宜濃縮及び希釈を行い、核磁気共鳴分光法(1H−NMR、13C−NMR)、二次元核磁気共鳴分光法(2D−NMR)、赤外分光光度法(IR)、質量分析法(Mass)、X線回折法(XRD)、中性子回折法(ND)、低速電子線回折法(LEED)、高速反射電子線回折法(RHEED)、原子吸光分析法(AAS)、紫外光電子分光法(UPS)、X線光電子分光法(XPS)、蛍光X線元素分析法(XRF)、誘導結合プラズマ発光分光法(ICP−AES)、電子線マイクロアナライザ(EPMA)、その他元素分析、から方法を適宜選択・組み合わせて構造同定を行った。
貼り合わせを伴う場合は、接着樹脂層と樹脂層フィルムに分けて評価を行う。先ず、樹脂層を形成するフィルムを剥離する。次いで、剥離した基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの双方を有機溶剤に浸漬して、樹脂接着層を剥離採取した後の有機溶剤を濾過する。濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し、再度溶解する。
サンプルを日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断した。得られたフィルム断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて、1つの粒子が実質的に視野領域全体に亘って写し出されるように、例えば観察倍率2500〜10000倍にて、また、画像のコントラストを適宜調節して観察し、細孔の有無及び粒子の形状を判断した。
尚、細孔の有無の判断は、観察した画像にて、粒子中に斑点や斑模様が存在するか否かで判断し、斑点や斑模様が存在する場合を細孔有り、存在しない場合を細孔なしとした。
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、紫外可視分光光度計(UV−Bis Spectrophotometer、日本分光(株)製 V−660型)を用いて波長200〜900nmにおける吸収スペクトルを測定した。濃度は各極大吸収波長が観察でき得る範囲で適宜調節し、極大吸収波長が波長300〜450nm間にある場合は合格、波長300nm未満の短波長側にある場合を不合格1、波長450nmより長波長側にある場合を不合格2とした。
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を分離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、分光蛍光光度計(日本分光(株)製 FP−6500型)を用いて、(3)より求めたいずれかの極大吸収波長を励起波長として照射し、波長250〜750nmにおける発光スペクトルを測定した。濃度は光路長1cmとしたときの励起波長における吸光度が1となるよう調整し、発光スペクトル全体が波長350〜600nm間にある場合は合格1、波長380〜550nm間にある場合は合格2とし合格2がより好ましく、発光がない場合もしくは発光スペクトルの一部が波長350nm未満の短波長領域にある場合を不合格A、発光スペクトルの一部が波長600nmより長波長領域にある場合を不合格Bとした。
樹脂層の形態により、以下の方法を選択して行う。
先ず、サンプルを30cm四方に切断し重量を測定する。次いで、樹脂層を有機溶剤に浸漬して、樹脂層を剥離採取した後のサンプルの重量を測定し、樹脂層剥離前後のサンプル重量の差を算出し、その値を樹脂層樹脂層全体の重量とする。さらに(1)の(i)と同様の方法にて濾液及び再溶解した濾物溶液ごとにそれぞれ単一物質に分離精製する。化合物及び粒子に該当する分離物を濃縮しそれぞれの総重量を測定した。各総重量の値を樹脂層全体の重量で除した値を求めた。同様の方法にて5箇所の測定を行い、5箇所の各平均値を「化合物の含有率」「粒子の含有率」とした。
貼り合わせを伴う場合は、粘着樹脂層と樹脂層フィルムに分けて評価を行う。先ず、(1)の(ii)と同様の方法にて、サンプルの樹脂粘着層及び樹脂層を形成するフィルムのどちらか一方もしくは双方に化合物が含有しているかを特定する。
次いで、サンプルを30cm四方に切断し重量を測定した後に、樹脂層を形成するフィルムを剥離後、剥離した基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの双方を有機溶剤に浸漬して、基材の白色フィルム、樹脂層を形成するフィルムの各重量をそれぞれ測定する。樹脂層剥離前のサンプル全重量から基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの各重量を引いて樹脂粘着層の重量を求める。さらに、(1)の(ii)と同様の方法にて樹脂粘着層の成分及び樹脂層を形成するフィルムの成分ごとにそれぞれ単一物質に分離精製し、化合物及び粒子に該当する分離物を濃縮しそれぞれの総重量を測定する。各総重量の値を、樹脂層を形成するフィルムの重量と樹脂粘着層の重量の和で除した値を求めた。この際、樹脂層を形成するフィルムもしくは樹脂粘着層のうちどちらかに化合物が含有していない場合は、その重量を0として算出する。同様の方法にて5箇所の測定を行い、5箇所の各平均値を「化合物の含有率」「粒子の含有率」とした。
先ず、(1)のいずれかと同様の方法にて、サンプルの化合物が含有している層を特定する。次いで、サンプルを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面をトプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、基材の白色フィルム上に積層している樹脂層のうちバインダー樹脂のみの部分、もしくは、化合物のみが含有するバインダー樹脂部分の層の総厚みを各片面5箇所測定しその平均値を「樹脂層の厚み」とする。
バインダー樹脂、球状粒子の屈折率の値が不明な場合は、次の手順により求めた。
(i)樹脂層より有機溶剤を用いてバインダー樹脂を抽出後、(1)のいずれかと同様の方法にて濾液及び再溶解した濾物溶液ごとにそれぞれ単一物質に分離精製し、バインダー樹脂に該当する精製物を適宜溶剤留去した後、エリプソメトリー法によって、25℃における589.3nmの波長の光に関して測定を行う。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を本実施例における「バインダー樹脂の屈折率」とする。
(ii)白色反射フィルムの樹脂層を有機溶剤に浸漬して、白色フィルムから樹脂層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで粒子を樹脂層から脱落させる。ここで得られた粒子をベッケ線検出法により、各液体有機化合物の屈折率既知の温度に於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を求める。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を本実施例における「粒子の屈折率」とする。
(iii)(i)より求めたバインダー樹脂の屈折率の値と(ii)より求めた粒子の屈折率の値との差を求め、その値を「バインダー樹脂と粒子の屈折率差」とした。
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求めた。3サンプルについて促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色味変化量Δb値)とした。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm2 、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間
耐光性評価結果を下記により判定し、A、B級であれば合格であり、A級が最も好ましい。
A級:黄色味変化量Δb値が5未満
B級:黄色味変化量Δb値が5以上15未満
C級:黄色味変化量Δb値が15以上。
21インチ直下型バックライト(冷陰極管使用、波長450nm以下における冷陰極管の極大発光波長:313nm 365nm 405nm 436nm、ランプ管径:3mmΦ、ランプ本数:12本、ランプ間距離:25mm、白色反射フィルムとランプ中心間距離:4.5mm、拡散版とランプ中心間距離:13.5mm)を使用し、下記2モデルでの光学シート構成にて輝度及び色度測定を行った。
モデル1:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)2枚
モデル2:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)/プリズムシートBEF−II(3M社製、厚み130μm)/偏光分離シートDBEF(3M社製、厚み400μm)。
(1)バインダー樹脂A : アクリル系樹脂(綜研化学(株)製 フォレットGS−1000 濃度30%溶液)
(2)バインダー樹脂B : ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製 ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G720T 濃度40%溶液)
(3)化合物A : Kayaphor SN(日本化薬(株)製、構造式:下記構造式(6)(構造式(1)を含む化合物))
(4)化合物B : UVITEX OB(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、構造式:下記構造式(7)(構造式(2)を含む化合物))
(5)化合物C : Shigenox 102(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記構造式(8)(構造式(3)構造を含む化合物))
(6)化合物D : Hakkol PSR(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記構造式(9)(構造式(3)構造を含む化合物))
(7)化合物E : 1,8−ナフタルイミド(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(10)(構造式(4)を含む化合物))
(8)化合物F : アントラセン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(11)(構造式(5)を含む化合物))
(9)化合物G : Eastobrite OB−1(Eastman Chemical Company製、構造式:下記構造式(12)(構造式(1)及び構造式(2)構造を含む化合物))
(10)化合物H : Hostalux KS(クラリアントジャパン(株)製、構造式:下記構造式(13)(構造式(1)及び構造式(2)構造を含む化合物))
(11)化合物I : ナフタレン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(14)(構造式(1)〜構造式(5)のいずれの構造も含まない化合物))
(12)化合物J : キナクリドン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(15)(構造式(1)〜構造式(5)のいずれの構造も含まない化合物))
(13)粒子A : 多孔質不定形酸化ケイ素(シリカ)粒子(富士シリシア化学(株)製 サイロホービック100、屈折率1.45、平均体積粒子径2.5μm)
(14)粒子B : 多孔質不定形リン酸カルシウム粒子(丸尾カルシウム(株)製 HAP、屈折率1.63、平均体積粒子径1.2μm)
(15)粒子C : 多孔質球状アクリル粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”MBPシリーズ、MBP−8、屈折率1.49、平均体積粒子径8.0μm)
(16)粒子D : 多孔質球状ナイロン−6粒子(宇部興産(株)製 POMP、屈折率1.53、平均体積粒子径11.4μm)
(17)粒子E : 多孔質球状酸化ケイ素(シリカ)粒子(富士シリシア化学(株)製 サイロスフェアC−1504、屈折率1.45、平均体積粒子径4.5μm)
(18)粒子F : 多孔質球状ポリスチレン粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”、SBP−8、屈折率1.59、平均体積粒子径8.0μm)
(19)粒子G : 無孔質球状アクリル粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”MBXシリーズ、MBX−8、屈折率1.49、平均体積粒子径8.0μm)
(20)粒子H : 無孔質球状酸化ケイ素(シリカ)粒子(扶桑化学工業(株)製 クォートロン(登録商標)SPシリーズ、SP−4B、屈折率1.45、平均体積粒子径5.0μm)
(21)粒子I : 無孔質球状ポリスチレン粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”SBXシリーズ、SBX−8、屈折率1.59、平均体積粒子径8.0μm)
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:10.16g
化合物A:0.56g
粒子A:0.73g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:16.08g
化合物A:1.79g
粒子A:0.98g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する化合物を化合物Bとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Cとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Dとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Eとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Fとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Hとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Bとしたこと以外は、実施例8と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:16.84g
化合物G:0.74g
粒子C:0.97g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する粒子を粒子Dとしたこと以外は、実施例8と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Eとしたこと以外は、実施例8と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Fとしたこと以外は、実施例8と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Eとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:12.2g
化合物G:0.32g
粒子E:0.23g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:12.64g
化合物G:0.19g
粒子E:0.47g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を、樹脂層を設けずに白色反射フィルムとした。
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:10.0g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:7.44g
粒子E:0.61g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:6.8g
化合物A:0.45g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する化合物を化合物Gとしたこと以外は、比較例4と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Iとしたこと以外は、実施例15と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物を化合物Jとしたこと以外は、実施例15と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:10.16g
化合物G:0.56g
粒子G:0.73g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
バインダー樹脂A:10.0g
トルエン:10.16g
化合物A:0.56g
粒子H:0.73g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する粒子を粒子Iとしたこと以外は、比較例8と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
2:3層構成の基材白色フィルム
3:化合物を含有した樹脂層
4:化合物を含有した塗布層
5:化合物を含有した接着層
6:化合物を含有した樹脂フィルム
7:無機粒子及び/又は気泡を含有した層
8:化合物を含有した塗布層厚みより大きい多孔質粒子
9:化合物を含有した塗布層厚みより小さい多孔質粒子
10:化合物を含有した接着層厚みより大きい多孔質粒子
11:化合物を含有した接着層厚みより小さい多孔質粒子
12:化合物を含有した樹脂フィルム厚みより大きい多孔質粒子
13:化合物を含有した樹脂フィルム厚みより小さい多孔質粒子
Claims (10)
- 白色フィルムの少なくとも片面に、下記骨格構造(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)からなる群より選ばれる少なくとも1種の骨格構造を分子内に有する化合物を3〜75重量%と多孔質粒子とを含有する樹脂層が少なくとも1層以上積層された白色反射フィルム。
ここで、R1〜R10は無置換または直鎖アルキル基、分岐アルキル基、環状アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、スルホン酸基、アクリル基、メタクリル基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、オキシカルボニル基、エポキシ基、イソシアネート基、置換・無置換のアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ハロゲン基、置換・無置換の複素環を表す。
- 前記多孔質粒子の形状が、球状である請求項1に記載の白色反射フィルム。
- 前記化合物が、同一分子内に前記骨格構造(1)及び(2)の構造を有するものである請求項1又は2に記載の白色反射フィルム。
- 前記化合物が、波長300〜450nm間に極大吸収波長を有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記化合物が、波長350〜600nm間に発光を有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記樹脂層中に、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されているバックライト用ランプリフレクター。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を導光板側に向けて設けられて構成されているエッジライト型方式のバックライト。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されている直下型方式のバックライト。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の白色反射フィルムを、太陽電池モジュールを封止するために用いた太陽電池封止用フィルム。
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