JP5098834B2 - 白色反射フィルム - Google Patents
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Description
本発明は、上記した従来の方法とは異なり、白色フィルムの光源側表面を工夫することにより、輝度を向上させるものである。具体的には、白色フィルムの少なくとも片面に特定の塗布層を設けることで、反射特性を改善し、バックライトの輝度向上に寄与する白色反射フィルムを提供する。
(1) 白色フィルムの少なくとも片面に球状粒子を含有する塗布層が設けられ、前記球状粒子の屈折率と、前記塗布層を形成するバインダー樹脂の屈折率との屈折率差が0.10以下であり、かつ塗布層中に含有される球状粒子の粒度分布が下記条件(i)及び(ii)を満たす白色反射フィルム。
(i)粒度分布が2つ以上の山を有する。
(ii)前記各粒度分布の山に基づいて算出される変動係数CVが、いずれの粒度分布の山についても30%以下である。
(2) 白色フィルムの少なくとも片面に、変動係数CVが30%以下で平均体積粒子径の異なる球状粒子を2種以上含有する塗布層が設けられ、塗布層中に含有される球状粒子の粒度分布が2つ以上の山を有し、かつ前記球状粒子の屈折率と、前記塗布層を形成するバインダー樹脂の屈折率との屈折率差が0.10以下である白色反射フィルム。
である。
(i)粒度分布が2つ以上の山を有する。
(ii)前記各粒度分布の山に基づいて算出される変動係数CVが、いずれの粒度分布の山についても30%以下である。
細孔電気抵抗法を利用した粒度分布測定装置としてコールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター(株)製)を用いた。粒子が細孔を通過する際の粒子体積に相当する電解液分の電気抵抗を測定することによって、粒子の数と体積を測定した。まず微少量のサンプルを薄い界面活性剤水溶液に分散させ、次いでモニターの表示を見ながらアパチャー(検知部分の細孔)通過率が10〜20%となる量だけ指定電解液の容器に添加した後、通過粒子数が10万個になるまで体積粒子径の計測を続けて自動計算させ、粒度分布を求めた。次いで、粒度分布の山の裾の一方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)から他方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)の体積粒子径区間に含まれる球状粒子より平均体積粒子径、体積粒子径の標準偏差および粒子径の変動係数CVを求めた。なお、粒度分布の山と山の間などで、山の裾の粒子個数が0%とならない場合には、粒子個数が最小値となる体積粒子径を山の裾の端とする。変動係数CVは下記式により求めることができる。
・変動係数CV(%)=体積粒子径の標準偏差(μm)/平均体積粒子径(μm)×100。
本発明においては、「テクポリマー」(積水化成品工業(株)製)を使用することができ、変動係数30%未満であれば、同Sシリーズが好ましく、変動係数15%未満であれば、同SSXシリーズ等のメタクリル酸メチルとエチレングリコールジメタクリレートとの共重合体からなる球状粒子が最も好適に使用できる。
(i) まず、白色反射フィルムを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面をトプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、塗布層の表面に球状粒子が見えている部分ではなく、塗布層の表面が塗布層を形成するバインダー樹脂となっている部分5箇所の塗布層の厚みを測定し、その平均値を塗布層の厚みHとする。
(ii) 次いで、塗布層表面をコニカ製光学顕微鏡 OPTIPHOTO 200にて観察し、100H四方(縦:100H、横:100H の正方形)の範囲を5箇所任意に選択する。この5箇所の100H四方範囲中に存在する球状粒子のうち、塗布層より一部突出した球状粒子の個数を数え、1箇所当たりの平均値を求め、その平均値を塗布層より一部突出した球状粒子の平均個数とする。
無機系紫外線吸収剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、などが一般的に知られており、中でも酸化亜鉛が経済性、紫外線吸収性、光触媒活性という点で最も好ましい。
先ず、サンプルの塗布層を有機溶剤に浸漬して、塗布層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで球状粒子を塗布層から脱落させた。ここで得られた球状粒子を、細孔電気抵抗法を利用した粒度分布測定装置としてコールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター(株)製)を用いて、粒子が細孔を通過する際の粒子体積に相当する電解液分の電気抵抗を測定することによって、粒子の数と体積を測定した。まず微少量のサンプルを薄い界面活性剤水溶液に分散させ、次いでモニターの表示を見ながらアパチャー(検知部分の細孔)通過率が10〜20%となる量だけ指定電解液の容器に添加した後、通過粒子数が10万個になるまで体積粒子径の計測を続けて自動計算させ、球状粒子の粒度分布を求めた。次いで、粒度分布の山の裾の一方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)から他方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)の体積粒子径区間に含まれる球状粒子より平均体積粒子径、体積粒子径の標準偏差、変動係数CVを求めた。なお、粒度分布の山と山の間などで、山の裾の粒子個数が0%とならない場合には、粒子個数が最小値となる体積粒子径を山の裾の端とする。変動係数CVは下記式により求めることができる。
・変動係数CV(%)=体積粒子径の標準偏差(μm)/平均体積粒子径(μm)×100。
(i) サンプルを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面をトプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、塗布層の表面に球状粒子が見えている部分ではなく、塗布層の表面が塗布層を形成するバインダー樹脂となっている部分5箇所の塗布層の厚みを測定し、その平均値を「塗布層の厚みH」とする。
(ii) 次いで、塗布層表面をコニカ製光学顕微鏡 OPTIPHOTO 200にて観察し、100H四方(縦:100H、横:100H の正方形)の範囲を5箇所任意に選択する。この5箇所の100H四方範囲中に存在する球状粒子のうち、塗布層より一部突出した球状粒子の個数を数え、1箇所当たりの平均値を求め、その平均値を「塗布層より一部突出した球状粒子の平均個数」とする。
(i) サンプルの塗布層より有機溶剤を用いてバインダー樹脂を抽出し、有機溶剤を留去した後、エリプソメトリー法によって、25℃における589.3nmの波長の光に関して測定を行う。ここで得られた値を「バインダー樹脂の屈折率」とする。
(ii) 次いで、塗布層を有機溶剤に浸漬して、塗布層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで球状粒子を塗布層から脱落させた後、粒子総量が10gになるまで粒子採取した。採取した粒子を超微粉精密分級機KFSH−150((株)アイシンナノテクノロジーズ製)を用いて、測定方法(1)にて球状粒子の平均体積粒子径・標準偏差を求めるための範囲として決めた体積粒子径範囲で分級した。ここで得られた各粒度分布の山に含まれる球状粒子をそれぞれベッケ線検出法により、各液体有機化合物の屈折率既知の温度に於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を「球状粒子の屈折率」とする。
塗布層を有機溶剤に浸漬して、塗布層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで球状粒子を塗布層から脱落させ、粒子総量が10gになるまで粒子採取した。採取した粒子を超微粉精密分級機KFSH−150((株)アイシンナノテクノロジーズ製)を用いて、測定方法(1)にて球状粒子の平均体積粒子径・標準偏差を求めるための範囲として決めた体積粒子径範囲で分級した。分球した各球状粒子の山に含まれる球状粒子の重量を測定し、全球状粒子の重量(10g)で除した値を「球状粒子の含有率」とした。
サンプルを10cm四方に切断し重量を測定する。次いで、塗布層を有機溶剤に浸漬して、塗布層を剥離採取した後のサンプルの重量を測定し、塗布層全体の重量を算出する。さらに塗布層を浸漬した後の有機溶剤を濾過し、球状粒子を分離した後に球状粒子の重量を測定する。球状粒子の重量を塗布層全体の重量で除した値を「全球状粒子の含有率」とした。
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求めた。3サンプルについて
促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色味変化量)とした。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm2 、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間
耐光性評価結果を下記により判定し、A、B級であれば合格であり、A級が最も好ましい。
A級:黄色味変化量が5未満
B級:黄色味変化量が5以上15未満
C級:黄色味変化量が15以上。
21インチ直下型バックライト(ランプ管径:3mmΦ、ランプ本数:12本、ランプ間距離:25mm、白色反射フィルムとランプ中心間距離:4.5mm、拡散版とランプ中心間距離:13.5mm)を使用し、下記2モデルでの光学シート構成にて輝度測定を行った。
モデル1:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)2枚
モデル2:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)/プリズムシートBEF−II(3M社製、厚み130μm)/偏光分離シートDBEF(3M社製、厚み400μm)
輝度測定では、冷陰極線管ランプを60分間点灯して光源を安定させた後に、色彩輝度計BM−7fast(株式会社トプコン製)を用いて輝度(cd/m2)を測定した。3サンプルについて平均値を算出し、これを平均輝度とした。
「球状粒子A,Bの製造方法」
攪拌装置と温度計と窒素ガス導入管を備えた容量1リットルの四つ口フラスコに、メタクリル酸メチル70重量部、架橋構造を形成する多官能モノマーとしてトリメチロールプロパントリアクリレート10重量部、ヒンダードアミン系重合性化合物として2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジルメタクリレート3重量部、ベンゾトリアゾール系重合性化合物として2-(2'-ヒドロキシ-5'-メタクリロキシエチルフェニル)-2H-ベンゾトリアゾール10重量部、重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド1重量部を投入し、さらにこの溶液の分散安定剤としてポリビニルアルコール(PVA-224、クラレ(株)製)1重量部および水200重量部を加えた。ホモミキサーを用いて9000rpmの回転数で3分間攪拌して、重合性化合物を水に分散させた。次いで、この分散液を75℃に加熱して2時間、この温度に維持して反応させ、さらに90℃に昇温して3時間反応させた。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:16.8g、球状粒子1(屈折率1.49、平均粒径3.1μm、変動係数CV14%):1.34g、球状粒子2(屈折率1.49、平均粒径6.4μm、変動係数CV15%):0.36gを攪拌しながら添加して塗液を作った。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
球状粒子を球状粒子A(屈折率1.49、平均粒径3.1μm、変動係数CV14%):0.14g、球状粒子B(屈折率1.49、平均粒径6.4μm、変動係数CV15%):1.56gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:16.8g、球状粒子1(屈折率1.49、平均粒径3.1μm、変動係数CV14%):0.20g、球状粒子2(屈折率1.49、平均粒径6.4μm、変動係数CV15%):1.50gを攪拌しながら添加して塗液を作った。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SQ)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:16.8g、球状粒子1(屈折率1.49、平均粒径3.1μm、変動係数CV14%):0.76g、球状粒子2(屈折率1.49、平均粒径6.4μm、変動係数CV15%):0.94gを攪拌しながら添加して塗液を作った。225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液と塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
球状粒子をアクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−102、屈折率1.49、平均粒径2.5μm、変動係数CV10%):0.76g、アクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均粒径5.0μm、変動係数CV9%):0.94gとしたこと以外は、実施例4と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:10.3g、アクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−102、屈折率1.49、平均粒径2.5μm、変動係数CV10%):0.044g、アクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均粒径5.0μm、変動係数CV9%):0.054gを攪拌しながら添加して塗液を作った。225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液と塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物粒子((株)日本触媒製 エポスター(商標登録)、エポスターM05、屈折率1.66、平均粒径5.2μm、変動係数CV37%)を超微粉精密分級機KFSH−150((株)アイシンナノテクノロジーズ製)を用いて分級し、平均粒径5.2μm、変動係数CV15%のベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物粒子を得た。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:16.8g、シリコーン粒子(GE東芝シリコーン(株)製 トスパール(登録商標)、トスパール145、屈折率1.42、平均粒径4.5μm、変動係数CV12%):0.83g、ポリスチレン粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SBX−5SS、屈折率1.59、平均粒径5.0μm、変動係数CV10%):0.87g、を攪拌しながら添加して塗液を作った。225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液と塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
球状粒子をアクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均粒径5.0μm、変動係数CV9%):0.56g、無孔質酸化ケイ素(シリカ)粒子(扶桑化学工業(株)製 クォートロン(登録商標)SPシリーズ、SP−3C、屈折率1.45、体積平均粒子径3.0μm、変動係数CV16%):1.14gとしたこと以外は、実施例4と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
球状粒子をアクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均粒径5.0μm、変動係数CV9%):0.85g、シリコーン粒子(GE東芝シリコーン(株)製 トスパール(登録商標)、トスパール145、屈折率1.42、平均粒径4.5μm、変動係数CV12%):0.85gとしたこと以外は、実施例4と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の塗布層を設けた。このようにして本発明の白色反射フィルムを得た。
250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)を、塗布層を設けずに白色反射フィルムとした。
250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SQ)を、塗布層を設けずに白色反射フィルムとした。
225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)を、塗布層を設けずに白色反射フィルムとした。
ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、トルエン:18.9g、を攪拌しながら添加して塗液を作った。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートでできた白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、メタバー#12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後のバインダー樹脂のみの塗布量が4.0g/m2の白色フィルムを得た。このようにして白色反射フィルムを得た。
球状粒子をベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物粒子((株)日本触媒製 エポスター(商標登録)、エポスターM05、屈折率1.66、平均粒径5.2μm、変動係数CV37%):1.70gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の白色フィルムを得た。このようにして白色反射フィルムを得た。
球状粒子をアクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−102、屈折率1.49、平均粒径2.5μm、変動係数CV10%):0.004g、アクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均粒径5.0μm、変動係数CV9%):0.045gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の白色フィルムを得た。このようにして白色反射フィルムを得た。
球状粒子をベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物粒子((株)日本触媒製 エポスター(商標登録)、エポスターM05、屈折率1.66、平均粒径5.2μm、変動係数CV37%):1.34g、ポリスチレン粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録) SBXシリーズ、SBX−8、屈折率1.59、平均粒径8.0μm、変動係数CV37%):0.36としたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の白色フィルムを得た。このようにして白色反射フィルムを得た。
Claims (11)
- 白色フィルムの少なくとも片面に球状粒子を含有する塗布層が設けられ、前記球状粒子の屈折率と、前記塗布層を形成するバインダー樹脂の屈折率との屈折率差が0.10以下であり、かつ塗布層中に含有される球状粒子の粒度分布が下記条件(i)及び(ii)を満たす白色反射フィルム。
(i)粒度分布が2つ以上の山を有する。
(ii)前記各粒度分布の山に基づいて算出される変動係数CVが、いずれの粒度分布の山についても30%以下である。 - 白色フィルムの少なくとも片面に、変動係数CVが30%以下で平均体積粒子径の異なる球状粒子を2種以上含有する塗布層が設けられ、塗布層中に含有される球状粒子の粒度分布が2つ以上の山を有し、かつ前記球状粒子の屈折率と、前記塗布層を形成するバインダー樹脂の屈折率との屈折率差が0.10以下である白色反射フィルム。
- 前記ある粒度分布の山に含まれる球状粒子の屈折率と、他の粒度分布の山に含まれる球状粒子の屈折率との差が0.01以上0.20以下である請求項1〜2のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記各粒度分布の山に含まれる球状粒子の含有率が、いずれの粒度分布の山についても、前記塗布層に含まれる全球状粒子の合計重量に対して90重量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記塗布層中の全球状粒子の含有率が、塗布層全体に対して5重量%以上である請求項1〜4のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記塗布層を形成するバインダー樹脂層中に紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の白色反射フィルム
- 前記球状粒子が、紫外線吸収剤および/または光安定剤を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記白色フィルムがA層/B層/A層の3層構成からなり、B層が気泡を含有した層であり、A層がポリエステルに無機粒子および/または有機粒子を含有させた層であり、その粒子含有量が各A層の全重量に対して30重量%以下である請求項1〜7のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 前記白色フィルムがA層/B層/C層の3層構成からなり、B層が気泡を含有した層であり、A層および/またはC層がポリエステルに無機粒子および/または有機粒子を含有させた層であり、その粒子含有量が粒子を含有した該各層の全重量に対して30重量%以下である請求項1〜7のいずれかに記載の白色反射フィルム。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けたバックライト用ランプリフレクター。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けた直下型方式のバックライト。
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