JP5369388B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、小型軽量かつ低コストであり、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置に関するものである。
図22は、従来の1段増幅器を示す回路図である。増幅用トランジスタ11は0.1GHz以上110GHz以下、例えば2.1GHz帯の高周波で用いられる電界効果トランジスタ(FET: Field effect transistor)である。外部からの入力信号は、増幅用トランジスタ11のゲート(入力端子)に入力される。そして、増幅用トランジスタ11の出力信号は、ドレイン(出力端子)から整合回路27を介してアンテナ(不図示)に出力される。通信システムやレーダでは、複数の増幅器をそれぞれアンテナに接続して電波を出力することが一般的である。
しかし、アンテナが金属面近傍に位置すると、出力された電磁波が反射されて増幅用トランジスタ11に戻ってくる場合がある。その際に大電力が戻ると増幅用トランジスタ11が破壊される。これを防ぐために、増幅用トランジスタ11の出力側にアイソレータ100が接続されている(例えば、特許文献1参照)。
図23は、従来の増幅器の2.1GHzにおける入出力特性の計算結果を示す図である。図中で、Pinは入力電力、Pは出力電力、Iはドレイン電流、Iはゲート電流である。増幅用トランジスタ11のゲート幅は1mmであり、最大電流Imax=400mAである。この結果からPin>25dBmでゲートに50mA/mmの平均電流が流れることが分かる。このような大電流が流れると増幅用トランジスタ11が破壊されるため、Pinが25dBm以上の入力を避ける必要がある。
図24は、従来の終端抵抗を示す回路図である。終端抵抗53の一端は高周波的に接地されている。マイクロ波帯の機器では、終端抵抗53の抵抗値は、インピーダンスとして一般的な50Ωとされる。
また、図25は、従来のT型の減衰器を示す回路図である。第1,第2抵抗54,55が直列接続されている。第3抵抗56の一端は第1抵抗54と第2抵抗55の接続点に接続され、他端は高周波的に接地されている。第1〜第3抵抗54〜56の抵抗値を選ぶことにより、所望の減衰量を得ることができる。
特開平4−31782号公報
図22の回路において、アイソレータ100は磁気回路であるため形状・重量が増加すると共に、大きな電力を扱うために磁石が大きくなって高コストになるという問題がある。また、予期しない電磁誘導や機器の故障等により、過大な高周波電圧がゲートに印加されて増幅用トランジスタ11が破壊されるという問題がある。
また、図24,25の回路において、許容電力を超える高周波信号が印加されると終端抵抗53や第1〜第3抵抗54〜56が焼けて破壊されるという問題がある。また、許容電力を大きくするには終端抵抗53や第1〜第3抵抗54〜56の形状を大きくして放熱性を向上させなければならず、終端抵抗53や第1〜第3抵抗54〜56の形状・重量が増加すると共にコストも高くなるという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、小型軽量かつ低コストであり、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得るものである。
本発明に係る半導体装置は、増幅用トランジスタと、増幅用トランジスタの入力端子に接続された電流制限回路とを備え、電流制限回路は、増幅用トランジスタに許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限し、前記電流制限回路は、出力電力を制限するリミッタアンプとして機能し、電流制限回路は、保護トランジスタと、保護トランジスタのソースとゲートを接続する第1保護抵抗と、保護トランジスタのドレインとゲートを接続する第2保護抵抗とを有し、前記保護トランジスタのソースが入力端子であり、前記増幅用トランジスタのゲートと前記保護トランジスタのドレインとが接続され、第1,第2保護抵抗の抵抗値が同じであり、電流制限回路に流れる電流は、電流制限回路に印加される電圧の極性に対して対称である。本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明により、小型軽量かつ低コストであり、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す回路図である。増幅用トランジスタ11は0.1GHz以上110GHz以下、例えば2.1GHz帯の高周波で用いられる電界効果トランジスタである。増幅用トランジスタ11のゲート(入力端子)に電流制限回路12が接続されている。また、増幅用トランジスタ11のソースは高周波的に接地され、ドレイン(出力端子)から出力信号が出力される。
電流制限回路12は、保護トランジスタ13と、保護トランジスタ13のソースとゲートを接続する第1保護抵抗14と、保護トランジスタ13のドレインとゲートを接続する第2保護抵抗15とを有する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図である。半導体層に不純物を注入することで活性領域16が形成されている。この活性領域16の内部がトランジスタとして機能する。ソース電極17及びドレイン電極18が活性領域16にオーミック接続されている。このソース電極17とドレイン電極18の間にゲート電極19が設けられている。これらのソース電極17,ドレイン電極18及びゲート電極19は、増幅用トランジスタ11を構成する。
また、ソース電極21及びドレイン電極22が活性領域16にオーミック接続されている。このソース電極21とドレイン電極22の間にゲート電極23が設けられている。これらのソース電極21,ドレイン電極22及びゲート電極23は、保護トランジスタ13を構成する。この保護トランジスタ13のソース電極21とゲート電極23は金属膜からなる第1保護抵抗14により接続され、ドレイン電極22とゲート電極23は金属膜からなる第2保護抵抗15により接続されている。また、保護トランジスタ13のドレイン電極22は増幅用トランジスタ11のゲート電極19に接続されている。
図3は、第1,第2抵抗の抵抗値を50kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・電流特性の計算結果を示す図であり、図4は電圧・抵抗特性の計算結果を示す図である。電流制限回路12の両端の電圧が0.4V以下の低電圧の場合には、電流制限回路12は抵抗と同様な線形な電圧電流特性を示す。ここでは、単位ゲート幅当りの抵抗値は約1.3Ωとなる。即ち、電流制限回路12を流れる電流が300mA/mm以下の場合、電流制限回路12は1.3Ωの抵抗として機能する。一方、電流が300mA/mmを超えると電流制限回路12の抵抗値は急激に大きくなり、420mA/mmを超える電流は流れない。
こうして入力信号として過大な電力の高周波信号が入力された場合でも、電流制限回路12は、増幅用トランジスタ11に許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限する。従って、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。また、上記の電流制限回路12は、小型軽量かつ低コストに実現することができる。
図5は、最大電流が86mAの電流制限回路を増幅用トランジスタに接続した場合の入出力特性の計算結果を示す図である。図6は、計算に用いた回路を示す回路図である。入力及び出力にそれぞれ整合回路26,27を付加し、その外側から増幅用トランジスタ11に給電する構成としている。保護トランジスタ13のゲート幅を0.2mmとしている。増幅用トランジスタ11の最大電流は400mAであるため、電流制限回路12は増幅用トランジスタ11の最大電流の1/5に電流を制限する。
計算結果より、入力電力を50dBmまで印加してもゲート電流が流れない。これにより、従来は入力電力を25dBmにすると増幅用トランジスタ11は破壊されていたが、電流制限回路12を設けたことにより、入力電力を50dBmにしても増幅用トランジスタ11は破壊されなくなった。従って、増幅用トランジスタ11の最大電流の1/5以下に電流を制限する電流制限回路12を用いれば、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。
なお、インピーダンスZoが50Ω、入力電力が50dBmの場合に、電流制限回路12に印加される電圧は±35V程度となる。従って、本実施の形態に係る半導体装置が機能するためには、保護トランジスタ13のゲート・ドレイン間耐圧とゲート・ソース間耐圧が共に35V以上である必要がある。これはGaAs系トランジスタでも実現可能な値である。ただし、保護トランジスタ13としてGaN系トランジスタを用いれば、例えば60V以上といった更に高い耐圧を実現することができる。
図7は、最大電流が26mAの電流制限回路を増幅用トランジスタに接続した場合の入出力特性の計算結果を示す図である。保護トランジスタ13のゲート幅を0.06mmとしている。増幅用トランジスタ11の最大電流は400mAであるため、電流制限回路12は増幅用トランジスタ11の最大電流の1/15に電流を制限する。この電流制限回路12は、図5の場合よりも電流を小さく制限するため、16〜50dBmの広い範囲の入力電力に対して出力電力を一定に制限するリミッタアンプとして機能する。
図8は、第1の抵抗値を50kΩ,第2抵抗の抵抗値を150kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・電流特性の計算結果を示す図であり、図9は電圧・抵抗特性の計算結果を示す図である。このように第1,第2保護抵抗14,15の抵抗値が異なっても同様に電流を制限することができる。しかし、電流制限回路12の両端の電圧が正か負かによって電流値が非対称となる。このため、高周波電力を印加すると波形の非対称性により直流成分がずれてくるという欠点がある。従って、特にリミッタアンプとして一定の出力電力を得るには、第1,第2保護抵抗14,15の抵抗値を同じにして、電流制限回路12に流れる電流が電流制限回路12に印加される電圧の極性に対して対称になるようにすることが好ましい。
なお、増幅用トランジスタ11のゲートの直近に電流制限回路12を設ければ、両者の間に不要なLCの寄生成分が入らないので、電流制限回路12の電流がそのまま増幅用トランジスタ11のゲート電流となり、より高周波の電流を制限することができる。
また、本実施の形態では増幅用トランジスタとして電界効果トランジスタを用いたが、バイポーラ等の他のトランジスタを用いてもよい。また、本実施の形態では増幅用トランジスタ11としてソース接地型のトランジスタを用いたが、これに限らずゲート接地型のトランジスタを用いても良い。この場合、増幅用トランジスタ11のソースに電流制限回路12を接続する。また、位相器やスイッチなどの他の高周波回路の入力端子に同様な電流制限回路を接続すれば、その高周波回路を過大な電力から保護することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す回路図であり、図11は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す上面図である。電流制限回路12は、ゲートを有しないダブルへテロ型PHEMT(Pseudomorphic High Electron Mobility Transistor)のエピ構造に相当する電送線路モデル(TLM: Transmission Line Model)構造である。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図12は、本発明の実施の形態2に係る電流制限回路を示す断面図である。n−GaAs基板31上に、バッファ層32、n−AlGaAs層33,i−InGaAs層34、n−AlGaAs層35,i−AlGaAs層36,i−GaAs層37及びn−GaAs層38が順番に積層されている。この半導体層に形成された活性領域に、それぞれ第1,第2電極39,40がオーミック接続されている。即ち、ゲート電極を付加すればPHEMTとなるエピ構造となっている。
図13は、本発明の実施の形態2に係る電流制限回路の電圧・電流特性を示す図である。図示のように、本実施の形態2に係る電流制限回路12は、実施の形態1と同様な電流制限特性を有する。従って、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。また、実施の形態1よりも構造が簡単であり、チップ面積が小さいという利点もある。
また、長さLTLMを増加すると、最大電流はあまり変わらないが、電流制限回路12に印加される電圧が低い時の線形抵抗値が大きくなることが分かる。入力電力が小さい時には抵抗が小さい方が通過損失を小さくでき、線形抵抗値は小さい方が望ましいため、長さLTLMは短い方がよい。一方、最大許容電力を大きくするためには電流制限回路12の耐圧が高い方が望ましいため、長さLTLMは長い方がよい。これらのトレードオフにより最適な長さLTLMが定まる。
また、図14に示すように、第1電極39と第2電極40の間において、不純物注入により活性領域にn´層41(高濃度領域)を形成することで、電界緩和して耐圧を上げることができる。また、図15に示すように、第1電極39と第2電極40の間において、活性領域にリセス42を形成することで、耐圧を得ながら線形抵抗値を小さくすることができる。また、半導体層としてGaN層を用いることで、長さLTLMを長くしないで線形抵抗値を小さくして耐圧を得ることができる。
なお、本実施の形態ではダブルへテロ型HEMTのエピ構造を用いたが、HFET(heterostructure field effect transistor)やMESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)等の他のエピ構造を用いてもよい。
実施の形態3.
図16は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す回路図である。増幅用トランジスタ11のドレイン(出力端子)に、整合回路27を介して電流制限回路12が接続されている。この電流制限回路12は、増幅用トランジスタ11に許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限する。この電流制限回路12の構成は、実施の形態1,2に係る電流制限回路12と同様である。
これにより、出力側から過大な電力が戻ってきても、電流制限回路12が電流制限するので、増幅用トランジスタ11のドレインには過大な電力が印加されない。従って、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。また、従来必要であったアイソレータを省くことが可能となるので、小型軽量かつ低コスト化することができる。
なお、本実施の形態では整合回路27の外側に電流制限回路12を接続したが、整合回路27の途中に接続してもよい。
実施の形態4.
図17は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す回路図である。1/4波長線路51の一端は、整合回路27及び電流制限回路12aを介して、増幅用トランジスタ11のドレイン(出力端子)に接続されている。電流制限回路12bの一端は1/4波長線路51の他端に接続され、電流制限回路12bの他端は高周波的に接地されている。この電流制限回路12a,12bの構成は、実施の形態1,2に係る電流制限回路12と同様である。
実施の形態3では、出力端がショートや中間的なインピーダンスになっている場合に出力側からの戻り電力が通過しないようにできるが、出力インピーダンスがオープンでかつ増幅用トランジスタ11の出力もオフになった場合には、電圧のみ印加されて電流が印加されないため増幅用トランジスタ11が破壊される恐れがある。これに対し、本実施の形態では、そのような電圧のみが印加される場合であっても、1/4波長線路51に接続した電流制限回路12bが電流を制限する。従って、1/4波長線路51により出力がショートされ、増幅用トランジスタ11に過大な電圧が印加されるのを防ぐことができる。
実施の形態5.
図18は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す回路図である。電流制限回路12の一端は終端抵抗53に接続され、電流制限回路12の他端は高周波的に接地されている。この電流制限回路12の構成は、実施の形態1,2に係る電流制限回路12と同様である。電流制限回路12の線形抵抗値と終端抵抗53の抵抗値Rとの和がインピーダンスZoに一致するよう設定されている。
終端抵抗53に許容される最大電力をPmax(W)とすれば、電流制限回路12に流れる電流ITLMは以下の数式1で表される。
Figure 0005369388
ここでπ/4は方形波の基本波成分項を補正した係数である。
この条件を満足するように電流制限回路12を設計すれば、電流制限回路12は、終端抵抗53に許容される最大電力Pmaxより大きい電力が通過しないように電流を制限することができる。例えば、抵抗が50Ωで許容電力が1Wの終端抵抗53に対して、電流制限回路12の電流を0.157Aにすれば、終端抵抗53に印加される最大電力は1Wとなる。この時、インピーダンスZoが50Ωで100Wの高周波電力が印加されると、電流制限回路12の電圧は50V程度である。従って、電流制限回路12の耐圧が50V以上あれば、終端抵抗53は焼損されない。よって、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。なお、本実施の形態では終端抵抗53のインピーダンスZoを50Ωとしたが、これに限らずどのようなインピーダンスでもよい。
実施の形態6.
図19は、本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す回路図である。第1,第2抵抗54,55が直列接続されている。第3抵抗56の一端は第1抵抗54と第2抵抗55の接続点に接続され、他端は高周波的に接地されている。電流制限回路12a,12bが第1抵抗54,第2抵抗55に接続されている。この電流制限回路12a,12bは、実施の形態1,2に係る電流制限回路と同様の構成を有し、第1〜第3抵抗54〜56に許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限する。
これにより、過大な電力の高周波信号が入出力端子に印加されても電流制限回路12a,12bにより電流制限されるので第1〜第3抵抗54〜56が焼損され難くなる。よって、過大な電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。
なお、第1〜第3抵抗54〜56の抵抗値は、電流制限回路12a,12bの線形抵抗を加えて所望の減衰量及び入出力インピーダンスが得られるように設定する。また、電流制限回路12a,12bは何れか一方としてもよい。
実施の形態7.
図20は、本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す回路図である。複数の増幅用トランジスタ11a〜11cが並列接続されている。この増幅用トランジスタ11a〜11cのゲート(入力端子)に複数の電流制限回路12a〜12cがそれぞれ接続されている。各電流制限回路12a〜12cは、実施の形態1,2に係る電流制限回路と同様の構成を有し、対応する増幅用トランジスタ11a〜11cに許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限する。
このように増幅用トランジスタごとに電流制限回路が設けられているので、複数の増幅用トランジスタをまとめて電流制限する場合に比べて、不要なLCの寄生成分を介することなく各増幅用トランジスタのゲートに流れる高周波電流を制限できる。従って、ミリ波帯等の高い周波数であっても各増幅用トランジスタのゲートに流れる高周波電流を制限できる。これにより、過大な電力が印加されても破壊され難いだけでなく、高い周波数でリミッタアンプとして使うことができる。
なお、本実施の形態では、増幅用トランジスタごとに電流制限回路を設けたが、2個以上の増幅用トランジスタごとに電流制限回路を設けてもよい。
実施の形態8.
図21は、本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す回路図である。増幅用トランジスタ11のゲート(入力端子)に複数の電流制限回路12a〜12cが直列に接続されている。この複数の電流制限回路12a〜12cは、実施の形態1,2に係る電流制限回路と同様の構成を有し、増幅用トランジスタ11に許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限する。
本実施の形態では3個の電流制限回路を直列接続しているので、各電流制限回路の3倍の電圧まで耐えることができる。このため、より大きな電力が印加されても破壊され難い半導体装置を得ることができる。
なお、本実施の形態では3個の電流制限回路を設けたが、これに限らず、2個以上の電流制限回路を設ければよい。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図である。 第1,第2抵抗の抵抗値を50kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・電流特性の計算結果を示す図である。 第1,第2抵抗の抵抗値を50kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・抵抗特性の計算結果を示す図である。 最大電流が86mAの電流制限回路を増幅用トランジスタに接続した場合の入出力特性の計算結果を示す図である。 計算に用いた回路を示す回路図である。 最大電流が26mAの電流制限回路を増幅用トランジスタに接続した場合の入出力特性の計算結果を示す図である。 第1の抵抗値を50kΩ,第2抵抗の抵抗値を150kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・電流特性の計算結果を示す図である。 第1の抵抗値を50kΩ,第2抵抗の抵抗値を150kΩとした場合における本発明の実施の形態1に係る電流制限回路の電圧・抵抗特性の計算結果を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態2に係る電流制限回路を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電流制限回路の電圧・電流特性を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電流制限回路の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電流制限回路の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す回路図である。 従来の1段増幅器を示す回路図である。 従来の増幅器の2.1GHzにおける入出力特性の計算結果を示す図である。 従来の終端抵抗を示す回路図である。 従来のT型の減衰器を示す回路図である。
符号の説明
11,11a-11c 増幅用トランジスタ
12,12a-12c 電流制限回路
13 保護トランジスタ
14 第1保護抵抗
15 第2保護抵抗
16 活性領域
39 第1電極
40 第2電極
41 n´層(高濃度領域)
42 リセス
51 1/4波長線路
53 終端抵抗
54 第1抵抗
55 第2抵抗
56 第3抵抗

Claims (6)

  1. 増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタの入力端子に接続された電流制限回路とを備え、
    前記電流制限回路は、前記増幅用トランジスタに許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限し、
    前記電流制限回路は、出力電力を制限するリミッタアンプとして機能し、
    前記電流制限回路は、
    保護トランジスタと、
    前記保護トランジスタのソースとゲートを接続する第1保護抵抗と、
    前記保護トランジスタのドレインとゲートを接続する第2保護抵抗とを有し、
    前記保護トランジスタのソースが入力端子であり、
    前記増幅用トランジスタのゲートと前記保護トランジスタのドレインとが接続され、
    前記第1,第2保護抵抗の抵抗値が同じであり、
    前記電流制限回路に流れる電流は、前記電流制限回路に印加される電圧の極性に対して対称であることを特徴とする半導体装置。
  2. 増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタの出力端子に接続された電流制限回路とを備え、
    前記電流制限回路は、前記増幅用トランジスタに許容される最大電力より大きい電力が通過しないように電流を制限し、
    前記電流制限回路は、
    保護トランジスタと、
    前記保護トランジスタのソースとゲートを接続する第1保護抵抗と、
    前記保護トランジスタのドレインとゲートを接続する第2保護抵抗とを有し、
    前記増幅用トランジスタのドレインと前記保護トランジスタのソースが接続され、
    前記保護トランジスタのドレインが出力端子であり、
    前記第1,第2保護抵抗の抵抗値が同じであり、
    前記電流制限回路に流れる電流は、前記電流制限回路に印加される電圧の極性に対して対称であることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記電流制限回路は、
    半導体層に形成された活性領域と、
    互いに離間し、前記活性領域にそれぞれオーミック接続された第1,第2電極とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1電極と前記第2電極の間において、前記活性領域に高濃度領域が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1電極と前記第2電極の間において、前記活性領域にリセスが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体層はGaN層であることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の半導体装置。
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