JP5368730B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5368730B2
JP5368730B2 JP2008126005A JP2008126005A JP5368730B2 JP 5368730 B2 JP5368730 B2 JP 5368730B2 JP 2008126005 A JP2008126005 A JP 2008126005A JP 2008126005 A JP2008126005 A JP 2008126005A JP 5368730 B2 JP5368730 B2 JP 5368730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
ground pattern
circuit
antenna device
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008126005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009278252A (ja
Inventor
真介 行本
高雄 横島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2008126005A priority Critical patent/JP5368730B2/ja
Priority to PCT/JP2009/002050 priority patent/WO2009139144A1/ja
Priority to US12/992,482 priority patent/US8446324B2/en
Priority to CA2723942A priority patent/CA2723942C/en
Publication of JP2009278252A publication Critical patent/JP2009278252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5368730B2 publication Critical patent/JP5368730B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/3208Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used
    • H01Q1/3233Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems
    • H01Q1/3241Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems particular used in keyless entry systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises

Description

本発明は、自動車のキーレスオペレーションシステム等の無線通信技術に好適なアンテナ装置に関する。
従来、自動車のキーレスオペレーションシステム等の無線通信を目的として、ロッドアンテナ等の外部に飛び出るアンテナ部を有するアンテナ装置が用いられていたが、近年、デザイン性を考慮して内蔵アンテナを使用したアンテナ装置が採用されるようになった。しかしながら、無線機器の小型化に伴って内蔵アンテナによるアンテナ特性が劣化してしまうため、例えば、特許文献1には、ハンドストラップを用いて高利得化する移動無線機が提案されている。
この移動無線機では、無線機本体の筐体内に内蔵アンテナ素子を設け、導電性リング状ハンドストラップを取り付けたハンドストラップ接続部を内蔵アンテナ素子の近傍に設けることで、ハンドストラップ接続部と内蔵アンテナ素子とが電磁的に結合して高利得を得ている。
特開2000−114865号公報
しかしながら、上記従来の技術においても、以下の課題が残されている。
すなわち、上記特許文献1に記載の技術のように、電磁的に結合したハンドストラップを用いて高利得化した場合、アンテナ特性がハンドストラップに依存してしまい、アンテナ設計が難しく、安定したアンテナ特性が得難いという問題があった。また、ハンドストラップが無線機器のグランド(GND)に接続されていないため、本来の内蔵アンテナのアンテナ利得は改善されないという不都合がある。
例えば、図18の(a)に示すように、無線機器が小型化された場合、上述したように、基板1上における内蔵アンテナ2の面積や体積、無線回路部3の回路側グランドパターン4が小さくなってしまう。これに対して、図18の(b)に示すように、回路側グランドパターン4を広げるために、ストラップホルダ5或いは導電性のハンドストラップ6と回路側グランドパターン4とを電気的に接続する方法が考えられる。しかしながら、元の回路側グランドパターン4が小さいためにアンテナ特性は不安定であり、特性は改善されないと共に、静電気等の影響により無線回路部3が損傷するおそれもある。そこで、上記特許文献1(図18(c))のように、導電性のハンドストラップ6と回路側グランドパターン4とを電磁的に結合させる方法が考えられるが、静電気の問題は改善されるものの、内蔵アンテナ2自体の性能は改善されないと共に、ハンドストラップ6の状態(長さや設置状態等)に依存してしまい、アンテナ特性が不安定となってしまう。
このように、従来の技術では、十分なアンテナ設計、グランドパターン設計が困難であり、アンテナ特性の改善が困難であった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、小型化及び薄型化等による特性劣化を低減すると共に、内蔵アンテナの特性を改善して高利得化及び広域化を図ることができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のアンテナ装置は、基板と、該基板に設けられた無線回路部と、前記基板に設けられ前記無線回路部に接続された内蔵アンテナと、前記基板に設けられ前記無線回路部に接続された回路側グランドパターンと、前記基板に設けられ前記内蔵アンテナに接続されたアンテナ専用グランドパターンと、を備えていることを特徴とする。
このアンテナ装置では、内蔵アンテナに接続されたアンテナ専用グランドパターンを回路側グランドパターンとは別に基板に設けているので、無線回路部の回路側グランドパターンに依存しないアンテナ専用グランドパターンによって、アンテナ利得や周波数帯域幅等のアンテナ特性が改善される。なお、アンテナ専用グランドパターンと回路側グランドパターンとの間隔に応じて線間容量が発生し、静電対策等の効果を得ることもできる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記アンテナ専用グランドパターンが、前記内蔵アンテナの延在方向に対して直交する方向に延在していることを特徴とする。すなわち、このアンテナ装置では、アンテナ専用グランドパターンが内蔵アンテナの延在方向に対して直交する方向に延在しているので、内蔵アンテナの延在方向と同じ方向に延在させた場合に比べて全体の長さを短くでき、省スペース化が可能である。
また、本発明のアンテナ装置は、前記基板から突出して設けられた金属部を備え、前記アンテナ専用グランドパターンが、前記金属部に接続されていることを特徴とする。すなわち、このアンテナ装置では、アンテナ専用グランドパターンが、基板から突出した金属部に接続されているので、装置の小型化に伴って十分なアンテナ専用グランドパターンを確保できない場合でも、金属部のサイズによってアンテナ特性が改善される。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記金属部が、ストラップホルダであることを特徴とする。すなわち、このアンテナ装置では、金属部がストラップホルダであるので、このストラップホルダにハンドストラップを取り付けることができ、アンテナ特性の改善機能だけでなくストラップホルダとして活用することができる。また、この金属部にハンドストラップを取り付けた場合でも、アンテナ特性の劣化や不安定要素を無くすことができる。さらに、取り付けるハンドストラップに導電性等の要求が無くなり、ハンドストラップを含めたデザイン性、コスト及び生産性に優れている。
また、本発明のアンテナ装置は、前記金属部と前記アンテナ専用グランドパターンとの間に、静電対策回路部が設けられていることを特徴とする。すなわち、このアンテナ装置では、アンテナ専用グランドパターンを静電対策回路部を経由して金属部に接続するので、静電対策回路部によって金属部から入るサージに対して無線回路部等を保護することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記アンテナ専用グランドパターンと前記回路側グランドパターンとを少なくとも1箇所で局所的に接続するグランド調整部を備えていることを特徴とする。すなわち、このアンテナ装置では、アンテナ専用グランドパターンと回路側グランドパターンとを少なくとも1箇所で局所的に接続するグランド調整部を備えているので、グランド調整部の設置箇所を任意に設定することで、ノイズ対策等が可能になり、アンテナ専用グランドパターンと回路側グランドパターンとの安定化を図ることができる。これにより、ノイズ対策、静電対策、グランドパターンの安定化を兼ね備えた設計を確立することができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明のアンテナ装置によれば、内蔵アンテナに接続されたアンテナ専用グランドパターンを回路側グランドパターンとは別に基板に設けているので、無線回路部の回路側グランドパターンに依存しないアンテナ専用グランドパターンによって、アンテナ利得や周波数帯域幅等のアンテナ特性が改善される。したがって、装置の小型化及び薄型化等による特性劣化を低減することができると共に、内蔵アンテナの特性を改善して高利得化及び広域化を図ることができる。この本発明のアンテナ装置は、自動車等に搭載される無線通信システム、特にキーレスオペレーションシステムに使用される受信アンテナ装置、送信アンテナ装置、送受信アンテナ装置のいずれかの使用に好適である。
以下、本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能又は認識容易な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態におけるアンテナ装置10は、例えば自動車等に搭載される無線通信システム、特にキーレスオペレーションシステムに使用される受信アンテナ装置、送信アンテナ装置、送受信アンテナ装置とされるものであって、図1及び図2に示すように、基板1と、該基板1上に設けられた無線回路部3と、基板1上に設けられ無線回路部3に接続された内蔵アンテナ2と、基板1上に設けられ無線回路部3に接続された回路側グランドパターン4と、基板1上に設けられ内蔵アンテナ2に接続されたアンテナ専用グランドパターン11と、基板1から突出して設けられた金属部12と、アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4とを少なくとも1箇所で局所的に接続するグランド調整部13と、を備えている。
アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4とは、例えば基板1上に銅箔等の導体パターンで形成されている。
上記内蔵アンテナ2と無線回路部3とアンテナ専用グランドパターン11との間には、内蔵アンテナ2と無線回路部3とを整合させる回路設計された整合回路部14が設けられている。この整合回路部14は、例えば、図2に示すように、複数のインダクタンスL又はコンデンサCで構成されるπ型LC回路を一段又は複数段設けた回路構成とされている。
なお、上記キーレスオペレーションシステムとは、キーレスオペレーションキーと呼ばれる無線通信機能を有するキーを運転者等が携帯しているだけで、無線作動範囲まで自動車に近づいた際に、キーと自動車本体側に設置された受信アンテナ装置との間でIDコードの照合を無線通信で行うことで、自動車のドア及びテールゲート等の施錠・解錠操作(いわゆるキーレスエントリーシステム)、エンジンの始動操作などが可能になるシステムである。
この整合回路部14からの給電ラインは、無線回路部3に接続されていると共に、グランドラインは、アンテナ専用グランドパターン11に接続されている。すなわち、内蔵アンテナ2は、整合回路部14を介して無線回路部3及びアンテナ専用グランドパターン11に接続されている。
なお、本実施形態では、整合回路部14を設けているため、この整合回路部14からアンテナ専用グランドパターン11に接続しているが、アンテナによっては整合回路部分をアンテナに含めて設計する場合がある。その場合は、アンテナエレメント内のグランドとして動作する部分を用いても同様の効果が得られる。
さらに、金属部12とアンテナ専用グランドパターン11との間に、サージ吸収機能を有する静電対策回路部15が設けられている。この静電対策回路部15は、例えばバリスタ等の一般的な静電対策部品が採用される。
上記アンテナ専用グランドパターン11は、内蔵アンテナ2の延在方向に対して直交する方向に直線的に延在している。なお、アンテナ専用グランドパターン11は、回路側グランドパターン4に対して延在方向の長さが長くなるほど諸特性全てにおいて良好な特性を得ることができる。特に、アンテナ装置10の長手方向に沿って延在させることが、アンテナ専用グランドパターン11を長く設定可能である。
上記内蔵アンテナ2は、例えば誘電体等を用いたチップアンテナ、銅箔等の導体パターンで形成されたパターンアンテナ、板金等による板状アンテナやヘリカルアンテナ等が採用可能である。中でも、小型化できるという点でチップアンテナが好ましい。
上記グランド調整部13には、一般的な受動素子として、抵抗、コンデンサ、インダクタ等が使用される。なお、グランド調整部13は、必要に応じて任意の箇所に設けることができ、本実施形態では、アンテナ専用グランドパターン11の途中に2箇所のグランド調整部13が設けられてアンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4とが接続されている。
なお、上記整合回路部14を採用しない場合として、例えば図3の(a)に示すように、ダイポールアンテナや、図3の(b)に示すように、逆Fアンテナのようにグランドパターンもアンテナの一部として動作している場合にも本実施形態が適用可能である。その場合には、アンテナとして動作しているグランドパターンをアンテナ専用グランドパターン11に置き換えることにより、同様の効果を得ることができる。
また、上記金属部12は、図4の(a)に示すように、図示しない穴部にハンドストラップ6を取り付け可能な棒形状のストラップホルダとされているが、この棒形状のものだけでなく、種々の形状が適用可能である。例えば、図4の(b)及び(c)に示すように、先端に円環状部22aを有したストラップホルダとなる金属部22や、全体が矩形環状とされたストラップホルダとなる金属部32等でも構わない。
このように本実施形態のアンテナ装置10では、内蔵アンテナ2に接続されたアンテナ専用グランドパターン11を回路側グランドパターン4とは別に基板1上に設けているので、無線回路部3の回路側グランドパターン4に依存しないアンテナ専用グランドパターン11によって、アンテナ利得や周波数帯域幅等のアンテナ特性が改善される。
また、アンテナ専用グランドパターン11が内蔵アンテナ2の延在方向に対して直交する方向に延在しているので、内蔵アンテナ2の延在方向と同じ方向に延在させた場合に比べて全体の長さを短くでき、省スペース化が可能である。
さらに、アンテナ専用グランドパターン11が、基板1から突出した金属部12に接続されているので、装置の小型化に伴って十分なアンテナ専用グランドパターン11を確保できない場合でも、金属部12のサイズによってアンテナ特性が改善される。
また、ストラップホルダを金属部12とする場合、この金属部12にハンドストラップ6を取り付けることができ、アンテナ特性の改善機能だけでなくストラップホルダとして活用することができる。また、この金属部12にハンドストラップ6を取り付けた場合でも、アンテナ特性の劣化や不安定要素を無くすことができる。さらに、取り付けるハンドストラップ6に導電性等の要求が無くなり、ハンドストラップ6を含めたデザイン性、コスト及び生産性に優れている。
また、アンテナ専用グランドパターン11を静電対策回路部15を経由して金属部12に接続するので、静電対策回路部15によって金属部12から入るサージに対して内蔵アンテナ2や無線回路部3等を保護することができる。
なお、グランド調整部13を設けず、アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4とを分離している場合、アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4との間隔に応じて線間容量が発生し、静電対策等の効果を得ることもできる。逆に、分離していることで、無線回路部3からのノイズ発生により、アンテナ特性や無線回路部3に悪影響を及ぼす場合が考えられるが、アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4とを少なくとも1箇所で局所的に接続するグランド調整部13を設けることで、ノイズ対策等が可能になり、アンテナ専用グランドパターン11と回路側グランドパターン4との安定化を図ることができる。
これらにより、ノイズ対策、静電対策、グランドパターンの安定化を兼ね備えた設計を確立することができる。
次に、本発明に係るアンテナ装置の第2から第4実施形態について、図5から図7を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、一定幅で直線状に延在したアンテナ専用グランドパターン11が形成されているが、第2実施形態のアンテナ装置20では、図5に示すように、途中がミアンダ形状とされたアンテナ専用グランドパターン21が形成されている点である。すなわち、第2実施形態のアンテナ装置20では、アンテナ専用グランドパターン21の途中がミアンダ形状とされているので、第1実施形態よりも長いアンテナ専用グランドパターン21を得ることができ、より良好なアンテナ特性を得ることが可能になる。
また、第3及び第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、直線的に延在したアンテナ専用グランドパターン11が形成されているが、第3及び第4実施形態のアンテナ装置30,40では、図6及び図7に示すように、L字状及びコ字状のアンテナ専用グランドパターン31,41が形成されている点である。すなわち、第3及び第4実施形態のアンテナ装置30,40では、アンテナ専用グランドパターン31,41がL字状及びコ字状とされているので、第2実施形態と同様に、第1実施形態よりも長いアンテナ専用グランドパターン31,41を得ることができ、より良好なアンテナ特性を得ることが可能になる。
次に、本発明に係るアンテナ装置の第5実施形態について、図8及び図9を参照して以下に説明する。
第5実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、静電対策回路部15がアンテナ専用グランドパターン11と金属部12とに接続されているのに対し、第5実施形態のアンテナ装置50では、図8及び図9に示すように、静電対策回路部55が、回路側グランドパターン4にも接続されている点である。すなわち、第5実施形態のアンテナ装置50では、静電対策回路部55が回路側グランドパターン4にも接続されているので、静電対策回路部55が内蔵アンテナ2保護用だけでなく無線回路部3保護用も兼用し、両方の静電保護が可能になる。
次に、本発明のアンテナ装置において、実際のアンテナ特性について測定した結果を示す。
まず、無線機器等のアンテナ装置において、無線回路部3を設けた基板1が設計され、図10の(a)に示すように、理想的な内蔵アンテナ2の配置及び回路側グランドパターン4の場合(リファレンス状態)を考える。
これに対して、実際には部品実装等により、図10の(b)に示すように、回路側グランドパターン4は小さくなってしまうと考えられる。この回路側グランドパターン4が縮小した状態のとき、その放射パターンを確認すると、図11に示すように、上記理想的な場合(リファレンス状態)に比べてアンテナ利得が最大3dB劣化することがわかる。また、VSWR(電圧定在波比)=3における帯域幅は、上記理想的な場合に対して10%劣化する。
これら従来例に対して、図12に示すように、回路側グランドパターン4がなく、アンテナ専用グランドパターン11を追加した本発明の実施例を考える。その結果、図13に示すように、従来の回路側グランドパターン4が縮小した状態(GNDパターン縮小状態)に比べてアンテナ利得、帯域幅共に改善していることがわかる。
また、図14に示すように、回路側グランドパターン4はそのまま縮小された状態で、アンテナ専用グランドパターン11を追加した本発明の実施例を考える。その結果、回路側グランドパターン4はそのまま縮小された状態でも、図15に示すように、回路側グランドパターン4が縮小した状態(GNDパターン縮小状態)に比べてアンテナ利得は1.2dB改善することがわかる。また、VSWR=3における帯域幅は、上記GNDパターン縮小状態に対して6%改善している。
次に、図16に示すように、アンテナ専用グランドパターン11を追加した状態に、さらにストラップホルダである金属部12をアンテナ専用グランドパターン11に接続した本発明の実施例を考える。その結果、図17に示すように、アンテナ専用グランドパターン11を追加した状態の上記実施例の場合に比べてアンテナ利得はさらに1dB改善することがわかる。また、VSWR=3における帯域幅は、アンテナ専用グランドパターン11を追加した状態の上記実施例に対して2%改善している。
以上の結果から、本発明の実施例におけるアンテナ専用グランドパターン11、金属部12の追加による大幅な特性改善効果が確認できる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記各実施形態では、基板上にアンテナ専用グランドパターンを設けているが、基板として多層基板を採用する場合、アンテナ専用グランドパターンは内層パターン等のどの層に設計しても構わない。なお、理想的には、アンテナ専用グランドパターンは、基板表面の部品面の層に設計されることが好ましい。
本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態において、アンテナ装置を示す平面図である。 第1実施形態のアンテナ装置における等価回路図である。 第1実施形態のアンテナ装置において、整合回路部が無い場合のアンテナ種類としてダイポールアンテナ及び逆Fアンテナを示す説明図である。 第1実施形態のアンテナ装置において、金属部の種々の形状を示す簡易的な要部拡大図である。 本発明に係るアンテナ装置の第2実施形態において、アンテナ装置を示す平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の第3実施形態において、アンテナ装置を示す平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の第4実施形態において、アンテナ装置を示す平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の第5実施形態において、アンテナ装置を示す平面図である。 第5実施形態のアンテナ装置における等価回路図である。 本発明に係るアンテナ装置の従来例において、回路側グランドパターンが理想的な場合と縮小された場合とを示す簡易的な平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の従来例において、回路側グランドパターンが理想的な場合と縮小された場合との放射パターンを示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の実施例において、回路側グランドパターンがなく、アンテナ専用グランドパターンを追加した場合を示す簡易的な平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の従来例及び実施例において、回路側グランドパターンが縮小された従来例と回路側グランドパターンがなく、アンテナ専用グランドパターンを追加した実施例との放射パターンを示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の実施例において、回路側グランドパターンが縮小された状態でアンテナ専用グランドパターンを追加した場合を示す簡易的な平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の従来例及び実施例において、回路側グランドパターンが縮小された従来例とアンテナ専用グランドパターンを追加した実施例との放射パターンを示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の実施例において、アンテナ専用グランドパターン及び金属部を追加した場合を示す簡易的な平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の実施例において、アンテナ専用グランドパターンを追加した実施例とさらに金属部を追加した実施例の放射パターンを示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の従来例において、回路側グランドパターンが小さい場合、回路側グランドパターンとハンドストラップとを電気的に接続した場合及び回路側グランドパターンとハンドストラップとを電磁的に結合した場合を示す平面図である。
符号の説明
1…基板、2…内蔵アンテナ、3…無線回路部、4…回路側グランドパターン、6…ハンドストラップ、10,20,30,40,50…アンテナ装置、11,21,31,41…アンテナ専用グランドパターン、12,22,32…金属部、13…グランド調整部、15,55…静電対策回路部

Claims (6)

  1. 基板と、
    該基板に設けられた無線回路部と、
    前記基板に設けられ前記無線回路部に接続された内蔵アンテナと、
    前記基板に設けられ前記無線回路部に接続された回路側グランドパターンと、
    前記基板に設けられ前記内蔵アンテナに端部が接続され一定幅で延在したアンテナ専用グランドパターンと、を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、
    前記アンテナ専用グランドパターンが、前記内蔵アンテナの延在方向に対して直交する方向に延在していることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、
    前記基板から突出して設けられた金属部を備え、
    前記アンテナ専用グランドパターンが、前記金属部に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置において、
    前記金属部が、ストラップホルダであることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項3又は4に記載のアンテナ装置において、
    前記金属部と前記アンテナ専用グランドパターンとの間に、静電対策回路部が設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記アンテナ専用グランドパターンと前記回路側グランドパターンとを少なくとも1箇所で局所的に接続するグランド調整部を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
JP2008126005A 2008-05-13 2008-05-13 アンテナ装置 Active JP5368730B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008126005A JP5368730B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 アンテナ装置
PCT/JP2009/002050 WO2009139144A1 (ja) 2008-05-13 2009-05-11 アンテナ装置
US12/992,482 US8446324B2 (en) 2008-05-13 2009-05-11 Antenna device
CA2723942A CA2723942C (en) 2008-05-13 2009-05-11 Antenna device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008126005A JP5368730B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009278252A JP2009278252A (ja) 2009-11-26
JP5368730B2 true JP5368730B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=41318519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008126005A Active JP5368730B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 アンテナ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8446324B2 (ja)
JP (1) JP5368730B2 (ja)
CA (1) CA2723942C (ja)
WO (1) WO2009139144A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9588546B2 (en) * 2012-10-26 2017-03-07 Sony Corporation Wireless electronic devices with a metal perimeter including a planar user input component
FR3035526B1 (fr) * 2015-04-27 2019-05-24 Ingenico Group Detection d'ouverture d'un dispositif de saisie de donnees
TWI557998B (zh) * 2015-06-18 2016-11-11 和碩聯合科技股份有限公司 天線模組
JP7002340B2 (ja) * 2018-01-12 2022-01-20 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08130786A (ja) 1994-10-31 1996-05-21 Alpine Electron Inc 電波式リモコンシステムの受信回路
US6097339A (en) * 1998-02-23 2000-08-01 Qualcomm Incorporated Substrate antenna
JP2001168625A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Toshiba Corp 無線通信装置および電子機器
US6664932B2 (en) * 2000-01-12 2003-12-16 Emag Technologies, Inc. Multifunction antenna for wireless and telematic applications
JP3469880B2 (ja) * 2001-03-05 2003-11-25 ソニー株式会社 アンテナ装置
US6639559B2 (en) * 2001-03-07 2003-10-28 Hitachi Ltd. Antenna element
AU2003273548A1 (en) * 2002-06-04 2003-12-19 Skycross, Inc. Wideband printed monopole antenna
JP4118215B2 (ja) 2003-09-29 2008-07-16 株式会社日本自動車部品総合研究所 電波送信機
JP2007068115A (ja) 2005-09-02 2007-03-15 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載用無線受信装置
JP4708372B2 (ja) 2006-02-28 2011-06-22 株式会社日本自動車部品総合研究所 差動伝送用の回路基板装置
US7642969B2 (en) * 2006-04-06 2010-01-05 Lg Electronics Inc. Mobile communication terminal incorporating internal antenna
JP2007312004A (ja) 2006-05-17 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JP4688068B2 (ja) * 2006-06-29 2011-05-25 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009139144A1 (ja) 2009-11-19
CA2723942A1 (en) 2009-11-19
US8446324B2 (en) 2013-05-21
US20110187622A1 (en) 2011-08-04
CA2723942C (en) 2016-06-28
JP2009278252A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3133695B1 (en) Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns
JP5221115B2 (ja) アンテナ装置
US20140340267A1 (en) Antenna for vehicle
US9692099B2 (en) Antenna-matching device, antenna device and mobile communication terminal
US9054413B2 (en) Antenna apparatus and electronic device including antenna apparatus
US20090091507A1 (en) Antenna device with an isolating unit
JP4688068B2 (ja) アンテナ装置
JP5368730B2 (ja) アンテナ装置
US6873296B2 (en) Multi-band vehicular blade antenna
JP5451169B2 (ja) アンテナ装置
JP4412223B2 (ja) 車載アンテナ装置
CN109672018B (zh) 宽频带天线系统
JP5707501B2 (ja) アンテナ装置及びアンテナの実装方法
JP5701394B2 (ja) アンテナ装置及びアンテナの実装方法
JP4992762B2 (ja) 車載統合アンテナ
JP6855308B2 (ja) 低背型アンテナ装置
US20090237309A1 (en) Radio apparatus and antenna device including anisotropic dielectric material
JP2007124016A (ja) 統合アンテナ
JP5149232B2 (ja) アンテナ装置
JP4776414B2 (ja) 平面アンテナの実装構造
JP5399866B2 (ja) アンテナ装置用基板およびアンテナ装置
JP5878366B2 (ja) 車載アンテナ装置及び車載アンテナ
JP6059779B1 (ja) ダイポールアンテナ及びその製造方法
JP4683205B2 (ja) プリント回路基板
JP2014033288A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5368730

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350