JP5366383B2 - センサユニット - Google Patents

センサユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5366383B2
JP5366383B2 JP2007235024A JP2007235024A JP5366383B2 JP 5366383 B2 JP5366383 B2 JP 5366383B2 JP 2007235024 A JP2007235024 A JP 2007235024A JP 2007235024 A JP2007235024 A JP 2007235024A JP 5366383 B2 JP5366383 B2 JP 5366383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
sensor device
sensor
covering
sensor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007235024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009068871A (ja
Inventor
孝美 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2007235024A priority Critical patent/JP5366383B2/ja
Priority to PCT/JP2008/002455 priority patent/WO2009034698A1/ja
Priority to CN200880106290.0A priority patent/CN101802631B/zh
Publication of JP2009068871A publication Critical patent/JP2009068871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5366383B2 publication Critical patent/JP5366383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

この発明は、たとえば自動車用アンチロックブレーキシステム(ABS)センサなどに適用されるセンサユニットに関する。
センサおよび周辺部品を、樹脂のオーバーモールド(インサート成形)により製造する技術が実用に供されている(特許文献1参照)。自動車のハブベアリングに取り付け使用する車軸回転センサ(ABSセンサ)では、磁石体もしくは金属体をハブベアリングの回転輪に配設し、それに対向して磁気ピックアップ、ホールセンサまたは磁気抵抗素子などの磁気式センサを配設する構成である。前記ABSセンサはセンサ部品をオーバーモールドすることで、センサユニット構造として使用される。
従来技術において、予めセンサを固定するセンサ用ホルダにセンサ部品を固定し、これに樹脂をオーバーモールド(二次成形)している。自動車部品では、機械的強度、防水性、耐候性、耐薬品性などの性能が必要となり、このようなモールドが必要となっている。
特開2000−88984号公報
前記従来技術では、次のような問題がある。
(1)モールド材料と内蔵させる部品との接着性が期待できない。
(2)内蔵する電子部品の自己発熱および環境温度の変化によって、モールド材料と内蔵部品との間の熱膨張差に起因して両者間に隙間が生じ、防水性に問題がある。
(3)モールドされたセンサユニットに外力が加わり、モールド材に塑性変形が発生した場合にも、モールド材と内蔵部品間に隙間が生じ、防水性に問題がある。
自動車部品、特に、ハブベアリングに取付け使用されるABSセンサ等のセンサユニットでは、路面に晒されて塩泥水を浴び、かつ100度以上からマイナス数十度までの大きな温度変化の生じる厳しい環境下に設置され、またサスペンションよりも下部にあって、車両走行に伴う振動の影響が大きい。ABSセンサの誤動作は、車両走行の安全性への影響も大きい。そのため、上記のようなモールド材料と内蔵部品間の接着性、熱膨張差、外力等による隙間の発生等で防水性が低下することは、極力回避する必要があり、外力による破損や振動に対する耐久性についても、優れたものであることが、強く望まれる。このような種々の厳しい要望は、従来の樹脂モールドによるセンサユニットでは満足させることが難しい。
本発明の目的は、外部からの水の浸入を防ぐことができ、さらに外部の温度変化に起因するセンサユニット内部の熱歪みによるセンサおよび周辺回路への水の浸入を防止し、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを提供することである。
この発明における第1の発明のセンサユニットは、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルとを備え、このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、前記センサデバイスを覆った覆い材、およびケーブルの少なくとも一部を、減圧環境下において、絶縁性を有する液体に浸し、前記センサデバイスと覆い材との間の隙間に、前記液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とする。
この構成によると、センサデバイスは、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材に覆われている。ケーブルは、センサデバイスからのセンシング情報を出力する。センサデバイスと覆い材との間の隙間に、絶縁性を有する液体が含浸されていることによって、外部から前記隙間に水分が浸入することを防ぐことができる。特殊なシール構造等を用いることなく、絶縁性を有する液体を前記隙間に予め含浸させておくだけで、外部からの水分浸入を確実にかつ簡単に防止することができる。したがって、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを実現することができる。
またセンサデバイスを、特に弾性を有する覆い材で覆うことで、環境温度および電子部品の自己発熱によって、センサデバイスとモールド材(覆い材)とで異なる熱膨張が発生した場合であっても、モールド材の弾性によって、熱膨張差を吸収し得る。センサデバイスと覆い材との間には、液体が含浸しているので、この隙間によって、熱膨張差を吸収し得る。前記熱膨張差に基づいて、センサデバイスと覆い材との間の隙間が変化しても、該隙間に水分が浸入することを防止することができる。
また、この発明における第2の発明のセンサユニットは、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルとを備え、このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、前記ケーブルのケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、または前記覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とする。
この構成によると、ケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、または覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体が含浸されていることによって、外部から前記隙間に水分が浸入することを防ぐことができる。特殊なシール構造等を用いることなく、絶縁性を有する液体を前記隙間に予め含浸させておくだけで、外部からの水分浸入を確実にかつ簡単に防止することができる。したがって、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを実現することができる。
またセンサデバイスを、特に弾性を有する覆い材で覆うことで、環境温度および電子部品の自己発熱によって、センサデバイスとモールド材(覆い材)とで異なる熱膨張が発生した場合であっても、モールド材の弾性によって、熱膨張差を吸収し得る。ケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間、または覆い材とケーブルとの間には、液体を含浸させているので前記熱膨張差に基づいて、液体を含浸させた隙間が変化しても、含浸させている液体によって該隙間に水分が浸入することを防止することができる。
また、この発明における第3の発明のセンサユニットは、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルとを備え、このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、前記センサデバイスと覆い材との間の隙間、前記ケーブルのケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、および前記覆い材とケーブルの隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とする。
この構成によると、センサデバイスと覆い材との間の隙間、ケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、および覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体が含浸されていることによって、外部からこれら隙間に水分が浸入することを防ぐことができる。特殊なシール構造等を用いることなく、絶縁性を有する液体を前記隙間に予め含浸させておくだけで、外部からの水分浸入を確実にかつ簡単に防止することができる。したがって、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを実現することができる。その他モールド材の弾性、液体を含浸させた隙間によって、熱膨張差を吸収し得る。前記熱膨張差に基づいて、液体を含浸させた隙間が変化しても、含浸させている液体によって該隙間に水分が浸入することを防止することができる。
この発明において、前記ケーブルのケーブル絶縁被覆とケーブルカバーとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成ることが好ましい。前記隙間から水分が浸入することを確実にかつ簡単に防止することができる。
ンサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成した場合、隙間に上記液体をスムーズに含浸させることができる。
この発明において、前記センサデバイスは磁気式センサであることが好ましい。この発明において、前記磁気式センサは、ホールセンサ、磁気抵抗素子、巨大磁気抵抗素子、またはコイルから成る構成であることが好ましい。前記磁気式センサは、自動車の車輪用軸受装置に取り付け可能に構成されることが好ましい。この構成によると、機械的強度、防水性、耐候性、および耐薬品性などの性能を備える自動車部品を実現することができる。
この発明のセンサユニットは、センサデバイスと覆い材との間の隙間に、絶縁性を有する液体が含浸されていることによって、外部から前記隙間に水分が浸入することを防ぐことができる。特殊なシール構造等を用いることなく、絶縁性を有する液体を前記隙間に予め含浸させておくだけで、外部からの水分浸入を確実にかつ簡単に防止することができる。したがって、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを実現することができる。センサデバイスとモールド材(覆い材)とで異なる熱膨張が発生した場合であっても、モールド材の弾性によって、熱膨張差を吸収し得る。センサデバイスと覆い材との間には、液体を含浸させる隙間があるので、この隙間によって、熱膨張差を吸収し得る。前記熱膨張差に基づいて、センサデバイスと覆い材との間の隙間が変化しても、含浸させた液体によって該隙間に水分が浸入することを防止することができる。センサデバイスと、覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成したため、隙間に上記液体をスムーズに含浸させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。以下の説明においては、各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
本実施形態に係るセンサユニットは、たとえば自動車用アンチロックブレーキシステム(ABS)センサなどに適用される。ただし自動車用だけに必ずしも限定されるものではなく、二輪車、鉄道車両、搬送車両など種々の車両に適用可能であり、さらに各種の軸受や軸受の周辺部材に取り付け可能である。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るセンサユニットの断面図である。センサユニット1は、センサアッシ2と、このセンサアッシ2の要部を覆うモールド材3(覆い材に相当する)とを有する。センサアッシ2は、磁気式センサであるセンサ4、電極端子5、ケーブル芯線6、ケーブル絶縁被覆7、ケーブルカバー8、これらの部材を位置決めする金属製の固定用金具(図示せず)、およびコネクタ9を有する。センサデバイスとしてのセンサ4は、ホールセンサ、磁気抵抗素子(MRセンサ、MR:Magneto Resistance)、巨大磁気抵抗素子(GMRセンサ、GMR:Giant Magneto Resistance)、またはコイルから成る磁気式センサによって実現される。また、前記磁気式センサが、複数の整列させられた磁気検出素子で構成され、それら複数の磁気検出素子の出力を演算して生成された内部信号に基づいて、あらかじめ定められた逓倍数の出力を生成するものであっても良い。逓倍機能を有するセンサを使用することによって、検出対象である磁気エンコーダ等に形成されたパターンの、数倍から数十倍の回転検出分解能を得ることができる。
センサ4の一表面部は、図示外の回転する部材に設けられた磁石体または金属体と対向して所定小距離離隔して配設される。上記磁石体は、例えば円周方向に交互に着磁された磁気エンコーダである。上記金属体は、例えば歯車状のパルサリングである。センサ4の基端部には電気端子4aが付設され、この電気端子4aに、圧着、半田付けまたはその他の接合方法で、電気伝導性の良好な金属から成る電極端子5が電気的に接続されている。
電極端子5の長手方向先端部に、圧着、半田付けまたはその他の接合方法で、ケーブル芯線6が電気的に接続され、該ケーブル芯線6の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆7が設けられている。ケーブル芯線6の外部のうち、長手方向基端部および先端部を除く部分に、ケーブル絶縁被覆7が設けられている。さらにケーブル絶縁被覆7の外部のうち、長手方向一端部および他端部を除く部分に、ケーブルカバー8が設けられている。ケーブル芯線6、ケーブル絶縁被覆7、およびケーブルカバー8が、ケーブルに相当する。
ケーブル芯線6の長手方向基端部に電極端子5が接続され、ケーブル芯線6の長手方向先端部に、コネクタ9が接続されている。コネクタ9は、コンタクト9aと、このコンタクト9aの要部を環状に覆うコネクタケース9bと、シール部材9cとを含んで構成される。シール部材9cは、ケーブル側からコンタクト9aの要部への水の浸入を防ぐように構成される。コネクタケース9bは、その壁部の延在方向一方側に開放し、コンタクト9aの要部を外方に露出する。これによってコンタクト9aと図示外の被接続部とは着脱可能に接続される。コネクタケース9bには、各コンタクト9aを仕切る仕切り壁9baが設けられている。コネクタケース9bの前記延在方向基端側にシール部材9cが設けられ、これらコネクタケース9bとシール部材9cとで有底筒状に構成される。
覆い材としてのモールド材3は、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る。本実施形態において、モールド材3は、センサ4、電極端子5、ケーブル芯線6の長手方向基端部、ケーブル絶縁被覆7の長手方向一端部、およびケーブルカバー8の長手方向一端部を覆う。センサユニット1は、モールド材3によってセンサ4等の要部を覆うように一体成形されている。
モールド材3のゴム材料には、たとえばニトリルゴム、フッ素ゴムが耐熱性、低温特性および耐油性に優れ望ましいが、その他のゴム材料であってもよい。これらのゴム材料の代わりに、熱可塑性エラストマーであってもよい。その中でも、特に耐熱性・耐油性に優れた塩化ビニル系、エステル系、アミド系が望ましい。いずれもセンサ等をモールディングする材料は、ゴム弾性を示す材料であればよい。
図2は、センサデバイスと覆い材との間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させた状態を表す要部の断面図である。図3は、ケーブル芯線,ケーブル絶縁被覆間の隙間、ケーブル絶縁被覆,ケーブルカバー間の隙間、および覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させた状態を表す要部の断面図である。図2に示すように、異種の材料で構成された部材間には隙間が存在する。すなわち、モールド材3と、センサ4の電気端子4aおよび電極端子5との間には第1環状隙間δ1がある。モールド材3とケーブル芯線6の長手方向基端部との間には、第2環状隙間δ2、さらにモールド材3と、ケーブル絶縁被覆7の長手方向一端部との間には、第3環状隙間δ3が存在し、またモールド材3と、ケーブルカバー8の長手方向一端部との間に、環状隙間δ4が存在する。
これら環状壁部δ1,δ2,δ3,δ4に、絶縁性を有する液体LQ(後述する)が含浸されている。
モールド材3のうち、第2壁部3a2を形成する凸形状部10の軸線方向一端部と、該軸線方向一端部に臨む電極端子5の長手方向先端部との間に、第1軸方向隙間δy1が存在し、モールド材3のうち凸形状部10の軸線方向他端部と、ケーブル絶縁被覆7の長手方向一端部との間に、第2軸方向隙間δy2が存在する。モールド材3のうち、第3壁部3a3と第4壁部3a4との間の段部11と、該段部11に臨むケーブルカバー8の長手方向一端部との間に、第3軸方向隙間δy3が存在する。本実施形態において、軸線方向(軸方向)とは、ケーブルの軸線方向と同義であり、径方向とは、前記軸線方向に直交する方向と同義である。これら第1〜第3軸方向隙間δy1,δy2,δy3に、絶縁性を有する液体LQが含浸されている。
図3に示すように、ケーブルカバー8、ケーブル絶縁被覆7間のカバー被覆隙間δaに、絶縁性を有する液体LQが含浸され、ケーブル絶縁被覆7、ケーブル芯線6間の被覆芯線隙間δbにも、絶縁性を有する液体LQが含浸されている。第1〜第4環状壁部δ1,δ2,δ3,δ4、第1〜第3軸方向隙間δy1,δy2,δy3、カバー被覆隙間δa、および被覆芯線隙間δbを、隙間等を称す場合がある。なお、図3に示す符号x1は、ケーブルカバー8の一部である。
隙間等に含浸させる液体LQについて説明する。
前記液体LQとして、たとえばシリコンオイル等の絶縁性に優れた液体であって、使用環境温度状態(100℃の高温状態においても)低蒸気圧性能を備えた液体を適用することが可能である。前記液体LQには、シリコンオイル以外には、フッ素系オイルや炭化水素系など、使用温度環境において、2×10-1Paといった低蒸気圧性能を有する、例えば真空ポンプ油で利用できるものであればよい。
このセンサユニット本体の全体もしくは一部を、前述の液体LQに浸し、該液体LQを隙間等に含浸している。この液体LQの含浸をスムーズに行うように、センサユニット1の各構成部品に、表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成しておく。また本実施形態では、センサユニット本体を、減圧環境下すなわち1気圧以下(例えば100mmHg)において液体LQに浸すことで、センサユニット本体内部の気体を排除し、センサユニット内部への液体LQの含浸を確実にしている。つまりセンサユニット本体を減圧環境下で液体LQに浸すと、前記隙間等に存する気体を排除しつつ、該隙間等に液体LQが確実に含浸していく。よって、センサユニット本体内部の隙間等に液体LQを確実に充満させることができる。換言すれば、前記隙間等に気体が残存しないので、該気体を介して水分が浸入することを阻止することができる。しかも、センサユニット本体を減圧環境下で液体LQに浸すことで、センサユニット内部へ液体LQを迅速に含浸させることが可能となる。したがって作業工数の低減を図ることができる。

以上説明したセンサユニット1によれば、前記隙間等に、前述の絶縁性を有する液体LQが含浸されていることによって、センサユニット外部から前記隙間等に水分が浸入することを防ぐことができる。特殊なシール構造等を用いることなく、前述の絶縁性を有する液体LQを前記隙間等に予め含浸させておくだけで、外部からの水分浸入を確実にかつ簡単に防止することができる。センサユニット本体を、特に減圧環境下において液体LQに浸すことで、センサユニット本体内部の気体を排除し、センサユニット内部への液体LQの含浸を確実にすることができる。したがって、製品の信頼性が高く、かつ製作コストの低減を図ることができるセンサユニットを実現することができる。特に図のA,B,Cの部位から水が浸入することを阻止することができる。
センサアッシ2の要部を、特に弾性を有するモールド材3で覆うことで、環境温度および電子部品の自己発熱によって、センサアッシ2とモールド材3とで異なる熱膨張が発生した場合であっても、モールド材3の弾性によって、熱膨張差を吸収し得る。センサアッシ2とモールド材3との間には、液体LQを含浸させる隙間等があるので、この隙間等によって、熱膨張差を吸収し得る。前記熱膨張差に基づいて、センサアッシ2とモールド材3との間の隙間等が変化しても、該隙間等に水分が浸入することを防止することができる。
本実施形態では、センサデバイスに磁気式センサを適用したが、このセンサデバイスは外部から電力を供給もしくは電気的な信号出力を送出するいかなるセンサデバイスでもよい。本発明の他の実施形態として、第1〜第4環状壁部δ1,δ2,δ3,δ4、および第1〜第3軸方向隙間δy1,δy2,δy3のうち、少なくともいずれか一つに、絶縁性を有する液体を含浸させて成るセンサユニットでもよい。また第2〜第4環状壁部δ2,δ3,δ4、カバー被覆隙間δa、および被覆芯線隙間δbのうち、少なくともいずれか一つに、絶縁性を有する液体を含浸させて成るセンサユニットでもよい。このようなセンサユニットにおいても、隙間に含浸させた液体によって、該隙間に水分が浸入することを防ぐことができる。その他本実施形態と同様の効果を奏する。
図4は、本発明の上記実施形態に係るセンサユニットを自動車の車輪用軸受装置に取り付けた状態を表す断面図である。この自動車の車輪用軸受装置においては、各種の制御、たとえばアンチロックブレーキシステム(ABS)、トラクションコントロールシステム(TCS)などを制御するために、当該車輪用軸受装置12に、センサユニット1が取付けられる。すなわち本車輪用軸受装置12は、外方部材13、内方部材14、複列の転動体15、保持器16、シール17、カバー18、磁気エンコーダ19(パルサリングでもよい)およびセンサユニット1を有する。
図示外の車体に前記外方部材13が固着され、車輪に内方部材14が取り付けられる。これら外方部材13と内方部材14との間に、複列の転動体15が保持器16によって周方向一定間隔おきに介在されハブベアリングを実現している。内方部材14、外方部材13の軸線方向一端部には、これら内方部材14、外方部材13間に形成される環状空間を密封するたとえばオイルシールなどの接触式のシール17が設けられている。内方部材14の構成部品である内輪20に、上記磁気エンコーダ19が設けられている。
外方部材13の軸線方向一端部には閉塞用のカバー18が設けられ、該カバー18に、磁気エンコーダ19に対向するように、センサユニット1が取り付けられている。カバー18には、センサユニット1の少なくともセンサ部分が嵌入された状態で、センサユニット本体が図示外のボルト、ナットなどを用いて着脱可能に設けられる。カバー18に前記センサ部分が嵌入された状態では、該センサ部分を覆うモールド材の弾性によって、センサユニット本体との間に存在し得るカバー18の環状隙間がタイトに密封される構成になっている。
この車輪用軸受装置12が、100度以上からマイナス数十度までの大きな温度変化の生じる厳しい環境下に設置された場合においても、センサユニット1のモールド材が温度変化に追従して弾性変形する。また車輪用軸受装置12に、車両走行に伴う振動が付加されたとしても、センサユニット1のモールド材は前記振動に追従して弾性変形する。また、センサユニット1が変形しても、内部の部材間に存在する絶縁性の液体が、外部からの水等が不所望に浸入することを防止することができる。このような厳しい環境下でも、センサユニット1において、センサアッシとモールド材とで異なる熱膨張が発生した場合、モールド材の弾性によって、熱膨張差を吸収することができる。したがってセンサアッシとモールド材との間に不所望に隙間が発生することを防止することができ、センサアッシ自体の防水性を保つことができる。よって自動車部品で必要とされる機械的強度、防水性、耐候性、耐薬品性などの性能を満足する車輪用軸受装置を実現することができる。
本実施形態では、センサユニット1を車輪用軸受装置に取り付けたが、センサユニット1を車輪用軸受装置の周辺部材に取り付けることも可能である。本実施形態では、センサユニット1を磁気エンコーダ19に対してアキシアル方向に対向させたが、センサユニット1は、磁気エンコーダ19に対してラジアル方向に対向させるものであってもよい。また、本実施形態では、たとえば従動輪支持用の複列アンギュラ玉軸受形式の車輪用軸受装置に適用した例について述べたが、この発明は、駆動輪支持用の車輪用軸受装置や、テーパころタイプなどの車輪用軸受装置にも適用することができる。この場合でも、本実施形態と同様の効果を奏する。
図5ないし図12は、それぞれ、上記実施形態に係るセンサユニット1を装備した車輪用軸受の一例を示す断面図である。まず、これらの各例に共通する構成を説明し、その後に各例の異なる部分を個別に説明する。なお、この車輪用軸受は、自動車等の車両に取付けられるものであり、この明細書において、車両に取付けた状態で車両幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両幅方向の中央側となる側のインボード側と呼ぶ。
これらの車輪用軸受は、外方部材51と内方部材52の間に複列の転動体53を介在させ、車体に対して車輪を回転自在に支持するものであって、上記実施形態に係る回転検出装置1、およびこのセンサユニット1で検出される被検出体である磁気エンコーダ19を装備したものである。センサユニット1は、図1と共に説明した構成のものであるが、その外形は、図1に示す形状どおりではなく、各例毎に、取付形態に応じた形状とされている。
外方部材51は固定側の部材であり、内方部材52は回転側の部材である。各列の転動体53は、各列毎に保持器54に保持されており、外方部材51の内周に形成された複列の転走面55と、内方部材52の外周に形成された複列の転走面56との間に介在する。これら車輪用軸受は、複列のアンギュラ玉軸受型とされ、両列の転走面55,55,56,56は、互いに接触角が背面合わせとなるように形成されている。以下、各図の車輪用軸受を個別に説明する。
図5の例は、いわゆる第3世代型であって、駆動輪支持用に適用した例である。内方部材52は、ハブ輪57と、このハブ輪57の軸部57aのインボード側部の外周に嵌合させた内輪58との2つの部材からなり、ハブ輪57の軸部57aおよび内輪58の外周に上記各列の転走面56がそれぞれ形成されている。ハブ輪57の軸部57aは、内部に等速ジョイント(図示せず)のステム部を挿通させる中心孔57cを有している。内輪58は、ハブ輪57の軸部57aに形成された段差部内に嵌合し、軸部57aのインボード側端に設けられた加締部57aaによりハブ輪57に対して固定されている。ハブ輪57は、アウトボード側の端部近傍の外周に車輪取付フランジ57bを有し、車輪取付フランジ57bにホイールおよびブレーキロータ(いずれも図示せず)が重ね状態で、ハブボルト59によって取付けられる。ハブボルト59は、車輪取付フランジ57bに設けられたボルト取付孔に圧入されている。外方部材51は、全体が一体の部材からなり、外周に車体取付フランジ51bを有している。外方部材51は、車体取付フランジ51bのボルト孔60に挿通されたナックルボルトにより、懸架装置のナックル(図示せず)に取付けられる。
外方部材51と内方部材52間の軸受空間の両端は、接触シール等からなる密封装置61,62によって密封されている。
磁気エンコーダ19は、円周方向に磁極N,Sを交互に有するリング状の多極磁石からなり、転動体53,53間で内方部材52の外周面に嵌合状態に設置されている。被検出体である磁気エンコーダ19は、例えば、芯金19aの外周に、ゴム磁石、プラスチック磁石等の多極磁石19bを設けたもの、あるいは焼結磁石等からなる。
センサユニット1は、外方部材51に、両転動体列53,53間で径方向に貫通させたセンサ取付孔63に挿通して取付けられ、先端(図1のセンサ4が埋め込まれた部分)が、上記磁気エンコーダ19にラジアル方向に磁気ギャップを介して対向させられる。センサ取付孔63は、例えば断面形状が円形の貫通孔である。センサ取付孔63の内面とセンサユニット1との間は、Oリング等の接触シールや、接着剤等で密封してもよい。
センサユニット1は、センサ取付孔63にほぼ嵌合する内径の軸状の挿入部1aと、非挿入部である頭部1bとを有し、頭部1bは外方部材51の外周面に接して配置される。頭部1bからケーブル8Aが引き出されている。頭部1bを金属あるいは樹脂などのカバーで覆って、センサユニット1を保護するようにしてもよい。
ケーブル8Aは、図1のケーブル芯線6、ケーブル絶縁被覆7、およびケーブルカバー8で構成される。図1の例ではケーブルを直線状に示しているが、図5の例の車輪用軸受に搭載する場合、センサユニット1は、例えば図13に示すようにケーブル8Aを屈曲させる。同図において、図1のモールド材3で構成される部分は、その概略断面形状を想像線で図示している。
この構成の車輪用軸受によると、例えば、数十度からマイナス数十度までの大きな温度変化の生じる厳しい環境下で使用された場合においても、センサユニット1のモールド材3が温度変化に追従して弾性変形する。また車輪用軸受装置に、車両走行に伴う振動が付加されたとしても、センサユニット1のモールド材3は前記振動に追従して弾性変形する。したがって、このセンサユニット1と外方部材51のセンサ取付孔63の内面との間から、軸受内部に水等が不所望に浸入することを防止することができる。また、センサユニット1が変形しても、内部の部材間に存在する絶縁性の液体により、外部からの水等が不所望に浸入することを防止することができる。また、このような厳しい環境下でも、センサユニット1において、センサアッシ2とモールド材3とで異なる熱膨張が発生した場合、モールド材3の弾性によって、熱膨張差を吸収することができる。したがってセンサアッシ2とモールド材3との間に不所望に隙間が発生することを防止することができ、センサアッシ2自体の防水性を保つことができる。よって自動車部品で必要とされる機械的強度、防水性、耐候性、耐薬品性などの性能を満足する車輪用軸受を実現することができる。
図6は、図5に示した車輪用軸受において、センサユニット1と磁気エンコーダ19との対向方向をアキシアル方向としたものである。磁気エンコーダ19は、断面L字状の芯金19aの立板部に多極磁石19bを設けたものである。センサユニット1は、その先端の内部のセンサ4が、磁気エンコーダ19の多極磁石19bに対してアキシアル方向に対向する。その他図5に示した車輪用軸受と同様の構成となっており、図5の車輪用軸受と同様の作用、効果を奏する。
図7は、図5に示した車輪用軸受において、センサユニット1を外方部材51のインボード側端にセンサ取付部材72を介して取付けたものである。センサ取付部材72は、外方部材51の外周面に嵌合して端面に当接するリング状の金属板であり、周方向の一部に、センサユニット1を取付けるセンサ取付片72aを有している。磁気エンコーダ19は、断面L字状の芯金19aの立板部に多極磁石19bを設けたものであり、内輪58の外周に嵌合させてある。磁気エンコーダ19は、インボード側の密封装置61の一部を兼ねるものとされる。磁気エンコーダ19とセンサユニット1は、アキシアル方向に対向する。
この構成の場合、外方部材51に、図5の例のセンサ取付孔63が設けられないため、センサ取付孔63からの水の浸入の問題がない。その他の構成,効果は、図5の例と同様である。
図8は、図7に示した例において、インボード側の軸受空間の密封装置61を、磁気エンコーダ19よりも外部に配置したものである。すなわち、外方部材51に取付けられた環状のセンサ取付部材72と内輪58との間に、接触シール等からなる密封装置61を設けている。
この構成の場合、磁気エンコーダ71が密封装置61により、外部空間に対して密封され、磁気エンコーダ71とセンサユニット1との間に異物を噛み込むこと等が防止される。その他の構成,効果は、図7の例と同様である。
図9は、図5に示した例において、従動輪用としたものであって、ハブ輪57は中心孔を有しておらず、中実とされている。外方部材51のインボード側の端部は、内方部材52よりも軸方向に延びていて、その端面開口をカバー74で覆ってある。カバー74は、外周縁に設けられた鍔部74aで外方部材51の内周に嵌合して取付けられる。このカバー74に、磁気エンコーダ19に対向するように、センサユニット1が取り付けられている。カバー74には、センサユニット1の少なくともセンサ部分(センサ4が埋め込まれた部分)4Aが嵌入された状態で、センサユニット本体が図示外のボルト、ナットなどを用いて着脱可能に設けられる。カバー74にセンサ部分4Aが嵌入された状態では、このセンサ部分4Aを覆うモールド材(弾性部材)の弾性によって、センサユニット本体との間に形成され得るカバー74の環状隙間δmがタイトに密封される構成になっている。磁気エンコーダ19は、内輪58の外周に嵌合して取付けられており、センサユニット1とラジアル方向に対面する。
この構成の場合、従動輪用への適用に限られるが、カバー74によって外方部材51の端部開口の全体が覆われ、簡易な構成で高いシール性能が得られる。その他の構成,効果は図5の例と同様である。
図10は、図9に示した例において、磁気エンコーダ19とセンサユニット1とをアキシアル方向に対向させる構成としたものである。その他の構成,効果は、図9の例と同様である。
図11の車輪用軸受は、いわゆる第4世代型とした例であり、内方部材52が、ハブ輪57Aと、等速ジョイント外輪81とで構成される。
等速ジョイント80は、その外輪81の球形内面と内輪82の球形外面とに、軸方向に沿う軌道溝をそれぞれ複数形成し、対向する軌道溝間にトルク伝達ボール84を介在させたものである。トルク伝達ボール84は保持器85に保持される。内輪82はシャフト86に嵌合させる。等速ジョイント外輪81は、カップ部81aの外底面から中空軸状のステム部81bが突出する。このステム部81bを車輪用軸受のハブ輪57A内に挿入し、拡径加締によりハブ輪57Aと一体に結合している。ハブ輪57Aおよび等速ジョイント外輪81に、内方部材52の各列の転走面56が形成される。等速ジョイント外輪81のカップ部81aの開口とシャフト86の外周との間には、蛇腹状のブーツ87が被せてある。
センサユニット1は、図5の例と同様に、外方部材51にセンサ取付孔63を貫通させてこの孔63内に挿入して取付けている。磁気エンコーダ19は、図5の例と同様に、内方部材52におけるハブ輪57Aの外周に嵌合状態に取付けている。磁気エンコーダ19とセンサユニット1とは、ラジアル方向に対向させている。
この例においても、センサユニット1につき図5の例と同様の作用、効果が得られる。
図12は、図11の例において、磁気エンコーダ19を、センサユニット1とアキシアル方向に対向させるようにしたものである。その他の構成,効果は、図11の例と同様である。
なお、上記各実施形態の車輪用軸受は、第3世代型および第4世代型の例について述べたが、この発明のセンサユニット付き車輪用軸受は、ハブと軸受とが別々に設けられる第1世代型や第2世代型の車輪用軸受にも適用でき、また外方部材が回転側で内方部材が固定側の車輪用軸受に適用することもできる。また、アンギュラ玉軸受型に限らず、テーパころ型や、その他各種の車輪用軸受に適用することができる。さらに、センサユニット1で検出する被検出体は、磁気エンコーダに限らず、例えば金属製のギヤ状のパルサリングであっても良い。
本発明の第一の実施形態に係るセンサユニットの断面図である。 センサデバイスと覆い材との間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させた状態を表す要部の断面図である。 ケーブル芯線,ケーブル絶縁被覆間の隙間、ケーブル絶縁被覆,ケーブルカバー間の隙間、および覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させた状態を表す要部の断面図である。 本発明の上記実施形態に係るセンサユニットを自動車の車輪用軸受装置に取り付けた状態を表す断面図である。 この発明の実施形態に係るセンサユニットを車輪用軸受に取り付けた状態を表す断面図である。 この発明の他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受の断面図である。 この発明の他の実施形態に係るセンサユニットの部分省略断面図である。
符号の説明
1…センサユニット
2…センサアッシ
3…モールド材
4…センサ
6…ケーブル芯線
7…ケーブル絶縁被覆
8…ケーブルカバー
12…車輪用軸受装置
LQ…液体

Claims (7)

  1. センサデバイスと、
    前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、
    前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルと、を備え
    このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、
    記センサデバイスを覆った覆い材、およびケーブルの少なくとも一部を、減圧環境下において、絶縁性を有する液体に浸し、前記センサデバイスと覆い材との間の隙間に、前記液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とするセンサユニット。
  2. センサデバイスと、
    前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、
    前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルと、を備え
    このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、
    記センサデバイスを覆った覆い材、およびケーブルの少なくとも一部を、減圧環境下において、絶縁性を有する液体に浸し、前記ケーブルのケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、または前記覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とするセンサユニット。
  3. センサデバイスと、
    前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、
    前記センサデバイスに電気的に接続され、該センサデバイスからのセンシング情報を出力するケーブルと、を備え
    このケーブルは、ケーブル芯線と、このケーブル芯線の電気的絶縁を確保するケーブル絶縁被覆と、このケーブル絶縁被覆の一部を覆うケーブルカバーとを有し、
    記センサデバイスを覆った覆い材、およびケーブルの少なくとも一部を、減圧環境下において、絶縁性を有する液体に浸し、前記センサデバイスと覆い材との間の隙間、前記ケーブルのケーブル芯線とケーブル絶縁被覆との間の隙間、および前記覆い材とケーブルとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成り、センサデバイスと、前記センサデバイスを覆う覆い材であって、プラスチックもしくは熱可塑性エラストマもしくはゴム弾性を示す材料から成る覆い材と、ケーブル芯線と、ケーブル絶縁被覆と、ケーブルカバーの一部に、絶縁性を有する液体との表面張力を小さくするような親油性の被膜を、予め形成することを特徴とするセンサユニット。
  4. 請求項2または請求項3において、前記ケーブルのケーブル絶縁被覆とケーブルカバーとの間の隙間に、絶縁性を有する液体を含浸させて成ることを特徴とするセンサユニット。
  5. 請求項1〜のいずれか1項において、前記センサデバイスは磁気式センサであることを特徴とするセンサユニット。
  6. 請求項において、前記磁気式センサは、ホールセンサ、磁気抵抗素子、巨大磁気抵抗素子、またはコイルから成ることを特徴とするセンサユニット。
  7. 請求項1〜のいずれか1項において、前記センサデバイスは、自動車の車輪用軸受装置に取り付け可能に構成されることを特徴とするセンサユニット。
JP2007235024A 2007-09-10 2007-09-11 センサユニット Expired - Fee Related JP5366383B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007235024A JP5366383B2 (ja) 2007-09-11 2007-09-11 センサユニット
PCT/JP2008/002455 WO2009034698A1 (ja) 2007-09-10 2008-09-05 センサユニット
CN200880106290.0A CN101802631B (zh) 2007-09-10 2008-09-05 传感器组件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007235024A JP5366383B2 (ja) 2007-09-11 2007-09-11 センサユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009068871A JP2009068871A (ja) 2009-04-02
JP5366383B2 true JP5366383B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=40605308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007235024A Expired - Fee Related JP5366383B2 (ja) 2007-09-10 2007-09-11 センサユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5366383B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2551705Y2 (ja) * 1991-12-26 1997-10-27 エヌティエヌ株式会社 車輪用軸受の回転速度検出装置
JPH06230112A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Fueroo Kogyo Kk 超音波振動子の充填構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009068871A (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5334287B2 (ja) ベアリングシール
CN101802631B (zh) 传感器组件
JP2004205008A (ja) 転がり軸受装置
JP2009069000A (ja) センサユニット
US20070104402A1 (en) Seal device with sensor and rolling bearing device using the same
JP5366383B2 (ja) センサユニット
JP5127376B2 (ja) センサユニット
JP2009063533A (ja) センサユニット
JP4916987B2 (ja) 回転検出センサ
JP4916986B2 (ja) 回転検出センサ
JP2005098387A (ja) センサ付きシール装置およびそれを用いた転がり軸受装置
JP4547567B2 (ja) シール装置およびそれを用いた転がり軸受装置
EP1610013A1 (en) Sensor assembly body, seal device, and rolling bearing device for motor vehicle
JP2005140187A (ja) センサ付きシール装置およびそれを用いた転がり軸受装置
JP2008102122A (ja) 回転検出装置および回転検出装置付き車輪用軸受
JP4498064B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2008175284A (ja) 車輪用軸受装置
JP2008082831A (ja) 回転検出装置およびその製造方法
US20110138910A1 (en) Rotational speed detecting unit and rolling bearing unit employing the same detecting unit
JP2005233624A (ja) 回転センサ付軸受
JP2008275490A (ja) 回転検出センサ
JP2008082832A (ja) 回転検出装置およびその製造方法
JP2010043888A (ja) 回転検出センサ
JP2005331430A (ja) 回転センサ付軸受装置
JP2006183713A (ja) センサ付きシール装置およびそれを用いた転がり軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5366383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees