JP5365828B2 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置およびその駆動方法に関し、特にカラーフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
表示装置におけるカラー化の手法は、主に、空間分割による方法と時間分割による方法とが用いられる。また、時として、双方を組み合わせたものも用いられる。空間分割によるカラー化の例は、ブラウン管における複数色の蛍光体のデルタ状の空間的な配列や、液晶ディスプレイにおけるカラーフィルタの空間的な配列がある。時間分割によるカラー化は、通常、カラーフィールドシーケンシャル方式と呼ばれる。カラーフィールドシーケンシャル方式では、1画素を空間的に分割せず、時間毎に表示する色を変化させることでカラー表示を実現する。
カラーフィールドシーケンシャル方式は、画素を空間的に分割しないため、開口率に優れ、微細化が容易である。また、必要な配線数が少ないために、駆動回路の規模を小さくでき、実装も容易となる。特に、空間的な色生成で色の変換効率が高くない場合、例えば、液晶ディスプレイのカラーフィルタのように、光の吸収量が多い場合、カラーフィールドシーケンシャル方式を用いた方が光の利用効率を高くすることができ、低消費電力となる。
このようなカラーフィールドシーケンシャル方式による液晶表示装置の例が、特許文献1に開示されている。この液晶表示装置は、表示部と駆動部を有する液晶表示装置であって駆動部が表示する単色画像の色は三原色のいずれかで、偶数の単色画像の配列を一単位とした周期的配列に従い表示部に単色画像を表示させる。図13は、駆動電圧と時間の関係を示したものであり、横軸は時間を、縦軸は電圧を表している。1フレーム102においてR、G、B、Gの順に電圧が加わっている。このような構成をとることで、R、G、B各色は、常に同極性で繰り返される。よって、図13のように直流電圧成分VDCが電圧波形に重畳した場合であっても、VDCによる影響がいずれのフレームにおいても常に等しくなり、フレーム期間毎の電圧の極性反転により生じる駆動電圧の絶対値の差を大幅に減らすことができる。したがって、フリッカのない高画質な表示が可能となる。
なお、関連する技術として、特許文献2には、液晶のように光学応答性の遅い電気光学物質を用いて表示を行う場合に、表現可能な階調数を増やすとともに、応答性を向上させることが可能な電気光学装置が記載されている。
特開2001−255506号公報 特開2006−301563号公報
以下の分析は本発明において与えられる。
特許文献1の技術によれば、同色の単色画像における電圧の極性は常に同極となることで、電圧の極性反転により生じる駆動電圧の絶対値の差を大幅に減らすことができる。しかしながら、同色の単色画像における電圧の極性は常に同極であるため、僅かな演算誤差などによって、画素に書き込まれる映像信号にDC成分が重畳しやすい。DC成分が重畳されると、液晶を交流駆動できなくなるため、焼き付きが発生する虞がある。
本発明の目的は、フリッカ並びに焼き付きの発生がない液晶表示装置およびその駆動方法を提供することにある。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに光を出射する面光源部と、液晶パネルと面光源部に接続される信号処理部とを備えるカラーフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置であって、信号処理部は、映像フレームが色の情報を表す複数のサブフレームで構成され、時間的に隣り合う2つの映像フレームにそれぞれ含まれる同色のサブフレームにおける映像信号同士を液晶パネルの所定の1または複数の画素位置に対応させて比較する比較手段と、同一フレーム内の隣り合うサブフレームでは互いに映像信号の極性を反転すると共に、比較手段の比較結果に基づいて、一フレームの映像信号全体の極性を反転するか否かを決定し、決定した極性を有する映像信号を液晶パネルに出力する極性反転手段と、を備える。
本発明の液晶表示装置において、比較手段は、同色のサブフレーム中の該サブフレームの先頭から同じ時間もしくは空間位置にある映像信号同士の階調信号の階調差が所定の値以上であるか否かを判断し、極性反転手段は、階調差が所定の値以上である場合には一フレームの映像信号全体の極性を反転して出力し、階調差が該所定の値未満である場合には一フレーム全体の映像信号をそのまま出力するように構成されてもよい。
本発明の液晶表示装置において、比較手段で比較される映像信号は、液晶パネル内の所定の複数の画素に対応する信号であってもよい。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る液晶表示装置の駆動方法は、液晶パネルと、液晶パネルに光を出射する面光源部と、液晶パネルと面光源部に接続される信号処理部とを備えるカラーフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置の駆動方法であって、映像フレームが色の情報を表す複数のサブフレームで構成され、同一映像フレーム内で隣り合うサブフレーム間の映像信号の極性を反転するステップと、隣り合う2つの映像フレームの同じ色のサブフレーム間で液晶パネルの所定の1または複数の画素に対応する映像信号同士を比較することで、サブフレーム間での所定の1または複数の画素における映像信号の変化を検出するステップと、検出結果に基づいて一フレームの映像信号全体の極性を反転するか否かを決定するステップと、決定した極性を有する映像信号を液晶パネルに出力するステップと、を含む。
本発明の液晶表示装置の駆動方法において、極性を反転するか否かを決定するステップにおいて、検出結果が所定量以上の変化であることを示す場合は、一フレームの映像信号全体の極性を反転して出力し、検出結果が所定量未満の変化であることを示す場合は、一フレーム全体の映像信号をそのまま出力するようにしてもよい。
このような液晶表示装置およびその駆動方法によれば、同一フレーム内で隣り合うサブフレーム間の信号を反転して出力することにより、液晶パネルに書き込まれる順次アナログ映像信号の極性を、フレーム内で分割された隣り合うサブフレーム単位では無条件に反転し、焼き付きを防止することができる。
また、隣り合う第一のフレームと第二のフレーム間の各フレームで同じ色に対応するサブフレームでの信号同士を比較し液晶パネルに印加する極性を選択できる。したがって、隣り合うフレーム単位で順次アナログ映像信号の極性を反転もしくは非反転となるように選択し、焼き付き防止かフリッカ低減かを必要に応じて設定することができる。すなわち、隣り合うフレーム間の同じ色のサブフレーム間で映像信号の変化が検出されなければ、同じ極性とすることで、極性変化によるフリッカを防止することができる。また、同じ色のサブフレーム間で映像信号の変化があった場合には極性を反転させることで、長期間で見ればDC成分が相殺され表示装置の焼き付きを防止することができる。
本発明によれば、隣り合う2つの映像フレームの同色のサブフレームに含まれる映像信号同士を比較することで、液晶パネルに印加する信号の極性を反転させるか否かを定めるので、焼き付きを防止すると共に、フリッカのほとんどない表示を行うことができる。
以下、実施例に即し、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の概略構成を示す図である。図1を参照すると、液晶表示装置は、映像を表示する一方の面を持った液晶パネル1と、液晶パネル1の他方の面である非表示面側に配置された面光源であるバックライト2と、液晶パネル1およびバックライト2に信号を供給する信号処理部3とを備える。
液晶パネル1は、透明基板5、8からなる。透明基板5は、図2に示すようにTFT4をアクティブ素子とし、TFT4に接続された透明な画素電極(図示せず)と補助容量14からなる画素を複数の行列方向にマトリクス状に配列する。各行のTFT4にゲート信号を供給する複数のゲート配線G1、G2、G3、G4、G5、G6と、各列のTFT4にそれぞれ順次アナログ映像信号VSIGを供給する複数のデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6と、補助容量14を補助容量電位Vsに接続する補助容量線15が設けられる。なお、図示していないが、一方の透明基板5と枠状のシール材を介して接合している他方の透明基板8は、膜状の透明な対向電極(図示せず)が非表示面側に配置され、対向電極を対向電位Vcomに接続する対向電極線(図示せず)が設けられる。また、透明基板5、8間の枠状のシール材に囲まれた中に液晶層10を備えている。各列各行のTFT4のソースには各列のデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6が接続され、ゲートには、各行のゲート配線G1、G2、G3、G4、G5、G6が接続され、ドレインには、透明な画素電極と補助容量14が接続される。
また、液晶パネル1は、一方の透明基板5の行方向の一端にデータドライバ11を有し、列方向の一端にゲートドライバ12を有する。データドライバ11は、6個のシフトレジスタ60と、シフトレジスタ60と同数のアナログスイッチ61で構成される。アナログスイッチ61のゲートには、直列接続されたシフトレジスタ60の出力が一対一で接続され、ソースには複数のデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6にそれぞれ一対一で接続され、ドレインには順次映像アナログ信号VSIGが供給される。ゲートドライバ12は、直列接続された6個のシフトレジスタ60で構成され、複数のゲート配線G1、G2、G3、G4、G5、G6は、直列接続されたシフトレジスタ60の出力にそれぞれ一対一で接続されている。なお、図中の画素は、6行6列のマトリクス状の配列として表示したが、これは図示の簡略化の為であり、なんら画素数を制限するものでは無い。
バックライト2は、液晶パネル1の複数の画素がマトリクス状に配列された表示エリア全域と同じかそれ以上の面積をもった出射面18と、出射面18とは異なる面の例えば直下や側面の一部から光13を入射する入射面19と、入射面19から入射した光13を出射面18へ導く導光手段20と、導光手段20から出射面18へ光13を均一に拡散させる拡散手段21と、入射面19へR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光13を供給する発光手段22とを備える。
信号処理部3は、外部から映像信号SIG、サブフレーム垂直同期信号SV、1周期が1フレームの期間を示す垂直同期信号VSYNC、1周期が1画素の期間を示すドットクロック信号DOTCLKを入力し、液晶パネル1の予め定めた画素aに書き込む映像信号の強度の変化を基に画素に書き込む映像信号の極性を決定し、映像信号VSIGとして透明基板5に出力する。また、データドライバ11のシフトレジスタ60に対するデータドライバクロック信号DCLKおよびデータドライバスタート信号DST、ゲートドライバ12のシフトレジスタ60に対するゲートドライバクロック信号GCLKおよびゲートドライバスタート信号GSTを透明基板5に出力する。さらに、補助容量電位Vsを透明基板5に供給し、対向電位Vcomを透明基板8に供給する。
図3は、信号処理部3の主要部を示す概略ブロック図である。信号処理部3は、画素決定手段28、一時記憶手段29、比較手段31、極性反転手段32を備える。
画素決定手段28は、液晶パネル1の任意の画素aに書き込まれる順次アナログ映像信号VSIGに対応する映像信号SIGを選択する。
一時記憶手段29は、画素決定手段28によって決定された液晶パネル1の任意の画素aに書き込まれる順次アナログ映像信号VSIGに対応する映像信号SIGaを記憶する。
比較手段31は、一時記憶手段29に記憶された映像信号SIGaと、画素決定手段28で選択された液晶パネル1の任意の画素aに書き込まれる順次アナログ映像信号VSIGに対応する映像信号SIGとを比較し、比較結果から順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択する極性選択信号POLSELを生成する。ここで比較は、所定の値以上の差があるか否かについて比較する。以下の例では所定の値が1である場合について、すなわち、比較が一致か否かに基づいて説明を行う。
極性反転手段32は、比較手段31が生成する極性選択信号POLSELを元に順次アナログ映像信号VSIGの極性を反転する。
なお、図3では省略しているが、信号処理部3は、液晶パネル1のゲートドライバ12およびデータドライバ11を制御する信号DST、DCLK、GST、GCLKを供給するタイミングコントローラと、透明基板8に対向電位Vcomと補助容量線15に補助容量電位Vsとを供給する電源と、バックライト2の発光手段22に駆動に必要な電位を供給する電源を備える。
次に、画素決定手段28および比較手段31の詳細について説明する。
図4は、画素決定手段28の回路図である。図4において、画素決定手段28は、フリップフロップ回路FF1、FF2、排他的論理和回路XOR1、計数回路CNT、比較回路CMP1を備える。フリップフロップ回路FF1は、垂直同期信号VSYNCを入力し、フレームの1周期のたびにHighとLowが切り替わる信号34−1を出力する。また、フリップフロップ回路FF2は、サブフレーム垂直同期信号SVを入力し、サブフレームの1周期のたびにHighとLowが切り替わる信号33−1を出力する。排他的論理和回路XOR1は、信号34−1と33−1の排他論理和を演算し、すべてのフレームにおいてG(緑)のサブフレームの期間のみHighとなる信号48を生成して出力する。計数回路CNTは、信号48に基づきLowの期間では計数値を初期化しHighで示した期間のみ信号DOTCLKを計数して出力する。比較回路CMP1は、計数回路CNTにおける計数値と計数結果中から特定画素に対応するSIGを示す計数値である定数aの値とを比較し、値が一致した期間のみHighとし、一致しない場合はLowとする画素選択信号DOTSELを出力する。すなわち、SIG中から特定画素に対応する映像信号SIGの期間のみHighとなる画素選択信号DOTSELを生成する。このような画素選択信号DOTSELは、映像信号SIGから、特定画素aに書き込まれる順次アナログ信号であるVSIGaに対応する映像信号SIGを選択する信号である。
図5は、比較手段31の回路図である。図5において、比較手段31は、比較回路CMP2、フリップフロップ回路FF3、FF4、排他的論理和回路XOR2を備える。比較回路CMP2は、映像信号SIGと、一時記憶手段29から出力された映像信号SIGaとを、画素選択信号DOTSELがHighになった期間のみ比較し、両者の強度が異なるとHighになり、強度が同じ場合にはLowとなる比較結果信号55を生成して出力する。フリップフロップ回路FF3は、垂直同期信号VSYNCに同期して比較結果信号55を保持し信号56として出力する。また、フリップフロップ回路FF4は、サブフレーム垂直同期信号SVを入力し、サブフレームの1周期のたびに無条件にHighとLowが切り替わる信号57を出力する。排他的論理和回路XOR2は、信号56、57の排他論理和を演算し、順次アナログ映像信号VSIGの極性をHighの場合は正極とし、Lowの場合は負極として選択する極性選択信号POLSELを出力する。極性選択信号POLSELは、極性反転手段32に出力される信号であり、順次アナログ映像信号VSIGの極性をHighの場合は正極とし、Lowの場合は負極として選択する信号である。
極性選択信号POLSELによる選択は、特定画素aに対応する映像信号SIGの強度を隣り合ったフレーム間で比較する。そして、強度に変化がない場合は、フレーム内の隣り合ったサブフレームは極性反転し、隣り合ったフレーム間では極性反転がない選択を行い、強度に変化がある場合は、隣り合ったフレーム間でもフレーム内の隣り合ったサブフレームでも極性反転した選択を行う。
次に、液晶表示装置の各部のタイミングチャートについて説明する。図6は、本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の動作を表すタイミングチャートである。図6は、1フレームをR(赤)、G(緑)、青(B)単色の映像を表示する3つのサブフレームに分割した場合について示している。図中の43と44と45は、フレームを示しており、43は、ある時間nにおけるフレームを示しており、44は、フレーム43の次にカラー映像を表示する時間n+1に対応するフレームを示し、45は、フレーム44の次にカラー映像を表示する時間n+2に対応するフレームを示している。フレーム43では、時間軸に沿って、R(赤)、G(緑)、B(青)、それぞれに対応するサブフレーム43−1、43−2、43−3が配列され、同様にフレーム44では、それぞれに対応するサブフレーム44−1、44−2、44−3が配列され、同様にフレーム45では、それぞれに対応するサブフレーム45−1、45−2、45−3が配列される。
フレーム中に配列されたサブフレームでは、隣り合うサブフレームの順次アナログ映像信号VSIGが対向電位Vcomを中心として極性反転している。例えば、フレーム43において、順次アナログ映像信号VSIGは、43−1では、対向電位Vcomに対して負極となり、43−2では、対向電位Vcomに対して正極となり、43−3では、対向電位Vcomに対して負極となる。また、フレーム44では、配列されたサブフレーム単位で順次アナログ映像信号VSIGの極性が、フレーム43のそれとは反転している。すなわち、順次アナログ映像信号VSIGは、44−1では対向電位Vcomに対して正極となり、44−2では対向電位Vcomに対して負極となり、44−3では対向電位Vcomに対して正極となる。しかし、フレーム45では、配列されたサブフレーム単位で順次アナログ映像信号VSIGの極性が、フレーム43とフレーム44との反転した関係と異なり、フレーム44と同じ極性で配列されている。すなわち、順次アナログ映像信号VSIGは、45−1では対向電位Vcomに対して正極となり、45−2では対向電位Vcomに対して負極となり、45−3では対向電位Vcomに対して正極となる。
このように、順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択する順序として、フレーム内で分割された隣り合うサブフレーム単位では順次アナログ映像信号VSIGの極性を無条件に反転させる。これにさらに、隣り合うフレーム単位で順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択して反転もしくは非反転させる動作を、すべてのフレームに対して行い駆動する。
次に、図7を用いて図6で示した駆動方法を実現する信号処理部3の動作について説明する。図7は、信号処理部3の駆動タイミングをフレーム43、44の2フレームに渡って示している。フレーム43では、時間軸に沿って、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれのサブフレーム43−1、43−2、43−3から構成されており、同様にフレーム44では、サブフレーム44−1、44−2、44−3で構成される。
図7において、映像信号SIGと、フレームの期間を示す垂直同期信号VSYNCと、サブフレームの期間を示すサブフレーム垂直同期信号SVと、1周期が1画素の期間を示すドットクロック信号DOTCLKは、信号処理部3に外部から供給される信号である。
垂直同期信号VSYNC、サブフレーム垂直同期信号SVによって、フレームの1周期のたびにハイレベルとローレベルが切り替わる信号34−1、サブフレームの1周期のたびにハイレベルとローレベルが切り替わる信号33−1が生成される。34−1と33−1の排他的論理和によって、すべてのフレームにおいてG(緑)のサブフレームの期間のみハイレベルとなる信号48が生成される。
信号48がローレベルである期間は計数値を初期化し、ハイレベルである期間のみドットクロック信号DOTCLKを計数する。そして、計数値と、特定画素aに対応するSIGを示す計数値を保持した定数aの値とを、比較し、値が一致した期間のみハイレベルとし、一致しない場合にはローレベルとなる画素選択信号DOTSELを生成する。すなわち、画素選択信号DOTSELは、SIG中から特定画素aに対応する映像信号SIGの期間のみハイレベルとなる。
すべてのフレームにおいて、画素選択信号DOTSELの立ち上がりで、G(緑)サブフレームの特定画素aに書き込まれる順次アナログ映像信号VSIG(VSIGa)に対応するSIGを選択する。選択されたSIGは、映像信号SIGaとして保持される。例えば、図7において、フレーム43の1フレーム前のフレーム期間中(図示せず)に保持した映像信号SIGa”が、フレーム43期間中の画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングまで映像信号SIGaとして保持されている。また、画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングで入力された映像信号SIGがフレーム43期間中の映像信号SIGa(54)として保持される。
なお、本実施例において、特定画素aは、G(緑)サブフレーム中にあるとするが、説明を簡略化するためであり、後述のようにR(赤)、B(青)サブフレーム中であってもかまわない。また、特定画素aは、複数あっても良い。
保持された映像信号SIGaと、画素選択信号DOTSELにより選択されたSIGとの強度の変化の有無を元に比較結果信号55が出力される。例えば、比較結果信号55は、フレーム43期間中では、選択された映像信号SIGと、一時記憶手段29から出力される映像信号SIGa”を入力して比較することで生成され、フレーム43期間中の画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングでローレベルからハイレベルに変化している。画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングで、一時記憶手段29は入力されたフレーム43の映像信号SIGをSIGaとして記憶し、同時に前フレームで記憶されたSIGa”を比較手段31へ出力する。一時記憶手段29から出力されたSIGa”と映像信号SIGが、画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングで入力され、2つの強度が異なる為にローレベルからハイレベルに変化している。
同様にフレーム44では、画素選択信号DOTSELがハイレベルになったタイミングで入力された映像信号SIGとフレーム43中に保持したSIGaとの強度が一致した為、ハイレベルからローレベルに変化している。
比較結果信号55は、垂直同期信号VSYNCに同期して保持され、保持結果である信号56が生成される。信号56は、次フレーム(フレーム43の比較結果信号55を基にした場合はフレーム44)の極性を反転させる場合にはハイレベルとなり、反転させない場合はローレベルとなる。
信号56と、サブフレームの1周期のたびに無条件でハイレベルとローレベルが切り替わる信号57との排他的論理和によって、順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択する極性選択信号POLSELが生成される。
極性選択信号POLSELは、ハイレベルの場合に、順次アナログ映像信号VSIGの極性を正極とし、ローレベルの場合は負極として選択する信号である。この選択によって、特定画素aに対応する映像信号SIGの強度を隣り合ったフレーム間で比較し、強度に変化がない場合は、フレーム内の隣り合ったサブフレームは極性反転し、隣り合ったフレーム間では極性反転がない選択を行い、強度に変化がある場合は、隣り合ったフレーム間でもフレーム内の隣り合ったサブフレームでも極性反転した選択を行う。
順次アナログ映像信号VSIGは、液晶パネル1内に極性反転手段32から供給され画素に書き込まれる信号であって、サブフレームの1周期おきに対向電位Vcomを中心に極性が反転している。この極性変化は、極性選択信号POLSELによって選択されている。
映像信号SIGがデジタル信号の場合、極性反転手段32にデジタル/アナログコンバータを備え、映像信号SIGをデジタル信号として入力しアナログ信号に変換し、対向電位Vcomを中心として正極もしくは負極の極性を極性選択信号POLSELにより選択され、順次アナログ映像信号VSIGとする。デジタル/アナログコンバータに出力の極性を反転制御する機能がある場合、極性を制御する信号としてPOLSELを用いると良い。また、2組のデジタル/アナログコンバータとアナログスイッチを用いて、正極の極性を持った順次アナログ映像信号VSIGと、負極の極性を持った順次アナログ映像信号VSIGとをそれぞれアナログスイッチのソースに入力し、どちらか一方のみを出力するよう、極性選択信号POLSELを、片側のみ反転させそれぞれゲートに入力することで、どちらか一方の極性を出力するようにしてもよい。
さらに、映像信号SIGがアナログである場合は、対向電位Vcomを基準電圧として正極もしくは負極の極性で演算増幅器を用い極性を反転させるようにしてもよい。この場合、デジタル/アナログコンバータが不要になる。ただし、図3で示した一時記憶手段29での記憶と、比較手段31での比較には、アナログ/デジタルコンバータでデジタル信号に変換する必要がある。
次に液晶パネル1およびバックライト2の動作について、図7および図8を用いて説明する。
図2においてデータドライバ11は、データドライバスタート信号DSTが直列接続されたシフトレジスタ60の一方から入力され、信号処理部3に外部から入力されるドットクロック信号DOTCLKと周波数が等しいデータドライバクロック信号DLCKに同期して、データドライバスタート信号DSTがシフトレジスタ60上を他方へシフトすることで、データ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6のそれぞれと対になるアナログスイッチ61をローレベルの期間で順次開閉する。アナログスイッチ61を開閉することで、アナログスイッチ61に並列に入力される順次アナログ映像信号VSIGがデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6上に順次供給される。つまり、図2に示した6本のデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6の順に、順次アナログ映像信号VSIGが供給される。
また、図2においてゲートドライバ12は、データドライバ11と同様に、ゲートドライバスタート信号GSTが直列接続されたシフトレジスタ上を一方から他方へゲートドライバクロック信号GCLKに同期してシフトすることで、図2に示したゲート配線G1には図8に示すゲート開閉を制御する信号39−1が供給される。また、ゲート配線G2にはゲート開閉を制御する信号39−2が供給され、ゲート配線G3にはゲート開閉を制御する信号39−3が供給され、ゲート配線G4にはゲート開閉を制御する信号39−4が供給され、ゲート配線G5にはゲート開閉を制御する信号39−5が供給され、ゲート配線G6にはゲート開閉を制御する信号39−6が供給される。そして、図8で示したローレベルの期間に各行のTFT4のゲートを開き、画素にデータ配線D1、D2、D3、D4、D5、D6上の電位を書き込み保持する。
R(赤)点灯信号46−1、G(緑)点灯信号46−2、B(青)点灯信号46−3は、バックライト2の発光手段22の駆動タイミングであり、ハイレベルのタイミングが点灯期間を示しており、ローレベルの期間は消灯を示している。
フレーム43期間中のR(赤)サブフレーム43−1では、R(赤)点灯信号46−1がハイレベルの期間に赤色単色光が発光することで、フレーム43のカラー表示を構成する赤色映像をR(赤)サブフレーム43−1の期間に表示する。G(緑)サブフレーム43−2では、G(緑)点灯信号46−2がハイレベルの期間に緑色単色光が発光することで、フレーム43のカラー表示を構成する緑色映像をG(緑)サブフレーム43−2の期間に表示する。B(青)サブフレーム43−3では、B(青)点灯信号46−3がハイレベルの期間に青色単色光が発光することで、フレーム43のカラー表示を構成する青色映像をB(青)サブフレーム43−3の期間に表示する。
同様にフレーム44では、カラー構成に対応してサブフレームごとにR(赤)点灯信号46−1、G(緑)点灯信号46−2、B(青)点灯信号46−3がハイレベルとなる期間を持っている。つまり、サブフレームにおいて6行6列の画素全てに順次アナログ映像信号VSIGを書き込み終えた場合、単色の映像表示となるため、発光手段22もそれに対応した単色の点灯をさせることで、順次アナログ映像信号VSIGをカラー映像として表示させている。
以上の説明では、隣り合うフレーム内のG(緑)サブフレームで特定画素を比較し、順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択する動作を説明した。これはR(赤)、G(緑)、B(青)の単色光の中で最も視認性が良いG(緑)を選択した為である。画素決定手段28の論理演算子の組み合わせを変更することで、例えばG(緑)、B(青)、R(赤)やB(青)、G(緑)、R(赤)のようにサブフレームの配列が異なる場合や、R(赤)や青(B)サブフレームの特定画素を比較する場合でも、いずれも対応できる。
また、画素決定手段28、一時記憶手段29、比較手段31を複数もうけ、例えば、同じフレーム内のR(赤)と緑(G)サブフレームでの特定画素や、液晶パネル1内の1行1列目の画素と6行6列目の画素といった空間や時間に関係なく複数の特定画素の映像信号を比較し、その結果生成されたそれぞれの極性選択信号42を、例えば論理和演算することで、極性選択の精度をあげることができる。極一部の画素のみが変化しているだけで人間の目で表示画像全体を見た場合には変化していないと認識されるような場合、複数の画素の映像信号を比較する方法を用いれば、人間の目で見た感覚により近い結果を得ることができる。
また、以上の実施例では、特定がその隣り合う映像フレームでの映像信号SIGとSIGaとを一致しているか否か比較しているが、映像信号の上位ビットのみ比較することも可能である。この場合、一時記憶手段及び比較手段の規模を小さくすることができる。比較時の一致、不一致の境界条件は、これ以外にも任意に定めることができ、たとえば、一階調差以上の差がある場合に不一致とすることもできる。
第1の実施例では、1フレームをR(赤)、G(緑)、青(B)単色の映像を表示する3つのサブフレームに分割したが、1フレームの分割数を変更してもよい。第2の実施例は、1フレームを4分割数とした液晶表示装置である。なお、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図9は、本発明の第2の実施例に係る画素決定手段の回路図である。図9において、図4と同一の符号は同一物を示す。図9に示す画素決定手段28は、図4に対し、フリップフロップ回路FF5、2入力のAND回路AND1が追加されている。フリップフロップ回路FF5は、サブフレームの1周期毎にHighとLowが切り替わる信号33−1を入力し、サブフレームの2周期のたびにHighとLowが切り替わる信号33−2を生成して出力する。AND回路AND1は、排他的論理和回路XOR1の出力と、信号33−2とを入力し、G’(第二の緑)サブフレームの期間のみハイレベルとなる信号48を生成する。
図10は、本発明の第2の実施例の駆動方法によるタイミングチャートを示す。図10を参照すると、第1の実施例で示した図6と異なり、それぞれのフレーム中にG’(第二の緑)サブフレーム(43−4、44−4、45−4)が追加されている。G’(第二の緑)サブフレームには、G(第1の緑)サブフレームと同じ強度の順次アナログ映像信号VSIGを画素に書き込んでいる。つまり、G(緑)の単色映像を1フレームに2回表示している。この他は、第1の実施例で示した図6と同じ動作であり、フレーム内で分割された隣り合うサブフレーム単位では順次アナログ映像信号VSIGの極性を無条件に反転しており、さらに隣り合うフレーム単位で順次アナログ映像信号VSIGの極性を選択して反転もしくは非反転している。
図11は、本発明の第2の実施例の信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。図11も第1の実施例で示した図7を用い説明した動作とほぼ同じであり、異なるのは、特定画素aを選択する期間を、すべてのフレームにおいてG’(第二の緑)サブフレームとしていることである。これは、画素決定手段において、G’(第二の緑)サブフレームを表す信号48がHighである期間にドットクロック信号DOTCLKを計数し、SIG中から特定画素に対応する映像信号SIGの期間のみHighとなる画素選択信号DOTSELを生成している。
また、図12に示した液晶パネル1およびバックライト2の動作についても、第1の実施例で示した図8とほぼ同じであり、異なるのは、ハイレベルの期間に緑色単色光の発光を示す46−2が、1フレーム期間中に2度ハイレベルになっており、つまり、G’(第二の緑)サブフレームでも緑の単色映像を表示させている。
本実施例において、フレームを時間軸に沿って、R(赤)、G(第1の緑)、B(青)、G’(第2の緑)単色の映像を表示する4つのサブフレームで構成したことにより、フレーム内でG(緑)の単色映像を表示する期間をR(赤)、B(青)よりも多く設けた。その理由は、人間が視覚できる可視光線の範囲において、光の強度が緑6、赤3、青1の割合となる場合に白となるためである。したがって、本実施例の駆動方法を用いることで、第1の実施例と同様の効果が得られる。さらに、1フレーム内のG(緑)の表示期間の割合を多くしたことにより、フレームの白輝度を高くし、表示品位を上げることができる。また、1フレーム内に緑の単色画像を2回表示すると、緑のサブフレーム周波数は、他の2色に比べて倍となる。人間の視感度は、緑色が他の2色に比べて最も高い。このため、緑のサブフレーム周波数が2倍になると、色が切り替わることを観察者が感じる「色割れ」の現象が生じにくくなる。したがって、色割れが少ないカラーフィールドシーケンシャル表示が実現され、表示品質が上がる。
なお、G’(緑)サブフレームではなく白黒の単色映像を表示するW(白)サブフレームを追加し、1フレームをR(赤)、G(緑)、B(青)、W(白)サブフレームで構成することで、フレームの白輝度を高くしてもよい。この場合、W(白)光の発光手段を追加してもよいし、R(赤)、G(緑)、B(青)光を前述した強度の割合で同時に発光させることで、W(白)光を得てもよい。白は複数の色からなる光であるため、ある色から白に切り替わった場合、もしくは、白からある色に切り替わった場合、そのある色に関しては色の変化がないため、「色割れ」を認識することが少なくなる。この結果、色割れが少なく表示品位が向上する。
以上、第1と第2の実施例では、特定画素の映像信号を比較することで極性選択したが、これ以外にも、面光源であるバックライトの輝度変化のタイミングで極性反転することで、極性反転してもちらつき感がない表示を得る事ができる。また、極性反転は表示全体ではなく一部のみ反転することでもちらつき感がない表示を得る事ができる。
なお、前述の特許文献等の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の概略構成を示す図である。 一方の透明基板における回路図である。 本発明の第1の実施例に係る信号処理部の主要部を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る画素決定手段の回路図である。 本発明の第1の実施例に係る比較手段の回路図である。 本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施例に係る信号処理部の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施例に係る液晶パネルおよびバックライトの動作を表すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例に係る画素決定手段の回路図である。 本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例に係る信号処理部の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例に係る液晶パネルおよびバックライトの動作を表すタイミングチャートである。 従来の液晶表示駆動方式における駆動電圧の時間変化を表す図である。
符号の説明
1 液晶パネル
2 バックライト
3 信号処理部
4 TFT
5、8 透明基板
10 液晶層
11 データドライバ
12 ゲートドライバ
13 光
14 補助容量
15 補助容量線
18 出射面
19 入射面
20 導光手段
21 拡散手段
22 発光手段
28 画素決定手段
29 一時記憶手段
31 比較手段
32 極性反転手段
33−1 サブフレームの1周期のたびに無条件でハイレベルとローレベルが切り替わる信号
34−1 フレームの1周期のたびに無条件でハイレベルとローレベルが切り替わる信号
36−1 信号48がハイレベルの期間のみ周期が変化する信号
39−1、39−2、39−3、39−4、39−5、39−6 各行のTFT4のゲート開閉を制御する信号
43、44、45 フレーム
43−1、43−2、43−3、43−4、44−1、44−2、44−3、44−4、45−1、45−2、45−3 サブフレーム
46−1、46−2、46−3 点灯信号
48、51 制御信号
54 フレーム43期間中に保持したSIGa
55 比較結果信号
56 フレームの1周期のたびに無条件でハイレベルとローレベルが切り替わる信号
57 サブフレームの1周期のたびに無条件でハイレベルとローレベルが切り替わる信号
60 シフトレジスタ
61 アナログスイッチ
D1、D2、D3、D4、D5、D6 データ配線
DCLK データドライバクロック信号
DOTCLK ドットクロック信号
DST データドライバスタート信号
G1、G2、G3、G4、G5、G6 ゲート配線
GCLK ゲートドライバクロック信号
GST ゲートドライバスタート信号
POLSEL 極性選択信号
SIG 映像信号
SIGa 保持されたSIG
SIGa” フレーム43の一つ前のフレームで特定画素aに書き込まれる順次アナログ信号VSIGに対応した映像信号SIG
SV サブフレーム同期信号
Vcom 対向電位
Vs 補助容量電位
VSIG 順次アナログ映像信号
VSIGa 特定画素aに書き込まれる順次アナログ信号VSIG
VSYNC 垂直同期信号

Claims (5)

  1. 液晶パネルと、前記液晶パネルに光を出射する面光源部と、前記液晶パネルと前記面光源部に接続される信号処理部とを備えるカラーフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置であって、
    前記信号処理部は、
    映像フレームが色の情報を表す複数のサブフレームで構成され、時間的に隣り合う2つの映像フレームにそれぞれ含まれる同色のサブフレームにおける映像信号同士を前記液晶パネルの所定の1または複数の画素位置に対応させて比較する比較手段と、
    同一フレーム内の隣り合うサブフレームでは互いに映像信号の極性を反転すると共に、前記比較手段の比較結果に基づいて、一フレームの映像信号全体の極性を反転するか否かを決定し、決定した極性を有する映像信号を前記液晶パネルに出力する極性反転手段と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記比較手段は、前記同色のサブフレーム中の該サブフレームの先頭から同じ時間もしくは空間位置にある映像信号同士の階調信号の階調差が所定の値以上であるか否かを判断し、
    前記極性反転手段は、前記階調差が所定の値以上である場合には前記一フレームの映像信号全体の極性を反転して出力し、前記階調差が該所定の値未満である場合には前記一フレーム全体の映像信号をそのまま出力するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記比較手段で比較される映像信号は、前記液晶パネル内の所定の複数の画素に対応する信号であることを特徴とする請求項1または2のいずれか一に記載の液晶表示装置。
  4. 液晶パネルと、前記液晶パネルに光を出射する面光源部と、前記液晶パネルと前記面光源部に接続される信号処理部とを備えるカラーフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置の駆動方法であって、
    映像フレームが色の情報を表す複数のサブフレームで構成され、同一映像フレーム内で隣り合うサブフレーム間の映像信号の極性を反転するステップと、
    隣り合う2つの映像フレームの同じ色のサブフレーム間で前記液晶パネルの所定の1または複数の画素に対応する映像信号同士を比較することで、前記サブフレーム間での前記所定の1または複数の画素における映像信号の変化を検出するステップと、
    前記検出結果に基づいて一フレームの映像信号全体の極性を反転するか否かを決定するステップと、
    前記決定した極性を有する映像信号を前記液晶パネルに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  5. 前記極性を反転するか否かを決定するステップにおいて、
    前記検出結果が所定量以上の変化であることを示す場合は、前記一フレームの映像信号全体の極性を反転して出力し、
    前記検出結果が所定量未満の変化であることを示す場合は、前記一フレーム全体の映像信号をそのまま出力することを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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