JP2011064752A - 電気光学装置、その駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動方法および電子機器 Download PDF

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隆史 豊岡
Hiroyuki Hosaka
宏行 保坂
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喬 西森
Hiroshi Kitagawa
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Abstract

【課題】複数のサブフィールド毎に画素をオンまたはオフ駆動する際のフリッカーを低減
する。
【解決手段】フレームを3個のグループで構成するとともに、各グループを6個のサブフ
ィールドで構成し、画素を、階調レベルに応じた駆動パターンにしたがってオンまたはオ
フ駆動する。駆動パターンには、一の階調レベルに対しサブフィールド毎に液晶素子をオ
ン駆動またはオフ駆動を指示するビット配列からなる基本パターンのタイプAと、当該タ
イプAに対しサブフィールド数の「6」を単位としてビット配列の位相をシフトさせたシ
フトパターンのタイプB、Cとがある。一の画素に対し、いずれか1つのパターンを当該
一の画素の位置に応じて選択して、当該一の画素をオンまたはオフ駆動する。画素を信号
Frpで指定される極性で駆動するとともに、信号Frpの周期をフレーム以下とし、信号F
rpの周期の半分期間を6個のサブフィールドの期間に対応させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数のサブフィールドの各々において、画素をオンまたはオフのいずれかで
駆動する技術に関する。
液晶素子などのような表示素子を画素として有する電気光学装置において階調表示を行
う際に、次のような技術が提案されている。すなわち、フレーム(フィールド)を分割し
た複数のサブフィールド毎に、画素(液晶素子)をオンまたはオフのいずれか一方に駆動
するとともに、オンまたはオフ駆動する時間の割合を変化させることによって中間階調を
表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−148417号公報(図6、段落0099)
ところで、液晶素子については、所定周期で交流駆動されるが、オフリークなどが考慮
されるために正極性の駆動電圧と負極性の駆動電圧とは必ずしも一致しない。このため、
液晶素子の透過率(または反射率)は極性によって異なってしまい、視認者にフリッカー
を与えてしまう。このフリッカーは、サブフィールド毎にオンまたはオフ駆動する場合で
あっても、オン駆動とするときの駆動電圧が極性で異なるために同様に発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、複数のサブフィ
ールド毎に画素をオンまたはオフに駆動して階調を表現する際にフリッカーを低減する技
術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気光学装置は、各々が液晶素子を有する複
数の画素と、前記複数の画素をそれぞれオン駆動またはオフ駆動する駆動回路と、を備え
る電気光学装置であって、前記駆動回路は、フレームを複数個のグループで構成するとと
もに、各グループを複数個のサブフィールドで構成して、前記サブフィールド毎に、階調
レベルに応じた駆動パターンにしたがって前記画素をオン駆動またはオフ駆動し、一の階
調レベルに対応する駆動パターンには、当該一の階調レベルに対し、前記サブフィールド
毎に前記液晶素子をオン駆動またはオフ駆動を指示するビット配列からなる基本パターン
と、当該基本パターンに対し、前記グループを分割するサブフィールド数を単位として前
記ビット配列の位相をシフトさせた1以上のシフトパターンとがあり、一の画素に対し、
前記基本パターンおよびシフトパターンのいずれか1つを、当該一の画素の位置に応じて
選択して、当該一の画素をオン駆動またはオフ駆動する一方、前記画素を、極性パターン
にしたがった極性で少なくともオン駆動するとともに、前記極性パターンの周期を前記フ
レーム以下とし、前記極性パターンの周期の1/2期間を、前記グループを構成する複数
個のサブフィールドの期間に対応させたことを特徴とする。本発明によれば、液晶素子の
透過率(または反射率)が極性によって相違していても、全体でみると、その明暗の周期
が、画素の位置に応じて異ならせない場合と比較して短くなるので、フリッカーを視認さ
せ難くすることが可能となる。
本発明において、前記フレームを「3」以上の奇数個のグループに分割し、前記極性パ
ターンの周期の1/2期間を、前記グループを構成する複数個のサブフィールドの期間と
する構成が好ましい。この構成によれば、フリッカーを視認させ難くすることが可能とな
る。ここで、互いに時間的に隣接する2つの前記フレームでみたときに、各サブフィール
ドでは、前記極性パターンによって正極性及び負極性が指定される構成が好ましい。この
ときに、前記駆動パターンには、前記フレームを構成するグループ個数分の種類がある構
成が好ましい。さらに、前記駆動回路は、横方向および縦方向にマトリクス状に配列する
画素に対し、前記横方向で隣接する画素同士および前記縦方向で隣接する画素同士におい
て同種類の駆動パターンを選択しないように予め定められたルールにしたがって、1つの
駆動パターンを選択する構成としてもよい。このルールについては、予めルックアップテ
ーブルに記憶させた構成が好ましい。
また、本発明においては、グループ数については、偶数であっても良い。詳細には、前
記フレームを「2」以上の偶数個のグループに分割し、前記極性パターンの周期の1/2
期間を、前記グループを構成する複数個のサブフィールドの期間とし、互いに時間的に隣
接する2つの前記フレームでみたときに同一のサブフィールドでは、正極性及び負極性が
指定される構成としても良い。
なお、本発明は、電気光学装置のみならず、電気光学装置の駆動方法としても、また、
当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能である。
第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 電気光学装置における表示パネルの構成を示す図である。 表示パネルにおける画素の構成を示す図である。 電気光学装置におけるフレームを示す図である。 電気光学装置におけるSFコード変換部の変換内容を示す図である。 電気光学装置におけるSFビット選択部の選択内容を示す図である。 電気光学装置における走査線駆動回路等の動作を示す図である。 電気光学装置における各タイプSFビット等の関係を示す図である。 電気光学装置における各タイプの透過率変化等を示す図である。 第2実施形態に係る電気光学装置のフレーム等を示す図である。 電気光学装置におけるSFビット選択部の選択内容を示す図である。 第2実施形態の応用・変形例におけるフレーム等を示す図である。 第3実施形態に係る電気光学装置のフレーム等を示す図である。 電気光学装置におけるSFビット選択部の選択内容を示す図である。 第3実施形態の応用・変形例におけるフレーム等を示す図である。 電気光学装置における走査線駆動回路の他の動作を示す図である。 電気光学装置を適用したプロジェクターの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る電気光学装置の全体構成を示すブロック図である。この図
に示されるように、電気光学装置10は、タイミング制御回路20、画質調整部30、メ
モリー制御部40、メモリー45、SFビット変換回路50および表示パネル100を含
む。
電気光学装置10には、図示省略した上位回路から映像信号Vidが供給される。映像信
号Vidは、表示すべき画像における各画素の階調レベルをそれぞれ規定するものであり、
垂直走査信号Vs、水平走査信号Hsおよびドットクロック信号Clkにしたがって走査され
る画素の順で供給される。
タイミング制御回路20は、垂直走査信号Vs、水平走査信号Hsおよびドットクロック
信号Clkに基づいて各部を制御するが、その制御の詳細については後述する。
画質調整部30は、映像信号Vidで規定される画像の明るさや色合いなどを、表示パネ
ル100の表示特性や、図示省略した各種操作子の設定状況に合わせて前処理するととも
に、処理した映像信号Daを出力する。なお、本実施形態において、上位回路から供給さ
れる映像信号Vidは、アナログ信号でもあっても良いし、デジタル信号でもあっても良い
が、アナログ信号であれば、画質調整部30によってデジタル信号に変換される。
メモリー制御部40は、映像信号Daをメモリー45に書き込む一方で、表示パネル1
00で駆動する画素に応じた映像信号を当該メモリー45から読み出すものである。なお
、メモリー45に書き込まれる映像信号Daと区別するために、読み出される映像信号を
Dbと表記している。
SFビット変換回路50は、読み出された映像信号Dbを、表示パネル100における
駆動タイミング(サブフィールド)と、当該映像信号Dbが指定する画素の位置とに応じ
て、サブフィールド(SF)において当該画素をオンまたはオフ駆動すべきかを示すSF
ビットSbに変換するものであり、SFコード変換部52、位相制御部54およびSFビ
ット選択部56を有するが、詳細については後述する。
一方、表示パネル100は、例えばアクティブ・マトリクス型であって、透過型の液晶
表示パネルであり、画素毎に透過率を変調した透過像を生成するものである。
図2は、表示パネル100の構成を示す図である。この図に示されるように、表示パネ
ル100には、例えば1、2、3、…、1080行の走査線112が図において横方向に
延在するように設けられ、また、1、2、3、…、1920列のデータ線114が図にお
いて縦方向に延在するように、かつ、各走査線112と互いに電気的に絶縁を保つように
設けられている。そして、1080行の走査線112と1920列のデータ線114との
交点のそれぞれに対応して、画素110がそれぞれ配列している。したがって、本実施形
態では、画素110が縦1080行×横1920列でマトリクス状に配列することになる
。なお、このように画素110の配列する領域が表示領域101である。
表示領域101の周辺には、走査線駆動回路130とデータ線駆動回路140とがそれ
ぞれ設けられている。
このうち、走査線駆動回路130は、1〜1080行の走査線112にそれぞれ走査信
号を供給するものである。本実施形態において走査線駆動回路130は、制御信号Yctに
よって走査線112を1、2、3、…、1080行目という順番で選択するとともに、選
択した走査線への走査信号を選択電圧とする一方、それ以外の、非選択に係る走査線への
走査信号を非選択電圧とする。なお、1、2、3、…、1080行目の走査線112に供
給される走査信号をそれぞれG1、G2、G3、…、G1080と表記している。
一方、データ線駆動回路140は、タイミング制御回路20から供給される制御信号X
ctにしたがって、1〜1920列目のデータ線114の各々にそれぞれSFビットSbに
応じたデータ信号を供給するものである。なお、1、2、3、…、1920列目のデータ
線114に供給されるデータ信号を、それぞれd1、d2、d3、…、d1920と表記してい
る。
図3は、表示パネル100における画素110の等価回路の一例を示す図である。
この図に示されるように、画素110は、画素電極118とコモン電極108とで液晶
105を挟持した液晶素子120と、走査線112に選択電圧が印加されたときにデータ
線114と画素電極118との間で導通状態となり、非選択電圧が印加されたときに非導
通状態となる薄膜トランジスター(Thin Film Transistor:以下単に「TFT」と表記す
る)116とを有する構成である。
なお、コモン電極108は各画素にわたって共通であり、図示省略した回路によって電
圧LCcomが印加される。また、画素110では、液晶素子120に対して並列に補助容
量(蓄積容量)125が設けられる。この補助容量125は、一端が画素電極118に接
続され、他端が容量線115に共通接続されている。容量線115は時間的に一定の電圧
に保たれている。
このような構成において、画素110では、走査線112に選択電圧が印加されたとき
にTFT116が導通状態になって、データ線114に供給されたデータ信号の電圧が画
素電極118に印加される。一方、走査線112への選択電圧の印加が終了して非選択電
圧が印加されたときにTFT116が非導通状態になるが、液晶素子120は、TFT1
16の導通状態であったときに画素電極118に印加されたデータ信号の電圧を、その容
量性によって走査線112に選択電圧が再び印加されるまで保持する。
ところで、本実施形態において、画素110はオンまたはオフのいずれかで駆動される
ので、データ信号は、SFビットSbの“1”に応じたオンレベル、または“0”に応じ
たオフレベルのいずれである。
ここで、ノーマリーブラックモードにおいてオンレベルとは、液晶素子120に電圧を
印加して明状態にさせるデータ信号をいい、オフレベルとは、液晶素子120に電圧を印
加しないで(または、印加電圧をゼロ近傍とする電圧を印加して)暗状態にさせるデータ
信号をいう。液晶素子120を交流駆動する場合に、オンレベルは、振幅中心電圧に対し
て高位側とする正極性と、振幅中心電圧に対して低位側とする負極性との2種類が必要と
なる。一方、オフレベルは、液晶素子120に電圧を印加しないのであれば、コモン電極
108に印加される電圧LCcomの1種類であり、極性に無関係であるが、印加電圧をゼ
ロ近傍とする電圧を印加するのであれば、振幅中心電圧に対して正極性と、負極性との2
種類が必要となる。
なお、本説明において、走査信号やデータ信号の電圧については、図示省略した接地電
位を電圧ゼロの基準とする。ただし、液晶素子120の印加電圧については、コモン電極
108の電圧LCcomと画素電極118との電位差とする。また、コモン電極108に印
加される電圧LCcomは、上記振幅中心電圧と同電圧と考えてよい。ただし、nチャネル
型のTFT116のオフリーク等を考慮して、電圧LCcomを振幅中心電圧よりも低位と
なるように調整されることがある。
一方、本実施形態において、各画素についての単位期間であるフレームは、図4に示さ
れるような構成である。詳細には、図4に示されるように、フレームが、時間的な順序で
みて、第1グループから第3グループまでに分類されるとともに、各グループが、互いに
重み(時間的な長さ)の等しい6つのサブフィールドにそれぞれ分割されている。
このため、本実施形態では、フレームが計18個のサブフィールドによって構成される
ことになる。これらのサブフィールドを区別するために、時間的な順序でsf1〜sf1
8と表記する。
なお、各画素についての単位期間であるフレームは、垂直同期信号Vsの周波数が60
Hzであれば、その逆数の16.7ミリ秒になる。また、各画素におけるサブフィールド
のオンまたはオフ駆動は、走査線の選択時になされるので、厳密にいえば、画素における
サブフィールドの構成は、時間的にみると走査線毎にタイミングが異なる。
上述したように、画素110において、走査線112が選択されたときに画素電極11
8に印加されたオンまたはオフレベルは、走査線112が再び選択されるまで保持される
。したがって、画素110を、あるサブフィールドに応じた期間だけオンまたはオフ駆動
の状態にさせるためには、走査線を選択して、液晶素子120にSFビットに応じた(デ
ータ信号の)オンまたはオフレベルを書き込んでから、再び当該走査線を選択するまでの
期間を、当該サブフィールドに応じた期間とすれば良いことになる。
本実施形態では、映像信号Dbを8ビットとして、画素で表現すべき階調レベルを十進
値で、最も暗い「0」から最も明るい「255」まで「1」刻みで256階調を指定する
ものとする。
一方、本実施形態におけるサブフィールドは、図4に示したとおりの構成である。この
サブフィールド構成において、オンすべきサブフィールドの重みを累計した値の組み合わ
せは、「0」から「18」までの「1」刻みの19通りに過ぎない。このため、フレーム
における画素の平均的な透過率が、オン(オフ)駆動した期間の累算値だけで決まるので
あれば、一見して256階調に対応できないようにみえる。
そこでまず、本実施形態では、液晶素子における光学応答性を利用する。
詳細には、SFビット変換回路50におけるSFコード変換部52が、映像信号Dbを
、階調レベルに応じて図5に示されるようなSFコードに変換する。
なお、SFコードは、ビットc1〜c18の18ビットからなり、ビットc1〜C18を順に
サブフィールドsf1〜sf18のオンオフ駆動を指定するものとして配列させた基本パ
ターン(タイプA)である。
図5に示した変換内容について説明すると、本実施形態で用いる液晶素子のように光学
応答が比較的遅い素子では、画素電極へのオンレベル(オフレベル)の印加に対して透過
率が緩慢に変化する。このため、ノーマリーブラックモードにおいて例えばサブフィール
ドsf1とsf7とで離散的にオン駆動させたときと、サブフィールドsf1とsf2と
にわたって連続的にオン駆動させたときとでは、フレームにおいてオン駆動の占める期間
が同じであっても、実際の透過率は、連続的にオン駆動させたとき方が離散的にオン駆動
させたときよりも大きくなる(明るくなる)。図5において階調レベル「2」および「3
」では、この特性を利用している。
また、本実施形態において、1グループを構成する6つのサブフィールドを単位として
、オンオフ駆動を指定するビットを連続的・離散的に配列させている。
ここで、基本パターンのタイプAのみで、それぞれsf1〜sf18においてオンまた
はオフ駆動を指定してしまうと、フリッカーが発生する原因となる。
そこで次に、本実施形態では、6つのサブフィールド、すなわちグループ期間毎に、極
性を切り替えるとともに、図6の(b)に示されるように、基本パターンであるタイプA
の配列に対して位相を120度ずつシフトさせたシフトパターン(タイプB、タイプC)
を用意して、画素の位置に応じて駆動パターン(タイプA、B、C)のいずれかを選択す
る構成にした。
まず、タイプA、B、Cのいずれかを決定するものがSFビット変換回路50における
位相制御部54である。位相制御部54は、読み出された映像信号Dbで指定される画素
の位置をi行j列と表したときに、行数iを「3」で割ったときの余りと、列数jを「3
」で割ったときの余りとに応じて、図6(a)に示されるようにタイプを決定する。
例えば映像信号Dbで指定される画素が5行10列であったとき、行数「5」を「3」
で割ったときの余りが「2」であり、列数「10」を「3」で割ったときの余りが「1」
であるから、タイプCに決定される。また例えば映像信号Dbで指定される画素が102
行756列であったとき、行数「102」を「3」で割ったときの余りが「0」であり、
列数「756」を「3」で割ったときの余りも「0」であるから、タイプAに決定される

図6の(a)で示したタイプの決定については一例に過ぎないが、縦および横方向で隣
接する画素同士で異なるタイプに決定されることが望ましい。詳細には、同図に示した3
×3のマトリクスは、縦および横方向に隣接する3つの要素の組み合わせのいずれもA、
B、Cとなる配列によって、換言すれば、タイプA、B、Cにそれぞれ「1」、「2」、
「3」の数字を割り当てたときに、縦および横方向のいずれの数字のそれぞれの和が「6
」で等しくなるように並べた、いわゆる魔方陣の配列によって、タイプを決定することが
望ましい。
なお、画素の位置に対してタイプを決定する方法としては、例えば第1に、図6の(a
)に示した3×3のマトリクスとタイプとの関係について予めルックアップテーブルで記
憶しておき、第2に、水平走査信号Hsをカウントするとともに垂直走査信号Vsによって
ゼロリセットする3進カウントのカウンタ値によってマトリクスにおいて適用する行を決
定するとともに、ドットクロック信号Clkをカウントするとともに水平走査信号Hsによ
ってゼロリセットする3進カウントのカウンタ値によって、マトリクスにおいて適用する
列を決定する構成が考えられる。
次に、SFビット選択部56は、変換されたSFコードのビットc1〜c18のうち、い
ずれかの1ビットを、決定されたタイプ、および、表示パネル100における駆動タイミ
ング(サブフィールド)に応じて選択して、SFビットSbとして出力する。
例えばタイプCに決定されるとともに、表示パネル100における駆動タイミングがサ
ブフィールドsf5であれば、図6の(b)に示されるように、変換されたSFコードの
うち、ビットc11がSFビットSbとして出力される。また例えばタイプAに決定される
とともに、表示パネル100における駆動タイミングがサブフィールドsf13であれば
、変換されたSFコードのうち、ビットc13がSFビットSbとして出力される。
本実施形態では、SFビット変換回路50が映像信号DbをSFビットSbに変換し、デ
ータ信号駆動回路140が当該SFビットSbをデータ信号に変換して、データ線114
に供給する一方、走査線駆動回路130がデータ信号を供給すべき画素の行に対応する走
査線112を選択することによって、画素をオンまたはオフ駆動することになる。
このため、駆動回路とは、SFビット変換回路50、走査線駆動回路130およびデー
タ信号駆動回路140を指すことになる。
次に、実施形態に係る電気光学装置10の全体的な動作について図7を参照して説明す
る。
垂直走査信号Vsが図7の(a)示されるように供給されるとき、タイミング制御回路
20は、スタートパルスDyを、当該垂直走査信号Vsで規定される1垂直走査期間(フレ
ーム)を18分割した期間毎に出力する。また、タイミング制御回路20は、信号Frpを
、1フレームにおいてスタートパルスDyを6個出力する毎に論理反転させながら出力す
る。信号Frpは、液晶素子の極性を指定する信号であり、例えばHレベルであれば正極性
を、Lレベルであれば負極性を指定する。このとき、第1、第3グループにおいて信号F
rpがHレベルとなるフレームと、第2グループにおいて信号FrpがHレベルとなるフレー
ムとが出現するので、便宜的に前者を奇数フレームとし、後者を偶数フレームとして区別
する。
なお、同図に示される信号Frpの波形は、換言すれば、デューティ比50%であって周
期が2グループのパルス信号(極性パターン)であり、この周期の半分期間が1グループ
の期間に相当していることになる。ここで、信号Frpは、データ線駆動回路140に供給
される制御信号Xctに含まれる。また、スタートパルスDyは、走査線駆動回路130に
供給される制御信号Yctに含まれる。この制御信号Yctには、スタートパルスDyを転送
するためのクロック信号も含まれる(図示省略)。
走査線駆動回路130は、スタートパルスDyを、上記クロック信号にしたがって転送
等することによって走査信号G1〜G1080を出力する。
図7の(b)は、走査線の1〜1080行を縦軸にとり、時間を横軸としたときに、走
査信号G1〜G1080によって選択される走査線の時間的推移を示す図である。走査線の選
択を仮に黒丸状のドットで示したとき、走査線は排他的に選択されるので、走査線の時間
的推移は、実際にはドットの連続打点で示されるが、簡略的に表記するため、同図におい
ては右下がりの実線で示している。
SFビットSbへの変換については、まず、メモリー制御部40が、タイミング制御回
路20による制御にしたがって、ある行の走査線の選択前に、当該行であって1〜192
0列の画素に対応した映像信号Dbをメモリー45から読み出す。
SFコード変換部52は、読み出された映像信号Dbを、階調レベルに応じたSFコー
ドに画素毎に変換する。
一方、位相制御部54は、読み出された映像信号Dbの画素の位置に応じてタイプA、
B、Cのいずれかを決定する。
SFビット選択部56は、変換されたSFコードのビットc1〜c18のうち、いずれか
の1ビットを、決定されたタイプと、現時点における表示パネル100の駆動タイミング
(サブフィールド)とに応じて選択して、SFビットSbとして出力するのは上述した通
りである。
なお、タイミング制御回路20は、垂直同期信号Vsで規定されるフレームにおけるス
タートパルスDyの出力回数を、現時点における表示パネル100のサブフィールドを示
す情報としてSFビット選択部56に供給する。
ある行の走査線が走査線駆動回路130によって選択される前に、メモリー45から当
該行の映像信号Dbが読み出されて、SFビットSbに変換される。このため、データ線駆
動回路140には、当該走査線の選択前において、当該走査線に対応する1〜1920列
の画素に対応し、かつ、当該選択において書き込むべきサブフィールドに対応したSFビ
ットSbが供給されていることになる。
データ線駆動回路140は、当該1行分のSFビットSbを、それぞれ信号Frpで指定
された極性であって、オンまたはオフレベルのデータ信号に変換するとともに、当該行の
走査線が選択されたときに、データ信号を1〜1920列のデータ線114に供給する。
当該行の走査線が選択されたとき、データ線114に供給されたデータ信号は、当該行
に対応するTFT116が導通状態となることによって液晶素子120の画素電極118
に印加され、これにより、当該液晶素子120は、指定された極性でオンまたはオフ駆動
されることになる。
なお、当該走査線の選択が終了すると、TFT116が非導通状態となるが、液晶素子
120は、TFT116の導通状態であったときに画素電極118に印加された電圧を容
量性によって保持するので、次回走査線が再び選択されるまで、オンまたはオフ駆動が維
持される。
このような動作が1つのサブフィールドにおいて1〜1080行目について順番に実行
される。さらに、この1つサブフィールドの動作が1フレームにおいてサブフィールドs
f1〜sf18の順番に実行される。
これにより、各画素は、サブフィールドsf1〜sf18のそれぞれにおいて、SFビ
ットSbに応じてオンまたはオフ駆動されるので、フレームを単位期間としてみたときの
平均的な透過率は、階調レベルに応じた値となって、これにより階調が表現される。
ここで、本実施形態によれば、縦および横方向で互いに隣接する複数の画素からなる領
域に対し、例えば階調レベル「6」が指定されたとき、これら画素に対応するSFコード
では、図5を参照すると、それぞれビットc1〜c3が“1”となり、他のビットc4〜c1
8が“0”となる。
本実施形態では、極性を、フレームよりも短いグループ毎に切り替えるとともに、1フ
レームにおけるグループ数を奇数の例えば「3」としている。このため、奇数フレームに
おいて正(負)極性に指定された同一のグループに属する6個のサブフィールドは、次の
偶数フレームでは、負(正)極性に指定される。
例えば、階調レベルが「6」であるときに、SFビットSbが“1”で3個連続するグ
ループは、図8に示されるように、奇数フレームであってタイプA、Cであれば正極性が
指定され、タイプBであれば負極性が指定される一方、偶数フレームであって、タイプA
、Cであれば負極性が指定され、タイプBであれば正極性が指定される。
さらに本実施形態では、画素の位置(行数および列数)に応じて隣接する画素同士では
異なるタイプに決定される。ここで、タイプA、B、Cにおけるビット配列は互いに1グ
ループずつシフトした関係にあるので、サブフィールドsf1〜sf18におけるSFビ
ットについては、同じ階調レベルの「6」であっても、タイプA、B、C毎に、図8に示
されるように1グループずつシフトした関係になる。
このため、同じ配列で画素をオンオフ駆動した場合に何らかの理由によって正極性と負
極性とで明るさに差が生じているときであっても、例えば図8に示されるように、あるグ
ループの6個のサブフィールドにおいて“111000”でオンオフ駆動する場合に正極
性が負極性よりも明るくなっているときであっても、画素の位置に応じて図9の(3)に
示されるタイプに決定されるので、オンオフ駆動の位相がシフトされる。したがって、そ
れによって生じる明暗の周期は、図9の(1)で示されるシフトしない場合と比較して、
図9の(2)で示されるように、タイプA、B、Cの3画素でみたときに短周期化される
。図9の(1)で示されるシフトしない場合には、フリッカーの周波数は30Hzとなる
ため、人間の眼に視認されやすいのに対して、図9の(2)で示されるシフトする場合に
は、フリッカーの周波数は、人間の眼が明暗の変化にほとんど追従できない、90Hzと
することができる。これにより、本実施形態では、正極性および負極性において明るさに
差が生じていても、フリッカーとして視認させ難くすることが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、各グルー
プを互いに期間の等しいサブフィールドに分割した例であったが、第2実施形態では、各
グループを異なる期間のサブフィールドに分割した例である。
詳細には、第2実施形態では、図10に示されるように、フレームが、第1グループか
ら第5グループまでに分類されるととともに、各グループが、互いに異なる重みの4つの
サブフィールドにそれぞれ分割されている。このため、第2実施形態では、フレームが計
20個のサブフィールドによって構成されることになる。
なお、第2実施形態では、信号Frpによって極性がグループ毎に切り替えられる点は、
第1実施形態と同様である。ただし、第2実施形態では、グループ数が「3」から「5」
に変更されている。また、サブフィールドが20個となったので、図5に示したSFコー
ドの変換特性も変更されるが、重要な点は、変換特性ではなく、SFコードがc1〜c20
の20ビットである点にある。
このようなサブフィールド構成では、グループ数が「5」であるから、オンオフ駆動の
タイプについても、タイプA〜タイプEの5種類が可能である。
詳細には、図11の(b)に示されるように、SFコードのc1〜c20を順に、サブフ
ィールドsf1〜sf20のSFビットとして配列させた基本パターン(タイプA)と、
このタイプAに対して、配列の位相を72度ずつシフトさせたシフトパターン(タイプB
、C、D、E)が用意される。
一方、第2実施形態における位相制御部54は、読み出された映像信号Dbで指定され
る画素の位置をi行j列と表したときに、行数iを「5」で割ったときの余りと、列数j
を「5」で割ったときの余りとに応じて、図11の(a)に示されるタイプに決定する。
例えば映像信号Dbで指定される画素が102行756列であったとき、行数「102
」を「5」で割ったときの余りが「2」であり、列数「756」を「5」で割ったときの
余りが「1」であるから、タイプDに決定される。なお、図11の(a)で示したタイプ
の決定については一例に過ぎないが、縦および横方向で隣接する画素同士で異なるタイプ
に決定されることが望ましい点については第1実施形態と同様である。さらに、図11の
(a)で示した5×5のマトリクスは、縦および横方向にわたって繰り返したとき、縦お
よび横方向に加えて、斜め方向に隣接する5つの要素の組み合わせのいずれもがA〜Eと
なる配列である。このため、タイプは、縦、横および斜めの全ての方向で隣接する画素同
士で異なるように決定されるので、タイプが隣接することで発生するノイズを効果的に除
去することができる。
第2実施形態では、同じ配列で画素をオンオフ駆動する場合に正極性と負極性とで明る
さに差が生じてしまうときであっても、画素の位置に応じてタイプA〜Eのいずれかに決
定されるので、それによって生じる明暗の周期は、タイプA〜Eの5画素でみたときに短
周期化される。
1フレーム当たりの極性の切り替え回数は、第1実施形態では「3」であるのに対し、
第2実施形態では「5」となるので、正極性および負極性において明るさに差が生じてい
る場合のフリッカーを、さらに視認させ難くすることが可能となる。
第2実施形態において、極性については第1実施形態と同様にグループ毎に切り替えた
が、図12に示されるように、同じサブフィールドの極性が反転する関係にあれば、隣接
するサブフィールド毎に切り替えても良い。
このように隣接するサブフィールド毎に極性を切り替える構成によっても、フリッカー
を、さらに視認させ難くすることが可能となる。
なお、同じサブフィールドの極性が反転する関係にあって、隣接するサブフィールド毎
に切り替えるという構成は、換言すれば、グループに属する各サブフィールドの極性を示
す信号Frpのパターンを、グループ毎に反転させるということにほかならない。
また、グループ数を、第1実施形態では「3」、第2実施形態では「5」としたが、そ
れ以外の「7」以上の奇数であっても良い。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した第1および第2実施形態では
、グループ数を「3」以上の奇数として、極性(またはそのパターン)をグループ毎の切
り替える構成としたが、第3実施形態では、グループ数を「2」以上の偶数倍とした例で
ある。
詳細には、第3実施形態では、図13に示されるように、フレームが、第1グループお
よび第2グループに分類されるととともに、各グループが、互いに等しい重みの9つのサ
ブフィールドにそれぞれ分割されている。このため、第3実施形態では、フレームが計1
8個のサブフィールドによって構成されることになる。
なお、第3実施形態では、信号Frpによって極性がグループ毎に切り替えられる点は、
第1実施形態と同様である。また、第3実施形態では、グループ数が第1実施形態の「3
」から「2」に変更されているので、図5に示したSFコードの変換特性も変更されるが
、SFコードがc1〜c18の18ビットである点に変更はない。
図13に示されるサブフィールド構成では、グループ数が「2」であるから、オンオフ
駆動のタイプについては、図14の(b)に示されるように、基本パターンAに対して、
配列の位相を180度シフトさせたタイプBの計2種類しか用意できない。
信号Frpによって極性がグループ毎に切り替えられる場合、このままでは、交流駆動を
実現できない可能性があるので、第3実施形態における位相制御部54は、画素の位置の
みならず、奇数フレームか偶数フレームかに応じて、例えば図14の(a)に示されるタ
イプを決定する。これによって、あるフレームで、ある極性パターンでオンオフ駆動され
たとき、次のフレームでは、当該極性パターンを反転した極性パターンでオンオフ駆動さ
れるので、交流駆動が担保されることになる。
なお、図13に示される例ではグループ数を「2」としたが、「4」以上の偶数として
も良い。グループ数を例えば「4」としたとき、4つの位相タイプが用意できる。信号F
rpによって極性を例えばグループ毎に切り替える場合、このままでは、交流駆動を実現で
きないので、奇数フレームか偶数フレームかに応じて、または、第1〜第4フレームに応
じて、正極性と負極性とで駆動する構成とすれば良い。
また、図15の(a)に示されるように、1フレームを構成するグループ数を「6」と
し、1グループを構成するサブフィールド数を「3」にするとともに、信号Frpによって
極性をグループ毎に切り替える一方で、オンオフ駆動のタイプについては、図15の(b
)に示されるように、基本パターンAに対し、配列の位相を60度シフトさせたタイプB
だけを用意する。このとき、位相制御部54は、奇数フレームか偶数フレームかに応じて
タイプを決定する。これによって、あるフレームで、ある極性パターンでオンオフ駆動さ
れたとき、次のフレームでは、当該極性パターンを反転した極性パターンでオンオフ駆動
されることになるので、交流駆動が担保されることになる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られず、様々な応用・変形が可能である。
例えば、走査線駆動回路130については、走査線を各サブフィールドにおいて1、2
、3、…、1080行目という順番で選択するのではなく、例えば図16の(b)に示さ
れるように、1、271、541、811、2、272、542、812、3、273、
543、813、というように飛び越し走査する構成としても良い。飛び越し走査すると
きに、飛び越し走査線数については、「270」に限られないし、また、サブフィールド
の重みによって異なることにもなる。
また、画素110を構成する液晶素子120は、透過型に限られず反射型であっても良
い。さらに、ノーマリーブラックモードに限られず、ノーマリーホワイトモードであって
も良い。
次に、上述した電気光学装置を用いた電子機器の一例として、電気光学装置をライトバ
ルブとして用いたプロジェクターについて説明する。図17は、このプロジェクターの構
成を示す平面図である。
この図に示されるように、プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白
色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102
から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロ
イックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離され
て、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれ
る。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐ
ために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなる
リレーレンズ系2121を介して導かれる。
このプロジェクター2100では、表示パネル100を含む電気光学装置が、R色、G
色、B色のそれぞれに対応して3組設けられる。そして、R色、G色、B色のそれぞれに
対応する映像信号がそれぞれ上位回路から供給されて、SFコードに変換された後、当該
SFコードのうち、画素の位置などに応じたSFビットが選択される構成となっている。
ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述した表示パネル100と
同様であり、R色、G色、B色のそれぞれに対応するSFビットに応じて、サブフィール
ド毎にそれぞれ駆動されるものである。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイク
ロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム
2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。
したがって、各色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ2114
によってカラー画像が投射されることとなる。
なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2
108によって、R色、G色、B色のそれぞれに対応する光が入射するので、カラーフィ
ルタを設ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロ
イックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100G
の透過像はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方
向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右を反転させた像を
表示する構成となっている。
電子機器としては、図17を参照して説明した他にも、テレビジョンや、ビューファイ
ンダー型・モニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ
ー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端
末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる
。そして、これらの各種の電子機器に対して、上記電気光学装置が適用可能なのは言うま
でもない。
10…電気光学装置、20…タイミング制御回路、30…画質調整部、40…メモリー制
御部、45…メモリー、50…SFビット変換部、52…SFコード変換部、54…位相
制御部、56…SFビット選択部、100…表示パネル、110…画素、112…走査線
、114…データ線、120…液晶素子、130…走査線駆動回路、140…データ線駆
動回路、2100…プロジェクター

Claims (9)

  1. 各々が液晶素子を有する複数の画素と、
    前記複数の画素をそれぞれオン駆動またはオフ駆動する駆動回路と、
    を備える電気光学装置であって、
    前記駆動回路は、
    フレームを複数個のグループで構成するとともに、各グループを複数個のサブフィール
    ドで構成して、前記サブフィールド毎に、階調レベルに応じた駆動パターンにしたがって
    前記画素をオン駆動またはオフ駆動し、
    一の階調レベルに対応する駆動パターンには、
    当該一の階調レベルに対し、前記サブフィールド毎に前記液晶素子をオン駆動またはオ
    フ駆動を指示するビット配列からなる基本パターンと、
    当該基本パターンに対し、前記グループを分割するサブフィールド数を単位として前記
    ビット配列の位相をシフトさせた1以上のシフトパターンとがあり、
    一の画素に対し、前記基本パターンおよびシフトパターンのいずれか1つを、当該一の
    画素の位置に応じて選択して、当該一の画素をオン駆動またはオフ駆動する一方、
    前記画素を、極性パターンにしたがった極性で少なくともオン駆動するとともに、
    前記極性パターンの周期を前記フレーム以下とし、前記極性パターンの周期の1/2期
    間を、前記グループを構成する複数個のサブフィールドの期間に対応させた
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記フレームを「3」以上の奇数個のグループに分割し、
    前記極性パターンの周期の1/2期間を、前記グループを構成する複数個のサブフィー
    ルドの期間とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 互いに時間的に隣接する2つの前記フレームでみたときに
    各サブフィールドでは、前記極性パターンによって正極性及び負極性が指定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記駆動パターンには、
    前記フレームを構成するグループ個数分の種類がある
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記駆動回路は、
    横方向および縦方向にマトリクス状に配列する画素に対し、
    前記横方向で隣接する画素同士および前記縦方向で隣接する画素同士において同種類の
    駆動パターンを選択しないように予め定められたルールにしたがって、1つの駆動パター
    ンを選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記ルールを記憶するルックアップテーブルを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記フレームを「2」以上の偶数個のグループに分割し、
    前記極性パターンの周期の1/2期間を、前記グループを構成する複数個のサブフィー
    ルドの期間とし、
    互いに時間的に隣接する2つの前記フレームでみたときに
    同一のサブフィールドでは、正極性及び負極性が指定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  8. 各々が液晶素子を有する複数の画素と、
    前記複数の画素をそれぞれオン駆動またはオフ駆動する駆動回路と、
    を備える電気光学装置の駆動方法であって、
    前記駆動回路は、
    フレームを複数個のグループで構成するとともに、各グループを複数個のサブフィール
    ドで構成して、前記サブフィールド毎に、階調レベルに応じた駆動パターンにしたがって
    前記画素をオン駆動またはオフ駆動し、
    一の階調レベルに対応する駆動パターンには、
    当該一の階調レベルに対し、前記サブフィールド毎に前記液晶素子をオン駆動またはオ
    フ駆動を指示するビット配列からなる基本パターンと、
    当該基本パターンに対し、前記グループを分割するサブフィールド数を単位として前記
    ビット配列の位相をシフトさせた1以上のシフトパターンとがあり、
    一の画素に対し、前記基本パターンおよびシフトパターンのいずれか1つを、当該一の
    画素の位置に応じて選択して、当該一の画素をオン駆動またはオフ駆動する一方、
    前記画素を、極性パターンにしたがった極性で少なくともオン駆動するとともに、
    前記極性パターンの周期を前記フレーム以下とし、前記極性パターンの周期の1/2期
    間を、前記グループを構成する複数個のサブフィールドの期間に対応させた
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載の電気光学装置を有する電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220838A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器
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