JP5364669B2 - 点火プラグ - Google Patents
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Description
。図1に示すように、抵抗体入り点火プラグは、絶縁碍子(図示せず)の内孔中に端子電
極1と接する導電ガラス体2aと、中心電極3と接する導電ガラス体2bとの間に抵抗体
4を介在させたものである。点火プラグに抵抗体を導入すると、点火プラグの点火時に発
生する高周波雑音電波の漏洩を抑制することができる。
端に中心電極3を挿入し、所定量の導電ガラス体材料を絶縁碍子の内孔に充填した後、導
電ガラス体材料にプレス圧力を加え、導電ガラス体材料の表面を平坦にする。次に、導電
ガラス体材料上に、所定量の抵抗体材料を充填した後、抵抗体材料にプレス圧力を加え、
抵抗体材料の表面を平坦にする。その後、抵抗体材料上に導電ガラス体材料を所定量充填
する。ここで、導電ガラス体材料および抵抗体材料は、絶縁碍子の内孔に充填しやすくす
るため、顆粒に加工されている。次いで、端子電極1を絶縁碍子の内孔の上端に挿入した
後、約900℃で加熱しながら端子電極1に荷重をかける、いわゆるホットプレス工程に
より、導電ガラス体材料および抵抗体材料を焼結させて導電ガラス体2a、2bおよび抵
抗体4を形成するとともに、導電ガラス体2a中に端子電極1の先端を圧入し、導電ガラ
ス体2b中に中心電極3の先端を圧入する。最後に、接地電極を備えたハウジングに絶縁
碍子を固定し、点火プラグとする。
末等を含む複合粉末を顆粒化したものが使用される。この抵抗体材料を用いて作製された
抵抗体は、粗粒ガラス粉末やセラミック粉末がその原型を留めるとともに、これらの粒子
の間隙に、細粒ガラス粉末が溶融固化した結合ガラス相が存在した状態となる。また結合
ガラス相中には導電粉末が分散しており、粗粒ガラス粉末は導電パスを曲折(迂回)させ
るブロック粒子として機能する(例えば特許文献1、2参照)。そして、導電パスを曲折
させると、抵抗体の高周波雑音電波の吸収能が高まることが知られている。
向にある。点火プラグが細径化されると、絶縁碍子の内孔径も縮小されるため、抵抗体の
体積が必然的に減少し、結果として、抵抗体が高周波雑音電波を吸収し難くなる。なお、
点火プラグの点火時には、高周波雑音電波が発生するが、この高周波雑音電波が多量に漏
洩すれば、車載用のTV、ラジオ、無線等を妨害するおそれがある。
「本発明のスパークプラグは、軸方向に延びる貫通孔を有し、該貫通孔が第1貫通孔及び
該第1貫通孔よりも後端側に当該第1貫通孔よりも孔径が大きい第2貫通孔となる絶縁体
と、前記絶縁体の第1貫通孔内に配置される中心電極と、前記絶縁体の第2貫通孔内に配
置される端子金具と、を備えるスパークプラグであって、前記第2貫通孔内に、導電性セ
ラミック焼結体で形成されると共に、前記中心電極と前記端子金具とを電気的に接続する
セラミック焼結体抵抗器が配置されてなり、前記セラミック焼結体抵抗器の軸方向長さが
前記第2貫通孔の軸方向長さの40%以上であることを特徴とする。本発明では、このよ
うな抵抗体として予め焼結されたセラミック焼結体抵抗器を絶縁体の第2貫通孔に挿入す
るものとすることで、従来のような製造上の長さの制約を受けず、セラミック焼結体抵抗
器の長さを十分に長くすることができる。これにより、中心電極と端子電極との間の実効
誘電率を小さくし、点火時に発生する容量放電電流を小さくし、雑音防止効果を大きくす
ることができる。そして、セラミック焼結体抵抗器の長さ(LR)を第2貫通孔の長さ(
LH)の40%以上とする((LR/LH)×100≧40)ことで、中心電極と端子電
極との間の実効誘電率を小さくし、点火時に発生する容量放電電流を小さくし、十分な雑
音防止効果を得ることが可能となる。なお、セラミック焼結体抵抗器の長さ(LR)が第
2貫通孔の長さ(LH)の40%未満であると、十分な効果を得られにくい。さらに、よ
り好ましいセラミック焼結体抵抗器の長さ(LR)は、第2貫通孔の長さ(LH)の50
%以上である((LR/LH)×100≧50)。」と記載されており、点火プラグの構
造を最適化することにより、端子電極と中心電極間の実効誘電率を低下させて、高周波雑
音電波の漏洩を抑制することが示されている。しかし、このような最適化を行ったとして
も、細径化された点火プラグの場合、高周波雑音電波の漏洩を十分に抑制することができ
ない。
入時の摩擦抵抗が増大することから、端子電極を圧入し難くなり、抵抗体の抵抗値がばら
つきやすくなる。加えて、ホットプレス温度の変動に対しても影響を受けやすくなり、更
に抵抗体の抵抗値がばらつきやすくなると考えられる。なお、点火プラグの製造工程にお
いて、ホットプレス温度を厳密に規制することは困難であり、ホットプレス温度は、ある
程度の変動幅で管理せざるを得ないのが実情である。
し得る抵抗体形成用ガラス組成物を創案することにより、点火プラグの信頼性および生産
性を高めることを技術的課題とする。
成される抵抗体を有する点火プラグを提供することを課題とする。
、抵抗体の誘電率を低下させるためには、上記のようにガラス組成範囲を規制すればよい
ことを見出した。これにより、中心電極―端子電極間の実行誘電率が小さくなるため、点
火プラグの点火時に発生する容量放電電流を小さくすることができ、結果として、高周波
雑音電波の発生を抑制することができる。
音電波の吸収能が高まることを見出した。なお、このメカニズムの詳細は明らかではなく
、現在、鋭意調査中であるが、本発明者は、ガラスの誘電正接が大きいと、点火プラグの
点火時に、抵抗体に含まれる粗粒ガラス粉末の界面において、高周波雑音電波のエネルギ
ーが熱エネルギーに変換されやすく、高周波雑音電波が減衰するものと推定している。
本発明の点火プラグが有する抵抗体を構成する抵抗体形成用ガラス粉末は、上記の抵抗体形成用ガラス組成物からなるガラス粉末を含有することに特徴付けられる。
本発明の点火プラグが有する抵抗体を構成する抵抗体形成用ガラス粉末は、分相性を有することに特徴付けられる。ここで、「分相性を有する」とは、600〜900℃のいずれかの温度で10分間熱処理を加えた場合にガラスが分相する場合を指し、例えば、TEM(Transmission Electron Microscope)等で観察すれば、ガラスが分相しているか否かを判定することができる。なお、抵抗体形成用ガラス粉末が、熱処理を加える前に、既に分相している場合も「分相性を有する」と判断する。
一般的に、分相とは、ガラス成分が、SiO 2 を主成分とする高粘性のシリカリッチ相と、その他の成分からなる低粘性ガラス相とに分離する状態を指し、分相したガラスは、通常、シリカリッチ相が骨格をなし、その間隙に低粘性ガラス相が存在する構造となる。粗粒ガラス粉末が分相性を有すると、ホットプレス工程でカーボンブラック、炭化チタン、窒化チタン、炭化珪素等の導電粉末をガラス中に溶解し難くなる。一方、細粒ガラス粉末は、ホットプレス工程で導電粉末をガラス中に溶解する。その結果、粗粒ガラス粉末の近傍に導電粉末からなる導電パスを形成することができる。なお、ホットプレス工程で粗粒ガラス粉末が導電粉末を取り込まない理由は、ガラスの分相性に起因していると考えられるが、詳細なメカニズムは不明であり、現在、鋭意調査中である。また、粗粒ガラス粉末が分相性を有すると、ホットプレス工程で低粘性ガラス相の軟化流動に起因して塑性変形するものの、シリカリッチ相の存在によってその形状を維持し、ブロック粒子として機能することができる。
本発明の点火プラグが有する抵抗体を構成する抵抗体形成用ガラス粉末は、ガラス粉末の粒度が150〜450μmであることに特徴付けられる。
理由を下記に示す。
に、ガラスの熱膨張係数を下げる成分であり、その含有量は35〜60%、好ましくは4
0〜58%、より好ましくは42〜56%である。SiO2の含有量が35%より少ない
と、ガラスが熱的に不安定になり、ガラスを安定生産し難くなることに加えて、ガラスの
熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス体または絶縁碍子の界面で剥離またはク
ラックが発生しやすくなる。また、SiO2の含有量が35%より少ないと、ホットプレ
ス工程で粗粒ガラス粉末が導電粉末を溶解しやすくなる。一方、SiO2の含有量が65
%より多いと、ガラスの屈伏点が不当に上昇し、ホットプレス工程でガラスが変形し難く
なり、結果として、端子浮き等の不具合が発生しやすくなる。
、ガラスの屈伏点を下げる成分であり、更にはガラスを分相させるための成分であり、そ
の含有量は25〜55%、好ましくは30〜50%、より好ましくは33〜46%である
。B2O3の含有量が25%より少ないと、ガラスが熱的に不安定になり、ガラスを安定生
産し難くなることに加えて、ガラスの屈伏点が不当に上昇し、ホットプレス工程でガラス
が変形し難くなり、結果として、端子浮き等の不具合が発生しやすくなる。一方、B2O3
の含有量が55%より多いと、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス
体または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなることに加えて、ガラス
の分相性が低下するため、ホットプレス工程で粗粒ガラス粉末が導電粉末を溶解しやすく
なる。
促進させるための成分であり、その含有量は0〜20%、好ましくは0.1〜15%、よ
り好ましくは1〜10%、更に好ましくは2〜8%である。Li2O+Na2O+K2Oの
含有量が20%より多いと、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス体
または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなることに加えて、ホットプ
レス工程で粗粒ガラス粉末が導電粉末を溶解しやすくなる。
ための成分であり、その含有量は0〜20%、0.1〜10%、1〜7%、特に2〜5%
が好ましい。Li2Oの含有量が20%より多いと、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて
、抵抗体と導電ガラス体または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなる
。なお、ガラスの分相を促進させる観点から、ガラス組成中にLi2Oを必須成分として
1%以上、好ましくは2%以上含有させることが好ましい。
成分であり、その含有量は0〜20%、0〜10%、特に0〜2%が好ましい。Na2O
の含有量が20%より多いと、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス
体または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなる。
分であり、その含有量は0〜20%、0〜15%、0〜5%、特に0〜2%が好ましい。
K2Oの含有量が20%より多いと、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電
ガラス体または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなる。
せるための成分であり、またガラスの熱膨張係数を低下させるための成分であり、その含
有量は0.1〜25%、好ましくは1〜15%、より好ましくは3〜12.5%、更に好
ましくは5〜11%である。ZnOの含有量が0.1%より少ないと、ガラスが高周波雑
音電波の発生を防止し難くなり、点火プラグを細径化することが困難になる。また、Zn
Oの含有量が0.1%より少ないと、ガラスの分相性が低下し、粗粒ガラス粉末がブロッ
ク粒子として機能せず、結果として、抵抗体の高周波雑音電波の吸収能が低下しやすくな
る。一方、ZnOの含有量が25%より多くても、ガラスの分相性が低下し、粗粒ガラス
粉末がブロック粒子として機能せず、結果として、抵抗体の高周波雑音電波の吸収能が低
下しやすくなる。
り、その含有量は0〜10%、特に0〜5%が好ましい。Al2O3の含有量が10%より
多いと、ガラスの屈伏点が不当に上昇し、ホットプレス工程でガラスが変形し難くなり、
結果として、端子浮き等の不具合が発生しやすくなる。
させるための成分であると同時に、ガラスの誘電率に影響を与える成分である。イオン半
径が小さい程、ガラスが分相しやすくなり、具体的にはBaO、SrO、CaO、MgO
の順でイオン半径が小さくなるに従い、ガラスの分相傾向が大きくなる。ガラスの分相傾
向が大きくなると、熱処理温度の小さな変化に対しても、分相状態が大きく変動し、その
影響により、ホットプレス温度が変動すると、点火プラグの抵抗値がばらつく不具合が発
生しやすくなる。一方、ガラスの分相傾向が小さくなると、粗粒ガラス粉末がブロック粒
子として機能し難くなる。また、分子量が小さい程、ガラスの誘電率が低下し、具体的に
はBaO、SrO、CaO、MgOの順で分子量が小さくなるに従い、ガラスの誘電率が
低下する。さらに、BaO、SrO、CaO、MgOの順で分子量が小さくなるに従い、
ガラスの屈伏点が上昇する。以上から明らかなように、ガラスの誘電率、分相性、屈伏点
等の特性を総合的に勘案して、アルカリ土類金属酸化物を適宜選択して添加することが好
ましく、その含有量は0〜25%、特に1〜15%が好ましい。
めの成分であり、その含有量は0〜20%、0〜10%、特に0〜5%が好ましい。Mg
Oの含有量が20%より多いと、ガラスの熱的安定性が低下しやすくなる。
0%、特に0〜5%が好ましい。CaOの含有量が20%より多いと、ガラスの熱的安定
性が低下しやすくなる。
せる成分である。また、SrOは、ホットプレス温度が変動すると、点火プラグの抵抗値
がばらつく不具合を防止する成分であり、その含有量は0〜25%、0〜20%、0〜1
5%、特に0〜8%が好ましい。SrOの含有量が25%より多いと、ガラスの熱膨張係
数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス体または絶縁碍子の界面で剥離またはクラックが
発生しやすくなる。
すると、点火プラグの抵抗値がばらつく不具合を防止する成分であり、その含有量は0〜
25%、0〜20%、特に0〜15%が好ましい。BaOの含有量が多くなると、ガラス
の誘電率が上昇し、ガラスが高周波雑音電波の発生を防止し難くなる。また、BaOの含
有量が多くなると、ガラスの熱膨張係数が上昇し過ぎて、抵抗体と導電ガラス体または絶
縁碍子の界面で剥離またはクラックが発生しやすくなる。なお、ガラスの誘電率を確実に
低下させる観点から、ガラス組成として、BaOの含有量は15%以下、望ましくは10
%以下、より望ましくは実質的に含有しないことが好ましい。ここで、「実質的にBaO
を含有しない」とは、ガラス組成中のBaOの含有量が3000ppm以下の場合を指す
。
2、ZrO2、Bi2O3、Cs2O、La2O3、Gd2O3、V2O5、WO3、Sb2O3、Sn
O2、Nb2O5、Y2O3、CeO2、P2O5等を10%まで添加することができる。なお、
本発明の抵抗体形成用ガラス組成物は、PbOの含有を完全に排除するものではないが、
既述の通り、環境的観点から実質的にPbOを含有しないことが好ましい。
くなる。
料No.1〜33)、比較例(試料No.34〜40)を示している。
バッチを準備し、これを白金坩堝に入れて1300℃で2時間溶融した。次に、水冷ロー
ラーにより、溶融ガラスを薄片状に成形した後、ボールミルにて粉砕後、試験篩で分級し
、各ガラス粉末を得た。
ブロック粒子としての機能、分相性を評価した。
ラス粉末を焼結させたものを使用した。
MAの測定試料は、ガラス粉末を焼結させたものを使用した。
緻密に焼結させたもの)を測定試料として用い、光学研磨した板状ガラスの表裏面に30
mmφの電極を貼り付け、電極間に電圧を印加して測定した。測定条件は、25℃、1M
Hzとした。
質量の各ガラス粉末(粒度150〜450μm、平均粒子径D50=300μm)にカーボ
ンブラックを5質量%添加した試料を金型により外径20mmのボタン状にプレスした。
続いて、得られたボタン試料をアルミナ基板で挟んだ後、900℃に保持された電気炉に
投入し、100kg/cm2のプレス圧力を加えて10分間加熱し、次いで電気炉からボ
タン試料を取り出し、得られたボタン試料の外観を観察することで評価した。ガラス粉末
が多少変形しているが、完全に溶融しておらず、カーボンブラックがガラス中に溶解して
いないものを「○」とし、ガラス粉末が完全に溶融し、或いはカーボンブラックがガラス
中に溶解しているものを「×」として評価した。
ることで評価した。ボタン試料の全体が分相しているものを「◎」、ボタン試料の一部が
分相しているものを「○」、ボタン試料に分相が確認できなかったものを「×」とした。
発生率fが0%のものを「◎◎」、0%<f≦5%のものを「◎」、5%<f≦30%の
ものを「○」、30%<fのものを「×」とした。
係数、誘電率、誘電正接、高周波雑音電波、ブロック粒子としての機能および分相性の評
価が良好であった。特に、試料No.1〜33は、誘電率が低いため、端子電極と中心電
極間の実効誘電率を低下させることができ、結果として、点火プラグを細径化しても、抵
抗体が高周波雑音電波を的確に吸収できると考えられる。一方、試料No.34は、ガラ
ス組成中にZnOを含有していないため、誘電率が高く、分相性の評価が不良であり、ま
たブロック粒子として機能し難いと考えられる。試料No.35は、SiO2の含有量が
少ないため、ブロック粒子として機能し難いと考えられる。試料No.36は、ZnOの
含有量が多いため、分相性の評価が不良であり、またブロック粒子として機能し難いと考
えられる。試料No.37は、SiO2の含有量が多いため、ガラス転移点、屈伏点が非
常に高かった。試料No.38は、Li2O+Na2O+K2Oの含有量が多いため、ブロ
ック粒子として機能し難いと考えられる。試料No.39は、B2O3の含有量が多いため
、ブロック粒子として機能し難いと考えられる。試料No.40は、ガラス組成中にZn
Oを含有していないため、誘電率が高く、分相性の評価が不良であり、またブロック粒子
として機能し難いと考えられる。
を搭載した電子部品、特に高周波域における電磁波を遮蔽する必要性が高い車載用電子部品に好適であり、具体的には点火プラグの絶縁碍子の内孔に抵抗体を形成するための粗粒ガラス粉末として好適であり、細粒ガラス粉末としても使用可能である。
2a、2b 導電ガラス体
3 中心電極
4 抵抗体
Claims (8)
- 軸線方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
前記軸孔の一端側に設けられた中心電極と、
前記軸孔の他端側に設けられた端子電極と、
前記中心電極と前記端子電極との間に配置される抵抗体とを備える点火プラグにおいて、
前記抵抗体は、抵抗体形成用ガラス組成物を含み、
前記抵抗体形成用ガラス組成物は、質量%で、SiO2 35〜60%、B2O3 25〜55%、Li2O+Na2O+K2O 0〜20%、ZnO 6.1〜12.2%を含有することを特徴とする点火プラグ。 - 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、質量%で、ZnO 7.1〜12.2%、Li2O+Na2O+K2O 2.6〜12%を含有することを特徴とする請求項1に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、25℃、1MHzにおける誘電率が5.5以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、25℃、1MHzにおける誘電正接が0.0008以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、ガラス転移点が430〜570℃であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、屈伏点が500〜680℃であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、熱膨張係数が40〜60×10-7/℃であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の点火プラグ。
- 前記抵抗体形成用ガラス組成物は、実質的にPbOを含有しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の点火プラグ。
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