JP5364476B2 - 樹脂製管継手およびその製造方法 - Google Patents

樹脂製管継手およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5364476B2
JP5364476B2 JP2009162097A JP2009162097A JP5364476B2 JP 5364476 B2 JP5364476 B2 JP 5364476B2 JP 2009162097 A JP2009162097 A JP 2009162097A JP 2009162097 A JP2009162097 A JP 2009162097A JP 5364476 B2 JP5364476 B2 JP 5364476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
seal ring
fitting groove
connecting pipe
ring fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009162097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011017378A (ja
Inventor
義郎 岡崎
昭一 大須賀
真史 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd filed Critical JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Priority to JP2009162097A priority Critical patent/JP5364476B2/ja
Publication of JP2011017378A publication Critical patent/JP2011017378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5364476B2 publication Critical patent/JP5364476B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

本発明は、給湯・給水配管等に用いられ、接続管の一端部を挿入するだけでシール状に接続できる差込み式の樹脂製管継手およびその製造方法に関する。
従来、この種の差込み式の管継手として、たとえば、接続管が外嵌される内筒を一体形成した継手本体と、内筒を覆うように継手本体に螺着される外筒と、内筒の外周に形成した環状のシールリング嵌合溝と、シールリング嵌合溝に接続管の一端部の内周と内筒の外周との間をシールするために嵌合したシールリングと、内筒と外筒の間に配設された抜止めリングとを備えたものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。この管継手によると、接続管の一端部を外筒の挿入口側に挿入するだけの簡単な操作でシール状にかつ抜止め状に接続できる。
また、樹脂製管継手として、継手本体をガラス繊維で強化したプラスチック材料で射出成形して樹脂製管継手の強度アップを図るものも公知である(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−42370号公報 特開2007−162786号公報 特開平10−311475号公報
ところで、上記した前者の差込式の管継手は、金属製のものに比して材料コストの低減、軽量化等を図る目的で、合成樹脂材料で射出成形し、しかも強度の向上を図るために後者の樹脂製管継手の技術を利用して前者の差込式の管継手の内筒を含む継手本体をガラス繊維強化プラスチックで射出成形することが考えられる。
しかしながら、前者の差込式の管継手のようにシールリング嵌合溝を有する内筒を射出成形すると次のような問題が生じる。すなわち、前者の差込式の管継手の内筒をガラス繊維強化プラスチックで射出成形すると、成形時の金型のパーティングラインの隙間から逃れ出て固化した薄片状のバリがシールリング嵌合溝の内底表面に形成され、このバリの存在によりシールリングの内周面とシールリング嵌合溝の内底表面との密着性が損なわれてシール性が低下する。そこで、射出成形後、シールリング嵌合溝の内底表面層であるスキン層を切削加工して除去することにより前記バリを取除くことが考えられる。しかし、そのようにシールリング嵌合溝のスキン層を除去すると、シールリング嵌合溝の内底表面には内筒のプラスチック成形材料に配合されているガラス繊維が露出し、このガラス繊維がシールリング嵌合溝の内底表面から脱落して内筒および接続管内を流れる流体に流入するおそれがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、上記のような、内部に流体通路を形成したガラス繊維強化プラスチック製の継手本体の少なくとも軸心方向一端部に、接続管の一端部が外嵌状に差込まれる内筒を一体に形成し、この内筒の外周面に環状のシールリング嵌合溝を設け、該シールリング嵌合溝に前記接続管の一端部の内周と前記内筒の外周との間をシールするためのシールリングを嵌合している樹脂製管継手において、シールリングによるシール性を確保し得るうえ、ガラス繊維の流体への流出を防止できる樹脂製管継手およびその製造方法を提供することにある。
本発明の樹脂製管継手は、請求項1に記載のように、その発明の内容を理解し易くするために図1〜図5に付した符号を参照して説明すると、内部に流体通路7を有し射出成形されたガラス繊維強化プラスチック製の継手本体1の少なくとも軸心方向一端部に、接続管Pの一端部が外嵌状に差込まれる内筒2を一体に形成し、この内筒2の外周面に環状のシールリング嵌合溝21を設け、該シールリング嵌合溝21に接続管Pの一端部の内周と内筒2の外周との間をシールするためのシールリング4を嵌合している樹脂製管継手において、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所に形成されたスキン層(内筒の成形金型に接する表面層)22を切削して射出成形時に生じたバリを取除いた切削部21aを設けるとともに、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22は前記切削をしないでそのままにした非切削部21bを設けていることに特徴を有するものである。
上記構成の樹脂製管継手によると、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22を切削して射出成形時に生じたバリを取除いて平滑に仕上げられるので、当該箇所でのシールリング4の内周面との密着性を高めることができてシール性を確保できる。そして内筒2のシールリング嵌合溝21の接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22はそのままにしてあるので、そのスキン層22にはガラス繊維が露出状に存在せず、ガラス繊維が脱落して接続管Pおよび流体通路7を通る流体に流入するのを防止できる。
本発明の樹脂製管継手の製造方法は、請求項2に記載のように、内部に流体通路7を有し射出成形されたガラス繊維強化プラスチック製の継手本体1の少なくとも軸心方向一端部に、接続管Pの一端部が外嵌状に差込まれる内筒2を一体に形成し、この内筒2の外周面に、接続管Pの一端部の内周と内筒2の外周との間をシールするためのシールリング4が嵌合される環状のシールリング嵌合溝21を設ける樹脂製管継手の製造方法において、継手本体1の射出成形後に、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所に形成されたスキン層22を切削して射出成形時に生じたバリを取除くとともに、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層は切削しないでのままにすることに特徴を有するものである。
これによると、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22を切削してバリを取除いて平滑に仕上げられるので、当該箇所でのシールリング4の内周面との密着性を高めることができてシール性を確保できる。そして内筒2のシールリング嵌合溝21の接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22はそのままにしてあるので、そのスキン層22にはガラス繊維が露出状に存在せず、ガラス繊維が脱落して接続管Pおよび流体通路7を通る流体に流入するおそれが無くなる。
本発明によれば、ガラス繊維強化プラスチック製の継手本体の射出成形後、シールリング嵌合溝の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層を切削し、接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層はそのままにするという簡単な手段で、シールリングによるシール性を確保できるうえ、ガラス繊維の流体への流入を防止できるという利点がある。
本発明の一実施例を示す直線型の樹脂製管継手の断面図である。 図1の樹脂製管継手のシールリング嵌合溝の一部拡大断面図である。 他の実施例のシールリング嵌合溝の一部拡大断面図である。 他の実施例のエルボ型の樹脂製管継手の断面図である。 更に他の実施例のT型の樹脂製管継手の断面図である。
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、本発明の一実施例を示す直線型の樹脂製管継手は、継手本体1に、内筒2、外筒3、シールリング4、抜止めリング5、及びプラグ6等を備える。
図1に示すように、継手本体1はガラス繊維強化プラスチックで射出成形されて流体通路7を軸心方向に貫通状に形成しており、継手本体1の軸心方向一端部および軸心方向他端部からそれぞれ内筒2を軸心方向外方へ流体通路7の中心軸と平行に一体に突出形成してあり、内筒2の内部に流体通路7が連通形成されている。また継手本体1の軸心方向一端部および軸心方向他端部にはそれぞれ継手本体1とは別体に透明もしくは半透明な樹脂で筒状に形成された外筒3を、内筒2の外周面との間にポリブテンや架橋ポリエチレン等樹脂製又は金属製の接続管Pの一端部を受け入れる接続管差込間隙8を形成すべく内筒2と同心状に取り付けている。その取り付けに際しては、外筒3の軸心方向内方側の基端部3aの開口部内周にリップ9を内向きに設け、このリップ9を継手本体1の内筒2の付け根部の外周に形成した凹溝10に圧入嵌合して係合固定する。
抜止めリング5はステンレス製品であって、環状の外径リング部5aと、この外径リング部5aの内周に一体に折曲形成した弾性を有する拡縮径変形自在な複数枚の食込み歯5bとを有する形に形成している。各食込み歯5bは外径リング部5aの内周から接続管Pの差込み方向下手側へ傾斜して延びる形に一体に形成している。
外筒3はこれの軸心方向外方の先端部側3bを径方向外方へ膨出してこの先端部の内部に軸心方向外方へ向けて開放する形の開放口13を形成する。外筒3の基端部3a側の内周と内筒2の外周との間には、後述する挿入ガイドリング14が入り込むガイドリング進入空間部15を接続管差込間隙8の内奥部と連通状に形成している。ガイドリング進入空間部15の軸心方向長さは、後述する挿入ガイドリング14の軸心方向長さと同一か、それよりも少し深く形成している。なお、透明もしくは半透明な外筒3の外周には接続管Pが正常位置に挿入されたことを確認するための確認用凸条11が環状に形成されている。
外筒3の開放口13の内周面は、軸心方外方に向かった次第に広がるテーパーに形成された第1テーパー口13aと、この第1テーパー口13aの軸心方向外方側端に抜止め段部16を介して連続し軸心方向外方に向かって次第に広がるテーパー状に開放する形に形成された第2テーパー口13bにより断面鋸歯状波形に形成されている。外筒3の先端部内の第1テーパー口13aの内奥端側には、軸心方向内方に向かって次第に狭まる食込み歯逃がし用テーパー13cが抜止めリング保持段部17を介して形成されている。
外筒3の開放口13の内部には抜止めリング5をプラグ6をもって組み込む。プラグ6は接続管Pが挿通可能な接続管挿通孔18を有するリング状に形成され、プラグ6の外周面は開放口13の内周面の第1,2テーパー口13a,13bおよび抜止め段部16にそれぞれ対応する第1,2テーパー外周面6a,6bおよび抜止め段部19による断面鋸歯状波形に形成される。
かくして、抜止めリング5は開放口13内に嵌め込まれ、その外径リング部5aが抜止めリング保持段部17と開放口13に嵌められるプラグ6の内端面との間に介在されて食込み歯5bの先端が接続管差込間隙8内に突出するように保持される。
その際、外筒3の開放口13の内周面は軸心方向外方に向かった次第に広がる第1,2テーパー口13a,13bにより断面鋸歯状波形に形成される一方、プラグ6の外周面がそれら第1,2テーパー口13a,13bに対応する第1,2テーパー外周面6a、6bにより断面鋸歯状波形に形成されているので、プラグ6を開放口13に軸方向外方から差込み嵌合し易い。その差込み後は抜止め段部16,19同士が係合することによりプラグ6は開放口13から抜け出ることがない。
プラグ6の接続管挿通孔18の内周と内筒2の開口端部外周との間にはナイロン等の樹脂成形品である挿入ガイドリング14が嵌入される。挿入ガイドリング14の内径部には前端部から後方に向かって漸次拡開する後方拡開状のテーパー14aを、外径部には内径部とは逆に後端部から前方に向かって漸次拡開する前方拡開状のテーパー14bをそれぞれ設けて断面V形状に形成している。挿入ガイドリング14は前端部をプラグ6の接続管挿通孔18の入口側に向けて接続管挿通孔18の内周と内筒2の開口端部外周との間に組み込まれる。
継手本体1と一体に形成される内筒2の外周面にはシールリング嵌合溝21が設けられ、このシールリング嵌合溝21に、接続管Pの一端部の内周と内筒2の外周との間をシールするための合成ゴム、天然ゴム、合成樹脂等よりなるシールリング4が嵌め込まれる。
ここで注目すべきは、図2に示すように、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所に形成されたスキン層22は破線で示すごとく切削して射出成形時に生じているバリ(図示せず)を取除いた平滑な切削部21aとする一方、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22は切削しないでそのままにして非切削部21bとする点である。
このような樹脂製管継手を製造するに際しては、内筒2を含む継手本体1をガラス繊維強化プラスチックで射出成形した後、図2に示すように、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22を破線で示すごとく切削してバリ(図示せず)を取除いて平滑に仕上げることでシールリング4の内周面との密着性を向上させる。そして、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22は切削しないでそのままにしてガラス繊維が露出状に存在しないものとする。
次に、上記構成の樹脂製管継手の使用態様を説明する。現場施工において、接続管Pは所要長さに切断される。この切断された接続管Pの一端部は、図1に示すように、プラグ6の接続管挿通孔18内に挿入され、この接続管Pの一端部で挿入ガイドリング14がこれの前方から押されて接続管差込間隙8の内奥方向へ押し込まれる。この押し込まれる挿入ガイドリング14は、外径部のテーパー14bで抜止めリング5の食込み歯5bを押し開いて拡径させるとともに、内径部のテーパー14aで内筒2の外周面からそれぞれ突出しているシールリング4の突出部4aを径方向内方へ圧縮させながら通過する。このように挿入ガイドリング14のテーパー14aが内筒2の外周面から突出しているシールリング4の突出部4aを圧縮させながら通過することにより、予め接続管Pの一端部の内周を面取り加工していなくても該接続管Pはシールリング4に突っ掛かることなくスムーズに挿入することができる。
接続管Pが挿入ガイドリング14を正常に押しているか否か、また挿入ガイドリング14及び接続管Pが抜止めリング5の内部を正常に通過しているか否か等の状況は、外筒3が透明若しくは半透明であるため、外部から目視で容易に確認することができる。したがって、たとえば、接続管Pが斜めに誤挿入されて挿入ガイドリング14が正常に押されていなかったり、挿入ガイドリング14が抜止めリング5の内部を正常に通過しなかったりする等の不具合が生じていると、これを逸速く発見できるため、直ぐに接続管Pの挿入を止めて挿入し直すことができる。
接続管Pの一端部が接続管差込間隙8の内奥まで完全に挿入されると、シールリング4の突出部4aが接続管Pの内周面に圧縮状に密着して接続管Pの内周面と内筒2の外周面との間をシールする状態が得られるとともに、抜止めリング5の食込み歯5bが縮径し接続管Pの外周面に係合して接続管Pの抜止め状態が得られる。
内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22は切削して射出成形時に生じたバリ(図示せず)を取除いて平滑に仕上げているので、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所とシールリング4との密着性を高めることができ、これにより接続管Pの一端部の内周と内筒2の外周との間におけるシール性を十分に確保できる。
また、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22は切削しないでそのままにしてガラス繊維が露出状に存在しない状態にしてあるので、ガラス繊維が脱落して接続管Pおよび流体通路7を流れる流体に流入するおそれが無くなる。
継手本体1に接続された接続管Pに引き抜き力が加わったときには、抜止めリング5の食込み歯5bが縮径して接続管Pの外周面に食い込み、接続管Pの抜け出しを防止することができる。
上記実施例では、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所にバリ(図示せず)を取除いた切削部21aを、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所に非切削部21bをそれぞれ設けるにあたって、射出成形時に内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所と内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所とを面一に形成し、成形後、図2に示すように、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22を切削し、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層22は切削しないでそのままにする。この結果、図2に示すように、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所の切削部21aと内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所の非切削部21bとの間に段差δが生じる。
かかる段差を解消するには、図3に示すように、射出成形時に内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所を内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所よりも後の切削工程で切削される分だけ径小にする段付き状に形成し、成形後、内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層22を破線で示すごとく切削し、この切削部21aの表面が内筒2のシールリング嵌合溝21の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所の切削しないままにする非切削部21bのスキン層22と面一になるようにすればよい。
また、上記実施例では継手本体1の軸心方向一端部および他端部にそれぞれ内筒2を一体に形成した直線型のものを示すが、本発明は、このような直線型の継手本体1に限られず、そのほかに、例えば、継手本体1は図示省略するが軸心方向一端部のみに内筒2を一体に形成し、軸心方向他端部には水栓やエルボ等にねじ込み接続するための雄ねじを設けたもの、あるいは図4に示すようなエルボ型や図5に示すようなT型等の継手本体1にも同様に適用できる。
P 接続管
1 継手本体
2 内筒
3 外筒
4 シールリング
7 流体通路
21 シールリング嵌合溝
21a 切削部
21b 非切削部
22 スキン層

Claims (2)

  1. 内部に流体通路を有し射出成形されたガラス繊維強化プラスチック製の継手本体の少なくとも軸心方向一端部に、接続管の一端部が外嵌状に差込まれる内筒を一体に形成し、この内筒の外周面に環状のシールリング嵌合溝を設け、該シールリング嵌合溝に前記接続管の一端部の内周と前記内筒の外周との間をシールするためのシールリングを嵌合している樹脂製管継手において、
    前記内筒のシールリング嵌合溝の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層を切削して射出成形時に生じたバリを取除いた切削部を設けるとともに、前記内筒のシールリング嵌合溝の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層は切削しないでそのままにした非切削部を設けていることを特徴とする、樹脂製管継手。
  2. 内部に流体通路を有し射出成形されたガラス繊維強化プラスチック製の継手本体の少なくとも軸心方向一端部に、接続管の一端部が外嵌状に差込まれる内筒を一体に形成し、この内筒の外周面に、前記接続管の一端部の内周と前記内筒の外周との間をシールするためのシールリングが嵌合される環状のシールリング嵌合溝を設ける樹脂製管継手の製造方法において、
    前記継手本体の射出成形後に、前記内筒のシールリング嵌合溝の内底表面における接続管差込み方向下手側に対応する箇所のスキン層を切削して射出成形時に生じているバリを取除くとともに、前記内筒のシールリング嵌合溝の内底表面における接続管差込み方向上手側に対応する箇所のスキン層は切削しないでそのままにすることを特徴とする、樹脂製管継手の製造方法。
JP2009162097A 2009-07-08 2009-07-08 樹脂製管継手およびその製造方法 Active JP5364476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162097A JP5364476B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 樹脂製管継手およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162097A JP5364476B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 樹脂製管継手およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011017378A JP2011017378A (ja) 2011-01-27
JP5364476B2 true JP5364476B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=43595320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009162097A Active JP5364476B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 樹脂製管継手およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5364476B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006131B2 (ja) * 2013-02-06 2016-10-12 タイガースポリマー株式会社 コネクタ部材
JP6006139B2 (ja) * 2013-02-19 2016-10-12 タイガースポリマー株式会社 コネクタ部材の製造方法
JP6629538B2 (ja) * 2015-07-16 2020-01-15 Jfe継手株式会社 管ユニット
JP6721303B2 (ja) * 2015-08-11 2020-07-15 株式会社タブチ エア配管システムおよびエア配管システムの施工方法
JP7019988B2 (ja) * 2017-07-27 2022-02-16 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手
JP6939194B2 (ja) * 2017-07-27 2021-09-22 株式会社オンダ製作所 樹脂製エルボ継手
JP7020295B2 (ja) * 2018-05-28 2022-02-16 株式会社オンダ製作所 樹脂製継手
JP7303991B2 (ja) * 2018-05-28 2023-07-06 株式会社オンダ製作所 樹脂製継手

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257442A (ja) * 1999-03-04 2000-09-19 Idemitsu Petrochem Co Ltd 自動車エンジンルーム内用軽量樹脂成形品およびその製造方法
JP4313962B2 (ja) * 2001-07-25 2009-08-12 株式会社オンダ製作所 継手
JP2006316974A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Nsk Ltd 合成樹脂製プーリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011017378A (ja) 2011-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5364476B2 (ja) 樹脂製管継手およびその製造方法
EP1899635B1 (en) Pipe coupling
JP4145123B2 (ja) 継手
WO2012164773A1 (ja) 継手及びその製造方法
JP5396024B2 (ja) 差込み式管継手
JP5314896B2 (ja) 差込み式管継手
JP5015358B1 (ja) 継手の製造方法
JP6048978B2 (ja) 管継手及びシャワーホース接続構造
JP2011033158A (ja) 差込み式管継手
JP4355540B2 (ja) 差込み式管継手
JP5515495B2 (ja) 継手
JP2016109209A5 (ja)
JP2006308083A (ja) ホース継手
JP4460838B2 (ja) 差込み式管継手
JP4982202B2 (ja) 管継手
JP4972422B2 (ja) 管継手
JP5396023B2 (ja) 差込み式管継手
JP5597462B2 (ja) 継手および挿入ガイド
JP2009180275A (ja) 差込み式管継手
JP6662099B2 (ja) パイプ継手
JP4982201B2 (ja) 管継手
JP2009168179A (ja) 差込み式管継手
JP2005048916A (ja) 差込み式管継手
JP2012013105A (ja) 継手
JP5477805B2 (ja) ホース継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5364476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350