JP5363993B2 - 単一磁束量子回路 - Google Patents

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Description

・関連出願の相互参照
本出願は、2007年1月18日になされた出願番号第11/654,632号の出願「単一磁束量子回路」に関する利益を主張し、当該出願の明細書の内容は、参照によって本願明細書にその全体が援用される。
本発明は、一般的に言えば超伝導回路に関し、より具体的に言えば、超伝導ジョセフソン接合を利用した超伝導回路に関する。
デジタル論理の分野では、相補的金属酸化物半導体(CMOS:Complementary Metal-Oxide Semiconductor)技術は、広く知られ高度に発達した技術であり、広範囲に利用されている。しかし、CMOSは技術として成熟期に入り始めており、速度、電力損失、演算密度、相互接続帯域幅などの点でより高い性能につながる代替技術への関心が存在する。
CMOS技術の代替の1つに、超伝導体を基礎とした単一磁束量子回路がある。これは、超伝導ジョセフソン接合を利用し、通常の信号電力は約4ナノワット(nW)、データ信号速度は通常の20ギガバイト/秒(Gb/s)以上、そして、動作温度は約4ケルビン度(°Kelvin)である。
以降の部分でも説明する通り、ジョセフソン接合は直流バイアスの供給を受ける能動装置であり、こうした回路における電力の収支(budget)は、能動装置のスイッチが入っているか否かに関わらず発生する静的電力消費によって決まる。こうした回路における静的電力損失の解消を含め、電力消費を下げることが望ましい。
米国特許第5,309,038号明細書
そこで、本発明は、単一磁束量子ジョセフソン接合回路において、望ましくない電力損失を軽減または解消することを目的とする。
本発明に関する上記目的および他の目的は、少なくとも1つのジョセフソン接合を有する超伝導の単一磁束量子回路であって、前記ジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給する、という単一磁束量子回路によって達成される。本回路は、前記ジョセフソン接合にバイアス電流を供給する抵抗器を全く備えていない。
本発明の上記以外の適用範囲は、下記の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。しかしながら、理解しておくべき点として、以下に示す詳細な説明と特定の例とは、本発明の好適な実施の形態を開示するものであり、単なる例示を目的として提供している。よって、当業者がこの詳細な説明を読めば、本発明の思想および範囲から逸脱しない形での様々な変更および改造を容易に思いつくであろう。
従来技術の単一磁束量子ジョセフソン接合回路を示す図であり、(A)は図1の回路に関連する各種波形を示す図である。 本発明の1つの実施の形態を示す図であり、(A)は図2の回路に関連する各種波形を示す図である。 本発明の別の実施の形態を示す図であり、(A)は図3の回路に関連する各種波形を示す図である。 従来技術の単一磁束量子ジョセフソン接合の排他的論理和(XOR)ゲートを示す図である。 本発明による排他的論理和ゲートの1つの実施の形態を示す図であり、(A)は図5の回路に関連する各種波形を示す図である。 本発明による排他的論理和ゲートのさらに別の実施の形態を示す図であり、(A)は図6の回路に関連する各種波形を示す図である。 本発明による排他的論理和ゲートのさらに別の実施の形態を示す図であり、(A)は図7の回路に関連する各種波形を示す図である。 本発明による論理積ゲートを示す図である。 本発明による論理和ゲートを示す図である。
以下に示す詳細な説明と添付の図面とから、本発明をより深く理解することができるであろう。図面は必ずしも原寸大ではなく、また、あくまでも例示を目的としている。
先ず、図1を参照する。同図に示すのは、単一のジョセフソン接合J1を有した超伝導回路10である。ジョセフソン接合J1は記号“X”で図示されており、第1および第2の端子Jx、Jyを有するが、こうした構成は、本文に記述されるジョセフソン接合の全てが有するものである。基本的に、ジョセフソン接合は、非常に薄い絶縁体の層によって隔てられた超伝導体の2つの層から成る。超伝導温度にまで冷却してから特定の臨界電流(Ic)を下回る直流電流を加えると、ジョセフソン接合は超伝導となり、電流を流すにあたって、電圧降下を生じることがなく、実質的に電気抵抗も見られない。
他の超伝導回路から取り出された入力電圧パルス(単一磁束量子パルスと呼ばれるもの)が印加されると、臨界電流に達するのに充分なバイアス電流が供給される。この時点で、ジョセフソン接合は動作開始または「状態変化(flip)」し、単一磁束量子入力パルスに応じて、単一磁束量子出力パルスを生成する。こうした回路は、複数の後続回路への給電(feed)や、インピーダンス整合を目的として用いられる。
図1では、直流バイアス電流が、端子tから抵抗Rを介してジョセフソン接合J1に供給され、グラウンド12に流れる。この直流バイアス電流は、図1(A)に波形14として図示してある。図1(A)の入力Aパルス16は、図1の入力端子Aに印加され、インダクタL1を通る。ジョセフソン接合J1で臨界電流Icに達した時、出力端子Qにおいて出力パルス18が発生する。抵抗器Rを通る直流電流には、望ましくない静的電力損失が見られ、この静的電力損失が生じさせる熱が問題となる。超伝導回路に対しては、こうした熱を補償するために、冷却に関する追加条件を適用する必要がある。
図2が示す本発明の実施の形態では、図1において熱を放散していた抵抗器Rに関する条件が存在しない。図2の回路は、図1のものと同様に、ジョセフソン接合J1を、Jyを介して直接グラウンド12に接地された形で有している。また、本回路は同様に入力端子Aを、入力インダクタとなる第1インダクタL1を介してジョセフソン接合J1に接続された形で有している。本回路はまた、出力端子Qを有する。
図2の回路が有するバイアス構成部は、抵抗器を全く排除しており、1次巻線Lp、2次巻線Lsを有した超伝導バイアストランス20を備えている。図2(A)の波形22によって表される交流バイアス電流が、トランス20の端子t1、t2の間で印加される。一例として、交流バイアス電流波形22は、水平部分26を挟んでつながった立ち上がりエッジ24と立下りエッジ25とを有する、台形の波形である。2次巻線Lsからのバイアス電流は、第2のインダクタL2を介してジョセフソン接合J1に供給される。グラウンド12からも図における上方向に電流が進み、第2のジョセフソン接合J2を通過するが、その電流値は臨界電流を下回る。
波形22における水平部分26が印加されている間に、ある時点で入力電圧パルス28(図2(A))が入力端子Aに印加される。臨界電流Icに達した時点で、ジョセフソン接合J1は状態変化し、出力端子Qにおいて出力パルス30が生成される。さらに、この状態変化動作の結果、電流は図における上方向に進み、インダクタL2、インダクタLs、そしてジョセフソン接合J2を通過する。この逆電流は、ジョセフソン接合J1を通過し、通常はそのリセットや次の状態変化を妨げる。しかし、図2の構成では、これは不要となる。より具体的に言えば、バイアス電流が波形22の立下りエッジ25にある時に、これは、ジョセフソン接合J2を通過する逆電流と共に、ジョセフソン接合J2を状態変化させ、図2(A)に示す出力パルス32を生じさせる。そうして電流を反対方向に送り返し、J1の状態変化に起因する電流を効果的にキャンセルする。そうすると、回路は次の入力パルスへの準備が完了した状態となる。
図2の回路で得られるパルスに類似の単一磁束量子出力パルスは、図3の回路33でも実現できる。この場合、ジョセフソン接合の数は1つ少なくなる。これは、図3(A)に示す入力パルス波形34の供給で達成される。入力パルス波形34は、正部分36を含み、当該正部分36は、波形22が高い方の水平部分26にある間に現れる。そして、正部分36の後には負部分36´が続き、当該負部分36´は、波形22が低い方の水平部分40にある間に現れる。
ジョセフソン接合J1は、状態変化する時に正出力パルス42を生成し、インダクタL2および巻線Lsを通過してグラウンド12に達する電流を送る。一方、負入力パルス36´はジョセフソン接合J1を反対方向に状態変化させることでこうした電流をキャンセルし、次の印加パルスに備えるリセットを可能にすると共に、負の出力パルス42´を発生させる。
排他的論理和ゲートはバイナリ論理ゲートであり、入力が1つだけ存在する場合に出力を生じる。例えば2入力排他的論理和ゲートについては、2つの入力が異なる場合にだけ、バイナリ出力が提供される。図4は、超伝導ジョセフソン接合を備える形で実現された、従来技術の排他的論理和ゲート50の例を示している。本回路は、7つのジョセフソン接合J1〜J7に加えて、4つのインダクタL1〜L4と2つのバイアス抵抗器R1、R2とを有する。端子Aまたは端子Bにおける入力の結果、端子Qに出力が生じる。こうした回路は、図1の回路と同じ短所を有する。すなわち、抵抗器R1、R2のために電力の無駄な損失が生じる。
図5に図示する排他的論理和ゲート52は、こうした問題を解消するものである。図5では、図4のバイアス抵抗器R1、R2の代わりに、2つのトランスバイアス構成部が置かれており、当該構成部は、第1の1次巻線Lp1、第1の2次巻線Ls1、第2の1次巻線Lp2、第2の2次巻線Ls2を有する。図5(A)には、参照番号53で示す交流バイアス電流を示してあるが、これは、端子t1と端子t2の間に入力される。本回路はまた、一対の結合インダクタL5、L6を有する。回路の他の部分は、図4の回路と同じである。
バイアス電流53が高い時、電流はトランス作用によってインダクタL5を通って進み、ジョセフソン接合J2、J1を通過した後、J1のJxを介してグラウンドに達する。ここで、図5(A)に示す入力Aパルス54が印加された場合について考える。バイアス電流と入力電流との組合せによって、ジョセフソン接合J1が状態変化し、その結果、電流は図における下方向に向けられ、ジョセフソン接合J2、インダクタL3を通過し、さらに、ジョセフソン接合J5、J7を通過した後、J7のJyを介してグラウンドに達することになる。図5(A)に示すクロックパルス55が入力部Cに印加されると、ジョセフソン接合J7で臨界電流を超えるため、ジョセフソン接合J7は状態変化する。その結果、Qにおいて出力パルス56が生じる。
ジョセフソン接合J7が状態変化することで、電流は逆に向けられ、ジョセフソン接合J5とインダクタL4とを通過し、その結果、ジョセフソン接合J3で臨界電流を超える。ジョセフソン接合J3は、状態変化すると電流を逆方向に進ませるため、電流が入力部Bから外に流れる事態は防止される。最後にジョセフソン接合J1が状態変化させられると、ジョセフソン接合J1も電流を送り返し、送り返された電流は、インダクタL5並びにジョセフソン接合J8を通過し、ジョセフソン接合J8を状態変化させる。それによって電流は押し戻されてインダクタLs1、L5を通過し、電流をキャンセルすると共に回路をリセットする。
図5(A)に示すシナリオでは、次のパルスもAパルス57であり、上述したのと同じ動作となる。よって、次のクロックパルス58が入力されると、出力Qパルス59が生じることになる。
次のパルスは、Aパルス60とBパルス61とが両方、同時に、または同じサイクルにおいて供給される。ジョセフソン接合J2、ジョセフソン接合J3を通るバイアス電流と共に、入力パルス60は、ジョセフソン接合J1を状態変化させ、それによって電流は、インダクタL3、ジョセフソン接合J5を通る方向に送られる。同様に、バイアス電流と入力パルスBとの組合せによって、ジョセフソン接合J4が状態変化し、インダクタL4、ジョセフソン接合J5を通る方向に電流を送る。ジョセフソン接合J5を通る2つの電流は臨界電流を超え、ジョセフソン接合J5を状態変化させる。それによって、L3およびL4を通る電流はキャンセルされるため、クロックパルス62が供給される時点では、ジョセフソン接合J7の電流は状態変化するには不充分であり、従って出力パルスQは供給されない。
ジョセフソン接合J1、J4は、状態変化させられると、電流を送り返して、インダクタL5、L6並びにジョセフソン接合J8、J9を通過させる。電流は、波形53の下り傾斜においてジョセフソン接合J8、J9に加えられ、これらを状態変化させる。その結果、電流は押し返されてインダクタLs1、L5、Ls2、Leを通過し、電流をキャンセルすると共に回路をリセットする。
図5(A)におけるシナリオの続きは、Bパルス66だけが供給されるというものである。Bパルス63が供給されると、インダクタL6およびジョセフソン接合J3を通るバイアス電流とBパルス63とによって、ジョセフソン接合J4は状態変化させられ、図における上方向に電流を送る。送られた電流は、ジョセフソン接合J3、インダクタL4、ジョセフソン接合J5を通過した後、図における下方向に向かってジョセフソン接合J7を通る。時計パルス67が入力された時点で、電流は、ジョセフソン接合J7を状態変化させてQ出力68を提供するのに充分なものとなる。
ジョセフソン接合J7はまた、状態変化した時点で電流を逆に向かわせ、ジョセフソン接合J5、インダクタL3、ジョセフソン接合J2を通過させる。これによってジョセフソン接合J2は状態変化して電流を逆方向に向け、電流が入力部Aから出て来る事態を防ぐ。最終的には、ジョセフソン接合J4が、状態変化した時点で、電流を送り返してインダクタL6並びにジョセフソン接合J9を通過させ、ジョセフソン接合J9を状態変化させる。その結果、電流が押し返されてインダクタLs2、L6を通過し、それによって電流がキャンセルされると共に回路がリセットされる。
次いで図6を参照する。同図に示すのは別の排他的論理和ゲート70である。ここでは、明示的なクロックが不要になると共に、必要なジョセフソン接合の数も減る。本回路は、1次巻線Lpおよび2次巻線Lsを備えたバイアストランス72を有し、当該バイアストランス72は図6(A)に示すバイアス電流74を供給し、インダクタL3とジョセフソン接合J2とを通過させる。入力部Aは、第1の入力インダクタL1とジョセフソン接合J1とを介して、ジョセフソン接合J2に結合されており、入力部Bは、第2の入力インダクタL2およびジョセフソン接合J1を介してジョセフソン接合J2に結合されている。
入力Aおよび入力Bは、別々の先行する回路(図3で示すもの)から供給され、図6(A)のバイアス波形22は、それらの先行する回路に印加された波形である。
波形74の立ち上がりエッジに先立って生じるA入力75と共に、インダクタL1、ジョセフソン接合J1、ジョセフソン接合J2を通って電流が流れる。印加されたバイアス電流の電流値が充分であれば、ジョセフソン接合J2は状態変化し、Q出力76が生じることになる。これまでと同じく、L3およびLsを通る電流は、入力パルスの負部分75´によって打ち消される。図6(A)には、Q出力78を生じさせる第2のAパルス77も図示してある。
図6(A)の第3のAパルス79は、Bパルス80と同時、または同じサイクルにおいて生じる。そのような場合、ジョセフソン接合J1は、状態変化するのに充分な電流を有する。そして、Qはまだジョセフソン接合J2を通して接地されているはずであるため、出力は発生せず、ジョセフソン接合J1の状態変化動作によって入力電流はキャンセルされることになる。
図6(A)のシナリオには更に入力Bパルス81が存在する。その作用はAパルスに近いものであり、ジョセフソン接合J2は、充分なバイアス電流が供給された時に状態変化し、その結果としてQ出力82が生じることになる。リセットは、入力Bパルスが負部分81´となるのに伴って行われる。
次いで、図7を参照する。同図に示すのは、別の排他的論理和ゲート86であり、これは、1次巻線Lpおよび2次巻線Lsを備えたバイアストランス88を有する。図7の回路はCにおいてクロックパルスの供給を受けるため、図6(A)とは異なり、2つの異なる波形の間で調整を実行する必要はない。入力部A、入力部Bはそれぞれ、第1の入力インダクタL1、第2の入力インダクタL2を介して、ジョセフソン接合J1、J2に結合されている。第3、第4のインダクタL3、L4は、Lsをジョセフソン接合J2に結合しており、Cにおけるクロックパルスが、入力インダクタL5を通してジョセフソン接合J3に印加される。
図7(A)に示すように、バイアス波形には参照番号90が当てられている。波形90が高い位置にある時、印加されたAパルス92は、電流を送ってジョセフソン接合J2を通過させるが、これはジョセフソン接合J2を状態変化させるには不充分である。バイアス電流は、インダクタL3、ジョセフソン接合J3を通ってグラウンドに達する方向に向けられる。Cにおいてクロックパルス93が印加されると、優勢な電流がジョセフソン接合J3を通過し、状態変化させる。そうすると、ジョセフソン接合J3は、図における下方向に電流を送り、インダクタL4とジョセフソン接合J2とを通過させる。そうすることでジョセフソン接合J2は、状態変化させられ、Q出力94を生じさせると共に、図における上方向に電流を送り返して、インダクタL4とジョセフソン接合J3とを通過させる。以前に述べた通り、入力パルスの負部分92´によって回路はリセットされ、次のパルスに備える。
シナリオの続きを見ると、Aパルス95とBパルス96とが、同時に、または同じサイクルにおいて供給される。こうした場合、ジョセフソン接合J1は状態変化するのに充分な電流を有することとなるが、それによってジョセフソン接合J2からは状態変化に必要な電流が奪われるため、出力信号は生成されない。
そうして、図に示す次のパルスはBパルス98であり、当該Bパルス98は、クロックパルス99が供給された時、Aパルスが供給された場合について先に説明したのと同様のやり方で、出力パルス100を発生させる。
次は論理積ゲートであり、これは、入力が全て存在する場合にだけ出力を提供する回路である。図8に示すのは、本発明の原理に基づく2入力論理積ゲート102である。図に示す通り、論理積ゲート102はジョセフソン接合J1を有し、当該ジョセフソン接合J1が状態変化する時、Qに出力パルスが供給される。第1の入力部Aと第2の入力部Bとはそれぞれ、第1入力インダクタL1、第2の入力インダクタL2を介してジョセフソン接合J1に接続されている。入力A、Bはそれぞれ、図3を参照しながら以前に説明した回路33に由来する。入力が1つしかない場合、回路の超伝導性質により、当該入力は、L1(またはL2)を通ってグラウンドまで流れる永久電流として保存されるが、当該永久電流はJ1を状態変化させるには不充分であるため、出力はない。その後、回路は、入力パルスの負の半サイクルによってリセットされる。
入力A、Bの両方が存在する場合、そして両方とも存在する場合だけ、ジョセフソン接合J1を通る電流は臨界電流を超える。それにより、ジョセフソン接合J1は状態変化して、AND状態を示す出力信号が供給される。
次いで、図9を参照する。同図に示すのは論理和ゲートであり、これは、入力の一部または全てが存在する場合に出力を提供する回路である。図9は、本発明の原理に基づく2入力論理和ゲート104を示す。論理和ゲート104は、1次巻線Lp、2次巻線Lsを備えたバイアストランス106を有し、巻線Lsは、インダクタL4、ジョセフソン接合J1、J2に直列で接続されている。
入力部Aは第1の入力インダクタL1を介してジョセフソン接合J2に結合されており、入力部Bは第2の入力インダクタL2を介してジョセフソン接合J1に結合されている。L2のインダクタンスはL1のインダクタンスよりもはるかに大きい。インダクタL3は、インダクタL2と相互結合された構成となっており、それに相応するインダクタンス値を有する。出力Qは、ジョセフソン接合J1に接続されている。
ジョセフソン接合J2を通るバイアス電流が確立された状態では、入力Aパルスがジョセフソン接合J2を状態変化させ、その結果、Q出力が生じる。ジョセフソン接合J2は、状態変化する時、電流を図における上方向に送り、当該電流は、ジョセフソン接合J1、インダクタL4、2次巻線Lsを通ってグラウンドに達する。電流は元の方向にも流れ、インダクタL2、L3を同じ方向に通過する。しかし、インダクタ値が非常に高いため、この電流は非常に低く、先行する回路に対する影響はない。先に説明した通り、入力Aパルスの負サイクルで回路はリセットされる。
Bパルスが印加されると、L2の電流が、L3に反対方向の電流を誘導する。L2、L3のインダクタンスが大きい場合であっても、ループの総インダクタンスは小さく、その値はインダクタL1のインダクタンスに近い。これにより、Bパルスはジョセフソン接合J1を状態変化させることが可能となる。ジョセフソン接合J1はすでにバイアス電流を有している。ジョセフソン接合J1が状態変化すると、Qにおいて出力が提供される。そして電流は、図における上方向に送られ、インダクタL4、第2の巻線Lsを通過してグラウンドに達する。Bパルスのうち後続の負部分により、回路はリセットされる。
Aパルス、Bパルスの両方が存在する場合には、以前に説明した通り、ジョセフソン接合J1、J2の両方が状態変化する。こうした瞬間には、ジョセフソン接合J1に起因するパルスにJ2に起因するパルスが加わるため、Qにおける出力パルスは通常の出力パルスの2倍の大きさとなる。全てのパルスを均一の値とすることが望ましいため、後続の回路(図3で説明したような回路)に出力パルスを供給することによって調整する場合もある。後続の回路は、2倍の大きさになったパルスを通常の大きさに変換する。
これまでの詳細な説明は、単に発明の原理を説明したものである。従って、理解しておくべきこととして、ここで明示的に説明または図示されたもの以外でも、本発明の原理を具体化したものであって、それゆえ本発明の思想や範囲の内に含まれる様々な構成を、当業者は考案することができるはずである。

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのジョセフソン接合と、
    インダクタを通して前記ジョセフソン接合に入力パルスを供給するための少なくとも1つの入力部と、
    前記ジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための出力部と、
    交流波形を受信するバイアストランスと、を備え、
    記ジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、前記ジョセフソン接合に接続されて、前記交流波形から取り出されるバイアス電流を前記ジョセフソン接合に供給し、
    前記入力パルスが、正部分と当該正部分の後に続く負部分とを有し、それによって、前記入力パルスの前記負部分が、後続の入力パルスのために単一磁束量子回路をリセットすること、
    を特徴とする単一磁束量子回路。
  2. 各々が第1および第2の端子を有する、第1、第2のジョセフソン接合と、
    前記第1、第2ジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための出力部と、
    交流波形を受信するバイアストランスと、
    入力インダクタを形成する第1のインダクタおよび第2のインダクタと、
    正部分と負部分とを有する入力パルスを受信するために、各々が前記入力インダクタのいずれか1つの一方の端に接続されている、第1の入力部および第2の入力部と、を備え、
    前記第1、第2ジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記第1、第2ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、前記第1、第2ジョセフソン接合に接続されて、前記交流波形から取り出されるバイアス電流を前記第1、第2ジョセフソン接合に供給し、
    前記第1のインダクタおよび第2のインダクタの他方の端は共に、前記第1のジョセフソン接合の一方の端子に接続されており、
    前記第1のジョセフソン接合の他方の端子は前記第2のジョセフソン接合の一方の端子に接続されており、
    前記2次巻線の一方の端は第3のインダクタの一方の端に接続されており、前記第3のインダクタの他方の端は、前記第2のジョセフソン接合の前記一方の端子に接続されており、単一磁束量子回路は排他的論理和ゲートを形成していること、
    を特徴とする単一磁束量子回路。
  3. 各々が第1の端子および第2の端子を有する第1、第2、第3のジョセフソン接合と、
    前記第1、第2、第3のジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための出力部と、
    交流波形を受信するバイアストランスと、
    入力インダクタを形成する第1のインダクタ、第2のインダクタ、第3のインダクタと、
    入力パルスを受信するために、前記第1のインダクタおよび第2のインダクタのいずれか1つの一方の端に接続されている第1の入力部および第2の入力部と、を備え、
    前記第1、第2、第3のジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記第1、第2、第3ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、前記第1、第2、第3のジョセフソン接合に接続されて、前記交流波形から取り出されるバイアス電流を前記第1、第2、第3のジョセフソン接合に供給し、
    前記第1のインダクタおよび第2のインダクタの他方の端は共に、前記第1のジョセフソン接合の一方の端子に接続されており、
    前記第1のジョセフソン接合の他方の端子は前記第2のジョセフソン接合の端子に接続されており、
    前記2次巻線の一方の端は第4のインダクタの一方の端に接続され、前記第4のインダクタの他方の端は第5のインダクタの第1の端に接続されており、
    前記第5のインダクタの第2の端は前記第2のジョセフソン接合の前記一方の端子に接続されており、
    クロック入力部が前記第3のインダクタの一方の端に接続されており、
    前記第3のインダクタの他方の端は、前記第4のインダクタと第5のインダクタとの間の接合部に、そして、前記第3のジョセフソン接合の端子に接続されており、単一磁束量子回路は排他的論理和ゲートを形成していること、
    を特徴とする単一磁束量子回路。
  4. 第1の端子および第2の端子を有する第1のジョセフソン接合と、
    入力インダクタを形成する第1のインダクタおよび第2のインダクタと、
    入力パルスを受信するために、各々が前記第1のインダクタおよび第2のインダクタのいずれか1つの一方の端に接続されている、第1の入力部および第2の入力部と、
    第1入力回路および第2入力回路と、を備え、
    前記第1のジョセフソン接合は、前記第1の入力部および第2の入力部からの入力パルスの供給を受け、前記第1のジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給し、
    前記第1のインダクタおよび第2のインダクタの他方の端は共に、前記第1のジョセフソン接合の一方の端子に接続されており、
    前記第1のジョセフソン接合の前記一方の端子には第1の出力部が接続されており、単一磁束量子回路は論理積ゲートを形成しており、
    前記第1入力回路および前記第2入力回路それぞれは、
    少なくとも1つの第2のジョセフソン接合と、
    インダクタを通して前記第2のジョセフソン接合に入力パルスを供給するための少なくとも1つの第3の入力部と、
    前記第2のジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための第2の出力部と、
    交流波形を受信するバイアストランスと、を備え、
    前記第2のジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記第2のジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを前記第1、第2入力部それぞれに供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、前記第2のジョセフソン接合に接続されて、前記交流波形から取り出されるバイアス電流を前記第2のジョセフソン接合に供給し、
    前記第3の入力部からの入力パルスが、正部分と当該正部分の後に続く負部分とを有し、それによって、前記第3の入力部からの入力パルスの前記負部分が、後続の入力パルスのために前記第1入力回路および前記第2入力回路をリセットすること、
    を特徴とする単一磁束量子回路。
  5. 各々が第1の端子および第2の端子を有する第1、第2のジョセフソン接合と、
    前記第1、第2のジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための出力部と、
    交流波形を受信するバイアストランスと、
    入力インダクタを形成する第1のインダクタおよび第2のインダクタと、
    前記第2のインダクタに誘導結合された第3のインダクタと、を備え、
    前記第1、第2ジョセフソン接合は、入力パルスの供給を受け、前記第1、第2ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時には状態変化して出力パルスを供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、前記第1、第2のジョセフソン接合に接続されて、前記交流波形から取り出されるバイアス電流を前記第1、第2のジョセフソン接合に供給し、
    前記第1のインダクタは前記第2のジョセフソン接合の第1の端子に接続されており、
    前記第2のインダクタは前記第1のジョセフソン接合の第1の端子に接続されており、
    第4のインダクタが、前記2次巻線の一方の端と前記第1のジョセフソン接合の前記第1の端子との間に接続されており、
    前記第3のインダクタは、前記第1のジョセフソン接合と前記第2のジョセフソン接合との間の接合部に接続されており、単一磁束量子回路は論理和ゲートを形成していること、
    を特徴とする単一磁束量子回路。
  6. 交流電源と、
    入力パルスを発生させる超伝導回路と、
    超伝導単一磁束量子回路と、を備える単一磁束量子回路システムであって、
    前記超伝導単一磁束量子回路は、
    少なくとも1つのジョセフソン接合と、
    前記ジョセフソン接合に前記入力パルスを供給するための少なくとも1つの入力部と、
    前記ジョセフソン接合から出力パルスを取り出すための出力部と、
    流電源から交流波形を受信するバイアストランスを有したバイアス構成部と、
    一端が前記入力部に接続され且つ他端が前記ジョセフソン接合に接続されたインダクタと、を有し、
    前記ジョセフソン接合は、前記超伝導回路から前記入力パルスの供給を受け、前記ジョセフソン接合を通る電流が臨界値を超えた時に状態変化して出力パルスを供給し、
    前記バイアストランスは、1次巻線と2次巻線とを有し、
    前記2次巻線は、一端が前記インダクタの前記他端に接続され且つ他端が接地され、
    前記超伝導回路が発生する前記入力パルスは、正部分と当該正部分の後に続く負部分とを有し、それによって、前記入力パルスの前記負部分が、後続の入力パルスのために前記超伝導単一磁束量子回路をリセットすること、
    を特徴とする単一磁束量子回路システム。
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