JP5362480B2 - 硬質ウエーハの研削方法 - Google Patents

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本発明は、サファイアウエーハ、炭化珪素ウエーハ等のモース硬度9以上の硬質ウエーハを研削する硬質ウエーハの研削方法に関する。
表面に窒化ガリウム等の窒化物半導体層が積層され、格子状に形成された分割予定ラインによって区画された各領域にそれぞれ光デバイスが形成されたサファイアウエーハは、分割予定ラインに沿ってレーザビームを照射することにより個々の光デバイスに分割され、分割された光デバイスは携帯電話、デジタルカメラ等の電子機器に利用される(例えば、特開2008−6492号公報参照)。
サファイアウエーハはエピタキシャル層の成長に適したサファイア基板上に窒化物半導体層を成長させて形成されるため、サファイア基板は光デバイスを製造する上で不可欠な素材であるが、基板上に窒化物半導体層を積層した後は電子機器の軽量化、小型化、素子特性の向上のために、研削装置によってサファイア基板の裏面が研削されて薄く加工される(例えば、特開2008−23693号公報参照)。
特開2008−6492号公報 特開2008−23693号公報
しかし、サファイアウエーハの表面に粘着テープからなる保護テープを貼着し、サファイアウエーハの裏面を研削してその厚みを100μm以下、更には50μm以下と薄くすると、サファイア基板に割れが生じるという問題がある。かかる問題は、炭化珪素基板(SiC基板)等の硬質脆性基板の研削においても同様に生じる。
この原因について考察すると、ウエーハの研削面に微小なクラックが多数生じて基板が凸状に反るのが一つの原因ではないかと推察される。基板に反りが発生すると、研削時にウエーハが横方向に引きずられ、基板に割れが発生し易い。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サファイア基板等の硬質脆性基板を研削して薄く加工しても基板の割れが生じない硬質ウエーハの研削方法を提供することである。
本発明によると、表面に複数の光デバイスが形成された硬質ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された硬質ウエーハを研削する研削手段とを備えた研削装置による硬質ウエーハの研削方法であって、該チャックテーブルは、ウエーハを吸引保持する保持面を有する吸引板と、該吸引板の保持面以外を囲繞する枠体とを含み、該チャックテーブルは、該枠体に形成された吸引路を介して吸引源に連通され、該研削装置は高圧室に設置され、該吸引源の作用によって硬質ウエーハが該チャックテーブルの該吸引板に1気圧より大きな高圧で保持されながら該研削砥石によって研削されることを特徴とする硬質ウエーハの研削方法が提供される。
本発明の研削方法によると、研削装置を高圧室に設置し、硬質ウエーハが1気圧より大きな高圧でチャックテーブルに押圧された状態で硬質ウエーハを研削するので、研削中の硬質ウエーハの反りが抑制されて、硬質ウエーハの割れを防止できる。
高圧室を想像線で示した本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置の外観斜視図である。 サファイアウエーハの表面側斜視図である。 表面に保護テープが貼着された状態のサファイアウエーハの裏面側斜視図である。 チャックテーブルの斜視図である。 研削時におけるチャックテーブルと研削ホイールとの位置関係を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置2の外観斜視図を示している。4は研削装置2のハウジング(ベース)であり、ハウジング4の後方にはコラム6が立設されている。コラム6には、上下方向に伸びる一対のガイドレール(一本のみ図示)8が固定されている。
この一対のガイドレール8に沿って研削ユニット(研削手段)10が上下方向に移動可能に装着されている。研削ユニット10は、そのハウジング20が一対のガイドレール8に沿って上下方向に移動する移動基台12に取り付けられている。
研削ユニット10はハウジング20と、ハウジング20中に回転可能に収容された図示しないスピンドルと、スピンドルを回転駆動するサーボモータ22と、スピンドルの先端に固定された研削砥石26を有する研削ホイール24を含んでいる。
研削ユニット10は、研削ユニット10を一対の案内レール8に沿って上下方向に移動するボールねじ14とパルスモータ16とから構成される研削ユニット移動機構18を備えている。パルスモータ16を駆動すると、ボールねじ14が回転し、移動基台12が上下方向に移動される。
ハウジング4の中間部分にはチャックテーブル28が配設されており、チャックテーブル28は図示しないチャックテーブル移動機構によりY軸方向に移動される。30はチャックテーブル28の移動機構をカバーする蛇腹である。
ハウジング4の前側部分には、第1のウエーハカセット32と、第2のウエーハカセット34と、ウエーハ搬送ロボット36と、複数の位置決めピン40を有する位置決め機構38と、ウエーハ搬入機構(ローディングアーム)42と、ウエーハ搬出機構(アンローディングアーム)44と、スピンナユニット46が配設されている。
また、ハウジング4の概略中央部には、チャックテーブル28を洗浄する洗浄水噴射ノズル48が設けられている。この洗浄水噴射ノズル48は、チャックテーブル28が装置手前側のウエーハ搬入・搬出領域に位置づけられた状態において、チャックテーブル28に向かって洗浄水を噴射する。
本発明の硬質ウエーハの研削方法を遂行するために、研削装置2は2〜3気圧に加圧された高圧室50内に設置されている。このように研削装置2を高圧室内に設置することにより、研削しようとするサファイアウエーハ等の硬質ウエーハは1気圧より大きな高圧でチャックテーブル28に吸引保持される。
図2を参照すると、所定の厚さに研削される前のサファイアウエーハ11の斜視図が示されている。サファイアウエーハ11はサファイア基板上に窒化ガリウム層(GaN層)を積層して構成されており、表面11aに複数のストリート13が格子状に形成されているとともに、複数のストリート13によって区画された複数の領域にLED等の光デバイス15が形成されている。
このように構成されたサファイアウエーハ11は、光デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。また、サファイアウエーハ11の外周には、サファイア基板の結晶方位を示すマークとしてのノッチ21が形成されている。
研削に先立ち、サファイアウエーハ11の表面11aには、保護テープ貼着工程により保護テープ23が貼着される。従って、サファイアウエーハ11の表面11aは保護テープ23によって保護され、図3に示すように裏面11bが露出する形態となる。
図4を参照すると、チャックテーブル28の斜視図が示されている。チャックテーブル28はSUS等の金属から形成された枠体52と、枠体52の凹部中に嵌合されたウエーハを吸引保持する保持面を有する吸引板54とから構成される。
チャックテーブル28の枠体52は円筒状連結部56を介してサーボモータ58に連結されている。枠体52の凹部に嵌合された吸引板54は、枠体52に形成された吸引口、円筒状連結部56に形成された吸引路、ロータリージョイント60及び管路62を介して吸引源64に接続される。
図5を参照すると、スピンドル25の先端にはホイールマウント27が固定されており、ホイールマウント27には研削ホイール24が複数のねじ29により着脱可能に装着されている。研削ホイール24は、環状基台31の自由端部に複数の研削砥石26を固着して構成されている。
このように構成された研削装置2の研削作業について以下に説明する。第1のウエーハカセット32中に収容されたサファイアウエーハ11は、ウエーハ搬送ロボット36の上下動作及び進退動作によって搬送され、位置決め機構38上に載置される。
位置決め機構38上に載置されたサファイアウエーハ11は、複数の位置決めピン40によって中心合わせが行われた後にウエーハ搬入機構42の旋回動作によって、ウエーハ搬入・搬出領域に位置せしめられているチャックテーブル28上に載置され、チャックテーブル28によって吸引保持される。
このようにチャックテーブル28がサファイアウエーハ11を吸引保持したならば、図示しないチャックテーブル移動機構によりチャックテーブル28を装置後方の研削位置に位置づける。
チャックテーブル28に吸引保持されたサファイアウエーハ11が図5に示す研削位置に位置づけられると、チャックテーブル28を矢印a方向に例えば500rpmで回転しつつ、研削ホイール24をチャックテーブル28と同一方向に、即ち矢印b方向に例えば1000rpmで回転させるとともに、研削ユニット送り機構18を作動して研削砥石26をサファイアウエーハ11の裏面11bに接触させる。
そして、研削ホイール24を所定の研削送り速度(例えば0.1μm/s)で下方に所定量研削送りして、サファイアウエーハ11の研削を実施する。図示しない接触式又は非接触式の厚み測定ゲージによってサファイアウエーハ11の厚みを測定しながらサファイアウエーハ11を所望の厚み(例えば50μm)に仕上げる。
本実施形態の研削方法によると、研削装置2が2〜3気圧に加圧された高圧室50内に設置されているため、サファイアウエーハ11が1気圧よりも高い高圧でチャックテーブル28に押圧された状態でサファイアウエーハ11の研削が遂行される。よって、研削中にサファイアウエーハ11の反りが抑制されてサファイアウエーハ11の割れを防止できる。
研削が終了したサファイアウエーハ11は、チャックテーブル28を再度ウエーハ搬入・搬出領域に位置づけた後、ウエーハ搬出機構44によってスピンナユニット46に搬送され、ここでサファイアウエーハ11が洗浄及びスピン乾燥される。洗浄及び乾燥後のサファイアウエーハ11は、ウエーハ搬送ロボット36により搬送されて第2のウエーハカセット34の所定位置に収容される。
上述した実施形態では、サファイアウエーハ11の研削に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、炭化珪素ウエーハ等のモース硬度9以上の硬質ウエーハにも同様に適用することができる。
2 研削装置
10 研削ユニット
24 研削ホイール
26 研削砥石
28 チャックテーブル
50 高圧室
54 吸引板

Claims (2)

  1. 表面に複数の光デバイスが形成された硬質ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された硬質ウエーハを研削する研削手段とを備えた研削装置による硬質ウエーハの研削方法であって、
    該チャックテーブルは、ウエーハを吸引保持する保持面を有する吸引板と、該吸引板の保持面以外を囲繞する枠体とを含み、
    該チャックテーブルは、該枠体に形成された吸引路を介して吸引源に連通され、
    該研削装置は高圧室に設置され、該吸引源の作用によって硬質ウエーハが該チャックテーブルの該吸引板に1気圧より大きな高圧で保持されながら該研削砥石によって研削されることを特徴とする硬質ウエーハの研削方法。
  2. 該硬質ウエーハはサファイアウエーハから構成される請求項1記載の硬質ウエーハの研削方法。
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