JP2009158536A - ウエーハの加工方法 - Google Patents

ウエーハの加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009158536A
JP2009158536A JP2007331925A JP2007331925A JP2009158536A JP 2009158536 A JP2009158536 A JP 2009158536A JP 2007331925 A JP2007331925 A JP 2007331925A JP 2007331925 A JP2007331925 A JP 2007331925A JP 2009158536 A JP2009158536 A JP 2009158536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
grinding
resin layer
ring
shaped reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007331925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5101267B2 (ja
Inventor
Osamu Nagai
修 長井
Ayumi Okano
歩 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2007331925A priority Critical patent/JP5101267B2/ja
Publication of JP2009158536A publication Critical patent/JP2009158536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5101267B2 publication Critical patent/JP5101267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】 リング状補強部除去後に凹部形状を残すことなく、搬送やハンドリング時に破損の恐れがないウエーハの加工方法を提供することである。
【解決手段】 複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを表面に有し、該デバイス領域に対応する裏面に円形凹部が形成され、該円形凹部の外周側に該外周余剰領域を含むリング状補強部が形成されたウエーハの加工方法であって、前記円形凹部内に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、前記リング状補強部を該樹脂層ごと研削する研削工程と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、薄く形成されても取り扱いが容易となるようなウエーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円盤形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切削装置で切断することにより、半導体ウエーハが個々の半導体チップ(デバイス)に分割される。
分割されるウエーハは、ストリートに沿って切断する前に裏面を研削によって所定の厚さに形成される。近年、電気機器の軽量化、小型化を達成するために、ウエーハの厚さをより薄く、例えば50μm程度にすることが要求されている。
このように薄く研削されたウエーハは取り扱いが困難になり、搬送等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハのデバイス領域に対応する裏面のみを研削し、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域に対応するウエーハの裏面にリング状補強部を形成する研削方法が特開2007−19461号公報で提案されている。
このように、裏面の外周にリング状補強部が形成されたウエーハは、リング状補強部が除去された後、ウエーハの表面側からストリートと呼ばれる切断予定ラインに沿って分割される(例えば、特開2007−19379号公報参照)。
特開2007−19461号公報 特開2007−19379号公報
リング状補強部の除去は一般に研削装置で研削して実施される。研削中のリング状補強部の厚みを検出するために、厚み測定器をリング状補強部に接触させる必要があるが、厚み測定器がリング状補強部から脱落しないためには、3〜7mm程度のリング状補強部の幅が必要であり、ウエーハによってはデバイス領域の一部がリング状補強部に含まれてしまうことがある。
また、リング状補強部をデバイス領域と同一厚みに研削しようとすると、デバイス領域にも研削砥石が接触し、デバイス領域の裏面にスクラッチ等の傷をつけてしまう。デバイス領域の裏面が傷つくのを防ぐために、リング状補強部はデバイス領域に対して数μm程度厚くなるように研削除去される。
一方、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ等のデバイスの裏面には電極となる金属膜が金、銀、チタン等から形成されている。このようなウエーハはウエーハの裏面を研削し、更に研削された裏面に金属膜を形成した後に、ストリートに沿って切断し個々のデバイスに分割される。
よって、このようなウエーハでは、リング状補強部をデバイス領域と同一厚みに研削しようとすると、デバイス領域裏面に形成された金属膜を研削してしまうため、リング状補強部はデバイス領域に対して多少厚くなるように研削除去される。その結果、リング状補強部が除去されたウエーハには僅かに円形凹部が残ることになる。
円形凹部が残ったウエーハでは搬送装置の吸着パッドで裏面側から全面吸着して安定して搬送するのが難しく、また、その後のダイシング工程でウエーハの裏面をダイシングシートに貼り付ける際、円形凹部とダイシングシート間に空気等が入り込み易く、ダイシングシートへの貼り付けが困難となる。更に、リング状補強部を除去したウエーハは抗折強度が劣るため、搬送やハンドリング時に破損する恐れがあるという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、円形凹部を残すことなくリング状補強部の除去が可能であり、搬送やハンドリング時に破損の恐れのないウエーハの加工方法を提供することである。
本発明によると、複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを表面に有し、該デバイス領域に対応する裏面に円形凹部が形成され、該円形凹部の外周側に該外周余剰領域を含むリング状補強部が形成されたウエーハの加工方法であって、前記円形凹部内に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、前記リング状補強部を該樹脂層ごと研削する研削工程と、を具備したことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
好ましくは、樹脂層は紫外線硬化樹脂層と、紫外線硬化樹脂層上に積層された透明樹脂層から構成される。好ましくは、研削工程中に厚み測定器を樹脂層の上面に接触させてリング状補強部の厚さを測定する。
本発明によると、リング状補強部の研削と同時に樹脂層も研削することで、リング状補強部除去後に円形凹部形状が残らないため、ウエーハの裏面からの全面吸着搬送が可能となる。
また、厚み測定器を樹脂層に接触させてリング状補強部の厚さを測定することができるため、リング状補強部の幅を3mm以下とすることもでき、デバイス領域にリング状補強部が掛かることを回避できる。
さらに、樹脂層によってウエーハの強度が増すため、ウエーハの搬送やハンドリング時に破損する恐れがなくなる。また、ウエーハ分割後にはダイシングテープを介して紫外線を照射することで、ウエーハと樹脂層の剥離を容易に行うことができ、その後のデバイスピックアップ工程に支障をきたすことがない。
以下、図面を参照して、本発明実施形態のウエーハの加工方法を詳細に説明する。図1を参照すると、本発明実施形態のウエーハの加工方法を実施するのに適した研削装置の斜視図が示されている。研削装置は、略直方体形状の装置ハウジング2を具備している。装置ハウジング2の右上端には、垂直支持板4が隣接されている。
垂直支持板4の内側面には、上下方向に伸びる2対の案内レール6及び8が設けられている。一方の案内レール6には粗研削ユニット10が上下方向に移動可能に装着されており、他方の案内レール8には仕上げ研削ユニット12が上下方向に移動可能に装着されている。
粗研削ユニット10は、ユニットハウジング14と、該ユニットハウジング14の下端に回転自在に装着されたホイールマウント16に装着された研削ホイール18と、ユニットハウジング14の下端に装着されホイールマウント16を反時計回り方向に回転する電動モータ20と、ユニットハウジング14が装着された移動基台22から構成される。
研削ホイール18は、環状の砥石基台18aと、砥石基台18aの下面に装着された粗研削用の研削砥石18bから構成される。移動基台22には一対の被案内レール24が形成されており、これらの被案内レール24を垂直支持板4に設けられた案内レール6に移動可能に嵌合することにより、粗研削ユニット10が上下方向に移動可能に支持されている。
26は粗研削ユニット10の移動基台22を案内レール6に沿って移動させ、研削ホイール18を研削送りする研削送り機構である。研削送り機構26は、垂直支持板4に案内レール6と平行に上下方向に配置され回転可能に支持されたボールねじ28と、ボールねじ28を回転駆動するパルスモータ30と、移動基台22に装着されボールねじ28に螺合する図示しないナットから構成される。
パルスモータ30によってボールねじ28を正転又は逆転駆動することにより、粗研削ユニット10を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直方向)に移動する。
仕上げ研削ユニット12も粗研削ユニット10と同様に構成されており、ユニットハウジング32と、ユニットハウジング32の下端に回転自在に装着されたホイールマウント34に装着された研削ホイール36と、ユニットハウジング32の上端に装着されホイールマウント34を反時計回り方向に駆動する電動モータ38と、ユニットハウジング32が装着された移動基台40とから構成される。研削ホイール36は、環状の砥石基台36aと、砥石基台36aの下面に装着された仕上げ研削用の研削砥石36bから構成される。
移動基台40には一対の被案内レール42が形成されており、これらの被案内レール42を垂直支持板4に設けられた案内レール8に移動可能に嵌合することにより、仕上げ研削ユニット12が上下方向に移動可能に支持されている。
44は仕上げ研削ユニット12の移動基台40を案内レール8に沿って移動させ、研削ホイール36を研削送りする研削送り機構である。研削送り機構44は、垂直支持板4に案内レール8と平行に上下方向に配設され回転可能に支持されたボールねじ46と、ボールねじ46を回転駆動するパルスモータ48と、移動基台40に装着され、ボールねじ46に螺合する図示しないナットから構成される。
パルスモータ48によってボールねじ46を正転又は逆転駆動することにより、仕上げ研削ユニット12は上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直方向)に移動される。
研削装置は、垂直支持板4の前側において装置ハウジング2の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル50を具備している。ターンテーブル50は比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印51で示す方向に回転される。
ターンテーブル50には、互いに円周方向に120度離間して3個のチャックテーブル52が水平面内で回転可能に配置されている。チャックテーブル52は、円盤状の基台54とポーラスセラミック材によって円盤状に形成された吸着チャック56から構成されており、吸着チャック56の保持面上に載置されたウエーハを図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持する。
このように構成されたチャックテーブル52は、図示しない回転駆動機構によって矢印53で示す方向に回転される。ターンテーブル50に配設された3個のチャックテーブル52は、ターンテーブル50が適宜回転することにより、ウエーハ搬入・搬出領域A、粗研削加工領域B、仕上げ研削加工領域C、及びウエーハ搬入・搬出領域Aに順次移動される。
研削装置は、ウエーハ搬入・搬出領域Aに対して一方側に配設され、研削加工前のウエーハをストックする第1のカセット58と、ウエーハ搬入・搬出領域Aに対して他方側に配置され、研削加工後のウエーハをストックする第2のカセット60を具備している。
第1のカセット58とウエーハ搬入・搬出領域Aとの間には、第1のカセット58から搬出されたウエーハを載置する仮置きテーブル62が配設されている。ウエーハ搬入・搬出領域Aと第2のカセット60との間にはスピンナ洗浄手段68が配設されている。
ウエーハ搬送手段70は、保持アーム72と、保持アーム72を移動する多節リンク機構74から構成され、第1のカセット58内に収納されたウエーハを仮置きテーブル62に搬出するとともに、スピンナ洗浄手段68で洗浄されたウエーハを第2のカセット60に搬送する。
ウエーハ搬入手段76は、仮置きテーブル62上に載置された研削加工前のウエーハを、ウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けられたチャックテーブル52上に搬送する。ウエーハ搬出手段78は、ウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けられたチャックテーブル52上に載置されている研削加工後のウエーハを、スピンナ洗浄手段68に搬送する。
第1のカセットを58内には、図2に示す半導体ウエーハ11が収納されている。半導体ウエーハ11は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハから成っており、表面11aに複数のストリート13が格子状に形成されているとともに、これら複数のストリート13によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成された半導体ウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。半導体ウエーハ11の外周には、シリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチ21が形成されている。
半導体ウエーハ11の表面11aには、保護テープ貼着工程により保護テープ23が貼着される。従って、半導体ウエーハ11の表面11aは保護テープ23によって保護され、図3に示すように、裏面11bが露出する状態となり、裏面11bを上側にして半導体ウエーハ11が複数枚第1のカセット58中に収納されている。
以上のように構成された研削装置2により、半導体ウエーハ11のデバイス領域17に対応する裏面に円形凹部を形成し、外周余剰領域19にリング状補強部を残存させるウエーハの加工方法について以下に簡単に説明する。まず、第1のカセット58内に収容されたウエーハはウエーハ搬送手段70により取り出されて、仮置きテーブル62に搬送される。
仮置きテーブル62で概略の位置合わせが達成されたウエーハは、ウエーハ搬入手段76によりウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けられたチャックテーブル52上に搬送される。次いで、ターンテーブル50が120°回転されて、ウエーハ11を保持したチャックテーブル52が粗研削加工領域Bに位置付けられる。
ここで、チャックテーブル52に保持されたウエーハ11と研削ホイール18を構成する粗研削用の研削砥石18bの関係について図4を参照して説明する。チャックテーブル52の回転中心P1と研削砥石18bの回転中心P2は偏心しており、研削砥石18bの外径はウエーハ11のデバイス領域17と余剰領域19との境界線80の直径より小さく境界線80の半径より大きい寸法に設定され、環状の研削砥石18bがチャックテーブル52の回転中心P1を通過するようになっている。
チャックテーブル52を矢印53で示す方向に300rpmで回転しつつ、研削砥石18bを矢印82で示す方向に6000rpmで回転させるとともに、研削送り機構26を作動して研削ホイール18の研削砥石18bをウエーハ11の裏面に接触させる。そして、研削ホイール18を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。
この結果、半導体ウエーハ11の裏面には、図5に示すように、デバイス領域17に対応する領域が粗研削除去されて所定厚さ(例えば50μm)より僅かに厚い円形状の凹部84が形成されるとともに、外周余剰領域19に対応する領域が残存されてリング状凸部(リング状補強部)86が形成される(凹部粗研削工程)。
尚、この間にウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けられた次のチャックテーブル52上には、研削加工前のウエーハ11が上述したように中心位置合わせされて載置される。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、ウエーハ11をチャックテーブル52上に吸引保持する。
次に、ターンテーブル50を矢印51で示す方向に120度回転して、粗研削加工されたウエーハ11を保持しているチャックテーブル52を仕上げ研削加工領域Cに位置付け、研削加工前のウエーハ11を保持したチャックテーブル52を粗研削加工領域Bに位置付ける。
粗研削加工領域Bに位置付けられたチャックテーブル52上に保持された粗研削加工前のウエーハ11の裏面11bには、粗研削ユニット10によって上述した粗研削加工が施され、仕上げ研削加工領域Cに位置付けられたチャックテーブル52上に載置された粗研削加工されたウエーハ11の裏面11bには、仕上げ研削ユニット12によって仕上げ研削加工が施される。
仕上げ研削加工について、図6を参照して説明する。仕上げ研削用の研削砥石36bの外径は、粗研削用の研削砥石18bと同一寸法に形成されている。図6に示すように、仕上げ研削用の研削砥石36bをチャックテーブル52の回転中心P3(ウエーハ11の中心)を通過するように位置付ける。この時、研削砥石36bの外周縁は、粗研削加工によって形成されたリング状凸部86の内周面に接触するように位置付けられる。
チャックテーブル52を矢印53で示す方向に300rpmで回転しつつ、仕上げ研削用の研削砥石36bを矢印88で示す方向に6000rpmで回転させ、研削送り機構44を作動して研削ホイール36の研削砥石36bをウエーハ11の裏面に形成された円形状の凹部84の底面に接触させる。
この結果、ウエーハ11の裏面に形成された円形状の凹部84の底面が仕上げ研削され、デバイス領域17に対応する領域は所定厚さ(例えば50μm)に形成される(凹部仕上げ研削工程)。
次に、図7〜図9を参照して、本発明実施形態のウエーハの加工方法について詳細に説明する。図7(A)は円形凹部84内に紫外線樹脂層92と透明樹脂層94から成る樹脂層90を形成したウエーハ11の裏面側斜視図、図7(B)はその断面図である。
まず、図7(B)に最も良く示されるように、ウエーハ11の円形凹部84内に例えばスピンコートにより紫外線硬化樹脂層92を所定厚さに形成する。次いで、紫外線硬化樹脂層92上に透明樹脂層94を例えばスピンコートにより所定厚さに形成する。紫外線硬化樹脂層92の厚みは5μm程度が好ましく、透明樹脂層94の厚みは35μm程度が好ましい。
ここで、紫外線硬化樹脂層92は、紫外線硬化型のアクリル系樹脂又はゴム系樹脂等から形成される。一方、透明樹脂層94は、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリカーボネート、尿素樹脂、ABS樹脂、ポリテトラフロロエチレン等の透明樹脂から形成される。
次に、図8を参照して、粗研削用研削砥石18bを装着した研削ホイール18によりウエーハ11のリング状補強部86を研削する本発明の加工方法について説明する。尚、図8においては、ウエーハ11を保護テープ23を介して吸着保持するチャックテーブル52が省略されている。
図4で説明した研削方法と同様に、チャックテーブル52を矢印53で示す方向に300rpmで回転しつつ、研削砥石18bを同一方向に6000rpmで回転させるとともに、研削送り機構26を作動して研削ホイール18の研削砥石18bをウエーハ11のリング状補強部86に接触させる。そして、研削ホイール18を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。
この時、厚み測定器(厚みゲージ)96のプローブ98を透明樹脂層94に接触させて、ウエーハ11の円形凹部84の厚さに紫外線硬化樹脂層92及び透明樹脂層94の厚さを加えた合計厚さを測定しながら、リング状補強部86の研削を実施する。
研削を続行する内に、リング状補強部86の研削面の高さが透明樹脂層94の上面に一致すると、透明樹脂層94と一緒にリング状補強部86が研削砥石18bにより研削される。
よって、厚み測定器96のプローブ98を透明樹脂層94に接触させながら研削砥石18bによる研削を継続すると、リング状補強部86の厚さを常に測定しながら研削を行うことができる。リング状補強部86を所定厚さまで研削すると、粗研削砥石18bによる研削を終了する。
粗研削が終了すると、ターンテーブル50を図1で矢印51で示す方向に120°回転して、リング状補強部86が粗研削加工されたウエーハ11を保持しているチャックテーブル52を仕上げ研削加工領域Cに位置づけ、仕上げ研削用の研削砥石36bによる仕上げ研削を行う。
仕上げ研削時にも、厚み測定器96のプローブ98を透明樹脂層94に接触させて、リング状補強部86と透明樹脂層94の研削を同時に行い、リング状補強部86の厚さをリアルタイムに測定しつつ、リング状補強部86の厚さを所定厚さに仕上げる。
リング状補強部86の研削が終了したウエーハ11は、次いで良く知られた切削装置により分割予定ラインに沿って切削されて、個々のデバイスに分割される。このときには、図9に示すように、ウエーハ11の裏面をダイシングテープ100に貼着し、ダイシングテープ100の外周縁部を環状フレーム102に貼着する。ダイシングテープ100としては、紫外線硬化型でない一般テープが好ましい。
本実施形態では、ウエーハ11の円形凹部84に樹脂層90が形成されてリング状補強部86と同一厚さに研削されているため、ウエーハ11の裏面をダイシングテープ100に貼着する際、円形凹部84内に空気等が入り込むことが無く、ウエーハ11をその裏面を下側にしてダイシングテープ100に安定して貼着することができる。
切削装置によりウエーハ11を個々のデバイスに分割後には、ダイシングテープ100及び透明樹脂層92を介して紫外線を紫外線硬化樹脂層94に照射することにより、紫外線硬化樹脂層94が硬化するため、樹脂層90の剥離を容易に行うことができ、その後に実施する個々のデバイスのピックアップ工程に支障をきたすことはない。
本発明の加工方法を実施するのに適した研削装置の斜視図である。 ウエーハの表面側斜視図である。 保護テープを裏面に貼着した状態のウエーハの裏面側斜視図である。 研削装置によって実施される円形凹部粗研削工程の説明図である。 円形凹部粗研削工程が実施された半導体ウエーハの拡大断面図である。 研削装置によって実施される円形凹部仕上げ研削工程の説明図である。 図7(A)は円形凹部に樹脂層を形成した状態のウエーハの裏面側斜視図、図7(B)はその断面図である。 本発明実施形態の加工方法を説明する説明図である。 本発明加工方法により加工されたウエーハをダイシングテープを介して環状フレームに装着した状態の断面図である。
符号の説明
10 粗研削ユニット
11 ウエーハ
12 仕上げ研削ユニット
17 デバイス領域
18 粗研削ホイール
18b 粗研削砥石
19 外周余剰領域
36 仕上げ研削ホイール
36b 仕上げ研削砥石
50 ターンテーブル
52 チャックテーブル
84 円形凹部
86 リング状補強部
90 樹脂層
92 紫外線硬化樹脂層
94 透明樹脂層
96 厚み測定器
100 ダイシングテープ
102 環状フレーム

Claims (3)

  1. 複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを表面に有し、該デバイス領域に対応する裏面に円形凹部が形成され、該円形凹部の外周側に該外周余剰領域を含むリング状補強部が形成されたウエーハの加工方法であって、
    前記円形凹部内に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、
    前記リング状補強部を該樹脂層ごと研削する研削工程と、
    を具備したことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 前記樹脂層は、紫外線硬化樹脂層と、
    該紫外線硬化樹脂層上に積層された透明樹脂層と、
    から構成されることを特徴とする請求項1記載のウエーハの加工方法。
  3. 前記研削工程中に厚み測定器を前記樹脂層の上面に接触させて前記リング状補強部の厚さを測定することを特徴とする請求項1又は2記載のウエーハの加工方法。
JP2007331925A 2007-12-25 2007-12-25 ウエーハの加工方法 Active JP5101267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331925A JP5101267B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 ウエーハの加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331925A JP5101267B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 ウエーハの加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009158536A true JP2009158536A (ja) 2009-07-16
JP5101267B2 JP5101267B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40962274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007331925A Active JP5101267B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 ウエーハの加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5101267B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146868A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2013094910A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Disco Corp 板状物の研削方法
JP2014199832A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP2015149386A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
KR20190085846A (ko) 2018-01-11 2019-07-19 가부시기가이샤 디스코 웨이퍼의 평가 장치 및 웨이퍼의 평가 방법
CN112157580A (zh) * 2020-09-26 2021-01-01 绍兴自远磨具有限公司 一种硅片研磨盘及其制备方法和用途
CN113471069A (zh) * 2021-05-10 2021-10-01 中国电子科技集团公司第十一研究所 红外探测器、混成芯片及其背减薄划痕处理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019461A (ja) * 2005-04-27 2007-01-25 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法及びウェーハ
JP2007027309A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法
JP2008244076A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Toyota Motor Corp 半導体装置の製造方法
JP2009081391A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法
JP2009141276A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019461A (ja) * 2005-04-27 2007-01-25 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法及びウェーハ
JP2007027309A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法
JP2008244076A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Toyota Motor Corp 半導体装置の製造方法
JP2009081391A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの加工方法
JP2009141276A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146868A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2013094910A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Disco Corp 板状物の研削方法
JP2014199832A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP2015149386A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
KR20190085846A (ko) 2018-01-11 2019-07-19 가부시기가이샤 디스코 웨이퍼의 평가 장치 및 웨이퍼의 평가 방법
JP2019124468A (ja) * 2018-01-11 2019-07-25 株式会社ディスコ ウエーハの評価装置、及び、ウエーハの評価方法
JP7012538B2 (ja) 2018-01-11 2022-01-28 株式会社ディスコ ウエーハの評価方法
KR102570199B1 (ko) * 2018-01-11 2023-08-23 가부시기가이샤 디스코 웨이퍼의 평가 방법
CN112157580A (zh) * 2020-09-26 2021-01-01 绍兴自远磨具有限公司 一种硅片研磨盘及其制备方法和用途
CN113471069A (zh) * 2021-05-10 2021-10-01 中国电子科技集团公司第十一研究所 红外探测器、混成芯片及其背减薄划痕处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5101267B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5073962B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP5101267B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP2004207606A (ja) ウェーハサポートプレート
JP2002343756A (ja) ウェーハ平面加工装置
KR101757932B1 (ko) 웨이퍼 반송 기구
TWI649158B (zh) Processing device
KR102581316B1 (ko) 반송 장치, 기판 처리 시스템, 반송 방법 및 기판 처리 방법
JP5959188B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP5184242B2 (ja) 半導体ウエーハの加工装置
JP2011054808A (ja) ウエーハの加工方法及び該加工方法により加工されたウエーハ
JP2013004726A (ja) 板状物の加工方法
JP5455609B2 (ja) 研削装置及び該研削装置を使用したウエーハの研削方法
JP2011108746A (ja) ウエーハの加工方法
JP2011060841A (ja) 研削装置
JP2012146889A (ja) ウエーハの研削方法
JP2009099870A (ja) ウェーハの加工方法
JP2013202704A (ja) 研削装置及び研削方法
KR101739975B1 (ko) 웨이퍼 지지 플레이트 및 웨이퍼 지지 플레이트의 사용 방법
JP5700988B2 (ja) ウエーハの研削方法
JP5306928B2 (ja) ウエーハ搬送装置
JP2010021330A (ja) ウエーハの加工方法
JP2009302369A (ja) 板状物の加工方法及び加工装置
JP2011071288A (ja) ウエーハの加工方法
JP6137796B2 (ja) 加工装置
JP2011071289A (ja) ウエーハの加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101116

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120919

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5101267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250