JP5361022B2 - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、配線基板の絶縁層となる絶縁シートに樹脂フィルムを粘着剤を介して貼着するとともに、その絶縁シートを前記樹脂フィルムおよび前記粘着剤ごと貫通する貫通孔をレーザ加工により穿孔し、次にその貫通孔内に導電ペーストを充填した後、絶縁シートの主面から前記樹脂フィルムを前記粘着剤ごと剥離して除去する工程を含む配線基板の製造方法に関するものである。
従来から、半導体素子等の電子部品を搭載するために用いられる配線基板として、ガラスクロス等の耐熱性繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸させた絶縁シートを熱硬化させて成る絶縁層と銅箔等の金属箔から成る配線導体とを交互に積層すると共に、絶縁層を挟んで上下に位置する配線導体同士を、絶縁層に形成された貫通孔内に充填された導電ペーストを硬化させて成る貫通導体により電気的に接続して成る配線基板が知られている。
この配線基板は、例えば下記のようにして製造される。
(a)耐熱性繊維基材に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させた絶縁シートの両主面にポリエチレンテレフタレートから成る厚みが5〜15μm程度の樹脂フィルムをアクリル系粘着剤から成る粘着剤を介して貼着する。
(b)次に、樹脂フィルムが貼着された絶縁シートに樹脂フィルム上からレーザ加工を施すことにより絶縁シートを樹脂フィルムおよび粘着剤ごと貫通する貫通孔を形成する。
(c)次に、前記貫通孔内に金属等の導電粉末を含有する導電ペーストを上面側の樹脂フィルム上からスクリーン印刷(圧入)で充填する。なお、この場合、貫通孔の形成された樹脂フィルムが印刷用のマスクとして用いられる。
(d)次に、貫通孔内に導電ペーストが充填された絶縁シートの両主面から樹脂フィルムを粘着剤ごと剥離して除去する。
(e)次に、別途、転写用フィルム上に所定パターンに形成しておいた金属箔から成る配線導体を、絶縁シートの少なくとも一方の主面に、導電ペーストの端部を覆うようにして圧接埋入した後、転写フィルムを除去して転写する。
(f)ついで、配線導体が積層された絶縁シートを複数枚積層し、180〜240℃の温度で数分〜数時間、熱プレスを用いて加熱加圧し、前記絶縁シートおよび前記導電ペーストを硬化させて配線基板を得る。
しかしながら、上述のような方法においては、絶縁シートの両主面から樹脂フィルムを剥離して除去した後に絶縁シートの寸法が変動することがあり、そのため絶縁シートに配線導体を転写する際に、貫通孔内の導電ペーストと絶縁シートに転写した配線導体との接続位置がずれてしまい、その結果、貫通導体を介した配線導体同士の正常な電気的接続が妨げられ、搭載する電子部品を正常に作動させることができなくなる危険性が大きいという問題点があった。なお、絶縁シートから樹脂フィルムを剥離して除去した後に、絶縁シートの寸法が変動するのは、絶縁シートに樹脂フィルムを貼着する際に、一般的には、樹脂フィルムに張力を掛けた状態で貼着するためであり、絶縁シートから樹脂フィルムを剥離して除去した際に、樹脂フィルムの張力により絶縁シートに加えられていた応力が解放され、それにより絶縁シートが伸びるためであると考えられる。
特開2004−356324号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み案出されたものであり、その課題は、絶縁シートから樹脂フィルムを剥離して除去した後に発生する絶縁シートの寸法変動が小さく、その結果、貫通導体を介した配線導体同士の電気的な接続が正常になされ、それにより、搭載する電子部品を正常に作動させることが可能な電気的な接続信頼性の高い配線基板を提供することにある。
本発明の配線基板の製造方法は、配線基板の絶縁層となる絶縁シートの主面に、粘着剤付き樹脂フィルムを該樹脂フィルムに張力を加えない状態で前記粘着剤を介して貼着する第1の工程と、前記樹脂フィルムが前記粘着剤を介して貼着された前記絶縁シートに、該絶縁シートを前記樹脂フィルムおよび前記粘着剤ごと貫通する貫通孔を穿孔する第2の工程と、前記貫通孔内に導電ペーストを充填する第3の工程と、前記貫通孔内に前記導電ペーストが充填された前記絶縁シートの主面から前記樹脂フィルムを前記粘着剤ごと剥離して除去する第4の工程と、前記樹脂フィルムが剥離された絶縁シートの主面に前記導電ペーストと接続する銅箔から成る配線導体を転写する第5の工程を含む配線基板の製造方法であって、前記第1の工程は、上下一対の加圧ローラ間を移動する前記絶縁シートの主面に粘着剤付き樹脂フィルムを張力を加えない状態で供給することにより行なわれ、前記粘着剤付き樹脂フィルムは、該樹脂フィルムの前記粘着剤側にセパレートフィルムが貼り合わされてロール状に巻き取られた樹脂フィルム供給ロールから前記セパレートフィルムが剥ぎ取られながら前記絶縁シートの長さよりも長く手繰り出され、しかる後、前記絶縁シートの移動に同期して前記手繰り出された分を前記加圧ローラ側に張力を掛けずに送り出すことにより前記絶縁シートの主面上に供給されることを特徴とするものである。
本発明の配線基板の製造方法によれば、絶縁シートの主面に粘着剤付き樹脂フィルムを該樹脂フィルムに張力を加えない状態で前記粘着剤を介して貼着することから、樹脂フィルムが貼着された絶縁シートに樹脂フィルムの張力により応力が加えられることはない。したがって、貫通孔内に導電ペーストが充填された絶縁シートから樹脂フィルムを剥離して除去しても絶縁シートに応力の解放による寸法変動が発生することはない。そのため、絶縁シートに配線導体を転写する際に、貫通孔内の導電ペーストと絶縁シートに転写した配線導体との接続位置がずれてしまうことはなく、貫通導体を介した配線導体同士の電気的接続が正常に行なわれ、搭載する電子部品を正常に作動させることが可能な電気的な接続信頼性の高い配線基板を提供することができる。
図1は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図2は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例において、絶縁シート1に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着する工程を説明するための概略断面図である。 図3は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例において、絶縁シート1に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着する工程を説明するための概略断面図である。 図4は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例において、絶縁シート1に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着する工程を説明するための概略断面図である。 図5は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例において、絶縁シート1に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着する工程を説明するための概略断面図である。 図6は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例において、絶縁シート1に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着する工程を説明するための概略断面図である。 図7は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図8は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図9は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図10は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図11は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図12は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図13は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。 図14は、本発明の配線基板の製造方法の実施形態の一例を説明するための要部概略断面図である。
次に、本発明の配線基板の製造方法における実施形態の一例について図面を参照して詳細に説明する。先ず、図1に示すように、配線基板の絶縁層となる絶縁シート1の両主面に粘着剤3付きの樹脂フィルム2を粘着剤3を介して貼着する。なお、図1および後述する図7〜図14においては、絶縁シート1および粘着剤3付き樹脂フィルム2の一部を抜き出して示している。
絶縁シート1は、厚みが30〜200μm程度、幅および長さがそれぞれ20〜60cm程度の長方形であり、耐熱繊維の束を縦横に織ってシート状にした耐熱繊維基材に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させた後、乾燥あるいは半硬化状態としたものである。耐熱繊維としては、例えばガラス繊維やアラミド繊維・全芳香族エステル繊維等が用いられ、また熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂、アリル変性ポリフェニレンエーテル樹脂等が用いられる。
樹脂フィルム2は厚みが5〜15μm程度であり、ポリエチレンテレフタレート等の耐熱性樹脂から成る。そしてその一方の主面にアクリル系樹脂から成る粘着剤3が被着されている。
絶縁シート1の両主面に粘着剤3付きの樹脂フィルム2を貼着するには、図2に示すようなフィルム貼着装置10を用いる。フィルム貼着装置10は、絶縁シート1を搬送するための搬送ローラ11を搬送路に沿って多数並べて備えており、これらの搬送ローラ11上を絶縁シート1が図の左側から右側へと搬送される。
搬送ローラ11の並びの途中には、上下一対の加圧ローラ12が配設されている。加圧ローラ12は、搬送ローラ11によって搬送されてきた絶縁シート1の上下面に別途供給される粘着剤3付き樹脂フィルム2を加圧して貼着するためのものであり、加圧ローラ12間に供給される絶縁シート1および粘着剤3付き樹脂フィルム2を上下から挟んで加圧しながら通過させることにより絶縁シート1の上下面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を粘着剤3を介して貼着する。
搬送ローラ11の上下には、樹脂フィルム供給ロール13がそれぞれ配置されている。樹脂フィルム供給ロール13は、帯状の長い粘着剤3付き樹脂フィルム2を粘着剤3側にセパレートフィルム4を密着させた状態でロール状に巻き取ったものであり、これらの樹脂フィルム供給ロール13から粘着剤3付き樹脂フィルム2が引き出されて加圧ローラ12の間に供給される。
さらに搬送ローラ11の上下には、セパレートフィルム巻き取りロール14がそれぞれ配置されている。セパレートフィルム巻き取りロール14は、樹脂フィルム供給ロール13から引き出された粘着剤3付き樹脂フィルム2から剥ぎ取られたセパレートフィルム4をロール状に巻き取って収容するためのものである。
さらに、樹脂フィルム供給ロール13と加圧ローラ12との間には、手繰りアーム15が配置されている。手繰りアーム15は、枢軸Aを中心に回動可能となっており、その先端に粘着剤3付き樹脂フィルム2の幅方向に平行なローラ部15aを有している。そして、図の左側に向けて回動することにより樹脂フィルム供給ロール13から粘着剤3付き樹脂フィルム2を所定長さ手繰る動作を行なう。
また、粘着剤3付き樹脂フィルム2が供給される側の加圧ロール12の近傍には、断面が三日月形のフィルム案内シュー16が配置されている。フィルム案内シュー16は、粘着剤3付き樹脂フィルム2を加圧ロール12の間に案内するためのものであり、その外側をまわって粘着剤3付き樹脂フィルム2が加圧ロール12の間に供給される。なお、フィルム案内シュー16は、その内部が中空となっているとともに粘着剤3付き樹脂フィルム2と接する表面に開口する図示しない微細な吸着孔を多数有しており、内部を負圧にすることによりその外側表面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を吸着可能となっている。
このようなフィルム貼着装置10により絶縁シート1の上下面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着するには、先ず、図2に示すように、加圧ローラ12の間に上下から粘着剤3付き樹脂フィルム2を粘着剤3が互いに向き合うように供給するとともに、これらの粘着剤3付き樹脂フィルム2を加圧しながら通過させることにより、上下の粘着剤3付き樹脂フィルム2同士を互いに粘着させる。
次に、図3に示すように、フィルム案内シュー16の内部を大きく負圧にすることにより、フィルム案内シュー16の表面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を強く吸着させるとともに、その状態で手繰りアーム15を図の左側に向けて回動させることにより粘着剤3付き樹脂フィルム2を樹脂フィルム供給ロール13から絶縁シート1の長さよりも長く手繰って引き出す。このとき、同時にセパレートフィルム4が剥離されてセパレートフィルム巻き取りローラ14により巻き取られる。
次に、図4に示すように、手繰りアーム15を図の右側に僅かにもどして、手繰られた分の粘着剤3付き樹脂フィルム2に加えられていた張力をゼロにするとともにフィルム案内シュー16による粘着剤3付き樹脂フィルム2の吸着を緩める。
次に、図5および図6に示すように、絶縁シート1を搬送ローラ11により図の左側から右側に搬送して加圧ローラ12の間を通過させるとともに、この搬送に同期して手繰りアーム15を戻すことにより粘着剤3付き樹脂フィルム2に張力を加えない状態で粘着剤3付き樹脂フィルム2を加圧ローラ12間に供給することにより絶縁シート1の上下面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を粘着剤3を介して貼着する。このとき、粘着剤3付き樹脂フィルム2に張力を加えない状態で絶縁シート1の上下面に粘着剤3付き樹脂フィルム2を貼着することから、樹脂フィルム2が粘着剤3を介して貼着された絶縁シート1に樹脂フィルム2の張力による応力が加えられることはない。
次に、図7に示すように、上下に樹脂フィルム2が粘着剤3を介して貼着された絶縁シート1に複数の貫通孔5を形成する。貫通孔5の形成は、上下に樹脂フィルム2が粘着剤3を介して貼着された絶縁シート1に上面側からレーザ光を照射することにより行われる。
次に、図8に示すように、貫通孔5内に導電ペースト6を充填する。貫通孔5内に導電ペースト6を充填するには、上面側の樹脂フィルム2上に導電ペースト6を供給するとともに、その上を硬質ゴム製のスキージで導電ペースト6を掻きながら摺動させることにより充填する方法が採用される。このとき、上面側の樹脂フィルム2は貫通孔5内に導電ペースト6を充填するためのマスクとして機能する。
導電ペースト6は、例えば錫と銀とビスマスと銅との合金から成る金属粉末とトリアリルシアヌレートやトリアリルイソシアヌレート、トリスエポキシプロピルイソシアヌレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等のトリアジン系熱硬化性樹脂とを含有している。そして、前記金属粉末同士の接触により導電性を呈する。なお、前記金属粉末の含有量は、導電ペースト6の総量に対して、80〜95重量%が好ましい。金属粉末の含有量が80重量%より少ないと、トリアジン系熱硬化性樹脂により金属粉末同士の接続が妨げられ、導通抵抗が上昇してしまう傾向があり、95重量%を超えると、金属粉末およびトリアジン系熱硬化性樹脂を含有した導電ペーストの粘度が上がり過ぎて良好に充填ができない傾向にある。したがって、金属粉末の含有量は80〜95重量%が好ましい。
次に、図9に示すように、絶縁シート1の両主面から樹脂フィルム2を粘着剤3ごと剥離して除去する。このとき、前述したように、絶縁シート1には樹脂フィルム2により応力が加えられていないので、樹脂シート1から樹脂フィルム2を剥離しても絶縁シート1に応力の解放による寸法変動が発生することはない。
次に、図10に示すように、別途、ポリエチレンナフタレート等の樹脂フィルムから成る転写用フィルム7の一方の主面上に剥離可能に密着された銅箔等の金属箔から成る配線導体8を準備する。この転写用フィルム7上の配線導体8は、転写用フィルム7の一方の主面に銅箔等の金属箔を図示しない粘着剤を介して密着した後、その金属箔をフォトリソグラフィー技術により所定のパターンにエッチングすることにより形成される。配線導体8の厚みは5〜30μm程度である。
次に、図11に示すように、絶縁シート1の上に転写用フィルム7上の配線導体8を導電ペースト6の端部を覆うように重ねてプレスすることにより積層した後、図12に示すように、転写用フィルム7を除去することにより、配線導体8を転写する。このとき絶縁シート1は、前述したように寸法変動を発生させていないことから、絶縁シート1に転写した配線導体8と貫通導体5内の導電ペースト6との接続位置がずれることはなく、両者が正確に接続される。
さらに、図13に示すように、上述のようにして貫通孔5内に導電ペースト6が充填されているとともに表面に配線導体8が転写された絶縁シート1を配線基板の製造に必要な形態で複数枚揃える(ここでは絶縁シート1が3枚の場合を示している)。
次に、図14に示すように、上記複数枚の絶縁シート1を所定の配置で上下に重ね合わせた状態でプレスしながら加熱し、絶縁シート1の熱硬化性樹脂および導電ペースト6の熱硬化性樹脂を熱硬化させることにより、複数の絶縁シート1が硬化した絶縁層21と配線導体8とが交互に積層されているとともに、導電ペースト6が硬化した貫通導体26により上下の配線導体8が電気的に接続された配線基板20が得られる。このとき本発明によれば、貫通導体26と配線導体8とが正確に接続されるので、貫通導体26を介した配線導体8同士の電気的な接続が正常に行なわれ、搭載する電子部品を正常に作動させることが可能な電気的な接続信頼性の高い配線基板を提供することができる。
1 絶縁シート
2 樹脂フィルム
3 粘着剤
4 セパレートフィルム
5 貫通孔
6 導電ペースト
12 加圧ローラ

Claims (1)

  1. 配線基板の絶縁層となる絶縁シートの主面に、粘着剤付き樹脂フィルムを該樹脂フィルムに張力を加えない状態で前記粘着剤を介して貼着する第1の工程と、前記樹脂フィルムが前記粘着剤を介して貼着された前記絶縁シートに、該絶縁シートを前記樹脂フィルムおよび前記粘着剤ごと貫通する貫通孔を穿孔する第2の工程と、前記貫通孔内に導電ペーストを充填する第3の工程と、前記貫通孔内に前記導電ペーストが充填された前記絶縁シートの主面から前記樹脂フィルムを前記粘着剤ごと剥離して除去する第4の工程と、前記樹脂フィルムが剥離された絶縁シートの主面に前記導電ペーストと接続する銅箔から成る配線導体を転写する第5の工程を含む配線基板の製造方法であって、前記第1の工程は、上下一対の加圧ローラ間を移動する前記絶縁シートの主面に粘着剤付き樹脂フィルムを張力を加えない状態で供給することにより行なわれ、前記粘着剤付き樹脂フィルムは、該樹脂フィルムの前記粘着剤側にセパレートフィルムが貼り合わされてロール状に巻き取られた樹脂フィルム供給ロールから前記セパレートフィルムが剥ぎ取られながら前記絶縁シートの長さよりも長く手繰り出され、しかる後、前記絶縁シートの移動に同期して前記手繰り出された分を前記加圧ローラ側に張力を掛けずに送り出すことにより前記絶縁シートの主面上に供給されることを特徴とする配線基板の製造方法。
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