JP6320788B2 - フレキシブルプリント基板の製造方法およびフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物 - Google Patents

フレキシブルプリント基板の製造方法およびフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物 Download PDF

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Description

本発明は、フレキシブルプリント基板の製造方法およびフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物に関する。
近年、フレキシブルプリント基板(Flexible printed circuits;以下、基板とする)においては、電子機器の小型化および高機能化に伴って、高密度化の要求が高まっている。かかるフレキシブル基板には片面基板、両面基板、および多層基板があるが、片面基板と両面基板はロールトゥーロールの連続工法で製造するのが主流であり、多層基板は裁断したシート材を張り合わせて流動する短冊工法が主流である。このことから、片面基板、両面基板を製造するラインと多層基板を製造するラインは異なっている。
ところで、連続工法で製造できる両面基板は、層間の接続にめっき手法を採用する場合においても連続めっきラインを適用できることから、厚みばらつきが小さく均一なめっき被膜(±10%以内)を形成することが可能である。一方で、多層基板の場合は、短冊工法を用いるので、電界集中のばらつき等が影響して、厚みばらつきが大きなめっき被膜(±30%以上)となってしまう。
そのため、上述の連続めっきラインでめっき被膜の形成ができる多層基板の製造方法が求められている。
このような連続ラインで多層基板を製造するための技術としては、たとえば特許文献1、2に開示のものがある。これらのうち、特許文献1には、NCドリル加工の効率化を図るべく複数枚の基板を重ねてドリル加工を行い、樹脂テープで連続化し、その後に層間の接続を形成するために連続めっきラインでのめっき被膜を形成する手法が開示されている。また、特許文献2には、短冊工法でパターニングした基材(内層回路)をロール状の基材(接着材層)でラミネートして連続化する手法が開示されている。
特許第4838155号公報 特開2002−164651号公報
ところで、多層基板を低コストで製造するためには、省人化、自動化のために、上述のような連続工法にて製造できることが好ましい。しかし、上述した特許文献1、2に開示のような手法では、以下のような問題がある。
まず、特許文献1の手法を用いる場合、連続めっきラインを用いて厚みバラ付きの小さいめっき被膜を形成することができる。しかし、特許文献1の手法では、樹脂テープで基材を連続化している。そのため、連続めっきラインのカソードローラで給電する際に、この樹脂テープで絶縁されるので、他のカソードローラに負荷が掛かってしまい、製造ラインが損傷してしまう虞がある。また、上記の樹脂テープで連続化する場合、めっき被膜の均一性が損なわれる可能性もある。
また、特許文献2の手法を用いる場合において、たとえば短冊状の内層基材(内層回路)と外層基材とを重ねて内層ケーブルを形成するような構造にすると、その内層基材と外層基材とを位置合わせすることが必要となる。しかし、特許文献2に開示の手法では、このような位置合わせは困難であり、そのため多層化が困難となっている。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、導体層が多層存在する多層基板を連続工法にて容易に製造することが可能なフレキシブルプリント基板の製造方法およびフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造方法であって、連続ベース材に対して矩形状の接着材シートを積層する接着材積層工程と、接着材積層工程に前後して、接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材を位置合わせしつつ積層するビルドアップ基材積層工程と、を備えると共に、矩形状のビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置され、その接続材の配置の後にめっき処理による連続的な導電被膜を第2導体層と第3導体層に跨るように形成する工程を備える、ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法が提供される。
また、本発明の第2の観点によると、長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造方法であって、連続ベース材に対して矩形状の接着材シートを積層する接着材積層工程と、接着材積層工程に前後して、接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材を位置合わせしつつ積層するビルドアップ基材積層工程と、を備えると共に、連続ベース材の送り方向において、接着材シートの長さ寸法は、ビルドアップ基材の長さ寸法よりも長く設けられていて、矩形状のビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されずに開口した状態となる段形状部が形成されていて、その段形状部には導電性を備える導電被膜が設けられている、ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法が提供される。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、連続ベース材は、第1ベース材の両面側に第1導体層が設けられている両面積層板であるか、または第1ベース材の片面側に第1導体層が設けられている片面積層板である、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、ビルドアップ基材は、第2ベース材の両面側に第2導体層が設けられている両面積層板であるか、または第2ベース材の片面側に第2導体層が設けられている片面積層板である、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、接着材積層工程よりも前に、接着材シートに対してビルドアップ基材を積層するビルドアップ基材積層工程を行い、ビルドアップ基材と接着材シートとが積層された状態で接着材シートを連続ベース材に対して位置合わせしつつ積層する接着材積層工程を実行する、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、接着材積層工程では、大気圧よりも低い10000Pa以下の圧力下で連続ベース材に対して接着材シートが貼り合わされる、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、第1導体層および第2導体層は、セミアディティブ工法によって回路パターンが形成される、ことが好ましい。
また、本発明の第3の観点によると、長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物であって、連続ベース材に対して矩形状の接着材シートが積層されていて、接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材が位置合わせしつつ積層されていて、矩形状のビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されていて、その第3導体層と第2導体層の間に跨るようにめっき処理による連続的な導電被膜が形成されている、ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物が提供される。
また、本発明の第4の観点によると、長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物であって、連続ベース材に対して矩形状の接着材シートが積層されていて、接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材が位置合わせしつつ積層されていて、連続ベース材の送り方向において、接着材シートの長さ寸法は、ビルドアップ基材の長さ寸法よりも長く設けられていて、矩形状のビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されずに開口した状態となる段形状部が形成されていて、その段形状部には導電性を備える導電被膜が設けられている、ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物が提供される。
本発明によると、導体層が多層存在するフレキシブルプリント基板を連続工法にて容易に製造することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の第1工程を示す図であり、連続ベース材の構成を示す斜視図である。 第2工程を示す図であり、連続ベース材に対してフォトレジスト層を形成した状態を示す側断面図である。 第3工程を示す図であり、内層パターンを形成した状態を示す側断面図である。 第4工程を示す図であり、接着材シートをラミネートした状態を示す側断面図である。 第5工程を示す図であり、ビルドアップ基材を貼り合わせた状態を示す側断面図である。 第6工程を示す図であり、接続材を貼り付けた状態を示す側断面図である。 第7工程を示す図であり、キュア処理後の中間生成物に貫通孔および有底穴を形成した状態を示す側断面図である。 第8工程を示す図であり、導電被膜を形成した状態を示す側断面図である。 第9工程を示す図であり、回路パターンの形成および裁断を行った状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態の第5工程を示す図であり、ビルドアップ基材を貼り合わせた状態を示す側断面図である。 第2の実施の形態の第7工程を示す図であり、キュア処理後の中間生成物に貫通孔および有底穴を形成した状態を示す側断面図である。 第2の実施の形態の第8工程を示す図であり、導電被膜を形成した状態を示す側断面図である。 第2の実施の形態の第9工程を示す図であり、回路パターンの形成および裁断を行った状態を示す側断面図である。
以下、本発明の第1および第2の実施の形態に係るフレキシブルプリント基板Pの製造方法について、以下に説明する。なお、以下の説明においては、第1工程から第9工程について順次記載するが、各実施の形態におけるフレキシブルプリント基板Pの製造方法では、これ以外の種々の工程が存在していても良いのは勿論である。
[第1の実施の形態]
(1)第1工程:連続ベース材10の準備
図1は、連続ベース材10のロール状の状態を模式的に示す斜視図である。まず、図1に示すような連続ベース材10を準備する。連続ベース材10は、矩形状の基板ではなく、ロール状に巻回された部分から連続的に引き出し可能なものであり、処理後に再びロール状に巻回されるものである。
かかる連続ベース材10は、図2に示す構成では、可撓性および電気的な絶縁性を有するベース材11の両面に導体層12を有している。ベース材11は、第1ベース材に対応する。ベース材11は、たとえばポリイミドフィルムから形成されているが、その材質は、可撓性および絶縁性を備えていれば、他のものであっても良い。また、導体層12は、第1導体層に対応する。導体層12は、たとえば銅箔等の金属箔であるが、導電性を有していれば、その材質は他のものであっても良い。
また、連続ベース材10は、たとえば両面銅張積層板のような、ベース材11の両面に導体層12が設けられている両面積層板には限られない。たとえば、ベース材11の片面に導体層12が設けられている片面積層板(たとえば片面銅張積層板)であっても良い。また、両面積層板と片面積層板とを張り合わせた、導体層12が3層存在する3層基板であっても良く、両面積層板と両面積層板とを張り合わせた、導体層12が4層存在する4層基板であっても良く、それ以上の多層の導体層12を有する多層基板であっても良い。
(2)第2工程:フォトレジスト層20の形成
図2は、連続ベース材10にドライフィルム(フォトレジスト層20)が積層された状態を示す側断面図である。上述のような連続ベース材10に対して、図2に示すように、導体層12をパターニングするために、ラミネータ等の装置を用いてドライフィルムを貼り付けて、フォトレジスト層20を形成する。そして、このフォトレジスト層20に対して紫外線等で露光を行う。図2では、上側のフォトレジスト層20に対しての露光により回路パターンが転写され、さらに現像によって未感光部分のフォトレジスト層20が除去された状態が示されている。なお、図2に示すような連続ベース材10にフォトレジスト層20が形成されたものを、中間生成物C1とする。
(3)第3工程:内層パターン30の形成
次に、図3に示すようにエッチングを行って、現像後のフォトレジスト層20の存在しない導体層12の除去を行う。それにより、後にフレキシブルプリント基板Pの内部に存在する内層パターン30が形成される。以下では、図3に示すような導体層12の除去がなされたものを、中間生成物C2とする。
なお、上記では、全体的に導体層12が存在する状態から不要部分を除去するサブトラクティブ工法について説明している。しかしながら、後のめっき等によって内層パターン30を形成するセミアディティブ工法を採用しても良い。
(4)第4工程:接着材シート40のラミネートについて(接着材積層工程に対応)
次に、図4に示すように、フィルム状の接着材シート40をラミネートする。以下では、このラミネートがなされたものを中間生成物C3とする。また、接着材シート40からセパレータ等のような保護材を剥がしたものも、ここでは接着材シート40とする。
このラミネートでは、フレキシブルプリント基板Pの基板構造によっては開口が形成されている場合と形成されていない場合がある。開口が形成されている等で接着材シート40の貼り合わせ精度が要求される場合には、たとえば画像認識装置を用いた画像認識により開口やマーキングといった貼り合わせの際のターゲットを中間生成物C2と接着材シート40との間で確認しつつ貼り合わせ、その貼り合わせの後にラミネートを行う。また、貼り合わせ精度がさほど要求されない場合には、そのような画像認識を行わずに、たとえば接着材シート40が連続ベース材10側に向かう移動をガイドするガイドピンを用いる等により、貼り合わせを行うようにしても良い。
ここで、連続ベース材10に貼り合わせた接着材シート40をラミネートする手法としては、加熱・加圧ロールを有するロールラミネータを用いて加熱と加圧を行って実行しても良いが、面状の加熱・加圧部材を用いて加熱と加圧を行うようにしても良い。しかし、大気圧下でラミネートを行うようにしても良い。また、真空吸引を行って大気圧よりも圧力の低い状態でラミネートするようにしても良い。このような大気圧よりも低い圧力としては、たとえば10000Pa以下とするものがある。
なお、試作段階でのロールラミネータを用いる場合の好適な例としては、雰囲気を10000Pa、加熱・加圧ロールの温度を100度、送り速度を1m/minとするものがある。
また、接着材シート40には、接着材層41の両面にセパレータが付与されているものが好ましい。そして、ロール状に巻回されている接着材シート40のうち片面側(一方の面側)のセパレータを剥がしながら接着材シート40の裁断を行い、所定の大きさのシート状部材として連続ベース材10に位置合わせを行いながら連続ベース材10に貼り合わせる。
ここで、次の中間生成物C4を形成する工程では、ビルドアップ基材をラミネートする前に、接着材層41の残りの片面側(他方の面側)のセパレータを剥がす必要がある。そのため、連続ベース材10のうち接着材シート40の端部がラミネートされる部位には、あらかじめ直径1mm〜3mm程度の貫通孔を形成しておく。そして、その貫通孔に直径0.5mm〜2.5mm程度のピンを突き上げて接着材層41を貫通させ、それによって接着材層41の片面側(他方の面側)のセパレータの端部側を、接着材層41から浮き上がらせ、その浮き上がった部分を真空吸着等の手法で把持して剥がすようにしても良い。
また、たとえば先が曲がった針状の鈎状部材を用いて、上記のセパレータの端部を引っ掛けることで、当該セパレータを剥がすようにしても良い。さらに、セパレータの端部に粘着力の強い粘着部材を貼り付けて、その状態で粘着部材を上方側(接着材層41から離間する側)に持ち上げることで、接着材層41からセパレータを浮き上がらせて、当該セパレータを接着材層41から剥がすようにしても良い。
(5)第5工程:ビルドアップ基材50の貼り合わせについて(ビルドアップ基材積層工程に対応)
次に、図5に示すように、接着材層41の上方に、ビルドアップ基材50を貼り合わせる。以下では、図5に示すようにビルドアップ基材50が貼り合わされたものを中間生成物C4とする。図5に示すビルドアップ基材50は、たとえば片面銅張積層板のような絶縁性を有するベース材51と、導電性を有する導体層52とを片面積層板が示されている。しかし、ビルドアップ基材50としては、両面銅張積層板のような両面積層板であっても良い。また、ビルドアップ基材50としては、両面積層板と片面積層板とを貼り合わせた、導体層が3層存在する3層基板であっても良く、両面積層板と両面積層板とを貼り合わせた、導体層が4層存在する4層基板であっても良く、それ以上の多層の導体層を有する多層基板であっても良い。
なお、ベース材51は、第2ベース材に対応すると共に、導体層52は、第2導体層に対応する。また、ビルドアップ基材50が両面銅張積層板のような両面積層板である場合には、導体層52と導体層12との間の絶縁を図る必要がある。この点は、4層基板等のような導体層12と導体層52とが対向する他の多層基板でも同様である。かかる絶縁を図るために、ビルドアップ基材50を貼り合わせるのに先立って、ポリイミド等の絶縁層を有するカバーフィルムを貼り付け、その後、カバーフィルムに対してビルドアップ基材50を貼り付けるようにしても良い。
かかるビルドアップ基材50の接着材層41に対する貼り合わせにおいても、上述した接着材シート40のラミネートにおける場合と同様の手法を用いることができる。すなわち、ビルドアップ基材50の貼り合わせ精度が要求される場合には、たとえば画像認識装置を用いた画像認識により開口やマーキングといった貼り合わせの際のターゲットを確認して貼り合わせ、その貼り合わせの後にラミネートを行うようにしても良い。また、貼り合わせ精度がさほど要求されない場合には、そのような画像認識を行わずに、たとえばビルドアップ基材50が接着材層41側に向かう移動をガイドするガイドピンを用いる等により、貼り合わせを行うようにしても良い。
また、貼り合わせたビルドアップ基材50をラミネートする手法としては、上述のような加熱・加圧ロールを有するロールラミネータを用いて加熱と加圧を行って実行しても良く、面状の加熱・加圧部材を用いて加熱と加圧を行うようにしても良い。また、大気圧下でラミネートを行うようにしても良い。また、真空吸引を行って大気圧よりも圧力の低い状態でラミネートするようにしても良い。このような大気圧よりも低い圧力としては、たとえば10000Pa以下とするものがある。
なお、ロールラミネータを用いる場合の好適な例としては、雰囲気を10000Pa、加熱・加圧ロールの温度を120度、送り速度を1m/min、ロール圧力1MPaとするものがある。
ここで、図5に示す中間生成物C4の構成では、接着材シート40を連続ベース材10(中間生成物C2)に貼り合わせた後に、中間生成物C3にビルドアップ基材50を貼り合わせている。しかしながら、ビルドアップ基材50に接着材シート40を貼り合わせ、その後に連続ベース材10(中間生成物C2)に対して接着材シート40とビルドアップ基材50の一体物を貼り合わせるようにしても良い。
(6)第6工程:接続材60の貼り付けについて
次に、図6に示すように、ビルドアップ基材50の間の電気的な接続を確保するために、接続材60を貼り付ける。また、接続材60の貼り付けの後に、全体を一括的に熱硬化させるためのキュア処理を行う。試作段階での好適なキュア処理としては、オーブンを用い、2時間掛けて150度となるように昇温させ、その後4時間同じ温度を保持する、というものがある。以下では、図6に示すような中間生成物C4に接続材60が貼り合わされたものを、中間生成物C5とする。
接続材60は、絶縁フィルム層61と、その絶縁フィルム層61の下面側(ビルドアップ基材50側)に位置する導体層62と、絶縁フィルム層61の上面側に位置する接着層63とを有している。このうち、導体層62は、第3導体層に対応する。
なお、上記では、接続材60の貼り付け後にキュア処理を行っているが、キュア処理の後に接続材60をビルドアップ基材50の間に貼り付けるようにしても良い。また、図6に示すビルドアップ基材50の間の隙間は、実際には、接着材層41の流れ出し等によって埋められてしまう場合も多いが、図6では隙間が存在する状態として図示している。
(7)第7工程:貫通孔71および有底穴72の形成について
続いて、図7に示すように、キュア処理後の中間生成物C5に対して、電気的な接続のための貫通孔71を形成し、さらに有底穴72を形成して、中間生成物C6を形成する。ここで、貫通孔71や有底穴72の形成は、たとえばUV−YAGレーザ、CO2 レーザ、エキシマレーザ等の各種のレーザを用いる手法がある。また、レーザ以外の手法として、NC装置を用いてドリル加工(孔開け加工)を行うようにしても良い。なお、たとえばUV−YAGレーザを用いて、さらには紺フォーマルマスク法におけるマスクを用いずに、レーザを直接照射することで、貫通孔71や有底穴72を形成することも好適である。
(8)第8工程:導電被膜80の形成について
次に、図8に示すように、中間生成物C6に対してめっきが付着し易いように導電化処理を行い、その後にめっき処理によりめっき被膜(導電被膜80)を形成する。かかる導電被膜80の厚みとしては、たとえば12μmとするものがある。以下では、図8に示すような導電被膜80が形成されたものを、中間生成物C7とする。
(9)第9工程:回路パターン90の形成および裁断について
次に、図9に示すように、めっき処理後の中間生成物C7に対して、上述したようなエッチング等の通常のフォトファブリケーション手法を用いて回路パターン90を形成する。その後に、回路パターン90が形成された中間生成物C4を裁断して、フレキシブルプリント基板Pを得る。図9では、一点鎖線Aを境に裁断されて、2つのフレキシブルプリント基板Pが形成された状態が図示されている。なお、回路パターン90は、上述の導体層22と同様に、サブトラクティブ工法で形成しても、セミアディティブ工法を採用しても、いずれでも良い。
以上の製造方法をまとめると、連続ベース材10を用い、その連続ベース材10が裁断されずに連続的な状態を維持したままで多層の導電部を有する中間生成物C7まで形成し、その中間生成物C7に回路パターン90を形成した後に裁断することで、フレキシブルプリント基板Pを得る。ここで、連続ベース材10に積層される接着材シート40やビルドアップ基材50は、長尺ではなく短冊状であり、それら短冊状の接着材シート40やビルドアップ基材50が位置合わせされて、連続ベース材10に積層されている。
(10)本実施の形態における効果
以上のように、連続ベース材10を基に導体層を多層化することで、次のようなメリットがある。すなわち、矩形状の接着材シート40やビルドアップ基材50が連続ベース材10に対して積層される構成を採用することで、それら接着材シート40やビルドアップ基材50を連続ベース材10に対して位置合わせするのが容易となる。それにより、多層基板の内層にケーブルを形成するといった構成も容易に実現でき、多層基板の内層に外部との接続端子を有するような構成も容易に実現することができる。すなわち、連続ベース材10への接着材シート40およびビルドアップ基材50の貼り付けにより、導体層が多層存在する多層基板を連続工法にて容易に製造することが可能となる。
また、本実施の形態では、連続ベース材10は、ベース材11の両面側に導体層12が設けられている両面積層板を採用することもでき、ベース材11の片面側に導体層12が設けられている片面積層板を採用することもできる。そのため、導体層の積層の自由度を向上させることができる。また、特に両面積層板を採用する場合、フレキシブルプリント基板Pの一層の多層化が可能となる。
さらに、本実施の形態では、ビルドアップ基材50は、ベース材51の側に導体層52が設けられている両面積層板を採用することもでき、ベース材51の片面側に導体層52が設けられている片面積層板を採用することもできる。そのため、ビルドアップ基材50においても導体層の積層の自由度を向上させることができる。また、特に両面積層板を採用する場合、フレキシブルプリント基板Pの一層の多層化が可能となる。
また、本実施の形態では、矩形状のビルドアップ基材50の間には、導電性を備える導体層62を有する接続材60が配置されている。そのため、隣り合うビルドアップ基材50の間における導電化を行い易くなる。
また、本実施の形態では、接着材シート40(接着材層41)を連続ベース材10に接着するよりも前に、接着材シート40(接着材層41)に対してビルドアップ基材50を積層して一体物を形成することもでき、その後にビルドアップ基材50と接着材シート40(接着材層41)とが積層された一体物を接着材シート40(接着材層41)を連続ベース材10に対して位置合わせしつつ積層することもできる。このようにする場合、既にビルドアップ基材50に位置合わせされた接着材シート40を連続ベース材10に貼り付けることができ、位置合わせ精度を向上させることができる。
さらに、本実施の形態では、接着材シート40を連続ベース材10に貼り付ける場合には、大気圧よりも低い10000Pa以下の圧力下で連続ベース材10に対して接着材シート40を貼り合わせることもできる。このようにする場合、圧力が低い状態で貼り合わせが行われるので、気泡等が接着材シート40と連続ベース材10との間に入り込むのを防止可能となる。
また、本実施の形態では、導体層12および導体層52は、セミアディティブ工法によって形成することもできる。それにより、より微細なピッチで回路パターンを形成することが可能となる。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、上述の第1の実施の形態で説明したのと同様の構成に関しては、同一の符号を用いて説明する場合があるものとする。
(1)第1〜第4工程について
本実施の形態においては、上述した第1の実施の形態における第1工程〜第4工程と同様の製造プロセスを行う。そのため、以下の説明においては、上述の第1の実施の形態と相違する部分から説明する。
(2)第5工程:ビルドアップ基材50の貼り合わせについて
本実施の形態におけるビルドアップ基材50の貼り合わせでは、図10に示すように、ビルドアップ基材50の長手方向の端部は、接着材シート40の長手方向の端部に対し、その長手方向で同等か、それよりも突出しないことが必要である。すなわち、図10における中間生成物C4において、中間生成物C4の長手方向をX方向とすると、ビルドアップ基材50の長手方向の端部は、接着材シート40の長手方向の端部とX方向で同じか、または突出しない位置に存在している。そのためには、ビルドアップ基材50のX方向の長さが、接着材シート40のX方向の長さと同等以下であることが必要である。
図10に示す構成では、ビルドアップ基材50の長手方向の端部は、接着材シート40の長手方向の端部よりもX方向において突出しない位置に存在している。そのため、隣り合う一体物の間に形成される隙間S1については、その隙間S1における接着材シート40同士の間隔L1は、ビルドアップ基材50同士の間の間隔L2よりも狭くなっている。それにより、隙間S1は、上面側から下面側(連続ベース材10側)に向かうにつれて、間隔が狭くなるような段形状に設けられている。以下では、この段形状の部分を、段形状部S2とする。
これとは逆に、ビルドアップ基材50の長手方向の端部が、接着材シート40の長手方向の端部に対し、X方向で突出してしまうと、ビルドアップ基材50がめくれ易くなる。そのため、かかる突出部分の存在は、導電化処理の不連続点の形成へと繋がり、めっきの析出に悪影響を及ぼしてしまう。また、ビルドアップ基材50に突出部分が形成されてしまうと、図11に示すようなビルドアップ基材50の突出の下側の空間に薬液が溜まることがあり、たとえばエッチング等のようなウェット処理での製造ラインにおける各処理を行うセル間の薬液持ち出しが生じたり、薬液持ち出しによる製品の汚れ等の原因となってしまう。そのため、ビルドアップ基材50に突出部分が形成され、その下側に空間が形成されるのを防ぐべく、ビルドアップ基材50の長手方向の端部は、接着材シート40の長手方向の端部とX方向で同じか、または突出しない位置に存在することが必要である。
なお、本実施の形態における図10における処理では、その他の手法は、上記の第1の実施の形態における第1工程のビルドアップ基材50の貼り合わせにおけるものと同様である。すなわち、貼り合わせ精度が要求される場合には、上述した画像認識を採用しても良く、貼り合わせに高い精度が要求されない場合には、ガイドピンを用いたガイドにより、貼り合わせを行うようにしても良い。
また、図10に示す中間生成物C4の形成においても、上述の第1の実施の形態における場合と同様に、ビルドアップ基材50に接着材シート40を貼り合わせ、その後に連続ベース材10(中間生成物C2)に対して接着材シート40とビルドアップ基材50の一体物を貼り合わせるようにしても良い。
ここで、接着材シート40を用いたラミネートにおいて、その接着材層41が熱圧着で流れ出し易い場合には、接着材シート40の端部側には接着材層41の流れ出し部が形成される。そのため、この場合には、ビルドアップ基材50に接着材シート40を貼り合わせ、その後に貼り合わせた一体物を裁断して接着材シート40とビルドアップ基材50の端部を揃え、その一体物を中間生成物C3に貼り付けても、上記の流れ出し部の形成によって、導電化の際の不連続点が形成され難い。
一方、接着材シート40を用いたラミネートにおいて、その接着材層41が熱圧着で流れ出し難い場合には、上記の流れ出し部が形成され難い。そのため、この場合には、接着材シート40を中間生成物C2にラミネートして中間生成物C3を形成した後に、ビルドアップ基材50を貼り合わせて中間生成物C4を形成する手法が有効である。
ここで、ビルドアップ基材50の貼り付けの後に、中間生成物C4に対してキュア処理を行うようにしても良い。この場合のキュア処理としては、上述した第1の実施の形態におけるキュア処理と同様のキュア処理を実施することができる。なお、キュア処理を行った中間生成物C4についても、ここでは中間生成物C4とする。
また、上述の間隔L1については、たとえば2〜3mm程度の寸法に設定することができ、それよりも小さい寸法に設定することができる。
(3)第6〜第9工程について
ところで、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態における第6工程の接続材60の貼り付けに関する製造プロセスは実行しない。そのため、本実施の形態においては、中間生成物C4を形成した後に、上述の第1の実施の形態におけるのと同様の第7工程を実施して、貫通孔71および有底穴72が形成された中間生成物C6を形成する。図11に第2の実施の形態の第7工程を示す。
その次に、上述の第1の実施の形態におけるのと同様の第8工程を実施して、導電被膜80が形成された中間生成物C7を形成する。図12に第2の実施の形態の第8工程を示す。なお、図12からも分かるように、導電被膜80が形成された中間生成物C7においても、隙間S1は段形状に設けられている。続いて、上述の第1の実施の形態におけるのと同様の第9工程を実施して、中間生成物C7に対して第9工程の回路パターン90の形成および裁断を行い、フレキシブルプリント基板Pを形成する。図13に第2の実施の形態の第9工程を示す。
(4)本実施の形態における効果
以上のような本実施の形態によると、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様の効果を生じさせることが可能となる。それに加えて、次のようなメリットを生じさせることができる。すなわち、本実施の形態とは異なり、矩形状のベース材を基に導体層を多層化し、その多層化された基板を接続材を用いて連続化する場合、その接続材が存在する部分では、カソードローラへの負荷が生じたり、導電被膜の均一性が損なわれる不具合が発生しがちとなる。しかしながら、本実施の形態では、接続材60が存在しない構成を採用しているので、その接続材60が存在する部分で生じるような、カソードローラへの負荷が生じたり、導電被膜の均一性が損なわれるような不具合が発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態における製造方法では、隣り合う一体物の間の隙間S1は、接着材シート40の間の距離L1がビルドアップ基材50の間の距離L2よりも狭くなるような段形状(段形状部S2)とすることができる。このような段形状とする場合、接着材シート40の間の距離L1がビルドアップ基材50の間の距離L2よりも広くなる場合と比較して、段形状部S2を構成する端壁面はなだらかにすることができる。それにより、導電被膜80のつきまわり(めっき付着の均一性)を良好にすることが可能となる。
また、本実施の形態における製造方法では、上述の第1の実施の形態における製造方法とは異なり、接続材60を用いていない。そのため、ビルドアップ基材50の表面側から突出する凸部が存在しない構成となる。それにより、第9工程において回路パターン90を形成する際のフォトファブリケーション手法において、厚いドライフィルムを用いる必要がなくなる。そのため、第1の実施の形態の場合のような、パターニング性が悪化するのを防止可能となる。また、本実施の形態では、厚いドライフィルムを用いずに済むので、その分だけ無駄となる材料が生じるのを防止可能となる。
また、本実施の形態では、隙間S1の段差は、接着材シート40間の方がビルドアップ基材50間よりも狭くなっている。そのため、接着材層41の流れ出しによる流れ出し部が大きくなる場合には、隙間S1の深さを浅くすることが可能となる。それにより、導電被膜80のつきまわり(めっき付着の均一性)を良好にすることが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態においては、導電被膜80は、めっきにより形成されるものとしている。しかしながら、導電被膜80は、めっき以外により形成されても良い。たとえば化学的蒸着法や物理的蒸着法により導電被膜80を形成しても良い。なお、導電被膜80をめっきにより形成する場合、無電解めっきでも電解めっき他、どのようなめっきを用いても良い。
また、回路パターンや導電被膜80の形成には、インクジェット方式のような印刷手法を用いるようにしても良い。
10…連続ベース材、11…ベース材(第1ベース材に対応)、12…導体層(第1導体層に対応)、20…フォトレジスト層、30…内層パターン、40…接着材シート、41…接着材層、50…ビルドアップ基材、51…ベース材(第2ベース材に対応)、52…導体層(第2導体層に対応)、60…接続材、61…絶縁フィルム層、62…導体層(第3導体層に対応)、80…導電被膜、C1〜C7…中間生成物、S1…隙間、S2…段形状部、P…フレキシブルプリント基板

Claims (9)

  1. 長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記連続ベース材に対して矩形状の接着材シートを積層する接着材積層工程と、
    前記接着材積層工程に前後して、前記接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材を位置合わせしつつ積層するビルドアップ基材積層工程と、
    を備えると共に、
    矩形状の前記ビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置され、
    その接続材の配置の後にめっき処理による連続的な導電被膜を前記第2導体層と前記第3導体層に跨るように形成する工程を備える、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  2. 長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記連続ベース材に対して矩形状の接着材シートを積層する接着材積層工程と、
    前記接着材積層工程に前後して、前記接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材を位置合わせしつつ積層するビルドアップ基材積層工程と、
    を備えると共に、
    前記連続ベース材の送り方向において、前記接着材シートの長さ寸法は、前記ビルドアップ基材の長さ寸法よりも長く設けられていて、
    矩形状の前記ビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されずに開口した状態となる段形状部が形成されていて、
    その段形状部には導電性を備える導電被膜が設けられている、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  3. 請求項1または2記載のフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記連続ベース材は、前記第1ベース材の両面側に前記第1導体層が設けられている両面積層板であるか、または前記第1ベース材の片面側に前記第1導体層が設けられている片面積層板である、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記ビルドアップ基材は、前記第2ベース材の両面側に前記第2導体層が設けられている両面積層板であるか、または前記第2ベース材の片面側に前記第2導体層が設けられている片面積層板である、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記接着材積層工程よりも前に、前記接着材シートに対して前記ビルドアップ基材を積層する前記ビルドアップ基材積層工程を行い、
    前記ビルドアップ基材と前記接着材シートとが積層された状態で前記接着材シートを前記連続ベース材に対して位置合わせしつつ積層する前記接着材積層工程を実行する、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記接着材積層工程では、大気圧よりも低い10000Pa以下の圧力下で前記連続ベース材に対して前記接着材シートが貼り合わされる、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板の製造方法であって、
    前記第1導体層および前記第2導体層は、セミアディティブ工法によって回路パターンが形成される、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造方法。
  8. 長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物であって、
    前記連続ベース材に対して矩形状の接着材シートが積層されていて、
    前記接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材が位置合わせしつつ積層されていて、
    矩形状の前記ビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されていて、その第3導体層と前記第2導体層の間に跨るようにめっき処理による連続的な導電被膜が形成されている、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物。
  9. 長尺状であると共に電気的な絶縁性を備える第1ベース材と導電性を有する第1導体層を有する連続ベース材を引き出して、その連続ベース材に各層を積層して多層化を行うフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物であって、
    前記連続ベース材に対して矩形状の接着材シートが積層されていて
    前記接着材シートに対して、電気的な絶縁性を備える第2ベース材と導電性を備える第2導体層を有し、かつ矩形状のビルドアップ基材が位置合わせしつつ積層されてい
    前記連続ベース材の送り方向において、前記接着材シートの長さ寸法は、前記ビルドアップ基材の長さ寸法よりも長く設けられていて、
    矩形状の前記ビルドアップ基材の間には、導電性を備える第3導体層を有する接続材が配置されずに開口した状態となる段形状部が形成されていて、
    その段形状部には導電性を備える導電被膜が設けられている、
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物。
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