JP5360797B2 - 衛生薄葉紙ロール - Google Patents

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本発明は、トイレットロール、キッチンロール等の衛生薄葉紙ロールに関する。
この種の衛生薄葉紙ロールは、複数の帯状の連続薄葉紙を積層して一体化したシートを巻き取って構成され、この連続薄葉紙の積層一体化にあたっては、エッジエンボス技術が一般的に用いられる。
このエッジエンボス技術は、連続シートより幅狭の金属製ロールとゴムロールとで構成される一対のエッジエンボスロールにより、複数枚積層した連続薄葉紙の側縁部に線状のエッジエンボスを付与して、積層された連続薄葉紙同士を一体化させる技術である(下記、特許文献1等)。
他方、このようにして積層一体化されたシートを巻き取った衛生薄葉紙においては、未使用状態において、テール端縁からの意図しない巻き解きを防止すべく、テール端部をロール部外表面に止着する処置がとられている。
テール端部の接着は、一般に、ロールペーパー製造時に切り離された切りっ放し端(テール端縁)から所定長変位した位置で、ペーパー全幅に亘って線状の糊を付することで行われる(下記、特許文献2〜6等)。
特開2002−227099 実開昭58−008396 実開昭60−014796 実開昭60−020893 実開昭62−181295 特開2002−125880
しかしながら、従来の衛生薄葉紙ロールは、テール端部のペーパー全幅に亘って線状の糊を付するテール端部の止着形態をとるがゆえに、接着位置対してテール端縁側の自由部分がいずれに位置しているのが視認し難く、直感的に自由部分を摘む操作をし難かった。
また、この種の衛生薄葉紙ロールは、テール端部が止着されている衛生薄葉紙ロールの形状は単純な円筒形であるため、従来の衛生薄葉紙ロールの止着形態であると、テール端部の引き出し方向が理解できず、例えば、当該衛生薄葉紙ロールを回動自在に保持する既知のペーパーホルダーにセットする際に、回転方向を誤ってセットしてしまうセットミスを誘発することがあった。
さらに、従来の止着形態では、テール端部を剥離する際に接着部分の全ての範囲に亘って完全に剥離せずに、一部が剥離せずに長さ方向に裂けてしまうことがあった。
このような裂けは、トイレットペーパーのように、非常に薄く、しかも水解性を必要とするペーパーで特に顕著であり、かかるペーパーでは、テール端部をロール部外表面から剥がす作業を極めて慎重に行う煩雑な操作を要している。
そこで、本発明の主たる課題は、回転方向や自由部分の位置を視認しやすく、しかもテール端部の剥離性に優れる衛生薄葉紙ロールを提供することにある。
上記課題を解決した本発明及びその作用効果は次記のとおりです。
<請求項1記載の発明>
複数枚の帯状の連続薄葉紙が積層一体化された連続シートが円筒状に巻きとられた衛生薄葉紙ロールであって、
前記積層一体化が、一方端に向かって狭窄する狭窄部を有する形状の単位エッジエンボスが、連続シートの側縁から離間した位置で、前記狭窄部の狭部側端がテール端縁側に向いて連続シートの長手方向に沿って連続的又は30mm未満の間隔で断続的に配されたエッジエンボスによりなされ、かつ、
その単位エッジエンボスの幅が3〜10mm、長さが3〜50mm、かつ、前記狭窄部の拡部側の幅がエッジエンボスの最大幅と同一で、長手方向の長さが3〜49mmである、こと特徴とする衛生薄葉紙ロール。
<請求項2記載の発明>
前記エッジエンボスは、矢印、三角形、台形が連続シートの長手方向に沿って、連続的に又は断続的に配された形状である請求項1記載の衛生薄葉紙ロール。
以上のとおり、本発明によれば、回転方向や自由部分の位置を視認しやすく、しかもテール端部の剥離性に優れるロールペーパーが提供される。
次いで、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ以下に詳述する。
〔プライ構造〕
本形態の衛生薄葉紙ロールX1は、図1に示されるとおり、エッジエンボスEによって複数枚の帯状の連続薄葉紙11,11が積層一体化された連続シート10を円筒状に巻きとったものである。巻き作業については特に限定されるものではなく既知の技術による。
なお、本発明にかかる連続シートにおいて、重ねられる連続薄葉紙の枚数は特に限定されるものではなく、例えば2枚(2プライ)、3枚(3プライ)、4枚(4プライ)、又はそれ以上の複数枚と適宜の枚数とすることができる。特に、トイレットロール、キッチンロールとして利用する場合には、通常は2〜4枚程度である。
以下に2枚の連続薄葉紙11,11が重ねられた例を主として詳述する。
〔エッジエンボス例〕
ここで、本発明の衛生薄葉紙ロールX1は、図1に示される連続シート10の幅方向側縁から離間した位置において連続シート10の長手方向に沿ってエッジエンボスE,Eが配されている。
そして、このエッジエンボスE,Eは、本発明においては特徴的に、一方端に向かって狭窄する狭窄部33を有する形状の単位エッジエンボスe,eが、連続シート10の長手方向に沿って、その狭窄部33の狭部側33aがテール端縁Te側に位置するようにして、断続的又は連続的に配された形状をなしている。
このようなエッジエンボスとすると、エッジエンボスを使用者が視認したときに狭部側に向かってロールが回転されると認識して、使用者が直感的に前記エッジエンボスの狭部側に向かって回転するようにペーパーホルダーにセットするようになり、セットミスされ難くなる。
また、回転方向の認識とともに狭部側を始端又は先端方向として認識して、使用者が直感的にテール端部にある自由部分Fを摘む動作がされやすくなる。
ここで、かかる狭窄部を有する形状の単位エッジエンボスが連続的又は断続的に配されているとは、図1に示すように、矢印形状の単位エッジエンボスe,e…がその矢の先端部分(狭窄部分に相当)をテール端縁Te側に向けて断続的に連続シート10の長手方向に沿って配されたものが代表的で好適あるが、これに限らず図2に示すように三角形状の単位エッジエンボスe,e…が連続的に配された形状でもよい。また、図示はしないが、矢印形状の単位エッジエンボスが連続的に配された形状や台形が連続又は不連続する形状等が例示できる。
また、狭窄部33の形状については、特に狭部側を鋭端とし、拡部側の幅はエッジエンボスの最大幅L1とし、長手方向の長さL2を3〜49mmとするのがよい。この形状であれば狭窄部33の視認性が高まるとともにプライ接合が確実にでき、本願発明の効果がより確実なものとなる。
ここで、前記単位エッジエンボスeは、図示されない多数の単位凹エンボス群の集合体であり、その幅(エッジエンボスの幅)L1は3〜10mm、長さL3は3〜50mmの範囲であるのが望ましい。また、単位エッジエンボスeを断続的に配置する場合には、その間隔L4は30mm未満とするのがよい。
また、単位エッジエンボスeは、それを構成する単位凹エンボスのエンボス密度が10〜30個/10mm2であるのが望ましい。
このような単位エッジエンボスEの幅として、さらに単位凹エンボスのエンボス密度とすること、例えば、意図しない剥離と、ロール形態における見栄えがよいものとなる。
また、単位凹エンボスeの間隔が広すぎると意図しないプライ剥離が生ずるおそれが高まる。
なお、単位凹エンボスの面積、深さ、形状は既知の構成を適宜採用できる。
ただし、単位凹エンボスeについても、狭窄部を有する形状として、その狭部側をテール端縁側に位置するように配するのがよい。
本発明にかかるエンボス付与方法は、既知のエッジエンボス付与方法に従って行うことができる。例えば、複数枚の帯状の連続薄葉紙が積層された連続シートが巻き取られた原反ロールから連続的に連続シートを繰り出して適宜のガイドロールでガイドしつつ下流に流す路程の所定位置に一対のエッジエンボスロールを配し、このエッジエンボスロール間に連続シートを通してエッジエンボスを付与することができる。
〔プライ剥離強度〕
他方、連続シート10におけるプライ剥離強度[cN/50mm]としては5〜100cN/50mmであることが好ましい。下限を5cN/50mmと規定したのは、5cN/50mmを下回ると、原紙シートS1,S2どうしの貼り合わせを適正に行うことができないためである。また、上限を100cN/50mmと規定したのは、100cN/50mmを上回ると、シートが硬くなりやすく肌触りが悪化するおそれがある。
プライ剥離強度の測定方法は、JIS P 8113の引張試験方法に準じて行う。その中でJIS P 8111に規定された標準条件下で、縦方向に幅50mmに裁断するものとする。裁断した後、試料を縦方向に剥離し、剥離試験用ロードセル(TG200N、ミネビア社製)に対して、剥離した一方を上側のつかみ具に、他方を下側のつかみ具にそれぞれ固定し、その間隔を8cmとする。次に、垂直方向に100mm/分の速度で引張り、さらに5cm剥離させて、その時の強度を測定するものである。
〔各連続薄葉紙に関して〕
次いで、本発明に係る連続シート10を構成する各連続薄葉紙11について説明する。
各連続薄葉紙11は、原料パルプを主とする抄紙原料を、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして製造することができる。
この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
抄紙原料に用いる原料パルプは、特に限定されない。衛生薄葉紙ロールの用途に応じて適宜の原料パルプを選択して使用することができる。原料パルプとしては、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプなどから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
特には、原料パルプは、トイレットペーパー、キッチンペーパーとするのであれば、NBKPとLBKPとを配合したものが好ましい。適宜古紙パルプが配合されていてもよいが、風合いなどの点で、NBKPとLBKPのみから構成されているのがよく、その場合配合割合としては、NBKP:LBKP=30:70〜50:50がよく、特に、NBKP:LBKP=40:60が望ましい。
他方、連続薄葉紙11は、全体として高級感等のあるように見せる効果を得るために、地色が白色に限らず薄いピンクやブルーとすることもできる。この場合、予め着色料を混合して着色した抄紙原料を抄紙するなどの既知の技術により達成できる。
〔米坪〕
他方、各連続薄葉紙11の米坪は、その用途によって適宜調整すればよいが、特にトイレットロールとするのであれば、連続シートを構成する各連続薄葉紙11のJIS P 8124の米坪測定方法における値が、10〜22g/m2である好ましい。なぜなら、10g/m2未満では、トイレットペーパーとしての柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、トイレットペーパーとしての強度を適正に確保することができないためである。また、22g/m2超では、トイレットペーパーとして使用するに、硬くなりすぎて、肌触りが悪いものとなるからである。なお、各連続薄葉紙の米坪は、すべて統一する必要はない。適宜調整することができる。
〔紙厚〕
紙厚もまた、衛生薄葉紙ロールX1の用途による。トイレットロールであれば、紙厚は、50〜300μmとするのが好ましい。なお、ここでいう紙厚は連続薄葉紙の紙厚ではなく、連続シート10の紙厚である。すなわち、積層状態における紙厚である。
また、ここでの非エッジエンボス部分の紙厚である。その紙厚が50μm未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、トイレットペーパーとしての強度を適正に確保することができないためである。また、300μm超では、トイレットペーパーが硬くなりすぎて、トイレットペーパーの肌触りが悪化するだけでなく、使用時にゴワツキ感が生じるためである。なお、各層を構成する衛生薄葉紙の紙厚は、すべて統一する必要はない。
前記紙厚の測定方法としては、JIS P 8111の条件下で、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料(例えば、トイレットペーパー。)を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。なお、紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。
本発明に係る衛生薄葉紙の引張強度は、JIS P 8113の引張試験方法に準じて行う。その中でJIS P 8111に規定された標準条件下で、縦方向及び横方向に幅25mmに裁断するものとする。
〔テール端部の処理〕
他方、本発明のエッジエンボスの効果をより助長する衛生薄葉紙ロールX1のテール端部の処理例を説明する。
この好ましい形態では、図3に示されるように、テール端部20は、テール端縁Teから所定長離間した位置で、接着部23によってロール部の外表面22に接着されて止着されている。この接着部23は後述する接着剤の塗布などにより形成される。
そして、このテール処理は、特徴的に前記接着部23がロール幅方向に沿って複数並列されているとともに、各接着部23,23…の形状が、前記単位エッジエンボスeと同様に、一方端に向かって狭窄する狭窄部23Aを有する形状をなしており、そのうえ各接着部23,23…のその狭窄部23Aの狭部側23aがテール端縁Te側に位置している。
このように接着部23の形状を狭窄部23Aを有する形状としたことで、当該部分を使用者が視認したときに狭部23a側を始端又は先端方向として認識して、使用者が直感的に前記接着部23の狭部側にあるテール端部の自由部分Fを摘む動作がされやすくなる。
なお、本形態においては接着部23における狭窄部23Aの位置は限定されないが、特に好ましくは、図示例の矢印形状の如く前記狭窄部23Aが当該接着部23のテール端縁Te側に位置しているのがよい。より直感的に始端などは認識されやすくなる。
ここで、かかる狭窄部23Aを有する接着部23の形状の具体例としては、図示例の矢印形状が代表的で好適あるが、これに限らず三角形状、台形状等が例示できる。
これらの矢印等の形状は、見慣れた形状であり直感的にその狭部側を始端側とし、また回転方向を認識することができる。従って、回転方向を間違えずにホルダーにセットすることができるとともに、自由部分Fを確実につまむことができるようになる。
ここで、各接着部23は、接着性及び剥離性を十分に確保すべく0.25〜2.5cm2程度の面積とするのがよい。
また、接着部は、ロール端縁Teから接着部までの距離L5は、概ね5〜25mm程度とするのがよい。接着部13よりテール端縁側の自由部分Fが十分な長さとなって摘みやすくなる。
さらに、幅方向に隣接する接着部23,23同士の離間距離L6は2〜15mmとするのがよい。15mmを越えると意図せずテール端部が剥離するおそれが高まり、2mm未満であると狭窄部形状とした効果が十分に得られず剥離の際に破断するおそれが高まる。
また、剥離位置及び回転方向を認識できるようにするとともに、剥離の際の意図しない破断を防止してスムーズはテール端部の剥離がなされるように、狭窄部の形状については、特に狭部側を鋭端とし、拡部側の幅L7を5〜15mm程度、長手方向の長さL8を5〜30mmとするのがよい。狭窄部23Aの視認性が高まり、本願発明の効果がより確実なものとなる。
この、本形態の衛生薄葉紙ロールX1のテール端部20の処置は、例えば、以下のようにする。まず、テール端部20をロール部から若干引き出したのち、そのテール端縁Teから変位した位置に、接着剤を本発明にかかる接着部23の形状に塗布する。
接着剤の塗布は、スプレー塗布、印刷による塗布など、凸版による塗布などが採用できる。シートに対して適宜の形状で接着剤を塗布しうる接着剤塗布方法を用いることができる。
ここで、接着剤の種類は、この種の衛生薄葉紙ロールのテールシールに用いられている既知に接着剤の中から適宜選択することができる。好ましくはポリビニルアルコール、水等である水解性を確保するのであれば、水性接着剤の使用が望ましい。
ここで接着部23を構成する接着剤については、好ましくは非着色の接着剤とするのがよい。テール端部20の下層のロール部分が着色されなくなり、テール端部20を剥離した後の見栄えや、連続シートに付与した模様の見栄えを低下させることがなくなる。
この接着剤の塗布の際には、その塗布量や塗布圧を調整し、テール端縁Teから所定距離離れた位置の内面側(ロール部対面側)にまで浸透させるようにする。具体的な塗布量は、連続薄葉紙の米坪等に応じて適宜調整するが、後述するロール部外表面への当接させたときに、ロール部内に過度に浸透しない程度の量とするのがよい。
接着剤を塗布して、連続シートの内面側にまで接着剤が浸透されたならば、テール端部20をロール部外表面22に当接させて、前記テール端部20をロール部外表面に対して接着させる。
このようにテール端部20の外表面側に接着剤を塗布して、内面側にまで浸透させ、その浸透した接着剤により折り重ね部がロール部外表面に接着されるようにすることで、折り重ね部とロール部外表面との間の剥離強度が、折り重ね部の対面部分間の剥離強度よりも弱くなる。
この本発明は、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の帯状の連続薄葉紙を巻き取った衛生薄葉紙ロールに対して特に適するが、これに限らず、帯状のシートを巻き取ったロール状物の端部処理に利用可能である。
本発明の衛生薄葉紙ロールの斜視図である。 接着部の他の形状を示す平面図である。 本形態のテール端部の処理を説明するための衛生薄葉紙ロールの斜視図である。
10…連続シート、11…連続衛生薄葉紙、20…テール端部、22…ロール部外表面、23…接着部、23A…狭窄部、23a…狭部側、23b…拡部側、L1…エッジエンボスの幅(狭窄部の最大部幅)、L2…狭窄部の長さ、L3…エッジエンボスの長さ、L4…単位エッジエンボス間の距離、L5…ロール端縁Teから接着部までの距離、L6…接着部13,13同士の離間距離、L7…拡部側の幅、L8…狭窄部の長さ、Te…テール端縁、F…自由部分、X1…衛生薄葉紙ロール、E…エッジエンボス、e…単位エッジエンボス。

Claims (2)

  1. 複数枚の帯状の連続薄葉紙が積層一体化された連続シートが円筒状に巻きとられた衛生薄葉紙ロールであって、
    前記積層一体化が、一方端に向かって狭窄する狭窄部を有する形状の単位エッジエンボスが、連続シートの側縁から離間した位置で、前記狭窄部の狭部側端がテール端縁側に向いて連続シートの長手方向に沿って連続的又は30mm未満の間隔で断続的に配されたエッジエンボスによりなされ、かつ、
    その単位エッジエンボスの幅が3〜10mm、長さが3〜50mm、かつ、前記狭窄部の拡部側の幅がエッジエンボスの最大幅と同一で、長手方向の長さが3〜49mmである、こと特徴とする衛生薄葉紙ロール。
  2. 前記エッジエンボスは、矢印、三角形、台形が連続シートの長手方向に沿って、連続的に又は断続的に配された形状である請求項1記載の衛生薄葉紙ロール。
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