JP5360629B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
この現像装置104では、現像ローラ103に現像剤を供給する搬送路と、現像ローラ103に供給され現像領域を通過しトナーが消費された現像剤を回収する搬送路とが共通である。よって、現像ローラ103に供給する搬送路の搬送方向下流側ほど現像ローラ103に供給する現像剤のトナー濃度が低下するという問題があった。現像ローラに供給するトナー濃度が低下すると、現像時の画像濃度も低下する。
このような現像装置では、現像領域を通過しトナーが消費された現像剤を回収搬送路で回収するため、供給搬送路に混入することがない。これにより、供給搬送路内の現像剤に現像領域を通過しトナーが消費された現像剤が混入することでトナー濃度が変化するようなことがなく、現像ローラに供給される現像剤のトナー濃度が一定となるとされている。
また、請求項2の発明は、内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、各線状部材を互いに非平行で配設したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、該第1開口部の現像剤担持体側における該間隔が該第1開口部の該現像剤担持体から離れる側における該間隔よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、該第1開口部の該現像剤回収搬送路における現像剤搬送方向下流側の該間隔が該現像剤回収搬送路における現像剤搬送方向上流側の該間隔よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の現像装置において、現像剤中のキャリアの体積平均粒径が、20[μm]〜60[μm]であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の現像装置において、トナー母体に平均一次粒径が5[nm]〜50[nm]の無機微粒子を、数1により求められる無機微粒子の被覆率Aの値が、40〜200となるように被覆させたトナーを用いることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の現像装置において、数2により求められる被覆率Bの値が40〜90となるように、キャリア表面をトナーが被覆した現像剤を用いることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置において、上記現像剤供給搬送路は上記現像剤回収搬送路の上方に設けられており、上記第2開口部を介して該現像剤供給搬送路側から該現像剤回収搬送路側に落下する現像剤の1秒間当りの量が、5[g/s]〜10[g/s]であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の現像装置において、上記現像剤量規制手段を通過する現像剤担持体上の現像剤の量が、20[mg/cm2]〜70[mg/cm2]であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の現像装置において、上記現像剤供給搬送路からあふれた現像剤が、重力によって現像剤担持体上に落下し、その落下した現像剤を現像剤担持体の内部に配置された磁界発生手段の磁力によって保持し汲み上げることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の現像装置において、上記現像剤回収搬送路の搬送方向下流側端部と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側端部とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側端部と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側端部とが第2開口部を介して連通しており、上記現像剤回収搬送部材は、上記現像剤供給搬送部材の搬送方向の最下流側まで搬送された上記余剰現像剤と上記回収現像剤とを該現像剤供給搬送部材の搬送方向最上流側に渡すことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、現像手段と、像担持体、帯電手段またはクリーニング手段の少なくとも1つと一体に形成され、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、潜像を担持する像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の現像装置を用いることを特徴とするものである。
像担持体である感光体としては、どのような感光体を使用しても良く、従来から広く用いられている、例えば直径30[mm]〜120[mm]程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層(OPC)を形成したものを用いることができる。また、アモルファスシリコン(a−Si)層を形成した感光体も採用可能である。
帯電手段である帯電装置としては、どのような帯電装置を使用しても良く、従来から広く用いられている、DC或いはDCにACを重畳した、近接帯電方式、接触帯電方式、または、コロナ帯電方式などを採用した帯電装置を用いることができる。また、コロナ帯電方式としては、コロトロン帯電器やスコロトロン帯電器などを用いたものがある。
露光手段である露光装置としては、どのような露光装置を使用しても良く、従来から広く用いられている、LD、LEDランプ、または、キセノンランプによる露光方法を採用した露光装置を用いることができる。
現像手段である現像装置としては、トナーとキャリアとを混合して現像に用いる二成分現像方式による現像方法を採用した現像装置を用いることができる。本実施形態で用いる現像装置の詳細については後述する。
転写手段である転写装置としては、どのような転写装置を使用しても良く、従来から広く用いられている、転写ベルト、転写チャージャ、または、転写ローラによる転写方法を採用した転写装置を用いることができる。
クリーニング手段であるクリーニング装置としては、どのようなクリーニング装置を使用しても良く、従来から広く用いられている、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、または、クロロプレンゴム等から成る、ブレード形状のクリーニングブレードや、ファーブラシ、弾性ローラ、チューブ被覆ローラ、または、不織布などが挙げられる。クリーニングブレードを採用したクリーニング装置を用いた場合には、クリーニングブレードを感光体に対してトレーリングまたはカウンタで当接させるようになっている。
上述したようなクリーニング装置のみで感光体上のクリーニングを十分に行うことができる場合、クリーニング補助手段であるクリーニング補助装置を用いる必要は無い。しかしながら、上述したようなクリーニング装置のみでは、感光体上のトナーのクリーニングが不十分な場合、転写装置よりも感光体回転方向下流側でクリーニング装置よりも感光体回転方向上流側に、クリーニング補助装置を搭載し、クリーニング性を向上させても良い。クリーニング補助装置としては、ファーブラシ、弾性ローラ、チューブ被覆ローラ、または、不織布などのクリーニング補助部材を備えた、従来から知られているクリーニング補助装置を用いることができる。なお、クリーニング補助部材に電圧を印加し、感光体上のトナーの極性を制御してクリーニング性を向上させてもよい。
潤滑剤としては、従来から広く用いられている潤滑剤を用いることができる。特に画像形成装置に広く用いられてきた潤滑剤としては脂肪酸金属塩からなり、この脂肪酸金属塩は、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸の群から選択される1以上の脂肪酸を含有し、亜鉛、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リチウムの群から選択される1以上の金属を含有し、粉体状の脂肪酸金属塩を固形化して形成されている。固形化する前の粉体としては、より微小の粉体であることが好適である。ステアリン酸亜鉛は代表的なラメラ結晶紛体であるが、このような物質を潤滑剤として使用することは好適である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有しており、剪断力が加わると層間に沿って結晶が割れて滑りやすい。この作用が低摩擦係数化に効果があり、剪断力を受けて均一に感光体表面を覆っていくラメラ結晶の特性は、少量の潤滑剤によって効果的に感光体表面を覆うことができる。脂肪酸金属塩は、直鎖状の炭化水素の構造を持つ為、層間のすべりが起こりやすく、良好な潤滑性を発揮する。また、このような直鎖状の脂肪酸金属塩の場合、金属を選択することにより、良好な耐候性を持つことできる。
潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布装置としては、ファーブラシ、ループブラシ、ローラ、または、ベルト部材などの潤滑剤塗布部材によって感光体に潤滑剤を塗布する方法を採用した従来から知られている潤滑剤塗布装置を用いることができる。潤滑剤塗布部材としては、毛先がループ状になるように構成されたループブラシを用いてもよい。また、潤滑剤塗布装置は、クリーニング装置よりも感光体回転方向下流側、且つ、帯電装置よりも感光体回転方向上流側に設置すれば良い。
上述したような潤滑剤塗布装置のみでは、感光体表面への潤滑剤塗布が不十分となる場合がある。そのため、潤滑剤塗布装置によって感光体表面に塗布された潤滑剤を感光体表面へ引き伸ばし均すために、潤滑剤均し部材を備えた潤滑剤均し装置を設ければ良い。しかしながら、潤滑剤塗布装置のみでも感光体表面への潤滑剤塗布が十分であった場合、潤滑剤均し装置は必ずしも必要ではない。
また、現像剤搬送路として供給搬送路と回収搬送路との2つの現像剤搬送路を有し、上述した攪拌搬送路を有しておらず、さらに、供給搬送路を回収搬送路の上方に設けているため、現像装置の水平方向の大きさを小さくすることができ、その分、現像装置の小型化を図ることができる。
本発明の特徴部である現像装置7を図1、図15及び図16に示す。図1は感光体14側から見た現像装置7の断面図であり、図15は現像装置7の斜視図であり、図16は現像ローラ軸方向に直交する方向から見た現像装置7の断面図である。
供給スクリュー17によって、供給スクリュー攪拌室19内を攪拌搬送される現像剤が供給スクリュー攪拌室19から溢れ、重力によって現像ローラ15に落下し、その落下した現像剤を現像ローラ15の磁力によって保持し汲み上げる。現像ローラ15上に汲み上げられた現像剤は、磁力によって現像ローラ15上に保持されつつ現像ローラ15の回転によって感光体14と現像ローラ15とが対向する現像領域まで搬送され、その現像領域で感光体14上に形成された潜像を現像剤中のトナーによって現像する。現像が終わり、現像領域を通過した現像剤は、現像領域よりも現像ローラ回転方向下流側で、且つ、供給スクリュー攪拌室19から現像ローラ15に現像剤が供給される箇所よりも現像ローラ回転方向上流側にある、上記磁極による磁力が無くなる領域で現像ローラ15から離れる。現像ローラ15から離れた現像剤は、回収スクリュー攪拌室22に収容され、回収スクリュー20により回収スクリュー攪拌室22内で攪拌搬送される。また、現像ローラ15に供給されず供給スクリュー攪拌室19の現像剤搬送方向下流側端部まで搬送された現像剤は、第2開口部24を通過し回収スクリュー攪拌室22の現像剤搬送方向上流側端部に搬送される。回収スクリュー20によって現像剤が搬送される方向は、供給スクリュー17による現像剤搬送方向とは逆方向であり、供給スクリュー17の現像剤搬送方向上流側に向かって搬送される。回収スクリュー20によって搬送された現像剤は、回収スクリュー攪拌室22内の現像剤搬送方向下流側端部で持上げられ、第1開口部23を通過し供給スクリュー攪拌室19の現像剤搬送方向上流側端部に搬送される。供給スクリュー攪拌室19内に搬送された現像剤は、供給スクリュー17によって供給スクリュー攪拌室19内を攪拌搬送され、再度、現像ローラ15上に汲み上げられる。現像装置7では、このようなサイクルによって現像剤が循環している。
本構成例の現像装置7においては、図20や図21に示すように、第1開口部23に現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段26を設けている。なお、分散促進手段26は、図20や図21などに示したように、第1開口部23に合わせて設置することが望ましい。その理由は、第1開口部23に分散促進手段26を設置することによって、第1開口部23を通過している現像剤中のトナーの分散性をより効果的に向上させることができるためである。
本構成例の現像装置7においては、現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段26を、単一の線部材から構成している。
図25(a)及び図25(b)は、分散促進手段26を複数の線部材でメッシュ状に構成した場合の例を、現像装置7上側から見た図である。なお、分散促進の効果は若干劣るが、分散促進手段26を複数の線部材でメッシュ状に構成せず、図25(c)に示すように、複数の線部材によって第1開口部23を現像剤搬送方向上流側と下流側とで複数に分けるように分散促進手段26を設置してもよい。また、図25(d)に示すように、複数の線部材によって第1開口部23を現像ローラ15に向かって現像装置手前側と現像装置奥側とで複数に分けるように複数の線部材を設置してもよい。
次に、本実施形態の現像装置7で用いられる現像剤に含まれるトナーについて説明する。現像装置7で用いられる現像剤中のトナーは、体積平均粒径(Dv)が3[μm]〜10[μm]である。好ましくは、トナーの体積平均粒径(Dv)が、3[μm]〜6[μm]の小粒径トナーである。また、トナーの体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値が、1.4以下となるトナーを用いることが望ましい。
トナーの体積平均粒径(Dv)及び個数平均粒径(Dn)は、粒度測定器(「マルチサイザーIII」、ベックマンコールター社製)を用い、アパーチャー径100[μm]で測定し、解析ソフト(Beckman Coulter Mutlisizer3 Version3.51)にて解析を行った。
トナーの2[μm]以下の粒子率及び円形度はフロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製)により計測できる。
図28は、形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、数3で表される。すなわち、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの2乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。形状係数SF−1の値が100の場合、トナーの形状は真球となり、形状係数SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
本発明のトナーの2[μm]以下粒子率及び円形度はフロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製)により計測できる。具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100[ml]〜150[ml]中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1[ml]〜0.5[ml]加え、更に測定試料を0.1[g]〜0.5[g]程度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、分散液濃度を3000〜10000[個/μl]として前記装置によりトナーの形状及び分布を測定することによって得られる。
本発明による分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により次のように測定される。40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHFを毎分1[ml]の流速で流し、試料濃度として0.05[重量%]〜0.6[重量%]に調製した樹脂のTHF試料溶液を50[μl]〜200[μl]注入して測定する。試料の分子量測定に当たっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により、作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、例えば、Pressure Chemical Co.あるいは東洋ソーダ工業社製の分子量が6×102、2.1×103、4×103、1.75×104、5.1×104、1.1×105、3.9×105、8.6×105、2×106、4.48×106のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。また、検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。
JISK0070−1992に記載の測定方法に準拠して以下の条件で測定を行う。 試料調整:ポリエステル0.5[g](酢酸エチル可溶成分では0.3[g])をトルエン120[ml]に添加して室温(23[℃])で約10時間攪拌して溶解する。更にエタノール30[ml]を添加して試料溶液とする。
試料0.5[g]を100[ml]のメスフラスコに精秤し、これにアセチル化試薬5[ml]を正しく加える。その後100±5[℃]の浴中に浸して加熱する。1〜2時間後フラスコを浴から取り出し、放冷後水を加えて振り動かして無水酢酸を分解する。更に分解を完全にするため再びフラスコを浴中で10分間以上加熱し放冷後、有機溶剤でフラスコの壁を良く洗う。この液を前記電極を用いてN/2水酸化カリウムエチルアルコール溶液で電位差滴定を行いOH価を求める(JISK0070−1966に準ずる)。
ガラス転移点Tgを測定する装置として、理学電機社製TG−DSCシステムTAS−100を使用する。まず試料約10[mg]をアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。室温から昇温速度10[℃/min]で150[℃]まで加熱した後、150[℃]で10[min]間放置、室温まで試料を冷却して10[min]放置、窒素雰囲気下で再度150[℃]まで昇温速度10[℃/min]で加熱してDSC測定を行う。ガラス転移点Tgは、TAS−100システム中の解析システムを用いて、ガラス転移点Tg近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出する。
本実施形態で使用されるトナーとしては、トナー母体に平均一次粒径が5[nm]〜50[nm]の無機微粒子を、数6により求められる無機微粒子被覆率Aの値が40〜200となるように被覆させたものが好ましい。より好ましくは、無機微粒子被覆率Aの値が70〜180、さらに好ましくは、無機微粒子被覆率Aの値が130〜150であることが望ましい。
本実施形態で使用される現像剤としては、数7により求められる被覆率Bの値が40〜90となるようにキャリア表面をトナーで被覆させたものが好ましい。
次に、本実施形態の現像装置7を用いて行った実験について説明する。本実験においては、後述する方法によって製造したトナーAとキャリアとからなる現像剤が投入された、後述する実施例1〜11及び比較例1〜7の現像装置7などを用いる画像形成装置(リコー製 Imagio neo C600を改造したもの)によって、下記の方法や条件などに画像形成を行い、形成された画像の画像濃度IDの検証を行った。
2.現像装置7を画像形成装置内に設置出来るように、Imagio neo C600市販品PCUを改造した。
3.現像装置7内にサンプルとなる現像剤を400[g]を投入する。
4.Imagio neo C600本体に、改造したPCUを装着し、現像ローラ線速600[mm/s]で、現像装置7のみを1分間空回り駆動させる。
5.現像ローラを600[mm/s]、感光体14を300[mm/s]で、互いの回転方向がトレーリング方向となるように回転させ、また、感光体14上のトナー付着量が0.45±0.05[mg/cm2]となるように感光体14の帯電電位や現像バイアスなどを調整した。
6.上記「5.」で示した現像条件において、転写率が96±2[%]となるよう、転写電流を調整した。
7.A3全面ベタ画像2枚出力相当のトナー量(約0.56[g])を、画像形成装置本体に設けたトナー補給装置によって現像装置7のトナー補給口25から第2開口部24を介して回収スクリュー攪拌室22の現像剤搬送方向上流側に補給し、上記設定値を用いて、画像面積率100[%]のA3全面ベタ画像を2枚連続して印刷した。
8.2枚目の画像後端側1[cm]内の、左端、中央、右端の画像濃度IDをX−Riteにより測定した。
9.上記3箇所の画像濃度IDのズレを求め、その画像濃度IDの差が0.1以内であった場合を「◎」、0.2以内であった場合を「○」、0.2より大きい場合を「×」として評価した。なお、この評価で「◎」及び「○」が実使用上問題無い画像濃度IDのズレとし、「×」が実使用上許容できない画像濃度IDのズレとする。
本実験に用いるトナーAの製造方法などについて説明する。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物229部、ビスフェノールAプロピオンオキサイド3モル付加物529部、テレフタル酸208部、アジピン酸46部及びジブチルスズオキシド2部を投入し、常圧下、230[℃]で8時間反応させた。次に、10[mmHg]〜15[mmHg]の減圧下で5時間反応させた後、反応槽中に無水トリメリット酸44部を添加し、常圧下、180[℃]で2時間反応させて、未変性ポリエステル樹脂を合成した。得られた未変性ポリエステル樹脂は、数平均分子量が2500、重量平均分子量が6700、ガラス転移温度が43[℃]、酸価が25[mgKOH/g]であった。
直径20[mm]のパラレルプレートを備えたパラレルプレート型レオメータAR2000(ディー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製)を用いて、ギャップを30[μm]にセットし、トナー材料の分散液に対して、25[℃]において、せん断速度30000[秒−1]で30秒間せん断力を加えた後、せん断速度を0[秒−1]から70[秒−1]まで20秒間で変化させた時の粘度(粘度A)を測定した。また、パラレルプレート型レオメータAR2000を用いて、トナー材料の分散液に対して、25[℃]において、せん断速度30000[秒−1]で30秒間せん断力を加えた時の粘度(粘度B)を測定した。
トナー材料液の分散質粒径、分散粒径分布の測定に「マイクロトラックUPA−150」(日機装社製)を用いて測定し、解析ソフト「マイクロトラック パーティクルサイズ アナライザ−Ver.10.1.2−016EE」(日機装社製)を用いて解析を行った。具体的にはガラス製30[ml]サンプル瓶にトナー材料液、次いでトナー材料液作製に用いた溶媒を添加し、10[質量%]の分散液を調製した。得られた分散液を「超音波分散器W−113MK−II」(本多電子社製)で2分間分散処理した。
図1や図16などに示す装置構成にて、図24(b)に示すような構成で線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、太さ0.3[mm]のSUSからなり断面形状が円形状の線部材を、図24(b)に示すように、第1開口部23内に斜め45[°]の角度になるよう接着した。なお、線部材の長さは10[mm]である。
図20や図21などに示す装置構成にて、図24(b)に示すような構成で線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、縦幅12[mm]、横幅30[mm]の第1開口部23に対し、太さ0.5[mm]の断面形状が円形状の線部材を、図24(b)に示すように、斜め45[°]の角度となるよう現像装置7と一体で成型した。なお、線部材の長さはおよそ10[mm]である。
図20や図21などに示す装置構成にて、図25に示すような構成で複数の線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、縦幅12[mm]、横幅30[mm]の第1開口部23に対し、太さ0.3[mm]のSUSからなる断面形状が円形状の線部材を、図25に示すように接着した。このとき、第1開口部23の現像装置奥側端面からの距離を2[mm]毎に間隔をあけて各線部材を設置した。また、第1開口部23の回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向上流側端面からの距離を3[mm]毎に間隔をあけて第1開口部23の幅方向に8本の線部材を設置した。
図20や図21などに示す装置構成にて、図25に示すような構成で複数の線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、縦幅12[mm]、横幅30[mm]の第1開口部23に対し、太さ0.5[mm]の断面形状が円形状の複数の線部材を現像装置7のケーシングと一体に成型した。このとき、第1開口部23の現像装置奥側端面からの距離を3[mm]毎に間隔をあけて各線部材を設置した。また、第1開口部23の回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向上流側端面からの距離を5[mm]毎に間隔をあけて第1開口部23の幅方向に8本の線部材を設置した。
図20や図21などに示す装置構成にて、図26に示すような構成で複数の線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、縦幅12[mm]、横幅30[mm]の第1開口部23に対し、太さ0.3[mm]のSUSからなる断面形状が円形状の複数の線部材を接着した。このとき、第1開口部23の現像装置奥側端面からの距離を2[mm]、4[mm]、8[mm]となるように間隔をあけて第1開口部23の縦方向に3本の線部材を設置した。また、第1開口部23の回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向上流側端面からの距離を2[mm]、4[mm]、6[mm]、8[mm]、12[mm]、16[mm]、20[mm]、25[mm]となるように間隔をあけて、第1開口部23の幅方向に8本の線部材を設置した。
図20や図21などに示す装置構成にて、図26に示すような構成で複数の線部材を配設し分散促進手段26を構成した。すなわち、縦幅12[mm]、横幅30[mm]の第1開口部23に対し、太さ0.5[mm]の断面形状が円形状の複数の線部材を現像装置7のケーシングと一体に成型した。このとき、第1開口部23の現像装置奥側端面からの距離を3[mm]、7[mm]となるように間隔をあけて第1開口部23の縦方向に2本の線部材を設置した。また、第1開口部23の回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向上流側端面からの距離を3[mm]、6[mm]、9[mm]、14[mm]、19[mm]、25[mm]となるように間隔をあけて第1開口部23の横方向に6本の線部材を設置した。
実施例1に示す構成にて、キャリア芯材の体積平均粒径が25[μm]のキャリアに変更した現像剤を使用した(35[μm]で使用したキャリアと同等のコーティングを施し、トナーのキャリア被覆率が約55[%]になるよう、トナーとキャリアとを混合した)。
実施例1に示す構成にて、無機微粒子のトナー被覆率Aの値が約150[%]になるよう、酸化シリカを1.85部添加に変更してトナーを作成し、そのトナーとキャリアと混合した現像剤を用いた。
実施例1に示す構成にて、トナーのキャリア被覆率が約85[%]になるよう、トナーとキャリアとを混合した現像剤を用いた。
実施例1に示す構成にて、現像ローラ15での現像剤の汲み上げ量を60[mg/cm2]とした。
実施例1に示す構成にて、第2開口部24から回収スクリュー攪拌室22へ1秒間当たりに落下する現像剤の量を9[g/sec]とした。
図1や図16などに示す装置構成にて、第1開口部23に分散促進手段26を設置しない。
実施例1に示す構成にて、キャリア芯材の体積平均粒径が18[μm]のキャリアに変更した現像剤を使用した(35[μm]で使用したキャリアと同等のコーティングを施し、トナーのキャリア被覆率が約55[%]になるよう、トナーとキャリアを混合した)。
実施例1に示す構成にて、トナーAを分級し、トナーの体積平均粒径が2.6[μm]、Dv/Dnが1.38のトナーに変更した現像剤を使用した(無機微粒子によるトナー表面被覆率が約93[%]になるよう、トナーに無機微粒子を添加した)。
実施例1に示す構成にて、無機微粒子のトナー被覆率Aの値が約36.4[%]になるよう、酸化シリカを0.15部添加に変更してトナーを作成し、そのトナーとキャリアと混合した現像剤を用いた。
実施例1に示す構成にて、トナーのキャリア被覆率が約100[%]になるよう、トナーとキャリアとを混合した現像剤を用いた。
実施例1に示す構成にて、現像ローラ15での現像剤の汲み上げ量を25[mg/cm2]とした。
実施例1に示す構成にて、第2開口部24から回収スクリュー攪拌室22へ1秒間当たりに落下する現像剤の量を3[g/sec]とした。
また、分散促進手段26として、第1開口部23に分散促進部材である線部材などを配設することで、第1開口部通過時の現像剤中に剪断力を発生させることができる。そして、その発生した剪断力によって現像剤中に速度差が発生し、その速度差によって現像剤中のキャリアとトナーとが相互に位置を変えるのを促進させることができる。そのため、第1開口部23を介して回収スクリュー攪拌室22から供給スクリュー攪拌室19に受け渡された現像剤が現像ローラ15に汲み上がるまでに、現像剤中のトナーを十分に分散させるような現像剤の攪拌を行うことができる。よって、供給スクリュー攪拌室19から現像ローラ15に汲み上げられる現像剤のトナー濃度均一性を向上させることができ、現像時の画像濃度ムラや画像濃度低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、分散促進手段26は、第1開口部23の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線部材からなり、隣り合う線部材が一定間隔に設けられていないことで、上述したようにより効果的に現像剤中のトナーの分散性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、分散促進手段26は、第1開口部23の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線部材からなり、各線部材を互いに非平行で配設したことで、上述したようにより効果的に現像剤中のトナーの分散性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、分散促進手段26は、第1開口部23の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線部材からなり、第1開口部23の現像ローラ側における上記間隔が第1開口部23の現像ローラから離れる側における上記間隔よりも大きいことで、上述したように、第1開口部突入時の現像剤速度の速い領域において、より効果的に現像剤中に速度差を発生させることができ、より効果的に現像剤中のトナーの分散性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、分散促進手段26は、第1開口部23の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線部材からなり、第1開口部23の回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向下流側の上記間隔が回収スクリュー攪拌室22における現像剤搬送方向上流側の上記間隔よりも大きいことで、上述したように、第1開口部突入時の現像剤速度の速い領域において、より効果的に現像剤中に速度差を発生させることができ、より効果的に現像剤中のトナーの分散性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、現像剤中のキャリアの体積平均粒径が、20[μm]〜60[μm]であることで、上述したように、トナーの劣化速度を抑えつつ、現像剤中のキャリア表面積をより多く確保することができる。その結果、上述したように現像剤中のトナーの分散性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、トナー母体に平均一次粒径が5[nm]〜50[nm]の無機微粒子を、上記数6により求められる無機微粒子の被覆率Aの値が、40〜200となるように被覆させたトナーを用いる。これにより、長時間の攪拌を行った場合においても、現像剤の流動性が悪化するのを抑制することができる。よって、このような現像剤を用いることにより、初期から経時にわたり現像剤中のトナーの分散性の良い状態を保つことができる。また、被覆率Aの値が40〜200の範囲であることで、キャリア表面に無機微粒子が膜となって形成されないため、トナーがキャリア表面に付着することができ、現像剤中のトナーの分散性の良い状態を安定して維持することができる。
また、本実施形態によれば、上記数7により求められる被覆率Bの値が40〜90となるように、キャリア表面をトナーが被覆した現像剤を用いる。これにより、現像剤の劣化や流動性の悪化を抑えることができ、現像剤中のトナーの分散性を維持することができる。また、トナーが付着できるキャリア表面が存在するため、キャリアの移動に合わせてトナーも移動できるため、現像剤中のトナーの分散性を良い状態で保つことができる。
また、本実施形態によれば、供給スクリュー攪拌室19が回収スクリュー攪拌室22の上方に設けられており、第2開口部24を介して供給スクリュー攪拌室19側から回収スクリュー攪拌室22側に落下する現像剤の1秒間当りの量が、5[g/s]〜10[g/s]である。これにより、第2開口部24から回収スクリュー攪拌室22に落下する現像剤の量が増え、新たに補給したトナーなどが保持される、落下している現像剤中のキャリア表面が増加し、新たに補給したトナーなどをキャリア表面に保持し易くすることができる。
また、本実施形態によれば、ドクタ16を通過する現像ローラ15上の現像剤の量が、20[mg/cm2]〜70[mg/cm2]であることで、現像領域を通過した後、回収スクリュー攪拌室22に回収された現像剤中のキャリア表面を確保することができ、現像剤中のトナーの分散性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、供給スクリュー攪拌室19からあふれた現像剤が、重力によって現像ローラ15上に落下し、その落下した現像剤を現像ローラ15の内部に配置された磁界発生手段である磁極の磁力によって保持し汲み上げるように現像装置7を構成することで、現像剤へのストレスを減少させ、現像剤中のトナーの分散性が良好な状態を、より長く保つことができる。
また、本実施形態によれば、現像手段と、感光体14、帯電装置5またはクリーニング装置10の少なくとも1つと一体に形成され、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、上記現像手段として、本発明の現像装置7を用いることで上述したような現像剤中のトナーの分散性を向上させる種々の効果をえることができる。また、現像装置7を感光体14と一体にプロセスカートリッジとして形成することで、外乱となる駆動振動によって感光体14と現像装置7との相対位置が変化し現像ギャップが変動するなどの影響を限りなく小さくすることができる。これにより、上記影響などによる画像濃度変動を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、潜像を担持する感光体14と、感光体14上の潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、上記現像手段として、本発明の現像装置7を用いることにより、現像剤中のトナーの分散性を向上し現像ローラ15に供給される現像剤のトナー濃度ムラを低減できるので、形成した画像の画像濃度ムラや画像濃度変動などを抑えることができる。
2 中間転写ベルト
3 給紙装置
4 定着装置
5 帯電装置
6 露光装置
7 現像装置
8 転写装置
9 クリーニング補助装置
10 クリーニング装置
11 潤滑剤
12a ブラシローラ
12 潤滑剤塗布装置
13 潤滑剤均し装置
14 感光体
15 現像ローラ
16 ドクタ
17 供給スクリュー
19 供給スクリュー攪拌室
20 回収スクリュー
22 回収スクリュー攪拌室
23 第1開口部
24 第2開口部
25 トナー補給口
26 分散促進手段
103 現像ローラ
104 現像装置
105 供給回収搬送路
106 攪拌スクリュー
106 攪拌搬送路
107 供給回収スクリュー
Claims (13)
- 内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、
該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、
該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、
該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、
該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、
該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、
該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、隣り合う該線状部材が一定間隔に設けられていないことを特徴とする現像装置。 - 内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、
該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、
該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、
該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、
該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、
該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、
該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、各線状部材を互いに非平行で配設したことを特徴とする現像装置。 - 内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、
該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、
該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、
該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、
該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、
該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、
該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、該第1開口部の現像剤担持体側における該間隔が該第1開口部の該現像剤担持体から離れる側における該間隔よりも大きいことを特徴とする現像装置。 - 内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、
該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された回収現像剤及び該現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材とは逆方向に攪拌しながら搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に渡す現像剤回収搬送部材とを有し、
該現像剤回収搬送部材及び該現像剤供給搬送部材の2つの現像剤搬送部材を配置する各空間はケーシングによって仕切られて2つの現像剤搬送路を形成し、該2つの現像剤搬送路は、該現像剤回収搬送部材を配置する現像剤回収搬送路及び該現像剤供給搬送部材を配置する現像剤供給搬送路から成り、
該現像剤回収搬送路の搬送方向下流側と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側とが第2開口部を介して連通した現像装置において、
該第1開口部を介して該現像剤回収搬送路から該現像剤供給搬送路に向かって送り込まれている現像剤中のトナーの分散を促進させる分散促進手段を該第1開口部に設けており、
該分散促進手段として、該第1開口部に分散促進部材を配設し、
該分散促進部材は、該第1開口部の開口面に、所定の間隔をあけて配設された複数の線状部材からなり、該第1開口部の該現像剤回収搬送路における現像剤搬送方向下流側の該間隔が該現像剤回収搬送路における現像剤搬送方向上流側の該間隔よりも大きいことを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3または4の現像装置において、
現像剤中のキャリアの体積平均粒径が、20[μm]〜60[μm]であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置において、
上記現像剤供給搬送路は上記現像剤回収搬送路の上方に設けられており、
上記第2開口部を介して該現像剤供給搬送路側から該現像剤回収搬送路側に落下する現像剤の1秒間当りの量が、5[g/s]〜10[g/s]であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の現像装置において、
上記現像剤量規制手段を通過する現像剤担持体上の現像剤の量が、20[mg/cm2]〜70[mg/cm2]であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の現像装置において、
上記現像剤供給搬送路からあふれた現像剤が、重力によって現像剤担持体上に落下し、その落下した現像剤を現像剤担持体の内部に配置された磁界発生手段の磁力によって保持し汲み上げることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の現像装置において、
上記現像剤回収搬送路の搬送方向下流側端部と該現像剤供給搬送路の搬送方向上流側端部とが第1開口部を介して連通し、該現像剤供給搬送路の搬送方向下流側端部と該現像剤回収搬送路の搬送方向上流側端部とが第2開口部を介して連通しており、
上記現像剤回収搬送部材は、上記現像剤供給搬送部材の搬送方向の最下流側まで搬送された上記余剰現像剤と上記回収現像剤とを該現像剤供給搬送部材の搬送方向最上流側に渡すことを特徴とする現像装置。 - 現像手段と、像担持体、帯電手段またはクリーニング手段の少なくとも1つと一体に形成され、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像を担持する像担持体と、
該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
該像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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