JP5359608B2 - デジタル画像処理により補償される収差トリプレットレンズをもつ電気光学画像形成システム - Google Patents

デジタル画像処理により補償される収差トリプレットレンズをもつ電気光学画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、デジタル画像処理により補償される収差光学系(たとえば収差トリプレットレンズ)を有する電気光学画像形成システムに関する。
従来のトリプレットレンズ光学系の多様性及び性能は、固定焦点の写真画像形成システムにおけるその普及を説明するものである。標準的なトリプレット設計は、1つの負で作動するレンズ素子により分離される2つの正で作動するレンズ素子を含む(PNP)。従来のトリプレットは、全ての三次の光学収差を最小にする十分な自由度を有するという利点を有する。
標準的なトリプレットの形態が広い範囲の応用について満足されるように実行する一方で、基本的な設計の形態は、高速(低いF/#)システムについて低い被写界深度に関する従来の制限に苦しむ。この制限は、光学的な収差を最小にすることで、トリプレット設計の形態の相対的な成功の結果である。従来、良好の補正される、低いF/#システムは、低い被写界深度を固有に有する。被写界深度は、F/#を増加することで増加される。しかし、セキュリティ又はモバイル画像形成のような多くの固定焦点の画像形成の応用では、被写界深度を増加するため、アパーチャサイズ、したがってシステムにおける光量を減少することは、許容することができない。
したがって、良好な画像形成の性能を有しつつ、増加された被写界深度をも有する(トリプレットレンズに基づくシステムを含む)電気光学画像形成システムが必要とされる。
本発明は、トリプレットレンズ、検出器サブシステム及びデジタル画像処理サブシステムを設けることで、従来技術の制限を克服する。トリプレットレンズは、全ての収差について完全に補正されず(典型的に著しい球面収差及び/又はコマ収差に苦しみ)、デジタル画像処理サブシステムは、トリプレットレンズにおける欠陥を補償する。このように、増加される被写界深度が実現される。
1つの態様では、収差トリプレットレンズ(aberrated triplets lens)の光学的なMTF(空間周波数応答特性)は、はじめに、良好に補正されたトリプレットよりも早くに立下るが、ゼロ交差を回避して、より高い周波数に対してゼロを超えた状態のままである。これにより、より多くの高周波成分が保持される。さらに、光学的MTFは、広い範囲のピンぼけに対して同様の形状を保持する。検出器サブシステムにより捕捉される結果として得られるぼやけた画像は、デジタル画像処理のサブシステムにより鮮鋭化される。このようにして、被写界深度の範囲は、良好の補正されたトリプレットを使用した従来のシステムに関して増加される。
特定のトリプレット設計のクラスは、以下を含む。1つの設計のクラスでは、トリプレットレンズは回転対称である。すなわち、3つのレンズ素子のそれぞれは、回転対称である。さらに、これらは球面の場合がある。1つの特定のトリプレットのクラスは、負の第一の素子、正の第二の素子、負の第三の素子といったNPNの形態をとる。なお、これは、PNPである従来のトリプレットの逆である。したがって、逆転されたトリプレットと呼ばれる。
1つの光学設計のクラスでは、トリプレットの光学的MTFは、検出器サブシステムのナイキスト周波数の0.3倍と1.0倍の間の全ての周波数について、より好ましくは、ナイキスト周波数の0.2倍と1.0倍の間の全ての周波数について、0を超え(すなわちゼロ交差なし)0.75以下のままの状態となる。代替的な設計では、光学的MTFは、ナイキスト周波数の0.5倍と1.0倍の間の全ての周波数について、より好ましくは、ナイキスト周波数の0.3倍と1.0倍の間の全ての周波数について、0と0.5との間の状態となる。代替的に、光学的MTFは、ナイキスト周波数の0.3倍と1.0倍の間の全ての周波数について、0.1と0.6との間の状態となる。さらに、光学的MTFは、所望のピンぼけの範囲内の全ての画像平面の位置について、これら境界内にあることが好ましい。所望のピンぼけの範囲は、応用に依存するが、1波から数波のピンボケにわたるか、それ以上となる。
デジタル画像処理サブシステムは、低いコントラストの周波数を改善するため、正規化されたゲインを提供する。全体を通して、用語「正規化されたゲイン」とは、DCゲインに関して、ある周波数でのゲインを意味するために使用される。1つの代替では、デジタル画像処理サブシステムでは、ナイキスト周波数の0.20倍と0.80倍の間の周波数の少なくとも幾つかに少なくとも1.0の正規化されたゲインを与える。代替的に、デジタル画像処理サブシステムは、ナイキスト周波数の0.3倍から1.0倍の範囲における何処かに少なくとも1.5の正規化されたゲインを与え、好ましくは、その周波数範囲において少なくとも2.0の正規化されたゲインを与え、より好ましくは、その周波数範囲における周波数に対して、少なくとも2.0又は3.0の正規化されたゲインを与える。先の特性は、所望のピンぼけの範囲に対して当てはまる。1つのアプローチでは、このことは、(たとえばフィルタカーネルといった)適用される同じ画像処理が全てのピンぼけの位置に適用されるので当てはまる。
結果として得られるシステムMTF(すなわち、光学系、検出器サブシステム及びデジタル画像処理サブシステムの集合伝達関数)は、ナイキスト周波数の0.2倍から0.4倍の範囲における全ての周波数について、及びピンぼけの全体の所望の範囲を通して、0.8と1.1との間の値を有することができる。代替的なシステムMTFは、ナイキスト周波数の0.4倍から0.6倍の範囲における全ての周波数について0.6と1.1の間にあるか、ナイキスト周波数の0.5倍から1.1倍の範囲において0.5と1.1の間にある。更に別の実現は、ナイキスト周波数の0.5倍から0.8倍の範囲における全ての周波数について0.4を超えるシステムMTFを有する。
これらのシステムについて、ナイキストレートは、関心のある中心波長での回折限界の空間周波数以下である。ナイキスト周波数に対する回折限界の空間周波数の割合は、オーバサンプリングファクタOである。1つの態様では、逆転されたトリプレットシステムのオーバサンプリングファクタOは、2.5よりも大きく、代替的に、4.0又は5.0よりも大きい。たとえば、光学系が500nmの中心周波数をもつF/4.0である場合、回折限界の空間周波数は500lp/mmである。5ミクロンの画素ピッチは、100lp/mmのナイキスト周波数を有する。このシステムのオーバサンプリングファクタは5である。
他の態様では、電気光学画像形成システムは、後側焦点距離がスポットサイズを最小にする後側焦点距離よりも実質的に長いという特徴を有する。逆に、これは、実際の後側焦点距離での二乗平均(RMS)スポットサイズが、スポットサイズを最小にする後側焦点距離でのRMSスポットサイズよりも実質的に大きいことを意味する。同様に、RMS波面誤差は、典型的に、波面誤差を最小にする後側焦点距離でのRMS波面誤差よりも実質的に大きい。RMSスポットサイズ及びRMS波面誤差は、最小値よりも20%、50%又は、更には100%大きい。
他の態様では、トリプレットレンズは、補正されない球面収差(及びおそらくコマ収差)を有するように設計される。これは、ピンぼけ又は非点収差のような他の収差の存在がゼロを光学的MTFに導入しないように使用することができる。ゼロ交差は、画像処理の間に回復することができない失われた情報を表すので、回避されることが好ましい。必要とされる補正されない球面収差の量は、オーバサンプリングファクタOと焦点深度における所望の範囲の関数である。
様々なタイプのデジタル画像処理を使用することができる。線形及び/又は非線形、空間変及び/又は空間不変、バンドパス、ハイパス、回転対称及び回転非対称は、幾つかの例である。
これらのアプローチは、従来のトリプレットシステムに比較して、同じ又は良好な視野、F/#及び空間帯域幅で、より大きな被写界深度を達成するために使用することができる。例となる設計は、従来のカラー(RGB)画像形成センサについて、少なくとも30°、F/5又はより高速である全視野で、2波の被写界深度の範囲を達成することができる。
本発明の他の態様は、上述されたシステム、及び全ての上述の内容に対応する方法のアプリケーション及びコンポーネントを含む。
特許又は出願ファイルは、カラーで実施される少なくとも1つの図面を含む。カラー図面をもつ本特許又は特許出願公報のコピーは、必要な料金の要求及び支払いに応じて特許庁により提供されるであろう。
本発明は、添付図面と共に読まれたとき、本発明の以下の詳細な説明及び特許請求の範囲から更に容易に明らかとなる他の利点及び特徴を有する。
本発明に係る電気光学画像形成システムのブロック図である。 従来のトリプレットの図(従来技術)である。 図2aの従来のトリプレットと同じ応用のために設計された収差トリプレットの図である。 図2aの従来のトリプレットの光学的MTFのグラフ(従来技術)である。 図2bの収差トリプレットの光学的MTFのグラフである。 図4a(従来技術)及び図4b〜図4cは、図3a及び図3bのそれぞれにおける光学的MTFに基づいてシミュレートされる画像である。 図5a(従来技術)及び図5bは、図3a及び図3bのそれぞれにおける光学的MTFに基づいてシミュレートされる画像である。 図6a(従来技術)及び図6bは、デジタル画像処理後の、図5a及び図5bにおける画像である。 本発明に係る別の収差トリプレットの図である。 図8a〜図8cは、図7の収差トリプレットの光学的MTFのグラフである。 図9a〜図9cは、図7の収差トリプレットの光学的MTFのグラフである。 画像処理の前後の、図7の収差トリプレットのMTFのグラフである。 本発明に係る更に別の収差トリプレットの図である。 図12a〜図12cは、図11の収差トリプレットの光学的MTFのグラフである。 図11の収差トリプレットについて、焦点シフトの関数としての光学的MTFのグラフである。 画像処理の前後の、図11の収差トリプレットのMTFのグラフである。 本発明に係る更に別の収差トリプレットの図である。 図16a〜図16cは、図15の収差トリプレットの光学的MTFのグラフである。 画像処理の前後の、図15の収差トリプレットのMTFのグラフである。 図面は、例示を目的として本発明の実施の形態を示す。当業者であれば、本明細書で例示される構成及び方法の代替的な実施の形態は、本明細書で記載される本発明の精神から逸脱することなしに利用される場合があることを以下の説明から容易に認識するであろう。
図1は、本発明の1態様に係る電気光学画像形成システムのブロック図である。画像形成システムは、収差光学サブシステム110(たとえばレンズアセンブリ)、検出器サブシステム120(たとえば、CCD検出器アレイ)及びデジタル画像処理サブシステム130(たとえば、専用チップ又はソフトウェアで典型的に実現される)を含む。画像形成システムは、被写体150のデジタル画像180を生成する。トリプレットレンズを例示的な光学サブシステム110として使用して、トリプレットレンズは、回折限界的ではない。むしろ、トリプレットレンズは、デジタル画像処理サブシステム130により、少なくとも部分的に補償される収差に苦しむ。しかし、収差トリプレットレンズ110は、ピンぼけに対して鈍感である。したがって、被写界深度は、従来の回折限界的なトリプレットに比較して増加される。
例として、従来のトリプレットに基づくシステムを図1におけるシステムと比較する。50°の全視野、焦点距離f〜5.6mm及びF/3.0の光学系であるとする。また、検出器サブシステムが5.6μmの画素(すなわち5.6μmピッチ)をもつ検出器アレイを有するものとする。これは、90lp/mmのナイキスト周波数に対応する。名目の撮影距離が5mであると想定する。図2a(従来技術)は、これらの仕様について設計された従来のトリプレットを示す。図2bは、同じ仕様について設計された収差トリプレットを示す。このトリプレットは、図7及び表2に示されるトリプレットの変形である。なお、図2aの従来のトリプレットは、標準的なPNPの形態(正レンズ素子−負レンズ素子−正レンズ素子)を採用するが、この例示的な収差トリプレットは、正確に反対の形態を採用する(負レンズ素子−正レンズ素子−負レンズ素子)。
図3〜図6は、これら2つのシステムの性能を比較するものであり、(a)図は、従来のトリプレットの性能を示し、(b)図は、収差トリプレットの対応する性能を示す。
図3は、ナイキスト周波数までの光学的MTFを示す。曲線310a及び310bは、無限遠に配置される被写体の光学的MTFである。曲線320a及び320bは、0.5mに位置される被写体の光学的MTFである。従来のトリプレットについて、光学的MTF310a(無限遠にある被写体)は、ナイキスト周波数に向かって良好なコントラストを示す。しかし、光学的MTF320a(0.5mにある被写体)は、ゼロ交差に苦しむ。その周波数での情報は失われ、デジタル画像処理サブシステムにより回復することができない。
対照的に、収差トリプレットの光学的MTF310b及び320bは、(たとえば光学的MTF310a及び320aに比較して10lp/mm前後である)低周波数で低いコントラストを有するが、ゼロ交差を回避することでナイキスト周波数までの全ての周波数でコントラストを保持する。デジタル画像処理サブシステムは、コントラストを改善する。さらに、収差トリプレットの光学的MTFは、撮影距離の関数として(すなわちピンぼけの関数として)有意に変動しない一方で、従来のトリプレットの光学的MTF310a及び320aが有意に異なる。結果として、デジタル画像処理サブシステムは、収差システムについて全ての周波数で情報を回復することができるだけでなく、デジタル画像処理サブシステムは、簡略化される。これは、単一のフィルタが何れかの距離で被写体のコントラストを回復するために使用されるためである。逆に、収差システムは、撮影距離が既知ではない場合に良好に実行する。図2bに示されるシステムは、製造エラーにより導入される典型的なピンぼけ及び非点収差に対するその相対的な鈍感さのためにロバストである。
これら2つのシステムの性能を視覚的に比較するため、図3a及び図3bに示される光学的MTFを被写体に適用することで、2つの異なる被写体の画像形成がシミュレートされる。結果は図4〜図6に示されており、(a)図は、図3aの従来の光学的MTFにより生成され、(b)図は、図3bの収差された光学的MTFにより生成される。図示される画像は、3次元シーンのものである。しかし、先のシミュレーションアプローチは、被写体を平坦な平面的な被写体として扱う。すなわち、被写体は、3次元シーンの画像であり、3次元の深度をもつ実際のシーンではない。これは、シミュレーションの便宜のために行われる。以下の画像は、2つのトリプレットレンズシステムの定量的な比較を与える。
図4は、無限遠に位置される被写体をシミュレートする。図4aは、従来のトリプレットシステムにより生成される画像を示す。画像は、良好なコントラストを示し、基本的にその後の処理を必要としない。更なる画像処理後の画像は、図4aで示される画像と大して異ならないように見える。
図4b及び図4cは、収差トリプレットシステムの画像である。図4bは、検出器サブシステムにより捕捉される画像を示す。画像はぼやけているように見える。図4cは、デジタル鮮鋭化処理の後に結果として得られる画像を示す。コントラストは、低雑音の増幅で回復される。画像は、従来のシステムにより生成される画像に匹敵する。このシミュレーションでは、画像を鮮鋭化するために標準的なウィナーフィルタが適用され、サイズ又はビット深度の観点でフィルタが制約されない。
図5及び図6は、0.5mに位置される被写体についてシミュレートされた画像を示す。図5は、従来のシステム及び収差されたシステムの両者について、検出器サブシステムにより捕捉される画像を示す。両方の画像は、ぼやけて見える。従来の画像(図5a)は、主にピンぼけのためにぼやけて見える一方で、収差トリプレットの画像(図5b)は、主に球面収差及びコマ収差のためにぼやけて見える。両方の画像がぼやけて見えるが、ぼやけの性質(及び後に画像処理により補償することができるか)は、2つの画像について非常に異なる。
どうにかして、正確な撮影距離が既知である場合、従来のトリプレットにより生成されるピンぼけされた画像を鮮鋭化することを試みることができる。しかし、光学的MTFにおけるゼロ交差のため(図3における曲線320Aを参照)、画像は、画像処理を通して完全に回復することができない。鮮鋭化フィルタについて、好ましくないリンギングアーチファクトを形成する強いフィルタを使用すること又は弱いフィルタを使用することと、ぼやけた画像に苦しむこととの間にトレードオフが存在する。図6aにおける画像は、これら2つのアーチファクトを釣り合わせる試みを示す。画像はオリジナルのピンぼけした画像よりも僅かに鮮鋭である一方で、若干のリンギングアーチファクトが見えている。
図5b及び図6bは、収差トリプレットの対応する画像を示す。なお、この例では、無限遠(図4b)にある被写体について使用された同じ鮮鋭化フィルタは、このケースを鮮鋭化するために使用される。すなわち、図6bにおける画像は、図4bについて使用される同じフィルタを適用した後の画像を示す。フィルタリングされた画像は、(たとえばリンギングのない)微小のフィルタリングアーチファクトをもつ良好なコントラストを示す。更なる斬新的な改善が望まれる場合、この撮影距離について特に個別のフィルタが設計される。図4〜図6は、収差システムの増加される被写界深度を示し、画像処理が未知の被写体の深度に対して感度が低いことを示す。
この例では、ピンぼけ又は非点収差のような他の収差の存在により、ゼロが光学的MTFに導入されないように、残余の球面収差及びコマ収差が使用される。ゼロ交差は、画像処理により回復することができない失われた情報を表すので、ゼロ交差が回避されることが好ましい。たとえば、以下の表1は、所与のオーバサンプリングファクタ及び所望の被写界深度の範囲をもつシステムにとって十分な補正されない球面収差の量を示す。
DOF範囲とオーバサンプリングファクタとの間で他のトレードオフを形成することができる。
たとえば、これらの関係を満たす1つの方法は、光学系の効果的なF#を制御することによる。たとえば、図7に示される設計の場合、有効な入射瞳の直径を変えることで、設計者は、所与の画素ピッチについて、オーバサンプリングファクタと同様に、有効な球面収差の量を制御することができる。図7に示される設計の場合、入射瞳の直径(EPD)が1.2mmであるように開口を使用して入射瞳を小さくする場合、システムは、近似的に1波の球面収差(SA)を有し、3〜4ミクロンの範囲における画素を有するセンサのための関係を満たす。EPDが1.3である場合、SAは約2波であり、3.5〜4.5ミクロンの範囲における画素について機能する。EPDが1.45である場合、SAは約3波であり、4〜5ミクロンの範囲における画素について機能する。EPDが1.5である場合、SAは約4波であり、4.5〜5.5ミクロンの範囲における画素について機能する。EPDが1.62である場合、SAは約5波であり、5〜6ミクロンの範囲における画素について機能する。EPDが1.7である場合、SAは約6波であり、5.5〜6.5ミクロンの範囲における画素について機能する。EPDが1.78である場合、SAは約7波であり、5.5〜7ミクロンの範囲における画素について機能する。
図7〜図17は、収差トリプレットの設計に関する更なる例を示す。引用により本明細書に盛り込まれる米国特許出願11/155,870“End to End Design of Electro-optic Imaging Systems”を参照されたい。この米国特許出願は、画像処理により補償される光学サブシステムを設計する様々な技術を説明する。
図7〜図10は、図1bに示されるトリプレットに類似したNPNトリプレットについて示す。図7は、このトリプレットを示す。このトリプレットは、40°の完全な視野、F/2.9、可視カラー(RGB)画像形成、4μm画素(ピッチ)及び1/5インチ検出器アレイをもつ用途向けに設計される。表2は、光学的な規定を列挙する。表面0は、可変の厚さを有し、この例では300mmから無限遠までの範囲に及ぶ可変の撮影距離を示す。
図8a〜図8c及び図9a〜図9cは、このトリプレットについて光学的MTFを示す。ナイキスト周波数は、125lp/mmである。図8は、λ=0.6563μmで測定された光学的MTFを示し、図9は、λ=0.4861μmでの光学MTFを示す。これらのそれぞれでは、図(a)、(b)及び(c)は、30m、0.8m及び0.3mのそれぞれでの被写体に対応する。名目の撮影距離は0.8mである。この撮影距離の範囲は、1.8波のピンぼけにおける範囲に対応する。回折限界的な光学的MTFは、比較のために図8及び図9において示される。緑チャネルのオーバサンプリングファクタは5である。
図10は、画像処理前の光学的MTF1010及び画像処理後のシステムMTF1020を示す。この例では、線形の空間不変の11×11フィルタが使用される。MTFは、緑波長の視野にわたる平均のMTFを示す。MTFは、ナイキスト周波数に正規化される。
また、図7におけるトリプレットは、後側焦点距離がスポットサイズ(又は波面誤差)を最小にする後側焦点距離よりも実質的に長いという特性を有する。図7では、後側焦点距離は4.49mmである。540nmの緑の波長で、これは、半径において近似的に44ミクロンのRMSスポットサイズ及び約1.1波の誤差のRMS波面誤差となる。検出器サブシステムが4.2mmの後側焦点距離に移動された場合、これは、半径において約18ミクロンでRMSスポットサイズを最小にする。4.29mmの後側焦点距離は、約0.5波の誤差でRMS波面誤差を最小にする。なお、実際の後側焦点距離でのRMSスポットサイズ及び波面誤差は、最小値の2倍よりも大きい。
図11〜図14は、NPNトリプレットの更に極端なバージョンを示す。図11は、表3で与えられた光学的な規定によるトリプレットを示す。このトリプレットは、50°の全視野、F/2.6、可視カラー(RGB)画像形成、5μm画素(ピッチ)、及び1/4インチ検出器アレイをもつ用途向けに設計される。
図12a〜図12cは、10m、0.8m及び0.25mのそれぞれでの被写体について、λ=0.5876μmで測定された光学的MTFを示す。図13は、焦点シフトの関数として(すななわち名目の画像平面からの導出)、λ=0.5876μm及び50lp/mmで測定された光学的MTFを示すグラフである。光学的MTFは、極めて一定である、ピンぼけに対して鈍感である。このNPNトリプレットは、ピンぼけの3波に対する被写界深度について範囲を拡大することができる。本システムは、緑のチャネルについてオーバサンプリングファクタ7を有する。図14は、画像処理前後のMTF1410及び1420を示す。
図15〜図17は、1つの最終的な例を示す。図15は、NPPトリプレットを示し、表4は、光学的な処方を与える。この応用は、40°の全視野、F/2.8、可視カラー(RGB)画像形成、5μm画素(ピッチ)、及び1/4インチ検出器アレイである。図16a〜図16は、10m、0.8m及び0.4mのそれぞれにある被写体について、λ=0.5876μmで測定された光学的MTFを示すグラフである。図17は、画像処理の前後でのMTF1710及び1720を示す。
詳細な説明は多くの具体例を含むが、これらは、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、本発明の異なる例及び態様を例示するものとして解釈されるべきである。本発明の範囲は、先に詳細に説明されていない他の実施の形態を含むことが理解されるべきである。たとえば、別の設計のクラスでは、望遠写真グループがフィールド補正(歪み補正)グループにより後続される。NPNトリプレットの形態では、最初の2つの素子(NP)は、フィールド補正グループとして作用する最後の素子(N)により後続される、望遠写真グループであると考えることができる。望遠写真グループは、正の素子に先立ってビームを拡大し、光学系における球面収差を悪化させることで、球面収差を強調する。これは、フィールド歪み誤差を受け、この誤差は、フィールド補正グループにより補正される。
別の例として、電気光学画像形成システムの空間帯域幅は、用途に依存して変動する。例示的なシステムは、100nm(基本的にモノクロ)、200nm、300nm又はそれ以上のスペクトル帯域幅を有する場合がある。当業者にとって明らかである様々な他の変更、変形及びバリエーションは、特許請求の範囲で定義される本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、本明細書で開示された本発明の方法及び装置のアレンジメント、動作及び詳細で行われる場合がある。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びそれらの等価な概念により決定されるべきである。
150:被写体
110:収差光学系
120:検出器
130:イメージプロセッサ
180:画像

Claims (30)

  1. 光学的な空間周波数応答特性(MTF)により特徴付けられる回転対称トリプレットレンズと、
    前記トリプレットレンズにより形成される画像を捕捉するために位置される検出器サブシステムであって、該検出器サブシステムは、該検出器サブシステムのナイキスト周波数を定義する検出器のアレイを有し、前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び名目の画像平面の何れかの側での少なくとも1つの波のピンぼけを通して全ての画像平面の位置について、0.1から0.75までの値をとる、検出器サブシステムと
    前記検出器サブシステムに結合されるデジタル画像処理サブシステムであって、前記検出器サブシステムにより捕捉される画像における少なくとも幾つかの画素について、前記ナイキスト周波数の0.20倍と0.80倍の間の少なくとも幾つかの周波数に対して少なくとも1.3の正規化されたゲインを与えるデジタル画像処理サブシステムと、
    を有することを特徴とする電気光学画像形成システム。
  2. 前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び前記名目の画像平面の何れかの側での1波のピンぼけにおける全ての画像平面の位置について、0.1から0.50までの値をとる、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  3. 前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び前記名目の画像平面の何れかの側での1.5波のピンぼけにおける全ての画像平面の位置について、0.1から0.50までの値をとる、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  4. 前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.30倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び前記名目の画像平面の何れかの側での0.5波のピンぼけにおける全ての画像平面の位置について、0.1から0.50までの値をとる、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  5. 当該電気光学画像形成システムは、前記ナイキスト周波数の0.2倍から0.4倍の範囲における全ての周波数について、0.8と1.1の間の値をとるシステムMTFを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  6. 当該電気光学画像形成システムは、前記ナイキスト周波数の0.4倍から0.7倍の範囲における全ての周波数について、0.6と0.9の間の値をとるシステムMTFを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  7. 当該電気光学画像形成システムは、前記ナイキスト周波数の0.7倍から0.9倍の範囲における全ての周波数について、0.4と0.8の間の値をとるシステムMTFを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  8. 前記トリプレットレンズは、少なくとも2波の球面収差を有し、前記検出器サブシステムは、少なくとも3のオーバサンプリングファクタを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  9. 前記トリプレットレンズは、少なくとも4波である球面収差を有し、前記検出器サブシステムは、少なくとも5であるオーバサンプリングファクタを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  10. 前記トリプレットレンズは、少なくとも6波である球面収差を有し、前記検出器サブシステムは、少なくとも6であるオーバサンプリングファクタを有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  11. 記トリプレットレンズは、
    第一の回転対称な負レンズ素子と、
    第二の回転対称な正レンズ素子と、
    第三の回転対称な負レンズ素子と、
    を有する請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  12. 当該電気光学画像形成システムは、少なくとも30°の全視野を有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  13. 当該電気光学画像形成システムは、少なくとも20°の全視野を有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  14. 当該電気光学画像形成システムは、少なくとも15°の全視野を有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  15. 当該電気光学画像形成システムは、F/5又はF/5よりも高速なF/#を有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  16. 当該電気光学画像形成システムは、少なくとも300nmのスペクトル帯域幅を有する、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  17. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に非線形フィルタリングを施す、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  18. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に回転対称なフィルタリングを施す、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  19. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に回転非対称なフィルタリングを施す、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  20. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素にバンドパスフィルタリングを施す、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  21. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素にハイパスフィルタリングを施す、
    請求項1記載の電気光学画像形成システム。
  22. 光学的な空間周波数応答特性(MTF)により特徴付けられる回転対称トリプレットレンズと、
    前記トリプレットレンズにより形成される画像を捕捉するために位置される検出器サブシステムであって、該検出器サブシステムは、該検出器サブシステムのナイキスト周波数を定義する検出器のアレイを有、前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び名目の画像平面の何れかの側での少なくとも1つの波のピンぼけを通して全ての画像平面の位置について、0.1から0.75までの値をとる、検出器サブシステムと
    前記検出器サブシステムに結合されるデジタル画像処理サブシステムであって、前記検出器サブシステムにより捕捉される画像における少なくとも幾つかの画素について、前記ナイキスト周波数の0.20倍と0.80倍の間の少なくとも幾つかの周波数に対して少なくとも1.3の正規化されたゲインを与えるデジタル画像処理サブシステムと
    を有し、
    前記検出器サブシステムは、二乗平均(RMS)スポットサイズを最小にする後側焦点距離でRMSスポットサイズよりも少なくとも20%大きいRMSスポットサイズを前記トリプレットレンズが有するよう後側焦点距離に位置される、
    ことを特徴とする電気光学画像形成システム。
  23. 3つのレンズ素子のそれぞれは、球面レンズ素子である、
    請求項22記載の電気光学画像形成システム。
  24. 前記トリプレットレンズは、第一のレンズ素子と第二のレンズ素子との間に位置される開口絞りを更に有する、
    請求項22記載の電気光学画像形成システム。
  25. 前記トリプレットレンズは、第二のレンズ素子と第三のレンズ素子との間に位置される開口絞りを更に有する、
    請求項22記載の電気光学画像形成システム。
  26. 光学的な空間周波数応答特性(MTF)により特徴付けられる回転対称トリプレットレンズと、
    前記トリプレットレンズにより形成される画像を捕捉するために位置される検出器サブシステムであって、該検出器サブシステムは、該検出器サブシステムのナイキスト周波数を定義する検出器のアレイを有、前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び名目の画像平面の何れかの側での少なくとも1つの波のピンぼけを通して全ての画像平面の位置について、0.1から0.75までの値をとる、検出器サブシステムと
    前記検出器サブシステムに結合されるデジタル画像処理サブシステムであって、前記検出器サブシステムにより捕捉される画像における少なくとも幾つかの画素について、前記ナイキスト周波数の0.20倍と0.80倍の間の少なくとも幾つかの周波数に対して少なくとも1.3の正規化されたゲインを与えるデジタル画像処理サブシステムと
    を有し、
    記トリプレットレンズは、
    第一の回転対称な負レンズ素子と、
    第二の回転対称な正レンズ素子と、
    第三の回転対称な正レンズ素子と、
    を有する
    ことを特徴とする電気光学画像形成システム。
  27. 前記トリプレットレンズは、前記第一の回転対称な負レンズ素子の前に位置される開口絞りを更に有する、
    請求項26記載の電気光学画像形成システム。
  28. 光学的な空間周波数応答特性(MTF)により特徴付けられる回転対称トリプレットレンズと、
    前記トリプレットレンズにより形成される画像を捕捉するために位置される検出器サブシステムであって、該検出器サブシステムは、該検出器サブシステムのナイキスト周波数を定義する検出器のアレイを有し、前記光学的MTFは、前記ナイキスト周波数の0.20倍と1.00倍の間の全ての周波数について、及び名目の画像平面の何れかの側での少なくとも1つの波のピンぼけを通して全ての画像平面の位置について、0.1から0.75までの値をとる、検出器サブシステムと
    前記検出器サブシステムに結合されるデジタル画像処理サブシステムであって、前記検出器サブシステムにより捕捉される画像における少なくとも幾つかの画素について、前記ナイキスト周波数の0.20倍と0.80倍の間の少なくとも幾つかの周波数に対して少なくとも1.3の正規化されたゲインを与えるデジタル画像処理サブシステムと
    を有し、
    前記デジタル画像処理サブシステムは、前記検出器サブシステムにより捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に線形フィルタリングを施す、
    ことを特徴とする電気光学画像形成システム。
  29. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に空間不変の線形フィルタリングを施す、
    請求項28記載の電気光学画像形成システム。
  30. 前記デジタル画像処理サブシステムは、前記捕捉された画像における少なくとも幾つかの画素に空間変の線形フィルタリングを施す、
    請求項28記載の電気光学画像形成システム。
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