JP5359253B2 - 自動変速機の組立方法 - Google Patents
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Description
前記変速機ケースの前壁と中間壁との間に配置され、それぞれ入力部材と出力部材とこれら両部材に交互に係合された複数の摩擦板とを有する2つのクラッチと、
前記変速機ケースの中間壁と後壁との間に配置されたプラネタリギヤセットと、
前記2つのクラッチおよびプラネタリギヤセットの中心部に配置され、前壁側で前記2つのクラッチの入力部材に連結され、後壁側で前記プラネタリギヤセットに連結された入力軸とを有し、かつ、
前記2つのクラッチの出力部材に、入力軸に嵌合された状態で前記中間壁から後壁側に延びる筒状部が設けられ、
これらの筒状部が前記プラネタリギヤセットに連結された自動変速機の組立方法であって、
前記変速機ケースの前壁が取り外された状態で、該ケースにおける中間壁と後壁との間に、プラネタリギヤセットを組み込んでなる第1アセンブリ体を形成する第1アセンブリ体形成工程と、
前記入力軸に前記2つのクラッチを組み付けて、該入力軸と2つのクラッチとでなる第2アセンブリ体を形成する第2アセンブリ体形成工程と、
前記両工程の後、第2アセンブリ体における入力軸の後壁側の部分と2つのクラッチの出力部材の筒状部とを変速機ケースの中間壁を後壁側に挿通させ、これらの先端部を前記第1アセンブリ体におけるプラネタリギヤセットに連結することにより、両アセンブリ体を合体させる合体工程と、
前記合体工程の後、入力軸の前壁側部分を前壁に挿通して、該前壁を変速機ケースの他の部分に結合する前壁結合工程とを含み、
前記第2アセンブリ体形成工程では、入力軸に前記2つのクラッチの出力部材を除く構成要素が組み付けられた状態で、これらの出力部材を入力軸の後壁側の先端部側から順次組み付け、
前記合体工程では、第1アセンブリ体を、後壁側が下になるように軸方向を鉛直に向けて設置すると共に、第2アセンブリ体を、後壁側が下になるように軸方向を鉛直に向けた状態で、後から組み付けた方の出力部材を下から支持しながら前記第1アセンブリ体に合体させることを特徴とする。
前記2つのクラッチは軸方向のほぼ同じ位置で内外に配置され、外側に配置された第1クラッチの出力部材の筒状部は内側に配置された第2クラッチの出力部材の筒状部の外周に嵌合され、該第2クラッチの出力部材の筒状部は入力軸の外周に嵌合される構成であって、
前記第2アセンブリ体形成工程では、入力軸に第1、第2クラッチの入力部材を連結し、かつ、これらの入力部材にそれぞれ複数の摩擦板を組み付けた状態で、
まず、第2クラッチの出力部材の筒状部を入力軸に嵌合させながら、該出力部材を第2クラッチの摩擦板に係合させ、
次いで、第1クラッチの出力部材の筒状部を前記第2クラッチの出力部材の筒状部に嵌合させながら、該出力部材を第1クラッチの摩擦板に係合させることを特徴とする。
前記第2アセンブリ体形成工程では、
第2クラッチの出力部材の筒状部を入力軸に嵌合させるときに、該筒状部の内周面に装着された軸受部材に入力軸を嵌入し、
第1クラッチの出力部材の筒状部を前記第2クラッチの出力部材の筒状部に嵌合させるときに、第1クラッチの筒状部の内周面に装着された軸受部材に第2クラッチの筒状部を嵌入することを特徴とする。
前記入力軸の第1、第2クラッチの入力部材が連結される部位は、両クラッチの出力部材の筒状部が嵌合される部位より大径とされた構成であって、
前記第2アセンブリ体形成工程では、前記入力軸の大径とされた部位に前記2つのクラッチの入力部材を連結することを特徴とする。
前記合体工程では、第2アセンブリ体における入力軸の先端を、第1アセンブリ体を構成する変速機ケースの後壁に装着された軸受部材に嵌合させるとともに、
前記前壁結合工程では、前記入力軸の前壁側の部分を該前壁に装着された軸受部材に挿通させることを特徴とする。
10 クラッチ
11 出力部材
11b 筒状部(小径筒状部)
20 クラッチ
21 出力部材
21b 筒状部(小径筒状部)
SA2 第2アセンブリ体(サブアセンブリ)
Claims (5)
- 前壁と後壁とこれら両壁の間に設けられた中間壁とを有し、少なくとも前壁は他の部分と別体とされた変速機ケースと、
前記変速機ケースの前壁と中間壁との間に配置され、それぞれ入力部材と出力部材とこれら両部材に交互に係合された複数の摩擦板とを有する2つのクラッチと、
前記変速機ケースの中間壁と後壁との間に配置されたプラネタリギヤセットと、
前記2つのクラッチおよびプラネタリギヤセットの中心部に配置され、前壁側で前記2つのクラッチの入力部材に連結され、後壁側で前記プラネタリギヤセットに連結された入力軸とを有し、かつ、
前記2つのクラッチの出力部材に、入力軸に嵌合された状態で前記中間壁から後壁側に延びる筒状部が設けられ、
これらの筒状部が前記プラネタリギヤセットに連結された自動変速機の組立方法であって、
前記変速機ケースの前壁が取り外された状態で、該ケースにおける中間壁と後壁との間に、プラネタリギヤセットを組み込んでなる第1アセンブリ体を形成する第1アセンブリ体形成工程と、
前記入力軸に前記2つのクラッチを組み付けて、該入力軸と2つのクラッチとでなる第2アセンブリ体を形成する第2アセンブリ体形成工程と、
前記両工程の後、第2アセンブリ体における入力軸の後壁側の部分と2つのクラッチの出力部材の筒状部とを変速機ケースの中間壁を後壁側に挿通させ、これらの先端部を前記第1アセンブリ体におけるプラネタリギヤセットに連結することにより、両アセンブリ体を合体させる合体工程と、
前記合体工程の後、入力軸の前壁側部分を前壁に挿通して、該前壁を変速機ケースの他の部分に結合する前壁結合工程とを含み、
前記第2アセンブリ体形成工程では、入力軸に前記2つのクラッチの出力部材を除く構成要素が組み付けられた状態で、これらの出力部材を入力軸の後壁側の先端部側から順次組み付け、
前記合体工程では、第1アセンブリ体を、後壁側が下になるように軸方向を鉛直に向けて設置すると共に、第2アセンブリ体を、後壁側が下になるように軸方向を鉛直に向けた状態で、後から組み付けた方の出力部材を下から支持しながら前記第1アセンブリ体に合体させることを特徴とする自動変速機の組立方法。 - 請求項1に記載の自動変速機の組立方法において、
前記2つのクラッチは軸方向のほぼ同じ位置で内外に配置され、外側に配置された第1クラッチの出力部材の筒状部は内側に配置された第2クラッチの出力部材の筒状部の外周に嵌合され、該第2クラッチの出力部材の筒状部は入力軸の外周に嵌合される構成であって、
前記第2アセンブリ体形成工程では、入力軸に第1、第2クラッチの入力部材を連結し、かつ、これらの入力部材にそれぞれ複数の摩擦板を組み付けた状態で、
まず、第2クラッチの出力部材の筒状部を入力軸に嵌合させながら、該出力部材を第2クラッチの摩擦板に係合させ、
次いで、第1クラッチの出力部材の筒状部を前記第2クラッチの出力部材の筒状部に嵌合させながら、該出力部材を第1クラッチの摩擦板に係合させることを特徴とする自動変速機の組立方法。 - 請求項2に記載の自動変速機の組立方法において、
前記第2アセンブリ体形成工程では、
第2クラッチの出力部材の筒状部を入力軸に嵌合させるときに、該筒状部の内周面に装着された軸受部材に入力軸を嵌入し、
第1クラッチの出力部材の筒状部を前記第2クラッチの出力部材の筒状部に嵌合させるときに、第1クラッチの筒状部の内周面に装着された軸受部材に第2クラッチの筒状部を嵌入することを特徴とする自動変速機の組立方法。 - 請求項2または3に記載の自動変速機の組立方法において、
前記入力軸の第1、第2クラッチの入力部材が連結される部位は、両クラッチの出力部材の筒状部が嵌合される部位より大径とされた構成であって、
前記第2アセンブリ体形成工程では、前記入力軸の大径とされた部位に前記2つのクラッチの入力部材を連結することを特徴とする自動変速機の組立方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の自動変速機の組立方法において、
前記合体工程では、第2アセンブリ体における入力軸の先端を、第1アセンブリ体を構成する変速機ケースの後壁に装着された軸受部材に嵌合させるとともに、
前記前壁結合工程では、前記入力軸の前壁側の部分を該前壁に装着された軸受部材に挿通させることを特徴とする自動変速機の組立方法。
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JP2008249038A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
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2008
- 2008-12-19 JP JP2008323137A patent/JP5359253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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