JP5358028B1 - 斜面の保護構造および保護方法 - Google Patents

斜面の保護構造および保護方法

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JP5358028B1 JP2013024463A JP2013024463A JP5358028B1 JP 5358028 B1 JP5358028 B1 JP 5358028B1 JP 2013024463 A JP2013024463 A JP 2013024463A JP 2013024463 A JP2013024463 A JP 2013024463A JP 5358028 B1 JP5358028 B1 JP 5358028B1
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Abstract

【課題】作業効率を改善しつつ、作業の安全性を向上でき、施工後におていはロープとアンカーの荷重負担を軽減でき、さらに斜面の全体補強または部分補強を迅速かつ経済的に行えること。
【解決手段】ネット20の支圧固定機能と、複数のロープ30,31の係留機能を併有する支圧係留具50を使用し、支圧係留具50によって斜面10を覆網したネット20を固定した後に、前記複数の支圧係留具50の間にロープ30,31を配索して補強し、ロープ30,31の一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達しつつ、複数のアンカー40に分散して支持させる。
【選択図】図3

Description

本発明は落石や土砂崩落を防止する斜面の保護構造および保護方法に関する。
浮石の落下や土砂崩落の危険性のある斜面の保護手段として、金網またはワイヤロープ製ネットで斜面を覆い、金網の複数個所またはロープ製ネットの交点を専用アンカーで固定することが特許文献1,2に開示されている。
特許文献3には、斜面を金網と縦横ロープで覆い、縦横ロープの交点と金網を一緒にアンカーに固定することが開示されている。
また斜面に点在する各浮石の崩落の危険度が均一ではないことから、崩落の危険度が高い箇所は斜面を部分的に補強する必要がある。
覆網した斜面を部分的に補強する手段としては、補強範囲を補助網で覆い、該補助網の周囲を専用アンカーで固定することが特許文献3に開示され、また補強範囲に補強ロープを這わせ、該補強ロープの両端を専用アンカーで固定することが特許文献4に開示されている。
特開2009−249823号公報(図6) 特開平8−260423号公報(図1,2) 特開2009−203681号公報(図6,図11) 特開2000−27123号公報(図1)
従来の斜面の保護技術は次の問題点がある。
<1>金網単独またはロープ製ネット単独で斜面を覆網する特許文献1,2に記載の覆網工法にあっては、浮石や土砂の崩落抑止力が小さい。
<2>特許文献1〜3に記載の覆網工法は、ロープの固定箇所で荷重の伝達が阻止される構造である。
そのため、各アンカーに高いアンカー耐力が求められるだけでなく、ロープも引張強度の高いものを使用しなければならず、コストおよび施工性の点で改善の余地がある。
<3>特許文献3,4に記載の斜面を追加補強する方法にあっては、多数の専用アンカーを追加設置しなければならず、作業に時間がかかり補強コストが嵩むといった問題がある。
<4>斜面を覆網して保護した後において、地震等により浮石の落下や土砂崩落の危険度が増した場合、迅速かつ経済的に対応し得る好適な技術が未だ提案されていない。
<5>アンカー頭部に定着板を設置した後にナットを締め付けて覆網を斜面に押し付けて固定する従来の覆網工法にあっては、老朽化したロープを新たなロープと交換するために各アンカー箇所でナットと定着板を着脱する必要があるため、覆網の維持管理に多くの労力と時間を要する問題と、ロープの交換が完了するまでの間はロープが存在しないことになって危険である。
<6>この種の斜面は急峻で作業環境が悪く、作業中に浮石等が落下する危険がある。
作業員は宙吊り状態での作業を強いられるため覆網工の作業効率が悪く、作業時間が長くかかるうえに、作業員が危険な環境下に長時間さらされて作業の安全性が脅かされるといった問題がある。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは少なくともつぎのひとつの斜面の保護技術を提供することにある。
<1>斜面における作業効率を改善しつつ、作業の安全性を向上できること。
<2>ロープとアンカーの荷重負担を軽減すること。
<3>斜面の全体補強または部分補強を迅速かつ経済的に行えること。
本願の第1発明は、斜面の保護範囲に亘って覆網したネットと、該ネットに交差方向に組み合せて付設する複数のロープとを、斜面に設けたアンカーに取り付けて斜面の表面を拘束する斜面の保護構造であって、前記ネットの支圧固定機能と、前記複数のロープの係留機能を併有する支圧係留具を使用し、前記支圧係留具が中央にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を有する一対の拘束板と、該拘束板の中央部間に回転自在に設置し、その中心にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を形成した係留ローラと、前記拘束板の周縁部間に架設した規制ピンとを具備し、前記係留ローラと規制ピンとの間にロープを挿通可能な挿通空間を形成しており、前記アンカーの頭部に設置した支圧係留具によって斜面を覆網したネットを固定し、前記ネットの固定に使用した前記複数の支圧係留具の間に前記ロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記ロープの両端部を斜面に固定し、前記ネットを通じてロープの一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達しつつ、当該ロープに伝達した荷重を前記支圧係留具を介して複数のアンカーに分散して支持させたことを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが単数ロープ同士の組み合せ、複数ロープ同士の組み合せ、または単数ロープと複数ロープの組み合わせの何れかひとつであることを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープの組み合せであることを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープと、斜面の斜め方向に配置した斜ロープとの組み合せであることを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが斜面の縦横方向に配置したロープであって、縦方向のロープが予め前記ネットの左右の両側縁に取り付けてあることを特徴とする。
本願の第発明は、斜面の複数箇所にアンカーを設けた後に斜面をネットで覆い、アンカーに反力を得て斜面に覆網したネットを斜面に固定し、前記ネットに交差方向に組み合せた複数のロープを付設して斜面を保護する方法であって、前記ネットの支圧固定機能と、前記複数のロープの係留機能を併有する支圧係留具を使用し、前記支圧係留具が中央にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を有する一対の拘束板と、該拘束板の中央部間に回転自在に設置し、その中心にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を形成した係留ローラと、前記拘束板の周縁部間に架設した規制ピンとを具備し、前記係留ローラと規制ピンとの間にロープを挿通可能な挿通空間を形成しており、アンカーの頭部に取り付けた前記支圧係留具によって斜面に覆網したネットを斜面に固定するネットの覆網工と、前記ネットの固定に使用した前記複数の支圧係留具の間に前記ロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記ロープの両端部を斜面に固定してネットに交差方向に組み合せてロープを付設するロープの後付け付設工と、を具備し、前記アンカーから反力を得て固定したネットと、ロープの一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達可能な複数のロープとにより斜面の表面を拘束することを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記複数の支圧係留具の間に追加用のロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記追加用のロープの両端部を斜面に固定するロープの追加後付け工をさらに含むことを特徴とする。
本願の第発明は、前記第6または発明において、前記交差方向に組み合せたロープが単数ロープ同士の組み合せ、複数ロープ同士の組み合せ、または単数ロープと複数ロープの組み合わせの何れかひとつであることを特徴とする。
本願の第発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープの組み合せであることを特徴とする。
本願の第10発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープと、斜面の斜め方向に配置した斜ロープとの組み合せであることを特徴とする。
本願の第11発明は、前記第発明において、前記交差方向に組み合せたロープが斜面の縦横方向に配置したロープであって、縦方向のロープが予め前記ネットの左右の両側縁に取り付けてあり、縦方向のロープ付きのネットを斜面に固定した後に、横方向のロープをネットに後付することを特徴とする。


本発明は少なくともつぎのひとつの効果を奏する。
<1>支圧係留具を使用して斜面を覆網したネットの先行固定作業を速やかに行って斜面を拘束した後に、複数の支圧係留具の間にロープを配索するものである。
したがって、ロープの後付け作業を安全な環境下で短時間のうちに効率よく行うことができる。
<2>支圧係留具を使用することで、ロープの一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達可能であり、さらにロープの一部に作用した荷重を複数のアンカーに分散して支持させることができる。
したがって、ロープとアンカーの荷重負担を軽減できて、理想的な荷重負担が可能であるだけでなく、従来の覆網工法と比べて斜面の拘束効果が向上する。
<3>ロープの本数や配索方向を適宜選択することで、斜面に存在する浮石等の大きさや崩落の危険度に応じて最適な崩落抑止力に調整することができる。
<4>施工後に斜面の崩落の危険度が増した場合には、追加用のアンカーを設けることなく、既設のアンカーと既設の支圧係留具を活用して任意の区間に亘って追加用のロープを設置することができる。
したがって、斜面の全体補強または部分補強を迅速かつ経済的に行える。
<5>全体に影響を与えずに部分的に経年劣化したロープの交換を簡易に行えるので、ロープの維持管理が簡単であり、かつ維持管理コストを低廉化できる。
<6>支圧係留具がネットの固定具とロープの係留具を兼用するので、従来のように二種類の固定具を使い分けする必要がない。
本発明に係る斜面の保護構造の平面モデル図 支圧係留具の一部を破断したネットの固定部の拡大斜視図 支圧係留具を用いたネットの固定部の縦断面図 覆網の施工方法の説明図で、(A)はアンカー工のモデル図、(B)はネットの被覆工と固定工のモデル図 支圧係留具と縦横ロープとの係留部の水平断面図 最外端のアンカーと縦横ロープの端部の固定部の水平断面図 縦横ロープの設置本数、配設方向を選択して崩落抑止力を調整する斜面の保護構造の平面モデル図 縦ロープ付きのネットを用いた変形例2に係る斜面の保護構造の平面モデル図 変形例2における縦ロープ付きのネットの突き合せ箇所の平面図
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<1>斜面の保護構造の概要
図1を参照して説明すると、本発明に係る斜面の保護構造は、浮石11等が存在する保護対象の斜面10を覆うネット20と、ネット20の表面に所定の間隔を隔てて付設した複数の縦横ロープ30,31と、斜面10の複数個所に定着したアンカー40と、アンカー40に反力を得てネット20を定着しつつ、縦横ロープ30,31を係止して位置決めする支圧係留具50とを具備する。
縦横ロープ30,31とネット20との間は、連結コイル等の連結具32で連結してある。
本発明はアンカー40と支圧係留具50を併用して斜面10に覆網したネット20を先行して固定し、ネット20の固定に用いた支圧係留具50を兼用してネット20の表面に縦横ロープ30,31を安全な環境下で後付けするようにしたものである。
<2>ネット
保護対象の斜面10に展張するネット20は、可撓性、高耐力および耐候性に優れたネット状物で、例えば高強度亀甲金網、菱形金網、樹脂被覆金網等の金属製の金網や、樹脂製ネット、高強度繊維を芯材とした樹脂製ネット、繊維製ネット等の非金属製のネットを含む。
<3>ロープ
縦ロープ30と横ロープ31は一対のアンカー40,40の区間距離以上の長さを有する連続した金属製または非金属製のロープであり、ネット20の表面に張設してある。
各縦横ロープ30,31の両端部間(中間部)はそれぞれ複数の支圧係留具50に係留し、各縦横ロープ30,31の端部は、支圧係留具50を介して最外端のアンカー40に直接固定するか、最外端のアンカー40に直接固定する。
各縦横ロープ30,31の端部は、斜面10に固定してあればよい。
各縦横ロープ30,31の両端部間を支圧係留具50に係留させたのは、各ロープ縦横ロープ30,31の一部に作用した荷重をそのロープの全長に亘って伝達し得るようにするためである。
<4>支圧係留具
支圧係留具50はネット20の複数個所を斜面10に押し付けて固定しつつ、複数の縦横ロープ30,31を係留するための兼用治具であり、アンカー40の頭部に設置して固定する。
支圧係留具50は縦横ロープ30,31の配索方向や係留本数に制約がなく、複数のアンカー40の頭部間に跨って任意の方向へ向けて任意の本数を配索することが可能である。縦横ロープ30,31の配索方向や係留本数を任意に設定し得るようにしたのは、斜面10の状況に応じて部分的に崩落抑止力を調整するためである。
図2,3に例示した支圧係留具50について説明すると、支圧係留具50は相対向して配置し、中央に挿通孔51a,52aを有する一対の拘束板51,52と、拘束板51,52の中央部間に回転自在に設置し、その中心に挿通孔53aを形成した係留ローラ53と、拘束板51,52の周縁部間に架設した規制ピン54とを具備する。
係留ローラ53と規制ピン54との間にはロープを挿通可能な挿通空間55を形成している。挿通空間55の大きさは、ロープの挿通本数を考慮して適宜選択する。
支圧係留具50は複数の挿通孔51a,52a,53aを通じてアンカー40の頭部と貫挿可能である。
<4.1>拘束板
拘束板51,52はネット20の表面を支圧する機能と、規制ピン54との協働による縦横ロープ30,31の外れ防止機能を併有する。
下位の拘束板51はネット20に対して支圧可能な形態であればよく、また上位の拘束板52は規制ピン54と協働して各ロープ30,31の外れを防止できる構造であればよい。
図面では拘束板51,52が同一の環状形を呈する形態を示しているが、拘束板51,52の平面形状に制約はなく、矩形であってもよい。
<4.2>係留ローラ
係留ローラ53はアンカー40に枢支させるローラで、縦横ロープ30,31の係留機能を有する。
本例では係留ローラ53が環状溝を有するシーブ形状を呈する形態を示すが、溝のない均一径であってもよい。
係留ローラ53を回転可能に設けたのは、各縦横ロープ30,31の全長に亘る荷重の伝達性をよくするためと、係留ローラ53と縦横ロープ30,31間の摩擦抵抗を小さくするためである。
<4.3>規制ピン
規制ピン54は拘束板51,52との協働により縦横ロープ30,31の外れ防止機能を有する。規制ピン54の設置数はロープの係留本数に応じて適宜選択し、一本以上を具備していればよい。
<5>アンカー
アンカー40は支圧係留具50を緊張して定着するためのもので、例えばロックボルト、グラウンドアンカー、ロープ製アンカー等の公知の各種アンカーを適用できる。
本例ではアンカー40としてナット41で締め付けるロックボルトを適用した形態について示す。
[施工方法]
つぎに覆網の施工方法について説明する。
<1>アンカー工
図4(A)に示すように、浮石11等が点在する斜面10に複数のアンカー40を設ける。
本発明では、縦横ロープ30,31の配索本数と配索方向を任意に選択して斜面10の状況に応じて部分的に崩落抑止力を調整できるので、アンカー40の設置間隔を均等にする必要はなく、現場の状況に応じた適宜の間隔でよい。
<2>ネットの被覆工
図4(B)に示すように、保護範囲に亘って斜面10の表面をネット20で覆い、ネット20の網目を通じてアンカー40の頭部を貫挿する。
<3>ネットの固定工
ネット20の表面から突出したアンカー40の頭部に支圧係留具50を設置して、ネット20の周縁とその内方の複数箇所を固定することで、斜面10に点在する浮石11等の変位を拘束する。
図2,3を参照して支圧係留具50を用いたネット20の固定構造について詳しく説明する。
アンカー40の頭部に支圧係留具50の挿通孔51a,52a,53aを挿通させ、上位の拘束板51から突出したアンカー40の頭部に螺着したナット41を締め付けるだけの作業で、ネット20の複数箇所を斜面10に変位不能に固定することができる。
<4>ロープの後付け工
図1に示すように、アンカー40の頭部に設置した各支圧係留具50に係留しながらネット20の表面に縦横ロープ30,31を配索するとともに、各縦横ロープ30,31の端部を、支圧係留具50を介して最外端のアンカー40に固定して、ネット20の表面に縦横ロープ30,31を後付けする。
最後に各縦横ロープ30,31とネット20との間を連結材32で連結して斜面10の覆網作業を終了する。
図5に各縦横ロープ30,31と支圧係留具50の係留部を示す。
隣り合う支圧係留具50の挿通空間55に順次貫挿して係留した各縦横ロープ30,31は、挿通空間55を画成する係留ローラ53、規制ピン54および上位の拘束板52により外れが防止される。
各縦横ロープ30,31の両端部は斜面10に固定する。
図6では各縦横ロープ30,31の両端部を、最外端のアンカー40に取着した支圧係留具50の係留ローラ53に巻き掛けてクリップ33で固定した形態を示すが、最外端のアンカー40に直接固定してもよい。
また横ロープ31を支圧係留具50に係留する場合、横ロープ31をアンカー40の斜面山側、すなわち係留ローラ53の上位側に配置することが望ましい。横ロープ31をこのように配置することで横ロープ31に作用する斜面谷側へ向けた荷重を、係留ローラ53を介してアンカー40へ効率よく伝達できる。
以上のように、各支圧係留具50に縦横ロープ30,31を挿通するだけの簡単な作業で以て、支圧係留具50を介してアンカー40に縦横ロープ30,31の交差部を係留して固定することができる。
従来の覆網工法は斜面に対してネットとロープを同時に固定していた。
これに対し本発明では、ネット20の固定作業を先行して行って斜面10の安定性を確保してあるので、その後の縦横ロープ30,31の後付け作業を安全な環境下で短時間のうちに効率よく行うことができる。
また支圧係留具50がネット20の固定具と縦横ロープ30,31の係留具を兼用するので、従来のように二種類の固定具を使い分けする必要がない。
<5>ロープの設置本数
本例では交差方向に組み合せて設置する各縦横ロープ30,31が単数である場合について説明するが、各縦横ロープ30,31を構成するロープの本数は、単数ロープ同士の組み合せ、または複数ロープ同士の組み合せ、または単数ロープと複数ロープの組み合わせの何れかひとつを採用することが可能である。
[崩落の抑止作用]
つぎに斜面10に展張したネット20と縦横ロープ30,31による斜面10の崩落抑止作用について説明する。
<1>斜面の拘束支持
図1において、斜面10の保護範囲に被覆したネット20は、支圧係留具50を介して複数のアンカー40に固定してあり、ネット20の表面側に配索した補強用の縦横ロープ30,31も支圧係留具50を介して複数のアンカー40に固定してある。
ネット20および縦横ロープ30,31はアンカー40から反力を得て斜面10を拘束して浮石11等の落下を防止する。
<2>荷重の分散支持
ネット20と縦横ロープ30,31で覆った斜面10は、上下左右に隣り合う四つの支圧係留具50で囲んだ範囲を単位として複数に区画化して拘束されている。
さらに各縦横ロープ30,31はその一部に作用した荷重をそのロープの全長に亘って伝達可能なように各支圧係留具50に係留している。
したがって、ある特定の区画内で発生した荷重を、特定区画を超えて複数のアンカー40に分散して支持するとともに、ネット20を通じて特定の縦横ロープ30,31の一部に作用した荷重を、特定の縦横ロープ30,31の全長に亘って分散して伝達できるだけでなく、最終的に縦横ロープ30,31が係留するすべてのアンカー40に分散して支持できるから、ネット20の特定区画を包囲した各アンカー40の荷重負担が大幅に低減される。
支圧係留具50を使用して荷重の伝達範囲を拡張した本発明では、ネットだけでなくロープもアンカーとの固定箇所で荷重伝達が阻止される従来の覆網工法と比べて斜面10の崩落抑止力が大きくなる。
<3>崩落抑止力の調整
浮石11等の大きさや重量が異なるため、斜面10の場所によって崩落の危険度が異なる。
従来の覆網工法では使用する金網やロープの強度を最大の浮石11に合せていたが、本発明では縦横ロープ30,31の設置本数と配設方向を適宜選択することで、斜面10の場所によって異なる崩落の危険度に応じて崩落抑止力を調整することができる。
図7に崩落抑止力の調整例を示す。
崩落の危険度が低いエリアでは、縦横ロープ30,31の配置本数の削減、配置間隔の拡張、低強度ロープの使用等によって対処し、また崩落の危険度が高いエリアでは、縦横ロープ30,31の配置本数の増加、斜ロープ33の追加配置、ロープ30,31,33の配置間隔の狭小、高強度ロープの使用等によって対処する。
<4>ロープの追加設置
施工後において、地震等により斜面10の崩落の危険度が増す場合がある。
このような場合には、既設のアンカー40と既設の支圧係留具50を活用して補強範囲を横切るように任意の区間に亘って追加用のロープを設置することで、斜面10の全体補強または斜面10の部分補強を行う。
本発明では追加用のアンカーや固定具を追加して設ける必要がないので、施工後において斜面10の補強を迅速かつ経済的に行うことができる。
<5>ロープの交換
各縦横ロープ30,31の両端部間は複数の支圧係留具50に係留し、各縦横ロープ30,31の両端部は斜面10に固定してあるだけである。
したがって、複数の縦横ロープ30,31のうちの一部が老朽化したときは、例えば老朽化したロープに沿って新たなロープを配索して固定し、その後に老朽化したロープを抜き取って撤去するだけの簡易な作業で縦横ロープ30,31を交換することができる。また老朽化したロープを撤去した後に、複数の支圧係留具50に跨って新たなロープを配索するようにしてもよい。
このように縦横ロープ30,31の交換を簡単に行えるので、縦横ロープ30,31の維持管理が簡単であり、かつ維持管理コストも低減できる。
[変形例1]
以降に実施例の変形例について説明するが、その説明に際し、前記した実施例と同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
先の実施例ではネット20の表面に縦横方向、または斜め方向へ向けて複数のロープ30,31,33を配置して付設する形態について説明したが、複数のロープを斜め方向に交差させて配置してもよい。
要は複数のロープを交差方向に組み合せてネット20の表面に付設してあればよい。
また、縦横ロープ30,31の何れか一方だけを設置する場合もある。
[変形例2]
図8,9にネット20に代えて縦ロープ30付きのネット20Aを使用した変形例を示す。
<1>縦ロープ付きのネット
図9に縦ロープ30付きのネット20A,20Aの側縁を突き合せた平面図を参照して説明すると、ネット20Aは高強度亀甲金網等のネット本体21と、該ネット本体21の左右両側縁に、該側縁の全長に亘って予め取り付けた縦ロープ30とにより構成する。
本例ではネット本体21を構成する側縁部の線材を縦ロープ30に巻き付けて連結した形態を示すが、別途の連結材を用いて連結してもよく、ネット本体21と縦ロープ30の連結手段は特に制約がない。
<2>施工方法
<2.1>アンカー工
浮石等が点在する斜面10に複数のアンカー40を設ける。
<2.2>ネットの被覆工
縦ロープ30付きのネット20Aを縦向きにして斜面10の保護範囲に順次並べて敷設し、隣り合う各縦ロープ30付きのネット20Aの側縁の突合せ箇所を巻付けワイヤ等の連結材22で連結してネット20Aに連続性を付与する。
<2.3>ネットの固定工
ネット20を貫通して突出したアンカー40の頭部に支圧係留具50を設置して、ネット20の複数箇所を固定して斜面10を拘束する。
ネット20Aの側縁に突出したアンカー40の頭部に支圧係留具50を設置してネット20Aの複数箇所を斜面10に固定する。
図9に拡大して示すように、隣り合う縦ロープ30付きのネット20Aの側縁の突合せ箇所では、隣り合う縦ロープ30,30に跨って支圧係留具50を固定する。
縦ロープ30付きのネット20Aを斜面10に固定することで、ネット20Aの設置工と縦ロープ30の設置工を同時に行う。
<2.4>ロープの後付け工
図8に示すように、アンカー40の頭部に設置した各支圧係留具50に係留しながらネット20Aの表面に横ロープ31を配索するとともに、各横ロープ31の端部を先の実施例と同様に固定して、ネット20Aの表面に横ロープ31を後付けする。
本例では縦ロープ30付きのネット20Aを使用することで、ロープの後付け作業が横ロープ31のみでよいため、縦横ロープ30,31を後付けする場合と比べてロープの後付け工の施工性がさらによくなる。
<3>崩落の抑止作用
ネット20および縦横ロープ30,31の協働による斜面10の拘束支持作用、ロープの全長に亘って荷重を伝達可能なように横ロープ31の一部を支圧係留具50に係留させたことによる荷重の分散支持作用、および横ロープ31の設置本数と配設方向を適宜選択することで、斜面10の場所によって異なる崩落の危険度に応じて崩落抑止力を調整する崩落抑止力の調整作用は、既述した実施例と同様であるので説明を省略する。
10・・・・・斜面
20・・・・・ネット
20A・・・・縦ロープ付きのネット
21・・・・・ネット本体
22・・・・・連結材
30・・・・・縦ロープ
31・・・・・横ロープ
32・・・・・連結材
40・・・・・アンカー
41・・・・・ナット
50・・・・・支圧係留具
51・・・・・下位の拘束板
52・・・・・上位の拘束板
53・・・・・係留ローラ
54・・・・・規制ピン
55・・・・・挿通空間

Claims (11)

  1. 斜面の保護範囲に亘って覆網したネットと、該ネットに交差方向に組み合せて付設する複数のロープとを、斜面に設けたアンカーに取り付けて斜面の表面を拘束する斜面の保護構造であって、
    前記ネットの支圧固定機能と、前記複数のロープの係留機能を併有する支圧係留具を使用し、
    前記支圧係留具が中央にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を有する一対の拘束板と、該拘束板の中央部間に回転自在に設置し、その中心にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を形成した係留ローラと、前記拘束板の周縁部間に架設した規制ピンとを具備し、前記係留ローラと規制ピンとの間にロープを挿通可能な挿通空間を形成しており、
    前記アンカーの頭部に設置した支圧係留具によって斜面を覆網したネットを固定し、
    前記ネットの固定に使用した前記複数の支圧係留具の間に前記ロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記ロープの両端部を斜面に固定し、
    前記ネットを通じてロープの一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達しつつ、当該ロープに伝達した荷重を前記支圧係留具を介して複数のアンカーに分散して支持させたことを特徴とする斜面の保護構造。
  2. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが単数ロープ同士の組み合せ、複数ロープ同士の組み合せ、または単数ロープと複数ロープの組み合わせの何れかひとつであることを特徴とする斜面の保護構造。
  3. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープの組み合せであることを特徴とする斜面の保護構造。
  4. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープと、斜面の斜め方向に配置した斜ロープとの組み合せであることを特徴とする斜面の保護構造。
  5. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが斜面の縦横方向に配置したロープであって、縦方向のロープが予め前記ネットの左右の両側縁に取り付けてあることを特徴とする斜面の保護構造。
  6. 斜面の複数箇所にアンカーを設けた後に斜面をネットで覆い、アンカーに反力を得て斜面に覆網したネットを斜面に固定し、前記ネットに交差方向に組み合せた複数のロープを付設して斜面を保護する方法であって、
    前記ネットの支圧固定機能と、前記複数のロープの係留機能を併有する支圧係留具を使用し、
    前記支圧係留具が中央にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を有する一対の拘束板と、該拘束板の中央部間に回転自在に設置し、その中心にアンカー頭部を挿通可能な挿通孔を形成した係留ローラと、前記拘束板の周縁部間に架設した規制ピンとを具備し、前記係留ローラと規制ピンとの間にロープを挿通可能な挿通空間を形成しており、
    アンカーの頭部に取り付けた前記支圧係留具によって斜面に覆網したネットを斜面に固定するネットの覆網工と、
    前記ネットの固定に使用した前記複数の支圧係留具の間に前記ロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記ロープの両端部を斜面に固定してネットに交差方向に組み合せてロープを付設するロープの後付け付設工と、を具備し、
    前記アンカーから反力を得て固定したネットと、ロープの一部に作用した荷重を当該ロープの全長に亘って伝達可能な複数のロープとにより斜面の表面を拘束することを特徴とする、
    斜面の保護方法。
  7. 請求項において、前記複数の支圧係留具の間に追加用のロープの両端部間を係留して配索するとともに、前記追加用のロープの両端部を斜面に固定するロープの追加後付け工をさらに含むことを特徴とする斜面の保護方法。
  8. 請求項6または7において、前記交差方向に組み合せたロープが単数ロープ同士の組み合せ、複数ロープ同士の組み合せ、または単数ロープと複数ロープの組み合わせの何れかひとつであることを特徴とする斜面の保護構造。
  9. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープの組み合せであることを特徴とする斜面の保護方法。
  10. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが、斜面の縦方向に配置した縦ロープと、斜面の横方向に配置した横ロープと、斜面の斜め方向に配置した斜ロープとの組み合せであることを特徴とする斜面の保護方法。
  11. 請求項において、前記交差方向に組み合せたロープが斜面の縦横方向に配置したロープであって、縦方向のロープが予め前記ネットの左右の両側縁に取り付けてあり、縦方向のロープ付きのネットを斜面に固定した後に、横方向のロープをネットに後付することを特徴とする斜面の保護方法。
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