JP5356990B2 - ブレード形ヒューズ及びそのヒューズ着脱用クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車用電気回路等に用いられるブレード形ヒューズ及びこのヒューズの抜き差し作業に用いるヒューズ着脱用クリップに関する。
従来より電気機器分野においては、電気回路を過電流から保護するために回路内に多くのヒューズが組み込まれている。
例えば、自動車用電気回路においては、図7に示すように、複数の電気回路のメス端子(不図示)を内部に有するヒューズ挿入口50が密接に一定間隔で配置されたヒューズボックス51が用いられる。そして、各々のヒューズ挿入口50に小型のブレード形ヒューズ52が装着されるようになっている。
このブレード形ヒューズ52は、一対のオス端子52a、52a間に掛けられる溶断部(不図示)を両側から絶縁ハウジング52bで覆ったものである(例えば特許文献1参照)。
最近ではこのブレード形ヒューズ52は、電気回路の高集積化に伴い、ますます小型化しつつある。
そして、ヒューズ52をヒューズボックス51から引き抜く際は、先端部60aが連結部60bを支点にして開閉するヒューズ着脱用クリップ60の係止爪60cでヒューズ52のハウジング52b部分を両側から挟持して引き抜いていた。
一方、ヒューズ52をヒューズボックス51に差し込む際は、クリップ60の横桟状突起60d部分を、ヒューズ52のハウジング52bの頭部に押し付け、ヒューズ52のオス端子52aをヒューズボックス51内のメス端子に押し込んでいた(例えば特許文献2参照)。
ヒューズボックス51に対してブレード形ヒューズ52を抜き差しする手段は、自動機等の機械的方法による場合も勿論あるが、手作業で行う場合は、図の如くヒューズ52のハウジング52b部分をヒューズ着脱用クリップ60で挟持して行なっていたのである。
しかしながら、通常、ヒューズ52のハウジング52b部分は、例えば合成樹脂などの絶縁材料で構成されているとともに、金属製のオス端子52a、52aに対して、結合力が弱い凹凸構造等の係合手段(不図示)で固定されている。
したがって、仮にヒューズボックス51内部でのメス端子とオス端子52a間の保持力が強いと、ヒューズボックス51からヒューズ52を引き抜く際にその引き抜き力により、ハウジング52b側の係合部分が剪断されてしまい、ヒューズの着脱作業がスムーズにできないという問題があった。この問題は、上述したヒューズ52の小型化により、より一層顕在化している。
したがって、ヒューズ52をヒューズボックス51に対してスムーズに着脱するには、ハウジング52bのオス端子52a、52aに対する結合手段をより強固なものにしなければならないが、ハウジング52bとオス端子52a、52aの材質を主として合成樹脂と金属で構成している制約上、強固な結合構造は困難である。
特開2003−317605号公報(図1) 特開平11−273542号公報(図1)
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ヒューズエレメントとハウジング間の保持力が、ヒューズ側オス端子の相手側メス端子からの抜き力ほど強く固定されていなくても、ヒューズをヒューズボックスに対して確実に抜き差し可能なブレード形ヒューズ及びそのヒューズ着脱用クリップを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係るブレード形ヒューズは、一対の平行な板状導電端子と該板状導電端子間に掛けられる溶断部を備えたヒューズエレメントと、前記溶断部を両側から覆う電気絶縁材料製のハウジングとで構成され、前記ヒューズエレメントが、電気絶縁材料から成るヒューズ着脱用クリップの係合部で係止されて相手側端子から抜き差し可能なブレード形ヒューズであって、前記ヒューズエレメントの板状導電端子の一部が、前記ハウジングから露出しているとともに、該露出している板状導電端子に、該板状導電端子を前記ヒューズ着脱用クリップの係合部で係止されて前記相手側端子から抜き差しするための係止部が設けられていることを特徴とする。
ここで、上記ヒューズ着脱用クリップが「電気絶縁材料から成る」とは、一対の板状導電端子間に短絡が生じるのを防止する必要があるため、クリップ材質を電気絶縁材料で構成することを意味するが、必ずしもクリップの全てを電気絶縁材料で構成する必要はなく、クリップの少なくとも板状導電端子との接触部を電気絶縁材質で構成することを意味する。
また、「ヒューズ着脱用クリップの係合部」とは、ブレード形ヒューズを抜き差しするために板状導電端子と接触する部分を言い、その具体的形態としては、係合爪(後述の実施形態1、2参照)、係合孔(後述の実施形態3参照)その他の板状導電端子を引っ掛け可能な形状が含まれる。
ブレード形ヒューズ板状導電端子の「係止部」は、ヒューズ着脱用クリップの上記係合爪が係止可能なものであれば、その配設位置は、板状導電端子の表面、側面を問わない。その形状についても同様である。
また、相手側端子からのヒューズの板状導電端子の抜き差しは、ヒューズ着脱用クリップの係合爪のみで十分可能であるが、これに例えば図3で後述する第1実施形態の「横桟状突起24」等の他の手段を併用しても良い。
この発明のブレード形ヒューズによれば、ヒューズエレメントの板状導電端子に形成された係止部に、ヒューズ着脱用クリップの係合爪を直接、係合させて抜き差しするので、ヒューズエレメントとハウジング間の保持力が、ヒューズ側オス端子の相手側メス端子からの抜き力ほど強く固定されていなくても、確実にヒューズをヒューズボックスに対して抜き差しすることができる。
板状導電端子の「係止部」は、ハウジングを跨いで板状導電端子の両側に位置するオス端子上部に、例えば貫通孔、凹部、凸部等からなる形状として設けても良い。
なお、ここで言う「両側」とは、ハウジングを跨いで位置する全ての部分をいい、板状導電端子の表面のみならず、側面も含む。
この発明によれば、ハウジングを跨いで板状導電端子の係止部をヒューズ着脱用クリップの係合爪で挟持できることになるので、ヒューズに対するクリップのより一層確実な挟持が可能になる。したがって、メス端子からのヒューズの抜き差しも確実なものになる。
板状導電端子の「係止部」は、板状導電端子の上端から上下方向長さの3分の1までの範囲内に設けるのが好ましい。このような位置に係止部を設けると、係止部が板状導電端子の比較的上方に位置するので、クリップによる挟持が容易になるからである。
次に、上記課題を達成するため、本発明に係るヒューズ着脱用クリップは、一対の平行な板状導電端子と該板状導電端子間に掛けられる溶断部を備えたヒューズエレメントと、前記溶断部を両側から覆う電気絶縁材料製のハウジングとで構成されるブレード形ヒューズを、相手側端子から抜き差しするためのヒューズ着脱用クリップであって、電気絶縁材料から成り、互いに平行な一対の板状脚と、該板状脚を開閉させるために可撓性を有するとともに、前記板状脚の上部を互いに連結する連結部とで構成され、前記一対のそれぞれの板状脚の下端部に、前記ブレード形ヒューズの板状導電端子に形成された係止部に係止するための係合部を形成したことを特徴とする。
この発明のヒューズ着脱用クリップによれば、ヒューズの板状導電端子の係止部を、互いに平行な一対の板状脚の下端に設けられた係合爪で、ヒューズの板状導電端子の係止部をその両側から直接、挟持して抜き差しするので、ヒューズエレメントとハウジング間が強く固定されていなくても、確実にヒューズをヒューズボックスに対して抜き差しすることができる。
クリップは、電気絶縁材料から成るので、ヒューズの相手側端子からの抜き差し時に板状導電端子間に短絡が生じることもない。
また、クリップの係合爪の位置は、ヒューズの係止部の配設位置に対応して、例えば板状脚の内面であって板状脚の幅方向の両側又は幅方向の中央部に設けられている係合爪、又は板状脚の幅方向の中央部に設けられている係合孔とすることができる。
このようにヒューズの係止部が板状導電端子の表面以外の側面にあっても、クリップは対応可能であり、確実にヒューズをヒューズボックスに対して抜き差しすることができる。
以上に説明したように、本発明のブレード形ヒューズ及びそのヒューズ着脱用クリップによれば、ヒューズエレメントとハウジング間の保持力が、ヒューズ側オス端子の相手側メス端子からの抜き力ほど強く固定されていなくても、確実にヒューズをヒューズボックスに対して抜き差しすることができる。
本発明の第1実施形態に係るブレード形ヒューズの全体図で、このうち図1(a)は全体斜視図、図1(b)は図1(a)のブレード形ヒューズの分解斜視図である。 図1のブレード形ヒューズに設けられている係止部の他例で、このうち図2(a)は係止部がローレット目タイプの部分正面図、図2(b)は図2(a)の係止部のA−A断面図、図2(c)は係止部が凹部タイプの部分正面図、図2(d)は図2(a)の係止部のB−B断面図である。 図1のブレード形ヒューズの着脱用クリップの全体図で、このうち図3(a)はその平面図、図3(b)は正面図、図3(c)は右側面図、図3(d)は係合爪部分の他例の側面図である。 図1のブレード形ヒューズ及び図3のヒューズ着脱用クリップの使用図で、このうち図4(a)は挟持前の状態を示す斜視図、図4(b)は挟持後の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るブレード形ヒューズと、そのヒューズ着脱用クリップの全体図で、このうち図5(a)はブレード形ヒューズの全体斜視図、図5(b)はヒューズ着脱用クリップの使用図である。 本発明の第3実施形態に係るヒューズ着脱用クリップで、本発明の第2実施形態に係るブレード形ヒューズを摘まみ上げようとしている状態を示す斜視図である。 従来のヒューズを従来のヒューズ着脱用クリップで抜き差ししている状態を示す全体斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
実施形態1
図1は、本発明の第1実施形態に係るブレード形ヒューズ10の全体図で、このうち図1(a)は全体斜視図、図1(b)は図1(a)のブレード形ヒューズ10の分解斜視図である。
図1(a)において、本発明のブレード形ヒューズ10は、金属製のヒューズエレメント1と、ヒューズエレメント1の一部分を両側から覆う電気絶縁材料製のハウジング2とで構成されている。
ヒューズエレメント1は、図1(b)に示すように、一対の板状導電端子1a、1bと、その中間部間に掛けられる溶断部1cとで構成されている。
板状導電端子1a、1bは、例えば銅等の導電材質からなる薄い平板状金属を縦長のブレード形に形成し、隙間3を介して平行に配置したものである。
それぞれの板状導電端子1a、1bの相対向する側には、ハウジング2との固定手段として、上部延設部1dと、下部延設部1eとが形成されている。このうち、下部延設部1eには、さらに孔1fが形成されている。
板状導電端子1a、1bの外側部分がこのヒューズ10のオス端子4(幅W)であり、その上部には、図3で後述するヒューズ着脱用クリップ20で挟持して抜き差しするための係止部5である貫通孔5Aが穿設されている。
貫通孔5Aの形状は、図では四角形であるが、円形等その他の形状であっても良い。
貫通孔5Aの中心位置(H)は、板状導電端子1a、1bの上端から上下方向長さの3分の1までの範囲内にあるように設けるのが好ましい。貫通孔5Aがこの位置にあると、ヒューズ10を相手端子に装着する場合に貫通孔5Aが板状導電端子1a、1bの上方に位置することとなるので、図3で後述するヒューズ着脱用クリップ20の係合爪21で直ちに貫通孔5Aに係止することができるからである。
一方、ハウジング2は、溶断部1cをその両面から覆う二分割タイプのもので、左側ハウジング2aと右側ハウジング2bとから成り、その横幅は、板状導電端子1a、1bの貫通孔5Aをオス端子4として露出させる寸法になっている。
左側ハウジング2aは、その上部の対向面側が凸部2hに形成され、右側ハウジング2bは、左側ハウジング2aの凸部2hが嵌合可能な凹部2iに形成されている。
また、右側ハウジング2bの上記ヒューズエレメント1との接合面には、ヒューズエレメント1の上部延設部1d間の隙間に嵌合するために下方に延びる突起2cと、下部延設部1e間の隙間3及び孔1fに嵌合するために突出した2種類の突起2dとが形成されている。
そして、右側ハウジング2bと左側ハウジング2aの組み立てに際しては、これら右側ハウジング2b側の各種突起2c、2dをヒューズエレメント1の上部延設部1dと下部延設部1eのそれぞれの隙間に嵌合することで、ヒューズエレメント1とハウジング2間の位置決めができ、右側ハウジング2bの凹部2iに左側ハウジング2aの凸部2hを嵌合して一体に固定することで、図1(a)に記載の本発明のブレード形ヒューズ10が得られる。
このように本発明ではヒューズエレメント1は、ハウジング2との係合手段として、上部延設部1d、下部延設部1e、突起2c、2dを設けているが、勿論他の係合手段であっても良い。ハウジング2についても同様であり、本実施形態では二分割タイプのものとしているが、一体型タイプのものであっても勿論良い。
要は、ハウジング2により、それぞれの板状導電端子1a、1bの外側にオス端子4が露出した状態で溶断部1cが電気絶縁的に覆われていれば良い。
図2は、図1のブレード形ヒューズ10の係止部5の他例で、このうち図2(a)は係止部5がローレット目タイプの部分正面図、図2(b)は図2(a)の係止部5のA−A断面図、図2(c)は係止部5が凹部タイプの部分正面図、図2(d)は図2(a)の係止部5のB−B断面図である。
このように板状導電端子1の外側に形成される係止部5は、図2(a)及び図2(b)に示すように、板状導電端子1の表面に断面が三角形のローレット目5Bを刻印等の適当な手段で形成したり、図2(c)及び図2(d)に示すように、凹部5Cを同様の手段で形成してもよい。これらローレット目5B、凹部5Cを設ける位置についても前述の貫通孔5Aの場合と同様である。
また、図示は省略するが、ヒューズエレメント1の相手側端子への抜き差し上、オス端子4に支障がない位置であれば係止部5を凸部に形成しても良い。
次に、図3は、図1のブレード形ヒューズ10を相手側端子から抜き差しするために対になって使用される本発明に係るヒューズ着脱用クリップ20の一例である。
このうち図3(a)はその平面図、図3(b)は正面図、図3(c)は右側面図、図3(d)は係合爪21の他例の側面図である。
図3(c)に示すように、本発明に係るヒューズ着脱用クリップ20は、全体が例えば合成樹脂等の電気絶縁性材料から成るピンセット状をしており、互いに平行な2本の縦長の板状脚22の上方が可撓性を有する連結部23によって連結され、これにより下端部が開閉できるようになっている。
なお、図のクリップ20は、図の如く静止状態で板状脚22の上下部に隙間を有しているが、図の連結部23にばね(不図示)を装着することにより、その付勢力によって常時、下端部が閉じるようにしても良い。
それぞれの板状脚22は、使用者が前述した板状導電端子1a、1bの貫通孔5Aに係止し易くするために、板状導電端子1a、1bの全幅と同程度の広幅に形成されている。
また、それぞれの板状脚22の下端部の内面であって、その両側には、前述したヒューズ10の貫通孔5Aに係止可能な内径を有する係合爪21が形成され、また、この係止爪21の上方には、ブレード形ヒューズ10の頭部に当接してヒューズ10全体を相手側端子に押し込むための横桟状突起24が対向して全幅に渡って形成されている。
図3(c)に示す係合爪21は、先端部が平面に形成されているが、図3(d)に示すように、先端部が鋭利な係合爪21Aにしても良い。
一方、それぞれの板状脚22の上部の外面には、複数の滑り止め突起25が形成されている。
図4は、図1のヒューズ10と図3のクリップ20の使用図で、このうち図4(a)は挟持前の状態を示す斜視図、図4(b)は挟持後の状態を示す斜視図である。これらの図が示すように、本発明のヒューズ10は、特に限定するものではないが、その外径寸法が約5mm四方と小さいものである。
ヒューズ10をクリップ20で把持する場合は、クリップ20の上部を指で摘まむことにより板状脚22先端部の係合爪21の間隔を広げ、板状脚22の係合爪21を板状導電端子1a、1bの貫通孔5Aに係止する。
次に、図4(b)に示すように、板状脚22の連結部23よりも下方位置を指で摘まむことにより、係合爪21を貫通孔5A内にしっかりと差し込み、相手側端子からヒューズ10を引き抜く場合はヒューズ10の貫通孔5Aをクリップ20の係合爪21で挟持した状態で引き抜く。
一方、図示は省略するが、ヒューズ10を相手側端子に装着する場合は、板状導電端子1a、1bの貫通孔5Aを係合爪21で挟持した状態で、係合爪21の上方に位置する横桟状突起24の下面をヒューズ10の頭部に当接させてオス端子4を相手側端子に押し込むのである。
したがって、本発明のブレード形ヒューズ10によれば、図7で説明した従来技術のヒューズ52と異なり、ヒューズ10の板状導電端子1a、1bに形成された貫通孔5Aを直接、ヒューズ着脱用クリップ20の係合爪21で挟持して抜き差しするので、ヒューズ10の小型化等の理由によりヒューズエレメント1とハウジング2間の保持力が、ヒューズ10側オス端子の相手側メス端子からの抜き力ほど強く固定されていなくても、確実にヒューズ10をヒューズボックス51に対して抜き差しすることができる。
実施形態2
次に、図5(a)は、本発明の第2実施形態に係るブレード形ヒューズ10Aの全体斜視図、図5(b)はブレード形ヒューズ10Aを、本発明の第2実施形態に係るヒューズ着脱用クリップ20Aで摘まみ上げようとしている状態を示す斜視図である。
本第2実施形態に係るヒューズ10Aとクリップ20Aとが、前述した第1実施形態のものと異なる点は、板状導電端子1a、1bの係止部の位置を板状導電端子1a、1bの表面ではなく、板状導電端子1a、1bの側面1dに設けるとともに、これに対応してヒューズ着脱用クリップ20の係合爪21の位置を変更した点にある。
すなわち、本第2実施形態のものは、ブレード形ヒューズ10Aの係止部5Dは板状導電端子1a、1b側面に設けた切欠き2gとなっており、これに伴い、図5(b)に示すようにヒューズ着脱用クリップ20Aの係合爪21Bも板状脚22の下端部の内面の中央部に設けたものである。
この本第2実施形態のヒューズ10Aをクリップ20Aで挟持する場合は、図の如く、クリップ20Aを第1実施形態の場合よりも90度回動させ、その係合爪21Bをヒューズ10Aの切欠き2gに係合させて上記と同様手順にて、ヒューズ10Aの抜き差しを行なうのである。
したがって、本第2実施形態のヒューズ10Aとクリップ20Aについても、前述した第1実施形態のヒューズ10とクリップ20の作用効果を何ら遜色なく発揮することができる。
このように、本発明のヒューズ10の係止部5は、その配設位置についてはヒューズ10の板状導電端子1a、1bの表面又は側面のいずれにあっても良く、その形状についてもクリップ20、20Aの係合爪21〜21Bが係止できればその如何を問うものではない。
実施形態3
次に、図6は、本発明の第3実施形態に係るヒューズ着脱用クリップ20Bで、前述したブレード形ヒューズ10Aを摘まみ上げようとしている状態を示している斜視図である。
本第3実施形態に係るクリップ20Bが前述した第2、第3実施形態のクリップ20、20Aと異なる点は、係合部が係合爪21〜21Bではなく、図6に示すように係合孔21Cであり、この係合孔21Cをヒューズ10Aの板状導電端子1a、1bに形成された凸部2i(5E)に引っ掛けている点にある。
このように、本発明のヒューズ着脱用クリップの係合部は、その形状の如何を問うものではなく、ヒューズの板状導電端子に係合可能なものであれば、前述した係合爪21〜21B、係合孔21C他、種々の形態のものにすることができる。
以上に説明した実施形態1〜3はほんの一例であって、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、これらに限定されることなく他の変形及び組み合わせが可能であり、これらの変形例及び組み合わせも本発明の範囲に含むものである。
本発明のブレード形ヒューズ及びそのヒューズ着脱用クリップは、上述した自動車産業用途のみならず、ヒューズの小型化が要請される分野であれば、例えば電化製品分野等のあらゆる分野に適用可能である。
1 ヒューズエレメント
1a、1b 板状導電端子
2 ハウジング
3 隙間
4 オス端子
5〜5E 係止部
10、10A ブレード形ヒューズ(本発明)
20〜20B ヒューズ着脱用クリップ(本発明)
21〜21C 係合爪(係合部)
22 板状脚
23 連結部

Claims (5)

  1. 一対の平行な板状導電端子と該板状導電端子間に掛けられる溶断部を備えたヒューズエレメントと、前記溶断部を両側から覆う電気絶縁材料製のハウジングとで構成され、前記ヒューズエレメントが、電気絶縁材料から成るヒューズ着脱用クリップの係合部で係止されて相手側端子から抜き差し可能なブレード形ヒューズであって、
    前記ヒューズエレメントの板状導電端子の一部が、前記ハウジングから露出しているとともに、
    該露出している板状導電端子に、該板状導電端子を前記ヒューズ着脱用クリップの係合部で係止されて前記相手側端子から抜き差しするための係止部が設けられていることを特徴とするブレード形ヒューズ。
  2. 板状導電端子の係止部は、ハウジングを跨いで板状導電端子の両側に位置する貫通孔、凹部又は凸部であることを特徴とする請求項1記載のブレード形ヒューズ。
  3. 板状導電端子の係止部は、板状導電端子の上端から上下方向長さの3分の1までの範囲内に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブレード形ヒューズ。
  4. 一対の平行な板状導電端子と該板状導電端子間に掛けられる溶断部を備えたヒューズエレメントと、前記溶断部を両側から覆う電気絶縁材料製のハウジングとで構成されるブレード形ヒューズを、相手側端子から抜き差しするためのヒューズ着脱用クリップであって、
    電気絶縁材料から成り、互いに平行な一対の板状脚と、該板状脚を開閉させるために可撓性を有するとともに、前記板状脚の上部を互いに連結する連結部とで構成され、
    前記一対のそれぞれの板状脚の下端部に、
    前記ブレード形ヒューズの板状導電端子に形成された係止部に係止するための係合部を形成したことを特徴とするヒューズ着脱用クリップ。
  5. ヒューズ着脱用クリップの係合部は、板状脚の内面であって板状脚の幅方向の両側又は幅方向の中央部に設けられている係合爪、又は板状脚の幅方向の中央部に設けられている係合孔であることを特徴とする請求項4記載のヒューズ着脱用クリップ。
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